JP2661512B2 - 会議通話装置 - Google Patents

会議通話装置

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JP2661512B2
JP2661512B2 JP19855893A JP19855893A JP2661512B2 JP 2661512 B2 JP2661512 B2 JP 2661512B2 JP 19855893 A JP19855893 A JP 19855893A JP 19855893 A JP19855893 A JP 19855893A JP 2661512 B2 JP2661512 B2 JP 2661512B2
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勇一郎 藤橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔地間の音声による
会議通話に利用する。本発明は、特定の発言者の音声を
自動的に録音することができる会議通話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の会議通話装置は、会議通話回路部
と音声蓄積回路と制御回路とを備え、上位装置からの制
御信号に従って、制御回路が通話中の音声全体、あるい
は通話中の音声の一部分を録音するように音声蓄積回路
を制御し、この制御により音声蓄積回路が会議通話回路
の出力音声を入力して録音を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の会議通話装置で
は、会議通話の音声全体、または上位装置から指定のあ
った一部分の音声の録音をすることはできるが、特定の
発言者の音声だけを録音する場合に、人為的に録音の開
始および終了を何らかの手段で上位装置に指示する必要
があり、自動的に特定の発言者の音声だけを録音するこ
とができない問題があった。
【0004】本発明はこのような問題を解決するもの
で、特定の発言者の音声を自動的に録音することができ
る装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の加入者
からの音声の入力を複数の加入者への音声の出力に混合
する会議通話回路と、この会議通話回路が入力した前記
加入者からの音声を録音蓄積する音声蓄積回路と、前記
会議通話回路が入力した音声の前記音声蓄積回路への録
音の制御を行う制御回路とを備えた会議通話装置におい
て、前記会議通話回路が入力した加入者の音声を取り込
み発言者がいずれの加入者であるかを識別し前記制御回
路に識別結果を送出する発言者識別回路を備え、前記制
御回路に、前記発言者識別回路からの識別結果と上位装
置からの制御信号とを入力し、この制御信号に録音すべ
き発言者が指定されているときに、前記識別結果に指定
された発言者と一致する出力があるか否かを判別して、
一致する出力がある場合に前記音声蓄積回路に録音制御
信号を送出しその指定された発言者の音声を録音させる
手段を含むことを特徴とする。
【0006】前記発言者識別回路は、前記会議通話回路
の入力音声の最大レベルの入力端子を識別する手段
前記入力音声が最大レベルの入力端子を発言者の入力端
子と判定し識別結果を出力する手段とを含み、前記会議
通話回路は、N−1加算方式により会議通話を行うこと
が望ましい。
【0007】
【作用】会議通話回路が複数の加入者からの音声を入力
し、発言者識別回路が入力した音声を識別してその識別
結果を制御回路に送出する。制御回路は送出された識別
結果と上位装置からの制御信号を入力し、制御信号に指
定発言者の音声を録音する指示が含まれている場合に
は、識別された発言者の音声の中に指定発言者の音声と
一致するものがあるか否かを判断し、一致するものがあ
れば音声蓄積回路に録音制御信号を送出してその音声を
録音する。
【0008】これにより、特定された発言者の音声を自
動的に録音することができ、それに要する人的操作を省
くことができる。音声蓄積回路はその容量に限度があ
り、また、必ずしもすべての音声を録音する必要はな
く、例えば、社長の声、あるいは顧客の声だけを録音し
ておけばよい場合が多く、このように限定できることに
より無駄をはぶくことができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【0010】本発明実施例は、複数の加入者A〜Fから
の音声の入力を複数の加入者A〜Fへの音声の出力に混
合する会議通話回路1と、この会議通話回路1が入力し
た加入者A〜Fからの音声を録音蓄積する音声蓄積回路
4と、会議通話回路1が入力した音声の音声蓄積回路4
への録音の制御を行う制御回路3とを備え、さらに、本
発明の特徴として、会議通話回路1が入力した加入者A
〜Fの音声を取り込み発言者を識別し制御回路3に識別
結果を送出する発言者識別回路2を備え、制御回路3
に、発言者識別回路2からの識別結果と上位装置からの
制御信号とを入力し、この制御信号に録音すべき発言者
が指定されているときに、前記識別結果に指定された発
言者と一致する出力があるか否かを判別して、一致する
音声がある場合に音声蓄積回路4に録音制御信号を送出
しその音声を録音させる手段を含み、発言者識別回路2
は、会議通話回路1の入力音声の最大レベルの入力端子
を識別する手段を有する。
【0011】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。図2は本発明実施例の動作の
流れを示す流れ図である。本発明実施例は、加入者A〜
Fの6者間で会議通話を行う場合を例にしたもので、N
−1加算方式で会議通話が行われるものとする。
【0012】加入者A〜Fの入力音声が会議通話回路1
に入力されると、N−1加算が行われ、その加算値が出
力音声A〜Fに出力される。また、出力音声A〜Fとは
別に全入力の加算値である混合音声を会議通話回路1が
生成し、発言者識別回路2と音声蓄積回路4とに出力す
る。発言者識別回路2は全入力音声の混合を入力とし
て発言者がA〜Fのいづれであるかを識別し、その識別
結果を制御回路3に出力する。
【0013】制御回路3は、上位装置からの制御信号に
よりどの発言者の音声を録音するかが指示され、発言者
識別回路2からの識別結果が上位装置から指定された発
言者であった場合に、蓄積制御信号を音声蓄積回路4に
出力して音声の録音開始を指示する。この指示を受けた
音声蓄積回路4は、制御回路3からの蓄積制御信号に従
って、会議通話回路1から入力される全入力音声の混合
音声を蓄積する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、会
議通話時に、発言者の識別結果が上位装置から指定され
た発言者である場合に、その特定の発言者の音声だけを
自動的に録音することができ、そのために要する人的操
作を省くことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本発明実施例の動作の流れを示す図。
【符号の説明】
1 会議通話回路 2 発言者識別回路 3 制御回路 4 音声蓄積回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の加入者からの音声の入力を複数の
    加入者への音声の出力に混合する会議通話回路と、 この会議通話回路が入力した前記加入者からの音声を録
    音蓄積する音声蓄積回路と、 前記会議通話回路が入力した音声の前記音声蓄積回路へ
    の録音の制御を行う制御回路とを備えた会議通話装置に
    おいて、 前記会議通話回路が入力した加入者の音声を取り込み発
    言者がいずれの加入者であるかを識別してその識別結果
    を前記制御回路に送出する発言者識別回路を備え、 前記制御回路に、前記発言者識別回路からの識別結果と
    上位装置からの制御信号とを入力し、この制御信号に録
    音すべき発言者が指定されているときに、前記識別結果
    に指定された発言者と一致する出力があるか否かを判別
    して、一致する出力がある場合に前記音声蓄積回路に録
    音制御信号を送出しその指定された発言者の音声を録音
    させる手段を含むことを特徴とする会議通話装置。
  2. 【請求項2】 前記発言者識別回路は、前記会議通話回
    路の入力音声の最大レベルの入力端子を識別する手段
    と、前記入力音声が最大レベルの入力端子を発言者の入
    力端子と判定し識別結果を出力する手段とを含む請求項
    1記載の会議通話装置。
  3. 【請求項3】 前記会議通話回路は、N−1加算方式に
    より会議通話を行う請求項1記載の会議通話装置。
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