JP2001296890A - 車載機器習熟度判定装置および車載音声出力装置 - Google Patents

車載機器習熟度判定装置および車載音声出力装置

Info

Publication number
JP2001296890A
JP2001296890A JP2000110710A JP2000110710A JP2001296890A JP 2001296890 A JP2001296890 A JP 2001296890A JP 2000110710 A JP2000110710 A JP 2000110710A JP 2000110710 A JP2000110710 A JP 2000110710A JP 2001296890 A JP2001296890 A JP 2001296890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
proficiency
voice
vehicle
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000110710A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Okada
潤 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2000110710A priority Critical patent/JP2001296890A/ja
Publication of JP2001296890A publication Critical patent/JP2001296890A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者による車載機器の操作の習熟度を判定
することができる車載機器習熟度判定装置、および操作
者の車載機器の操作の習熟度に応じて音声案内の出力速
度を自動的に設定することができる車載音声出力装置を
提供する。 【解決手段】 この車載機器操作制御システム1では、
入力装置3に対して行われた入力の入力状況(入力速
度、各種類の入力の入力回数、あるいは入力受付開始時
から実際に入力が行われるまでの経過時間)が入力状況
検出部7aによって順次検出され、その検出された入力
状況に基づいて、習熟度判定部7bによって操作者の車
載機器5の操作に関する習熟度が判定される。そして、
その判定結果に基づいて、音声情報出力部7cが、音声
情報に基づいて音声合成処理部17が音声合成する際に
用いられる音声の出力速度を示す速度パラメータを決定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作者による車載
機器の操作の習熟度を判定する車載機器習熟度判定装
置、およびその車載機器習熟度判定装置を備えた車載音
声出力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】操作者による車載機器の操作の習熟度を
判定する車載機器習熟度判定装置は未だ知られていな
い。
【0003】また、車載機器の操作案内を音声により出
力する従来の車載音声出力装置では、操作者が行う設定
入力により音声の出力速度(喋る速度)が設定されるよ
うになっている。ここで、音声の出力速度は、操作者の
車載機器の操作に対する習熟度によって一般的に最適な
速度が異なっている。例えば、操作者が車載機器の操作
に慣れていない場合には、操作者の車載機器の操作手順
に対する理解が遅く、あまり音声案内の出力速度を速く
すると操作者が対応できないため、音声案内の出力速度
も遅い方が好ましい。これに対して、操作者が車載機器
の操作に慣れている場合には、同じ音声案内を操作者が
過去に何度も聞いている場合が多く音声案内の出力速度
を速くしても操作者が対応でき、また出力速度が遅すぎ
ると操作者がもどかしく感じてしまう場合があるととも
に音声案内の出力が操作者の操作に追いつかない場合も
あるため、音声案内の出力速度は速い方が好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車載機
器の操作の習熟度等に応じて最適な音声の出力速度が異
なるため、従来の車載音声出力装置では、操作者が自身
の習熟度に応じて音声の出力速度をわざわざ設定する必
要があり、操作がわずらわしいという問題がある。
【0005】そこで、本発明の第1の目的は、操作者に
よる車載機器の操作の習熟度を判定することができる車
載機器習熟度判定装置を提供することである。
【0006】また、本発明の第2の目的は、操作者の車
載機器の操作の習熟度に応じて音声案内の出力速度を自
