JPH06209925A - X線透視撮影装置 - Google Patents

X線透視撮影装置

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JPH06209925A
JPH06209925A JP4201256A JP20125692A JPH06209925A JP H06209925 A JPH06209925 A JP H06209925A JP 4201256 A JP4201256 A JP 4201256A JP 20125692 A JP20125692 A JP 20125692A JP H06209925 A JPH06209925 A JP H06209925A
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JP
Japan
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ray
unit
area
photosensitive
desired region
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Application number
JP4201256A
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English (en)
Inventor
Arata Komuro
新 小室
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Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】絞りあるいはマスクの操作性を向上させるとと
もに、X線フィルムを有効に利用することができるX線
透視撮影装置を提供する。 【構成】本発明のX線透視撮影装置は、X線TV手段2
3に表示されたX線透視像のうち、所望の領域を入力可
能な入力部31と、入力された所望の領域だけがX線感
光手段3に形成されるように、X線遮断手段24を駆動
制御するとともに、所望の領域がX線感光手段3上の所
定の位置に形成されるように、X線感光手段3を駆動制
御する演算部32とを有する制御手段15を備えたもの
である。演算部32は、X線遮断手段24の配置面での
所望の領域の投影サイズを算定し、X線遮断手段24の
開口サイズが投影サイズにほぼ一致するように、X線遮
断手段24を駆動可能に構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線透視撮影装置に係
り、特に、操作性を向上させたX線透視撮影装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】X線透視撮影装置は、胃等の様々な臓器
の医療診断に広く用いられている。
【0003】図4は、従来のX線透視撮影装置を概略的
に示したものである。
【0004】従来のX線透視撮影装置は、X線管1で被
検体、例えば被検者2にX線を曝射し、被検者2を透過
したX線でX線フィルム3を感光することにより、X線
透視像をX線フィルム3に形成するようになっている。
【0005】また、従来のX線透視撮影装置は、X線フ
ィルム3を側方に逃がした状態で、弱いX線を被検者2
に曝射し、X線透視像をイメージインテンシファイア4
で可視像に変換し、変換された可視像を光学系5を介し
て導き、導かれた可視像をTVカメラ6で映像信号に変
換し、この映像信号をモニター7に表示可能に構成する
一方、X線管1の近傍に設けた絞り8の開度を調整する
ことにより、被検者2への余分なX線曝射を防止すると
ともに、マスク9の開度を調整することにより、X線フ
ィルム3の露光不良を防止可能に構成してある。
【0006】このような構成により、X線透視像をモニ
ター7で見ながら絞り8あるいはマスク9を調整するこ
とにより、X線透視像をX線フィルム3に形成する前
に、被検者へのX線の曝射量、X線フィルムの露光状態
等のX線曝射条件を最適に設定することができる。
【0007】また、従来のX線透視撮影装置は、絞り8
を調整することにより、様々な大きさのX線フィルムを
使用することができるとともに、1枚のX線フィルムを
分割して使用することもできるようになっている。
【0008】つまり、X線透視像の感光領域が、例えば
図5(a) に示すようにX線フィルム3の大きさに比べて
小さい場合には、図5(b) に示すようにX線フィルム3
を2つの領域に分割し、各分割領域に別々の感光領域を
形成することができるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、絞り8
あるいはマスク9の操作は、モニター7の画像を見なが
ら手動で行わねばならず、非常に煩雑である。
【0010】さらに、上述の分割の仕方は、2分の1、
