JPH06208541A - マルチタスクシステムにおけるバス制御装置 - Google Patents

マルチタスクシステムにおけるバス制御装置

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JPH06208541A
JPH06208541A JP181693A JP181693A JPH06208541A JP H06208541 A JPH06208541 A JP H06208541A JP 181693 A JP181693 A JP 181693A JP 181693 A JP181693 A JP 181693A JP H06208541 A JPH06208541 A JP H06208541A
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JP
Japan
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bus
local
module
shared
local bus
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Application number
JP181693A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Okuma
利明 大熊
Hidefumi Matsuura
英文 松浦
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Information Transfer Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 共用ローカルモジュールを頻繁に使用するモ
ジュール間の処理速度を向上させる。 【構成】 第1ローカルバス103と第2ローカルバス
113との結合を制御し、常時は両ローカルバスを非結
合状態にしているローカルバスインタフェース回路12
6、第1バスマスタ101から共用ローカルモジュール
112に対するアドレスが第1ローカルバス103に出
力されている間、ローカルバスインタフェース回路12
6に結合指令を出力する手段123、124、および第
2バスマスタ201から共用ローカルモジュール112
に対するアドレスが標準バス300を介して特定モジュ
ール112に送られてきている間、第1バスマスタ10
1の動作を停止状態にするとともにローカルバスインタ
フェース回路126に結合指令を出力する手段121、
122、123、124を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のモジュールが
単一の標準バスを使用してマルチタスクシステムを構成
している場合に、所定の特定モジュール内に存在しかつ
当該特定モジュールのバスマスタが主として制御する共
用ローカルモジュールを、他のモジュールのバスマスタ
がアクセスする場合のマルチタスクシステムにおけるバ
ス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】標準バスとしてVME(Versa Module E
oropean)バスを用いて構成されたマルチタスクシステム
の一例が図5に示されている。マルチタスクシステムと
は、図5に示すように、標準バス300上に複数のCP
U101、201が存在するシステムをいう。図5のマ
ルチタスクシステムは、2つのモジュールM1およびM
2を備えている。モジュールM1は2つのボードB11
およびB12を備え、モジュールM2は1つのボードB
21を備えている。
【0003】ボードB11内には、CPU101、メモ
リ102、CPU101およびメモリ102を接続する
ためのローカルバス103ならびにローカルバス103
を標準バス300に接続するための標準バスインターフ
ェース104が設けられている。ボードB12内には、
メモリ112およびメモリ112を標準バス300に接
続するための標準バスインターフェース115が設けら
れている。
【0004】ボードB21には、CPU201、メモリ
202、CPU201およびメモリ202を接続するた
めのローカルバス203ならびにローカルバス203を
標準バス300に接続するための標準バスインターフェ
ース204が設けられている。
【0005】このマルチタスクシステムでは、ボードB
12内のメモリ112に対しては、モジュールM1のバ