動的に設定することができる車載音声出力装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、車両に搭載された車載機器に対して操
作者によって入力される入力内容を受け付ける入力受付
手段の入力状況を検出する入力状況検出手段と、前記入
力状況検出手段によって検出された前記入力状況に基づ
き、前記車載機器を操作する操作者の前記車載機器の操
作に関する習熟度を判定する習熟度判定手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0008】好ましくは、前記入力状況検出手段は、前
記入力受付手段に対して前記入力が行われる際の入力速
度を前記入力状況として検出し、前記習熟度判定手段
は、前記入力状況検出手段によって検出された前記入力
速度に基づき、前記習熟度を判定するのがよい。
【0009】また、好ましくは、前記入力状況検出手段
は、前記入力受付手段に対して行われる互いに入力内容
の異なる複数種類の入力のうちの各入力が前記入力受付
手段に対して行われた回数を前記入力状況として検出
し、前記習熟度判定手段は、前記入力状況検出手段によ
って検出された前記各種類の入力が行われた回数に基づ
いて、前記各種類の入力に対する前記習熟度を判定する
のがよい。
【0010】さらに、好ましくは、前記入力状況検出手
段は、前記車載機器が前記入力受付手段を介して各操作
入力の受け付けを開始する入力受付開示時から実際にそ
の各操作入力が入力されるまでの経過時間を前記入力状
況として検出し、前記習熟度判定手段は、前記入力状況
検出手段によって検出された前記経過時間に基づいて前
記習熟度を判定するのがよい。
【0011】また、前記目的を達成するための技術的手
段は、請求項1ないし4のいずれかに記載の車載機器習
熟度判定装置を備え、車載機器の操作案内を音声により
出力する車載音声出力装置であって、請求項1ないし4
のいずれかに記載の車載機器習熟度判定装置と、スピー
カと、前記車載機器習熟度判定装置の前記習熟度判定手
段によって判定された前記習熟度に応じて前記音声の出
力速度を決定する出力速度決定手段と、前記操作案内を
行うための前記音声を合成し、その合成した前記音声を
前記音声速度決定手段によって決定された前記出力速度
で前記スピーカを介して出力する音声合成手段と、を備
えることを特徴とする。
【0012】なお、本発明において、入力受付手段が受
け付ける「入力」には、操作入力と音声入力とが含まれ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る車載機器習熟度判定装置および車載音声出力装置が適
用された車載機器操作制御システム1の構成を示すブロ
ック図である。この車載機器操作制御システム1は、図
1に示すように、入力装置(入力受付手段)3を介して
入力された操作入力等に基づいて車載機器5を操作制御
するためのものであり、構成要素として、入力装置3
と、CPU7と、タイマー9と、メモリ11と、表示装
置13と、通信インタフェース15と、音声合成処理部
(音声合成手段)17と、ディジタル/アナログ変換器
(以下「D/A変換器」という)19と、入出力部21
と、スピーカ23とを備えている。
【0014】車載機器5としては、オーディオ機器およ
びエアコン等の一般に車両に搭載される操作入力の必要
な任意の車載機器が備えられている。
【0015】入力装置3としては、ここでは、車載機器
5の操作を行うために入力される操作入力を受け付ける
ためのスイッチやキー等の複数の操作部を備えたものを
想定しているが、入力装置3に、車載機器5の操作を行
うための音声入力を受け付ける音声入力部を備えてもよ
い。
【0016】表示装置13は、後述するCPU7の制御
部7の制御により、車載機器5の操作に必要な操作情報
等を表示する。また、この表示装置13に、車載機器5
として備えられるテレビジョンチューナおよびナビゲー
ション装置から与えられるテレビジョン画像およびナビ
ゲーション画像を表示させるようにしてもよい。
【0017】タイマー9は、時間経過のカウント動作を
行っており、後述するCPU7の入力状況検出部7aの
入力状況の検出に用いられる。
【0018】メモリ11には、CPU7が後述する習熟
度判定動作、音声データ作成動作、車載機器5の制御動
作、表示装置13の表示内容の制御動作等を行うのに必
要な各種の情報が記憶されている。
【0019】通信インタフェース15は、後述するCP
U7の制御部7dと車載機器5との間で行われる制御情
報の送受を司っている。
【0020】音声合成処理部17は、後述するCPU7
の音声情報出力部7cから与えられる文字コード等で表
された文字情報に基づき、その文字情報が示す音声化す
べき文字列に対応するディジタル式の音声信号を合成し
て出力する。また、音声合成処理部17は、音声の合成
