JP3256644B2 - 電話機 - Google Patents

電話機

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JP3256644B2
JP3256644B2 JP05473695A JP5473695A JP3256644B2 JP 3256644 B2 JP3256644 B2 JP 3256644B2 JP 05473695 A JP05473695 A JP 05473695A JP 5473695 A JP5473695 A JP 5473695A JP 3256644 B2 JP3256644 B2 JP 3256644B2
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肇也 三浦
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/64Automatic arrangements for answering calls; Automatic arrangements for recording messages for absent subscribers; Arrangements for recording conversations
    • H04M1/65Recording arrangements for recording a message from the calling party
    • H04M1/6505Recording arrangements for recording a message from the calling party storing speech in digital form
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/64Automatic arrangements for answering calls; Automatic arrangements for recording messages for absent subscribers; Arrangements for recording conversations
    • H04M1/65Recording arrangements for recording a message from the calling party
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  • Signal Processing (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、留守番電話機などと呼
ばれる自動応答機能を備えた電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】留守番電話機は、留守などの理由で電話
に出ることができない場合に、自動的に応答用のメッセ
ージを送出し、電話をかけてきた相手が話す用件を磁気
テープや音声メモリなどの記憶装置に記憶しておくこと
によって後から用件を聞くことができる装置である。
【0003】従来、一般的な留守番電話機においては、
記憶されている用件を再生するときには記憶されている
全ての内容を再生している。記憶されている用件の中に
は、すでに内容を把握している用件、および内容に興味
がない用件などが記憶されている場合があり、操作者に
とって不要な用件であっても全て聞かなければならず、
無駄な時間を費やすことになる。また、必要な用件であ
っても、無音区間が多く存在すると、その時間の分だけ
再生時間が長くなる。
【0004】上述のような従来の留守番電話機における
再生時間の無駄を省く電話機が以下に示す各公報に開示
されている。第1の電話機としては、特開平3−186
045号公報に開示される電話機がある。当該電話機に
おいては、用件と用件との間に存在する終話信号部分を
録音時に記憶しておき、再生時には終話信号部分をスキ
ップさせることによって再生時間の短縮を図っている。
【0005】また、第2の電話機としては、特開平3−
192946号公報に開示される電話機がある。当該電
話機においては、録音される用件の1件毎にID番号と
記憶された位置を示すポインタ値を組にして記憶してお
くことによって、ID番号を対応付けられたボタンなど
を操作することによって特定の録音用件を選択して再生
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記第1の電話機にお
いては、終話信号部分がスキップされるので、再生時間
が短縮されるが、録音された用件中における無音部分は
通常に再生されるので無駄な時間を費やすことになる。
また、前記第2の電話機においても、録音用件を選択し
て再生することによって不要な用件を再生しないので、
再生時間が短縮されるが選択された用件中の無音部分は
通常に再生され時間の無駄となっている。
【0007】上述のような電話機における無音部分を再
生することによる再生時間の無駄を省く電話機が、第3
の電話機として特開平2−246655号公報に開示さ
れている。当該電話機においては、デジタル化された音
声信号データを直接記憶するのではなく、一旦バッファ
メモリに記憶してから記憶装置に記憶する。当該データ
が予め定める無音レベル以下であるときに、バッファメ
モリに記憶されているデータを廃棄することによって、
無音部分がカットされるようにしている。
【0008】前記第3の電話機においては、用件中の無
音部分が強制的に削除されるので用件が聞き取りにくく
なるおそれがある。
【0009】本発明の目的は、記憶されている音声メッ
セージにおいて必要とする部分を、簡単な操作によって
良好に聞くことができる電話機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、呼出信号を予
め定める回数受信した後に着信し、応答メッセージを送
出した後に発呼側から送出された音声メッセージを、デ
ジタルデータに変換して音声データ記憶手段に記憶する
自動応答手段と、前記音声データ記憶手段からデジタル
データを読出して音声信号に変換して出力する再生手段
と、音声信号の再生開始および音声信号の再生時に行う
飛び越し再生を指示する再生動作指示手段と、前記音声
データ記憶手段に記憶されている音声メッセージの有音
部分および無音部分を判別する判別手段とを備え、再生
開始の指示に応答して音声信号を再生し、再生時に飛び
越し再生が指示されると、前記判別手段の判別結果に基
づいて、再生していた有音部分の次のまたは直前の有音
部分の開始位置から再生を開始し、飛び越し再生の指示
に応答して再生を開始した後は、有音部分のみを再生す
ることを特徴とする電話機である。また本発明は、呼出
信号を予め定める回数受信した後に着信し、応答メッセ
ージを送出した後に発呼側から送出された音声メッセー
ジを、デジタルデータに変換して音声データ記憶手段に
記憶する自動応答手段と、前記音声データ記憶手段から
デジタルデータを読出して音声信号に変換して出力する
第1再生手段と、前記第1再生手段よりも早い速度で前
記音声データ記憶手段からデジタルデータを読出して音
声信号に変換して出力する第2再生手段と、音声信号の
再生開始および音声信号の再生時に行う飛び越し再生を
指示する再生動作指示手段と、前記音声データ記憶手段
に記憶されている音声メッセージの有音部分および無音
部分を判別する判別手段とを備え、再生開始の指示に応
答して前記第1再生手段によって音声信号を再生し、再
生時に飛び越し再生が指示されると、前記判別手段の判
別結果に基づいて、飛び越し再生が指示された位置から
最も近い有音部分の開始位置までは、前記第2再生手段
によって音声を再生することを特徴とする電話機であ
る。また本発明は、飛び越し再生が指示された後は、無
音部分を第2再生手段によって再生することを特徴とす
る。また本発明は、飛び越し再生が行われた部分を記憶
する再生状況データ記憶手段を備え、再生時に以前飛び
越し再生が行われた部分は、第2再生手段によって再生
することを特徴とする。また本発明は、前記再生動作指
示手段は、音声信号の再生順序を逆転させる逆再生を指
示し、再生時に逆再生が指示されると、前記第2再生手
段によって逆再生が指示された位置から再生とは逆の順
序で音声信号を再生し、最も近い有音部分の開始位置が
判別されると、第1再生手段によって再生を開始するこ
とを特徴とする。また本発明は、呼出信号を予め定める
回数受信した後に着信し、応答メッセージを送出した後
に発呼側から送出された音声メッセージを、デジタルデ
ータに変換して音声データ記憶手段に記憶する自動応答
手段と、前記音声データ記憶手段からデジタルデータを
読出して音声信号に変換して出力する再生手段と、音声
信号の再生開始および音声信号の再生時に行う飛び越し
再生を指示し、電話回線から受信したDTMF信号に基
づいて再生動作の種類を判別する解析手段を含む再生動
作指示手段と、前記音声データ記憶手段に記憶されてい
る音声メッセージの有音部分および無音部分を判別する
判別手段とを備え、再生開始の指示に応答して音声信号
を再生し、再生時に飛び越し再生が指示されると、前記
判別手段の判別結果に基づいて、再生していた有音部分
の次のまたは直前の有音部分の開始位置から再生を開始
し、前記解析手段によって再生の開始が指示されたとき
は、有音部分のみを再生することを特徴とする電話機で
ある。また本発明は、前記再生動作指示手段は、電話回
線から受信したDTMF信号に基づいて再生動作の種類
を判別する解析手段を含み、前記解析手段によって再生
の開始が指示されたときは、有音部分は第1再生手段で
再生し、無音部分は第2再生手段で再生することを特徴
とする。また本発明は、呼出信号を予め定める回数受信
した後に着信し、応答メッセージを送出した後に発呼側
から送出された音声メッセージを、デジタルデータに変
換して音声データ記憶手段に記憶する自動応答手段と、
前記音声データ記憶手段からデジタルデータを読出して
音声信号に変換して出力する再生手段と、音声信号の再
生開始および音声信号の消去を指示する再生動作指示手
段と、音声信号の再生状況を示す再生状況データを、前
記音声データ記憶手段のデジタルデータに対応付けて記
憶する再生状況データ記憶手段とを備え、再生時に消去
が指示されると、指示された区間の音声信号部分が消去
すべき部分であることを示す消去データを前記再生状況
データ記憶手段に記憶し、再生時に消去データが検出さ
れると、対応するデジタルデータを再生しないことを特
徴とする電話機である。また本発明は、呼出信号を予め
定める回数受信した後に着信し、応答メッセージを送出
した後に発呼側から送出された音声メッセージを、デジ
タルデータに変換して音声データ記憶手段に記憶する自
動応答手段と、前記音声データ記憶手段からデジタルデ
ータを読出して音声信号に変換して出力する再生手段
と、音声信号の再生開始および音声信号の消去を指示す
る再生動作指示手段と、音声信号の再生状況を示す再生
状況データを、前記音声データ記憶手段のデジタルデー
タに対応付けて記憶する再生状況データ記憶手段とを備
え、再生時に消去が指示されると、指示された区間の音
声信号部分が消去すべき部分であることを示す消去デー
タを前記再生状況データ記憶手段に記憶し、再生時に消
去データが検出されると、対応するデジタルデータを消
去することを特徴とする電話機である。また本発明は、
呼出信号を予め定める回数受信した後に着信し、応答メ
ッセージを送出した後に発呼側から送出された音声メッ
セージを、デジタルデータに変換して音声データ記憶手
段に記憶する自動応答手段と、前記音声データ記憶手段
からデジタルデータを読出して音声信号に変換して出力
する再生手段と、前記音声データ記憶手段に記憶されて
いる音声メッセージの有音部分および無音部分を判別す
る判別手段と、音声信号の再生開始および音声信号の部
分消去を指示する再生動作指示手段と、音声信号の再生
状況を示す再生状況データを、前記音声データ記憶手段
のデジタルデータに対応付けて記憶する再生状況データ
記憶手段とを備え、再生時に部分消去が指示されたと
き、有音部分を再生していた場合は、当該有音部分とそ
の前後の無音部分とが消去すべき部分であることを示す
部分消去データを再生状況データ記憶手段に記憶し、無
音部分を再生していた場合は、当該無音部分が消去すべ
き部分であることを示す部分消去データを再生状況デー
タ記憶手段に記憶し、再生時に部分消去データが検出さ
れたときは、対応する有音部分および無音部分を再生し
ないことを特徴とする電話機である。また本発明は、呼
出信号を予め定める回数受信した後に着信し、応答メッ
セージを送出した後に発呼側から送出された音声メッセ
ージを、デジタルデータに変換して音声データ記憶手段
に記憶する自動応答手段と、前記音声データ記憶手段か
らデジタルデータを読出して音声信号に変換して出力す
る再生手段と、前記音声データ記憶手段に記憶されてい
る音声メッセージの有音部分および無音部分を判別する
判別手段と、音声信号の再生開始および音声信号の部分
