JP2509823Y2 - 電話回線制御音声信号処理装置 - Google Patents

電話回線制御音声信号処理装置

Info

Publication number
JP2509823Y2
JP2509823Y2 JP9727691U JP9727691U JP2509823Y2 JP 2509823 Y2 JP2509823 Y2 JP 2509823Y2 JP 9727691 U JP9727691 U JP 9727691U JP 9727691 U JP9727691 U JP 9727691U JP 2509823 Y2 JP2509823 Y2 JP 2509823Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency signal
mute
code
telephone line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9727691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0541239U (ja
Inventor
寛師 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Corp
Original Assignee
Toa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toa Corp filed Critical Toa Corp
Priority to JP9727691U priority Critical patent/JP2509823Y2/ja
Publication of JPH0541239U publication Critical patent/JPH0541239U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2509823Y2 publication Critical patent/JP2509823Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電話回線によって伝送
された信号に応じて音声信号処理手段を制御する電話回
線制御音声信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の電話回線制御音声信号処理
装置としては、、電話回線を介して他の電話端末機から
送信された音声信号を、電話端末機内の増幅器で増幅
し、電話端末機のスピーカにより所定のエリアに放送す
るものを、同じく他の電話端末機から電話回線を介して
送信された多周波信号によって制御するものがあった。
【0003】多周波信号とは、例えば押しボタン式電話
機において、ダイヤル発信等に使用される規格化された
制御用信号であり、例えば図4に示すように1600H
z付近のそれぞれ異なる4つの周波数f0乃至f3と、
400Hz付近のそれぞれ異なる4つの周波数f4乃至
f7との組合せによって合計16個の符号を表すもの
で、例えば図5に示すように送信される2つの符号間に
ポーズを入れながら送信される。一般には、この多周波
信号に続いて音声信号が電話回線を介して伝送される。
即ち、多周波信号と音声信号とはシリアルに伝送され
る。
【0004】電話回線制御音声信号処理装置の一例を図
3に示す。同図において、変圧器10によって代表する
電話回線を介して、多周波信号と音声信号とからなるシ
リアル信号が、電話端末機12に伝送され、通常は閉成
されているスイッチ14を介して増幅器16で増幅さ
れ、スピーカ18によって拡声される。スイッチ14を
常に閉成していると、多周波信号もスピーカ18から拡
声されるので、これを防止するため、シリアル信号のう
ち多周波信号の部分を多周波信号検出器20によって検
出したとき、スイッチ14を開放して、多周波信号が増
幅器16に供給されるのを阻止している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のような
装置では、多周波信号も音声信号も共に可聴周波数の信
号であるので、多周波信号検出器20が、通常の音声信
号を多周波信号と誤検出し、スイッチ14が開放される
ことがあり、その場合、音声信号が途切れるという問題
点があった。また、多周波信号検出器20による多周波
信号の検出には、僅かであるが時間がかかるため、この
検出に要している時間の間、スイッチ14が閉成された
ままであるので、多周波信号の先頭部分がスピーカ18
から拡声されるという問題点もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の各問題点を解決す
るため、本考案は、電話回線を介して伝送された可聴周
波数の信号の組合せによって様々なコードを表す多周波
信号と音声信号とからなるシリアル信号を受けて、多周
波信号を検出する多周波信号検出手段と、検出された多
周波信号が表すコードが、ミュートコードか否か判定
し、ミュートコードのとき、ミュート制御信号を発生す
る判定手段と、多周波信号の発生時間と判定手段による
判定に要する時間とを併せた時間以上にわたって、シリ
アル信号を遅延させる遅延手段と、この遅延手段の出力
を受け、ミュート制御信号が発生したとき、ミュート状
態となるミュート手段と、このミュート手段の出力を処
理する音声信号処理手段と、を具備するものである。な
お、ミュートコードの発生は、多周波信号の発生時間以
上継続するようにするのが望ましい。
【0007】
【作用】本考案によれば、シリアルコードのうち多周波
信号が多周波信号検出手段によって検出され、この検出
された多周波信号を判定手段が判定する。そして、この
多周波信号が表すコードがミュートコードのとき、判定
手段は、ミュート制御信号を発生する。遅延手段の遅延
