JP2005293175A - ユーザインタフェイス自動調整方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザの特性や好みに応じて操作スイッチを調整することが可能なユーザインタフェイス自動調整方法及び装置を提供する。
【解決手段】 操作部位を表示させるための表示部(30)、前記操作部位を利用して操作入力を行うための入力部(32)及び音声出力部(46)を有する機器のユーザインタフェイス自動調整方法であって、表示部に検査用操作部位(401〜405)を表示させ、音声出力部から検査用操作部位を利用して操作入力を行わせるための指示(又は質問)を行い、指示(又は質問)に応じて前記入力部から出力される検査結果データに基づいて最適操作部位を決定し、表示部に最適操作部位を機器の操作部位として表示する、過程を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 操作部位を表示させるための表示部(30)、前記操作部位を利用して操作入力を行うための入力部(32)及び音声出力部(46)を有する機器のユーザインタフェイス自動調整方法であって、表示部に検査用操作部位(401〜405)を表示させ、音声出力部から検査用操作部位を利用して操作入力を行わせるための指示(又は質問)を行い、指示(又は質問)に応じて前記入力部から出力される検査結果データに基づいて最適操作部位を決定し、表示部に最適操作部位を機器の操作部位として表示する、過程を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ユーザインタフェイス自動調整方法及び装置に関し、詳しくは最適なユーザインタフェイスを特定する自動調整方法及び装置に関する。
車載端末の表示ディスプレイにタッチパネルを取り付け、表示ディスプレイに様々な操作スイッチを表示させ、表示個所のタッチパネルに押圧することによって、表示された操作スイッチの動作に対応して車両や車載端末を操作/制御することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、複数の操作スイッチを有するトランシーバにおいて、ユーザに対する複数の指示とそれに対する回答結果から、ユーザの操作器量レベルを自動判定し、操作技量レベルに応じて、複数の操作スイッチによって操作される機能の範囲を制限するように構成したトランシーバが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−203356号公報(第3頁、第11図)
特開平5−48486号公報(第5頁、第5図)
しかしながら、複数の指示とそれに対する回答結果から、操作スイッチの機能を制限しても、もともと存在する複数の操作スイッチ自体は何ら変化しないため、操作スイッチの操作性を向上させることはできなかった。
また、タッチパネルの操作スイッチの大きさや形状等が、各個人の特性に合わない場合でも、ユーザは、同じ大きさや形状の操作スイッチを使用し続けなければならなかった。
そこで、本発明は、上記の不具合を解消することが可能なユーザインタフェイス自動調整方法及び装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、ユーザの特性や好みに応じて操作スイッチを調整することが可能なユーザインタフェイス自動調整方法及び装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、ユーザ毎に、各ユーザの特性や好みに応じて操作スイッチを調整することが可能なユーザインタフェイス自動調整方法及び装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るユーザインタフェイス自動調整方法では、表示部に検査用操作部位を表示させ、音声出力部から検査用操作部位を利用して操作入力を行わせるための指示を行い、指示に応じて前記入力部から出力される検査結果データに基づいて最適操作部位を決定し、表示部に前記最適操作部位を前記機器の操作部位として表示する、過程を有することを特徴とする。
