JPH0620776U - 掛止孔付き部材の止め具 - Google Patents

掛止孔付き部材の止め具

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JPH0620776U
JPH0620776U JP5885492U JP5885492U JPH0620776U JP H0620776 U JPH0620776 U JP H0620776U JP 5885492 U JP5885492 U JP 5885492U JP 5885492 U JP5885492 U JP 5885492U JP H0620776 U JPH0620776 U JP H0620776U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シ−トなどの被掛止物の掛止および離脱作業
を容易なものとしながら、掛止状態では確実な外れ止め
機能を発揮させることができるようにする。 【構成】 固定部材9への取付け部6を有する棒状部材
2の遊端側に、該棒状部材2の軸線Cに対して垂直な辺
7aおよび軸線Cに沿って傾斜する辺7bを有する略鋸
歯状の掛止部7を、その垂直辺7aが取付け部6側に位
置するように外方へ突出させて一体に形成し、この略鋸
歯状掛止部7を棒状部材2の遊端近くを支点として、シ
ートなど被掛止物10のハトメ10Aの通過を許容すべ
く軸線C側に弾性変位可能に構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば建築現場の足場の周囲に設けられる危険防止用の建築シ− ト、あるいは土木用シ−ト、漁業用シ−ト等の被掛止物を鉄板などの固定部材に 着脱可能に掛止する場合や、各種商品の包装体を展示用ボードなどの固定部材に 着脱可能に掛止する場合などに使用される掛止孔付き部材の止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、たとえば建築現場の足場の周囲等に設けられる危険防止用の建築シ −トなどは、該シートに設けたハトメに挿通させた連結用の紐を結ぶことによっ て互いに連結されている。しかし、このような連結方式では、ハトメに対する紐 の挿通作業および挿通後の結び作業が煩わしくシ−トの連結作業性に劣るととも に、シ−トを除去する場合の紐の解き作業およびハトメからの抜取り作業も煩わ しく、除去作業性にも劣る。つまり、シ−トの着脱作業が非常に煩雑である。
【0003】 そこで、このような着脱作業の煩雑さを解消するために、所定位置に固設した 固定部材にフックを取付け、このフックに建築シ−トや商品の包装体等の被掛止 物に設けた掛止孔を掛止させることが従来から実用されている。 ところで、従来一般に実用されているフックとしては、丸棒などの棒状部材の 先端部を略L字状に折曲げただけのものが多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のように棒状部材の先端部を単に略L字状に折曲げただけのフッ クの場合は、風圧や振動などの影響を受けてもフックに掛止させた被掛止物が外 れにくくするために、先端部の折曲げ量を大きくすると、被掛止物の掛止および 離脱作業がやりにくくなり、また、逆に先端部の折曲げ量を小さくすると、被掛 止物の掛止および離脱作業が容易になる反面、掛止状態で風圧や振動などを受け た場合に被掛止物が不測に外れやすくなるといったように、被掛止物の着脱作業 面と掛止状態での外れ止め機能面とにおいて、二律背反の問題がある。
【0005】 また、上記従来のフックでは、これを固定部材に取付ける際の取付け姿勢に傾 きなどが発生すると、外れ止め機能が低下したり、被掛止物の掛止および離脱作 業が一層難しいものになるという問題も有しており、このような問題を回避する ために、製作段階で予め、フックを固定部材の所定位置に所定の姿勢で固定する ことが考えられるが、この場合は、現場等でフックを固定部材の任意の箇所に取 付け、また、それを他の固定部材にも付け替えれるという利便性が失われてしま うのである。
