JPH0620814B2 - 部分昇降式ウインドウガラスのシ−ル構造 - Google Patents
部分昇降式ウインドウガラスのシ−ル構造Info
- Publication number
- JPH0620814B2 JPH0620814B2 JP21772686A JP21772686A JPH0620814B2 JP H0620814 B2 JPH0620814 B2 JP H0620814B2 JP 21772686 A JP21772686 A JP 21772686A JP 21772686 A JP21772686 A JP 21772686A JP H0620814 B2 JPH0620814 B2 JP H0620814B2
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- JP
- Japan
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- glass
- fixed glass
- sash
- sash member
- door body
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、部分昇降式ウインドウガラスのシール構造
に関する。
に関する。
従来の技術 自動車にあつては、ドアウインドウガラスを部分昇降ガ
ラスと固定ガラスとに分割構成して、通常の昇降ガラス
を用いた場合に必要となる昇降ガラスと車体パネル等と
のシール寸法をできるだけ少なくし車体外面を面一化す
る所謂フラツシユサーフエイス化を図つたものがある。
ラスと固定ガラスとに分割構成して、通常の昇降ガラス
を用いた場合に必要となる昇降ガラスと車体パネル等と
のシール寸法をできるだけ少なくし車体外面を面一化す
る所謂フラツシユサーフエイス化を図つたものがある。
この一例を第6,7図によつて説明すると、ドア本体1
にはメインサツシユ2を設けてあり、このメインサツシ
ユ2の前側部と後側部にはサツシユ3を渡設してあつ
て、このサツシユ3よりも上の部分には固定ガラス4を
嵌着し、サツシユ3よりも下の部分にはドア本体1内に
格納される昇降ガラス5を設けてある。
にはメインサツシユ2を設けてあり、このメインサツシ
ユ2の前側部と後側部にはサツシユ3を渡設してあつ
て、このサツシユ3よりも上の部分には固定ガラス4を
嵌着し、サツシユ3よりも下の部分にはドア本体1内に
格納される昇降ガラス5を設けてある。
このように、ドアウインドウガラスWに、昇降のための
シール寸法を必要としない固定ガラス4を分割配置する
ことで、固定ガラス4周縁に設けられたウエザーストリ
ツプ6を薄く成形することができるようにし、固定ガラ
ス4からメインサツシユ2,ドリツプモール7,ルーフ
パネル8に連なる車体外面のフラツシユサーフエイス化
を可能にすると共に、必要最小限の開口スペースを確保
しているのである(この類似構造は、例えば実開昭60
−114008号公報に示されている)。
シール寸法を必要としない固定ガラス4を分割配置する
ことで、固定ガラス4周縁に設けられたウエザーストリ
ツプ6を薄く成形することができるようにし、固定ガラ
ス4からメインサツシユ2,ドリツプモール7,ルーフ
パネル8に連なる車体外面のフラツシユサーフエイス化
を可能にすると共に、必要最小限の開口スペースを確保
しているのである(この類似構造は、例えば実開昭60
−114008号公報に示されている)。
発明が解決しようとする問題点 上記のような構造にあつては、メインサツシユ2が外側
から見えるため見栄えが悪いという点が指摘されてい
る。
から見えるため見栄えが悪いという点が指摘されてい
る。
しかし、上記メインサツシユ2を廃止した場合には固定
ガラス4をメインサツシユ2に替り支持すると共に車体
側ウエザーストリツプに密接する部材が必要となる。
ガラス4をメインサツシユ2に替り支持すると共に車体
側ウエザーストリツプに密接する部材が必要となる。
そこで、この発明は、外観品質を向上させることができ
ると共に水密性の点でも信頼性の高い部分昇降式ウイン
ドウガラスのシール構造を提供するものである。
ると共に水密性の点でも信頼性の高い部分昇降式ウイン
ドウガラスのシール構造を提供するものである。
問題点を解決するための手段 ドア本体に取付けられた固定ガラスの下半部の一部を切
欠いて、この切欠部にドア本体内に格納される昇降ガラ
スを配置し、上記ドア本体の後側部から車体側ウエザー
ストリツプに密接するサツシユ部材を延出して固定ガラ
ス後側部内面に取付けると共に上記サツシユ部材の上端
に先端側が漸次薄肉に形成された例えば軟質弾性材から
成るキヤツプを取付けてある。
欠いて、この切欠部にドア本体内に格納される昇降ガラ
スを配置し、上記ドア本体の後側部から車体側ウエザー