消去を指示する再生動作指示手段と、音声信号の再生状
況を示す再生状況データを、前記音声データ記憶手段の
デジタルデータに対応付けて記憶する再生状況データ記
憶手段とを備え、再生時に部分消去が指示されたとき、
有音部分を再生していた場合は、当該有音部分とその前
後の無音部分とが消去すべき部分であることを示す部分
消去データを再生状況データ記憶手段に記憶し、無音部
分を再生していた場合は、当該無音部分が消去すべき部
分であることを示す部分消去データを再生状況データ記
憶手段に記憶し、再生時に部分消去データが検出された
ときは、対応する有音部分および無音部分のデジタルデ
ータを消去することを特徴とする電話機である。また本
発明は、呼出信号を予め定める回数受信した後に着信
し、応答メッセージを送出した後に発呼側から送出され
た音声メッセージを、デジタルデータに変換して音声デ
ータ記憶手段に記憶する自動応答手段と、前記音声デー
タ記憶手段からデジタルデータを読出して音声信号に変
換して出力する再生手段と、前記音声データ記憶手段に
記憶されている音声メッセージの有音部分および無音部
分を判別する判別手段と、音声信号の再生開始および音
声信号の部分消去を指示する再生動作指示手段とを備
え、再生時に部分消去が指示されたとき、有音部分を再
生していた場合は、当該有音部分とその前後の無音部分
とに対応するデジタルデータを前記音声データ記憶手段
から消去し、無音部分を再生していた場合は、当該無音
部分に対応するデジタルデータを前記音声データ記憶手
段から消去することを特徴とする電話機である。
【0011】
【作用】本発明に従えば、自動応答手段によって記憶さ
れる音声メッセージは、音声信号からデジタルデータへ
と変換されて音声データ記憶手段に記憶され、当該音声
メッセージは判別手段によって有音部分と無音部分とが
判別される。記憶された音声データは、再生手段に入力
されることによって再生される。音声メッセージの再生
中に再生動作指示手段によって飛び越し再生が指示され
ると、再生中の音声メッセージが有音部分であるとき、
次に始まるまたは直前の有音部分の先頭から再生を開始
する。したがって、音声メッセージにおける不要な有音
部分は、再生動作指示手段によって飛び越しを指示する
ことで再生しないようにすることができる。また、飛び
越し再生を指示した場合に、次に再生が開始されるのは
次に始まる有音部分の先頭であるので、音声メッセージ
の最初から聞くことができる。
【0012】再生動作指示手段によって飛び越し再生が
行われた後は、以降に存在する無音部分は再生せずに有
音部分のみを再生する。したがって、少なくとも無音部
分は飛び越し再生を指示する必要がなくなる。また、無
音部分が再生されないので再生時間を短縮することがで
きる。
【0013】また本発明に従えば、音声メッセージの再
生中に再生動作指示手段によって飛び越し再生が指示さ
れると、指示された位置から次に始まる有音部分の開始
位置までは第2再生手段によって音声メッセージの再生
を行う。したがって、音声メッセージにおける無音部分
および聞く必要のない有音部分は、再生動作指示手段に
よって指示されることで再生速度を上げて再生するの
で、再生時間を短縮することができる。
【0014】また好ましくは、再生動作指示手段によっ
て飛び越し再生が行われた後は、以降に存在する無音部
分は第2再生手段によって再生速度を上げて再生され
る。したがって、少なくとも無音部分は飛び越し再生を
指示する必要がなくなる。また、無音部分の再生時間が
短縮されるので、全体の再生時間を短縮することができ
る。
【0015】また好ましくは、再生時に再生動作指示手
段によって飛び越し再生が指示されると、飛び越し再生
が行われた部分を再生状況データ記憶手段に記憶し、再
生時に飛び越し再生が行われたことのある部分を第2再
生手段によって再生する。したがって、飛び越し再生を
指示すると、次の再生時において同一の部分を飛び越し
て再生するので、同じ操作を再生の度に行う必要がなく
なり、操作の手間を省くことができる。また、再生時間
を短縮することができる。
【0016】さらに好ましくは、再生動作指示手段によ
って逆再生が指示されると、逆再生が指示された位置か
ら最も近い有音部分の開始位置までは、音声メッセージ
を再生方向とは逆向きに第2再生手段によって再生を行
い、当該開始位置からは第1再生手段によって再生を行
う。したがって、逆向きの再生中に音声信号が出力され
るので、内容を音声によって確認することができる。ま
た、逆再生の動作中は第2再生手段によって再生が行わ
れるので、検索のために必要な時間を短縮することがで
きる。
【0017】電話回線を介して入力されるDTMF信号
によって再生の開始が指示されると、音声メッセージに
おける有音部分のみ再生を行う。したがって、外部から
電話機を操作して記憶された音声メッセージを聴取する
場合には、再生の開始を指示するだけで無音部分が飛び
越されて有音部分のみが再生されるので、余計な操作の
手間を省くことができる。また、操作の手間が不要とな
り、かつ再生時間が短縮されるので、外部からの通話時
間を短くすることができる。
【0018】また好ましくは、電話回線を介して入力さ
れるDTMF信号によって再生の開始が指示されると、
音声メッセージにおける有音部分は第1再生手段で再生
し、無音部分は第2再生手段によって再生する。したが
って、外部から電話機を操作して記憶された音声メッセ
ージを聴取する場合には、再生の開始を指示するだけで
有音部分は第1再生手段によって再生され、無音部分は
第2再生手段によって速度を上げて再生されるので、余
計な操作の手間を省くことができる。また、操作の手間
が不要となり、かつ再生時間が短縮されるので、外部か
らの通話時間を短くすることができる。
【0019】さらに本発明に従えば、音声メッセージの
再生中に、音声メッセージ部分が不要と判断したときに
は、再生動作指示手段によって消去を指示することによ
って、当該音声メッセージ部分と対応付けて再生状況デ
ータ記憶手段に、その消去指示があった区間の当該音声
メッセージ部分が消去すべき部分であることを示す消去
データが記憶される。音声メッセージの再生中に、再生
中である音声メッセージ部分が消去データに含まれるこ
とが検出されると、対応するデジタルデータを再生手段
に入力しない。したがって、音声メッセージの再生中に
不要な部分を指示しておくことで、次回の再生時からは
不要な部分の再生を行わないので、再生時間を短縮する
ことができる。また消去データは、再生状況データ記憶
手段に記憶されているので、音声メッセージの再生毎に
同一の操作を繰返し行う必要がない。
【0020】またさらに本発明に従えば、音声メッセー
ジの再生中に音声メッセージ部分が不要と判断したとき
には、再生動作指示手段によって消去を指示することに
よって、消去が指示された区間の音声メッセージ部分を
記憶し、当該音声メッセージ部分に対応するデジタルデ
ータを次回再生時に音声データ記憶手段から消去する。
したがって、音声メッセージの再生中に不要な部分を指
示することによって、次回の再生時からは不要な部分が
再生されなくなり、再生時間を短縮することができる。
【0021】
【0022】またさらに本発明に従えば、音声メッセー
ジの再生中に音声メッセージ部分が不要と判断したとき
には、再生動作指示手段によって部分消去を指示する
と、指示時に有音部分を再生していた場合には当該有音
部分とその前後の無音部分とを次の再生時からは再生し
ない。また、指示時に無音部分を再生していた場合に
は、当該無音部分を次の再生時からは再生しない。した
がって、有音部分が部分消去されると前後の無音部分を
再生しないので、無音部分を消去するための操作の手間
を省くことができる。
【0023】またさらに本発明に従えば、音声メッセー
ジの再生中に音声メッセージ部分が不要と判断したとき
には、再生動作指示手段によって部分消去を指示する
と、指示時に有音部分を再生していた場合には当該有音
部分とその前後の無音部分とが消去すべき部分であるこ
とを示す部分消去データを再生状況データ記憶手段に記
憶し、再生時に部分消去データが検出されると対応する
デジタルデータを音声データ記憶手段から消去する。ま
た、指示時に無音部分を再生していた場合には、当該無
音部分が消去すべき部分であることを再生状況データ記
憶手段に記憶し、再生時に部分消去データが検出される
と対応するデジタルデータを音声データ記憶手段から消
去する。したがって、有音部分が部分消去されると、前
後の無音部分も同様に次回再生時に消去されるので、消
去操作の手間が省け、また音声データ記憶手段の記憶領
域を有効に利用することができる。また、消去操作を行
った再生時以後の再生時において再生時間を短縮するこ
とができる。
【0024】またさらに本発明に従えば、音声メッセー
ジの再生中に音声メッセージ部分が不要と判断したとき
には、再生動作指示手段によって部分消去を指示する
と、指示時に有音部分を再生していた場合には当該有音
部分とその前後の無音部分とに対応するデジタルデータ
を音声データ記憶手段から消去する。また、指示時に無
音部分を再生していた場合には、当該無音部分に対応す
るデジタルデータを音声データ記憶手段から消去する。
したがって、有音部分が部分消去されると、前後の無音
部分も同様に消去されるので、音声データ記憶手段の記
憶領域を有効に利用することができる。また、消去操作
を行った再生時以後の再生時において再生時間を短縮す
ることができる。
【0025】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例である電話機5
1の電気的な構成を示すブロック図である。電話機51
は、制御装置1と、網制御装置2と、録音装置3と、再
生装置4と、音声データ記憶装置5と、無音検出装置6
と、DTMF(Dual ToneMulte Freqency)信号検出装
置7と、操作ボタン群8と、記憶装置9と、有音区間検
出装置10と、送受器11と、スピーカ12とを含んで
構成される。
【0026】制御装置1は、電話機51において後述す
る各装置の制御を行う。網制御装置2は、電話回線網1
3と電話機51との接続を制御し、音声信号の入力と出
力とを行う。
【0027】録音装置3は、網制御装置2を介して電話
回線網13から入力されるアナログ信号である音声信号
をデジタル信号である音声データに変換して制御装置1
に入力する。再生装置4は、制御装置1から入力された
音声データを音声信号に変換して網制御装置2およびス
ピーカ12へと出力する。スピーカ12からは、入力さ
れる音声信号に基づく音響出力が出力される。
【0028】音声データ記憶装置5は、記憶装置Bと記
憶装置Cと応答用メモリ36とを含んで構成される。ま
た記憶装置9は、記憶装置Aと記憶装置31,32,3
3と領域番号メモリ38と再生状態メモリ39とを含ん
で構成される。
【0029】記憶装置Bは、音声データを用件(用件は
1回の応答によって記憶された音声メッセージを示す)
毎に記憶し、記憶されている音声データは制御装置1に
よって読出されて再生装置4へと出力される。記憶装置
Cは、後述する有音区間検出装置10によって音声レベ
ルが予め定める値以上の有音区間、および音声レベルが
予め定める値未満である無音区間の開始が検出された場
合に、記憶装置Bにおける有音および無音区間の記憶開
始位置と、記憶された期間が有音区間か無音区間かを示
す情報とを1組として記憶する。記憶装置9における記
憶装置Aは、記憶装置Bに記憶される用件毎の音声デー
タのデータ格納開始位置、記憶される音声データの大き
さ、記憶開始日時などが記憶される。記憶装置31,3
2,33と領域番号メモリ38と再生状態メモリ39と
については後述する。
【0030】図2は、記憶装置Aと記憶装置Bと記憶装
置Cとにおいて記憶される内容の構成を示す図である。
記憶装置Bは、領域B1,B2,…,BN(Nは記憶装
置Bの容量と1件あたりのデータの大きさによって定ま
る数)を含んで構成され、用件メッセージ1件につき1
つの領域が用いられる。各領域の大きさは、格納される
用件メッセージの長さに従って定められる。同様に、記
憶装置Aは、領域A1,A2,…,ANを含んで構成さ
れ、領域A1は領域B1のデータ格納開始位置、データ
の大きさおよび領域B1に用件メッセージが記憶された
開始日時などを記憶する。記憶装置Bに用件メッセージ
が記憶される毎に記憶装置Aの各領域にデータが記憶さ
れる。また、記憶装置Cは用件メッセージ1件について
複数の領域が設定されており、たとえば領域B1に対し
て領域C1a,C1b,C1c(総称するときは参照符
C1とする)が設定される。
【0031】再び図1を参照して、無音検出装置6は、
網制御装置2から供給される音声信号において、予め定
める一定以下の振幅である状態が予め定める時間続いた
場合に無音区間であると判断し、有音区間検出装置10
に記憶装置Bに記憶中のデータが無音のデータであるこ
とを示す無音区間検出信号を送出する。有音区間検出装
置10は、無音検出装置6からの無音区間検出信号が入
力された場合には、当該無音区間検出信号を制御装置1
へと送出し、無音区間検出信号が入力されなかった場合
