JPH06208387A - 音場制御装置 - Google Patents
音場制御装置Info
- Publication number
- JPH06208387A JPH06208387A JP5002897A JP289793A JPH06208387A JP H06208387 A JPH06208387 A JP H06208387A JP 5002897 A JP5002897 A JP 5002897A JP 289793 A JP289793 A JP 289793A JP H06208387 A JPH06208387 A JP H06208387A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound field
- sound
- dsp
- memory
- control device
- Prior art date
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- Pending
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- Stereophonic System (AREA)
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 音場パタ−ンの切り換え時、切り換える前の
音場パタ−ンに従い生成され、メモリRAM22a及び
RAM23に保持されている音声デ−タを消去すること
ができる機能を有するDSP22を備えた音場制御装置
を提供すること。 【構成】 マイクロコンピュ−タ24に接続されたDS
P22を備え、DSP22にメモリRAM22aが内蔵
されると共に外部メモリRAM23が接続された音場制
御装置において、音場パタ−ンの切り換え時、メモリR
AM22a及びメモリRAM23に記憶されている音声
デ−タをクリアするメモリクリア手段を備えている音場
制御装置。
音場パタ−ンに従い生成され、メモリRAM22a及び
RAM23に保持されている音声デ−タを消去すること
ができる機能を有するDSP22を備えた音場制御装置
を提供すること。 【構成】 マイクロコンピュ−タ24に接続されたDS
P22を備え、DSP22にメモリRAM22aが内蔵
されると共に外部メモリRAM23が接続された音場制
御装置において、音場パタ−ンの切り換え時、メモリR
AM22a及びメモリRAM23に記憶されている音声
デ−タをクリアするメモリクリア手段を備えている音場
制御装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音場制御装置に関し、よ
り詳細には、DSP・ICを用いて音場制御処理を行な
う音場制御装置に関する。
り詳細には、DSP・ICを用いて音場制御処理を行な
う音場制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の音場制御装置を概略的に示
したブロック図である。図中、21はA/D変換器を示
しており、A/D変換器21はDSP(デジタル・シグ
ナル・プロッセサ)22に接続されている。DSP22
は外部メモリRAM23と接続され、また通信線29を
介してマイクロコンピュ−タ24とも接続されており、
DSP22には内部メモリRAM22aが内蔵されてい
る。また、DSP22はD/A変換器25に接続されて
おり、D/A変換器25はミュ−ト回路26に接続され
ている。ミュ−ト回路26はアンプ27を介してスピ−
カ28に接続されると共に、マイクロコンピュ−タ24
とも接続されている。
したブロック図である。図中、21はA/D変換器を示
しており、A/D変換器21はDSP(デジタル・シグ
ナル・プロッセサ)22に接続されている。DSP22
は外部メモリRAM23と接続され、また通信線29を
介してマイクロコンピュ−タ24とも接続されており、
DSP22には内部メモリRAM22aが内蔵されてい
る。また、DSP22はD/A変換器25に接続されて
おり、D/A変換器25はミュ−ト回路26に接続され
ている。ミュ−ト回路26はアンプ27を介してスピ−
カ28に接続されると共に、マイクロコンピュ−タ24
とも接続されている。
【0003】上記の如く構成された音場制御装置は概
略、以下のように動作する。音響信号源(図示せず)か
ら発せられた音響信号(=直接音)はA/D変換器21
でデジタル化され、DSP22に入力される。そして、
DSP22においてマイクロコンピュ−タ24から送信
