JPH062076Y2 - オートマチックトランスアクスル - Google Patents

オートマチックトランスアクスル

Info

Publication number
JPH062076Y2
JPH062076Y2 JP1987141011U JP14101187U JPH062076Y2 JP H062076 Y2 JPH062076 Y2 JP H062076Y2 JP 1987141011 U JP1987141011 U JP 1987141011U JP 14101187 U JP14101187 U JP 14101187U JP H062076 Y2 JPH062076 Y2 JP H062076Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
idler shaft
gears
transmission mechanism
automatic transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987141011U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6446569U (ja
Inventor
敏治 山田
繁次 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Machine Industry Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Machine Industry Co Ltd filed Critical Aichi Machine Industry Co Ltd
Priority to JP1987141011U priority Critical patent/JPH062076Y2/ja
Publication of JPS6446569U publication Critical patent/JPS6446569U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH062076Y2 publication Critical patent/JPH062076Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、オートマチックトランスアクスルに関するも
のである。
(ロ)従来の技術 従来のオートマチックトランスアクスルとして、例えば
特開昭60−82448号公報に示されるものがある。
これに示されるオートマチックトランスアクスルは、エ
ンジン横置きFF車用のものであり、トルクコンバータ
及び自動変速機構部を介して回転力が出力される出力軸
と、これに平行に配置されたアイドラ軸とを一対の歯車
によって連結し、アイドラ軸のトルクコンバータ側に伸
びる端部側を差動機構と連結したものである。このオー
トマチックトランスアクスルでは、車輪を機械的に停止
させるためのパーキングギアは、出力軸の歯車とかみ合
うアイドラ軸側の歯車と一体に設けられている。パーキ
ングギアは歯車から見て自動変速機構部配置側と同じ側
に配置されている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような従来のオートマチックトラ
ンスアクスルには、上記一対の歯車が非対称的な形状と
なっており、ギアノイズが大きいという問題点がある。
すなわち、軸方向寸法をできるだけ小さくするために歯
車を支持するベアリングは軸方向位置に関して歯車の歯
幅と重なり合うように配置されており(すなわち、ベア
リングが歯車の内側に入り込んだ状態となっており)、
このため歯車の外周部とこれと一体の軸部とは略円すい
状の部分によって連結されている。このように歯幅中心
に関して非対称的な形状となっているので、これを熱処
理する際、不均一なひずみが発生する。また、回転力伝
達時に歯車が変形しやすい状態となっている。このた
め、上述のようにギアノイズが大きくなっている。ま
た、アイドラ軸とアイドラ軸側の歯車とは軸方向に強制
的に固定されておらず、ベアリングを介してケーシング
を締付けることにより固定されるようになっている。こ
のため、歯車とアイドラ軸との連結剛性が十分でなく、
これもギアノイズを増大させる要因となっている。本考
案は、このような問題点を解決することを目的としてい
る。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、パーキングギアを歯車の従来とは反対側の面
に配置することにより、上記問題点を解決する。すなわ
ち、本考案によるオートマチックトランスアクスルは、
自動変速機構部の出力軸と、これに平行なアイドラ軸と
が、それぞれ出力軸及びアイドラ軸と一体に回転するよ
うに設けられた一対の歯車によって連結されており、上
記一対の歯車のいずれか一方と一体に回転するように設
けられるパーキングギアは軸方向位置に関して上記一対
の歯車を中心として自動変速機構部配置側とは反対側に
配置されている。
(ホ)作用 上述のように、パーキングギアは歯車を中心として自動
変速機構部とは反対側に配置されている。従って、パー
キングギアの幅方向寸法分だけ歯車を自動変速機構部側
に配置することができ、これによりベアリングと歯車と
が軸方向に重なり合わないようにすることができる。従
って、歯車を歯幅中心に関してほぼ対称な形状とするこ
とができ、熱処理に伴う不均一なひずみの発生を防止す
ることができる。また、歯車かみ合い時の不均一な変形
の発生も防止することができる。更にアイドラ軸と、ア
イドラ軸側の歯車とをナットによって締付けて固着する
ことができるようになる。
(ヘ)実施例 第1図に本考案の実施例を示す。トルクコンバータ10
及び自動変速機構部12を通して出力軸14に回転力が
伝達される。なお、図中概略的に示すトルクコンバータ
10及び自動変速機構部12は前述の特開昭60−82
448号公報に示されているものと同様のものでよく、
またこれ以外のものであっても差し支えない。出力軸1
4には歯車16が一体に回転するようにスプライン結合
されている。歯車16にはパーキングギア18が溶接に
よって一体化されている。パーキングギア18は歯車1
6の自動変速機構部12側の面とは反対側の面側に配置
されている。歯車16はベアリング20及び22によっ
てケーシング24に支持されている。出力軸14と平行
にアイドラ軸26が設けられている。アイドラ軸26は
ベアリング28及び反対側端部に設けられる図示されて
ないベアリングによってケーシング24に支持されてい
る。アイドラ軸26に歯車30が一体に回転するように
スプライン結合されている。歯車30は歯車16と互い
にかみ合っている。歯車30とベアリング28とはワッ
シャ32を介してナット34によってアイドラ軸26の
段付き部26aに締付けられている。アイドラ軸26の
歯車30が設けられた側とは反対側の端部は差動機構3
6に回転力を伝達するように構成されている。
エンジンからトルクコンバータ10に入力された回転力
は自動変速機構部12、出力軸14、歯車16、歯車3
0及びアイドラ軸26を介して差動機構36に伝達され
る。セレクトレバーを駐車位置にしたときには、図示し
てないパーキングピールがパーキングギア18にかみ合
う。これにより車輪が機械的に固定された状態となる。
上述のように、パーキングギア18は軸方向位置に関し
て歯車16を中心として自動変速機構部12配置側とは
反対側に配置してある。このため、歯車16及び歯車3
0は自動変速機構部12側に近寄った位置に配置され、
ベアリング20と歯車16の歯幅部分とが軸方向に重な
り合わないようにすることができる。従って、歯車16
は歯幅の中心に関してほぼ対称な形状とすることができ
る。同様に歯車30についても歯幅中心に対してほぼ対
称な形状とすることができる。従って、歯車16及び歯
車30の製造の際、機械加工後熱処理する場合に、左右
ほぼ対称な形状となっているので、熱処理による不均一
なひずみが発生しにくくなっている。また、回転力伝達
時にかみ合い部から作用する力は左右ほぼ対称な形状の
歯車16及び歯車30によって支持されるため、かみ合
い部が傾斜するといったことの発生が防止される。これ
により、歯車16と歯車30とのかみ合いが均一なもの
となりギアノイズが低減される。また、アイドラ軸26
側にはパーキングギア18の歯幅寸法分だけ余裕が発生
するので、ナット34を配置してこれにより歯車30を
アイドラ軸26に強固に固定することができる。これに
よりアイドラ軸26と歯車30との結合剛性が向上し、
この点からもギアノイズが低減される。
(ト)考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、歯車と一体
に設けられるパーキングギアを自動変速機構部配置側と
は反対側に配置するようにしたので、ベアリング配置ス
ペースが確保され、歯車を歯幅中心に関してほぼ対称な
形状とすることができ、熱処理によるひずみ及びかみ合
いの際の変形を減少させ、ギアノイズを低減することが
できる。また、パーキングギアを出力軸側に配置する
と、アイドラ軸側の歯車をナットによって固定すること
ができ、結合剛性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の実施例を示す図である。 12・・・自動変速機構部、14・・・出力軸、16・
・・歯車、18・・・パーキング、26・・・アイドラ
軸、30・・・歯車、34・・・ナット、36・・・差
動機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動変速機構部の出力軸と、これに平行な
    アイドラ軸とが、それぞれ出力軸及びアイドラ軸と一体
    に回転するように設けられた一対の歯車によって連結さ
    れ、アイドラ軸は作動機構と回転力伝達可能に連結され
    るオートマチックトランスアクスルにおいて、 上記一対の歯車のいずれか一方と一体に回転するように
    設けられるパーキングギアが、軸方向位置に関して上記
    一対の歯車を中心として自動変速機構部配置側とは反対
    側に配置されていることを特徴とするオートマチックト
    ランスアクスル。
JP1987141011U 1987-09-17 1987-09-17 オートマチックトランスアクスル Expired - Lifetime JPH062076Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987141011U JPH062076Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17 オートマチックトランスアクスル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987141011U JPH062076Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17 オートマチックトランスアクスル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6446569U JPS6446569U (ja) 1989-03-22
JPH062076Y2 true JPH062076Y2 (ja) 1994-01-19