には、有音区間であるとして有音区間検出信号を制御装
置1へと送出する。
【0032】DTMF信号検出装置7は、網制御装置2
から供給される音声信号がDTMF信号である場合、当
該DTMF信号を対応するコードに変換して制御装置1
に送出する。
【0033】操作ボタン群8は、再生開始ボタン14
と、戻りボタン15と、スキップ操作ボタン16と、停
止ボタン17と、一部消去ボタン18と、削除ボタン1
9と、ダイヤルボタン20とを含んで構成される。ダイ
ヤルボタン20は、複数のボタンによって構成されてお
り、たとえば「0〜9」の数字ボタン、「*」,「#」
の記号ボタンなどを含んで構成される。数字ボタンによ
って発呼時の番号入力が行われ、また記号ボタンを組み
合わせて入力することによってDTMF信号を出力して
電話機51を制御することができる。
【0034】図3は、電話回線網13を介して電話機5
1を制御する際に入力されるコマンドと動作との対応関
係の例を示す図である。図3に示す各コマンドを使用す
ることによって、操作ボタン群8の各ボタンを直接操作
しなくても、用件メッセージを電話回線網13を介して
聞くことができる。
【0035】再生開始コマンド1#が入力されると、録
音されている用件メッセージの再生が開始される。用件
メッセージの再生中にスキップ操作コマンド2#が入力
されると、次に存在する有音開始位置まで飛び越して当
該有音開始位置から再生を行う。用件メッセージの再生
中にスキップ操作コマンド3#が入力されると、再生速
度を上げて再生し、次の有音開始位置からは再生速度を
戻して再生する。
【0036】スキップ操作コマンド4#が入力される
と、次にもう1度スキップ操作コマンド4#が入力され
るまで音声データを飛び越す。スキップ操作コマンド5
#が入力されると、次にもう1度スキップ操作コマンド
5#が入力されるまで再生速度を上げて再生し、2回目
のスキップ速度コマンド5#の入力後は再生速度を戻し
て再生する。
【0037】用件メッセージの再生中に戻りコマンド2
1#が入力されると、再生を停止して直前の有音開始位
置までスキップし再生を再開する。戻りコマンド31#
が入力されると、再生速度を上げて直前の有音開始位置
まで逆方向に再生し、当該有音開始位置からは再生速度
を戻して順方向に再生する。
【0038】また、用件メッセージの再生中に戻りコマ
ンド41#が入力されると、1つ前の有音開始位置まで
スキップし再生を再開する。当該有音開始位置からの区
間の再生が終了すると、さらに前の有音開始位置までス
キップし再生を再開する。同様の動作を有音区間がある
限り続ける。なお、前述の動作中にもう1度戻りコマン
ド41#が入力されると再生を終了する。戻りコマンド
51#が入力されると、現在の再生位置から再生速度を
上げて逆方向に再生し、最も近い有音開始位置から再生
速度を戻し、通常の方向に再生する。当該有音開始位置
からの区間の再生が終了すると再生速度を上げて逆方向
に再生し、前記有音開始位置よりも前に存在する有音開
始位置から再生速度を戻し、通常の方向に再生する。以
後は同様の動作を有音区間がある限り続ける。なお、前
述の動作中にもう1度戻りコマンド51#が入力される
と再生を終了する。
【0039】用件メッセージの再生中に部分消去操作コ
マンド7#が入力されると、次にもう1度部分消去操作
コマンド7#が入力されるまでの区間を記憶し、次回再
生時からは再生しないようにする。部分消去操作の行わ
れた区間を記憶装置Bから削除するようにしてもよい。
また、用件メッセージの再生中に文節削除操作コマンド
8#が入力されると、再生中の区間が有音区間である場
合には当該有音区間と前後の無音区間とを次回再生時か
らは再生しないようにする。また、再生中の区間が無音
区間である場合には、当該無音区間を次回再生時からは
再生しないようにする。文節削除操作の行われた区間を
記憶装置Bから削除するようにしてもよい。停止コマン
ド9#が入力されると、再生および録音の動作を停止す
る。
【0040】図4は、電話機51において用件メッセー
ジを録音する際のフローチャートである。ステップs1
において、電話回線網13からの着呼信号を網制御装置
2が検出すると、ステップs2において網制御装置2
は、再生装置4から供給される音声信号を電話回線網1
3へと送出できるように再生装置4と電話回線網13と
を接続する。ステップs3では、制御装置1の指示によ
って音声データ記憶装置5において応答用のメッセージ
を、音声データとして格納している応答メモリ36から
応答用メッセージの音声データを読出す。続くステップ
s4において、読出した音声データを再生装置4へと入
力する。再生装置4へと入力されたデジタルデータであ
る音声データは、アナログの音声信号へと変換されて電
話回線網13に送出される。
【0041】ステップs5では、音声信号に変換された
応答メッセージを送出中にDTMF信号をDTMF信号
検出装置7が検出したかどうかを判断する。DTMF信
号を検出していない場合には、ステップs6に進む。ス
テップs6では、応答用メッセージが全て電話回線網1
3へと送出されたかどうかを判断する。応答用メッセー
ジの送出が終了していた場合は、ステップs7に進む。
ステップs7においては、電話回線網13を介して与え
られる音声信号を、録音装置3に入力できるように網制
御装置2と録音装置3とを接続する。続くステップs8
では、入力された音声信号を音声データ記憶装置5に記
憶するために録音装置3において音声データへと変換
し、制御装置1に入力する。続くステップs9におい
て、音声データは制御装置1から音声データ記憶装置5
の記憶装置Bへと送られ記憶される。
【0042】音声データの記憶が行われるのと同時に、
網制御装置2から供給される音声信号に基づいて無音検
出装置6によって、録音中の音声信号が有音であるか無
音であるかが判断される。ステップs10では、有音も
しくは無音区間の開始を検出したかどうかを判断する。
有音もしくは無音区間の開始を検出していない場合に
は、ステップs11に進む。ステップs11では、予め
定められる1件分の録音時間が経過したかどうかを判断
する。録音時間が終了した場合には、ステップs12に
進む。ステップs12では録音を停止し、続くステップ
s13では電話回線網13と網制御装置2との間を切断
し、電話回線網13から電話機51を切離して処理を終
了する。
【0043】ステップs5においてDTMF信号を検出
した場合には、ステップs14に進む。ステップs14
では、検出したDTMF信号が使用者によって予め定め
られる特定のコードであるかどうかを判断する。検出さ
れたDTMF信号が特定のコードでない場合には、ステ
ップs6以降の処理を行う。特定のコードである場合に
は、ステップs15に進む。ステップs15において
は、応答メッセージの再生を停止させ、続くステップs
16においてコマンドが入力されるのを待機する。
【0044】ステップs10において、有音もしくは無
音区間の開始を検出した場合にはステップs17に進
む。ステップs17においては、記憶装置Cに有音もし
くは無音開始位置を記憶する。記憶した後、ステップs
11以降の処理を行う。電話機51においては、使用者
以外の人が電話回線網13を介して電話機51の操作を
行うことができないように特定のコードが入力された場
合のみ各コマンドの入力を受付けるようにする。
【0045】図5は、電話機51において用件メッセー
ジを再生する際のフローチャートである。ステップr1
では、電話機51を直接操作するのか、それとも電話回
線網13を介してDTMF信号を入力することによって
操作するのかを判断する。電話機51を直接操作する場
合には、ステップr2に進む。ステップr2において、
再生開始ボタン14が押されると、続くステップr3に
おいてスピーカ12から用件メッセージが音響出力とし
て出力されるように再生装置4とスピーカ12との接続
経路を有効とする。
【0046】ステップr4では、音声データ記憶装置5
の記憶装置Bから音声データが読出されて、続くステッ
プr5において当該音声データを再生装置4に入力す
る。音声データが再生装置4へと供給されることによっ
て、スピーカ12から用件メッセージが再生される。用
件メッセージ再生中に行われる処理であるステップr6
では、電話機51を直接操作する場合にはスキップ操作
ボタン16が押されたかどうか、電話回線網13を介し
て操作する場合にはスキップ操作コマンド2#が検出さ
れたかどうかを判断する。スキップ操作ボタン16が押
されなかったか、もしくはスキップ操作コマンド2#が
検出されなかった場合には、ステップr7に進む。
【0047】同様に用件メッセージ再生中に行われる処
理であるステップr7では、電話機51を直接操作する
場合には戻りボタン15が押されたかどうか、電話回線
網13を介して操作する場合には戻りコマンド21#が
検出されたかどうかを判断する。戻りボタン15が押さ
れなかったか、もしくは戻りコマンド21#が検出され
なかった場合には、ステップr8に進む。ステップr8
では、音声データの供給が終了したかどうかを判断す
る。音声データの最後まで再生装置4に供給し終わった
場合には、ステップr9に進む。ステップr9では再生
を終了し、処理を終了する。
【0048】ステップr1において、電話回線網13を
介して操作する場合にはステップr10に進む。ステッ
プr10において、再生開始コマンド1#が電話回線網
13を介して入力され、DTMF信号検出装置7によっ
て検出されると、続くステップr11において、再生装
置4からの音声信号が電話回線網13へと送出されるよ
うに再生装置4と電話回線網13との接続経路を有効と
する。以後は、ステップr4以降の処理を行う。
【0049】ステップr6において、スキップ操作ボタ
ン16が押されたか、もしくはスキップ操作コマンド2
#が入力された場合にはステップr12に進む。ステッ
プr12においては、用件メッセージの再生を停止させ
る。続くステップr13では、記憶装置Cの内容を参照
して、再生を停止した位置以降に有音開始位置が存在す
るかどうかを判断する。有音開始位置が存在しない場合
には、ステップr9に進み再生を終了する。有音開始位
置が存在する場合には、ステップr14に進む。ステッ
プr14では、次に存在する有音区間の開始位置まで音
声データの読出し位置を移動させる。ステップr14以
降はステップr5に戻り、移動された音声データの読出
し位置から音声データを再生装置4へと供給する。
【0050】ステップr7において戻りボタン15が押
されたか、もしくは戻りコマンド21#が入力された場
合にはステップr15に進む。ステップr15において
は、用件メッセージの再生を停止させる。続くステップ
r16では、記憶装置Cの内容を参照して再生を停止し
た位置以降に有音開始位置が存在するかどうかを判断す
る。有音開始位置が存在しない場合にはステップr9に
進み、再生を終了する。有音開始位置が存在する場合に
は、ステップr17に進む。ステップr17では、直前
の有音区間の開始位置まで音声データの読出し位置を移
動させる。ステップr17以降はステップr5に戻り、
移動された音声データの読出し位置から音声データを再
生装置4へと供給する。
【0051】図6は、各記憶装置の構成を示す図であ
る。記憶装置Bにおける領域B1は1件目の用件メッセ
ージを格納する領域であり、領域B1の大きさは大きく
ても予め定める録音可能時間の音声データを格納するこ
とができる大きさとなる。領域B1は、有音区間である
か無音区間であるかによって各領域部分に分けられる。
有音区間と無音区間とはそれぞれ交互に存在し、各領域
部分の大きさは領域B1において限定されない。本実施
例では、領域B1は領域部分B1a〜B1fに分けられ
る。領域部分B1a,B1c,B1eは有音区間であ
り、領域部分B1b,B1d,B1fは無音区間であ
る。記憶装置Cにおける領域C11〜C16は、それぞ
れ領域部分B1a〜B1fに対応付けられており、対応
する領域部分の録音開始位置と当該領域部分に記憶され
ている音声データが有音のデータであるか無音のデータ
であるかを示す有音無音情報とが記憶されてる。
【0052】図7は、電話機51において用件メッセー
ジの再生が行われる際のタイミングチャートである。図
7(1)に示す用件メッセージの例では、時刻t0から
時刻t1までの期間T1では領域部分B1aに格納され
ている音声データに基づく出力として「××です」がス
ピーカ12もしくは電話回線網13へと出力される。続
く時刻t1から時刻t2までの期間T2は、無音区間で
あり、図7においては「…」と示されている。時刻t2
から時刻t3までの期間T3では、領域部分B1cに格
納されている音声データに基づく出力として「昨日は有
難う」と出力される。時刻t3から時刻t4間での期間
T4は、無音区間である。時刻t4から時刻t5までの
期間T5では、領域部分B1eに格納されている音声デ
ータに基づく出力として「明日電話をします」と出力さ
れる。時刻t5から時刻t6までの期間T6は、無音区
間である。
【0053】上述のような構成である用件メッセージの
再生中の、たとえば時刻t11においてスキップ操作ボ
