JPH06207696A - パイプ連結具 - Google Patents

パイプ連結具

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JPH06207696A
JPH06207696A JP5281313A JP28131393A JPH06207696A JP H06207696 A JPH06207696 A JP H06207696A JP 5281313 A JP5281313 A JP 5281313A JP 28131393 A JP28131393 A JP 28131393A JP H06207696 A JPH06207696 A JP H06207696A
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stopper
pipe
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arcuate elastic
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Koichi Inoue
晃一 井上
Nobuyuki Okuda
伸之 奥田
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Honda Motor Co Ltd
Showa Aluminum Can Corp
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Honda Motor Co Ltd
Showa Aluminum Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16L37/14Joints secured by inserting between mating surfaces an element, e.g. a piece of wire, a pin, a chain
    • F16L37/142Joints secured by inserting between mating surfaces an element, e.g. a piece of wire, a pin, a chain where the securing element is inserted tangentially
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Abstract

(57)【要約】 【目的】テーパ部23a 、23a がパイプ挿入側を向く配置
でストッパ2の円弧状弾性脚体22、22と連結具本体1の
孔部11、11とを嵌合させることにより、ストッパ2が連
結具本体1に組み付けられた状態で、端部外周に環状突
部31を有するパイプ3を、連結具本体1の端部からその
環状突部31が前記円弧状弾性脚体22、22を通過するまで
押し入れて、パイプ3を抜け止め状態に連結するものと
なされたワンタッチ式のパイプ連結具におけるストッパ
の逆入れを防止する。 【構成】ストッパ2が、厚さ方向あるいは円弧状弾性脚
体22、22の対向方向において非対称形状となされること
により、テーパ部23a 、23a がパイプ挿入側と反対側を
向く配置でストッパ2が連結具本体1に組み付けられる
ときの円弧状弾性脚体22、22と孔部11、11との嵌合を阻
止するものとなされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カーエアコン等にお
ける配管ジョイントとして用いられるワンタッチ式のパ
イプ連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カーエアコンにおいては、冷媒
サイクルを形成するために、ねじ継手等により凝縮器等
の機器とキャピラリチューブ等のパイプを連結し、ある
いはパイプどうしを相互に連結することが従来行われて
いた。
【0003】しかしながら、連結具としてねじ継手を用
いた場合、パイプ等の連結作業が面倒であった。