されてくる制御信号(演算パラメ−タ)に基づいて演算
処理が施され、前記直接音から初期反射音および残響音
等の反射音音声デ−タが生成される。DSP22におけ
る演算処理の結果得られた前記音声デ−タは、出力すべ
きタイミングになるまで外付けのメモリであるRAM2
3に保持される。そして所定の時間経過したところでR
AM23から読み出され、D/A変換器25に入力され
てアナログ信号に変換される。該アナログ信号はミュ−
ト回路26およびアンプ27を介してスピ−カ28に出
力される。
略、以下のように動作する。音響信号源(図示せず)か
ら発せられた音響信号(=直接音)はA/D変換器21
でデジタル化され、DSP22に入力される。そして、
DSP22においてマイクロコンピュ−タ24から送信
されてくる制御信号(演算パラメ−タ)に基づいて演算
処理が施され、前記直接音から初期反射音および残響音
等の反射音音声デ−タが生成される。DSP22におけ
る演算処理の結果得られた前記音声デ−タは、出力すべ
きタイミングになるまで外付けのメモリであるRAM2
3に保持される。そして所定の時間経過したところでR
AM23から読み出され、D/A変換器25に入力され
てアナログ信号に変換される。該アナログ信号はミュ−
ト回路26およびアンプ27を介してスピ−カ28に出
力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
音場制御装置では、直接音が入力される毎に該直接音に
対する初期反射音および残響音等の反射音音声デ−タが
音場パタ−ンに従って生成され、生成された音声デ−タ
は、一旦、外付けのメモリであるRAM23に記憶され
る。RAM23に記憶された反射音音声デ−タは、所定
の時間が経過するとRAM23から読み出され、直接音
に加算されて出力される。したがって、例えば、もし途
中で音場パタ−ンが残響時間の長い〈チャ−チ〉から残
響時間の短い〈ライブハウス〉に切り換えられたとする
と、以下に示す問題が生じる。
音場制御装置では、直接音が入力される毎に該直接音に
対する初期反射音および残響音等の反射音音声デ−タが
音場パタ−ンに従って生成され、生成された音声デ−タ
は、一旦、外付けのメモリであるRAM23に記憶され
る。RAM23に記憶された反射音音声デ−タは、所定
の時間が経過するとRAM23から読み出され、直接音
に加算されて出力される。したがって、例えば、もし途
中で音場パタ−ンが残響時間の長い〈チャ−チ〉から残
響時間の短い〈ライブハウス〉に切り換えられたとする
と、以下に示す問題が生じる。
【0005】音場パタ−ンが切り換えられると、切り換
えられた以降は〈ライブハウス〉の遅延時間及び反射音
レベルに従った音声デ−タが生成されるが、RAM23
および内部メモリであるRAM22aには音場パタ−ン
が〈チャ−チ〉であるときの音声デ−タが残っている。
このため、残っている〈チャ−チ〉のときの音声デ−タ
が新たに〈ライブハウス〉の音場パタ−ンで生成された
音声デ−タに加算され、DSP22から出力される。し
たがって、この場合、DSP22からは、しばらくの間
(数ms〜数sec)、不適当な音声が出力されてしま
うことになる。
えられた以降は〈ライブハウス〉の遅延時間及び反射音
レベルに従った音声デ−タが生成されるが、RAM23
および内部メモリであるRAM22aには音場パタ−ン
が〈チャ−チ〉であるときの音声デ−タが残っている。
このため、残っている〈チャ−チ〉のときの音声デ−タ
が新たに〈ライブハウス〉の音場パタ−ンで生成された
音声デ−タに加算され、DSP22から出力される。し
たがって、この場合、DSP22からは、しばらくの間
(数ms〜数sec)、不適当な音声が出力されてしま
うことになる。
【0006】上記した内容を図3を用いて説明すると、
以下のようになる。図3において、横軸は時刻、縦軸は
音声レベルを示しており、A〜Cは音場パタ−ンが〈チ
ャ−チ〉である時の直接音(A1 、B1 、C1 )と該直
接音に対する反射音(a1 〜a10、b1 〜b10、c1 〜
c10)のレベルを示したグラフであり、DおよびEは音
場パタ−ンが〈ライブハウス〉である時の直接音(D
1 、E 1 )と該直接音に対する反射音(d1 〜d6 、e
1 〜e6 )のレベルを示したグラフである。なお、説明
を分かり易くするために、音響信号のサンプリング周期
T毎に反射音生成が行なわれた場合についてグラフを描
いてある。
以下のようになる。図3において、横軸は時刻、縦軸は
音声レベルを示しており、A〜Cは音場パタ−ンが〈チ