の際、音声情報出力部7cから与えられる速度パラメー
タが示す音声の出力速度(喋る速度)に従って文字列に
対応する音声がスピーカ23から出力されるように音声
信号を作成する。すなわち、音声情報出力部7cから与
えられる速度パラメータが示す出力速度が変化される
と、それに従って音声化される文字列が音声化されて出
力される出力速度が変化されるようになっている。
【0021】音声合成処理部17から出力されたディジ
タル式の音声信号は、D/A変換器19にてアナログ式
の音声信号に変換され、入出力部21を介してスピーカ
23に出力され、音声化される。
【0022】CPU7は、プログラムによって動作する
演算処理ユニットによって構成され、機能要素として、
入力状況検出部(入力状況検出手段)7a、習熟度判定
部(習熟度判定手段)7b、音声情報出力部(出力速度
決定手段)7cおよび制御部7dを備えている。
【0023】制御部7dは、入力装置3を介して入力さ
れる入力内容に基づいて通信インタフェース15を介し
て車載機器5を制御する制御機能と、表示装置13の表
示内容を制御して表示装置13を介して車載機器5の操
作に必要な操作情報等を表示する表示処理機能と、後述
する音声情報出力部7cに車載機器5の操作案内のため
の音声情報の出力および出力すべき音声情報の内容に関
する指示を与える音声出力指示機能等を備えている。な
お、制御部7dがこれらの各機能を実行するために必要
な情報は、メモリ11に記憶されている。
【0024】メモリ11には、車載機器5の操作案内と
して出力するための音声に対応する複数種類の音声情報
が登録されており、音声情報出力部7cは、制御部7d
から音声情報出力のための指示が与えられると、メモリ
11に登録されている複数種類の音声情報のうちからそ
の指示が示す音声情報を読み出す一方、後述する習熟度
判定部7bから与えられる習熟度の判定結果に基づいて
その音声情報の音声化の際の出力速度を決定し、その出
力速度を示す速度パラメータを読み出した音声情報とと
もに音声合成処理部17に出力する。ここで、各音声情
報は、音声化すべき文字列等を文字コード等で表した文
字情報によって構成されている。
【0025】ここで、出力情報出力部7cは、習熟度判
定部7bから与えられる習熟度が高いほど音声情報の音
声化の際の出力速度を速くするようになっている。この
出力速度の調整の基準としては、例えば、最初の入力
(例えば、車載機器5に備えられるオーディオ機器のラ
ジオモードを呼び出すための入力)に応答して所定の音
声案内(例えば、「ラジオです」)が出力される際にそ
の音声案内の出力の途中で(例えば、「ラジオです」の
うちの「ラジ」まで出力した時点で)、次の入力(例え
ば、オーディオ機器のCD再生モードを呼び出すための
入力)が行われた場合には、最初の入力が行われてから
次の入力が行われるまでに所定の音声案内が最後まで完
全に出力されるように、音声案内の出力速度が速められ
るように基準を設定するのが好ましい。
【0026】入力状況検出部7aおよび習熟度判定部7
bは、互いに共働して、操作者により入力装置3に対し
て行われる入力(ここでは操作入力)の入力状況を検出
し、その検出した入力状況に基づいて操作者の車載機器
5の操作に関する習熟度を判定し、判定結果を音声情報
出力部7cに出力する。
【0027】この入力状況検出部7aおよび習熟度判定
部7bによる習熟度の判定方法としては、以下の3つの
判定方法が考えられる。
【0028】第1の判定方法は、一般に習熟度が高いほ
ど操作者の入力装置3に対する入力速度が速くなる点に
着目したものである。
【0029】すなわち、この第1の判定方法では、入力
状況検出部7aが、入力装置3に対する操作者の入力速
度を検出して習熟度判定部7bに出力する。ここで、入
力状況検出部7aによる入力速度の検出は、タイマー9
の計時機能を用いて、操作者によって入力装置3に与え
られる各入力間の時間間隔を検出することにより行われ
る。なお、入力速度が遅いほど、各入力間の時間間隔は
大きくなる傾向にある。
【0030】この場合、入力状況検出部7aは、入力装
置3に対して行われる各入力間の時間間隔を逐次計測し
ており、入力装置3に対して入力が行われるごとに、そ
の入力と1つ前に行われた入力との時間間隔を迅速に習
熟度判定部7bに出力するようになっている。
【0031】これに対応して、習熟度判定部7bは、入
力状況検出部7aによって検出された入力速度(時間間
隔)と、メモリ11に予め登録されている標準入力速度
(標準時間間隔)とを比較することにより、習熟度の判
定を迅速に行い、その判定結果を音声情報出力部7cに
順次出力する。この判定処理では、標準入力速度に対し
て入力速度が速いほど習熟度が高いと判定され、標準入
力速度に対して入力速度が遅いほど習熟度が低いと判定