【0004】そこで、簡単な操作で確実なパイプの連結
接続を行い得る連結具として、本出願人は、図18〜図
20に示すようなワンタッチ式のものを提案した(特願
平4−254990号)。即ち、同図において、(1)
はアルミニウム(その合金を含む)からなる連結具本
体、(2)はストッパ、(3)はアルミニウム製等のパ
イプである。連結具本体(1)は、断面円形の短筒体か
らなり、長さ方向の少なくとも一端部外周に、桟部(1
2)を残して周方向に穿たれた2個の孔部(11)(11)
を対向配置に有している。
【0005】一方、ストッパ(2)は,コ字状の頭部
(21)と該頭部の両側先端から円弧状に延びた1対の円
弧状弾性脚体(22)(22)とにより、馬蹄形に形成され
てなる。このストッパ(2)は樹脂の一体成形品からな
り、前記円弧状弾性脚体(22)(22)はその弾性力によ
り相互に開離復帰可能となされている。また、前記円弧
状弾性脚体(22)(22)は、連結具本体(1)の両孔部
(11)(11)にそれぞれ外側から嵌め込まれるものであ
り、連結具本体(1)の外周とほぼ同じ曲率に形成され
るとともに、該脚体の内周部には嵌め込み状態において
連結具本体(1)の内部に突出する突出部(23)(23)
が形成されている。かつこの突出部(23)(23)の厚さ
方向の片面は、中心に向かって肉薄となるすり鉢状のテ
ーパ部(23a )(23a )となされる一方、裏面は平坦面
となされている。
【0006】前記パイプ(3)は、挿入側の端部外周
に、ビーディング加工により形成された環状突部(31)
を有するとともに、環状突部(31)よりも先端の外周面
に溝部が形成され、この溝部に嵌め込まれたOリング
(32)を有している。
【0007】而して、図12〜図14に示すパイプ連結
具では、連結具本体(1)の他端側に予め別のアルミニ
ウムパイプ(5)が挿入され、拡管加工されるととも
に、このアルミニウムパイプ(5)の先端に連結具本体
(1)内周の段部に係止される鍔部(51)を設けてかし
めることにより、このアルミニウムパイプ(5)が連結
具本体(1)内に予め密着状態で連結接続されてなる。
そして、ストッパ(2)をそのテーパ部(23a )(23a
)がパイプ挿入側となる向きにして連結具本体(1)
の径方向外方から、連結具本体の桟部(12)を跨いで押
し込み、左右の円弧状弾性脚体(22)(22)を連結具本
体(1)の各孔部(11)(11)へ嵌め込む。この際、対
向する円弧状弾性脚体(22)(22)は、ストッパ(2)
の押し込みに応じて連結具本体(1)の外周形状に沿っ
て左右に開離したのち、軽快な嵌め込み音を伴って即座
に連結具本体(1)へ嵌め込まれる。また、ストッパ
(2)のコ字状頭部(21)が連結具本体(1)の桟部
(12)を挟み込み、かつストッパ(2)の突出部(23)
(23)の頭部側内端面(23b )(23b )が桟部(12)に
係合してストッパ(2)の脱落を阻止する。
【0008】次に、パイプ(3)を連結具本体(1)に
挿入すると、パイプ先端はストッパ(2)のテーパ部
(23a )(23a )に案内され、2個の円弧状弾性脚体
(22)(22)の弾力的な開離を伴いつつ円弧状弾性脚体
(22)(22)の間にスムーズに進入する。さらにパイプ
(3)の環状突部(31)が円弧状弾性脚体(22)(22)
を通過するまでパイプ(3)を押し入れる。円弧状弾性
脚体(22)(22)はその弾力に抗してさらに開離し環状
突部(31)を通過せしめた後接近方向に復帰する。この
状態では、パイプ(3)の環状突部(31)はアルミニウ
ムパイプ(5)の鍔部(51)とストッパ(2)の円弧状
弾性脚体(22)(22)との間に嵌まり込んで係止され、
Oリング(32)が連結具本体(1)の内周面に気密状態
に圧接する。さらに、パイプ(3)の抜け方向の外力に
対して、対向する円弧状弾性脚体(22)(22)の突出部
(23)(23)が連結具本体(1)と広い接触面積で当接
してパイプ(3)の連結状態を確実に維持する。
【0009】このように、図18〜図20に示すパイプ
連結具によれば、パイプの連結を簡単かつ確実に行うこ