4分の1のように所定の値に制限されており、任意の分
割値を指定することはできない。
【0011】このため、分割して撮影したとしても、図
5(b) のように不感光領域が生じるのを避けることはで
きない。
【0012】したがって、X線透視像を作成するために
実際に有効に利用される面積は、X線フィルム3の全面
積に比べてかなり小さくなる。
【0013】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、絞りあるいはマスクの操作性を向上させると
ともに、X線フィルムを有効に利用することができるX
線透視撮影装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のX線透視撮影装置は請求項1に記載したよ
うに、X線曝射手段でX線を被検体に曝射し、曝射した
X線のうち、被検体を透過したX線でX線感光手段を感
光することにより、前記被検体のX線透視像を前記X線
感光手段に形成可能に構成する一方、X線TV手段でX
線透視像をみながらX線遮断手段を予め調整することに
より、前記X線感光手段をX線で感光する前に、X線曝
射条件を設定可能に構成したX線透視撮影装置におい
て、前記X線TV手段に表示されたX線透視像のうち、
所望の領域を入力可能な入力部と、入力された所望の領
域だけが前記X線感光手段に形成されるように、前記X
線遮断手段を駆動制御するとともに、前記所望の領域が
前記X線感光手段上の所定の位置に形成されるように、
前記X線感光手段を駆動制御する演算部とを有する制御
手段を備えたものである。
【0015】
【作用】X線TV手段に表示されたX線透視像のうち、
所望の領域を入力可能な入力部と、入力された所望の領
域だけがX線感光手段に形成されるように、X線遮断手
段を駆動制御するとともに、この所望の領域がX線感光
手段上の所定の位置に形成されるように、X線感光手段
を駆動制御する演算部とを有する制御手段を備えたこと
により、絞りあるいはマスクの操作性を向上させるとと
もに、X線フィルムを有効に利用することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明のX線透視撮影装置の第1の実
施例について、添付図面を参照して説明する。
【0017】なお、従来技術と実質的に同一の部品につ
いては同一の番号を付し、その説明を省略する。
【0018】図1は、第1の実施例に係るX線透視撮影
装置をブロック図で示したものである。
【0019】本実施例のX線透視撮影装置は、X線曝射
手段21としてのX線管1でX線を被検体、例えば被検
者2に曝射し、曝射したX線のうち、被検者2を透過し
たX線でX線感光手段22としてのX線フィルム3を感
光することにより、被検者2のX線透視像をX線フィル
ム3に形成可能に構成してある。
【0020】X線フィルム3は、様々なサイズ(例えば
10インチ×12インチ)のものを用いることができ
る。
【0021】また、本実施例のX線透視撮影装置は、X
線TV手段23でX線透視像をみながらX線遮断手段2
4を予め調整することにより、X線フィルム3をX線で
感光する前に、X線管1のX線曝射範囲、X線フィルム
3のX線感光範囲等のX線曝射条件を設定可能に構成し
てある。
【0022】X線遮断手段24は、X線曝射範囲を制限
する絞り8と、X線感光範囲を制限したり不要な部位か
らのX線をカットするマスク9とを備える。
【0023】一方、X線TV手段23は、透過X線をイ
メージインテンシファイア4で可視像に変換し、変換さ
れた可視像を光学系5を介してTVカメラ6で映像信号
に変換し、変換された映像信号を画像としてモニター7
に表示可能に構成してある。
【0024】本実施例のX線透視撮影装置はさらに、モ
ニター7に表示されたX線透視像のうち、所望の領域を
入力可能な入力部31と、入力された所望の領域だけが
X線フィルム3に形成されるように、絞り8およびマス
ク9を駆動制御し、上述の所望の領域がX線フィルム3
上の所定の位置に形成されるように、X線フィルム3を
駆動制御する演算部32とを有する制御手段25を備え
る。
【0025】入力部31は、モニター7に表示されたX
線透視像のうち、所望の領域を入力可能に構成してあ
る。
【0026】入力部31は、例えばマウス、ライトペン
等でモニター7の画面の左上と右下とを指定し、指定さ
れた2つの点を結ぶ直線を対角線とする矩形領域を所望
の領域とするように構成するのがよい。
【0027】演算部32は、上述の所望の領域だけがX
線フィルム3上に形成されるように、絞り8およびマス
ク9に駆動信号を送るように構成してある。
【0028】絞り8あるいはマスク9は、例えば直交す
る2方向に配置した2対の羽根で構成してあり、この2
対の羽根を独立に駆動制御することによって、さまざま
な矩形の開口を形成できるようになっている。