さらに、ユーザインタフェイス自動調整方法では、表示部に複数種類の検査用操作部位を表示させ、複数種類の検査用操作部位の各々を利用して操作入力を行わせるための指示を行い、検査結果データに基づいて複数種類の検査用操作部位の中から最適操作部位を決定することが好ましい。
さらに、ユーザインタフェイス自動調整方法では、大きさ、太さ、形状、輝度又は色調が夫々異なった複数種類の検査用操作部位を表示させることが好ましい。
さらに、ユーザインタフェイス自動調整方法では、複数種類の検査用操作部位毎の応答速度及び誤操作率を求め、応答速度及び前記誤操作率に基づいてユーザ適値を演算し、ユーザ適値に基づいて前記複数種類の検査用操作部位の中から前記最適操作部位を決定する、ことが好ましい。
さらに、ユーザインタフェイス自動調整方法では、ユーザ認証を行ってユーザを特定し、特定されたユーザ毎に最適操作部位を記憶し、記憶された最適操作部位に基づいてユーザ毎に前記最適操作部位を前記機器の操作部位として表示する、ことが好ましい。1台の機器を利用する場合でも、ユーザ毎に最適なユーザインタフェイスに調整できるようにしたものである。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るユーザインタフェイス自動調整装置では、操作部位を表示させるための表示部と、操作部位を利用して操作入力を行うための入力部と、音声出力部と、ユーザに検査用操作部位を利用して操作入力を行わせるための指示データが記憶された記憶部と、
表示部に検査用操作部位を表示させ、音声出力部から記憶部に記憶された指示データに基づいて指示を行い、指示に応じて前記入力部から出力される検査結果データに基づいて最適操作部位を決定し、表示部に前記最適操作部位を表示する制御部と、を有することを特徴とする。
表示部に検査用操作部位を表示させ、音声出力部から記憶部に記憶された指示データに基づいて指示を行い、指示に応じて前記入力部から出力される検査結果データに基づいて最適操作部位を決定し、表示部に前記最適操作部位を表示する制御部と、を有することを特徴とする。
さらに、ユーザインタフェイス自動調整装置では、制御部は、表示部に複数種類の検査用操作部位を表示させ、音声出力部から記憶部に記憶された指示データに基づいて複数種類の検査用操作部位の各々を利用して操作入力を行う旨の指示(又は質問)を行い、検査結果データに基づいて、複数種類の検査用操作部位の中から最適操作部位を決定する、ことが好ましい。
さらに、ユーザインタフェイス自動調整装置では、制御部は、大きさ、太さ、形状、輝度又は色調が夫々異なった複数種類の検査用操作部位を表示させることが好ましい。
さらに、ユーザインタフェイス自動調整装置では、制御部は、検査結果データとして、複数種類の検査用操作部位毎の応答速度及び誤操作率を求め、応答速度及び誤操作率に基づいてユーザ適値を演算し、ユーザ適値に基づいて複数種類の検査用操作部位の中から最適操作部位を決定する、ことが好ましい。
さらに、ユーザインタフェイス自動調整装置では、制御部は、ユーザ認証を行ってユーザを特定し、特定されたユーザ毎に最適操作部位を記憶し、記憶された最適操作部位に基づいてユーザ毎に最適操作部位を表示する、ことが好ましい。
さらに、ユーザインタフェイス自動調整装置では、入力部は、表示部に設けられたタッチパネルであることが好ましい。
本発明に係わるユーザインタフェイス自動調整方法及び装置によれば、ユーザの特性や好みに応じた最適なユーザインタフェイスを提供することができる。
また、本発明に係わるユーザインタフェイス自動調整方法及び装置によれば、本人も気づいていない、潜在的にユーザが有している最適なユーザインタフェイスを提供することができる。
さらに、本発明に係わるユーザインタフェイス自動調整方法及び装置によれば、一台の機器を複数のユーザで利用する場合であっても、ユーザ毎に最適なユーザインタフェイスを提供することができる。
以下図面を参照して、本発明に係るユーザインタフェイス自動調整方法及び装置について説明する。