とができ、連結後における抜け方向の外力に対しても、
これを阻止し得る優れた接続強度を得ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のパイ
プ連結具において、パイプ(3)の先端を1対の円弧状
弾性脚体(22)(22)間にスムーズに案内して連結を可
能とするためには、ストッパ(2)をそのテーパ部(23
a )(23a )がパイプ挿入側を向く配置にして連結具本
体(1)に組み付ける必要があるが、実際のストッパ組
み付け作業においては、ストッパ(2)の表裏を逆にし
て組み付けることが往々にしてある。
【0011】しかしながら、上記提案に係るパイプ連結
具では、ストッパ(2)を逆入れしても円弧状弾性脚体
(22)(22)と連結具本体(1)の孔部(11)(11)と
が適性に嵌合されてしまうため、ストッパ(2)の組み
付け段階で逆入れに気付かず、そのままパイプ連結作業
を行ってしまうという欠点があった。殊に、予めストッ
パ(2)を組み付けた連結具本体(1)に、現場等で爾
後的にパイプ(3)を連結する場合、パイプ(3)を挿
入したときの挿入不能から初めてストッパ(2)の逆入
れに気付くことも多く、作業性を悪化させる一因となっ
ており、改善が望まれていた。
【0012】この発明は、かかる技術的背景に鑑みてな
されたものであって、ストッパの逆入れを防止したパイ
プ連結具の提供を目的とするものである。
【0013】上記目的を達成するために、この発明は、
逆入れ防止のためにストッパをその厚さ方向または2個
の円弧状弾性脚体の対向方向において非対称形状とした
ものである。
【0014】即ち、この発明は、図面の符号を参照して
示すと、長さ方向の少なくとも一端部外周面に、対向す
る2個の孔部(11)(11)を有する筒状の連結具本体
(1)と、該連結具本体(1)の前記孔部(11)(11)
に外側から内方突出状態に嵌合される2個の円弧状弾性
脚体(22)(22)を対向配置に有するとともに、該円弧
状弾性脚体(22)(22)の厚さ方向の片面にはパイプ案
内用のすり鉢状テーパ部(23a )(23a )が形成された
ストッパ(2)とを具備し、前記テーパ部(23a )(23
a )がパイプ挿入側を向く配置で円弧状弾性脚体(22)
(22)と前記孔部(11)(11)とを嵌合させることによ
り、前記ストッパ(2)が連結具本体(1)に組み付け
られた状態で、端部外周に環状突部(31)を有するパイ
プ(3)を、連結具本体(1)の端部からその環状突部
(31)が前記円弧状弾性脚体(22)(22)を通過するま
で押し入れて、パイプ(3)を抜け止め状態に連結する
ものとなされたパイプ連結具であって、前記ストッパ
(2)が、厚さ方向あるいは前記円弧状弾性脚体(22)
(22)の対向方向において非対称形状となされることに
より、テーパ部(23a )(23a )がパイプ挿入側と反対
側を向く配置でストッパ(2)が連結具本体(1)に組
み付けられるときの円弧状弾性脚体(22)(22)と孔部
(11)(11)との嵌合を阻止するものとなされているこ
とを特徴とするパイプ連結具を要旨とする。
【0015】
【作用】ストッパ(2)を表裏逆向きで組み付けようと
した場合には、円弧状弾性脚体(22)(22)と孔部(1
1)(11)との嵌合が阻止され、適正組み付けが妨げら
れる結果、その逆入れに容易に気付くことができ、直ち
にストッパを裏返して適正状態にストッパ(2)を組み
付けることができる。
【0016】
【実施例】次にこの発明の実施例を示す。なお、以下の
実施例において、図18〜図20に示したものと同一の
名称部分については同一の符号を付し、その説明を省略
する。また、図1〜図14に示す実施例のパイプ連結構
造は、図18〜図20に示したものと同じであるのでそ
の説明も省略する。
【0017】図1及び図2はこの発明の第1実施例を示
すものであり、この第1実施例は、ストッパ(2)を円
弧状弾性脚体(22)(22)の対向方向において非対称形
状に構成したものである。
【0018】即ち、ストッパ(2)は頭部(21)の中央
