JPH06210709A - ブロー成形方法およびブロー成形装置 - Google Patents

ブロー成形方法およびブロー成形装置

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JPH06210709A
JPH06210709A JP848093A JP848093A JPH06210709A JP H06210709 A JPH06210709 A JP H06210709A JP 848093 A JP848093 A JP 848093A JP 848093 A JP848093 A JP 848093A JP H06210709 A JPH06210709 A JP H06210709A
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和之 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 三次元的に屈曲した中空成形品の肉厚を均一
にブロー成形する。 【構成】 金型11,12のキャビティ17内部にキャビティ
面22a ,23a を形成した可動駒22,23を進退可能に設け
る。可動駒22,23を後退し、型締めした金型11,12の三
次元的に曲折したキャビティ17内部にパリソンPを導入
する。このパリソンPの端部をパリソン導入口18および
パリソン導出口19で喰切り切断する。ついで、可動駒2
2,23を前進してキャビティ17内部のパリソンPを中空
楕円状に変形する。続いて、パリソンP内部に空気を噴
射してブロー成形し、パリソンPをキャビティ面22a ,
23a に密着して所定の形状に成形する。 【効果】 十分な径寸法のパリソンPをキャビティ17に
容易に導入できる。パリソンPの肉厚を均一に保ち所定
以上の肉厚を確保しつつ所定の形状にブロー形成でき
る。パリソンPのバリが少なくパーティング仕上げなど
の二次加工を削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のスポイラーな
どの三次元中空成形品を成形するブロー成形方法および
ブロー成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開昭57−12851
7号公報に記載されたブロー成形方法が知られている。
このブロー成形方法は、略くの字状に屈曲した略円筒状
をなす中空成形品を成形するもので、略くの字状に屈曲
した略円柱状をなすキャビティを構成する一対の金型に
は、このキャビティの上下の端部を外部に連通する開口
部が形成されている。そして、キャビティの上側の開口
部の上方には、円筒状のパリソンを押し出して降下させ
るダイが設けられ、下側の開口部には、上記のパリソン
を吸引して誘導する吸引装置が接続されるようになって
いる。
【0003】そして、成形品を成形する際には、まず、
あらかじめ金型を型締めしてキャビティを構成した状態
で、上側の開口部からこのキャビティ内部にパリソンを
導入する。また、下側の開口部に吸引装置を接続して吸
引し、キャビティ内部に導入したパリソンがキャビティ
内部を挿通した状態とする。
【0004】ついで、キャビティの下側の開口部を他の
金型により閉塞した状態で、パリソン内部に空気を吹き
込むことにより、このパリソンを金型のキャビティ面に
密着させ、ダクトなど所定の形状の成形品を成形するよ
うになっている。
【0005】このように、あらかじめ型締めした金型の
キャビティ内部にパリソンを導入する、いわゆる真空導
入方式を利用することにより、パリソンが金型に喰切ら
れる箇所などに発生するバリを減少させ、成形品の仕上
げ作業を容易にすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、キャビティ内部に導入できるパリソンの
外径寸法は、金型のキャビティにおける内径寸法が最小
となる部分の寸法に制限されるため、金型のキャビティ
が円柱状以外の形状の場合や、キャビティ内部に向かっ
て突出したキャビティ面がある場合には、パリソン内部
に空気などの流体を吹き込んだ際に、このパリソンが不
均一に引き伸ばされ、成形品の肉厚が不均一になりやす
いとの問題を有している。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、三次元中空成形品を肉厚を均一に成形できるブロ