スマスタであるCPU101と、モジュールM2のバス
マスタであるCPU201とのいずれもが、標準バス3
00を介してアクセスできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示すようなマルチタスクシステムでは、モジュールM1
内において、CPU101がメモリ112に対して頻繁
にアクセスするようなアプリケーションの場合、モジュ
ールM2のCPU201からのメモリ112へのアクセ
スが、モジュールM1内での処理時間に大きな影響を及
ぼし、モジュールM1内での高速な処理の実行を妨げの
要因となる。
【0007】そこで、モジュールM1内での処理速度を
上げるために、図6に示すように、単に、モジュールM
1内において、メモリ112をローカルバス113およ
びローカルバスインタフェース114、105を介し
て、CPU101が接続されているローカルバス103
に接続することが考えられる。しかしながら、このよう
な構成にすると、モジュールM1内に2つの標準バスイ
ンターフェース104、115の他、ローカルバスイン
タフェース105、114を設けなければならず、構成
が複雑になるとともに回路規模が大型化するという問題
がある。
【0008】この発明は、回路規模を大型にすることな
く、複数モジュールで共用する共用ローカルモジュール
と当該共用ローカルモジュールを頻繁に使用するモジュ
ールとの間の処理速度を向上させることができるマルチ
タスクシステムにおけるバス制御装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明によるマルチタ
スクシステムにおける第1のバス制御装置は、標準バス
により接続された複数のモジュールによってマルチタス
クシステムが構成されており、少なくとも1つの特定モ
ジュール内に、当該特定モジュール内の第1バスマスタ
と他のモジュール内の第2バスマスタとがアクセス可能
な共用ローカルモジュールが存在しているマルチタスク
システムにおけるバス制御装置において、上記特定モジ
ュール内に設けられ、上記第1バスマスタと上記標準バ
スとを接続するための第1ローカルバス、上記第1ロー
カルバスと上記共用ローカルモジュールとを接続するた
めの第2ローカルバス、上記第1ローカルバスと上記第
2ローカルバスとの結合を制御するものであって、両ロ
ーカルバス間に設けられかつ常時は両ローカルバスを非
結合状態にしているローカルバスインタフェース回路、
上記第1バスマスタから上記共用ローカルモジュールに
対するアドレスが第1ローカルバスに出力されている
間、上記ローカルバスインタフェース回路に結合指令を
出力する手段、および上記第2バスマスタから上記共用
ローカルモジュールに対するアドレスが標準バスを介し
て上記特定モジュールに送られてきている間、上記第1
バスマスタの動作を停止状態にするとともに上記ローカ
ルバスインタフェース回路に結合指令を出力する手段を
備えていることを特徴とする。
【0010】この発明によるマルチタスクシステムにお
ける第2のバス制御装置は、標準バスにより接続された
複数のモジュールによってマルチタスクシステムが構成
されており、少なくとも1つの特定モジュール内に、当
該特定モジュール内の第1バスマスタと他のモジュール
内の第2バスマスタとがアクセス可能な共用ローカルモ
ジュールが存在しているマルチタスクシステムにおける
バス制御装置において、上記特定モジュール内に設けら
れ、上記第1バスマスタと上記標準バスとを接続するた
めの第1ローカルバス、上記第1ローカルバスと上記共
用ローカルモジュールとを接続するための第2ローカル
バス、上記第1ローカルバスと上記第2ローカルバスと
の結合を制御するものであって、両ローカルバス間に設
けられかつ常時は両ローカルバスを非結合状態にしてい
るローカルバスインタフェース回路、上記共用ローカル
モジュールを上記第1バスマスタのみがアクセスできる
専有モードまたは上記共用ローカルモジュールを上記第
1バスマスタの他、上記第2バスマスタによってもアク
セスしうる共用モードのいずれかを設定するモード設定
手段、および専有モードおよび共用モードのいずれが設
定されている場合でも、上記第1バスマスタから上記共
用ローカルモジュールに対するアドレスが第1ローカル
バスに出力されている間、上記ローカルバスインタフェ
ース回路に結合指令を出力する手段、および共用モード
が設定されているときに、上記第2バスマスタから上記
共用ローカルモジュールに対するアドレスが標準バスを