を境に円弧状弾性脚体(22)(22)を含む左右半分が厚
さ(t1)(t2)の異なるものとなされている。また、こ
れに対応して、連結具本体(1)の1対の孔部(11)
(11)も一方が厚肉の円弧状弾性脚体(22a )に適合す
る幅広孔部(11a )に、他方が薄肉の円弧状弾性脚体
(22b )に適合する幅狭孔部(11b )に形成されてい
る。そして、ストッパ(2)がそのテーパ部(23a )を
パイプ挿入側に向けられて連結具本体(1)に組み付け
られたときにのみ、ストッパ(2)の厚肉円弧状弾性脚
体(22a )と連結具本体(1)の幅広孔部(11a )とが
適合し、ストッパ(2)の薄肉円弧状弾性脚体(22b )
と連結具本体(1)の幅狭孔部(11b )とが適合するよ
うに、孔部と円弧状弾性脚体との組み合わせが設定され
ている。従って、ストッパ(2)の表裏を逆にして連結
具本体(1)に取着したときは、厚肉の円弧状弾性脚体
(22a )と幅狭の孔部(11b )とが組み合わされるた
め、円弧状弾性脚体(22)と孔部(11)を適正に嵌合す
ることはできず、円弧状弾性脚体が孔部へ嵌め込まれた
ときの装着音も発生せず、ストッパ(2)の逆入れを知
ることができる。
【0019】図3〜図5はこの発明の第2実施例を示す
ものである。この実施例は、ストッパを厚さ方向におい
て非対称形状に構成したものである。
【0020】即ち、ストッパ(2)の頭部(21)内面に
は、ストッパ(2)の肉厚方向(頭部の高さ方向)の中
央から下半分の範囲にわたって左右2個の係合突起(4
2)(42)が形成されている。一方、連結具本体(1)
の桟部(12)には、幅方向(連結具本体の長さ方向)の
中央から下半分にわたり、前記係合突起に対応する左右
2個の係合孔(41)(41)が形成されている。従って、
ストッパ(2)がそのテーパ部(23a )をパイプ挿入側
に向けられたときには、図5(a)のように前記係合突
起(42)(42)と係合孔(41)(41)がぴったりと嵌ま
ってストッパ(2)が連結具本体(1)に適正状態に組
み付けられる。これに対し、ストッパ(2)の表裏を逆
向きにした場合には、図5(b)のように係合突起(4
2)が係合孔(41)の上方において桟部(12)壁面に衝
当するため、それ以上ストッパ(2)を連結具本体
(1)の径方向内方に押し込むことができず、円弧状弾
性脚体(22)(22)を孔部(11)(11)に適正状態に嵌
合させることができず、これによりストッパ(2)の逆
入れを知ることができる。なお、この第2実施例では、
係合孔(41)(41)を両方の桟部(12)(12)にそれぞ
れ設けておき、ストッパ(2)をいずれの桟部側からで
も組付けることができるものとなされている。
【0021】図6〜図8はこの発明の第3実施例を示す
ものである。この実施例では、円弧状弾性脚体(22)
(22)の対向方向におけるストッパ(2)の頭部(21)
内面の左右いずれか一方の側に、ストッパの肉厚と等し
い長さの係合突起(42´)が設けられている。一方、連
結具本体(1)の桟部(12)には、ストッパ(2)がそ
のテーパ部(23a)(23a )をパイプ挿入側に向けられ
て嵌め入れられたときに、前記係合突起(42´)と合致
する位置に対応係合孔(41´)が形成されている。従っ
て、ストッパ(2)がそのテーパ部(23a )をパイプ挿
入側に向けられたときには、図8(a)のように前記係
合突起(42´)と係合孔(41´)がぴったりと嵌まり合
ってストッパ(2)が連結具本体(1)に適正状態に組
み付けられる。これに対し、ストッパ(2)の表裏を逆
向きにした場合には、図8(b)のように係合突起(42
´)が連結具本体(1)の桟部(12)の壁面に衝当して
ストッパ(2)の取着を妨げ、逆入れ状態を知らせる。
なお、この第3実施例も第2実施例と同じく、係合孔
(41´)を両方の桟部(12)にそれぞれ設けておき、ス
トッパ(2)をいずれの桟部側からでも組み付けること
ができるものとなされている。
【0022】図9〜12はこの発明の第4実施例を示す
ものである。この実施例では、ストッパがその厚さ方向
において非対称形状となされたものである。即ち、図9