【0006】 本考案は上記の実情に鑑みてなされたもので、被掛止物の掛止および離脱作業 が容易でありながら、掛止状態では確実な外れ止め機能を発揮させることができ る掛止孔付き部材の止め具を提供することを目的としている。
【0007】 本考案の他の目的は、固定部材に対する取付けが簡単であるとともに、所定の 姿勢で確実に取付けることができるようにする点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案に係る掛止孔付き部材の止め具は、基端側に固定部材への取付 け部を有し被掛止物の掛止孔が挿通可能な大きさに設定された棒状部材の遊端側 に、該棒状部材から外方に突出する掛止部を設け、この掛止部は前記被掛止物の 掛止孔の通過を許容すべく棒状部材の軸線側に弾性変位可能に構成されているも のである。
【0009】 また、請求項2の考案に係る掛止孔付き部材の止め具は、基端側に固定部材へ の取付け部を有し被掛止物の掛止孔が挿通可能な大きさに設定された棒状部材の 遊端側に、該棒状部材の軸線に対して垂直な辺および前記軸線に沿って傾斜する 辺を有する略鋸歯状の掛止部を、その垂直辺が前記取付け部側に位置し、かつ、 傾斜辺が前記垂直辺の頂点から棒状部材の遊端に向けて下り勾配となるように外 方に突出させて一体に形成し、この略鋸歯状掛止部が前記棒状部材の遊端近くを 支点として、前記被掛止物の掛止孔の通過を許容すべく棒状部材の軸線側に弾性 変位可能に構成されているものである。
【0010】 請求項3の考案に係る掛止孔付き部材の止め具は、請求項1または請求項2に おいて、棒状部材の基端側の取付け部が、棒状部材の軸線交差方向に張出す弾性 片と、この弾性片に隣接して形成された回動許容部と、この回動許容部に隣接し て形成された回動規制部と、この回動規制部に隣接して形成されて前記弾性片に 対向する鍔部とからなり、前記弾性片と前記鍔部とにより固定部材を表裏両面か ら挟持して、その固定部材に回動不能に取付けられるように構成されているもの である。
【0011】
【作用】
請求項1の考案によれば、棒状部材の基端側を固定部材に取付けて、その遊端 側から被掛止物の掛止孔を挿通させるとき、前記掛止部を棒状部材の軸線側に弾 性変位させることで、前記被掛止物の掛止孔の通過が許容される状態となる。こ の状態で、被掛止物の掛止孔を前記掛止部に対し通過させたのち、該掛止部を弾 性復元力によって棒状部材外方への突出姿勢に復帰させると、その復帰した掛止 部が被掛止物の掛止孔の周縁部に係合し、被掛止物の棒状部材遊端側への抜け出 し移動が確実に防止される。そして、被掛止物を抜き出すときは、前記掛止部を 手指などで押圧して、該掛止部を通過許容姿勢に弾性変形させることによって、 被掛止物を引掛かりなく簡単、スムーズに抜き出すことが可能である。
【0012】 また、請求項2の考案によれば、棒状部材の基端側を固定部材に取付けて、そ の遊端側から被掛止物の掛止孔を挿通させるとともに、これを棒状部材の軸線に 沿って基端側へ押し込むと、略鋸歯状掛止部がその傾斜辺を介して下向きの力を 受けて前記棒状部材の軸線側に弾性変位して、前記被掛止物の掛止孔の通過が許 容される。そして、この被掛止物の掛止孔が略鋸歯状掛止部を通過すると、該略 鋸歯状掛止部が弾性復元力によって棒状部材外方への突出姿勢に自動復帰する。 この復帰状態では、略鋸歯状掛止部の垂直辺が棒状部材の軸線に対して垂直な姿 勢となり、被掛止物の掛止孔の周縁部に係合して、被掛止物の棒状部材遊端側へ の抜け出し移動が確実に防止される。また、被掛止物を抜き出すときは、前記略 鋸歯状掛止部を手指で押圧して、該略鋸歯状掛止部を通過許容姿勢に弾性変形さ せることによって、被掛止物を引掛かりなく簡単、スムーズに抜き出すことが可 能である。
【0013】 上記のように、棒状部材の遊端側に弾性変位可能な略鋸歯状掛止部を形成させ ることによって、この略鋸歯状掛止部の垂直辺の高さを被掛止物の掛止孔が通過 不能な大きさに設定して、振動や風圧などの影響により被掛止物が不測に抜け出 ることを確実に防止できる構成としつつ、被掛止物の挿抜時には、前記略鋸歯状 掛止部を手指などで弾性変位させることによって、その略鋸歯状掛止部に邪魔さ れることなく、被掛止物を容易に着脱させることができる。
