JPH06207875A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JPH06207875A
JPH06207875A JP1956393A JP1956393A JPH06207875A JP H06207875 A JPH06207875 A JP H06207875A JP 1956393 A JP1956393 A JP 1956393A JP 1956393 A JP1956393 A JP 1956393A JP H06207875 A JPH06207875 A JP H06207875A
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JP
Japan
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spring
spring constant
change
sensitivity
disc spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP1956393A
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English (en)
Inventor
Hideki Toyoda
秀樹 豊田
Hirobumi Hayasako
博文 早迫
Tetsuma Shimosato
徹馬 下郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダーヘッドに設けられたセンサ取付け
用螺子孔に装着される主体金具の軸孔内に圧電素子、圧
力伝達棒等からなる積層体を収納し、さらに該積層体を
円板バネと押え片とで挟持することにより圧電素子に予
圧を印加するようにした圧力センサにおいて、円板バネ
のバネ定数kの変化による特性の変動を可及的に是正す
ること。 【構成】 円板バネから押え片に至る積層部分のバネ定
数Kと、円板バネのバネ定数kとが、k≦0.3Kの関
係となるように設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のシリンダー内
圧の変化を圧電素子によって検出する圧力センサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のシリンダーヘッドに設けられ
たセンサ取付け用螺子孔に装着される主体金具の軸孔内
に圧電素子、圧力伝達棒等からなる積層体を収納すると
ともにシリンダー内に位置する下端面にダイアフラムを
封着し、シリンダー内圧を前記ダイアフラムと圧力伝達
棒とを介して圧電素子に伝播し、該素子よりシリンダー
内圧力の大きさに比例する電気信号を取り出すようにし
た圧力センサは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の圧力センサに
あっては、図1で示すように、主体金具1は、センサ取
付け用螺子孔に螺着する雄螺子1aと、該雄螺子1aの
直後部に位置して前記螺子孔周面に当接する肉厚座面1
bとが周設され、その内部に前後方向に貫通して形成し
た軸孔4を備えており、さらに主体金具1の、その軸孔
4内に係止段5を形成している。そして該係止段5に円
板バネ7を付装し、さらに圧力伝達棒9、圧電素子11
等からなる積層体8を収納して、積層体8上に押え片1
8を配設し、該積層体8を円板バネ7と押え片18とで
挟持することにより圧電素子11に予圧を印加するよう
にしている。
【0004】かかる基本構成にあって、経時使用による
変化、螺合時の取付トルク又は熱衝撃等を原因としてに
より各部材の熱歪により、円板バネ7や積層部分のバネ
定数が変化する。そしてこれにより、圧電素子の予圧力
が変わって感度変化を生じ、安定した出力を得ることが
できない場合を生ずる。
【0005】本発明は、かかる問題点を是正することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、センサ取付け
用螺子孔に螺着する雄螺子と、該雄螺子の直後部に位置
して前記螺子孔周面に当接する肉厚座面とが周設され、
その内部に前後方向に貫通して形成した軸孔を備える主
体金具の、その軸孔内に係止段を形成して該係止段に円
板バネを付装し、さらに圧力伝達棒、圧電素子等からな
る積層体を収納して、積層体上に押え片を配設し、該積
層体を円板バネと押え片とで挟持することにより圧電素
子に予圧を印加するとともに、前記軸孔の開口端を金属
製ダイアフラムで密封した圧力センサにおいて、前記円
板バネから押え片に至る積層部分のバネ定数Kと、円板
バネのバネ定数kとが、k≦0.3Kの関係となるよう
に設定したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】ここで、圧力ΔPが加わったときのセンサ出力
ΔQとの関係を示す。ここで、ΔF;ロッドに加わる
力、Δf;素子に加わる力、d33;圧電定数、S;セン
サの感度とする。
【0008】ΔF=cΔP (ここで
