JP2009260787A - 制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 表示面へのタッチ操作を検出可能なタッチセンサを設けた表示器に複数の表示オブジェクト32を表示する。各表示オブジェクト32に音響ソースを対応付けて表示オブジェクト32への回動操作を行うことにより、音響特性種類選択スイッチ31で選択された音響特性を制御することができる。表示器には、音響特性種類の特性値の表示を行うゲージ33が各表示オブジェクト32の近傍に表示される。なお、表示オブジェクト32への位置や回動の操作は表示面へのタッチ操作により行われてタッチセンサにより検出される。
【選択図】 図3
Description
そこで、上記の不都合を解決する目的で、透明又は半透明のタッチ操作子付きの平面状とされた表示手段をミキサー装置のパネルに立設し、該表示手段を透過して見える演奏者(音響ソース)と重なるように、該表示手段上に操作子を表示したミキサー装置が従来提案されている。
そこで、本発明は複数の音響ソースからの音響信号の音響特性を直感的に対応付けて制御できるようにするとともに、任意の位置に音響特性を制御する表示オブジェクトを配置することができる制御装置を提供することを目的としている。
図1に示す音響信号処理装置1において、音響信号処理装置1の全体の動作を制御すると共に、コントロールサーフェス15に設けられた後述する表示オブジェクト32やパネルに備えられているノブ操作子等の操作子18の操作に応じた制御信号を生成しているCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10が実行するミキシング制御プログラム等の動作ソフトウェアが格納されている不揮発性のROM(Read Only Member)11と、CPU10のワークエリアや各種データ等が記憶されるRAM(Random Access Memory)12を備えている。このROM11をフラッシュメモリ等の書き換え可能なROMとすることで、動作ソフトウェアの書き換えを可能とすることができ、動作ソフトウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。記憶装置13は、ハードディスク、FD(フレキシブルディスク又はフロッピーディスク(商標))、CD(コンパクトディスク)、DVD(ディジタル多目的ディスク)、フラッシュメモリや半導体メモリなどの記憶媒体と、その駆動装置からなり、動作ソフトウェアや各種データが記憶されている。この場合、記憶媒体は着脱可能であってもよいし、音響信号処理装置1に内蔵されていてもよい。通信I/F14は、外部機器との間でデータ等の授受を行うための通信用のインタフェース(I/F)であり、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)などの音楽専用有線I/FやUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394などの汎用近距離有線I/F、イーサネット(商標)などの汎用ネットワークI/F、無線LANやBluetooth(商標)などの汎用近距離無線I/F等とされる。
これらの図に示すように、本発明の実施例のコントロールサーフェス15は上面が平面状とされたテーブル30を備え、テーブル30の上面がタッチセンサ16と表示器17からなるタッチパネルとされている。表示器17の左端は音響特性種類選択スイッチ31の表示領域とされている。この音響特性種類選択スイッチ31の表示領域を除く表示器17の表示領域は、表示オブジェクト32の表示領域とされている。表示オブジェクト32は例えば円形とされており、ステージにおけるボーカルや楽器(演奏者)の位置に応じた表示器17における上記表示領域の任意の位置に表示することができる。各表示オブジェクト32は、ミキシング対象とされるボーカル、ギター、ベース、ドラムなどの音を拾うマイクロフォンや、キーボード出力などの複数の音響ソースの各々に予め対応付けがされており、各表示オブジェクト32は対応付けられた音響ソースからの音響信号の音響特性を操作することができる操作子とされている。各表示オブジェクト32には、予め対応付けられた音響ソースを表すボーカル「Vo」、ギター「Gt」、ドラム「Dr」、ベース「Ba」などのように、音響ソースの種類を識別可能な文字や絵などが、表示器17に表示された表示オブジェクト32内に表示されている。このように、各表示オブジェクト32がどの音響ソースに対応付けられているかを一目瞭然となるように表示することが好適とされる。あるいは、各表示オブジェクト32の形状自体を対応付けられた音響ソースを表す形状や入力系列を表す形状としてもよい。
なお、タッチセンサ16と表示器17からなるタッチパネルに替えて光センサ付き液晶ディスプレイによりテーブル30を構成してもよい。光センサ付き液晶ディスプレイは、液晶パネルの各画素に光センサを内蔵しており、液晶ディスプレイには表示オブジェクト32を表示できると共に、表示された表示オブジェクト32に指が置かれた際に、光センサにより液晶ディスプレイ上の指の位置を検出することができる。そして、指が移動したり指の位置が移動していく軌跡を検出することにより、各表示オブジェクト32のドラッグされた位置および表示オブジェクト32の回動方向を検出することができる。