【0014】 また、請求項1または請求項2の掛止孔付き部材の止め具を基本とする請求項 3の考案によれば、棒状部材を固定部材に取付けるに際して、固定部材に設けた 取付用長孔に回動規制部を嵌合させて、該止め具全体の棒状部材軸線まわりの回 動を規制した状態で、弾性片と鍔部との協働で固定部材を挟持させることによっ て、棒状部材の軸線方向および軸線交差方向の移動を規制して、止め具全体を固 定部材に対して所定の姿勢、つまり、前記略鋸歯状掛止部が所定通りの掛止外れ 止め機能を確実に発揮する状態で強固に取付けることができる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案による掛止孔付き部材の止め具の斜視図、図2はその側面図であ り、同図において、止め具1は、後述する被掛止物の掛止孔が挿通可能な大きさ (直径)に設定され合成樹脂によって一体成型された断面略円形の棒状部材2の 基端部側に、弾性片3、回動許容部4A、回動規制部4Bおよび鍔部5からなる 固定部材(図示せず)への取付け部6を具備しているとともに、遊端部側に前記 被掛止物の掛止孔に対して掛止可能な掛止部7を具備している。
【0016】 上記掛止部7は、図3にも明示しているように、前記断面略円形の棒体部材2 の軸線Cに対して垂直な辺7aおよび前記軸線Cに沿って傾斜する辺7bを有す る直角三角形で中実の略鋸歯状に形成されており、この略鋸歯状掛止部7は、そ の垂直辺7aが前記取付け部6側に位置し、かつ、傾斜辺7bが前記垂直辺7a の頂点から前記棒状部材2の遊端部に向けて下り勾配となるように棒状部材2の 外方に突出させて一体に形成されている。また、この略鋸歯状掛止部7は、前記 棒状部材2の遊端部近くを支点として、前記被掛止物の掛止孔の通過を許容すべ く棒状部材2の軸線C側に弾性変位可能に構成されており、その弾性変位状態に おいて該略鋸歯状掛止部7が没入する抜き孔8が前記棒状部材2に形成されてい る。
【0017】 一方、取付け部6を構成する弾性片3は、前記掛止部7に対して少し間隔を置 いた箇所において棒状部材2の基端側に連設されており、棒状部材2の軸線Cに 交差して略傘状に張出し形成されており、両端に押圧リップ部3A,3Aを備え ている。また、回動許容部4Aは、止め具1の全体が棒状部材2の軸線Cまわり に回動するのを許容するためのもので、弾性片3に隣接して断面円形に形成され ている。さらに、回動規制部4Bは、止め具1の全体が棒状部材2の軸線Cまわ りに回動するのを規制するためのもので、前記回動許容部4Aに隣接して形成さ れており、図4に示すように、断面角形(正方形)に形成されている。さらにま た、鍔部5は、前記回動規制部4Bに隣接するとともに、弾性片3に対向して形 成されており、その短軸寸法W1および長軸寸法L1と、図5に示す固定部材9 の取付長孔9Aの短軸寸法W2および長軸寸法L2との関係が、W1<W2,L 1<L2になるように設定され、かつ、回動規制部4Bの一辺の長さL3(図4 参照)および棒状部材2の外径Rが鍔部5の短軸寸法W1と同じ大きさに設定さ れている。
【0018】 上記のような構成の掛止孔付き部材の止め具によれば、まず、棒状部材2を指 で把持して、図5の固定部材9の取付長孔9Aに対して鍔部5を仮想線で示すよ うに挿入可能な姿勢(横向き)にしたのち、図6に示すように、鍔部5および回 動規制部4Bを取付長孔9Aに貫挿して弾性片3のリップ部3A,3Aを固定部 材9の表面に押付けて、弾性片3を弾性変形させるとともに、回動許容部4Aを 取付長孔9Aに位置させる。ついで、棒状部材2の軸線Cまわりに90度回動さ せて、図7に示すように、鍔部5を挿通不能な姿勢に姿勢変更し、続いて弾性片 3への押付け力を緩めることにより、回動規制部4Bを取付長孔9A側に戻して 、図8に示すように、回動規制部4Bを取付長孔9Aに嵌合させる。これによっ て、止め具1全体の軸線Cまわりの回動が規制されるとともに、弾性片3の弾力 と鍔部5との協働で固定部材9を挟持して、がたつきや緩みの生じない止め具1 の取付状態を得ることができる。