されるようになっている。これによって、この第1の判
定方法では、入力装置3に対して入力が行われると、そ
の入力と、その入力の1つ前に入力された入力との時間
間隔に基づいて、その入力に対する習熟度が直ちにリア
ルタイムで判定されて、音声合成処理部7cに出力され
るようになっており、その判定結果が、音声情報出力部
7cにてその入力に対応する音声情報の音声化の際の出
力速度の決定に用いられるようになっている。なお、こ
のように、入力に対してリアルタイムで順次その入力に
対する習熟度の判定を行い、その判定結果を、その入力
に対応する音声情報の音声化の際の出力速度の決定に用
いる点は、後述する第2および第3の判定方法において
も同様である。
【0032】ここで、習熟度が同じレベルであっても、
入力装置3に対する入力速度は、入力の種類(オーディ
オ機器の操作(選曲のための操作)やエアコンの操作
等)によって相違するため、メモリ11には、各種類の
入力に対応した複数種類の前記標準速度を登録しておく
のが好ましい。この場合、制御部7dは、入力装置3に
対して入力された入力の種類を示す種類情報を習熟度判
定部7bに順次出力するようになっており、習熟度判定
部7bは、入力状況検出部7aから入力速度が与えられ
ると、メモリ11に登録されている複数種類の標準入力
速度のうちから制御部7dから与えられる種類情報に対
応する標準入力速度を読み出し、その標準入力速度と入
力状況検出部7aから与えられた入力速度とを比較する
ことにより、習熟度の判定を行うようになっている。こ
れによって、入力の種類に応じて適切な習熟度の判断が
行えるという利点がある。
【0033】第2の判定方法は、入力装置3に対して行
われる互いに入力内容の異なる複数種の入力(オーディ
オ機器にCD再生を指示するための入力、エアコンに暖
房運転を指示するための入力など)のうちの各種類の入
力が入力された回数が多いほど、操作者のその各種類の
入力に対する習熟度が一般に高くなる点に着目したもの
である。
【0034】すなわち、この第2の判定方法では、制御
部7dは、入力装置3に対して各種類の入力が行われる
度にその入力の種類を示す種類情報を入力状況検出部7
aに出力するようになっている。
【0035】また、この第2の判定方法において、入力
状況検出部7aは、制御部7aから与えられる種類情報
に基づいて各種類の入力が行われた回数をカウントする
機能を有しており、制御部7aから種類情報が与えられ
ると、その種類情報が示す種類の入力の入力回数を示す
カウント値を1回分増加させるとともに、そのカウント
値が増加された種類の入力の入力回数を習熟度判定部7
bに順次出力するようになっている。そして、習熟度判
定部7bは、入力状況検出部7aから与えられた入力回
数に基づいて、その入力操作が行われた種類の入力に対
する操作者の習熟度を判定し、その判定結果を音声情報
出力部7cに順次出力するようになっている。これに対
応して、音声情報出力部7cは、その判定結果に基づい
て、入力装置3に対して行われた入力の種類に対応する
音声情報の音声化の際の出力速度を順次決定するように
なっている。なお、この習熟度の判定処理では、入力回
数が多いほど習熟度が高いと判定されるようになってい
る。
【0036】第3の判定方法は、制御部7dが入力装置
3を介して各種類の入力の受け付けを開始する入力受付
開示時から実際にその各種類の入力が行われるまでの経
過時間が短いほど、操作者の入力装置3に対する習熟度
が高くなる点に着目したものである。すなわち、入力装
置3を介して操作者によって車載機器5が操作される際
には、入力装置3に対して各種類の入力が行われると、
その各種類の入力に対応する操作案内のための表示出力
あるいは音声出力が表示装置13あるいはスピーカ23
を介して出力されるとともに、次の種類の入力の受け付
けが開示されるのが一般的であり、このような場合、習
熟度の高い操作者ほど表示出力あるいは音声出力の出力
時(すなわち、入力受付開始時)から実際に次の種類の
入力が行われるまでの経過時間が短くなる(反応速度が
速い)傾向にある。
【0037】そこで、この第3の判定方法では、制御部
7dは、各種類の入力の受付開始時に、入力の受付開始
およびその受け付けを開始した入力の種類を示す受付開
始情報を入力状況検出部7aに順次出力するようになっ
ている。これに対応して、入力状況検出部7aは、制御
部7aから受付開始情報が与えられると、タイマー9の
計時機能を用いて、受付開始情報が示す種類の入力の受
付開始時から入力装置3を介して実際に受付開始情報が
示す種類の入力が行われるまでの経過時間を計測し、そ
の計測した経過時間を習熟度判定部7bに順次出力する
ようになっている。そして、習熟度判定部7bは、入力
状況検出部7aによって計測された経過時間に基づい