ー成形方法およびブロー成形装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のブロー成
形方法は、パリソン導入口およびパリソン導出口を有し
三次元的に曲折したキャビティを構成する対をなす金型
と、この金型のキャビティ内部に進退可能に設けられ、
かつ、成形品の外形の少なくとも一部を形成するキャビ
ティ面を有した可動駒とを用い、前記可動駒を後退さ
せ、かつ、前記金型を型締めして前記キャビティを構成
した状態で、前記パリソン導入口から前記キャビティ内
部にパリソンを導入してパリソン導出口まで挿通させる
工程と、前記キャビティに導入された前記パリソンの端
部を前記パリソン導入口および前記パリソン導出口近傍
で喰切り切断する工程と、前記可動駒を前進させて前記
パリソンを押圧して中空楕円状に変形させる工程と、前
記パリソン内に流体を噴射して前記パリソンをブロー成
形する工程とを備えたものである。
【0009】請求項2記載のブロー成形装置は、パリソ
ン導入口およびパリソン導出口を有し三次元的に曲折し
たキャビティを構成する対をなす開閉可能な金型コア
と、これらの金型コアにそれぞれキャビティ内部に向っ
て進退可能に設けられ、成形品の外形の少なくとも一部
を形成するキャビティ面を有した可動駒と、前記パリソ
ン導入口から前記キャビティ内部に導入されたパリソン
を誘導して前記パリソン導出口から導出させる誘導手段
と、前記金型コアのキャビティ内部に導入されたパリソ
ンの両端部を前記パリソン導入口および前記パリソン導
出口近傍で切断するピンチ部と、前記パリソン内部に流
体を噴射するブロー成形手段とを具備したものである。
【0010】
【作用】請求項1記載のブロー成形方法では、まず、可
動駒を後退させ、かつ、金型を型締めしてキャビティを
構成した状態で、パリソン導入口からキャビティ内部に
パリソンを導入してパリソン導出口まで挿通させる。そ
して、この状態で、キャビティに導入されたパリソンの
端部をパリソン導入口および前記パリソン導出口近傍で
切断する。さらに、この状態で、可動駒を前進させてキ
ャビティ内部のパリソンを押圧して中空楕円状に変形す
る。ついで、パリソン内部に流体を噴射してブロー成形
し、パリソンをキャビティ面に密着する。
【0011】請求項2記載のブロー成形装置では、キャ
ビティ面を有した可動駒を後退させた状態で金型コアを
型締めすることにより、パリソン導入口およびパリソン
導出口を有したキャビティが構成される。そして、この
キャビティにパリソン導入口からパリソンが導入され
る。キャビティ内部に導入されたパリソンは、誘導手段
により誘導され、パリソン導出口から導出される。キャ
ビティを挿通したパリソンの両端部は、ピンチ部により
パリソン導入口およびパリソン導出口近傍で切断され
る。この状態で、可動駒を前進させることにより、パリ
ソンが押圧され中空楕円状に変形する。この状態で、ブ
ロー成形手段によりパリソン内部に流体を噴射すること
により、パリソンがキャビティ面に密着して所定の形状
に形成される。
【0012】
【実施例】以下、本発明のブロー成形方法およびブロー
成形装置の一実施例の構成を図面を参照して説明する。
【0013】図6において、1は成形品としてのスポイ
ラーで、このスポイラー1は、自動車2の後部のトラン
ク上に取付けられている。そして、このスポイラー1
は、中空状にブロー成形され、中間部3が上方および後
方に向って三次元的に彎曲した断面略楕円状の偏平な円
筒状をなし、両端部近傍に下面が略平面状をなす取付部
4,4が形成されている。
【0014】また、図1ないし図5において、10はブロ
ー成形装置で、このブロー成形装置10は、開閉自在に設
けられた両側一対の金型11,12を有し、これらの金型1
1,12の上方に略円筒状のパリソンPを押し出し降下さ
せるダイ13が設けられているとともに、これらの金型1
1,12の下方に誘導装置としての吸引装置14が設けられ
ている。
【0015】そして、各金型11,12は、それぞれ相対向
する型合せ面に凹設部15a ,16a を形成した金型コア1
5,16を有し、これらの金型コア15,16を密着して型締
めした状態で、凹設部15a ,16a 間にキャビティ17が形
成されるとともに、このキャビティ17の上下を開口した
パリソン導入口18およびパリソン導出口19が形成される
ようになっている。
