JPH0620810A - 印刷抵抗のトリミング方法 - Google Patents

印刷抵抗のトリミング方法

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Publication number
JPH0620810A
JPH0620810A JP4172898A JP17289892A JPH0620810A JP H0620810 A JPH0620810 A JP H0620810A JP 4172898 A JP4172898 A JP 4172898A JP 17289892 A JP17289892 A JP 17289892A JP H0620810 A JPH0620810 A JP H0620810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trimming
resistor
resistance value
conductor pattern
printed
Prior art date
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Pending
Application number
JP4172898A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kawai
義夫 河合
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
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Publication of JPH0620810A publication Critical patent/JPH0620810A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】印刷抵抗のトリミングによる抵抗調整の精度を
向上させる。 【構成】基板2上に形成された一対の導体パターン3,
4の間に抵抗1を印刷する。ここで、一方の導体パター
ン4の印刷抵抗1との接続部を、トリミングを行わせる
ために台形に形成してある。そして、印刷抵抗1のトリ
ミングによって目標付近まで抵抗値を調整した後、前記
台形部4aをトリミングして、抵抗値を目標抵抗値まで
微調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷抵抗のトリミング方
法に関し、詳しくは、トリミングによる抵抗値調整の精
度を向上させ得る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5に示すように、基板2上
に形成された一対の導体パターン3,4間に抵抗1を印
刷し、この印刷抵抗1をトリミングすることにより、印
刷抵抗1の抵抗断面積を減少させて、印刷抵抗1の抵抗
値を調整し、以て、回路全体のばらつき分を吸収するこ
とが行われている(実開平4−704号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に、
低抵抗値の印刷抵抗においては、図6及び図7に示すよ
うに、トリミング時の抵抗値変化に対する抵抗比率の変
化量が大きいため、トリミングを複数回に分けて行わせ
るようにしても、高精度に抵抗値を調整することは困難
であった。
【0004】このため、従来では、印刷抵抗の面積を大
きくして、トリミング長に対する抵抗値の変化量をなる
べく小さくしたり、また、トリミングスピードを遅くし
て、トリミング時の熱変化による抵抗比率変化の影響を
少なくすることで対応している。ところが、例えば前記
印刷抵抗がハイブリッドIC用のものである場合には、
印刷抵抗の面積を大きくすることは、ハイブリッドIC
を大きくすることになってしまい、また、トリミングの
スピードを遅くすると、調整時間が長くなって作業効率
が悪化してしまうという問題がある。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、印刷抵抗の面積を大きくしたり、トリミングスピ
ードを遅くしなくても、トリミングにより高精度な抵抗
値調整が行えるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため本発明にかかる
印刷抵抗のトリミング方法では、基板上に形成された一
対の導体パターン間にトリミング抵抗を印刷すると共
に、前記印刷抵抗に対して直列にトリミング用の導体パ
ターンを形成し、前記印刷抵抗のトリミングによる抵抗
値調整の後で、前記トリミング用の導体パターンのトリ
ミングにより抵抗値の微調整を行うようにした。
【0007】
【作用】かかる構成によると、始めに印刷抵抗をトリミ
ングして抵抗値を目標値付近まで調整した後、予め印刷
抵抗と直列に形成されたトリミング用の導体パターンを
トリミングする。ここで、導体パターンの抵抗値は非常
に小さいから、トリミング長に対する抵抗値の変化が印
刷抵抗のトリミング時に比べて緩やかであり、また、熱
影響による抵抗比率の変化も少ないから、印刷抵抗の面
積を大きくしたり、トリミングスピードを遅くしなくて
も、高精度の調整が可能である。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。第1実施例を示す図1において、基板2上に形成
された一対の導体パターン3,4間に抵抗1が印刷形成
されている。ここで、一方の導体パターン4に、他方の
導体パターン3に向けて延設された台形部4aが設けら
れており、この台形部4aの先端に印刷抵抗1の一方端
が重ねて印刷される。
【0009】そして、抵抗値のトリミング調整において
は、まず、導体パターン3,4間の印刷抵抗1を、一方
の側端部から他方の側端部に向けて熱線(レーザ)で溶
かしながらトリミングすることで、トリミング部分の抵
抗断面積を減少させて、目標抵抗値の近傍まで抵抗値を
増大させる。次いで、印刷抵抗1に対して直列に設けら
れた前記導体パターン4の台形部4aのトリミングを、
やはり熱線により、印刷抵抗1に対する通電部の断面積
を減少させるように、前記印刷抵抗1のトミリングと同
方向に行わせる。
【0010】ここで、導体パターン4の抵抗値は非常に
小さいから、図3及び図4に示すように、トリミング長
に対する抵抗値の変化が印刷抵抗1のトリミング時に比
べて緩やかであり、また、熱影響による抵抗比率の変化
も少ないから、1本目の印刷抵抗1のトリミングのとき