て、前記受付開始情報が示す種類の入力に対する操作者
の習熟度を判定し、その判定結果を音声情報出力部7c
に順次出力する。そして、音声情報出力部7cは、その
判定結果に基づいて、入力装置3に対して行われた入力
の種類に対応する音声情報の音声化の際の出力速度を順
次決定するようになっている。なお、この習熟度の判定
処理では、入力の受付開始から実際にその入力が行われ
るまでの経過時間が短いほど習熟度が高いと判定される
ようになっている。
【0038】ここで、本実施形態では、上記の第1ない
し第3の判定方法のうちから選択されたいずれか1つの
判定方法によって習熟度の判定を行うことを想定してい
るが、第1ないし第3の判定方法のうちのいずれか2つ
または3つの判定方法を組み合わせて、習熟度の判定を
行うようにしてもよい。このように2つ以上の判定方法
を組み合わせて習熟度の判定が行われる場合には、習熟
度判定部7bは、各判定方法による入力状況検出部7a
の検出結果を総合的に判断して習熟度の判定を行うよう
になっている。
【0039】例えば、入力装置3に対して行われた入力
が初めて行われた種類の入力であっても、操作者によっ
てはその種類の入力をスムーズに行える場合があり、こ
のような場合には、第2の判断手法のみでは的確な習熟
度の判定が行えないのであるが、第1の判定方法と第2
の判定方法とを組み合わせ、入力操作の行われた入力が
入力回数の少ない種類の入力であることが第2の判定方
法に基づいた入力状況検出部7aの検出動作により検出
され、かつその種類の入力の入力速度が第1の判定方法
に基づいた入力状況検出部7aの検出動作により標準入
力速度に対して遅いことが検出された場合にのみ、習熟
度判定部7bによって習熟度が低いと判定されるように
することにより、前述のような場合にも的確な習熟度の
判定が行えるようになる。
【0040】このような構成により、入力装置3に対し
て入力が行われると、その入力内容に基づいて、制御部
7dによって車載機器5の制御が行われるともに、制御
部7dの指示に従って、音声情報出力部7cによって車
載機器5の操作案内のための音声情報がメモリ11から
読み出される。
【0041】これと平行して、入力装置3に対して行わ
れた入力の入力状況(入力速度、各種類の入力の入力回
数、あるいは入力受付開始時から実際に入力が行われる
までの経過時間)が前述のようにして入力状況検出部7
aによって順次検出され、その検出された入力状況に基
づいて、習熟度判定部7bによって前述のように操作者
の車載機器5の操作に関する習熟度が判定されて、音声
情報出力部7cに順次出力される。
【0042】そして、音声情報出力部7cにより、習熟
度判定部7bから与えられた判定結果に基づき、その判
定結果が示す習熟度に応じた音声情報の音声化の際の出
力速度が前述のようにして決定され、その出力速度を示
す速度パラメータが対応する音声情報とともに音声情報
出力部7cから音声合成処理部17に与えられる。続い
て、音声合成処理部17にて、音声化された音声案内が
音声情報出力部7cによって決定された出力速度でスピ
ーカ23にて音声化されるように、音声情報に対応する
音声信号が合成され、合成された音声信号がD/A変換
器19および入出力部21を介してスピーカ23に与え
られてスピーカ23にて音声案内として音声化される。
【0043】以上のように、本実施形態によれば、操作
者による車載機器5の操作の習熟度を自動的に判定する
ことができるとう新規な効果が得られる。
【0044】また、入力装置3に対して行われた各種類
の入力の入力状況(入力速度、各種類の入力の入力回
数、あるいは入力受付開始時から実際に入力が行われる
までの経過時間)を検出し、その入力状況に基づいて習
熟度を判定するため、各種類の入力に対する習熟度の判
定を的確に行うことができる。
【0045】さらに、習熟度の判定結果に基づいて音声
案内の出力速度が決定されるため、操作者の車載機器5
の操作の習熟度に応じて音声案内の出力速度を自動的に
設定することができ、その結果、操作者が自身の習熟度
に応じて音声案内の出力速度をわざわざ設定する必要が
なく、操作性の向上が図れる。
【0046】なお、本実施形態では、音声案内に対応す
る文字コード等で表された文字列に基づいてその文字列
に対応する音声が合成される際の速度パラメータを調節
することにより、音声案内の出力速度の調節を行うよう
にしたが、実際の肉声等による音声案内を音声案内の種
類ごとに、互いに出力速度を異ならせて複数個録音して
おき、その複数個のうちのいずれを再生するかによって
音声案内の出力速度を変化させるようにしてもよい。こ
の場合、音声合成処理部17は省略されるとともに、録
音された音声案内は音声情報としてメモリ11に記録さ
れており、音声情報出力部7cが、習熟度判定部7bの
判定結果に基づいて、出力速度の異なる複数個の音声案