【0019】 次に、図9の実線で示すように、被掛止物の一例である建築用シ−ト10に設 けた掛止孔となるハトメ10Aを棒状部材2の遊端部に挿通させるとともに、こ れを棒状部材2の軸線Cに沿って基端側へ押し込むと、略鋸歯状掛止部7がその 傾斜辺7aを介して下向きの力を受けて前記棒状部材2の軸線C側に弾性変位し て抜き孔8内に没入し、前記ハトメ10Aの通過が許容されることになる。そし て、このハトメ10Aが略鋸歯状掛止部7を通過すると、該略鋸歯状掛止部7が 弾性復元力によって棒状部材2外方への突出姿勢に自動復帰する。この復帰状態 では、略鋸歯状掛止部7の垂直辺7aが棒状部材2の軸線Cに対して垂直な姿勢 となって、シート10のハトメ10Aの周縁部に係合することになるため、シー ト10が棒状部材2の遊端側へ抜け出し移動することが確実に防止される。
【0020】 また、シート10を止め具1から抜き出すときは、前記略鋸歯状掛止部7を手 指で押圧して、該略鋸歯状掛止部7を抜き孔8に没入させてハトメ10Aの通過 許容姿勢に弾性変形させることにより、シート10を略鋸歯状掛止部7に引掛け ることなく簡単、スムーズに抜き出すことができる。さらに、止め具1を固定部 材9から取り外す時は、前述した取付け操作手順とは逆の手順で取り外すことに より、取付け時と同様に簡単に取り外すことができる。
【0021】 なお、上記実施例では、止め具1に建築用シート10を掛止する場合について 説明したが、その他、各種の商品を包装する包装体を掛止する場合に適用しても 同様な効果を奏するものである。また、上記実施例では、棒状部材2の基端部側 の取付け部6として、弾性片3、回動許容部4A、回動規制部4Bおよび鍔部5 からなる取付け部を採用し、これによって、止め具1自体の固定部材9に対する 取付け作業の簡単化を図っているが、これ以外の簡易取付け構造を採用してもよ い。
【0022】 さらに、本考案では、掛止部として、上記実施例に説明したような構成の略鋸 歯状掛止部7を用いるのが最も好ましいが、棒状部材2の遊端部側に、例えば円 柱状や角柱状の掛止部をスプリングなどの弾性材を介して外方への突出姿勢に付 勢させて組込んだものであってもよい。
【0023】 また、上記実施例では、弾性片3の張出し量を鍔部5の張出し量よりも小さく したもので図示したが、これら弾性片3と鍔部5とによる固定部材9の挟持力を 強くするために、つまり、弾性片3の弾性力を増すために、その張出し量を鍔部 5の張出し量よりも大きくしてもよいことはもちろんである。また、弾性片3を 傘状に形成するとともに周方向適当間隔でスリットを径方向に形成して、弾性力 を増強してもよい。
【0024】 さらにまた、上記実施例では、略鋸歯状の掛止部7を棒状部材2の上面に形成 した状態を示したが、棒状部材2の横側面や下面に形成しても、上記実施例と同 様な機能を発揮するものである。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の考案によれば、棒状部材の遊端側にその軸線 側に弾性変位可能な掛止部を外方へ突出させて形成させているので、この掛止部 の突出量を被掛止物の掛止孔が通過不能な大きさに設定して、振動や風圧などの 影響により被掛止物が不測に抜け出すことがない構成としつつ、つまり、掛止状 態での外れ止め機能を確実に発揮させることができるものでありながら、被掛止 物の挿抜時には、前記掛止部を手指などで弾性変位させることによって、その掛 止部に邪魔されることなく、被掛止物を容易かつスムースに着脱させることがで きる。
【0026】 また、請求項2の考案によれば、棒状部材の遊端側に弾性変位可能に設けられ る掛止部を略鋸歯状に形成させているので、この略鋸歯状掛止部の垂直辺の高さ を被掛止物の掛止孔が通過不能な大きさに設定して、振動や風圧などの影響によ り被掛止物が不測に抜け出すことがない構成、つまり、掛止状態での外れ止め機 能を確実に発揮させることができるものでありながら、被掛止物の挿入時には、 被掛止物の掛止孔を棒状部材の軸線に沿って押し込むだけで、前記略鋸歯状掛止 部を通過許容姿勢に弾性変位させることができて、その略鋸歯状掛止部に邪魔さ れることなく、被掛止物の挿着作業操作を非常に容易に行なうことができる。