ャ−チ〉である時の直接音(A1 、B1 、C1 )と該直
接音に対する反射音(a1 〜a10、b1 〜b10、c1 〜
c10)のレベルを示したグラフであり、DおよびEは音
場パタ−ンが〈ライブハウス〉である時の直接音(D
1 、E 1 )と該直接音に対する反射音(d1 〜d6 、e
1 〜e6 )のレベルを示したグラフである。なお、説明
を分かり易くするために、音響信号のサンプリング周期
T毎に反射音生成が行なわれた場合についてグラフを描
いてある。
【0007】Aの状態以前にDSP22に音響信号が入
力されていないとすると、DSP22から時刻t0 の時
は、(A1 )なる音声デ−タが出力され、時刻t1 の時
は(B1 )なる音声デ−タへ(A1 )なる音声デ−タに
〈チャ−チ〉の演算処理を施した信号(a1 )が加算さ
れた後出力され、時刻t2 の時は(C1 )なる音声デ−
タへ(A1 )なる音声デ−タと(B1 )なる音声デ−タ
に〈チャ−チ〉の演算処理を施した信号(a2 )(b
2 )が加算された後出力される。
力されていないとすると、DSP22から時刻t0 の時
は、(A1 )なる音声デ−タが出力され、時刻t1 の時
は(B1 )なる音声デ−タへ(A1 )なる音声デ−タに
〈チャ−チ〉の演算処理を施した信号(a1 )が加算さ
れた後出力され、時刻t2 の時は(C1 )なる音声デ−
タへ(A1 )なる音声デ−タと(B1 )なる音声デ−タ
に〈チャ−チ〉の演算処理を施した信号(a2 )(b
2 )が加算された後出力される。
【0008】同様に、時刻t3 の時には、(D1 )なる
音声デ−タへ<チャ−チ>の演算処理の施された信号
(a3 )(b2 )(c1 )が加算された後出力され、時
刻t4の時には、(E1 )なる音声デ−タへ<チャ−チ
>の演算処理の施された信号(a4 )(b3 )(c2 )
と〈ライブハウス〉の演算処理の施された信号(d1 )
が加算された後出力される。
音声デ−タへ<チャ−チ>の演算処理の施された信号
(a3 )(b2 )(c1 )が加算された後出力され、時
刻t4の時には、(E1 )なる音声デ−タへ<チャ−チ
>の演算処理の施された信号(a4 )(b3 )(c2 )
と〈ライブハウス〉の演算処理の施された信号(d1 )
が加算された後出力される。
【0009】上記から解るように、時刻t3 の時点で音
場パタ−ンが〈チャ−チ〉から〈ライブハウス〉に切り
換えられたにも関わらず、RAM23およびRAM22
aに残っている〈チャ−チ〉の時に生成された音声デ−
タが〈ライブハウス〉の時に生成された音声デ−タに加
算され、DSP22から出力される。そして、この状態
は時刻t12まで継続する。したがって、本来残響時間の
短い〈ライブハウス〉において所望とする残響時間より
長い期間、反射音がDSP22より出力され、スピ−カ
28から〈ライブハウス〉とも〈チャ−チ〉とも言えな
い不適当な音声が出力されてしまう。
場パタ−ンが〈チャ−チ〉から〈ライブハウス〉に切り
換えられたにも関わらず、RAM23およびRAM22
aに残っている〈チャ−チ〉の時に生成された音声デ−
タが〈ライブハウス〉の時に生成された音声デ−タに加
算され、DSP22から出力される。そして、この状態
は時刻t12まで継続する。したがって、本来残響時間の
短い〈ライブハウス〉において所望とする残響時間より
長い期間、反射音がDSP22より出力され、スピ−カ
28から〈ライブハウス〉とも〈チャ−チ〉とも言えな
い不適当な音声が出力されてしまう。
【0010】従来の音場制御装置においては、時刻t3
から時刻t12まで継続する不適当な音声出力に対して、
図2に示したように、ミュ−ト回路26により例えば5
00ms程度の時間スピ−カ28から音声が出力されな
いようにする措置が取られている。しかし、ミュ−ト回
路26により音声出力を消去してしまえば、音場パタ−
ンが切り換えられてからミュ−ティングが作動している
間、音声が途絶えることになり、聴取者に違和感を与え
ることになる。
から時刻t12まで継続する不適当な音声出力に対して、
図2に示したように、ミュ−ト回路26により例えば5
00ms程度の時間スピ−カ28から音声が出力されな
いようにする措置が取られている。しかし、ミュ−ト回
路26により音声出力を消去してしまえば、音場パタ−
ンが切り換えられてからミュ−ティングが作動している
間、音声が途絶えることになり、聴取者に違和感を与え
ることになる。
【0011】聴取者へ最良の官能特性を提供する為に音
場パタ−ンを滑らかに切り換えるには、該パタ−ンが切