なお、音響特性種類選択スイッチ31を操作する際に、音響特性種類選択スイッチ31を押し続けている間は当該音響特性種類が選択されており、音響特性種類選択スイッチ31のいずれも操作していない際には、例えば音量レベル(Level)等の予め定められた音響特性種類を選択するようにしてもよい。あるいは、音響特性種類選択スイッチ31を一旦操作するとその音響特性種類に固定され、以後他のスイッチが操作されるまでその音響特性種類の選択状態が保持されるようにしてもよい。この場合は、操作されたスイッチを点灯表示することが好適とされる。さらに、複数の音響特性種類選択スイッチ31を同時に操作した場合は、対応する複数種類の特性値を複数設けたゲージ33でそれぞれ表示してもよい。さらにまた、ゲージ33は、表示オブジェクト32の周囲に円弧状に表示されるものに限らず、直線状に表示されてもよいし、その他の形状で表示されてもよい。
図4に示すように信号処理部21は、音響入力I/F22を介して音響ソースからの音響信号がそれぞれ入力される4つの入力チャンネル(ch1〜ch4)の入力系列と、音響出力I/F23を介して外部に設けられているスピーカを駆動するアンプに出力されるL出力とR出力とのステレオ出力の出力系列とを備えている。また、ミキシングバス40はリバーブ(Rev.)用と、L,Rのステレオ用の3本とされている。入力ch1(Vo)は音響ソースがボーカルの入力チャンネルであり、入力ch2(Gt)は音響ソースがギターの入力チャンネルであり、入力ch3(Ba)は音響ソースがベースの入力チャンネルであり、入力ch4(Dr)は音響ソースがドラムの入力チャンネルである。入力ch1(Vo)ないし入力ch4(Dr)の構成は同様とされているので、入力ch1(Vo)について説明すると、音響ソースからの音響信号はヘッドアンプHA-1により増幅されるが、その際のゲインはゲイン操作子Gain-1により制御される。ヘッドアンプHA-1の出力はフェーダとされる音量操作子Level-1により音量レベルが制御されてパンPan-1に供給される。そして、パンPan-1により音像の定位が設定されたL、R信号がミキシングバス40のステレオ用のバスL、Rにそれぞれ供給される。
操作制御処理は音響信号処理装置1の電源が投入されたり、リセットされたりした際にスタートされステップS10にてテーブル30上に表示されている各表示オブジェクト32と入力ch1(Vo)ないし入力ch4(Dr)の入力系列との対応付けが行われる。次いで、ステップS11にて各表示オブジェクト32をドラッグ等することにより、各表示オブジェクト32の初期の配置位置を設定する。これにより、各表示オブジェクト32に制御することができる音響ソースが対応付けられると共に、ステージにおけるボーカルや楽器(演奏者)の位置に応じた位置に表示することができる。次いで、ステップS12にて音響特性種類選択スイッチ31が操作されたか否かが判断され、ここで、操作されたと判断された場合はステップS13に進み音響特性種類選択スイッチ31により選択された音響特性種類を各表示オブジェクト32が操作できるように切り替えられる。次いで、ステップS14にて切り替えられた新たな音響特性種類の特性値がミキサー部20から取得されて、各表示オブジェクト32の近傍に表示したゲージ33に取得された音響特性種類の特性値が表示される。
Claims (4)
- 複数の音響ソースからの音響信号を処理してミキシングするとともに、前記音響信号の音響特性を制御する音響信号処理手段の制御装置であって、
表示面へのタッチ操作を検出可能な表示器と、
該表示器に、前記複数の音響ソースにそれぞれ対応付けられた複数の表示オブジェクトを表示させるオブジェクト表示手段と、
前記オブジェクト表示手段により前記表示器に表示される前記各表示オブジェクトの表示位置を設定する設定手段と、
前記表示器に表示された前記各表示オブジェクトへの回動操作を検出する回動検出手段と、
前記回動検出手段において回動操作が検出された前記表示オブジェクトに対応付けられた前記音響ソースからの音響信号の特性を、回動操作の回動状態に応じて制御するよう、前記音響信号処理手段を制御する制御手段と、
を備えるようにしたことを特徴とする制御装置。 - 前記各音響ソースにおける音響信号の特性を示す情報を前記音響信号処理手段から取得する取得手段と、
該取得手段により取得された前記各音響ソースにおける音響信号の特性を、前記表示器に表示されている前記各表示オブジェクトの近傍に表示する表示手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の制御装置。 - 音響信号の特性の種類を選択する選択手段をさらに備え、前記回動検出手段において検出された前記表示オブジェクトへの回動操作の回動状態に応じて、当該表示オブジェクトに対応付けられた前記音響ソースからの音響信号における前記選択手段で選択された種類の特性を制御するよう、前記音響信号処理手段を制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載の制御装置。
- 音響信号の特性の種類を選択する選択手段をさらに備え、前記表示手段は前記選択手段で選択された種類の特性を、前記表示器に表示されている前記各表示オブジェクトの近傍に表示するようにしたことを特徴とする請求項2記載の制御装置。
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