図1に、本発明に係るユーザインタフェイス自動調整装置としても機能を有する車載端末装置10の一例の概略構成図を示す。図1に示す様に、車載端末10は、車両2(図示せず)に取り付けられており、制御部12、ナビゲーションの為等に利用される地図情報を記録するためのハードディスク、DVD又はCD等の記録媒体から構成される地図情報記憶部14、VICS情報受信部12、GPS情報受信部18、ジャイロセンサ20、車速パルス22、テレビ放送受信部24、操作部26、薄型液晶ディスプレイ等の表示部30、タッチパネル32、音声入力部40、音声認識部42、音声合成部44、音声出力部46、質疑応答データベース(以下「質疑応答DB」と言う)50、及びパーソナルエージェントデータベース(以下「エージェントDB」と言う)52等から構成されている。
制御部12は、CPU、RAM、ROM、I/O、バス等から構成され、予め記憶されたプログラムに従って、質疑応答DB50に記憶された指示(又は質問)をユーザに対して行って最適なユーザインタフェイスを決定してエージェントDB52に記録し、エージェントDB52に記録された内容に応じて表示部30に表示されるユーザインタフェイスを変更するように制御する。
また、制御部12は、同様に、地図情報記憶部14に記憶された地図情報、VICS(Vehicle Information and Communication System)情報受信部16が受信した渋滞情報、交通規制情報及び気象情報等を含む車両の走行に関連する走行関連情報、GPS情報受信部18が受信した車両2の位置情報、ジャイロセンサ20から取得した車両2の進行方向情報、及び車速パルス受信部22が受信した車速パルス等を用い、操作部26、表示部30、タッチパネル32、音声入力部40、音声認識部42、音声合成部44、及び音声出力部46を利用してナビゲーション動作を行う。さらに、制御部12は、テレビ放送受信部24から受信した映像データ及び音声データを、表示部30に表示し且つ音声出力部46から出力するように制御する。
操作部26は、車載端末10の電源スイッチや音量ボリュームスイッチを含む各種スイッチから構成されている。
表示部30の前面には、透明導電膜等によって構成されるタッチパネル32がとりつけられている。したがって、表示部30に車載端末10を操作するための操作部位(例えば、ボタン、スライドバー等)を表示し、その画面をユーザが押圧すると、タッチパネル32から所定の入力信号が出力されて、表示部30に表示された操作部位が操作入力されたもとして扱うことが可能である。なお、表示部30に表示される操作部位から操作入力を行える方式であれば、タッチパネル32以外の方法も利用することができる。
音声入力部40は、マイク等から構成され、ユーザが発した音声を音声信号として検出する。
音声認識部42は、音声入力部40が検出した音声信号を受信し、予め記憶されている音声波形データと比較することによって、音声波形データに対応した操作データをユーザが発した音声の意味内容に相当するものとして決定し、制御部12に決定した操作データを出力する。したがって、音声認識部42は、音声信号比較部、音声波形データベース、音声波形データ及び操作データ対応テーブル、操作データ決定部等を含むことが好ましい。
音声合成部44は、制御部12から出力された文字データを処理して合成音声データを作成し、スピーカ等から構成され車両2に取り付けられた音声出力部46から音声として出力する。なお、音声合成部44は、必要に応じて合成音声データを増幅するための増幅器を有していても良い。
図2に、本実施形態におけるユーザインタフェイス自動調整フローの一例を示す。
始めに、車両2に搭載されている車載端末10の操作部26を操作することによって、電源をONし、所定の操作を行ってユーザインタフェイス調整フローを呼び出す(ステップ200)。
次に、制御部12は、所定のユーザ認証を行い、ユーザを特定する(ステップ201)。ユーザ認証は、例えば、予め付与されているユーザIDと予め定められているパスワードを操作部26を用いて入力すること等によって行う。