に比べ、高精度に抵抗値を調整できる。即ち、印刷抵抗
1のトリミング(1本目)によって目標値と実際の抵抗
値との間のギャップを大雑把に調整し、その後、抵抗値
の小さな導体パターンをトリミング(2本目)すること
で、目標抵抗値に一致させるための微調整を高精度に行
わせるものであり、印刷抵抗1の抵抗調整と導体パター
ン4の台形部4aの抵抗調整との両方によって、要求さ
れる抵抗値に調整するものである。
【0011】このように、トリミング長に対する抵抗値
の変化が緩やかであり、また、熱影響による抵抗比率の
変化も少ない導体パターン4のトリミングによって最終
的な微調整を行わせるから、印刷抵抗1のトリミングに
より最終調整も行わせる場合のように、調整精度の確保
のために印刷抵抗1の面積を大きくしたり、トリミング
スピードを遅くする必要がなくなる。
【0012】従って、例えば前記印刷抵抗1がハイブリ
ッドIC用のものである場合には、印刷抵抗1の面積を
必要最小限にしてICの小型化を図ることができ、ま
た、トリミングスピードを確保して作業効率を高めるこ
とができる。図1に示す第1実施例では、印刷抵抗1と
導体パターン4との接続部に、トリミング用の導体パタ
ーンとして台形部4aを設ける構成としたが、図2に示
す第2実施例のように、導体パターン3,4間の印刷抵
抗1の下に、導体パターン3,4と電気的に接続されな
い導体パターン5を、トリミング専用として設けても良
い。
【0013】この場合、1本目の印刷抵抗1のトリミン
グにおいては、前記トリミング用導体パターン5と導体
パターン3(又は導体パターン4)の間で、印刷抵抗1
のみのトリミングを行わせ、2本目は、前記導体パター
ン5が設けられる印刷抵抗1の部分をトリミングするこ
とで、導体パターン5と印刷抵抗1とを同時にトリミン
グさせるようにしても良い。
【0014】上記第2実施例の場合、導体パターン5
は、印刷抵抗1のバイパスとして機能し、実質的には、
導体パターン3と導体パターン5との間に抵抗を印刷
し、更に、導体パターン5と導体パターン4の間に抵抗
を印刷し、2つの印刷抵抗が導体パターン5を介して直
列に接続されている場合と略等価である。従って、この
場合も、印刷抵抗1に対して直列に接続された導体パタ
ーン5をトリミングすることになり、第1実施例と同様
に、この導体パターン5のトリミングによる抵抗値の調
整は極めて微小に行えるから、結果、導体パターン5の
抵抗値調整も含めて、全体的な抵抗値を目標値に高精度
に調整し得る。
【0015】尚、トリミングを行わせる導体パターンの
形状は、前記第1,第2実施例に示したものに限定され
ないことは明らかである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、最
初に印刷抵抗のトリミングを行って目標付近にまで抵抗
値を調整した後、トリミングによる抵抗変化の少ない印
刷抵抗と直列な導体パターンのトリミングを行って、か
かる導体パターンのトリミングによって最終的に目標抵
抗値に調整するので、印刷抵抗のみのトリミングによっ
て抵抗値を調整する場合のように、調整精度を確保する
ために印刷抵抗の面積を大きくしたり、トリミングスピ
ードを遅くする必要がなくなり、電子回路の小型化を図
れ、また、抵抗値調整の作業効率を高めることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す平面図。
【図2】本発明の第2実施例を示す平面図。
【図3】実施例のトリミング長に対する抵抗値変化の様
子を示す線図。
【図4】実施例のトリミング長に対する抵抗比率変化の
様子を示す線図。
【図5】従来のトリミングの様子を示す平面図。
【図6】従来のトリミング長に対する抵抗値変化の様子
を示す線図。
【図7】従来のトリミング長に対する抵抗比率変化の様
子を示す線図。
【符号の説明】
1 印刷抵抗 2 基板 3,4 導体パターン 4a 台形部(トリミング用導体パターン) 5 トリミング用導体パターン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成された一対の導体パターン間
    にトリミング抵抗を印刷すると共に、前記印刷抵抗に対
    して直列にトリミング用の導体パターンを形成し、前記
    印刷抵抗のトリミングによる抵抗値調整の後で、前記ト
    リミング用の導体パターンのトリミングにより抵抗値の
    微調整を行うことを特徴とする印刷抵抗のトリミング方
    法。
JP4172898A 1992-06-30 1992-06-30 印刷抵抗のトリミング方法 Pending JPH0620810A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4172898A JPH0620810A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 印刷抵抗のトリミング方法

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JPH0620810A true JPH0620810A (ja) 1994-01-28

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ID=15950387

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JP4172898A Pending JPH0620810A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 印刷抵抗のトリミング方法

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JP (1) JPH0620810A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013211435A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Mitsubishi Materials Corp フィルム型サーミスタセンサ
CN112005323A (zh) * 2018-05-17 2020-11-27 Koa株式会社 晶片电阻器及晶片电阻器的制造方法

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