介して上記特定モジュールに送られてきている間、上記
第1バスマスタの動作を停止状態にするとともに上記ロ
ーカルバスインタフェース回路に結合指令を出力する手
段を備えていることを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明によるマルチタスクシステムにおける
第1のバス制御装置では、第1バスマスタから共用ロー
カルモジュールに対するアドレスが第1ローカルバスに
出力されている間、ローカルバスインタフェース回路に
結合指令が出力される。したがって、第1バスマスタ
は、標準バスを介することなく、第1および第2ローカ
ルバスを介して、共用ローカルモジュールにアクセスす
ることができる。このため、第1バスマスタと共用ロー
カルモジュールとの間の処理が高速に行われる。
【0012】第2バスマスタから共用ローカルモジュー
ルに対するアドレスが標準バスを介して特定モジュール
に送られてきている間、第1バスマスタの動作が停止状
態にされるとともにローカルバスインタフェース回路に
結合指令が出力される。これにより、第2バスマスタか
ら共用ローカルモジュールへのアクセスが実行可能とな
る。
【0013】この発明によるマルチタスクシステムにお
ける第2のバス制御装置では、モード設定手段によっ
て、共用ローカルモジュールを第1バスマスタのみがア
クセスできる専有モードまたは共用ローカルモジュール
を第1バスマスタの他、第2バスマスタによってもアク
セスしうる共用モードのいずれかが設定される。専有モ
ードおよび共用モードのいずれが設定されている場合に
おいても、第1バスマスタから共用ローカルモジュール
に対するアドレスが第1ローカルバスに出力されている
間、ローカルバスインタフェース回路に結合指令が出力
される。したがって、第1バスマスタは、標準バスを介
することなく、第1および第2ローカルバスを介して、
共用ローカルモジュールにアクセスすることができる。
このため、第1バスマスタと共用ローカルモジュールと
の間の処理が高速に行われる。
【0014】共用モードが設定されているときに、第2
バスマスタから共用ローカルモジュールに対するアドレ
スが標準バスを介して特定モジュールに送られてきてい
る間、第1バスマスタの動作が停止状態にされるととも
にローカルバスインタフェース回路に結合指令が出力さ
れる。これにより、第2バスマスタから共用ローカルモ
ジュールへのアクセスが実行可能となる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。
【0016】図1は、マルチタスクシステムの概略構成
を示している。
【0017】マルチタスクシステムは、互いに標準バス
300で接続された2つのモジュールM1およびM2を
備えている。モジュールM1は2つのボードB11およ
びB12を備え、モジュールM2は1つのボードB21
を備えている。
【0018】ボードB11内には、CPU101、メモ
リ102、CPU101およびメモリ102を接続する
ためのローカルバス103ならびにローカルバス103
を標準バス300に接続するための標準バスインターフ
ェース104が設けられている。ボードB12内には、
I/Oプロセッサ111、メモリ112、ならびにI/
Oプロセッサ111およびメモリ112を接続するため
のローカルバス113が設けられている。さらに、モジ
ュールM1内の各ボードB11、B12には、ローカル
バス103とローカルバス113とを接続するためのロ
ーカルバスインタフェース105、114が設けられて
いる。
【0019】ボードB21には、CPU201、メモリ
202、CPU201およびメモリ202を接続するロ
ーカルバス203ならびにローカルバス203を標準バ
ス300に接続するための標準バスインターフェース2
04が設けられている。
【0020】図2は、図1のモジュールM1の詳細を示
している。説明の便宜上、モジュルM1以外のモジュー
ルのバスマスタとしては、モジュールM2内のCPU2
01のみが存在するものとする。
【0021】ボードB11内には、バス制御のために、
図1の標準バスインタフェース104を含む標準バスイ
ンタフェース回路121、バス調停回路122、チップ
セレクト回路123、アクセスモードレジスタ125、
ローカルバスインターフェースコントロール回路124
および図1のローカルバスインタフェース105と11
4とのインタフェースを行うためのローカルバスインタ
フェース回路126が設けられている。
【0022】アクセスモードレジスタ125は、CPU