時間は、多周波信号の発生時間と判定手段による判定に
要する時間とを併せた時間以上とされているので、ミュ
ート制御信号が発生したとき、遅延手段の出力として多
周波信号が発生している。従って、このときミュート制
御信号に応じてミュート手段がミュート状態になり、音
声信号処理手段には多周波信号が供給されない。また、
このミュート制御信号の発生を、多周波信号の発生時間
以上継続させることによって、より完全に多周波信号の
音声信号処理手段への供給を阻止できる。
【0008】
【実施例】本考案による1実施例を図1及び図2の示
す。図3に示した従来のものと同等部分については同一
符号を付して、その説明を省略する。多周波信号検出器
20は、シリアル信号のうち多周波信号が入力されてい
るとき、これが入力されていることを表す信号と、多周
波信号が表しているコードを判定器22に供給するもの
で、そのため、例えば上述したような1600Hz周辺
と、400Hz周辺の帯域のみを通過させるフィルタで
信号を受ける。
【0009】判定器22は、多周波信号検出器20から
の多周波信号が入力されていることを表す信号に応動し
て、多周波信号検出器20からのコードが、特定のコー
ド、即ちスイッチ14の開放を指示するコード、例えば
図5に示すように、A、4、0であるか否か判定するも
ので、特定のコードのとき、スイッチ14を開放させる
ための制御信号を発生する。この制御信号は、図2
(c)に示すようにt4の期間にわたって発生するよう
に構成されている。また、判定器22は、この制御信号
を発生するために、多周波信号検出器20からコードが
供給されてからt2の時間を要する。さらに、多周波信
号は、図2(a)に示すように、t1の期間にわたって
発生するものとする。
【0010】また、スイッチ14の前段には、遅延回路
24が設けられている。この遅延回路24は、アナログ
方式またはディジタル方式のものであってもよく、この
遅延回路24による遅延時間t3は、図2(b)に示す
ように、t1+t2以上の時間に設定され、例えば1乃
至2秒に設定されている。また、上述した制御信号は、
(t1+t2)以後に、少なくともt1以上の期間t4
にわたって発生する。
【0011】この実施例では、図2(a)に示すように
t1の期間にわたって多周波信号が発生すると、図2
(c)に示すようにt2期間の経過後に判定器22が制
御信号を発生する。この時点で図2(d)に示すように
スイッチ14が開放される。このとき、図2(b)に示
すように遅延回路24の遅延時間t3は経過してなく、
遅延時間t3が経過した時点では、既にスイッチ14は
開放されており、遅延された多周波信号は増幅器16に
は供給されない。しかも、この制御信号の発生期間t4
は、図2(b)と同(c)との比較から明らかなよう
に、遅延された多周波信号の発生期間t1よりも長いの
で、多周波信号が増幅器16に供給されることは全くな
い。そして、期間t4の経過後には、再びスイッチ14
が閉成されるので、音声信号は増幅器16に供給され、
ここで増幅されて、スピーカ18より拡声される。
【0012】上記の実施例では、スイッチ14によっ
て、遅延回路24の出力が増幅器16に供給されるのを
阻止したが、即ちミュートしたが、スイッチ14に代え
て、例えば可変減衰器を使用して増幅器16に遅延回路
24の出力が供給されるのを阻止してもよい。また、上
記の実施例では、1つのコード信号が供給される場合に
ついて説明したが、他の複数のコードのうちいずれかが
供給された場合、そのコードに応じた制御を行うように
判定器22を構成することができ、例えば増幅器16の
利得を制御するようにすることもできる。また、スピー
カを複数台設けておき、コードに応じていずれかのスピ
ーカに増幅器16の出力を供給するようにすることもで
きる。上記の実施例は、電話端末機内の増幅器16に多
周波信号が供給されるのを阻止するのに本考案を実施し
たものであるが、電話端末機内の増幅器への多周波信号
の供給を阻止する場合だけでなく、電話端末機の外部に
設けた増幅器への多周波信号の供給を阻止する場合にも
無論、本考案を実施することができるし、この場合、こ
れに加えて上述したのと同様に複数種類のコードのうち
いずれか送信されたものに応じて増幅器の利得の制御を
行ってもよいし、複数のスピーカのうちいずれかに増幅
器の出力を供給するようにしてもよい。
【0013】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、単に多
周波信号を検出したか否かによってミュート手段を作動
させるのでなく、多周波信号が表すコードがミュートコ
ードのときにミュート手段を作動させるように構成して
いるので、同じ可聴周波数である音声信号を多周波信号
と誤検出することがなく、音声信号を誤ってミュートす
ることはない。しかも、本考案によれば、遅延手段によ
って多周波信号と音声信号からなるシリアル信号を、多
周波信号の発生時間及び判定手段が多周波信号が表すコ
ードがミュートコードであるか否か判定するのに要する
時間を併せた時間以上にわたって遅延させてからミュー
ト手段に供給しているので、多周波信号の先頭部分が音
声信号処理手段に供給されることはない。しかも、ミュ
ートコードの発生を、多周波信号の発生時間以上継続す
ることによって、より確実に多周波信号の全てが音声信
号処理手段に供給されることを阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電話回線制御音声信号処理装置の
1実施例のブロック図である。
【図2】同実施例の動作説明図である。
【図3】従来の電話回線制御音声信号処理装置の回路図
である。
【図4】多周波信号の説明図である。
【図5】多周波信号の波形図である。
【符号の説明】
10 電話回線 14 スイッチ(ミュート手段) 16 増幅器(音声信号処理手段) 20 多周波信号検出器 22 判定器 24 遅延回路