内のうちのいずれをメモリ11から読み出してD/A変
換器19に出力するかを決定するようになっている。
【0047】また、本実施形態では、入力装置3に対し
て行われた各種類の入力に対応する種類の音声案内を出
力する際に、その各種類の入力の入力状況(入力速度
等)をリアルタイムで検出し、その検出した入力状況に
基づいて判定したその各種類の入力に対する習熟度を判
定し、その判定結果に基づいて各種類の入力に対応する
種類の音声案内の出力の際の出力速度をリアルタイムで
決定するようになっているが、この変形例として、以下
のような構成が考えられる。
【0048】すなわち、各種類の音声案内に対応する各
音声情報ごとに出力速度を示す速度パラメータをメモリ
11に記憶させておき、入力装置3から各種類の入力が
行われた際には、その各種類の入力に対応する音声案内
をメモリ11に先に記憶されている速度パラメータが示
す出力速度で出力する一方、その各種類の入力の入力状
況に基づいてその各種類の入力に対する習熟度を判定す
るとともにその判定結果に基づいてその各種類の入力に
対する音声案内の出力速度を決定し、メモリ11に先に
記憶されている対応する速度パラメータを、その決定さ
れた新たな出力速度を示す速度パラメータに更新し、次
回の対応する各種類の音声案内の出力の際にはその更新
した速度パラメータを用いるようにしてもよい。この場
合、判定した習熟度に基づく音声案内の出力速度は、そ
の音声案内の次回の出力の際に1回遅れで反映されるこ
ととなるが、その反面、入力が行われた際には前回の入
力の際に決定された出力速度に従って対応する音声案内
が出力されるようになっているため、習熟度の判定等に
時間がかかる場合にも、音声案内出力の遅延を招くこと
なく音声案内を迅速に出力することができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、操作者
による車載機器の操作の習熟度を判定することができる
車載機器習熟度判定装置を提供することができ、この車
載機器習熟度判定装置の判定結果を、例えば、車載機器
の操作案内を音声により出力する車載音声出力装置が音
声案内を出力する際の出力速度の自動設定に用いるな
ど、種々の利用用途に用いることができる。
【0050】また、入力受付手段の入力状況を検出し、
その入力状況に基づいて習熟度を判定するため、習熟度
の判定を的確に行うことができる。
【0051】請求項2に記載の発明によれば、入力受付
手段に対して入力が行われる際の入力速度を検出し、そ
の入力速度に基づいて習熟度を判定するため、習熟度の
判定を的確に行うことができる。
【0052】請求項3に記載の発明によれば、入力受付
手段に対して行われる互いに入力内容の異なる複数種類
の入力のうちの各入力が入力受付手段に対して行われた
回数を検出し、その検出した各種類の入力が行われた回
数に基づいて、各種類の入力に対する習熟度を判定する
ため、各種類の入力に対する習熟度を的確に判定するこ
とができる。
【0053】請求項4に記載の発明によれば、車載機器
が入力受付手段を介して各操作入力の受け付けを開始す
る入力受付開示時から実際にその各操作入力が入力され
るまでの経過時間を検出し、その経過時間に基づいて習
熟度を判定するため、習熟度の判定を的確に行うことが
できる。
【0054】請求項5に記載の発明によれば、車載機器
習熟度判定装置の判定結果に基づいて音声案内の出力速
度が決定されるため、操作者の車載機器の操作の習熟度
に応じて音声案内の出力速度を自動的に設定することが
でき、その結果、操作者が自身の習熟度に応じて音声案
内の出力速度をわざわざ設定する必要がなく、操作性の
向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車載機器習熟度判定
装置および車載音声出力装置が適用された車載機器操作
制御システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 車載機器操作制御システム 3 入力装置 5 車載機器 7 CPU 7a 入力状況検出部 7b 習熟度判定部 7c 音声情報出力部 7d 制御部 13 表示装置 17 音声合成処理部 23 スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 潤 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5B049 AA01 BB23 CC40 DD01 FF06 5D015 KK01 KK04 LL02 9A001 HH15 JJ74 JJ77

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された車載機器に対して操作