り換えられた時刻t3 の時点でRAM23およびRAM
22a内に存在する状態A、BおよびCにおける反射音
音声デ−タがすべてクリアされ、DSP22からは状態
D以降に入力された音声デ−タだけが処理され出力され
るようにする必要がある。
場パタ−ンを滑らかに切り換えるには、該パタ−ンが切
り換えられた時刻t3 の時点でRAM23およびRAM
22a内に存在する状態A、BおよびCにおける反射音
音声デ−タがすべてクリアされ、DSP22からは状態
D以降に入力された音声デ−タだけが処理され出力され
るようにする必要がある。
【0012】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、音場パタ−ンの切り換え時、切り換える前の音場パ
タ−ンに従って生成され、メモリに保持されている音声
デ−タを消去することができる機能を有するDSP・I
Cを備えた音場制御装置を提供することを目的としてい
る。
り、音場パタ−ンの切り換え時、切り換える前の音場パ
タ−ンに従って生成され、メモリに保持されている音声
デ−タを消去することができる機能を有するDSP・I
Cを備えた音場制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る音場制御装置は、マイクロコンピュ−タ
に接続されたDSPを備え、該DSPにメモリが内蔵さ
れ,又は/および外部メモリが接続された音場制御装置
において、音場パタ−ンの切り換え時、前記内蔵メモリ
又は/および前記外部メモリに記憶されている音声デ−
タをクリアするメモリクリア手段を備えていることを特
徴としている。
に本発明に係る音場制御装置は、マイクロコンピュ−タ
に接続されたDSPを備え、該DSPにメモリが内蔵さ
れ,又は/および外部メモリが接続された音場制御装置
において、音場パタ−ンの切り換え時、前記内蔵メモリ
又は/および前記外部メモリに記憶されている音声デ−
タをクリアするメモリクリア手段を備えていることを特
徴としている。
【0014】
【作用】本発明に係る音場制御装置にあっては、音場パ
タ−ンの切り換え時、切り換える前の音場パタ−ンに従
い生成され、前記内蔵メモリ又は/および前記外部メモ
リに記憶されている音声デ−タが、前記メモリクリア手
段によりクリアされる。これにより、音場パタ−ンの切
り換えにかかわる不適当な音声デ−タの出力が防止さ
れ、音場パタ−ンを滑らかに切り換えることができるよ
うになる。また、従来の音場制御装置の場合には必要で
あったミュ−ト処理が本発明に係る音場制御装置では不
要となる。
タ−ンの切り換え時、切り換える前の音場パタ−ンに従
い生成され、前記内蔵メモリ又は/および前記外部メモ
リに記憶されている音声デ−タが、前記メモリクリア手
段によりクリアされる。これにより、音場パタ−ンの切
り換えにかかわる不適当な音声デ−タの出力が防止さ
れ、音場パタ−ンを滑らかに切り換えることができるよ
うになる。また、従来の音場制御装置の場合には必要で
あったミュ−ト処理が本発明に係る音場制御装置では不
要となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る音場制御装置の実施例を
図面に基づいて説明する。なお、従来例と同様の機能を
有する構成部品については同一の符号を付すことにす
る。図1は実施例に係る音場制御装置を概略的に示した
ブロック図である。図1に示した実施例に係る音場制御
装置が図2に示した従来の音場制御装置と異なっている
点は、マイクロコンピュ−タ24とDSP22との間に
メモリクリア線10が介装されている点である。上記し
た点以外の構成は、同じである。
図面に基づいて説明する。なお、従来例と同様の機能を
有する構成部品については同一の符号を付すことにす
る。図1は実施例に係る音場制御装置を概略的に示した
ブロック図である。図1に示した実施例に係る音場制御
装置が図2に示した従来の音場制御装置と異なっている
点は、マイクロコンピュ−タ24とDSP22との間に
メモリクリア線10が介装されている点である。上記し
た点以外の構成は、同じである。
【0016】上記の如く構成された音場制御装置におい
て、音場制御に関する基本的動作は従来の音場制御装置
における動作と同様であるので、ここでは、実施例に係
る音場制御装置の特徴をなすメモリクリア機能について
説明する。
て、音場制御に関する基本的動作は従来の音場制御装置
における動作と同様であるので、ここでは、実施例に係
る音場制御装置の特徴をなすメモリクリア機能について