【0029】さらに、絞り8あるいはマスク9は、対向
する羽根を相互に独立に駆動可能に構成することによ
り、上述の所望の領域が例えばモニター7の画面の隅の
部分であっても、この所望の領域をX線フィルム3上に
形成できるようになっているのがよい。
【0030】また、演算部32は、X線管1、絞り8、
マスク9、X線フィルム3およびX線TV手段23の相
対距離データ等の投影サイズ算定用データを用いて、絞
り8およびマスク9の配置面での所望の領域の投影サイ
ズを算定し、絞り8およびマスク9の開口サイズが上述
の投影サイズにほぼ一致するように、絞り8およびマス
ク9を駆動可能に構成してある。
【0031】投影サイズ算定用データには、上述の相対
距離データの他、モニター7上で指定された所望の領域
の座標データや、X線TV手段23を構成するイメージ
インテンシファイア4のマグニファイデータ等が含まれ
る。
【0032】本実施例ではさらに、演算部32は、上述
の投影サイズ算定用データを用いて、X線フィルム3に
形成されるべき所望の領域の投影サイズを算定する一
方、制御手段25は、X線フィルム3の感光領域と未感
光領域とを管理する感光領域管理部34と、X線フィル
ム3に形成されるべき所望の領域の投影サイズをX線フ
ィルム3上に確保可能かどうかを判断する判断部33と
を備える。
【0033】判断部33は、上述の判断の際、所望の領
域の投影サイズを確保可能なスペースを上述の未感光領
域から探索し、このスペースが探索された場合は、探索
結果を演算部32を介してモニター7に表示するように
なっている。
【0034】モニター7に表示するにあたっては、例え
ば所望の領域を表す矩形の枠がモニター7に破線で示し
てある場合には、この破線を実線に変更して再表示する
ことによって、所望の領域を感光すべきスペースがX線
フィルム3上に確保可能であることがわかるようにする
のがよい。
【0035】判断部33は、さらに、所望の領域が上述
のスペースに形成されるようにX線フィルム3を駆動す
るように構成してある。
【0036】判断部33は、上述のスペースが探索され
なかった場合は、所望の領域の投影サイズよりも小さい
撮影可能範囲を演算部32を介してモニター7に表示す
るように構成してある。
【0037】モニター7に表示するにあたっては、例え
ば所望の領域を表す矩形の枠がモニター7に破線で示し
てある場合には、この破線とは別にあるいはこれを消去
して、上述の撮影可能範囲を示す枠をあらたに破線で表
示し、この破線領域で撮影してよいのであれば、これを
許可する旨の所定の操作を行った後、破線表示を実線表
示に変更するようにするのがよい。
【0038】また、感光領域管理部34にはメモリー
(図示せず)を設けてあり、このメモリーは、X線フィ
ルム3を例えば1mm2 を単位としてマッピングし、マッ
ピングした各位置に対応するアドレスに、各位置の感光
状態を割り付けるように構成してある。
【0039】すなわち、感光領域管理部34は、例えば
すでに感光された位置を1、未だ感光されていない位置
を0とすることにより、X線フィルム3全体の感光状態
を把握することができるようになっている。
【0040】第1の実施例のX線透視撮影装置を用い
て、被検者のX線透視およびX線撮影を行うには、ま
ず、X線フィルム3を、図1の実線で示す位置に逃がし
ておき、X線TV手段23で被検者2のX線透視を行
う。
【0041】すなわち、X線管1でX線を被検者2に向
けて曝射し、被検者2を透過したX線をX線TV手段2
3のイメージインテンシファイア4で可視像に変換す
る。
【0042】次いで、変換された可視像をTVカメラ6
で映像信号に変換し、この映像信号をモニター7に表示
する。
【0043】図2(a) は、モニター7に表示されたX線
透視像の例を示したものである。
【0044】ここで、X線撮影したい部位が胃の右下部
分である場合には、図2(a) に示すように、マウス、ラ
イトペン等の入力部31で点A,Bを指定する。
【0045】次いで、点A,Bを結ぶ直線を対角線とす
る矩形領域を、図2(b) に示すように破線で囲むことに
よりモニター7に表示するとともに、所望の領域を示す
モニター7上の座標データを演算部32に送る。
【0046】再び図1を参照して、演算部32は、この
座標データの他に、上述の相対距離データやイメージイ
ンテンシファイア4のマグニファイデータを用いて、絞
り8およびマスク9の配置面での所望の領域の投影サイ
ズを算定する。
【0047】すなわち、演算部32は、まず、モニター
7上での所望の領域の座標データとマグニファイデータ
とを用いて、イメージインテンシファイア4のX線入射
面上での所望の領域の投影サイズを算定し、算定したX
線入射面での所望の領域の投影サイズに、X線管1から
の距離の比率を乗ずることによって、絞り8およびマス
ク9の配置面での所望の領域の投影サイズを算定する。