タン16が押されると、時刻t11から時刻t2までの
期間T11の内容を再生せずに飛び越し、期間T3の先
頭から再び再生を開始する。したがって、図7(2)に
示すようにスキップ操作ボタン16が押された時刻t1
1から「昨日は有難う」と出力される。期間T3以降
は、図7(1)の例と同様に再生が行われる。また、時
刻t11において戻りボタン15を押した場合、図7
(3)に示すように時刻t11から図7(1)に示す例
と同一の出力を行う。
【0054】図8は、電話機51における再生時の処理
を示すフローチャートである。ステップp1において
は、再生開始ボタン14が押されるか、または電話回線
網13を介して入力されるDTMF信号が前述の再生開
始コマンド1#である場合に再生が開始される。続くス
テップp2では、再生開始ボタン14が押された場合に
は、スピーカ12から用件メッセージが音響出力として
出力されるように再生装置4とスピーカ12との接続経
路を有効とする。また、再生開始コマンド1♯が入力さ
れた場合には、網13へと音声信号を送出することがで
きるように再生装置4と網制御装置2との連続経路を有
効とする。
【0055】ステップp3においては、記憶装置Cの領
域番号を記憶装置9における領域番号用メモリ(以後、
番号メモリと略称する)38に記憶する。番号メモリ3
8に記憶される領域番号に対応する音声データの再生が
終了すると、当該領域番号の次の領域番号を番号メモリ
38に記憶する。したがって、番号メモリ38には再生
が行われている領域部分に対応する領域番号が常に記憶
されている。ステップp4では、音声データ記憶装置5
の記憶装置Bから音声データが読出され、続くステップ
p5において当該音声データを再生装置4に入力する。
音声データが再生装置4へと供給されることによって、
スピーカ12から用件メッセージが再生される。
【0056】用件メッセージ再生中に行われる処理であ
るステップp6では、電話機51を直接操作している場
合にはスキップ操作ボタン16が押されたかどうか、電
話回線網13を介して操作している場合にはスキップ操
作コマンド2#が入力されたかどうかを判断する。スキ
ップ操作ボタン16が押されなかったか、もしくはスキ
ップ操作コマンド2#が入力されなかった場合には、ス
テップp7に進む。同様に、用件メッセージ再生中に行
われる処理であるステップp7では、電話機51を直接
操作している場合には戻りボタン15が押されたかどう
か、電話回線網13を介して操作している場合には戻り
コマンド21#が入力されたかどうかを判断する。戻り
ボタン15が押されなかったか、もしくは戻りコマンド
21#が入力されなかった場合には、ステップp8に進
む。ステップp8では、音声データの供給が終了したか
どうかを判断する。音声データの最後まで再生装置4に
供給し終わった場合には、ステップp9に進む。ステッ
プp9では再生を終了し、処理を終了する。
【0057】ステップp6において、スキップ操作ボタ
ン16が押されたか、もしくはスキップ操作コマンド2
#が入力された場合にはステップp10に進む。ステッ
プp10では、用件メッセージの再生を停止させる。続
くステップp11では、番号メモリ38に記憶されてい
る領域番号に対応する記憶装置Cの領域C1x(1≦x
≦6)に格納されているデータを読出し、領域C1xに
格納されているデータが無音であるなら引続く次の領域
番号に対応する領域C1x+1に格納されているデータ
によって判断を行い、また領域C1xに格納されている
データが有音であるなら2つ先の領域番号を持つ領域C
1x+2に格納されているデータによって有音開始位置
が存在するかどうかを判断する。有音開始位置が存在し
ない場合はステップp9に進み再生を終了する。有音開
始位置が存在する場合は、ステップp12に進む。ステ
ップp12では、記憶装置Cに記憶されている記憶装置
Bの有音区間である領域部分のデータ開始位置を再生開
始位置とする。以後はステップp3以降の処理を行う。
【0058】ステップp7において、戻りボタン15が
押されたか、もしくは戻りコマンド21#が入力された
場合には、ステップp13に進む。ステップp13で
は、用件メッセージの再生を停止させる。続くステップ
p14では、記憶装置Cに記憶されているデータを参照
して再生を停止した位置より前に有音開始位置が存在す
るかどうか判断する。有音開始位置が存在しない場合に
は、ステップp9に進み再生を終了する。有音開始位置
が存在する場合には、ステップp15に進む。ステップ
p15では、当該有音開始位置を再生開始位置とする。
以後はステップp3以降の処理を行う。
【0059】以上のように本実施例によれば、音声デー
タ記憶装置5の記憶装置Bに録音された用件メッセージ
の再生中に、スキップ操作ボタン16の押圧もしくはス
キップ操作コマンド2#を入力することによって、不要
な有音区間および無音区間を飛ばして次の有音区間の開
始位置から再び再生を行うので、再生時間の短縮および
操作性の向上を図ることができる。再生時間が短縮され
ること、および操作性が向上することによって、電話回
線網13を介して操作する場合においては用件メッセー
ジを聞くために必要な時間が短縮されるので、通話時間
が短くなり、通話に必要な電話料金を節約することがで
きる。また、有音区間および無音区間を飛び越すのはス
キップ操作を行ったときだけであるので、再生したくな
い区間のみを飛び越すことができる。
【0060】図9は、本発明の第2実施例である電話機
52において用件メッセージの再生が行われる際のタイ
ミングチャートである。本実施例における電話機52の
特徴は、用件メッセージの再生中において、1度スキッ
プ操作を行った後に存在する無音区間はスキップ操作が
行われなくても自動的に飛び越すことである。電話機5
2は、電話機51と同一の構成であるので説明を省略す
る。
【0061】図9(1)に示す再生の例は、図7(1)
と同一であるので、説明を省略する。図9(1)に示す
再生の例の時刻t11において、スキップ操作が行われ
ると、時刻t11から時刻t2までの期間T11におけ
る用件メッセージを飛び越して再生を行わない。また、
以後に存在する無音区間である期間T4および期間T6
についても再生を行わない。
【0062】したがって、時刻t11においてスキップ
操作が行われたことによって図9(2)に示すように再
生が行われる。図9(2)の再生例では、時刻t0から
時刻t11まで「××」と再生され、引続いて時刻t1
1から期間T3の内容である「昨日は有難う」と再生さ
れ、さらに期間T3に引き続いて、期間T5の内容であ
る「明日電話をします」が続けて再生される。
【0063】図10は、電話機52における再生時の処
理を示すフローチャートである。当該フローチャートに
おいて、図8に示すフローチャートと同一の処理には同
一のステップ番号を付して説明を省略する。本フローチ
ャートは、図8に示すフローチャートのステップp3と
ステップp4との間に、ステップp18およびステップ
p19を挿入したものである。
【0064】ステップp3において領域番号を番号メモ
リ38に記憶した後、ステップp18では当該領域番号
に対応する領域に記憶されている音声データが有音デー
タであるか無音データであるかを判断する。有音区間で
ある場合には、ステップp4以降の処理を行う。無音区
間である場合には、ステップp19に進む。ステップp
19では、用件メッセージの再生中にスキップ操作が行
われたかどうかを判断する。スキップ操作が行われてい
ない場合にはスキップp4以降の処理を行う。スキップ
処理が行われていた場合にはステップp11以降の処理
を行う。
【0065】以上のように本実施例によれば、記憶装置
Bに録音された用件メッセージの再生中にスキップ操作
を行うことによって、不要な有音区間および無音区間を
飛ばして次の有音区間の開始位置から再び再生を行うの
で、再生時間の短縮および操作性の向上を図ることがで
きる。また、スキップ操作以後の無音区間はスキップ操
作を行わなくても飛び越されるので、操作の手間を省く
ことができる。さらに、再生時間が短縮されること、お
よび操作性が向上することによって、電話回線網13を
介して操作する場合においては用件メッセージを聞くた
めに必要な時間が短縮されるので、通話時間が短くな
り、通話に必要な電話料金を節約することができる。
【0066】図11は、本発明の第3実施例である電話
機53において用件メッセージの再生が行われる際のタ
イミングチャートである。電話機53は電話機51と同
一の構成であるので、説明を省略する。
【0067】本実施例における電話機53の特徴は、用
件メッセージの再生中に、スキップ操作ボタン16が押
されるかスキップ操作コマンド2#が入力されると、再
生中の区間が有音区間であるか無音区間であるかに関係
なく再生速度を上げて再生し、次の有音区間の開始位置
からは通常の速度で再生することである。また、戻りボ
タン15が押されるか戻りコマンド21#が入力される
と、逆方向に再生速度を上げて再生し、有音区間の開始
位置まで逆向きに再生すると、再び順方向に通常の速度
で再生する。
【0068】図11(1)に示す用件メッセージの再生
例については、図7(1)と同一であるので説明は省略
する。時刻t11においてスキップ操作ボタン16を押
すと、次の有音区間の開始位置に対応する時刻t2まで
の期間T11の間、再生速度を上げて、たとえば、通常
の速度よりも早い速度で音声データを読出して音声信号
に変換することができる再生装置を用いて再生を行う。
時刻t2以降は、通常の速度で再生を行う。
【0069】図11(2)および図11(3)は、戻り
ボタン15を押した際の再生例である。図11(2)に
示す再生例では、時刻t11において戻りボタン15が
押されると、時刻t11から時刻t17までの期間T1
6の間、逆向きに再生速度を上げて再生を行う。戻りボ
タン15を押した有音区間の先頭まで逆向きに再生され
たので、時刻t17において再生方向を通常の向きに戻
し、通常の速度で再生を行う。
【0070】図11(3)に示す再生例では、無音区間
である時刻t2において戻りボタン15が押されたの
で、時刻t2から時刻t18までの期間T18の間、再
生方向を逆向きにして再生速度を上げて再生を行う。す
なわち期間T18においては、時刻t0から時刻t2ま
での期間T17で再生される用件メッセージが逆向きに
再生速度を上げて再生される。時刻t18において、有
音区間の先頭まで逆向きに再生されたので、再生方向を
通常の向きに戻し、再生速度を戻して再生を行う。
【0071】図12および図13は、電話機53におけ
る再生時の処理を示すフローチャートである。当該フロ
ーチャートにおいて、図8に示すフローチャートと同一
の処理には同一のステップ番号を付して説明を省略す
る。本フローチャートは、図8に示すフローチャートの
ステップp10〜p12の処理にかえてステップp21
〜p27の処理を、またステップp13〜p15の処理
にかえてステップp28〜p33のよりを行うようにし
たものである。
【0072】ステップp6において、スキップ操作ボタ
ン16が押されたか、もしくはスキップ操作コマンド2
#が入力されたかのいずれかによってスキップ操作が行
われた場合、ステップp21に進む。ステップp21に
おいては、スキップ操作ボタン16が押されたことを示
す制御信号またはDTMF信号検出装置7によって変換
されたスキップ操作コマンド2#に対応するコードに基
づいて、制御装置1は再生装置4における用件メッセー
ジの再生速度を通常の再生時よりも早くする。続くステ
ップp22では、音声データ記憶装置5の記憶装置Cに
おいて各領域毎に対応付けられた領域番号を、記憶装置
9の番号メモリ38に記憶する。ステップp22では、
番号メモリ38に記憶されている領域番号に対応する領
域に記憶されている音声データが記憶装置Bから読出さ
れ、ステップp24において再生装置4に当該音声デー
タが入力される。音声データが再生装置4へと入力され
ることによって、スピーカ12から用件メッセージが再
生される。
【0073】ステップp25では、再生速度を早くして
いる状態で記憶装置Bに記憶された音声データが終了し
たかどうかを判断する。音声データが終了した場合に
は、ステップp9以降の処理を行う。また、再生データ
が終了していない場合には、ステップp26に進む。ス
テップp26では、再生速度を早くして再生を開始して
から次の有音開始位置になったかどうかを判断する。有
音開始位置になった場合には、ステップp27に進む。
ステップp27では、再生速度を通常の再生速度に戻
す。再生速度を戻した後にステップp3以降の処理を行
う。ステップp26において、有音開始位置になってい
ない場合には、ステップp22以降の処理を繰返し行
う。
【0074】ステップp7において、戻りボタン15が
押されたか、もしくは戻りコマンド31#が入力された
かのいずれかが行われた場合には、ステップp28に進
む。ステップp28においては、戻りボタン15が押さ
れたことを示す制御信号またはDTMF信号検出装置7
によって変換された戻りコマンド31#に対応するコー
ドに基づいて、制御装置1は再生装置4における用件メ
ッセージの再生速度を通常の再生時よりも早くする。続