cは係数)
【0009】ΔQ=d33・Δf
【0010】S=ΔQ/ΔP
【0011】と夫々表わすことができる。そしてこれら
の式より、
【0012】S=c・d33・Δf/ΔF
【0013】S=C・Δf/ΔF (1)式
(ここでC=d33・c)
【0014】一方、図3の等価図で示すように圧電素子
の位置pが、圧力が加わった状態(図3イ)から、圧力
が加わった状態(図3ロ)となって、Δxだけ移動した
とすると、
【0015】ΔF=Δf’+Δf (図3ロ参照)
【0016】Δf’=k・Δx
【0017】Δf =K・Δx
【0018】∴Δf/ΔF=Δf/(Δf’+Δf) =K・Δx/(k・Δx+K・Δx) =K/(k+K)
【0019】この結果を(1)式に代入して整理する
と、 S=C・K/(k+K) (2)式 となる。ここでバネ定数k,Kの変化は、内燃機関のシ
リンダーヘッドに装着した場合の温度雰囲気又は予想さ
れる熱衝撃等から、基準値として一般に±20%の範囲
が想定され得る。
【0020】そこで、バネ定数Kとkが±20%変化し
た場合を想定して、バネ比(=k/K)と、感度変化と
の関係を上述の式(2)に基づきプロットすることによ
り、図2で示す関係を得ることができる。この図2で、
x=0.3を越えると感度変化は10%を越えて、飛躍
的に増大することが解る。すなわち、x≦0.3である
ことが望ましい。
【0021】そして、この結果より、k≦0.3Kの関
係にあることが適性感度を得るための条件とすることが
できる。而して、このような知見に基づいて、積層部分
のバネ定数Kと、円板バネのバネ定数kを設定した上記
構成にあっては、バネ定数の変化があっても、小さな感
度変化とし得ることとなる。
【0022】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す。尚、図3と
同一構成にあっては、同一符合を用いて説明する。
【0023】ここで主体金具1は、下端部の外周にシリ
ンダヘッドに螺合する雄螺子1aと、全長のほぼ中間部
の外周にスパナ等の締付け工具と適合する六角部1cと
を形成したボルト構造からなり、前記雄螺子1aの直上
は肉厚部となっており、該肉厚部の前面を肉厚座面1b
としている。またその内部には、軸孔4が形成されてい
る。この軸孔4は主体金具1を前後方向に貫通してな
り、装着孔4a,4b、螺子孔4c及び装着孔4dが連
成されて構成される。前記装着孔4aは装着孔4bに比
して小径となっており、その間に係止段5を形成してい
る。
【0024】径小側の装着孔4aには圧力伝達棒9の細
状杆部9aが挿入され、その下端を主体金具1の下端部
雄螺子1aの端面を気密に封口するように接合された金
属製ダイアフラム6に溶接されている。このダイアフラ
ム6は耐熱性が必要で、例えばインコネル又はSUS630相
当の耐熱性金属材料のようなものが良い。さらに主体金
具1の装着孔4a,4bの係止段5と圧力伝達棒9との
間には円板バネ7を設けて圧力伝達棒9の径大部9bを
支持するようにし、この円板バネ7により各構成体の熱
膨張差及び熱伝達の差から生ずる歪、また雄螺子部での
締付けトルクによる伸び等から生ずる応力を吸収してい
る。
【0025】さらには装着孔4bには、装着孔4aに近
いほうから環状パッキン10、端子部材12a,表裏面
に電極が形成された圧電素子11,端子部材12b,電
極板13、環状パッキン14、電気絶縁環15及び当て
金16が順次積層され、圧力伝達棒9と共に積層体8が
構成される。またこの積層体8の周囲には熱収縮チュー
ブ等からなる絶縁材17が被着され、これにより積層体
8は主体金具1と絶縁して一体化されている。さらには
電極板13上部の各積層部材には夫々中心に透孔が形成
され、その組付け状態で後方に開口する挿通孔20が形
成されている。そして該挿通孔20内で、信号搬送用ケ
ーブル30の芯線に接続したリード線31が電極板13
と接続される。
【0026】また前記当て金16の上端には、次記する
接続処理を施した後に、円錐凹面を備えた雄螺子構造の
押え片18が前記螺子孔4cに螺合し、該螺合部に緩み
止めとしてポリイミドワニス等の接着剤で固定して密接
することとなり、その緊締作用により、前記当て金16
等を介して、圧電素子11に適正な予圧力が付与され
る。この押え片18は、軸孔4に抵抗溶接等の手段で接
合する構成としても良い。
【0027】一方、前記装着孔4dの口部には、段座2
5が形成されており、上述の接続処理の後に、これに座
定する鍔27を備えた金属キャップ26が嵌合され、溶
接される。前記金属キャップ26には信号搬送用ケーブ
ル30の一端があらかじめ挿通固定されている。
【0028】かかる構成にあって、本発明の特徴は、円
板バネ7から押え片18に至る積層部分Tのバネ定数K
と、円板バネのバネ定数kとが、k≦0.3Kの関係と
なるように設定したことである。ここで積層部分Tの上
限は押え片18のネジ山で接しているところまでとす
る。
【0029】例えば上述の構成で、本発明の範囲として
k=0.1Kを選定し、K=8×107 N/m 、k=0.