次に、制御部12は、ステップ201で特定されたユーザの初期登録がなされているか否かを判断する(ステップ202)。
ステップ202で初期登録がなされていないと判断された場合、制御部12は、ステップ203へ進み、最適なユーザインタフェイスを決定する。最適なユーザインタフェイスの決定方法は後述する。
次に、制御部12は、ステップ204で決定された最適なユーザインタフェイスを示すユーザ情報をエージェントDBに記録する(ステップ204)。
次に、制御部12は、ステップ203で決定されたユーザ情報を用いて、ユーザインタフェイスを自動調整し(ステップ205)、ユーザインタフェイス自動調整フローを終了する(ステップ206)。
ステップ202で初期登録がなされていたと判断された場合、制御部12は、エージェントDB52からユーザインタフェイスを示すユーザ情報を読み出し(ステップ207)、読み出されたユーザ情報を用いて、ユーザインタフェイスを自動調整し(ステップ208)、ユーザインタフェイス自動調整フローを終了する(ステップ206)。
エージェントDB52には、ユーザ毎に、後述するユーザインタフェイスを示すユーザ情報が記録されており、記録されているユーザ情報に基づいてユーザインタフェイスが自動調整されるので、一台の車載端末を複数のユーザが利用する場合であっても、ユーザ毎に最適なユーザインタフェイスを用いて操作することができる。
図3に、ユーザインタフェイスを決定のためのユーザ情報決定フローの一例を示す。
図2のステップ203において、ユーザ情報決定フローが開始される(ステップ300)。
最初に、制御部12は、ボタンサイズ確認画面を表示部30に表示する(ステップ301)。ボタンサイズ確認画面の一例を図4に示す。図4に示すように、ボタンサイズ確認画面には、実質的に同じ形状、輝度及び色調で、異なる大きさを有する複数のボタン401〜405が、検査用操作部位として表示される。
次に、制御部12は、質疑応答DB50からボタンサイズ確認に対応するデータを読み出し、ユーザに対して音声合成部44を通じて音声出力部46から指示(又は質問)を行い、ユーザからの反応をタッチパネル32からのデータに応じて記録する処理、即ち、質疑応答処理を行う(ステップ302)。
指示(又は質問)の内容の一例は、例えば、「うのボタンを押してください。」、「あ、い、う、え、おの順でボタンを押してください。」、及び「えのボタンを繰り返し3回押してください。」等と言ったものである。質疑応答処理では、制御部12が、図4に示すボタンサイズ確認画面のボタン位置を様々に変化させながら(例えば、ボタン401〜405の配置をランダムに3回〜5回変更させなが)、上記に示すような指示(又は質問)を繰り返し、各ボタンについての応答時間(指示(又は質問)が発せられてからタッチパネルが押圧されるまでの時間(秒))の平均及び誤操作率(間違って違うボタンを押圧する割合(%))を求め、各ボタンについてユーザ適値(応答時間(秒)×誤操作率(%))を演算する。
次に、制御部12は、ユーザ適値が最大のボタンサイズをユーザに最適なサイズとしてサイズ決定を行う(ステップ303)。
次に、制御部12は、ボタン形状確認画面を表示部30に表示する(ステップ304)。ボタン形状確認画面の一例を図5に示す。図5に示すように、ボタン形状確認画面には、実質的に同じ大きさ、輝度及び色調で、異なる形状を有する複数のボタン501〜505が、検査用操作部位として表示される。
次に、制御部12は、質疑応答DB50からボタン形状確認に対応するデータを読み出し、ユーザに対して音声合成部44を通じて音声出力部46から指示(又は質問)を行い、ユーザからの反応をタッチパネル32からのデータに応じて記録する処理、即ち、質疑応答処理を行う(ステップ305)。
指示(又は質問)の内容の一例は、ステップ302で例示したものと同様である。質疑応答処理では、制御部12が、図5に示すボタン形状確認画面のボタン位置を様々に変化させながら、上記に示すような指示(又は質問)を繰り返し、各ボタンについての応答時間の平均及び誤操作率(%)を求め、各ボタンについてユーザ適値(応答時間(秒)×誤操作率(%))を演算する。