くステップp29では、記憶装置Cにおいて各領域毎に
対応付けられた領域番号を番号メモリ38に記憶する。
ステップp30では、番号メモリ38に記憶されている
領域番号に対応する領域に記憶されている音声データが
記憶装置Bから逆向きに読出され、ステップp31にお
いて再生装置4に当該音声データが入力される。再生デ
ータが再生装置4へと入力されることによって、スピー
カ12から用件メッセージが再生される。
【0075】ステップp32では、再生速度を上げて逆
向きの再生を開始してから有音開始位置になったかどう
かを判断する。有音開始位置になった場合には、続くス
テップp33において再生速度を通常の再生速度に戻
す、再生速度を戻した後にステップp3以降の処理を行
う。ステップp32において、有音開始位置になってい
ない場合には、ステップp29以降の処理を繰返し行
う。
【0076】以上のように本実施例によれば、用件メッ
セージの再生中にスキップ操作ボタン16が押されたか
スキップ操作コマンド2#が入力された場合には、次の
有音開始位置までの用件メッセージを早い再生速度で聞
くので、再生時間を短縮することができる。また、次の
有音開始位置からは通常の速度で再生を行うので、必要
な用件メッセージを確実に聞くことができる。さらに、
再生速度を上げて再生を行うのはスキップ操作を行った
ときだけであるので、再生速度を上げて再生したい区間
のみを早く聞くことができる。
【0077】図14は、本発明の第4実施例である電話
機54における再生時、特にスキップ操作時の処理を示
すフローチャートである。電話機54は、電話機51と
同一の構成であるので、説明を省略する。
【0078】本実施例における電話機54の特徴は、用
件メッセージの再生中にスキップ操作ボタン16を押す
か、スキップ操作コマンド2#を入力すると、再生中の
区間が有音区間であるか無音区間であるかに関係なく、
再生速度を上げて再生を行い、次の有音区間の開始位置
からは通常の速度で再生を行い、以後、無音区間になる
と自動的に再生速度を上げて再生を行うことである。ま
た、再生開始をスキップ操作ボタン16の押圧もしくは
スキップ操作コマンド2♯の入力によって行うことで、
用件メッセージ再生中にスキップ操作を行わなくても無
音区間を再生速度を上げて再生することができる。
【0079】図14に示すフローチャートにおいては、
まずステップg1において、再生開始ボタン14の押圧
もくしは再生開始コマンド1#が入力されたことによる
再生開始か、スキップ操作ボタン16の押圧もくしはス
キップ操作コマンド2#が入力されたことによる再生開
始かどうかを判断する。再生開始操作による再生開始で
ある場合には、ステップg2に進む。ステップg2で
は、スキップ再生ではない通常の再生とするために記憶
装置9に含まれる再生状態メモリ39に通常の再生であ
ることを記憶する。
【0080】続くステップg3では、電話機54を直接
操作することによる再生開始である場合には、スピーカ
12と再生装置4との接続経路を有効としてスピーカ1
2から音響出力が行われるようにする。また、電話回線
網13を介してのリモート操作による再生開始である場
合には、再生装置4と網制御装置2との接続経路を有効
として音声信号が電話回線網13へと接続されるように
する。ステップg4においては、記憶装置Cにおいて各
領域毎に対応付けられた領域番号を番号メモリ38に記
憶する。
【0081】ステップg5では、前記再生状態メモリ3
9の内容を読出してスキップ再生の指示が出ているかど
うかを判断する。スキップ再生の指示が出ていない場合
には、ステップg6に進む。ステップg6では、記憶装
置Bから音声データを読出す。続くステップg7におい
て、当該音声データが再生装置4に入力されることによ
って用件メッセージの再生が開始される。用件メッセー
ジ再生中に行われる処理であるステップg8では、電話
機54を直接操作している場合にはスキップ操作ボタン
16が押されたかどうか、電話回線網13を介して操作
している場合にはスキップ操作コマンド2#が入力され
たかどうかを判断する。スキップ操作ボタン16が押さ
れなかったか、もくしはスキップ操作コマンド2#が入
力されていない場合にはステップg9に進む。ステップ
g9では、音声データの供給が終了したかどうかを判断
する。音声データの最後まで再生装置4へと供給し終え
た場合は、ステップg10に進む。ステップg10では
再生を終了し、処理を終了する。
【0082】ステップg1において、スキップ操作によ
る再生開始である場合には、ステップg11に進む。ス
テップg11では、再生状態メモリ39にスキップ再生
中であることを記憶する。以後、ステップg3以降の処
理を行う。
【0083】ステップg5において、スキップ再生中で
ある場合には、ステップg12に進む。ステップg12
では、記憶装置Cの有音無音情報に基づいて次の有音開
始位置となったかどうかを判断する。次の有音開始位置
となった場合には、ステップg13に進む。ステップg
13では、有音である音声データを通常の速度で再生す
るために制御装置1から再生装置4に通常の再生速度で
再生を行うように指示を出力する。以後、ステップg6
以降の処理を行う。また、ステップg12において、次
の有音開始位置になっていない場合には、ステップg1
4に進む。ステップg14では、記憶装置Cの有音無音
情報に基づいて次の無音開始位置となったかどうかを判
断する。次の無音開始位置となった場合には、ステップ
g15に進む。ステップg15では、無音である音声デ
ータを再生速度を上げて再生するために制御装置1から
再生装置4に再生速度を上げて再生を行うように指示を
出力する。以後、ステップg6以降の処理を行う。ま
た、ステップg14において次の無音開始位置になって
いない場合には、ステップg6以降の処理を行う。
【0084】用件メッセージ再生中の処理であるステッ
プg8において、スキップ操作ボタン16が押された
か、もくしはスキップ操作コマンド2#が入力された場
合には、ステップg16に進む。ステップg16では、
スキップ再生中であることを再生状態メモリ39に記憶
する。続くステップg17では、スキップ再生を行うた
めに再生装置4に再生速度を上げて再生を行うように指
示する。再生速度が上げられた後に、ステップg9以降
の処理を行う。ステップg9において、再生すべき音声
データの転送が終了していない場合には、ステップg4
以降の処理を行う。
【0085】以上のように本実施例によれば、スキップ
操作ボタン16を押すか、スキップ操作コマンド2#を
1度入力することによってスキップ再生であることを再
生状態メモリ39に記憶し、スキップ操作の後に存在す
る無音区間は操作を行わなくても速度を上げて再生する
ので、無音区間を飛び越させようとするときにスキップ
操作を行う必要がなく、操作の手間を省くことができ
る。
【0086】なお、本実施例の図14に示すフローチャ
ートにおいて、ステップg17の処理を飛ばして行うこ
とで、次に存在する無音区間から再生速度を上げて再生
させるようにすることができる。
【0087】図15は、本発明の第5実施例である電話
機55における再生時の処理を示すフローチャートであ
る。電話機55は、電話機51と同一の構成であるの
で、説明を省略する。本実施例における電話機55の特
徴は、再生開始ボタン14が押されたことによって再生
を開始したときには通常の再生速度で再生を行い、再生
開始コマンド1#が入力されたことによって再生を開始
したいときには、指示がなくても無音区間を再生速度を
上げて再生することである。
【0088】図15に示すフローチャートにおいて、前
述の第4実施例における図14のフローチャートと同一
の処理には同一のステップ番号を付して説明を省略す
る。本フローチャートは、図4に示すフローチャートの
ステップg1〜g3およびステップg11にかえてステ
ップg21〜g25の処理を行うようにしたものであ
る。
【0089】図15に示すフローチャートでは、まずス
テップg21において、再生開始の指示が再生開始ボタ
ン14によって行われたか再生開始コマンド1#によっ
て行われたのかを判断する。再生開始ボタン14が押さ
れたことによる再生の開始であった場合、ステップg2
2に進む。ステップg22では、再生状態メモリ39に
スキップ再生中ではないことを記憶する。続くステップ
g23では、再生開始ボタン14の押圧によって再生が
開始されたことに従って、スピーカ12から用件メッセ
ージが再生されるように、再生装置4とスピーカ12と
の接続経路を有効とする。以後は、ステップg4以降の
処理を行う。
【0090】またステップg21において、再生開始コ
マンド1#が入力されたことによる再生の開始であった
場合、ステップg24に進む。ステップg24では、再
生状態メモリ39にスキップ再生中であることを記憶す
る。続くステップg25では、再生開始コマンド1#の
入力によって再生が開始されたことに従って、再生装置
4からの出力が電話回線網13へと送出されるように、
網制御装置2と再生装置4との接続経路を有効とする。
以後はステップg4以降の処理を行う。
【0091】以上のように本実施例によれば、用件メッ
セージの再生を行う際に再生開始ボタン14が押される
ことによって再生が開始された場合には通常の再生を行
い、再生開始コマンド1#が入力されることによって再
生が開始された場合にはスキップ操作が行われなくて
も、無音区間を再生速度を上げて再生するので、用件メ
ッセージを聞くために電話料金が必要となる電話回線網
13からの操作において操作性を向上させることがで
き、手間を省くことができる。また、スキップ操作の時
間が必要なくなるので、通話時間を短縮することができ
る。
【0092】なお、本実施例においては、スキップ動作
として再生速度を上げる場合の説明を行ったが、次の有
音開始位置まで飛び越すようにしてもよい。
【0093】図16は本発明の第6実施例である電話機
56において一部消去操作が行われる際のタイミングチ
ャートであり、図17は電話機56の記憶装置A,B,
Cの構成を示す図である。電話機56は、電話機51と
同一の構成であるので、説明を省略する。
【0094】記憶装置9において、記憶装置31には再
生を行う記憶装置Bのアドレスが記憶され、記憶装置3
2には再生中の区間が一部消去される区間であるかどう
かが記憶され、記憶装置33には一部消去操作が行われ
る際に記憶装置31に記憶されているアドレスが一部消
去開始アドレスとして記憶される。記憶装置Cに含まれ
る消去操作メモリ43は、記憶装置33に格納されてい
るアドレスを一部消去開始アドレス、記憶装置31に記
憶されているアドレスを一部消去操作終了アドレスとし
て消去操作が行われる毎に記憶する。
【0095】本実施例における電話機56の特徴は、一
部消去ボタン18もしくは一部消去コマンド7#によっ
て指定された区間を、次に用件メッセージを再生する際
に再生しないようにすることである。
【0096】図16(1)に示す再生例は、図7(1)
に示す再生例と同一の内容であるので、説明を省略す
る。図16(1)において、時刻t2から時刻t20ま
での期間T21において一部消去操作を行う。一部消去
操作された期間T21の内容である「昨日は」は、次回
再生時には再生されない。図16(2)は、一部消去操
作を行った後の再生時のタイミングチャートである。図
16(1)では、時刻t2から再生されていた「昨日
は」が再生されず、時刻t2から「有難う」と再生され
る。
【0097】図17を参照すると、領域部分B1cに記
憶されている音声データの再生中に一部消去操作が行わ
れているため、一部消去操作が行われた領域である消去
領域41の開始アドレスと終了アドレスとが記憶装置C
の消去操作メモリ43に記憶される。領域部分B1cに
おいて一部消去操作が行われなかった再生領域42に記
憶されている音声データは、再生が行われる。
【0098】図18は、電話機56において一部消去操
作が行われる際のフローチャートである。まずステップ
n1では、再生開始ボタン14が押されるか、電話回線
網13を介して入力されるDTMF信号が再生開始コマ
ンド1#である場合に再生が開始される。続くステップ
n2においては、記憶装置Aに格納されている記憶装置
Bにおける用件メッセージの開始アドレスを記憶装置9
に含まれる記憶装置31に記憶する。
【0099】ステップn3では、再生開始ボタン14に
よって再生が開始された場合には、スピーカ12から用
件メッセージが音響出力として出力されるように再生装
置4とスピーカ12との接続経路を有効とする。また、
再生開始コマンド1#によって再生が開始された場合に
は、電話回線網13へと音声信号を出力することができ
るように再生装置4と網制御装置2との接続経路を有効
とする。
【0100】ステップn4においては、記憶装置32に
一部消去区間でないことを記憶する。ステップn5で
は、記憶装置31に記憶されている用件メッセージの開
始アドレスが、消去操作メモリ43に記憶されている一
部消去区間に含まれるかどうかを判断する。記憶装置3
1に記憶されている開始アドレスが、一部消去区間に含
まれていない場合にはステップn6に進む。ステップn
