JPH06207524A - 過給機の支持構造 - Google Patents

過給機の支持構造

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JPH06207524A
JPH06207524A JP25910693A JP25910693A JPH06207524A JP H06207524 A JPH06207524 A JP H06207524A JP 25910693 A JP25910693 A JP 25910693A JP 25910693 A JP25910693 A JP 25910693A JP H06207524 A JPH06207524 A JP H06207524A
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JP
Japan
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supercharger
banks
support structure
intake manifold
engine
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Application number
JP25910693A
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English (en)
Inventor
Taiji Matsubara
泰司 松原
Naoyuki Yamagata
直之 山形
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH06207524A publication Critical patent/JPH06207524A/ja
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/22Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement

Abstract

(57)【要約】 【目的】 V型エンジンの両バンク間に過給機を設ける
場合に、エンジン側の熱膨張および該エンジン側からの
熱が過給機に伝達されることによる該過給機への悪影響
を極力防止する共に、該過給機から吐出される吸気の吐
出騒音の周囲への放射を効果的に抑制することを目的と
する。 【構成】 V型エンジンの両バンク2,2間に架設され
た吸気マニホールド20に過給機3を吊り下げると共
に、上記両バンク2,2のシリンダブロック2b,2b
における互いに対向する内壁面2b′,2b′と上記過
給機3の下面3dとに囲まれた空間に形成された凹部2
c内に臨ませて該過給機3の吐出口3eを形成し、且つ
該吐出口3eを上記両バンク2,2のシリンダブロック
2b,2bに対して過給機3を位置決めする位置決め部
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は過給機の支持構造、特
に、2つのバンクがV型に配置されたV型エンジンの両
バンク間に設けられる過給機の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンには、該エンジン出力
を向上させるために過給機が搭載される場合がある。こ
の過給機としては、エンジンより排出される排気ガスの
圧力によりタービンを駆動して過給を行う排気タービン
式過給機と、例えば特開昭62−121829号公報に
記載されているように、エンジンのクランク軸により回
転駆動されるエアコンプレッサにより過給を行う機械式
過給機とが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な過給機を搭載する場合には、エンジンの周囲に配置さ
れる各種の補機類やその他の配設部材との干渉を避けな
がら、しかもエンジンの全体が大型化することのないよ
うに該エンジン周囲の適所に過給機を配置する必要があ
る。従って、2つのバンクがV型に配置されたV型エン
ジンにおいては、比較的スペースに余裕のある両バンク
間に過給機が配置されるのが通例である。
【0004】しかしながら、V型エンジンにおける両バ
ンク間の部位は、各バンクにおける燃焼室からの熱が伝
達されて特に高温となり易い部位であり、この部位に取
付ブラケット等を介して過給機を固定した場合には、エ
ンジン側の熱膨張に伴って過給機に余分な荷重が作用す
ると共に、該過給機側が加熱されることになって、該過
給機への悪影響が懸念されることになる。更に、過給機
が加熱されることにより該過給機で過給される吸気が熱
膨張することになって、過給性能が低下することにな
る。
【0005】また、過給機より吐出される吸気の吐出騒
音が比較的大きなものであり、この吐出騒音の周囲への
放射が問題となっていた。
【0006】そこで本発明は、2つのバンクがV型に配
置されたV型エンジンの両バンク間に過給機を設ける場
合に、その強固な支持剛性を確保しながら、エンジン側
の熱膨張および該エンジン側からの熱が過給機へ伝達さ
れることによる該過給機への悪影響を極力防止すると共
に、該過給機の吐出騒音の周囲への放射を効果的に抑制