    者によって入力される入力内容を受け付ける入力受付手
    段の入力状況を検出する入力状況検出手段と、 前記入力状況検出手段によって検出された前記入力状況
    に基づき、前記車載機器を操作する操作者の前記車載機
    器の操作に関する習熟度を判定する習熟度判定手段と、
    を備えることを特徴とする車載機器習熟度判定装置。
  2. 【請求項2】 前記入力状況検出手段は、前記入力受付
    手段に対して前記入力が行われる際の入力速度を前記入
    力状況として検出し、 前記習熟度判定手段は、前記入力状況検出手段によって
    検出された前記入力速度に基づき、前記習熟度を判定す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車載機器習熟度判
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記入力状況検出手段は、前記入力受付
    手段に対して行われる互いに入力内容の異なる複数種類
    の入力のうちの各入力が前記入力受付手段に対して行わ
    れた回数を前記入力状況として検出し、 前記習熟度判定手段は、前記入力状況検出手段によって
    検出された前記各種類の入力が行われた回数に基づい
    て、前記各種類の入力に対する前記習熟度を判定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車載機器習熟度判定装
    置。
  4. 【請求項4】 前記入力状況検出手段は、前記車載機器
    が前記入力受付手段を介して各操作入力の受け付けを開
    始する入力受付開示時から実際にその各操作入力が入力
    されるまでの経過時間を前記入力状況として検出し、 前記習熟度判定手段は、前記入力状況検出手段によって
    検出された前記経過時間に基づいて前記習熟度を判定す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車載機器習熟度判
    定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の車
    載機器習熟度判定装置を備え、車載機器の操作案内を音
    声により出力する車載音声出力装置であって、 請求項1ないし4のいずれかに記載の車載機器習熟度判
    定装置と、 スピーカと、 前記車載機器習熟度判定装置の前記習熟度判定手段によ
    って判定された前記習熟度に応じて前記音声の出力速度
    を決定する出力速度決定手段と、 前記操作案内を行うための前記音声を合成し、その合成
    した前記音声を前記音声速度決定手段によって決定され
    た前記出力速度で前記スピーカを介して出力する音声合
    成手段と、を備えることを特徴とする車載音声出力装
    置。
JP2000110710A 2000-04-12 2000-04-12 車載機器習熟度判定装置および車載音声出力装置 Pending JP2001296890A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000110710A JP2001296890A (ja) 2000-04-12 2000-04-12 車載機器習熟度判定装置および車載音声出力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000110710A JP2001296890A (ja) 2000-04-12 2000-04-12 車載機器習熟度判定装置および車載音声出力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001296890A true JP2001296890A (ja) 2001-10-26

Family

ID=18623177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000110710A Pending JP2001296890A (ja) 2000-04-12 2000-04-12 車載機器習熟度判定装置および車載音声出力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001296890A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004049224A1 (ja) * 2002-11-22 2004-06-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 付帯状況利用装置
