JPH06313745A - 圧力センサの絶縁方法 - Google Patents

圧力センサの絶縁方法

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JPH06313745A
JPH06313745A JP12800193A JP12800193A JPH06313745A JP H06313745 A JPH06313745 A JP H06313745A JP 12800193 A JP12800193 A JP 12800193A JP 12800193 A JP12800193 A JP 12800193A JP H06313745 A JPH06313745 A JP H06313745A
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JP
Japan
Prior art keywords
shaft hole
laminated body
insulating resin
heat
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP12800193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Toyoda
秀樹 豊田
Tetsuma Shimosato
徹馬 下郷
Hirobumi Hayasako
博文 早迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication of JPH06313745A publication Critical patent/JPH06313745A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関のシリンダーに装着される主体金具
の軸孔内に、圧電素子等からなる積層体を収納して、前
記軸孔の開口端を金属製ダイアフラムで密封してなる圧
力センサにおいて、積層体の絶縁処理を簡易に行なえる
ようにすること。 【構成】 軸孔4の装着位置(装着孔4b)に、積層体
8の外径以上の内径を有し、かつ軸孔(4b)の内径と
ほぼ等しい外径を有するふっ素樹脂等の滑りの良い材料
からなる耐熱性絶縁樹脂円筒17を挿入して、その内部
に装着空隙を確保し、該空隙内に積層体8を構成する圧
電素子等を装着して、積層体8を絶縁樹脂円筒17で囲
繞し、主体金具1との絶縁を確保するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のシリンダーヘ
ッド内圧の変化を圧電素子によって検出する圧力センサ
の絶縁方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のシリンダーヘッドに装着され
る主体金具の軸孔内に、圧電素子等からなる積層体を収
納して、前記軸孔の開口端を金属製ダイアフラムで密封
してなる圧力センサにおいて、圧電素子等の積層体を熱
収縮チューブで被覆してこれを一体化した後に、前記軸
孔内に挿入するようにしたした構成は、実公平 3−3867
5 号に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように熱収縮チュ
ーブを用いた場合には、主体金具と圧電素子等を絶縁し
得る共に、各積層体が一体的に保持されて整一な形態と
し得るという利点がある。ところが、各積層部品bから
なる積層体aを、単に熱収縮チューブcで被覆し、これ
を加熱した場合には、図5で示すように各積層部品b,
b間の隙間に熱収縮チューブcがめり込み、各部材が分
離してしまい、所要の電気的接続を確保することができ
ない。このため従来構成にあっては、図6で示すように
積層体aの両端から挟圧力Fを作用させて加熱していた
が、このような手段では組み付けが面倒となる欠点があ
った。
【0004】一方、熱収縮チューブdをあらかじめ軸孔
内に挿入し、積層体を押え金により挟圧してから、該熱
収縮チューブdを加熱する手段も提案されている。とこ
ろでこのような手段による場合には、軸孔内で、積層体
が挿入可能な内径を確保するために、熱収縮チューブd
の真円度と内外径の精度を高くする必要があり、このた
め図7のように、その径を規定する金属棒eに熱収縮チ
ューブdを被着して、熱収縮させ、所定形状に成形して
から、切断するという仮成形工程が必要となって、手間
がかかった。
【0005】さらには、かかる手段は、このように成形
した後に、軸孔に装着し、この後に熱収縮チューブ内に
積層体を挿入し、さらに、加熱して該熱収縮チューブを
収縮させて、積層体に密着させるものであるが、熱収縮
チューブdはその熱収縮を良好とするために薄肉状とす
る必要があり、このため、軸孔内で、図8で示すよう