6では、記憶装置31に記憶されているアドレスから音
声データが読出され、続くステップn7において再生装
置4に入力される。音声データが再生装置4に入力され
たため用件メッセージの再生が開始される。
【0101】用件メッセージの再生中の処理であるステ
ップn8において、記憶装置31に記憶されている開始
アドレスを次の領域部分の開始アドレスにする。続くス
テップn9では、用件メッセージの再生中に一部消去操
作ボタン18が押されたか、一部消去コマンド7#が電
話回線網13を介して入力されたかを判断する。一部消
去操作ボタン18の押圧、もしくは一部消去操作コマン
ドの入力が行われなかった場合には、ステップn10に
進む。ステップn10では、再生する音声データが終了
したかどうかを判断する。音声データが終了した場合は
ステップn11に進み、ステップn11において再生を
終了し処理を終了する。
【0102】またステップn5において、記憶装置31
に記憶されている開始アドレスが一部消去区間に含まれ
る場合は、ステップn8以降の処理を行う。ステップn
9において、一部消去操作が行われた場合には、ステッ
プn12に進む。ステップn12においては、記憶装置
32に一部消去区間であると記憶されているかどうかを
判断する。記憶装置32に一部消去区間でないと記憶さ
れている場合は、ステップn13に進む。記憶装置32
に一部消去区間でないと記憶されているので、1回目の
一部消去操作、すなわち一部消去操作の開始が指示され
たとして、ステップn13において記憶装置31に記憶
されている再生中の用件メッセージのアドレスを記憶装
置33に記憶し、記憶装置32に一部消去区間であるこ
とを記憶する。以後は、ステップn10以降の処理を行
う。また、記憶装置32に一部消去区間であると記憶さ
れている場合は、ステップn14に進む。記憶装置32
に一部消去区間であると記憶されているので、2回目の
一部消去操作、すなわち一部消去操作の終了が指示され
たとして、ステップn14において記憶装置33に記憶
されているアドレスを一部消去開始アドレスとし、記憶
装置31に記憶されているアドレスを一部消去操作終了
アドレスとして、消去操作メモリ43に記憶する。ま
た、記憶装置32に一部消去区間でないことを記憶す
る。以後は、ステップn14以降の処理を行う。
【0103】以上のように本実施例によれば、一部消去
操作を行うことによって一部消去された区間は次の再生
時からは再生されないので、不要な用件メッセージに対
応する操作を繰り返し行う必要がない。また、用件メッ
セージの再生時間を短縮することができる。さらに、一
部消去された用件メッセージは記憶装置Bに記憶された
ままであるので、消去操作メモリ43の内容を消去する
ことによって、必要なときには記憶されている全ての用
件メッセージを再生することができる。
【0104】なお、本実施例においては、一部消去区間
を指定する方法として一部消去ボタン18などによる一
部消去操作を2回行うことで指定していたが、たとえば
一部消去ボタン18を押圧し続けている間を一部消去す
る区間としてもよい。
【0105】図19は、本発明の第7実施例である電話
機57に含まれる記憶装置A,Bの構成を示す図であ
る。電話機57と電話機51とは同一の構成であるの
で、説明を省略する。本実施例における電話機57の特
徴は、一部消去ボタン18もしくは一部消去コマンド7
#によって指定された区間を記憶装置Bから削除するこ
とである。
【0106】前述した図16(1)の再生例と同様に、
期間T21の間を一部消去区間として指定すると、前述
した図17において示す消去領域41が図19の記憶装
置Bにおいて示すように一部消去操作が行われた区間と
して削除される。
【0107】図20は、一部消去操作が行われる際のフ
ローチャートである。本フローチャートにおいて図18
に示すフローチャートと同一の処理には同一のステップ
番号を付して説明を省略する。本フローチャートは、図
18に示すフローチャートのステップn13のかわりに
ステップn21を、またステップn14のかわりにステ
ップn22を行うようにしたものである。
【0108】ステップn12において、記憶装置32の
一部消去区間ではないと記憶されている場合には、ステ
ップn21に進む。ステップn21では、1回目の一部
消去操作、すなわち一部消去操作の開始が指示されたと
して、記憶装置31に記憶されている再生すべき記憶装
置Bのアドレスを一部消去開始アドレスとして記憶装置
33に記憶する。また、記憶装置32には、再生中のデ
ータが一部消去区間であると記憶する。以後は、ステッ
プn10以降の処理を行う。
【0109】またステップn12において、記憶装置3
2に一部消去区間であると記憶されている場合にはステ
ップn22に進む。ステップn22では、2回目の一部
消去操作、すなわち一部消去操作の終了が指示されたと
して、記憶装置33に記憶されている一部消去開始アド
レスから記憶装置31に記憶されている一部消去終了ア
ドレスまでの音声データを記憶装置Bから削除する。ま
た、記憶装置32には一部消去区間でないことを記憶す
る。以後は、ステップn10以降の処理を行う。
【0110】以上のように本実施例によれば、一部消去
操作を行うことによって一部消去された区間は記憶装置
Bから削除されるので、記憶装置Bに記憶される音声デ
ータに無駄がなく、かつ用件メッセージの再生時間を短
縮することができる。
【0111】なお、一部消去操作によって指定された音
声データは、一部消去操作が行われている再生中に記憶
装置Bから削除されるか、次回再生時に削除される。
【0112】図21は、本発明の第8実施例である電話
機58において行われる再生の例を示すタイミングチャ
ートである。電話機58と電話機51とは同一の構成で
あるので、説明を省略する。本実施例における電話機5
8の特徴は、部分消去を行うための文節削除ボタン19
もしくは文節削除コマンド8#によって指定することに
よって、不要な用件メッセージ部分を次回再生時から再
生されないようにすることができることである。
【0113】図21(1)に示すタイミングチャートに
おいて再生される用件メッセージは、図7(1)に示す
再生例と同様であるので説明を省略する。図21(1)
における有音区間である期間T3において、文節削除ボ
タン19の押圧もしくは文節削除コマンドの入力によっ
て文節削除が行われると、図21(2)に示すように期
間T3と前後の無音区間である期間T2,T4とが再生
されなくなり、「××です」「明日電話をします」…と
出力される。なお、「…」は無音であることを示す。
【0114】また、無音区間である期間T2において文
節削除を行うと、図21(3)に示すように期間T2が
再生されなくなり、「××です」「昨日は有難う」…
「明日電話をします」…と出力される。
【0115】図22は、図21(2)に示すように再生
される場合における記憶装置A,B,Cに記憶されるデ
ータを示す図である。記憶装置Bにおいて、1件目の用
件メッセージが記憶されている領域B1は、それぞれ領
域部分B1a〜B1fによって構成されている。領域部
分B1a〜B1fに記憶されている音声データは、それ
ぞれ図21(1)に示す期間T1〜T6における出力に
対応する。領域部分B1a〜B1fのそれぞれについて
のデータ開始位置、有音か無音かの有音無音情報、削除
されたかされていないかの削除情報が領域部分C1a〜
C1fに記憶される。文節削除を行った期間T2〜T4
に対応する領域部分B1b〜B1dのデータを記憶して
いる領域部分C1b〜C1dの削除情報は「削除され
た」であり、領域部分B1b〜B1dの音声データは再
生されない。
【0116】図23は、電話機58において文節削除処
理を行う際のフローチャートである。ステップm1にお
いては、再生開始ボタン14が押されるか、または再生
開始コマンド1#が入力されることによって再生が開始
される。ステップm2においては、記憶装置Aから1件
目の用件メッセージが記憶されている記憶装置Bのアド
レスを読出し、記憶装置31に記憶する。ステップm3
では、再生開始ボタン14の押圧によって再生が開始さ
れた場合は、スピーカ12から用件メッセージが出力さ
れるように再生装置4とスピーカ12との接続経路を有
効とし、再生開始コマンドの入力による再生の開始であ
る場合は、電話回線網13へと音声信号を出力すること
ができるように再生装置4と網制御装置2との接続経路
を有効とする。
【0117】ステップm4においては、記憶装置Cの領
域番号を番号メモリ38に記憶する。番号メモリ38に
記憶される領域番号は、当該領域番号に対応する音声デ
ータの再生が終了すると、引続く領域番号が記憶され
る。したがって、番号メモリ38には再生中の音声デー
タに対応する記憶装置Cの領域番号が常に記憶される。
【0118】ステップm5では、番号メモリ38に記憶
される領域番号によって示される記憶装置Cの削除情報
が「削除された」でないかどうかを判断する。当該記憶
装置Cの削除情報が「削除されていない」である場合に
は、ステップm6に進む。ステップm6においては、記
憶装置31に記憶されているアドレスを参照して記憶装
置Bから音声データを読出す。続くステップm7では、
次の音声データを読出すために記憶装置31に記憶され
ているアドレスを1増加させる。ステップm8では、ス
テップm6において読出された音声データを再生装置4
に入力する。続くステップm9では、文節削除操作ボタ
ン19が押されたか、もしくは文節削除コマンド8#が
入力されたかによって文節削除操作が行われたかどうか
を判断する。文節削除操作が行われなかった場合には、
ステップm10に進む。ステップm10では、再生する
音声データが終了したかどうかを判断する。再生する音
声データが終了した場合には、ステップm11に進む。
ステップm11では再生を終了して処理を終了する。
【0119】またステップm5において、記憶装置Cの
削除情報が「削除された」である場合には、ステップm
12に進む。ステップm12においては、番号メモリ3
8に記憶されている領域番号を次の番号にする。続くス
テップm13では、番号メモリ38に記憶されている領
域番号の記憶装置Cに対応する記憶装置Bの音声データ
開始アドレスを記憶装置31に記憶する。以後、ステッ
プm4以降の処理を行う。
【0120】またステップm9において、文節削除操作
が行われた場合にはステップm14に進む。ステップm
14では、再生中の区間が有音区間であるか無音区間で
あるかを判断する。再生中の区間が無音区間である場合
には、ステップm15に進む。ステップm15において
は、番号メモリ38に記憶されている領域番号に対応す
る記憶装置Cの削除情報を「削除された」とする。続く
ステップm16では、番号メモリ38に記憶されている
領域番号を引続く次の番号にする。以後は、ステップm
13以降の処理を行う。
【0121】ステップm14において、再生中の区間が
有音区間である場合にはステップm17に進む。ステッ
プm17においては、番号メモリ38に記憶されて領域
番号と当該領域番号の前後の領域番号が示す記憶装置C
の削除情報を「削除された」とする。続くステップm1
8では、番号メモリ38に記憶されている領域番号を引
続く次の番号にする。以後は、ステップm13以降の処
理を行う。
【0122】以上のように本実施例によれば、不要な有
音区間を削除する際に文節削除操作を行うことで、当該
有音区間とその前後の無音区間とを再生しない、または
文節削除操作を行った無音区間を再生しないので、操作
に手間をかけることなく再生時間を短縮することができ
る。また、用件メッセージは記憶されたままであるの
で、必要なときには全ての用件メッセージを再び再生す
ることができる。
【0123】図24は、本発明の第9実施例である電話
機59に含まれる記憶装置A,B,Cの構成を示す図で
ある。電話機59は、電話機51と同一の構成であるの
で、説明を省略する。本実施例における電話機59の特
徴は、前述の電話機58と同一の操作によって文節削除
される音声データを格納していた領域部分、および当該
領域部分に関する情報を格納している領域部分を削除す
ることである。
【0124】図24に示す記憶装置Bにおいては、図2
2における記憶装置Bに示されていた領域部分B1b〜
B1dは削除されており、1件目の音声データとして領
域B1には領域部分B1a,B1e,B1fが記憶され
ている。また、記憶装置Cにおいては、領域部分B1
a,B1e,B1fに対応する領域部分C1a,C1
e,C1fが記憶されている。なお、領域部分C1a,
C1e,C1fにおいて、文節削除情報は記憶されてい
ない。
【0125】以上のように本実施例によれば、不要な有
音区間を削除する際に文節削除操作を行うことで、当該
有音区間とその前後の無音区間とに対応する音声データ
を記憶装置Bから削除するか、または文節操作を行った
無音区間に対応する音声データを記憶装置Bから削除す
るので、操作に手間をかけることなく記憶領域を節約す
ることができる。また、再生時には再生時間を短縮する
ことができる。
【0126】なお、文節削除操作によって指定された音
声データは、文節削除操作が行われる再生中に記憶装置