説明する。
【0017】音場パタ−ンが切り換えられると、マイク
ロコンピュ−タ24からメモリクリア線10を介してパ
ルス信号(メモリクリア信号)がDSP22に伝達され
る。そして、前記メモリクリア信号を受信すると、DS
P22においては割り込み処理が起動され、演算結果格
納用のメモリであるRAM23およびRAM22aの内
容がクリアされる。なお、メモリクリア処理について
は、上記した割り込みにより起動させるハ−ドウェア的
方法以外に、DSP22に内蔵されている処理プログラ
ムに予めメモリクリア処理を組み込んでおき、マイクロ
コンピュ−タ24からの制御信号を検知することでメモ
リクリア処理を起動させるソフトウェア的方法としても
良い。
ロコンピュ−タ24からメモリクリア線10を介してパ
ルス信号(メモリクリア信号)がDSP22に伝達され
る。そして、前記メモリクリア信号を受信すると、DS
P22においては割り込み処理が起動され、演算結果格
納用のメモリであるRAM23およびRAM22aの内
容がクリアされる。なお、メモリクリア処理について
は、上記した割り込みにより起動させるハ−ドウェア的
方法以外に、DSP22に内蔵されている処理プログラ
ムに予めメモリクリア処理を組み込んでおき、マイクロ
コンピュ−タ24からの制御信号を検知することでメモ
リクリア処理を起動させるソフトウェア的方法としても
良い。
【0018】以上説明したように実施例に係る音場制御
装置にあっては、音場パタ−ンが切り換えられるとマイ
クロコンピュ−タ24からメモリクリア線10を介して
DSP22にメモリクリア信号が伝達され、DSP22
におけるメモリクリア処理が起動される。そして、該メ
モリクリア処理が起動されることにより、切り換えられ
る前の音場パタ−ンに従って生成され、内部メモリであ
るRAM22aおよび外部メモリであるRAM23に記
憶されている音声デ−タがクリアされる。したがって、
音場パタ−ンが切り換えられると同時に、DSP22か
らは新たな音場パタ−ンに従って生成された音声デ−タ
のみが出力されるようになるので、従来の音場制御装置
の場合には音場パタ−ンの切り換え・音場処理各パラメ
−タの変更時に不可避であった不適当な音声デ−タの生
成を防止することができる。また、ミュ−ティング処理
といった本来の音場制御装置には余分な処理を省くこと
ができる。以上のように実施例に係る音場制御装置を用
いれば、音場パタ−ンの切り換え時における音声出力の
一時的途絶えをなくすことができ、音場パタ−ンをスム
−ズに切り換えることができる。
装置にあっては、音場パタ−ンが切り換えられるとマイ
クロコンピュ−タ24からメモリクリア線10を介して
DSP22にメモリクリア信号が伝達され、DSP22
におけるメモリクリア処理が起動される。そして、該メ
モリクリア処理が起動されることにより、切り換えられ
る前の音場パタ−ンに従って生成され、内部メモリであ
るRAM22aおよび外部メモリであるRAM23に記
憶されている音声デ−タがクリアされる。したがって、
音場パタ−ンが切り換えられると同時に、DSP22か
らは新たな音場パタ−ンに従って生成された音声デ−タ
のみが出力されるようになるので、従来の音場制御装置
の場合には音場パタ−ンの切り換え・音場処理各パラメ
−タの変更時に不可避であった不適当な音声デ−タの生
成を防止することができる。また、ミュ−ティング処理
といった本来の音場制御装置には余分な処理を省くこと
ができる。以上のように実施例に係る音場制御装置を用
いれば、音場パタ−ンの切り換え時における音声出力の
一時的途絶えをなくすことができ、音場パタ−ンをスム
−ズに切り換えることができる。
【0019】なお、上記した実施例においては、マイク
ロコンピュ−タ24からDSP22に指示を与える方式
として、メモリクリア線10を介してメモリクリア信号
をDSP22に伝達し、メモリクリア処理を起動させる
方式の場合を示したが、これ以外に、通信線29を介し
て通常の通信によりDSP22にメモリクリア処理を実
行させる指示を与える方式としても良い。
ロコンピュ−タ24からDSP22に指示を与える方式
として、メモリクリア線10を介してメモリクリア信号
をDSP22に伝達し、メモリクリア処理を起動させる
方式の場合を示したが、これ以外に、通信線29を介し
て通常の通信によりDSP22にメモリクリア処理を実
行させる指示を与える方式としても良い。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る音場制