Family

ID=31405699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987141011U Expired - Lifetime JPH062076Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17 オートマチックトランスアクスル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062076Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10811341B2 (en) 2009-01-05 2020-10-20 Amkor Technology Singapore Holding Pte Ltd. Semiconductor device with through-mold via

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10811341B2 (en) 2009-01-05 2020-10-20 Amkor Technology Singapore Holding Pte Ltd. Semiconductor device with through-mold via

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6446569U (ja) 1989-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5919154Y2 (ja) 装軌車両の終減速装置
AU2002310011A1 (en) Tandem axle assembly with different hypoid offsets
JP2598799B2 (ja) 船内外機用カップリング
JPH062076Y2 (ja) オートマチックトランスアクスル
JPS59121255A (ja) 産業用ロボツトにおける減速機のバツクラツシユ除去装置
JP2011190880A (ja) 動力伝達装置
JP3943910B2 (ja) 四輪駆動車両のトランスファー構造
JP7456243B2 (ja) 動力伝達装置
JP2597781Y2 (ja) ブルドーザの終減速装置
JPH10264668A (ja) 4輪駆動車のトランスファ構造
JP7456244B2 (ja) 動力伝達装置
JPH0949558A (ja) 差動制限装置組付構造
JPS6347537Y2 (ja)
JP4501384B2 (ja) 終減速機のドライブピニオン支持構造
JP3080763B2 (ja) 4輪駆動車の動力伝達装置
JP2512026Y2 (ja) 遊星歯車装置におけるベアリング締付機構
JP2597755Y2 (ja) 自動変速機のパーキングギア取付構造
JPH0328548A (ja) ギヤ支持構造
JP3297449B2 (ja) トランスファ構造
JP3915562B2 (ja) 産業車両用軸継手
JP2584826Y2 (ja) 差動制限装置
JPH01316559A (ja) 動力伝達装置
JPS6345374Y2 (ja)
JPS6315053Y2 (ja)
JPH0347927Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term