次に、制御部12は、ユーザ適値が最大のボタン形状をユーザに最適な形状として形状決定を行う(ステップ306)。
次に、制御部12は、ボタン輝度確認画面を表示部30に表示する(ステップ307)。ボタン輝度確認画面の一例を図6に示す。図6に示すように、ボタン輝度確認画面には、実質的に同じ大きさ、形状及び色調で、異なる輝度(コントラスト)を有するの複数のボタン601〜605が、検査用操作部位として表示される。
次に、制御部12は、質疑応答DB50からボタン輝度確認に対応するデータを読み出し、ユーザに対して音声合成部44を通じて音声出力部46から指示(又は質問)を行い、ユーザからの反応をタッチパネル32からのデータに応じて記録する処理、即ち、質疑応答処理を行う(ステップ308)。
指示(又は質問)の内容の一例は、ステップ302で例示したものと同様である。質疑応答処理では、制御部12が、図6に示すボタン輝度確認画面のボタン位置を様々に変化させながら、上記に示すような指示(又は質問)を繰り返し、各ボタンについての応答時間の平均及び誤操作率(%)を求め、各ボタンについてユーザ適値(応答時間(秒)×誤操作率(%))を演算する。
次に、制御部12は、ユーザ適値が最大のボタン輝度をユーザに最適な輝度として輝度決定を行う(ステップ309)。
次に、制御部12は、ボタン色調確認画面を表示部30に表示する(ステップ310)。ボタン色調確認画面の一例を図7に示す。図7に示すように、ボタン色調確認画面には、実質的に同じ大きさ、形状及び輝度で、異なる色調を有する複数のボタン701〜705が、検査用操作部位として表示される。
次に、制御部12は、質疑応答DB50からボタン色調確認に対応するデータを読み出し、ユーザに対して音声合成部44を通じて音声出力部46から指示(又は質問)を行い、ユーザからの反応をタッチパネル32からのデータに応じて記録する処理、即ち、質疑応答処理を行う(ステップ311)。
指示(又は質問)の内容の一例は、ステップ302で例示したものと同様である。質疑応答処理では、制御部12が、図7に示すボタン色調確認画面のボタン位置を様々に変化させながら、上記に示すような指示(又は質問)を繰り返し、各ボタンについての応答時間の平均及び誤操作率(%)を求め、各ボタンについてユーザ適値(応答時間(秒)×誤操作率(%))を演算する。
次に、制御部12は、ユーザ適値が最大のボタン色調をユーザに最適な色調として色調決定を行う(ステップ312)。
このようにして、ボタンサイズ、形状、輝度及び色調がユーザ情報として決定されて、ユーザ情報決定フローが終了する(ステップ313)。
上記のユーザ情報決定フローでは、ボタンサイズ、形状、輝度及び色調等のパラメータをユーザインタフェイスを決定するためのユーザ情報として決定したが、これに限られず、例えば、画面上の配置(左右、上下、斜め等)や、操作状況に対応した操作ボタンの配置など、様々なパラメータを決定することができる。また、各パラメータを決定するに際し、一度に5種類のボタンを表示するように構成したが、これに限定されるものではなく、最適な数、位置等を選択することが可能である。
上記のようにして、調整されたユーザインタフェイスの一例を図8に示す。図8(a)は、調整を行わない場合の初期に設定されている表示部30に表示されるユーザインタフェイス(操作ボタン列)の一例である。図3に示すフローに従がってユーザ情報を決定した結果、サイズについては図4「え」のボタン404が、形状については図5「い」のボタン502が、輝度については図6「え」のボタン604が、色調については図7「い」のボタン702が選択された場合、図8(a)のユーザインタフェイス(操作ボタン列)は図8(b)のような最適操作部位に調整されることとなる。
なお、上記の説明では、4つのパラメータ(大きさ、形状、輝度、色彩)の最適値を別々に求め、それらを合成して最適操作部位を作成したが、表示された検査用操作部位の中から最適操作部位を決定するようにしても良い。
また、上記では、車載端末10を用いて説明したが、家電機器テレビ等のマンマシンインタフェイス(物理的に形状等が固定されていないインタフェイス)を有するすべての機器に本発明を利用することが可能である。