101の他、標準バス300側(CPU201側)がロ
ーカルバス113を使用できる共用モードか、CPU1
01のみがローカルバス113を使用でき、標準バス3
00側がローカルバス113を使用できない専有モード
かを表すデータを保持する。このモード設定は、CPU
101によって行われる。共用モードが設定された場合
には、アクセスモードレジスタ125の出力信号*ENABL
E が能動レベル( Lレベル)となり、専有モードが設定
された場合には、アクセスモードレジスタ125の出力
信号*ENABLE が非能動レベル( Hレベル)となる。信号
*ENABLE は、標準バスインタフェース回路121および
ローカルバスインタフェースコントロール回路124に
送られる。
【0023】標準バスインタフェース回路121は、ロ
ーカルバス103と標準バス300のインタフェースを
行う回路である。標準バスインタフェース回路121
は、標準バス300内のアドレスバスをモニタし、共用
モードが設定されているときには(*ENABLE =”
L”)、アドレスバス上の確定アドレスがメモリ102
またはメモリ112のマッピングアドレスと一致してい
る間、その出力信号*BR (ローカルバス使用要求信号)
を能動レベル( Lレベル)にする。専有モードが設定さ
れているときには(*ENABLE =”H”)、アドレスバス
上の確定アドレスがメモリ102のマッピングアドレス
と一致している間のみ、その出力信号*BR を能動レベル
にする。つまり、専有モードが設定されているときに
は、アドレスバス上の確定アドレスがメモリ112のマ
ッピングアドレスと一致しても、信号*BR は能動レベル
にされない。標準バスインタフェース回路121の出力
信号*BR はバス調停回路122に送られる。
【0024】標準バスインタフェース回路121には、
アクセスモードレジスタ125からの信号*ENABLE が入
力している他、ローカルバス使用要求信号*BR に対する
応答信号であるローカルバス使用許可信号*BG がバス調
停回路122から入力する。ローカルバス使用許可信号
*BG が能動レベル(Lレベル)の間、標準バス300が
ローカルバス103に結合される。
【0025】バス調停回路122は、ローカルバス10
3の使用権を、CPU101側と標準バス側(CPU2
01側)とのいずれかに振り分ける回路である。バス調
停回路122には、標準バスインタフェース回路121
からの信号*BR およびCPU101からの信号*HALTACK
NOWLEDGEが入力されている。バス調停回路122から
は、CPU101に信号*HALT が、標準バスインタフェ
ース回路121に信号*BG が、ローカルバスインターフ
ェースコントロール回路124に信号*BUSがそれぞれ出
力されている。
【0026】信号*HALT は、CPU101の動作を一時
停止させるための信号である。信号*HALTACKNOWLEDGE
は、CPU101が停止状態にあることをバス調停回路
122に知らせるための信号である。信号*BUSは、標準
バス側(CPU201側)がローカルバス103を使用
中であることを示すための信号である。
【0027】バス調停回路122は、標準バス300側
からのローカルバス使用要求信号*BR が能動レベル(L
レベル)の間、信号*HALT を能動レベル(Lレベル)に
させる。CPU101は、信号*HALT に基づいて停止状
態となる。CPU101が停止状態になっている間、信
号*HALTACKNOWLEDGEが能動レベル(Lレベル)となる。
バス調停回路122は、信号*HALTACKNOWLEDGEが能動レ
ベルの間、信号*BG および信号*BUSを能動レベル(Lレ
ベル)にさせる。
【0028】チップセレクト回路123は、ローカルバ
ス103内のアドレスバスをモニタし、アドレスバス上
の確定アドレスがメモリ112のマッピングアドレスと
一致した場合に、その出力信号*M12CSを能動レベル(L
レベル)にする。信号*M12CSは、ローカルバスインタフ
ェースコントロール回路124に送られる。
【0029】ローカルバスインタフェースコントロール
回路124は、入力信号*ENABLE 、*M12CSおよび*BUSに
基づいて、ローカルバスインタフェース回路126に対
する制御信号*OPEN を発生するものである。ローカルバ
スインタフェース回路126は、信号*OPEN が能動レベ
ル(Lレベル)の間のみ、ローカルバス103とローカ
ルバス113とを結合させる。信号*OPEN が能動レベル