Bから削除されるか、次回再生時に削除される。
【0127】図25は、本発明の第10実施例である電
話機60において用件メッセージが再生される際のタイ
ミングチャートである。本実施例における電話機60の
特徴は、用件メッセージの再生中にスキップ操作ボタン
の押圧などによって再生速度を上げて再生を行った場
合、再生速度を上げて再生を行った区間を記憶してお
き、次回再生時には当該区間は操作が行われなくても再
生速度を上げて再生を行うことである。
【0128】図25(1)に示される再生の例は、図7
(1)の再生例と同一であるので、説明を省略する。図
25(1)のタイミングチャートにおける時刻t11に
おいて、スキップ操作ボタン16の押圧かスキップ操作
コマンドの入力によるスキップ操作が行われると、次の
有音区間の開始位置まで再生速度を上げて再生する。期
間T11においてスキップ操作が行われたので、再生中
の音声データが記憶されている領域部分B1aのアドレ
スをスキップ開始位置として領域部分C1aに記憶す
る。次回以降の再生時には、第1の方法としては、領域
部分C1aに記憶されているスキップ開始位置になる
と、スキップ操作が行われなくても期間T11の間は再
生速度を上げて再生が行われる。また第2の方法として
は、図25(2)に示される時刻t0から時刻t2まで
の期間T32の間を再生速度を上げて再生を行う。
【0129】図26は、電話機60に含まれる記憶装置
A,B,Cの構成を示す図である。記憶装置Cには、記
憶装置Bの各領域部分の開始アドレスと、当該領域部分
に対する有音無音情報と、スキップ開始位置とが記憶さ
れる。スキップ開始位置としては、記憶装置Bにおける
所定のアドレスが記憶される。領域部分B1aの音声デ
ータを再生中の時刻t11においてスキップ操作が行わ
れると、対応するアドレスを示すスキップ操作位置S1
が記憶装置Cの領域部分C1aにスキップ開始位置とし
て記憶される。
【0130】図27は、前記第1の方法で再生を行う際
のフローチャートである。ステップk1においては、再
生開始ボタン14が押されるか、または再生開始コマン
ド1#が入力されることによって再生が開始される。ス
テップk2においては、記憶装置Aから1件目の用件メ
ッセージが記憶されている記憶装置Bのアドレスを読出
し、記憶装置31に記憶する。ステップk3では、再生
開始ボタン14の押圧によって再生が開始された場合
は、スピーカ12から用件メッセージが出力されるよう
に再生装置4とスピーカ12との接続経路を有効とし、
再生開始コマンドの入力による再生の開始である場合
は、電話回線網13へと音声信号を出力することができ
るように再生装置4と網制御装置2との接続経路を有効
とする。ステップk4では、記憶装置31に記憶されて
いるアドレスが記憶装置Cに記憶されているスキップ開
始位置であるかどうかを判断する。ステップk4におい
て、スキップ開始位置でない場合にはステップk5に進
む。ステップk5では、記憶装置Cの領域番号を番号メ
モリ38に記憶する。
【0131】ステップk6においては、記憶装置31に
記憶されているアドレスを参照して記憶装置Bから音声
データを読出す。続くステップk7においては、ステッ
プk6において読出された音声データを再生装置4に入
力する。ステップk8では、次の音声データを読出すた
めに記憶装置31に記憶されているアドレスを1増加さ
せる。
【0132】続くステップk9では、スキップ操作ボタ
ン14が押圧されたか、もしくはスキップ操作コマンド
2#が入力されたかによってスキップ操作が行われたか
どうかを判断する。スキップ操作が行われていない場合
には、ステップk10に進む。ステップk10では、再
生する音声データが終了したかどうかを判断する。再生
する音声データが終了した場合には、ステップk11に
進む。ステップk11では、再生を終了して処理を終了
する。
【0133】またステップk4において、スキップ開始
位置であった場合にはステップk12にと進む。ステッ
プk12では、再生を停止させる。続くステップk13
では、再生中の各区間において次の有音区間が存在する
かどうかを判断する。有音区間が存在しない場合には、
ステップk11以降の処理を行う。有音区間が存在する
場合には、ステップk14に進む。ステップk14にお
いては、再生中の有音または無音区間の次に存在する有
音区間の開始位置まで音声データの読出し位置を移動さ
せる。
【0134】ステップk9において、スキップ操作が行
われた場合にはステップk15に進む。ステップk15
においては、記憶装置Cにスキップ開始位置として記憶
装置31に記憶されている記憶装置Bのアドレスを記憶
する。以後は、ステップk12以降の処理を行う。ま
た、前記第2の方法でスキップ操作を行うための処理が
図28に示される。図28に示されていない他の処理に
ついては、図27に示すフローチャートにおける処理と
同一である。ステップk9において、スキップ操作が行
われた場合にはステップk21に進む。ステップk21
においては、記憶装置Cにスキップ開始位置として記憶
装置Cに記憶されている領域開始位置を記憶する。記憶
した後は、ステップk12以降の処理を行う。なお、本
実施例においては、スキップ操作を行った際に次の有音
開始位置まで飛ばす方法についての説明を行ったが、次
の有音開始位置まで再生速度を上げる方法によって行っ
てもよい。また、記憶装置Cに記憶されたスキップ開始
情報を消去する手段を設けることによって、次回以降の
再生時に全ての用件メッセージを聞くことができるよう
にしてもよい。
【0135】以上のように本実施例によれば、用件メッ
セージの再生中にスキップ操作を行った場合、再生を行
わなかった区間を記憶しておき、次回再生時には操作が
行われなくても当該区間を飛び越すので、同一のスキッ
プ操作を繰返し行う必要がなく、操作性が向上する。ま
た、操作にかかる時間および再生時間の短縮を図ること
ができる。
【0136】なお、上述の各実施例においては、1件分
の用件メッセージを再生する場合の処理について説明を
行ったが、複数件の再生を行う場合であっても同様であ
る。
【0137】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記憶され
た音声メッセージである有音部分の再生中に再生動作指
示手段によって飛び越し再生を指示することによって一
旦再生を停止し、次のまたは直前の有音部分の開始位置
から再生を行うので、再生時間を短縮することができ、
また操作性を向上させることができる。また、飛び越し
再生を行うのは再生動作指示手段によって指示したとき
のみなので、再生したくない区間のみを飛び越させるこ
とができる。
【0138】また本発明によれば、飛び越し再生が行わ
れた後は以後の無音部分は自動的に飛び越されるので、
再生時間を短縮することができる。また、無音部分を飛
び越させようとするたびに飛び越し再生を指示する必要
がなく、操作の手間を省くことができる。
【0139】さらに本発明によれば、再生動作指示手段
によって飛び越し再生が指示されると次の有音部分の開
始位置までを第2再生手段によって再生速度を上げて再
生し、当該開始位置からは第1再生手段によって通常の
速度で再生するので、再生時間を短縮することができ、
操作性を向上させることができる。また再生速度を上げ
て再生するのは再生動作指示手段によって指示したとき
のみなので、再生したくない区間のみを早く聞くことが
できる。
【0140】またさらに本発明によれば、飛び越し再生
が行われた後は、以後の無音部分は自動的に再生速度を
上げて再生を行うので、再生時間を短縮することができ
る。また、無音部分を再生速度を上げて再生しようとす
るたびに飛び越し再生を指示する必要がなく、操作の手
間を省くことができる。
【0141】またさらに本発明によれば、飛び越し再生
が指示された部分を再生状況データ記憶手段に記憶して
おき、再生時に以前飛び越し再生が行われた部分は改め
て指示をしなくても第2再生手段によって再生速度を上
げて再生するので、再生毎に同一の指示を行う必要がな
く、操作性が向上する。また操作にかかる時間および再
生時間の短縮を図ることができる。
【0142】またさらに本発明によれば、記憶された音
声メッセージの再生中に再生動作指示手段によって逆再
生が指示されると、前に最も近い有音部分の開始位置ま
で音声メッセージを逆向きに再生速度を上げて再生する
ので、所望する音声メッセージ部分の検索を容易に行う
ことができる。
【0143】またさらに本発明によれば、電話回線を介
して入力されるDTMF信号によって再生開始が指示さ
れると、音声メッセージにおける有音部分のみを再生す
るので、操作の手間を省くことができる。また、飛び越
し再生のための操作の時間が不要となり、かつ再生時間
が短縮されるので、外部からの通話時間を短くすること
ができる。
【0144】またさらに本発明によれば、電話回線を介
して入力されるDTMF信号によって再生開始が指示さ
れると、音声メッセージにおける有音部分は第1再生手
段によって通常の再生速度で再生し、無音部分は第2再
生手段によって速度を上げて再生するので、操作の手間
を省くことができる。また、操作の時間が不要となり、
かつ再生時間が短縮されるので、外部からの通話時間を
短くすることができる。
【0145】またさらに本発明によれば、記憶された音
声メッセージの再生中に再生動作指示手段によって消去
が指示されると、再生状況データ記憶手段に消去データ
が記憶されることによって、その消去指示があった区間
の消去データに対応する音声メッセージは再生されない
ようになるので、消去操作を行った再生時以後の再生に
おいては、再生時間を短縮することができる。また、消
去データは再生状況データ記憶手段に記憶されているの
で、同一の操作を繰返し行う必要がなく、余計な操作の
手間を省くことができる。
【0146】またさらに本発明によれば、記憶された音
声メッセージの再生中に再生動作指示手段によって消去
が指示されると、消去が指示された区間の音声メッセー
ジ部分を記憶し、当該音声メッセージ部分に対応するデ
ジタルデータを次回再生時に音声データ記憶手段から消
去するので、音声データ記憶手段の容量を節約すること
ができる。また、消去操作を行った再生時以後の再生時
において、再生時間を短縮することができる。
【0147】
【0148】またさらに本発明によれば、再生動作指示
手段によって部分消去が指示された際に、有音部分を再
生していた場合には当該有音部分とその前後の無音部分
とを次の再生時からは再生せず、無音部分を再生してい
た場合には当該無音部分を次の再生時からは再生しない
ので、消去操作を行った再生時以後の再生時において再
生時間を短縮することができる。また、消去データは再
生状況データ記憶手段に記憶されているので、同一の操
作を繰返し行う必要がなく、余計な操作の手間を省くこ
とができる。
【0149】またさらに本発明によれば、再生動作指示
手段によって部分消去が指示された際に、有音部分を再
生していた場合には当該有音部分とその前後の無音部分
とが消去すべき部分であることを示す部分消去データを
再生状況データ記憶手段に記憶し、再生時に部分消去デ
ータが検出されると対応するデジタルデータを、無音部
分を再生していた場合には当該無音部分が消去すべき部
分であることを再生状況データ記憶手段に記憶し、再生
時に部分消去データが検出されると対応するデジタルデ
ータを次回再生時に音声データ記憶手段から消去するの
で、音声データ記憶手段の容量を節約することができ
る。また、消去操作を行った再生時以後の再生時におい
て、再生時間を短縮することができる。
【0150】またさらに本発明によれば、再生動作指示
手段によって部分消去が指示された際に、有音部分を再
生していた場合には当該有音部分とその前後の無音部分
とに対応するデジタルデータを、無音部分を再生してい
た場合には当該無音部分に対応するデジタルデータを音
声データ記憶手段から消去するので、音声データ記憶手
段の容量を節約することができる。また、消去操作を行
った再生時以後の再生時において、再生時間を短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である電話機51の電気的
な構成を示すブロック図である。
【図2】電話機51における記憶装置A,B,Cの構成
を示す図である。
【図3】電話回線網13を介して電話機51を制御する
際に入力されるコマンドと動作との対応の例を示す図で
ある。
【図4】電話機51において用件メッセージを録音する
際のフローチャートである。
【図5】電話機51において用件メッセージを再生する
際ののフローチャートである。
【図6】電話機51において、録音された音声データが
記憶装置A,B,Cに記憶される様子を示す図である。
【図7】電話機51において用件メッセージが再生され
る際のタイミングチャートである。
【図8】電話機51における再生時の処理を示すフロー
チャートである。
【図9】本発明の第2実施例である電話機52において
用件メッセージが再生される際のタイミングチャートで
ある。