【0027】 さらに、請求項1または請求項2の掛止孔付き部材の止め具を基本とする請求 項3の考案によれば、棒状部材を固定部材に取付けるに際して、固定部材に設け た取付用長孔に回動規制部を嵌合させて、該止め具全体の棒状部材軸線まわりの 回動を規制した状態で、弾性片と鍔部との協働で固定部材を挟持させるようにし たので、棒状部材の軸線方向および軸線交差方向の移動を規制して、止め具全体 を固定部材に対して所定の姿勢、つまり、前記略鋸歯状掛止部が所定通りの外れ 止め機能を確実に発揮する姿勢にして強固に取付けることができる。しかも、止 め具単独で任意の固定部材に付け替えたり、固定部材の任意の箇所に簡単に取付 けることが可能であるから、従来のフックと同様な利便性を確保することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る掛止孔付き部材の止め具の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】固定部材の取付長孔と鍔部の関係を示す説明図
である。
【図6】固定部材の取付長孔に対して鍔部および回動規
制部の貫挿初期の状態を示す縦断側面図である。
【図7】鍔部を挿通不能姿勢に姿勢変更した状態を示す
縦断側面図である。
【図8】固定部材に対する止め具の取付状態を示す縦断
側面図である。
【図9】シ−トの掛止状態を示す説明断面図である。
【符号の説明】
1 止め具 2 棒状部材 3 弾性片 4A 回動許容部 4B 回動規制部 5 鍔部 6 取付け部 7 略鋸歯状掛止部 7a 垂直辺 7b 傾斜辺 9 固定部材 10 シート(被掛止物) 10A ハトメ(掛止孔) C 棒状部材の軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉田 憲司 兵庫県宍粟郡安富町安志766 タイトン株 式会社兵庫工場内 (72)考案者 安原 一司 兵庫県宍粟郡安富町安志766 タイトン株 式会社兵庫工場内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端側に固定部材への取付け部を有し被
    掛止物の掛止孔が挿通可能な大きさに設定された棒状部
    材の遊端側に、該棒状部材から外方に突出する掛止部を
    設け、この掛止部は前記被掛止物の掛止孔の通過を許容
    すべく棒状部材の軸線側に弾性変位可能に構成されてい
    ることを特徴とする掛止孔付き部材の止め具。
  2. 【請求項2】 基端側に固定部材への取付け部を有し被
    掛止物の掛止孔が挿通可能な大きさに設定された棒状部
    材の遊端側に、該棒状部材の軸線に対して垂直な辺およ
    び前記軸線に沿って傾斜する辺を有する略鋸歯状の掛止
    部を、その垂直辺が前記取付け部側に位置し、かつ、傾
    斜辺が前記垂直辺の頂点から棒状部材の遊端に向けて下
    り勾配となるように外方に突出させて一体に形成し、こ
    の略鋸歯状掛止部が前記棒状部材の遊端近くを支点とし
    て、前記被掛止物の掛止孔の通過を許容すべく棒状部材
    の軸線側に弾性変位可能に構成されていることを特徴と
    する掛止孔付き部材の止め具。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の掛止孔付き部
    材の止め具において、棒状部材の基端側の取付け部が、
    棒状部材の軸線交差方向に張出す弾性片と、この弾性片
    に隣接して形成された回動許容部と、この回動許容部に
    隣接して形成された回動規制部と、この回動規制部に隣
    接して形成されて前記弾性片に対向する鍔部とからな
    り、前記弾性片と前記鍔部とにより固定部材を表裏両面
    から挟持して、その固定部材に回動不能に取付けられる
    ように構成されていることを特徴とする掛止孔付き部材
    の止め具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009131502A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Nippon Pachinko Buhin Kk 遊技機

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