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線を介して伝送された可聴周波数
    の信号の組合せによって様々なコードを表す多周波信号
    と音声信号とからなるシリアル信号を受けて上記多周波
    信号を検出する多周波信号検出手段と、上記検出された
    多周波信号が表すコードがミュートコードか否か判定し
    ミュートコードのときミュート制御信号を発生する判定
    手段と、上記多周波信号の発生時間と上記判定手段によ
    る判定に要する時間とを併せた時間以上にわたって上記
    シリアル信号を遅延させる遅延手段と、この遅延手段の
    出力を受け上記ミュート制御信号が発生したときミュー
    ト状態となるミュート手段と、このミュート手段の出力
    を処理する音声信号処理手段と、を具備する電話回線制
    御音声信号処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電話回線制御音声信号処
    理装置において、上記ミュートコードの発生が、上記多
    周波信号の発生時間以上継続することを特徴とする電話
    回線制御音声信号処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電話回線制御音
    声信号処理装置において、上記判定手段は、検出された
    多周波信号が表すコードに応じて上記処理手段を制御す
    ることを特徴とする電話回線制御音声信号処理装置。
JP9727691U 1991-10-29 1991-10-29 電話回線制御音声信号処理装置 Expired - Lifetime JP2509823Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9727691U JP2509823Y2 (ja) 1991-10-29 1991-10-29 電話回線制御音声信号処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9727691U JP2509823Y2 (ja) 1991-10-29 1991-10-29 電話回線制御音声信号処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0541239U JPH0541239U (ja) 1993-06-01
JP2509823Y2 true JP2509823Y2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=14188005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9727691U Expired - Lifetime JP2509823Y2 (ja) 1991-10-29 1991-10-29 電話回線制御音声信号処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2509823Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0541239U (ja) 1993-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4521647A (en) Tone detection system and method
US5896450A (en) Automatically variable circuit of sound level of received voice signal in telephone
JPS61270961A (ja) スピ−カ−フオンの利得を制御する方法および装置
JP2509823Y2 (ja) 電話回線制御音声信号処理装置
JP3233445B2 (ja) 音量調整装置及び音量調整時の音量制御方法
KR0149601B1 (ko) 오디오 콤포넌트 및 그 원격 제어 장치
JP3125632B2 (ja) 信号検出装置及びその方法
KR100241414B1 (ko) 음성 인식 티브이의 음소거 회로
JP2991576B2 (ja) 特定小電力トランシーバ用スケルチ信号発生装置
JP2556634B2 (ja) 音声処理装置
JP2788738B2 (ja) フルブレークイン方式及び回路
KR0165227B1 (ko) 사운드센서를 이용한 사운드 뮤팅장치 및 그방법
JP2521040Y2 (ja) 電話回線使用遠隔制御装置
KR100363788B1 (ko) 전화벨을 이용한 텔레비젼 볼륨 자동조절장치
KR200151759Y1 (ko) 브이 씨 알의 디지탈 그래픽 이퀄라이저
KR950002766Y1 (ko) 오디오 기기의 에코 노이즈 방지 회로
KR0136701B1 (ko) 오디오 시스템의 초기 증폭 레벨 조정 방법
KR19990025066A (ko) 하울링방지기능을 구비한 마이크신호 증폭장치
JPH01146414A (ja) 音声ミュート装置
KR20030013723A (ko) 음성을 이용한 송수신 제어기능을 갖는 무전기 및 그제어방법
JPH11177362A (ja) 音響出力装置
JPH0329497A (ja) ハウリング抑制装置
JPH05122097A (ja) 音量制御装置
KR19980025532U (ko) 외부소음 검출에 따른 자동 음량조절 장치.
JPH114289A (ja) Tad装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960305

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term