になる条件は、次の2通りであり。
【0030】(1) *ENABLE =”L”かつ*M12CS=”
L”かつ*BUS=”L” (2) *M12CS=”L”かつ*BUS=”H”
【0031】モジュールM2のバスマスタであるCPU
201がメモリ112に対してアクセスする場合には、
上記条件(1)により、ローカルバス103とローカル
バス113とが結合される。つまり、共用モードが設定
されているときに(*ENABLE=”L”)、標準バス30
0を介してCPU201からメモリ112の使用要求が
あったときのみ、CPU201はメモリ112にアクセ
スできる。
【0032】モジュールM1のバスマスタであるCPU
101がメモリ112に対してアクセスする場合には、
上記条件(2)により、ローカルバス103とローカル
バス113とが結合される。つまり、CPU101は、
専有モード時(*ENABLE =”H”)においてCPU20
1がローカルバス103を使用してメモリ102にアク
セスしている期間および共用モード時(*ENABLE =”
L”)においてCPU201がローカルバス103(お
よび113)を使用してメモリ102またはメモリ11
2にアクセスしている期間を除いて、CPU101から
メモリ112の使用要求を行うことにより、メモリ11
2にアクセスすることができる。
【0033】なお、信号*OPEN が非能動レベル(Hレベ
ル)の場合には、ボードB12内でのローカルバス11
3の使用は自由であり、この期間にI/Oプロセッサ1
11がメモリ112に対して必要な処理を実行する。
【0034】図3は、共用モードが設定されているとき
に標準バス300を介してCPU201からメモリ11
2の使用要求があったときにおける各部の信号の変化
と、専有モードが設定されているときに標準バス300
を介してCPU201からメモリ112の使用要求があ
ったときにおける各部の信号の変化とを示している。
【0035】CPU101によって共用モードが設定さ
れて信号*ENABLE がLレベルのときに、CPU201か
らメモリ112へのアクセスサイクルが開始されると、
まず、標準バス300のアドレスバスにメモリ112の
アドレスが出力される。すると、標準バスインターフェ
ース回路121の出力信号*BR がLレベルに反転される
(時点t1)。信号*BR がLレベルに反転されると、バ
ス調停回路122の出力信号*HALT がLレベルに反転さ
れる。信号*HALT がLレベルに反転されると、CPU1
01は停止可能なタイミングで停止状態となり、信号*H
ALTACKNOWLEDGEがLレベルに反転される(時点t2)。
【0036】信号*HALTACKNOWLEDGEがLレベルに反転さ
れると、バス調停回路122の出力信号*BG および*BUS
がLレベルに反転される。信号*BG がLレベルになる
と、標準バス300とローカルバス103とが結合さ
れ、標準バス300に出力されているメモリ112のア
ドレスがローカルバス103のアドレスバスに送られ
る。これによって、チップセレクト回路123の出力*M
12CSがLレベルに反転し、上記条件(1)が満たされ、
ローカルバスインタフェースコントロール回路124の
出力信号*OPEN がLレベルに反転する。この結果、ロー
カルバス103とローカルバス113とが結合され、C
PU201から、標準バス300、ローカルバス103
およびローカルバス113を介して、メモリ112への
アクセスが実行される。
【0037】CPU201からメモリ112へのアクセ
スサイクルが終了すると、信号*BRおよび信号*M12CSが
Hレベルに戻る(時点t3)。信号*BR がHレベルにな
ると、信号*HALT がHレベルに戻り、CPU101の停
止状態が解除される。CPU101の停止状態が解除さ
れると、信号*HALTACKNOWLEDGEがHレベルに戻り、信号
*BG および*BUSがHレベルに戻る。これにより、信号*O
PEN がHレベルに戻る。
【0038】この後、CPU101によって専有モード
が設定されて信号*ENABLE がHレベルとなっている場合
に、CPU201からメモリ112へのアクセスサイク
ルが開始されたときには(時点t4)、信号*ENABLE が
Hレベルであるため、信号*BR はLレベルに反転せ
ず、Hレベルを保持する。このため、信号*HALT 、信号
*HALTACKNOWLEDGE、信号*BG および信号*BUSはHレベル
を維持する。したがって、専有モードが設定されている
ときには、CPU201からメモリ112へのアクセス