に示すように、ストッパ(2)の円弧状弾性脚体(22)
(22)の先端は前方平行状に延設されるとともに、各先
端部(24)(24)には、厚さ方向上面(テーパ部(23
a)と同じ側)に半球状リブ(25)(25)が突出形成さ
れる一方、厚さ方向下面はリブの形成されていない平坦
面となされている。かつ、前記半球状リブ(25)(25)
の外径は、連結具本体(1)の内半径と連結されるパイ
プ(3)の外半径との差、つまりパイプ(3)を連結具
本体(1)に連結したときのパイプ(3)と連結具本体
(1)との隙間よりも大きく設定されている。また、こ
の実施例では、円弧状弾性脚体(22)(22)の先端部
(24)(24)内面に抜け止め突起(26)(26)が設けら
れている。
【0023】一方、図10に示すように、連結具本体
(1)の各孔部(11)の周方向両端上縁には、それぞれ
2個合計4個の半円状切欠き部(14)(14)が形成され
ている。この半円状切欠き部(14)(14)は、前記スト
ッパ(2)における半球状リブ(25)(25)の通過を許
容し得るように、該半球状リブよりもわずかに大きく設
定されている。
【0024】而して、ストッパ(2)がそのテーパ部
(23a )をパイプ挿入側(紙面上側)に向けられて、連
結具本体(1)の両孔部(11)(11)へ差し込まれると
きは、図11(a) のように、ストッパ(2)の円弧状弾
性脚体(22)(22)先端の半球状リブ(25)(25)も上
面に位置して、連結具本体(1)の孔部(11)(11)に
設けられた半円状切欠き部(14)(14)と合致する。従
って、ストッパ(2)をそのまま押し進めると、各半球
状リブ(25)(25)が各孔部(11)(11)の前後の半円
状切欠き部(14)(14)を支障なく通過し、図12のよ
うにストッパ(2)が連結具本体に適正状態に組み付け
られる。これに対し、ストッパ(2)の表裏を逆向きに
した場合には、図11(b)のように、ストッパ(2)
の半球状リブ(25)(25)が下面に位置するから、スト
ッパ(2)の嵌め入れ時に該半球状リブ(25)(25)が
連結具本体(1)の孔部(11)(11)の下縁壁面に衝当
してストッパ(2)のそれ以上の進入を阻止し、もって
逆入れ状態を知らせる。なお、ストッパ(2)の半球状
リブ(25)(25)は、これを円弧状弾性脚体(22)(2
2)の先端部(24)(24)下面に設けるとともに、半円
状切欠き部(14)も孔部(11)(11)の下縁に設けるも
のとしても良い。また、半球状リブ(25)を、ストッパ
(2)のいずれか一方の円弧状弾性脚体(22)の厚さ方
向の片面または両面に設けることにより、ストッパ
(2)を円弧状弾性脚体(22)(22)の対向方向におい
て非対称形状に構成するとともに、半円状切欠き部(1
4)も対応する一方の孔部にのみ設けて、ストッパ
(2)の逆入れ防止を図るものとしても良い。
【0025】また、図9〜12に示した実施例では、円
弧状弾性脚体(22)(22)の先端が延出されるととも
に、先端部内面に抜け止め突起(26)(26)が設けられ
ている。従って、ストッパ(2)の連結具本体(1)へ
の装着状態では、図12に示すように、円弧状弾性脚体
(22)(22)の先端部(24)(24)が連結具本体(1)
の周面から外方に突出するとともに、円弧状弾性脚体
(22)(22)の内方突出部(23a )(23a )の頭部側内
端部(23b )(23b )が連結具本体(1)の一方の桟部
(12)の側縁内面に係止し、先端部(24)(24)内面の
抜け止め突起(26)(26)が他方の桟部(12)の側縁外
面に係止して、強固な抜け止め防止が図られている。し
かも、半球状リブ(25)(25)の外径は、連結されるべ
きパイプ(3)と連結具本体(1)との隙間よりも大き
く設定されているから、パイプ(3)と連結具本体
(1)との連結状態において、仮にストッパに抜け方向
の力が加わって突出部内端部(23b )(23b )や抜け止
め突起(26)(26)と連結具本体(1)との係合が外れ
ても、半球状リブ(25)(25)がパイプ(3)と連結具
本体(1)との隙間を通過することはできないから、ス