WO2005124738A1 (ja) * 2004-06-16 2005-12-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 音声対話システム及び音声対話方法
JP2006189730A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音声対話方法および音声対話装置
WO2007116712A1 (ja) * 2006-04-07 2007-10-18 Pioneer Corporation 音声認識装置、音声認識方法、音声認識プログラム、および記録媒体
JP2015150003A (ja) * 2014-02-10 2015-08-24 シャープ株式会社 洗濯機
JP2018143887A (ja) * 2018-07-03 2018-09-20 シャープ株式会社 洗濯機

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004049224A1 (ja) * 2002-11-22 2004-06-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 付帯状況利用装置
WO2005124738A1 (ja) * 2004-06-16 2005-12-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 音声対話システム及び音声対話方法
JP2006189730A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音声対話方法および音声対話装置
JP4634156B2 (ja) * 2005-01-07 2011-02-16 パナソニック株式会社 音声対話方法および音声対話装置
WO2007116712A1 (ja) * 2006-04-07 2007-10-18 Pioneer Corporation 音声認識装置、音声認識方法、音声認識プログラム、および記録媒体
JP2015150003A (ja) * 2014-02-10 2015-08-24 シャープ株式会社 洗濯機
JP2018143887A (ja) * 2018-07-03 2018-09-20 シャープ株式会社 洗濯機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4304952B2 (ja) 車載制御装置、並びにその操作説明方法をコンピュータに実行させるプログラム
US7698134B2 (en) Device in which selection is activated by voice and method in which selection is activated by voice
US7617108B2 (en) Vehicle mounted control apparatus
US20070073543A1 (en) Supported method for speech dialogue used to operate vehicle functions
JPH10268875A (ja) カラオケ装置
US7805306B2 (en) Voice guidance device and navigation device with the same
JP3322140B2 (ja) 車両用音声案内装置
JP2001296890A (ja) 車載機器習熟度判定装置および車載音声出力装置
JP2001022370A (ja) 音声案内装置
KR20050015585A (ko) 향상된 음성인식 장치 및 방법
JP2004301893A (ja) 音声認識装置の制御方法
JPH11265190A (ja) 音楽演奏装置
JP2000305596A (ja) 音声認識装置及びナビゲーション装置
CN111785270A (zh) 电子琴的控制方法、电子琴及计算机可读存储介质
JP2009122498A (ja) 電子絵本システム及び電子絵本システム制御装置
JP2002268683A (ja) 情報処理方法及び装置
JPH05197385A (ja) 音声認識装置
JPH1165592A (ja) 音声入力システム
JP2005293175A (ja) ユーザインタフェイス自動調整方法及び装置
JP2000250592A (ja) 音声認識操作システム
JP2002182691A (ja) 音を出力する機器を制御する制御装置
JPH05204355A (ja) ウィンドウ表示制御装置
JPH11184479A (ja) 音声コントロール付きカラオケ装置
JP2000267678A (ja) マイクロホン入力のエコー調整機能に特徴を有するカラオケ装置
JP2004354942A (ja) 音声対話システム、音声対話方法及び音声対話プログラム