【0048】例えば、イメージインテンシファイア4の
X線入射面での所望の領域の投影サイズをSとする。
【0049】また、図1に示すように、X線管1の曝射
中心とX線フィルム3との距離(SID)をL1 、X線
管1と絞り8との距離をL2 、絞り8とマスク9との距
離をL3 、マスク9とX線フィルム3との距離をL4
X線フィルム3とイメージインテンシファイア4のX線
入射面との距離をL5 とすると、絞り8、マスク9での
所望の領域の投影サイズSI 、SM は、それぞれ、
【数1】SI = (L2 /(L1 +L5 ))S
【数2】SM = (( L2 +L3 )/( L1 +L5 ))S となるので、絞り8、マスク9の開口サイズがSI 、S
M にほぼ一致するように、絞り8およびマスク9を駆動
してそれらの開度を調整する。
【0050】同様にして、演算部32は、X線フィルム
3に形成されるべき所望の領域の投影サイズSF を算定
する。上述の例だと、
【数3】SF = (L1 /(L1 +L5 ))S となる。
【0051】次に、判断部33は、X線フィルム3に形
成されるべき所望の領域の投影サイズSF をX線フィル
ム3に確保可能かどうかを判断する。
【0052】判断部33は、この判断の際、所望の領域
の投影サイズSF を確保可能なスペースを、感光領域管
理部34の未感光領域から探索する。
【0053】このスペースが探索された場合は、例え
ば、図2(b) に示した破線表示を図2(c) に示すような
実線表示に変更することによって、探索された事実を演
算部32を介してモニター7に表示するとともに、所望
の領域が探索スペースに形成されるようにX線フィルム
3を駆動する。
【0054】図3は、感光領域管理部34に設けたメモ
リーを示したものであり、X線フィルム3をマッピング
した各位置に対応するメモリーのアドレスに、各位置の
感光状態を割り付けた様子を示したものである。
【0055】図3のように、所望の領域の投影サイズS
F よりも小さいサイズSF ' しか確保できなかった場合
には、このサイズSF ' に対応する撮影可能範囲をモニ
ター7に表示する。
【0056】図2(d) は、撮影可能範囲を、A',B' を
対角線とする矩形領域でモニター7に表示した様子を示
したものである。
【0057】A',B' を対角線とする矩形領域で表示さ
れた撮影可能範囲を撮影してもよければ、これをあらた
に所望の領域とし、この所望の領域がX線フィルム3の
未感光領域SF ' に形成されるようにX線フィルム3を
駆動する。
【0058】次いで、X線管1からX線を曝射し、所望
の領域のX線写真を撮ることができる。
【0059】このように、本実施例のX線透視撮影装置
は、最初にモニター7上で所望の領域を指定すれば、後
は、制御手段25により、絞り8およびマスク9の開度
を自動的に調整することができるので、絞り8、マスク
9の操作が非常に容易になる。
【0060】また、本実施例のX線透視撮影装置は、制
御手段25に判断部33および感光領域管理部34を設
けることにより、X線フィルム3の感光面うち、感光さ
れずに無駄になってしまう部分をできるだけ少なくし、
かくして、X線フィルム3を有効に利用することができ
る。
【0061】さらに、本実施例のX線透視撮影装置は、
所望の領域の投影サイズを確保可能なスペースをX線フ
ィルム3上で探索し、もしスペースがなくとも、適当な
スペースをモニター7に表示するので、オペレーター
は、X線フィルム3の有効利用を容易に行うことができ
る。
【0062】次に第2の実施例について説明する。
【0063】なお、第1の実施例と実質的に同一の部品
については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0064】また、第1の実施例との相違点は、第1の
実施例が、絞り8およびマスク9の開口中心の位置を任
意にとることができるようになっているのに対し、第2
の実施例が、開口中心の位置を常に所定の軸線にほぼ一
致させるようになっている点だけであるので、第2の実
施例についての図面は省略する。
【0065】第2の実施例では、X線遮断手段24とし
ての絞り8aおよびマスク9aは、これらの開口の中心
を常に所定の軸線、例えば、X線管1の曝射中心とイメ
ージインテンシファイア4のX線入射面の中心点とを結
ぶ軸線にほぼ一致させて駆動するように構成してある。
【0066】すなわち、第2の実施例では、絞り8aお
よびマスク9aを、常にこの所定の軸線を対称軸線とし
て駆動するように構成してある。
【0067】演算部32aは、被検体、例えば被検者2
を固定した検査台に駆動信号を送ることにより、X線フ
ィルム3に形成されるべき所望の領域の中心を上述の所
定の軸線にほぼ一致させる一方、絞り8aおよびマスク
9aに駆動信号を送ることにより、所望の領域だけをX
線フィルム3に形成可能に構成してある。