ストリツプに密接するサツシユ部材を延出して固定ガラ
ス後側部内面に取付けると共に上記サツシユ部材の上端
に先端側が漸次薄肉に形成された例えば軟質弾性材から
成るキヤツプを取付けてある。
作 用 サツシユ部材を車内側に配置して外側への露出を回避す
る。また、サツシユ部材に密接する車体側ウエザースト
リツプは、キヤツプを介して固定ガラス内面にスムーズ
に密接する。
る。また、サツシユ部材に密接する車体側ウエザースト
リツプは、キヤツプを介して固定ガラス内面にスムーズ
に密接する。
実施例 次に、この発明の一実施例を図面と共に前記従来の構成
と同一部分に同一符号を付して詳述する。
と同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1〜5図において、サツシユレスタイプのドアは、ド
ア本体1とドアウインドウガラスWから構成され、ドア
ウインドウガラスWは固定ガラス4とこの固定ガラス4
の下半部の後部の切欠部4aに配置された昇降ガラス5で
構成してある。
ア本体1とドアウインドウガラスWから構成され、ドア
ウインドウガラスWは固定ガラス4とこの固定ガラス4
の下半部の後部の切欠部4aに配置された昇降ガラス5で
構成してある。
尚、9はコーナーピースを示す。
上記固定ガラス4はその前側部の下縁を図外のブラケツ
トでドア本体1に固定してあると共に、後側部の車内側
面を、ドア本体1内の後側部から延出するサツシユ部材
10に係止具11を介して固定することでドア本体1に取付
けてあり、上記サツシユ部材10はドア閉時に車体パネル
12のドア開口部周縁に取付けられた車体側ウエザースト
リツプ13に密接するようになつている。
トでドア本体1に固定してあると共に、後側部の車内側
面を、ドア本体1内の後側部から延出するサツシユ部材
10に係止具11を介して固定することでドア本体1に取付
けてあり、上記サツシユ部材10はドア閉時に車体パネル
12のドア開口部周縁に取付けられた車体側ウエザースト
リツプ13に密接するようになつている。
尚、14は固定ガラス4の切欠部4a周縁に設けられたウ
エザーストリツプを示す。
エザーストリツプを示す。
そして、上記サツシユ部材10の上端には第1図に示すよ
うに、先端側を漸次薄肉に形成したキヤツプ15を取付け
てあり、サツシユ部材10の車内側面からキヤツプ15の内
側面を経て固定ガラス4内面に至り滑らかな面が構成さ
れるようになつている。
うに、先端側を漸次薄肉に形成したキヤツプ15を取付け
てあり、サツシユ部材10の車内側面からキヤツプ15の内
側面を経て固定ガラス4内面に至り滑らかな面が構成さ
れるようになつている。
このキヤツプ15は具体的には、固定ガラス4に密着する
側を軟質ゴム部15aで、その反対側を硬質ゴム部15bで
各々形成してあり、軟質ゴム部15aに挿入した芯金16の
U字部16aをサツシユ部材10の一側に挾み込むと共に硬
質ゴム部15bに形成した突起17をサツシユ部材10の他側
に挿入して、サツシユ部材10に取付けてある。
側を軟質ゴム部15aで、その反対側を硬質ゴム部15bで
各々形成してあり、軟質ゴム部15aに挿入した芯金16の
U字部16aをサツシユ部材10の一側に挾み込むと共に硬
質ゴム部15bに形成した突起17をサツシユ部材10の他側
に挿入して、サツシユ部材10に取付けてある。
尚、第3図に示すように予めサツシユ部材10の一側に突
出片18をスポツト溶接等により取付けておき、この突出
片18をキヤツプ15底面から挿入して、キヤツプ15をサツ
シユ部材10に取付けるようにしても良い。
出片18をスポツト溶接等により取付けておき、この突出
片18をキヤツプ15底面から挿入して、キヤツプ15をサツ
シユ部材10に取付けるようにしても良い。
上記実施例構造によれば、ドアを閉じた場合に車体側ウ
エザーストリツプ13はサツシユ部材10に確実に密接する
と共に、サツシユ部材10の上端部から固定ガラス4に至
る部分においてはキヤツプ15によつて滑らかに固定ガラ
ス4に当接でき、したがつてサツシユ部材10,キヤツプ
15,固定ガラス4の後側部と車体側ウエザーストリツプ
13との間において、水密性を十分に確保できる。
エザーストリツプ13はサツシユ部材10に確実に密接する
と共に、サツシユ部材10の上端部から固定ガラス4に至
る部分においてはキヤツプ15によつて滑らかに固定ガラ
ス4に当接でき、したがつてサツシユ部材10,キヤツプ
15,固定ガラス4の後側部と車体側ウエザーストリツプ
13との間において、水密性を十分に確保できる。
そして、固定ガラス4はサツシユ部材10により確実に支
持されると共にサツシユ部材10は車外側に露出していな
いため見栄えを損なうこともない。
持されると共にサツシユ部材10は車外側に露出していな
いため見栄えを損なうこともない。