【0016】また、図5に示すように、一側の金型コア
15の型合せ面の四隅には、位置決め孔20が形成されてい
るとともに、他側の金型コア16の型合せ面の四隅には、
これらの位置決め孔20に嵌入される位置決め突部21が設
けられている。
【0017】さらに、図1ないし図5に示すように、各
金型コア15,16の凹設部15a ,16aには、それぞれ可動
駒22,23が摺動自在に嵌合されている。そして、一側の
可動駒22には、スポイラー1の下面側を形成するキャビ
ティ面22a が曲面状に突設され、内部にブロー成形手段
としてのブローピン24,24が進退自在に備えられている
とともに、他側の可動駒23には、スポイラー1の上面側
を形成するキャビティ面23a が曲面状に凹設されてい
る。そして、これらの可動駒22,23は、それぞれ金型コ
ア15,16に設けられた駆動手段となるシリンダ26,27に
より駆動され、パリソンPの導入を容易にする後退位置
から、ブロー成形を行う際の前進位置まで、前後に進退
するようになっている。
【0018】なお、各ブローピン24は、尖鋭な先端部を
有したブロー管24a を有し、このブロー管24a をキャビ
ティ17内部に導入されたパリソンP内部に差し込んだ状
態で、このパリソンP内部に空気などの流体を噴射する
ようになっている。
【0019】また、金型コア15,16の上下には、それぞ
れ可動駒22,23の進退方向を長手方向とする嵌合溝31が
設けられ、これらの嵌合溝31にそれぞれピンチ部を構成
するクランプ駒32が摺動自在に嵌合されている。各クラ
ンプ駒32は、それぞれ一面を可動駒22,23の上下の端部
に摺接する状態で、それぞれ駆動手段となるシリンダ34
により駆動され、パリソンPをキャビティ17内部に導入
する際の後退位置から、パリソン導入口18およびパリソ
ン導出口19を閉塞する前進位置まで、前後に進退するよ
うになっている。
【0020】さらに、各クランプ駒32の相対向する内側
面からは、可動駒22,23の端部に沿って、それぞれ対を
なす喰切部33が突設されており、各クランプ駒32を前進
させた状態で、パリソン導入口18およびパリソン導出口
19を挿通するパリソンPを容易に喰切りつつ密着できる
ようになっている。
【0021】なお、各金型コア15,16の外側には、それ
ぞれ背板45,46が取付けられており、これらの背板45,
46に、各シリンダ26,27,34が取付けられている。ま
た、各金型11,12の下端部には、それぞれ吸引装置接続
板47,48が取付けられており、金型11,12同士を型締め
した状態で、これらの吸引装置接続板47,48間に、パリ
ソン導出口19に連通する接続口51が形成されるようにな
っている。
【0022】また、可動駒22,23のキャビティ面22a ,
23a の端縁に位置する見切り部22b,23b は、いわゆる
パーティングラインにおけるバリの発生を防止できるよ
うに鋭角状に形成することが望ましいが、可動駒22,23
を前進させて互いに当接させた際に見切り部22b ,23b
が破損することがないように、若干の平面状の当接面が
形成されている。
【0023】次に、本実施例のブロー成形装置10を用い
た成形品としてのスポイラー1の製造工程を図面を参照
して説明する。
【0024】まず、図1に示すように、各可動駒22,23
を後退させた状態で、金型11,12同士を型締めする。す
ると、各可動駒22,23のキャビティ面22a ,23a 間にキ
ャビティ17が構成され、このキャビティ17の上端にパリ
ソン導入口18が開口され、キャビティ17の下端にパリソ
ン導出口19が開口されるとともに、このパリソン導出口
19に連通する接続口51が形成される。そして、パリソン
導入口18の上部にダイ13を配設するとともに、パリソン
導出口19に連通する接続口51に吸引装置14を接続する。
【0025】そして、ダイ13から円筒状のパリソンPを
押し出し降下させ、パリソン導入口18からキャビティ17
内部にパリソンPを導入する。さらに、吸引装置14を作
動させて真空吸引してキャビティ17を流通する気流を発
生させ、このパリソンPを三次元的に屈曲したキャビテ
ィ17の内部を挿通させて、パリソンPの下端部がパリソ
ン導出口19から突出した状態とする。
【0026】ついで、図2に示すように、各シリンダ34
を駆動して各クランプ駒32を前進させ、相対向するクラ