図9に、ボタンサイズを決定するための他の方法を示す。
最初に、制御部12は、表示部30に図9(a)に示すような表示画面を表示する。図9(a)では、点901のみが表示されている。ここで、制御部12は、質疑応答処理時に、「画面上の点を押してください。」という指示(又は質問)を、画面上の点901の位置を様々に変更しながら行う。
その後、制御部12は、図9(b)に示すような、ユーザが点901を実際に押した個所(例えば902)の位置をタッチパネル32から検出し、その差rの平均値を求め、平均値がボタンの実質的な大きさの半径になるようにボタンサイズを選択する。
即ち、このような処理によって、ユーザが正確に押すことができる最小のボタンを確認することが可能となる。なお、図9に示した方法は、図3のフロー中のステップ301〜303に代えて用いることが可能である。
図10に、ボタンサイズを決定するための更に他の方法を示す。
図10の例では、棒状のスライドボタンについてユーザに最適な大きさを決定するものである。
最初に、制御部12は、表示部30に図10に示すような、サイズの異なった(太さの異なった)複数の棒状のスライドボタン1001〜1003を表示する。ここで、制御部12は、質疑応答処理時に、「あのスライドバーを5のメモリまで動かしてください。」という指示(又は質問)を、画面上に表示されるスライドボタン1001〜1003の配置を変更しながら、繰り返し、各ボタンについての応答時間(指示(又は質問)終了後からスライドバーが指定位置に到達するまでの時間(秒))の平均及び誤操作率(%)を求め、各ボタンについてユーザ適値(応答時間(秒)×誤操作率(%))を演算する。
その後、ユーザ適値が最も高いスライドボタンを決定する。なお、図10に示した方法は、図3のフロー中の追加するようにして用いることが可能である。
図11に、操作部26が有するボタンの機能を決定するための方法の一例を示す。
図11に他の表示部33を示す。表示部30の外枠の前面右下部には、操作部26の一つとして回転式の音量ボリュームボタン1101が設けられている。音量ボリュームボタン1101を回転させることによって、音量を調節することができるが、通常は、調節の割合(どの位回転させると、どのくらい音量が変化するか)は予め定められている。しかしながら、通常使用する範囲は極めて限られており、非常に狭い角度の部分でしか音量ボリュームを利用しない場合も多い。そこで、本実施形態では、回転式の音量ボリュームの約45度の範囲1102の音量変化の割合を変更することができるようにしたものである。
最初に制御部12は、図11に示すような6種類の回転角度を示すボタンあ1110〜か1160を示す。例えば、ユーザが「い」ボタン1120を選択すると、回転式音量ボリュームの音量変化の割合は初期設定値の1/2に変更され(即ち、初期45度の範囲が90度の範囲に変更される)、ユーザが「か」ボタン1160を選択すると、回転式音量ボリュームの音量変化の割合は初期設定値の1/6に変更される。なお、ユーザが「あ」ボタン1110を選択すると、初期設定のままとなる。
このようにして、本発明に係るユーザインタフェイス自動調整方法及び装置を利用すれば、ユーザに最適なインタフェイスを決定することができるので、ユーザの操作性が格段に向上することとなる。
10…車載端末装置
12…制御部
26…操作部
30…表示部
32…タッチパネル
40…音声入力部
42…音声認識部
44…音声合成部
46…音声出力部
50…質疑応答DB
52…エージェントDB
12…制御部
26…操作部
30…表示部
32…タッチパネル
40…音声入力部
42…音声認識部
44…音声合成部
46…音声出力部
50…質疑応答DB
52…エージェントDB
Claims (11)
- 操作部位を表示させるための表示部、前記操作部位を利用して操作入力を行うための入力部及び音声出力部を有する機器のユーザインタフェイス自動調整方法であって、
前記表示部に検査用操作部位を表示させ、