に、内側にくぼんだ状態となり易く、積層体を良好に装
着することができなくなって、組付け効率が悪いという
欠点があった。
【0006】本発明は、かかる欠点のない圧力センサの
絶縁方法の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、主体金具の軸
孔に、圧電素子等からなる積層体の外径以上の内径を有
し、かつ軸孔の装着位置の内径とほぼ等しい外径を有す
る、ふっ素樹脂等の滑りの良い材料からなる耐熱性絶縁
樹脂円筒を挿入し、さらに該絶縁樹脂円筒内に前記積層
体を装着し、かつ軸孔内に固定される押え金具で積層体
を挟圧するようにしたことを特徴とする圧力センサの絶
縁方法である。
【0008】この方法にあって、耐熱性絶縁樹脂円筒
を、縦方向の分割溝が形成された割付け円筒形状とする
こともできる。
【0009】
【作用】かかる構成にあっては、耐熱性絶縁樹脂円筒
は、軸孔内に密接して配設され、その内部に積層体を緩
く挿入し得る装着空隙を確保される。このため、この組
付け後に、積層体は軸孔内でその周面を絶縁樹脂円筒に
囲繞され、主体金具との絶縁を確保される。そして、押
え金具により積層体は、挟圧されて密接状に保持され
る。
【0010】かかる構成にあって、耐熱性絶縁樹脂円筒
は、その肉厚を充分なものとすることができ、軸孔内へ
の圧入が容易であると共に、真円度や内外径の精度を容
易に確保することができ、該円筒内に装着した積層体と
同軸状とすることができる。
【0011】さらには、耐熱性絶縁樹脂円筒を、割付け
円筒形状とした場合には、径を縮めることができて、軸
孔への挿入が容易となり、かつその復元力で軸孔の装着
位置の内面に圧接し、安定的な保持が確保され得る。
【0012】
【実施例】図1は本発明が適用される圧力センサの一実
施例を示し、主体金具1は、下端部の外周にシリンダー
ヘッドに螺合する雄螺子1aと、全長のほぼ中間部の外
周にスパナ等の締付け工具と適合する六角部1cとを形
成したボルト構造からなり、前記雄螺子1aの直上を肉
厚部として、該肉厚部の前面を肉厚座面1bとしてい
る。またその内部には、軸孔4が形成されている。この
軸孔4は主体金具1を前後方向に貫通してなり、装着孔
4a,4b、螺子孔4c及び装着孔4dが連成されて構
成される。前記装着孔4aは装着孔4bに比して小径と
なっており、その間に係止段5を形成している。
【0013】径小側の装着孔4aには圧力伝達棒9の細
状杆部9aが挿入され、その下端を主体金具1の下端部
に接合された金属製ダイアフラム6に溶接している。こ
のダイアフラム6は耐熱性が必要で、例えばインコネル
又はSUS630相当の耐熱性金属材料のようなものが適用さ
れる。さらに主体金具1の装着孔4a,4bの係止段5
と圧力伝達棒9との間には円板バネ7を設けて圧力伝達
棒9の径大部9bを支持するようにし、この円板バネ7
により各構成体の熱膨張差及び熱伝達の差から生ずる
歪、また雄螺子部での締付けトルクによる伸び等から生
ずる応力を吸収している。
【0014】前記装着孔4bには、後述するように先ず
本発明に係るふっ素樹脂等の滑りの良い材料からなる耐
熱性絶縁樹脂円筒17が圧入される。
【0015】そして次に、前記絶縁樹脂円筒17内に確
保された装着空隙に、環状パッキン10、端子部材12
a,表裏面に電極が形成された圧電素子11,端子部材
12b,電極板13、環状パッキン14、電気絶縁環1
5及び当て金16が順次積層され積層体8が構成され
る。さらには電極板13上部の各積層部材には夫々中心
に透孔が形成され、その組付け状態で後方に開口する挿
通孔20が形成されている。そして該挿通孔20内で、
信号搬送用ケーブル30の芯線に接続したリード線31
が電極板13と接続される。
【0016】前記当て金16の上端には、所要の電気的
接続処理を施した後に、円錐凹面を備えた雄螺子構造の
押え金具18が螺子孔4cに螺合し、該螺合部に緩み止
めとしてポリイミドワニス等の接着剤で固定して密接す
ることとなり、その緊締作用により、当て金16等を介
して、圧電素子11に適正な予圧力が付与される。この
押え金具18は、軸孔4に抵抗溶接等の手段で接合する
構成としても良い。
【0017】一方、前記装着孔4dの口部には、段座2
5が形成されており、上述の接続処理の後に、これに座
定する鍔27を備えた金属キャップ26が嵌合され、溶
接される。前記金属キャップ26には信号搬送用ケーブ
ル30の一端があらかじめ挿通固定されている。
【0018】次に、本発明の耐熱性絶縁樹脂円筒17に
つきさらに詳細に説明する。
【0019】この絶縁樹脂円筒17は、図2で示すよう
に、ふっ素樹脂等の滑りの良い材料によって円筒状に形
成されている。またこの絶縁樹脂円筒17は、肉厚を湾
曲等の生じない適正かつ充分な肉厚としている。そして