ンプ駒32の喰切部33間で、パリソンPを喰切り、この状
態で、パリソンPは、端部の開口部が接合されて閉塞さ
れるとともに、キャビティ17内部で保持される。
【0027】続いて、図3に示すように、各シリンダ2
6,27を作動させ、各可動駒22,23を前進させる。する
と、キャビティ17内部のパリソンPは、これらの可動駒
22,23に挾持されて押圧され、ほぼ均一な肉厚を保ちつ
つ断面略中空楕円状に変形される。
【0028】そして、この状態で、ブローピン24を前進
させてブロー管24a をパリソンP内部に差し込み、この
ブロー管24a からパリソンP内部に空気などの流体を噴
射(ブローアップ)する。すると、パリソンPが膨出し
てキャビティ面22a ,23a に密着し、ほぼ均一な肉厚を
保ちつつ所定の形状に形成される。
【0029】ついで、パリソンPが固化した状態で、図
4に示すように、各可動駒22,23を後退させつつ金型1
1,12を型開きし、キャビティ17内部のパリソンPを取
出す。そして、このパリソンPの端部などに形成された
バリなどを除去する仕上げ加工を行うことにより、図6
に示す成形品としてのスポイラー1が形成される。
【0030】そして、本実施例の成形装置および成形方
法によれば、それぞれキャビティ面22a ,23a を有した
可動駒22,23を後退させた状態で、型締めした金型11,
12の三次元的に曲折したキャビティ17内部に、十分な径
寸法および肉厚を有するパリソンPを容易に導入するこ
とができる。
【0031】また、ブロー成形を行う前に、可動駒22,
23を前進させてキャビティ17内部のパリソンPを押圧し
て中空楕円状に変形させることにより、パリソンPの肉
厚をほぼ均一に保ちつつ一次的な成形を行うことがで
き、さらに、この状態でパリソンP内部に空気を噴射し
てブロー成形を行うことにより、パリソンPの肉厚をほ
ぼ均一に保ち、かつ、所定以上の肉厚を確保しつつ、こ
のパリソンPをキャビティ面22a ,23a に密着させて所
定の形状に形成することができる。
【0032】すなわち、本実施例の断面が偏平な楕円状
をなす円筒状のスポイラー1のように、成形品の形状が
円筒形以外の場合や、キャビティ17内側に向かう突部が
形成されている場合には、円筒状をなすパリソンPの導
入が困難で、外径寸法が小さく肉厚の薄いパリソンPし
か挿通させることができないため、このパリソンP内部
に流体を噴射して膨脹させると、このパリソンPが部分
的に大きく引き伸ばされて肉厚が薄くなるとの問題を有
しているが、本実施例によれば、十分な外径寸法および
肉厚を有するパリソンPを容易に導入できるとともに、
このパリソンPの肉厚をほぼ均一に保ち、かつ、所定以
上の肉厚を確保しつつ所定の形状に形成することができ
る。
【0033】さらに、あらかじめ型締めした金型11,12
のキャビティ17内部にパリソンPを導入するため、パリ
ソンPのバリは、主として喰切り切断される上下の端部
にしか発生せず、パーティング仕上げなどの二次加工を
削減し、仕上げ加工を容易にして製造効率を向上するこ
とができる。
【0034】なお、本実施例では、成形品として断面略
円筒状をなすスポイラー1を成形したが、この他にも、
本発明の成形方法および製造装置は、三次元的に曲折し
たキャビティや突部を形成したキャビティなどが必要な
成形品の製造に適用することができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載のブロー成形方法によれ
ば、キャビティ面を有した可動駒を後退させた状態で、
型締めした金型の三次元的に曲折したキャビティ内部に
十分な径寸法を有するパリソンを容易に導入できる。そ
して、可動駒を前進させてキャビティ内部のパリソンを
押圧して中空楕円状に変形させることにより、パリソン
の肉厚をほぼ均一に保ちつつ一次的な成形を行うことが
できる。さらに、この状態でパリソン内部に流体を噴射
してブロー成形を行うことにより、パリソンの肉厚をほ
ぼ均一に保ちつつこのパリソンをキャビティ面に密着さ
せて所定の形状を得ることができる。また、あらかじめ
型締めした金型のキャビティ内部にパリソンを導入する
ため、バリなどの発生が抑制され、成形品の仕上げ加工
などを容易にすることができる。
【0036】請求項2記載のブロー成形装置によれば、
キャビティ面を有した可動駒を後退させた状態で、型締
めした金型コアの三次元的に曲折したキャビティ内部に