サイクルが開始したとしても、それに基づいて信号*OPE
N がLレベルにされることはない。つまり、専有モード
が設定されているときには、CPU201からメモリ1
12へのアクセスは実行されない。
【0039】専有モードが設定されているいるときに、
CPU201からメモリ102へのアクセスサイクルが
開始されたときには、信号*BR がLレベルに反転され、
信号*HALT がLレベルに反転されるのでCPU101は
停止状態となる。そして、信号*HALTACKNOWLEDGE、信号
*BG および信号*BUSがLレベルになるので、CPU20
1からメモリ102へのアクセスが実行される。しか
し、この場合には、信号*M12CSは、Lレベルとなるので
信号*OPEN がHレベルを維持し、ローカルバス103と
113とは結合されない。
【0040】なお、専有モードが設定されている場合で
あって、CPU201からメモリ102へのアクセスに
よってCPU101が停止状態にされていないときに、
CPU101からメモリ112へのアクセスサイクルが
開始されたときには、信号*BUSがHレベルの状態におい
て信号*M12CSがLレベルとなる。したがって、上記条件
(2)により、信号*OPEN がLレベルとなり、ローカル
バス103とローカルバス113が結合され、CPU1
01からメモリ112へのアクセスが実行される。
【0041】また、共用モードが設定されている場合で
あって、CPU201からメモリ102または112へ
のアクセスによってCPU101が停止状態にされてい
ないときにも、CPU101からメモリ112へのアク
セスがあれば、上記条件(2)が満たされ、CPU10
1からメモリ112へのアクセスが実行される。
【0042】図4の(a)は、共用モードが設定されて
いる場合における標準バス300側から見たメモリ10
2、112および202のアドレスマッピング状態を示
している。つまり、共用モードが設定されている場合に
は、メモリ102、112および202が標準バスアド
レス空間にマッピングされている。
【0043】図4の(b)は、専有モードが設定されて
いる場合における標準バス300側から見たメモリ10
2、112および202のアドレスマッピング状態を示
している。つまり、専有モードが設定されている場合に
は、メモリ102および202が標準バスアドレス空間
にマッピングされているが、メモリ112は標準バスア
ドレス空間にはマッピングされていない状態になり、標
準バス300側からメモリ112にはアクセスできない
ことになる。
【0044】上記実施例によれば、各モジュールM1、
M2内での処理を高速に行うことができる。また、モジ
ュールM1内の共用ローカルモジュール(メモリ11
2)に対して他のモジュールM2からのアクセスがあっ
た期間だけ、そのアクセスを許可することができる。
【0045】具体的な適用例としては、メモリボードお
よびCPUボードを含む画像処理装置(特定モジュー
ル)がVMEバス(標準バス)を介してワークステーシ
ョン(モジュール)に接続されているシステムが挙げら
れる。このようなシステムでは、従来においては、画像
処理のアプリケーション(エッジ間隔計測等)が、画像
処理装置内で各種画像処理(エッジ強調、エッジ抽出
等)が組み合わされて処理され、その結果のみがVME
バスを通じてワークステーション側で利用されるのが一
般的であった。しかし、画像処理装置のメモリボードを
共通ローカルモジュールとして、画像処理装置を上記実
施例のモジュールM1のような構成にしておくと、画像
処理のアプリケーションの途中段階の結果などが直接ワ
ークステーション側から利用できるようになり、画像処
理装置を単なるアプリケーションマシンとしてではな
く、各種画像処理エンジンとして利用できるようにな
る。
【0046】
【発明の効果】この発明によれば、回路規模を大型にす
ることなく、複数モジュールで共用する共用ローカルモ
ジュールと当該共用ローカルモジュールを頻繁に使用す
るモジュールとの間の処理速度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、マルチタスクシステムの構成を示す電
気ブロック図である。
【図2】図2は、図1のモジュールM1の詳細な構成を
示す電気ブロック図である。
【図3】図3は、図2の各部の信号を示すタイムチャー
トである。
【図4】図4は、共用モードが設定されている場合およ
び専有モードが設定されている場合それぞれにおける標