8×107 N/m とした。この場合には、S=0.909
となり、K,kが±20%変化した場合の感度は、S
min =0.870C=0.957Sとなり、Smax
0.938C=1.032Sとなって、感度変化は−4
〜+3%にとどまる。
【0030】一方、これと比較するために、同一構成
で、本発明の範囲外でk=0.63Kとなる用に選定
し、K=8×107 N/m 、k=5×107 N/m とした。
この場合には、S=0.615となり、K,kが±20
%変化した場合の感度は、Smin=0.516C=0.
839Sとなり、Smax =0.706C=1.15Sと
なって、感度変化は−16〜+15%となる。
【0031】このように、本発明の範囲内と、範囲外で
はその変化率で大きく異なる。従って、本発明にあって
は、経時使用による変化、螺合時の取付トルク又は熱衝
撃等を原因としてにより各部材の熱歪により、円板バネ
7や積層部分のバネ定数が変化しても、その出力の変化
率を小さく押えることができ、安定した特性を生じさせ
得ることとなる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、円板バネから押え片に至る積
層部分のバネ定数Kと、円板バネのバネ定数kとが、k
≦0.3Kの関係となるように設定したものであるか
ら、円板バネ7や積層部分のバネ定数が変化しても、そ
の出力の変化率を小さく押えることができ、安定した特
性を生じさせ得ることとなる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した圧力センサの縦断側面図であ
る。
【図2】バネ定数Kと、バネ定数の比(バネ比)と、感
度変化を示すグラフである。
【図3】積層部分のバネ定数Kと、円板バネのバネ定数
kの力の関係を示す等価図である。
【符号の説明】
1 主体金具 1a 雄螺子 4 軸孔 7 円板バネ 8 積層体 9 圧力伝達棒 11 圧電素子 18 押え片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ取付け用螺子孔に螺着する雄螺子
    と、該雄螺子の直後部に位置して前記螺子孔周面に当接
    する肉厚座面とが周設され、その内部に前後方向に貫通
    して形成した軸孔を備える主体金具の、その軸孔内に係
    止段を形成して該係止段に円板バネを付装し、さらに圧
    力伝達棒、圧電素子等からなる積層体を収納して、積層
    体上に押え片を配設し、該積層体を円板バネと押え片と
    で挟持することにより圧電素子に予圧を印加するととも
    に、前記軸孔の開口端を金属製ダイアフラムで密封した
    圧力センサにおいて、前記円板バネから押え片に至る積
    層部分のバネ定数Kと、円板バネのバネ定数kとが、k
    ≦0.3Kの関係となるように設定したことを特徴とす
    る圧力センサ。
JP1956393A 1993-01-11 1993-01-11 圧力センサ Pending JPH06207875A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521489A (ja) * 2003-08-06 2007-08-02 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 成型検知器隔膜蓋を有する検知器
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JP2017078622A (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 日本特殊陶業株式会社 圧力センサ、および、圧力センサの製造方法

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