JP2559858Y2 - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JP2559858Y2
JP2559858Y2 JP9033592U JP9033592U JP2559858Y2 JP 2559858 Y2 JP2559858 Y2 JP 2559858Y2 JP 9033592 U JP9033592 U JP 9033592U JP 9033592 U JP9033592 U JP 9033592U JP 2559858 Y2 JP2559858 Y2 JP 2559858Y2
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秀樹 豊田
博文 早迫
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は内燃機関のシリンダー内
圧の変化を圧電素子によって検出する圧力センサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のシリンダーヘッドに設けられ
たセンサ取付け用螺子孔に装着される主体金具の内部に
圧電素子、圧力伝達棒等よりなる検出要素を収納すると
ともにシリンダー内に位置する下端面にダイアフラムを
封着し、シリンダー内圧を前記ダイアフラムと圧力伝達
棒とを介して圧電素子に伝播し、該素子よりシリンダー
内圧力の大きさに比例する電気信号を取り出すようにし
た圧力センサは公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この主体金具の外端部
には、挿通孔が形成された金属キャップが固着され、該
挿通孔に挿通させたケーブルにより、圧電素子に発生し
た出力が外部へ取り出される。
【0004】ところで、この電気的取出しは、図3で示
すように、金属キャップaの内端部に挿通孔bに連通さ
せて嵌挿溝cを形成し、該嵌挿溝c内に中心に通入孔e
が形成された合成樹脂製ストッパーdを、前記通入孔e
を挿通孔bに一致させて嵌着し、前記挿通孔bと通入孔
eにケーブルxを挿通して、その芯線yを前記通入孔e
から内部へ引出し、該芯線yに平板状端子板fを嵌着し
て、該端子板fに圧電素子の電極と電気的に接続したリ
ード線zを溶接するようにし、前記ケーブルxにより出
力の取り出しを可能とするようにしていた。そして、前
記ケーブルxに引張力が作用しても、前記平板状端子板
fにより、ケーブルxを保持し、かつリード線zの断線
を生じさせないように工夫していた。
【0005】ところで、かかる構成にあっては、ケーブ
ルxの芯線yを端子板fに溶接する必要があり、作業が
面倒であった。
【0006】また主体金具に対して金属キャップaを90
°横転して、該内端部を側方へ臨ませてから金属キャッ
プaの内端部に配設した端子板fにリード線zを溶接す
る必要があるため、作業性が悪かった。そして、かかる
作業を可能とするためにはリード線zにかなりのゆとり
が必要となり、組み付け後にはこのリード線zが主体金
具の内面と電気的に接触し易い状態となり、その絶縁確
保のため新たな対応が必要となるといった問題点があっ
た。
【0007】さらには、圧力センサは、内燃機関のシリ
ンダーヘッドに装着されるものであり、最高200 ℃とい
う高温にさらされる。このような雰囲気にあって、合成
樹脂製ストッパーdを用いているため、ストッパーdの
軟化又は変形により、ケーブルxの保持が不安定となる
といった問題点があった。本考案は、かかる問題点を除
去することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、主体金具の外
端部に固着される信号搬送用ケーブルの挿通孔が形成さ
れた金属キャップの、その内端部に、中心に通入孔が形
成されたセラミック製ストッパーを、該通入孔を挿通孔
に一致させて配設し、挿通孔と通入孔にケーブルを挿通
して、その芯線を通入孔から内部へ引出して、その芯線
の引出し端に、筒状端子を外嵌して加締めて、該筒状端
子を、その側方よりリード線を溶接し得る程度に金属キ
ャップの下方端部より突出した位置に保持し、さらには
筒状端子の側面に圧電素子の電極と電気的に接続したリ
ード線を溶接するようにしたことを特徴とするものであ
る。ここで溶接とは、抵抗溶接等のほか半田付も含む。
【0009】
【作用】ケーブルと、筒状端子とは、加締め加工等によ
り嵌着され、さらには、熱収縮チューブで覆われて絶縁
保持され、このため溶接を要しない。そしてケーブル
は、筒状端子により前記ストッパーと係合して引張力に
対抗することができる。
【0010】また、筒状端子は金属キャップの内面から
突出しており、このため、リード線と端子との溶接処理
は側方から行なうことができ、金属キャップを主体金具
に対して横転させる必要はない。さらには、ストッパー
はセラミック製であり、耐熱性を有する。
【0011】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示し、1は下端部
1aの外周にシリンダヘッドに螺合する雄螺子2と、上
端部1bの外周にスパナ等の締付け工具と適合する六角
部3とを形成したボルト構造をなす主体金具であり、そ
の内部には、軸孔4が形成されている。この軸孔4は主
体金具1の中心を上下方向に貫通してなり、挿入孔4
a,装着孔4b、螺子孔4c及び装着孔4dが連成され
て構成される。前記挿入4aは装着孔4bに比して小径
となっており、その間に段差部分を生じている。
【0012】径小側の装着孔4aには圧力伝達棒9が挿
入され、その下端を主体金具1の下端部1aの端面を気
密に封口するように接合された金属製ダイアフラム6に
溶接している。この金属ダイアフラム6は耐熱性が必要
で、例えばインコネル又はSUS630相当の耐熱性金属材料
のようなものが良い。さらに主体金具1の装着孔4a,
4bの段差部分と圧力伝達棒9との間には円板バネ7を
設けて圧力伝達棒9の径大部を支持するようにし、この
円板バネ7により各構成体の熱膨張差及び熱伝達の差か