準バス側から見たメモリ102、112および202の
アドレスマッピング状態を示す模式図である。
【図5】図5は、従来のマルチタスクシステムの構成を
示す電気ブロック図である。
【図6】図6は、図5のマルチタスクシステムを改良し
た構成を示す電気ブロック図である。
【符号の説明】
M1、M2 モジュール B11、B12、B21 ボード 101、201 CPU 102、112、202 メモリ 103、113 ローカルバス 104 標準バスインタフェース 105、114 ローカルバスインタフェース 121 標準バスインタフェース回路 122 バス調停回路 123 チップセレクト回路 124 ローカルバスインタフェースコントロール回路 125 アクセスモードレジスタ 126 ローカルバスインタフェース回路 300 標準バス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準バスにより接続された複数のモジュ
    ールによってマルチタスクシステムが構成されており、
    少なくとも1つの特定モジュール内に、当該特定モジュ
    ール内の第1バスマスタと他のモジュール内の第2バス
    マスタとがアクセス可能な共用ローカルモジュールが存
    在しているマルチタスクシステムにおけるバス制御装置
    において、 上記特定モジュール内に設けられ、上記第1バスマスタ
    と上記標準バスとを接続するための第1ローカルバス、 上記第1ローカルバスと上記共用ローカルモジュールと
    を接続するための第2ローカルバス、 上記第1ローカルバスと上記第2ローカルバスとの結合
    を制御するものであって、両ローカルバス間に設けられ
    かつ常時は両ローカルバスを非結合状態にしているロー
    カルバスインタフェース回路、 上記第1バスマスタから上記共用ローカルモジュールに
    対するアドレスが上記第1ローカルバスに出力されてい
    る間、上記ローカルバスインタフェース回路に結合指令
    を出力する手段、および、 上記第2バスマスタから上記共用ローカルモジュールに
    対するアドレスが上記標準バスを介して上記特定モジュ
    ールに送られてきている間、上記第1バスマスタの動作
    を停止状態にするとともに上記ローカルバスインタフェ
    ース回路に結合指令を出力する手段、 を備えているマルチタスクシステムにおけるバス制御装
    置。
  2. 【請求項2】 標準バスにより接続された複数のモジュ
    ールによってマルチタスクシステムが構成されており、
    少なくとも1つの特定モジュール内に、当該特定モジュ
    ール内の第1バスマスタと他のモジュール内の第2バス
    マスタとがアクセス可能な共用ローカルモジュールが存
    在しているマルチタスクシステムにおけるバス制御装置
    において、 上記特定モジュール内に設けられ、上記第1バスマスタ
    と上記標準バスとを接続するための第1ローカルバス、 上記第1ローカルバスと上記共用ローカルモジュールと
    を接続するための第2ローカルバス、 上記第1ローカルバスと上記第2ローカルバスとの結合
    を制御するものであって、両ローカルバス間に設けられ
    かつ常時は両ローカルバスを非結合状態にしているロー
    カルバスインタフェース回路、 上記共用ローカルモジュールを上記第1バスマスタのみ
    がアクセスできる専有モードまたは上記共用ローカルモ
    ジュールを上記第1バスマスタの他、上記第2バスマス
    タによってもアクセスしうる共用モードのいずれかを設
    定するモード設定手段、および専有モードおよび共用モ
    ードのいずれが設定されている場合でも、上記第1バス
    マスタから上記共用ローカルモジュールに対するアドレ
    スが上記第1ローカルバスに出力されている間、上記ロ
    ーカルバスインタフェース回路に結合指令を出力する手
    段、および、 共用モードが設定されているときに、上記第2バスマス
    タから上記共用ローカルモジュールに対するアドレスが
    上記標準バスを介して上記特定モジュールに送られてき
    ている間、上記第1バスマスタの動作を停止状態にする
    とともに上記ローカルバスインタフェース回路に結合指
    令を出力する手段、 を備えているマルチタスクシステムにおけるバス制御装
    置。
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