【図10】電話機52における再生時の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図11】本発明の第3実施例である電話機53におい
て用件メッセージが再生される際のタイミングチャート
である。
【図12】電話機53における再生時の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図13】電話機53における再生時の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図14】本発明の第4実施例である電話機54におけ
る再生時の処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第5実施例である電話機55におけ
る再生時の処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第6実施例である電話機56におい
て部分消去操作が行われる際のタイミングチャートであ
る。
【図17】電話機56における記憶装置A,B,Cの構
成を示す図である。
【図18】電話機56において部分消去操作が行われる
際の処理を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第7実施例である電話機57に含ま
れる記憶装置A,Bの構成を示す図である。
【図20】電話機57において部分消去操作が行われる
際の処理を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第8実施例である電話機58におい
て用件メッセージが再生される際のタイミングチャート
である。
【図22】電話機58における記憶装置A,B,Cの構
成を示す図である。
【図23】電話機58において文節削除処理を行う際の
処理を示すフローチャートである。
【図24】本発明の第9実施例である電話機59に含ま
れる記憶装置A,B,Cの構成を示す図である。
【図25】本発明の第10実施例である電話機60にお
いて用件メッセージが再生される際のタイミングチャー
トである。
【図26】電話機60に含まれる記憶装置A,B,Cの
構成を示す図である。
【図27】電話機60において第1の方法で再生を行う
際の処理を示すフローチャートである。
【図28】電話機60において第2の方法でスキップ再
生を行う際の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御装置 2 網制御装置 3 録音装置 4 再生装置 5 音声データ記憶装置 6 無音検出装置 7 DTMF信号検出装置 8 操作ボタン群 9 記憶装置 10 有音無音区間検出装置 11 送受器 12 スピーカ 13 網 14 再生開始ボタン 15 戻りボタン 16 スキップ操作ボタン 17 停止ボタン 18 部分消去ボタン 19 削除ボタン 51〜60 電話機

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼出信号を予め定める回数受信した後に
    着信し、応答メッセージを送出した後に発呼側から送出
    された音声メッセージを、デジタルデータに変換して音
    声データ記憶手段に記憶する自動応答手段と、 前記音声データ記憶手段からデジタルデータを読出して
    音声信号に変換して出力する再生手段と、 音声信号の再生開始および音声信号の再生時に行う飛び
    越し再生を指示する再生動作指示手段と、 前記音声データ記憶手段に記憶されている音声メッセー
    ジの有音部分および無音部分を判別する判別手段とを備
    え、 再生開始の指示に応答して音声信号を再生し、再生時に
    飛び越し再生が指示されると、前記判別手段の判別結果
    に基づいて、再生していた有音部分の次のまたは直前の
    有音部分の開始位置から再生を開始し、飛び越し再生の
    指示に応答して再生を開始した後は、有音部分のみを再
    生することを特徴とする電話機。
  2. 【請求項2】 呼出信号を予め定める回数受信した後に
    着信し、応答メッセージを送出した後に発呼側から送出
    された音声メッセージを、デジタルデータに変換して音
    声データ記憶手段に記憶する自動応答手段と、 前記音声データ記憶手段からデジタルデータを読出して
    音声信号に変換して出力する第1再生手段と、 前記第1再生手段よりも早い速度で前記音声データ記憶
    手段からデジタルデータを読出して音声信号に変換して
    出力する第2再生手段と、 音声信号の再生開始および音声信号の再生時に行う飛び
    越し再生を指示する再生動作指示手段と、 前記音声データ記憶手段に記憶されている音声メッセー
    ジの有音部分および無音部分を判別する判別手段とを備
    え、 再生開始の指示に応答して前記第1再生手段によって音
    声信号を再生し、再生時に飛び越し再生が指示される
    と、前記判別手段の判別結果に基づいて、飛び越し再生
    が指示された位置から最も近い有音部分の開始位置まで
    は、前記第2再生手段によって音声を再生することを特
    徴とする電話機。
  3. 【請求項3】 飛び越し再生が指示された後は、無音部
    分を第2再生手段によって再生することを特徴とする請
    求項2記載の電話機。
  4. 【請求項4】 飛び越し再生が行われた部分を記憶する
    再生状況データ記憶手段を備え、 再生時に以前飛び越し再生が行われた部分は、第2再生
    手段によって再生することを特徴とする請求項2記載の
    電話機。
  5. 【請求項5】 前記再生動作指示手段は、音声信号の再
    生順序を逆転させる逆再生を指示し、 再生時に逆再生が指示されると、前記第2再生手段によ
    って逆再生が指示された位置から再生とは逆の順序で音
    声信号を再生し、 最も近い有音部分の開始位置が判別されると、第1再生
    手段によって再生を開始することを特徴とする請求項2
    記載の電話機。
  6. 【請求項6】 呼出信号を予め定める回数受信した後に
    着信し、応答メッセージを送出した後に発呼側から送出
    された音声メッセージを、デジタルデータに変換して音
    声データ記憶手段に記憶する自動応答手段と、 前記音声データ記憶手段からデジタルデータを読出して
    音声信号に変換して出力する再生手段と、 音声信号の再生開始および音声信号の再生時に行う飛び
    越し再生を指示し、電話回線から受信したDTMF信号
    に基づいて再生動作の種類を判別する解析手段を含む再
    生動作指示手段と、 前記音声データ記憶手段に記憶されている音声メッセー
    ジの有音部分および無音部分を判別する判別手段とを備
    え、 再生開始の指示に応答して音声信号を再生し、再生時に
    飛び越し再生が指示されると、前記判別手段の判別結果
    に基づいて、再生していた有音部分の次のまたは直前の
    有音部分の開始位置から再生を開始し、前記解析手段に
    よって再生の開始が指示されたときは、有音部分のみを
    再生することを特徴とする電話機。
  7. 【請求項7】 前記再生動作指示手段は、 電話回線から受信したDTMF信号に基づいて再生動作
    の種類を判別する解析手段を含み、 前記解析手段によって再生の開始が指示されたときは、
    有音部分は第1再生手段で再生し、無音部分は第2再生
    手段で再生することを特徴とする請求項2記載の電話
    機。
  8. 【請求項8】 呼出信号を予め定める回数受信した後に
    着信し、応答メッセージを送出した後に発呼側から送出
    された音声メッセージを、デジタルデータに変換して音
    声データ記憶手段に記憶する自動応答手段と、 前記音声データ記憶手段からデジタルデータを読出して
    音声信号に変換して出力する再生手段と、 音声信号の再生開始および音声信号の消去を指示する再
    生動作指示手段と、 音声信号の再生状況を示す再生状況データを、前記音声
    データ記憶手段のデジタルデータに対応付けて記憶する
    再生状況データ記憶手段とを備え、 再生時に消去が指示されると、指示された区間の音声信
    号部分が消去すべき部分であることを示す消去データを
    前記再生状況データ記憶手段に記憶し、 再生時に消去データが検出されると、対応するデジタル
    データを再生しないことを特徴とする電話機。
  9. 【請求項9】 呼出信号を予め定める回数受信した後に
    着信し、応答メッセージを送出した後に発呼側から送出
    された音声メッセージを、デジタルデータに変換して音
    声データ記憶手段に記憶する自動応答手段と、 前記音声データ記憶手段からデジタルデータを読出して
    音声信号に変換して出力する再生手段と、 音声信号の再生開始および音声信号の消去を指示する再
    生動作指示手段と、 音声信号の再生状況を示す再生状況データを、前記音声
    データ記憶手段のデジタルデータに対応付けて記憶する
    再生状況データ記憶手段とを備え、 再生時に消去が指示されると、指示された区間の音声信
    号部分が消去すべき部分であることを示す消去データを
    前記再生状況データ記憶手段に記憶し、 再生時に消去データが検出されると、対応するデジタル
    データを消去することを特徴とする電話機。
  10. 【請求項10】 呼出信号を予め定める回数受信した後
    に着信し、応答メッセージを送出した後に発呼側から送
    出された音声メッセージを、デジタルデータに変換して
    音声データ記憶手段に記憶する自動応答手段と、 前記音声データ記憶手段からデジタルデータを読出して
    音声信号に変換して出力する再生手段と、 前記音声データ記憶手段に記憶されている音声メッセー
    ジの有音部分および無音部分を判別する判別手段と、 音声信号の再生開始および音声信号の部分消去を指示す
    る再生動作指示手段と、 音声信号の再生状況を示す再生状況データを、前記音声
    データ記憶手段のデジタルデータに対応付けて記憶する
    再生状況データ記憶手段とを備え、 再生時に部分消去が指示されたとき、有音部分を再生し
    ていた場合は、当該有音部分とその前後の無音部分とが
    消去すべき部分であることを示す部分消去データを再生
    状況データ記憶手段に記憶し、無音部分を再生していた
    場合は、当該無音部分が消去すべき部分であることを示
    す部分消去データを再生状況データ記憶手段に記憶し、 再生時に部分消去データが検出されたときは、対応する
    有音部分および無音部分を再生しないことを特徴とする
    電話機。
  11. 【請求項11】 呼出信号を予め定める回数受信した後
    に着信し、応答メッセージを送出した後に発呼側から送
    出された音声メッセージを、デジタルデータに変換して
    音声データ記憶手段に記憶する自動応答手段と、 前記音声データ記憶手段からデジタルデータを読出して
    音声信号に変換して出力する再生手段と、 前記音声データ記憶手段に記憶されている音声メッセー
    ジの有音部分および無音部分を判別する判別手段と、 音声信号の再生開始および音声信号の部分消去を指示す
    る再生動作指示手段と、 音声信号の再生状況を示す再生状況データを、前記音声
    データ記憶手段のデジタルデータに対応付けて記憶する
    再生状況データ記憶手段とを備え、 再生時に部分消去が指示されたとき、有音部分を再生し
    ていた場合は、当該有音部分とその前後の無音部分とが
    消去すべき部分であることを示す部分消去データを再生
    状況データ記憶手段に記憶し、無音部分を再生していた
    場合は、当該無音部分が消去すべき部分であることを示
    す部分消去データを再生状況データ記憶手段に記憶し、 再生時に部分消去データが検出されたときは、対応する
    有音部分および無音部分のデジタルデータを消去するこ
    とを特徴とする電話機。
  12. 【請求項12】 呼出信号を予め定める回数受信した後
    に着信し、応答メッセージを送出した後に発呼側から送
    出された音声メッセージを、デジタルデータに変換して
    音声データ記憶手段に記憶する自動応答手段と、 前記音声データ記憶手段からデジタルデータを読出して
    音声信号に変換して出力する再生手段と、 前記音声データ記憶手段に記憶されている音声メッセー
    ジの有音部分および無音部分を判別する判別手段と、 音声信号の再生開始および音声信号の部分消去を指示す
    る再生動作指示手段とを備え、 再生時に部分消去が指示されたとき、有音部分を再生し
    ていた場合は、当該有音部分とその前後の無音部分とに
    対応するデジタルデータを前記音声データ記憶手段から
    消去し、無音部分を再生していた場合は、当該無音部分
    に対応するデジタルデータを前記音声データ記憶手段か
    ら消去することを特徴とする電話機。
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