【0068】このような構成により、絞り8aおよびマ
スク9aが対称駆動されるタイプのものであっても、本
発明を適用することが可能となり、従来技術に比べ、こ
れらの駆動の操作を容易に行うことができる。
【0069】なお、第2の実施例においても、第1の実
施例で述べたように、制御手段25に判断部33および
感光領域管理部34を設けることにより、X線フィルム
3の感光面のうち、感光されずに無駄になってしまう部
分をできるだけ少なくし、X線フィルム3を有効に利用
することができる。
【0070】次に、第3の実施例について説明する。
【0071】なお、第1の実施例と実質的に同一の部品
については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0072】また、第1の実施例との相違点は、第1の
実施例が、モニター7上で所望の領域を入力すれば、自
動的にその所望の領域がX線フィルム3上で形成された
際のサイズが定まるようになっているのに対し、第3の
実施例が、例えば、X線フィルム3、イメージインテン
シファイア4、光学系5およびTVカメラ6等で構成さ
れるいわゆるスポット装置を上下に移動させることによ
り、所望の領域を所望の撮影サイズでX線フィルム3に
形成するようになっている点だけであるので、第3の実
施例についての図面は省略する。
【0073】第3の実施例では、演算部32bは、上述
の所望の領域が上述の所望の撮影サイズでX線フィルム
3上に形成されるように、X線管1およびX線フィルム
3のうち、少なくともいずれかに駆動信号を送るように
構成してある。
【0074】すなわち、演算部32bは、第1の実施例
と同様、所望の領域だけがX線フィルム3上に形成され
るように、絞り8および絞り9を駆動制御可能に構成し
てあるだけではなく、この所望の領域を所望の撮影サイ
ズでX線フィルム3に形成されるように、X線管1とX
線フィルム3との相対距離(SID)を変化させるよう
に構成してある。
【0075】この相対距離が変化すれば撮影視野が変化
するため、モニター7に表示された画像を拡大あるいは
縮小してX線フィルム3に形成することができる。
【0076】入力部31bは、例えば、モニター7にウ
ィンドウ形式で表示された拡大あるいは縮小率をマウス
で指定することによって、所望の撮影サイズを選択可能
に構成してある。
【0077】また、演算部32bは、指定された拡大縮
小率に応じて、例えば、スポット装置を上下に移動さ
せ、X線管1とX線フィルム3との相対距離を変化させ
るように構成してある。
【0078】また、演算部32bは、スポット装置の上
下の移動が終了した後、第1の実施例で述べたように、
移動後の新たな投影サイズ算定用データを用いて、絞り
8およびマスク9の配置面での所望の領域の投影サイズ
を算定し、絞り8およびマスク9の開口が算定された投
影サイズにほぼ一致するように絞り8およびマスク9を
駆動するように構成してある。
【0079】このような構成により、所望の領域を所望
の撮影サイズでX線フィルム3に形成することが可能と
なる。
【0080】なお、第3の実施例においても、第1の実
施例で述べたように、制御手段25に判断部33および
感光領域管理部34を設けることにより、X線フィルム
3の感光面のうち、感光されずに無駄になってしまう部
分をできるだけ少なくし、X線フィルム3を有効に利用
することができる。
【0081】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のX線透視撮
影装置は、X線曝射手段でX線を被検体に曝射し、曝射
したX線のうち、被検体を透過したX線でX線感光手段
を感光することにより、前記被検体のX線透視像を前記
X線感光手段に形成可能に構成する一方、X線TV手段
でX線透視像をみながらX線遮断手段を予め調整するこ
とにより、前記X線感光手段をX線で感光する前に、X
線曝射条件を設定可能に構成したX線透視撮影装置にお
いて、前記X線TV手段に表示されたX線透視像のう
ち、所望の領域を入力可能な入力部と、入力された所望
の領域だけが前記X線感光手段に形成されるように、前
記X線遮断手段を駆動制御するとともに、前記所望の領
域が前記X線感光手段上の所定の位置に形成されるよう
に、前記X線感光手段を駆動制御する演算部とを有する
制御手段を備えたことにより、絞りあるいはマスクの操
作性を向上させるとともに、X線フィルムを有効に利用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のX線透視撮影装置のブロック
図。
【図2】所望の領域あるいは撮影可能範囲を矩形領域で
モニターに表示した様子を示した説明図。
【図3】感光領域管理部に設けたメモリーを示したもの
であり、X線フィルムをマッピングした各位置に対応す
るメモリーのアドレスに、各位置の感光状態を割り付け
た様子を示した図。