トッパ(2)の不本意な抜落をさらに強固に防止するこ
とができる。
【0026】一方、ストッパ(2)の意図的な取り外
し、交換等が必要とされる場合があるが、そのまま抜け
方向に力を加えただけでは、上記のとおりストッパを抜
くことはできず、円弧状弾性脚体(22)(22)の先端部
(24)(24)を大きく拡開した状態で取り外す必要があ
る。円弧状弾性脚体(22)(22)の先端部(24)(24)
は連結具本体(1)の周面から外方に突出しているか
ら、この先端突出部(24)(24)に指を引っ掛けて簡単
に拡開することができ、ストッパを連結具本体(1)か
ら極めて容易に取り外すことができ、ストッパの取り外
し、交換作業等の作業性を向上できる効果もある。この
ように、図9〜12に示した実施例では、ストッパの不
本意な抜落を有効に防止できるとともに、ストッパの意
図的な取り外しはこれを簡単に行い得るものとなされて
いる。
【0027】なお、円弧状弾性脚体(22)(22)の先端
部(24)(24)の突出形状は、図9〜12の実施例のも
のに限定されることはなく、例えば図13のように先端
部(24)(24)を円形に突出形成しても良いし、図14
のように外向きL形に突出形成しても良い。
【0028】図1〜図14に示した実施例では、連結具
本体(1)内に予め別のアルミニウムパイプ(5)を挿
入して拡管加工し、このパイプ(5)の端部内周面にパ
イプ(3)のOリング(32)が圧接される構成とした
が、図15〜図17のように、パイプ(3)の環状突部
(31)がストッパ(2)と連結具本体(1)の段部(1
3)との間に係止され、連結具本体(1)の端部内周面
にパイプ(3)のOリング(32)が直接圧接される構成
としても良い。この場合、パイプ(5)と連結具本体
(1)との接続も、ストッパ(2)を介して行われるこ
とになる。なお、図15〜17では図9〜12に示すス
トッパが適用されている。
【0029】なお、以上の実施例では、ストッパ(2)
をその厚さ方向あるいは円弧状弾性脚体(22)(22)の
対向方向のいずれか一方において、非対称形状に構成し
た場合を示したが、厚さ方向、円弧状弾性脚体の対向方
向いずれにおいても非対称形状に構成しても良い。
【0030】
【発明の効果】この発明は、上述の次第で、ストッパ
が、厚さ方向あるいは前記円弧状弾性脚体の対向方向に
おいて非対称形状となされることにより、テーパ部がパ
イプ挿入側と反対側を向く配置でストッパが連結具本体
に組み付けられるときの円弧状弾性脚体と孔部との嵌合
を阻止するものとなされており、従ってストッパを表裏
逆向きで組み付けようとした場合には、適正組み付けが
妨げられる結果、その逆入れに容易に気付くことがで
き、直ちにストッパを裏返して適正状態にストッパを組
み付けることができる。このように、ストッパの組み付
け段階で確実に逆入れを防止することができるから、後
刻逆入れに気付いた段階でストッパを外して再装着する
煩わしさや面倒を解消することができ、ワンタッチ式の
連結具であることとも相俟ってパイプの連結作業を益々
簡易化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るストッパを示すも
ので、(a)は斜視図、(b)は円弧状弾性脚体の先端
側から見た正面図である。
【図2】図1のストッパが組み付けられる連結具本体を
示すもので、(a)は縦断面図、(b)は(a)のIIb
−IIb 線の断面図である。
【図3】この発明の第2実施例に係るストッパを示すも
ので、(a)は平面図、(b)は(a)のIII −III 線
断面図、(c)は円弧状弾性脚体の先端側から見た正面
図である。
【図4】図3のストッパが組み付けられる連結具本体を
示すもので、(a)は縦断面図、(b)は(a)のIVb
−IVb 線の断面図である。
【図5】(a)は図3のストッパを図4の連結具本体に
適正配置に組付けた状態の横断面図、(b)は逆入れ状
態で組付けた状態の横断面図である。
【図6】この発明の第3実施例に係るストッパを示すも
ので、(a)は平面図、(b)は(a)のVIb −VIb 線