御装置にあっては、従来の音場制御装置の場合には音場
パタ−ンの切り換え時に不可避であった不適当な音声デ
−タの生成を防止することができ、また、ミュ−ティン
グ処理といった本来の音場制御装置には余分な処理を省
くことができる。したがって、本発明に係る音場制御装
置を用いれば、音場パタ−ンの切り換え時における音声
出力の一時的途絶えをなくすことができ、音場パタ−ン
をスム−ズに切り換えることができる。
御装置にあっては、従来の音場制御装置の場合には音場
パタ−ンの切り換え時に不可避であった不適当な音声デ
−タの生成を防止することができ、また、ミュ−ティン
グ処理といった本来の音場制御装置には余分な処理を省
くことができる。したがって、本発明に係る音場制御装
置を用いれば、音場パタ−ンの切り換え時における音声
出力の一時的途絶えをなくすことができ、音場パタ−ン
をスム−ズに切り換えることができる。
【図1】本発明に係る音場制御装置の実施例を概略的に
示したブロック図である。
示したブロック図である。
【図2】従来の音場制御装置を概略的に示したブロック
図である。
図である。
【図3】直接音と該直接音に対して生成された残響音の
レベルを示したグラフであり、A〜Cの状態は音場パタ
−ンが〈チャ−チ〉である場合を示し、D及びEの状態
は音場パタ−ンが〈ライブハウス〉である場合を示して
いる。
レベルを示したグラフであり、A〜Cの状態は音場パタ
−ンが〈チャ−チ〉である場合を示し、D及びEの状態
は音場パタ−ンが〈ライブハウス〉である場合を示して
いる。
10 メモリクリア線 22 DSP 22a RAM(内部メモリ) 23 RAM(外部メモリ) 24 マイクロコンピュ−タ
Claims (1)
- 【請求項1】 マイクロコンピュ−タに接続されたDS
Pを備え、該DSPにメモリが内蔵され、又は/および
外部メモリが接続された音場制御装置において、音場パ
タ−ンの切り換え時、前記内蔵メモリ又は/および前記
外部メモリに記憶されている音声デ−タをクリアするメ
モリクリア手段を備えていることを特徴とする音場制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5002897A JPH06208387A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 音場制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5002897A JPH06208387A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 音場制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06208387A true JPH06208387A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11542151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5002897A Pending JPH06208387A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 音場制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06208387A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0321997A (ja) * | 1989-06-19 | 1991-01-30 | Pioneer Electron Corp | オーディオ信号データ処理装置 |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP5002897A patent/JPH06208387A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0321997A (ja) * | 1989-06-19 | 1991-01-30 | Pioneer Electron Corp | オーディオ信号データ処理装置 |
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A02 | Decision of refusal |
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