【図4】従来のX線透視撮影装置のブロック図。
【図5】従来のX線透視撮影装置を用いた場合のX線フ
ィルムの感光状態を示した図。
【符号の説明】
1 X線管 2 被検者 3 X線フィルム 4 イメージインテンシファイア 5 光学系 6 TVカメラ 7 モニター 8 絞り 9 マスク 21 X線曝射手段 22 X線感光手段 23 X線TV手段 24 X線遮断手段 25 制御手段 31 入力部 32 演算部 33 判断部 34 感光領域管理部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線曝射手段でX線を被検体に曝射し、
    曝射したX線のうち、被検体を透過したX線でX線感光
    手段を感光することにより、前記被検体のX線透視像を
    前記X線感光手段に形成可能に構成する一方、X線TV
    手段でX線透視像をみながらX線遮断手段を予め調整す
    ることにより、前記X線感光手段をX線で感光する前
    に、X線曝射条件を設定可能に構成したX線透視撮影装
    置において、前記X線TV手段に表示されたX線透視像
    のうち、所望の領域を入力可能な入力部と、入力された
    所望の領域だけが前記X線感光手段に形成されるよう
    に、前記X線遮断手段を駆動制御するとともに、前記所
    望の領域が前記X線感光手段上の所定の位置に形成され
    るように、前記X線感光手段を駆動制御する演算部とを
    有する制御手段を備えたことを特徴とするX線透視撮影
    装置。
  2. 【請求項2】 前記演算部は、前記X線遮断手段の配置
    面での前記所望の領域の投影サイズを算定し、前記X線
    遮断手段の開口サイズが前記投影サイズにほぼ一致する
    ように、前記X線遮断手段を駆動可能に構成した請求項
    1記載のX線透視撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記演算部は、前記X線感光手段に形成
    されるべき前記所望の領域の投影サイズを算定する一
    方、前記制御手段は、前記X線感光手段の感光領域と未
    感光領域とを管理する感光領域管理部と、前記X線感光
    手段に形成されるべき前記所望の領域の投影サイズを前
    記X線感光手段上に確保可能かどうかを判断する判断部
    とを備え、前記判断部は、この判断の際、前記所望の領
    域の投影サイズを確保可能なスペースを前記未感光領域
    から探索し、前記スペースが探索された場合は、探索結
    果を前記演算部を介して前記モニターに表示し、前記所
    望の領域が前記探索スペースに形成されるように前記X
    線感光手段を駆動する一方、前記スペースが探索されな
    かった場合は、前記所望の領域の投影サイズよりも小さ
    い撮影可能範囲を前記演算部を介して前記モニターに表
    示するように構成した請求項2記載のX線透視撮影装
    置。
  4. 【請求項4】 前記X線遮断手段は、前記X線遮断手段
    の開口の中心を常に所定の軸線にほぼ一致させて駆動す
    るようになっており、前記入力部は、前記X線TV手段
    のモニターに表示されたX線透視像のうち、所望の領域
    を入力可能に構成してあり、前記演算部は、被検体を固
    定した検査台に駆動信号を送ることにより、前記X線感
    光手段に形成されるべき所望の領域の中心を前記所定の
    軸線にほぼ一致させる一方、前記X線遮断手段に駆動信
    号を送ることにより、前記所望の領域だけを前記X線感
    光手段上に形成可能に構成した請求項1記載のX線透視
    撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記入力部は、前記X線TV手段のモニ
    ターに表示されたX線透視像のうち、所望の領域および
    所望の撮影サイズを入力可能に構成してあり、前記演算
    部は、前記所望の領域が前記所望の撮影サイズで前記X
    線感光手段上に形成されるように、前記X線曝射手段お
    よび前記X線感光手段のうち、少なくともいずれかに駆
    動信号を送るように構成した請求項1記載のX線透視撮
    影装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000107175A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Koninkl Philips Electronics Nv X線装置
JP2002204794A (ja) * 2001-01-10 2002-07-23 Canon Inc 放射線撮影装置

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