発明の効果 以上説明してきたようにこの発明によれば、固定ガラス
を支持するサツシユ部材からキヤツプを経て固定ガラス
内面に至る部分に確実に車体側ウエザーストリツプを密
接させることができるため、この部分における水密性を
充分に確保することができるという実用上多大な効果を
有する。
を支持するサツシユ部材からキヤツプを経て固定ガラス
内面に至る部分に確実に車体側ウエザーストリツプを密
接させることができるため、この部分における水密性を
充分に確保することができるという実用上多大な効果を
有する。
そして、サツシユ部材により固定ガラスを確実に支持す
ることができるため、固定ガラスの倒れ、あるいは振動
を確実に阻止することができると共にサツシユ部材は車
外側に露出していないため車体外観を損なうことはな
い。
ることができるため、固定ガラスの倒れ、あるいは振動
を確実に阻止することができると共にサツシユ部材は車
外側に露出していないため車体外観を損なうことはな
い。
第1〜5図はこの発明の実施例を示し、第1図は第5図
のI−I線に沿う断面図、第2図は第5図のII−II線に
沿う断面図、第3図は第5図のIII−III線に沿う断面
図、第4図はドアの部分斜視図、第5図はドアの正面
図、第6図は従来技術の第7図VI−VI線に沿う断面図、
第7図は従来技術のドア正面図である。 1……ドア本体、4……固定ガラス、4a……切欠部、
5……昇降ガラス、10……サツシユ部材、13……車体側
ウエザーストリツプ、15……キヤツプ。
のI−I線に沿う断面図、第2図は第5図のII−II線に
沿う断面図、第3図は第5図のIII−III線に沿う断面
図、第4図はドアの部分斜視図、第5図はドアの正面
図、第6図は従来技術の第7図VI−VI線に沿う断面図、
第7図は従来技術のドア正面図である。 1……ドア本体、4……固定ガラス、4a……切欠部、
5……昇降ガラス、10……サツシユ部材、13……車体側
ウエザーストリツプ、15……キヤツプ。
Claims (1)
- 【請求項1】ドア本体に取付けられた固定ガラスの下半
部の一部を切欠いて、この切欠部にドア本体内に格納さ
れる昇降ガラスを配置し、上記ドア本体の後側部から車
体側ウエザーストリツプに密接するサツシユ部材を延出
して固定ガラス後側部内面に取付けると共に上記サツシ
ユ部材の上端に、先端側が漸次薄肉に形成されたキヤツ
プを取付けたことを特徴とする部分昇降式ウインドウガ
ラスのシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21772686A JPH0620814B2 (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 | 部分昇降式ウインドウガラスのシ−ル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21772686A JPH0620814B2 (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 | 部分昇降式ウインドウガラスのシ−ル構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6371417A JPS6371417A (ja) | 1988-03-31 |
JPH0620814B2 true JPH0620814B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=16708776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21772686A Expired - Lifetime JPH0620814B2 (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 | 部分昇降式ウインドウガラスのシ−ル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620814B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0635808Y2 (ja) * | 1988-07-28 | 1994-09-21 | 豊田合成株式会社 | 自動車用ウエザストリップの端末部構造 |
-
1986
- 1986-09-16 JP JP21772686A patent/JPH0620814B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6371417A (ja) | 1988-03-31 |
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