このため、軸孔4へ圧入しても変形することがない。さ
らには、肉厚を充分取れるから、真円状とすることがで
きると共に、かつ内径を圧電素子11等からなる積層体
8の外径以上とすると共に、外径を装着孔4bの内径と
ほぼ等しくなるように高精度で成形され得る。
【0020】そして、絶縁樹脂円筒17を図4で示すよ
うに装着孔4bに圧入すると、圧力伝達棒9に形成した
係止鍔縁9cに下縁が支持されて位置決められる。尚、
この係止鍔縁9cを形成しなくても、円板バネ7上で支
持されることとなり、位置決めに支障はない。
【0021】この絶縁樹脂円筒17は、縮径可能として
装着孔4bの挿入を容易とするために、図3で示すよう
に、縦方向の分割溝17aが形成された割付け円筒形状
とすることができる。この構成にすることにより、該分
割溝17aによって縮径することができるから、圧入が
容易となると共に、装着孔4bの位置で、その復元力に
より内壁に密接することとなり、安定的に保持され得
る。
【0022】かかる構成の絶縁樹脂円筒17の装着によ
り、その内部に積層体8を挿入し得る装着空隙が確保さ
れる。そしてこの絶縁樹脂円筒17は滑りのよい材料を
用いているから、その内面が案内作用を生ずることとな
り、該装着空隙内への圧電素子11等からなる積層体8
の挿入が容易となり、組み付けが簡易に施され得る。こ
のとき、絶縁樹脂円筒17は高い精度で真円状に成形さ
れているから、該積層体8に対して同軸状となる。
【0023】而して、積層体8は前記絶縁樹脂円筒17
に囲繞され、主体金具1と絶縁されることとなる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上述したように、前記軸孔4
の装着位置(装着孔4b)に、積層体8の外径以上の内
径を有し、かつ軸孔(4b)の内径とほぼ等しい外径を
有するふっ素樹脂等の滑りの良い材料からなる耐熱性絶
縁樹脂円筒17を挿入して、その内部に装着空隙を確保
し、該空隙内に積層体8を構成する圧電素子等を装着し
て、積層体8を絶縁樹脂円筒17で囲繞し、主体金具1
との絶縁を確保するようにしたものであり、前記絶縁樹
脂円筒17を充分な肉厚状とし得るから、薄肉状チュー
ブとは異なり、圧入が容易であると共に、軸孔内で変形
することがなく、かつ滑りの良い材料で形成しているか
ら、積層体8の挿入が容易となって、組付けが簡単とな
る。
【0025】また絶縁樹脂円筒17を割付け円筒形状と
した場合には、その縮径により、軸孔4内への挿入が容
易となり、かつ復元力により、装着位置内面に密接して
安定的に保持され、組み付の容易性をさらに高め得るこ
ととなる、等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す圧力センサの縦断側面
図である。
【図2】耐熱性絶縁樹脂円筒17の斜視図である。
【図3】耐熱性絶縁樹脂円筒17の他の実施例の斜視図
である。
【図4】耐熱性絶縁樹脂円筒17の挿入状態を示す拡大
断面図である。
【図5】熱収縮チューブcを用いた従来構成の問題点を
示す概要側面図である。
【図6】熱収縮チューブcを用いた従来構成の加熱工程
を示す概要側面図である。
【図7】熱収縮チューブdの仮成形工程を示す説明図で
ある。
【図8】熱収縮チューブdを用いた従来構成の問題点を
示す平面図である。
【符号の説明】 1 主体金具 4 軸孔 7 円板バネ 9 圧力伝達棒 8 積層体 11 圧電素子 16 当て金 17 耐熱性絶縁樹脂円筒 18 押え金具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダーに装着される主体
    金具の軸孔内に、圧電素子等からなる積層体を収納し
    て、前記軸孔の開口端を金属製ダイアフラムで密封して
    なる圧力センサにおいて、 前記軸孔に、前記積層体の外径以上の内径を有し、かつ
    軸孔の装着位置の内径とほぼ等しい外径を有する、ふっ
    素樹脂等の滑りの良い材料からなる耐熱性絶縁樹脂円筒
    を挿入し、さらに該絶縁樹脂円筒内に前記積層体を装着
    し、かつ軸孔内に固定される押え金具で積層体を挟圧す
    るようにしたことを特徴とする圧力センサの絶縁方法。
  2. 【請求項2】 耐熱性絶縁樹脂円筒を縦方向の分割溝が
    形成された割付け円筒形状としたことを特徴とする請求
    項1記載の圧力センサの絶縁方法。
JP12800193A 1993-04-28 1993-04-28 圧力センサの絶縁方法 Pending JPH06313745A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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