断面図、(c)は裏面図である。
【図7】図6のストッパが組み付けられる連結具本体を
示すもので、(a)は縦断面図、(b)は(a)のVIIb
−VIIb線の断面図である。
【図8】(a)は図6のストッパを図7の連結具本体に
適正配置に組付けた状態の横断面図、(b)は逆入れ状
態で組付けた状態の横断面図である。
【図9】この発明の第4実施例に係るストッパを示すも
ので、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図10】図9のストッパが組み付けられる連結具本体
を示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)の縦断
面図である。
【図11】(a)は図9のストッパを図10の連結具本
体に適正配置にて組付けるときの縦断面図、(b)は逆
入れ状態で組付けるときの縦断面図である。
【図12】図9のストッパを図10の連結具本体に適正
配置に組付けた状態の横断面図である。
【図13】円弧状弾性脚体の先端部の突出形状を変形さ
せたストッパを、連結具本体に組付けた状態の横断面図
である。
【図14】円弧状弾性脚体の先端部の突出形状をさらに
変形させたストッパを、連結具本体に組付けた状態の横
断面図である。
【図15】パイプの連結構造の変形例を示すもので、連
結具本体とストッパとパイプとを分離して示す斜視図で
ある。
【図16】(a)は図15に示した連結具本体の縦断面
図、(b)は(a)のXVI −XVI線断面図である。
【図17】図15に示したパイプ連結具にパイプを連結
した状態の縦断面図である。
【図18】先行提案に係るパイプ連結具を示すもので、
連結具本体とストッパとパイプとを分離して示す斜視図
である。
【図19】図18に示したストッパを示すもので、
(a)は平面図、(b)は(a)のXIX −XIX 線断面
図、(c)は裏面図である。
【図20】(a)は図18のパイプ連結具にパイプを連
結した状態の縦断面図、(b)は横断面図である。
【符号の説明】
1…連結具本体 11…孔部 14…半円状切欠き部 2…ストッパ 22…円弧状弾性脚体 23…突出部 23a …テーパ部 25…半球状リブ 3…パイプ 31…環状突部 41、41´…係合孔 42、42´…係合突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向の少なくとも一端部外周面に、
    対向する2個の孔部(11)(11)を有する筒状の連結具
    本体(1)と、 該連結具本体(1)の前記孔部(11)(11)に外側から
    内方突出状態に嵌合される2個の円弧状弾性脚体(22)
    (22)を対向配置に有するとともに、該円弧状弾性脚体
    (22)(22)の厚さ方向の片面にはパイプ案内用のすり
    鉢状テーパ部(23a )(23a )が形成されたストッパ
    (2)とを具備し、 前記テーパ部(23a )(23a )がパイプ挿入側を向く配
    置で円弧状弾性脚体(22)(22)と前記孔部(11)(1
    1)とを嵌合させることにより、前記ストッパ(2)が
    連結具本体(1)に組み付けられた状態で、端部外周に
    環状突部(31)を有するパイプ(3)を、連結具本体
    (1)の端部からその環状突部(31)が前記円弧状弾性
    脚体(22)(22)を通過するまで押し入れて、パイプ
    (3)を抜け止め状態に連結するものとなされたパイプ
    連結具であって、 前記ストッパ(2)が、厚さ方向あるいは前記円弧状弾
    性脚体(22)(22)の対向方向において非対称形状とな
    されることにより、テーパ部(23a )(23a )がパイプ
    挿入側と反対側を向く配置でストッパ(2)が連結具本
    体(1)に組み付けられるときの円弧状弾性脚体(22)
    (22)と孔部(11)(11)との嵌合を阻止するものとな
    されていることを特徴とするパイプ連結具。
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