十分な径寸法を有するパリソンを容易に導入できる。そ
して、可動駒を前進させてキャビティ内部のパリソンを
押圧して中空楕円状に変形させることにより、パリソン
の肉厚をほぼ均一に保ちつつ一次的な成形を行うことが
できる。さらに、この状態でパリソン内部に流体を噴射
してブロー成形を行うことにより、パリソンの肉厚をほ
ぼ均一に保ちつつこのパリソンをキャビティ面に密着さ
せて所定の形状を得ることができる。また、あらかじめ
型締めした金型コアのキャビティ内部にパリソンを導入
するため、バリなどの発生が抑制され、成形品の仕上げ
加工などを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロー成形装置を用いたブロー成形方
法の一実施例を示す成形工程図である。(a)は縦断面
図。(b)は横断面図。
【図2】同上図1に続く成形工程図である。(a)は縦
断面図。(b)は横断面図。
【図3】同上図2に続く成形工程図である。(a)は縦
断面図。(b)は横断面図。
【図4】同上図3に続く成形工程図である。
【図5】同上ブロー成形装置の斜視図である。
【図6】同上成形品としてのスポイラーの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 成形品としてのスポイラー 10 ブロー成形装置 11,12 金型 14 誘導手段としての吸引装置 15,16 金型コア 17 キャビティ 18 パリソン導入口 19 パリソン導出口 22,23 可動駒 22a ,23a キャビティ面 24 ブロー成形手段としてのブローピン 32 ピンチ部を構成するクランプ駒 P パリソン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パリソン導入口およびパリソン導出口を
    有し三次元的に曲折したキャビティを構成する対をなす
    金型と、この金型のキャビティ内部に進退可能に設けら
    れ、かつ、成形品の外形の少なくとも一部を形成するキ
    ャビティ面を有した可動駒とを用い、 前記可動駒を後退させ、かつ、前記金型を型締めして前
    記キャビティを構成した状態で、前記パリソン導入口か
    ら前記キャビティ内部にパリソンを導入してパリソン導
    出口まで挿通させる工程と、 前記キャビティに導入された前記パリソンの端部を前記
    パリソン導入口および前記パリソン導出口近傍で喰切り
    切断する工程と、 前記可動駒を前進させて前記パリソンを押圧して中空楕
    円状に変形させる工程と、 前記パリソン内に流体を噴射して前記パリソンをブロー
    成形する工程とを備えたことを特徴とするブロー成形方
    法。
  2. 【請求項2】 パリソン導入口およびパリソン導出口を
    有し三次元的に曲折したキャビティを構成する対をなす
    開閉可能な金型コアと、 これらの金型コアにそれぞれキャビティ内部に向って進
    退可能に設けられ、成形品の外形の少なくとも一部を形
    成するキャビティ面を有した可動駒と、 前記パリソン導入口から前記キャビティ内部に導入され
    たパリソンを誘導して前記パリソン導出口から導出させ
    る誘導手段と、 前記金型コアのキャビティ内部に導入されたパリソンの
    両端部を前記パリソン導入口および前記パリソン導出口
    近傍で切断するピンチ部と、 前記パリソン内部に流体を噴射するブロー成形手段とを
    具備したことを特徴とするブロー成形装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005199705A (ja) * 2003-12-23 2005-07-28 St Soffiaggio Tecnica Srl 3次元押し出し管状体を製造する為の真空ブロー成形方法、該方法を実施する為の真空ブロー成形装置、及び該装置を備えた真空ブロー成形機
WO2005118255A1 (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Mitsui Chemicals, Inc. ブロー成形用金型装置、およびこのブロー成形用金型装置を使用した樹脂製中空体の製造方法、およびその製造方法で製造された樹脂製中空成形体

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