前記音声出力部から、前記検査用操作部位を利用して操作入力を行わせるための指示を行い、
前記指示に応じて前記入力部から出力される検査結果データに基づいて、最適操作部位を決定し、
前記表示部に前記最適操作部位を前記機器の操作部位として表示する、
過程を有することを特徴とするユーザインタフェイス自動調整方法。 - 前記表示部に検査用操作部位を表示させる過程は、
前記表示部に複数種類の検査用操作部位を表示させ、
前記指示を行う過程は、前記複数種類の検査用操作部位の各々を利用して操作入力を行わせるための指示を行い、
前記決定する過程は、前記検査結果データに基づいて、前記複数種類の検査用操作部位の中から最適操作部位を決定する、
過程を含む請求項1に記載のユーザインタフェイス自動調整方法。 - 前記表示部に複数種類の検査用操作部位を表示させる過程は、大きさ、太さ、形状、輝度又は色調が夫々異なった複数種類の検査用操作部位を表示させる過程を含む請求項2に記載のユーザインタフェイス自動調整方法。
- 前記最適操作部位を決定する過程は、
前記複数種類の検査用操作部位毎の応答速度及び誤操作率を求め、
前記応答速度及び前記誤操作率に基づいてユーザ適値を演算し、
前記ユーザ適値に基づいて前記複数種類の検査用操作部位の中から前記最適操作部位を決定する、
過程を含む請求項2又は3に記載のユーザインタフェイス自動調整方法。 - ユーザ認証を行ってユーザを特定し、
特定されたユーザ毎に、前記最適操作部位を記憶し、
記憶された前記最適操作部位に基づいて、ユーザ毎に前記最適操作部位を前記機器の操作部位として表示する、
過程をさらに有する請求項1〜4の何れか一項に記載のユーザインタフェイス自動調整方法。 - ユーザインタフェイス自動調整装置であって、
操作部位を表示させるための表示部と、
前記操作部位を利用して操作入力を行うための入力部と、
音声出力部と、
ユーザに前記検査用操作部位を利用して操作入力を行わせるための指示データが記憶された記憶部と、
前記表示部に検査用操作部位を表示させ、前記音声出力部から前記記憶部に記憶された指示データに基づいて指示を行い、前記指示に応じて前記入力部から出力される検査結果データに基づいて最適操作部位を決定し、前記表示部に前記最適操作部位を表示する制御部と、
を有することを特徴とするユーザインタフェイス自動調整装置。 - 前記制御部は、前記表示部に複数種類の検査用操作部位を表示させ、前記音声出力部から前記記憶部に記憶された指示データに基づいて前記複数種類の検査用操作部位の各々を利用して操作入力を行う旨の指示を行い、前記検査結果データに基づいて、前記複数種類の検査用操作部位の中から最適操作部位を決定する、請求項6に記載のユーザインタフェイス自動調整装置。
- 前記制御部は、大きさ、太さ、形状、輝度又は色調が夫々異なった複数種類の検査用操作部位を表示させる請求項7に記載のユーザインタフェイス自動調整装置。
- 前記制御部は、前記検査結果データとして、前記複数種類の検査用操作部位毎の応答速度及び誤操作率を求め、前記応答速度及び前記誤操作率に基づいてユーザ適値を演算し、前記ユーザ適値に基づいて前記複数種類の検査用操作部位の中から前記最適操作部位を決定する、請求項7又は8に記載のユーザインタフェイス自動調整装置。
- 前記制御部は、ユーザ認証を行ってユーザを特定し、特定されたユーザ毎に、前記最適操作部位を記憶し、記憶された前記最適操作部位に基づいて、ユーザ毎に前記最適操作部位を表示する、請求項6〜9の何れか一項に記載のユーザインタフェイス自動調整装置。
- 前記入力部は、前記表示部に設けられたタッチパネルである請求項6〜10の何れか一項に記載のユーザインタフェイス自動調整装置。
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2004
- 2004-03-31 JP JP2004106557A patent/JP2005293175A/ja not_active Withdrawn
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