ら生ずる歪、また雄螺子部での締付けトルクによる伸び
等から生ずる応力を吸収している。
【0013】また装着孔4bには、後述するように圧電
素子11等の検出要素を収納する。そして、前記六角部
3側の装着孔4dの口部に形成された段座25に、鍔2
7を備えた金属キャップ26が嵌合され、該鍔27を段
座25に溶接される。前記金属キャップ26の内部には
信号搬送用ケーブルxの一端が挿通固定され、該ケーブ
ルxより裸出した芯線yと接続されるリード線zが、圧
電素子11と接続され、その信号出力が電気的に取り出
し可能となる。かかる構成の詳細については後述する。
【0014】前記装着孔4bには、装着孔4aに近いほ
うから環状パッキン10、端子板、表裏面に電極が形成
された圧電素子11,端子部材12,13、電気絶縁環
14及び当て金16等が順次積層状に配設され、これら
積層体8の周囲に被覆した絶縁材17により主体金具1
と絶縁している。また前記端子部材13の上面からは立
状舌片13aが突成されている。
【0015】前記当て金16の上端には半球面が形成さ
れ、該半球面上に円錐凹面を備えた押え螺子18を前記
螺子孔4cに螺合して密接させ、その緊締作用により、
前記当て金16等を介して、圧電素子11に適正な予圧
力を付与するようにしている。前記当て金16,押え螺
子18は夫々中心に孔が形成され、その組付け状態で前
記電気絶縁環14等と共に挿通孔20を生ずる。そして
該挿通孔20内に絶縁チューブ21を嵌着し、該絶縁チ
ューブ21内に前記立状舌片13aを挿通し、信号搬送
用ケーブルxの芯線と接続されたリード線zと立状舌片
13aとの接続を絶縁チューブ21内で行なっている。
【0016】次に本考案の要部を図2に従って説明す
る。金属キャップ26の中心には信号搬送用ケーブルx
を通入させる挿通孔28が形成され、さらに、その内端
部には挿通孔28に連通させて嵌挿溝29が形成されて
いる。そして、該嵌挿溝29内には中心に通入孔31が
形成されたセラミック製ストッパー30を嵌着し、前記
通入孔31を挿通孔28に一致させている。この挿通孔
28と通入孔31にはあらかじめケーブルxを挿通して
いる。そして、その芯線yを前記通入孔31から内部へ
引出し、該芯線yに筒状端子32を嵌着している。この
筒状端子32は両端が外方へ拡径され、その中心部を加
締めて、前記芯線yに密嵌固着される。このため、前記
筒状端子32の端部がストッパー30の内面に当接し、
ケーブルxを外部から引張しても、筒状端子32がスト
ッパー30に係合して、該引張力に対抗し得ることとな
る。尚、この筒状端子32の固着位置は、その側方より
リード線を溶接し得る程度に金属キャップの下方端部よ
り突出した位置とする。
【0017】そして、該筒状端子32には圧電素子11
の電極と電気的に接続したリード線yが抵抗溶接され
る。このとき、前記筒状端子32は金属キャップ26の
内面から突出しており、側方から臨むことができ、この
ためリード線yの抵抗溶接作業を、主体金具1に対して
横転させる必要がなく前記主体金具1と分離した状態
で、容易に行なうことができる。そしてさらには、筒状
端子32に熱収縮チューブ33を外嵌し、これを加熱し
て、前記抵抗溶接部に被着し、これにより該抵抗溶接部
は絶縁的に保護されることとなる。而して、この金属キ
ャップ26を上述したように、主体金具1の段座25に
嵌合し、該鍔27を段座25に抵抗溶接することによ
り、組み付けが完了する。
【0018】
【考案の効果】本考案の圧力センサは、上述のように、
金属キャップ26の内端部にセラミック製ストッパー3
0を設け、ストッパー30の通入孔31にケーブルxを
挿通して、その芯線yに筒状端子32を嵌着して加締
め、該筒状端子32に圧電素子11の電極と電気的に接
続したリード線zを溶接し、該溶接部に熱収縮チューブ
33を被着したものであり、このため、ケーブルxと、
筒状端子32とは溶接を要せず、また、筒状端子32は
金属キャップ26の内面から突出しており、このため、
リード線zと筒状端子32との溶接処理は側方から行な
うことができ、金属キャップ26を主体金具1に対して
横転させる必要はなく、接続処理が容易となる。またリ
ード線zに余分なたるみを持たせる必要がなく、該リー
ド線zと、主体金具1間の絶縁が容易となる。さらには
ストッパー30はセラミック製であり、耐熱性を有し、
高温雰囲気中においても充分な保持力を確保し得る等の
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す圧力センサの縦断側面
図である。
【図2】要部の拡大縦断側面図である。
【図3】従来構成を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 主体金具 9 圧力伝達棒 11 圧電素子 26 金属キャップ 28 挿通孔 30 ストッパー 31 通入孔 32 筒状端子 x ケーブル y 芯線 z リード線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダーに装着される主体
    金具の軸孔の内部に、圧電素子、圧力伝達棒等の検出要
    素を収納し、更に前記軸孔の開口端を金属製ダイアフラ
    ムで密封してなる圧力センサにおいて、 主体金具の外端部に固着される信号搬送用ケーブルの挿
    通孔が形成された金属キャップの、その内端部に、中心
    に通入孔が形成されたセラミック製ストッパーを、該通
    入孔を挿通孔に一致させて配設し、 挿通孔と通入孔にケーブルを挿通して、その芯線を通入
    孔から内部へ引出して、その芯線の引出し端に、筒状端
    子を外嵌して加締めて、該筒状端子を、その側方よりリ
    ード線を溶接し得る程度に金属キャップの下方端部より
    突出した位置に保持し、 さらには筒状端子の側面に圧電素子の電極と電気的に接
    続したリード線を溶接するようにした ことを特徴とする
    圧力センサ。
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