することのできる過給機の支持構造を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0008】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、2つのバンクがV型に配置された
V型エンジンの両バンク間に設けられる過給機の支持構
造において、上記両バンク間に架設された吸気マニホー
ルドに過給機を吊り下げることにより、該過給機を支持
させたことを特徴とする。
【0009】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2発明という)は、上記第1発明において、吸気マニ
ホールドに吊り下げられた過給機の下部に、各バンクの
シリンダブロックにおけるバンク間の空間に面する部位
に対する位置決め部を設けたことを特徴とする。
【0010】また、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3発明という)は、上記第2発明の構成に加えて、両
バンクのシリンダブロックにおける互いに対向する内壁
面と上記過給機の下面とに囲まれた空間に該過給機の吐
出口を臨ませて形成すると共に、該吐出口にクランク軸
方向に延びる過給通路を接続したことを特徴とする。
【0011】また、本願の請求項4に係る発明(以下、
第4発明という)は、上記第1〜第3発明のいずれかに
おいて、吸気マニホールドを、2つのバンクの全気筒分
が一体化された構成としたことを特徴とする。
【0012】また、本願の請求項5に係る発明(以下、
第5発明という)は、上記第4発明において、吸気マニ
ホールドを、これとは別体として形成されたサージタン
クに接続したことを特徴とする。
【0013】さらに、本願の請求項6に係る発明(、以
下、第6発明という)は、上記第2発明における位置決
め部を、過給機から燃焼室に通じる過給通路を形成する
ように構成したことを特徴とする。
【0014】そして、本願の請求項7に係る発明(以
下、第7発明という)は、上記第3発明における過給機
の吐出口周辺のシリンダブロックにウォータジャケット
を形成したことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記の構成によれば、第1ないし第7発明のい
ずれにおいても、V型エンジンの両バンク間に架設され
た吸気マニホールドに過給機が吊り下げられており、該
過給機がエンジンに対して直接固定されていない構造の
ため、エンジン側の熱膨張に伴って余分な荷重が過給機
に作用することがなく、該過給機への悪影響が防止され
ることになる。
【0016】そして、第2発明によれば、過給機が吸気
マニホールドに吊り下げ支持された状態で、該過給機の
下部に設けられた位置決め部により、該過給機が両バン
ク間のシリンダブロックの所定位置に対して確実に位置
決めされることになる。
【0017】また、第3発明によれば、両バンクのシリ
ンダブロックにおける互いに対向する内壁面と上記過給
機の下面とに囲まれた空間に、該過給機の吐出口からク
ランク軸方向に延びる過給通路が設けられることになる
ので、両バンク間の空間が有効利用されると共に、該過
給機の吐出騒音の周囲への放射が効果的に抑制されて騒
音が低減されることになる。
【0018】さらに、第4発明によれば、上記第1〜第
3発明のいずれかにおいて、吸気マニホールドが、2つ
のバンクの全気筒分を一体化した構成とされて、高い剛
性を有しているので、この吸気マニホールドに過給機を
吊り下げた場合におけるその支持が強固となる。
【0019】そして、第5発明によれば、吸気系に上記
吸気マニホールドに加えてサージタンクが備えられる場
合に、この吸気マニホールドとサージタンクとは別体と
して構成されているので、上記第4発明の作用を実現し
ながら吸気系の良好な組付け性が確保される。
【0020】また、第6発明によれば、上記第2発明に
おける位置決め部によって過給機から燃焼室に通じる過
給通路が形成されて、位置決め部と過給通路とを別個に
設ける場合より構造が簡素化されることになる。
【0021】そして、第7発明によれば、両バンク間の
シリンダブロックにおける互いに対向する内壁面と過給
機の下面とに囲まれた空間に該過給機の吐出口から延び
る過給通路が設けられる上記第3発明において、過給機
の吐出口周辺に設けられるウォータジャケット内の冷却
水により、該過給機の吐出騒音の周囲への放射がより効
果的に抑制されて騒音が一段と低減されることになる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0023】図1は本実施例に係る過給機の支持構造が
適用されたエンジンの正面図であって、この実施例のエ
ンジン1は、2つのバンク2,2がV型に配置されたV
型エンジンとされており、上記両バンク2,2には、複
数のシリンダ(図示せず)がそれぞれ設けられている。
更に、上記両バンク2,2間の空間には、補機の1つで
ある機械式過給機3が配置されていると共に、上記エン
ジン1の本体およびその周囲には空調用コンプレッサ
4、オルタネータ5、パワーステアリング用オイルポン
プ6、ウォータポン7を始めとする各種の補機類が配置
されており、これらの補機類がエンジン1のクランク軸
8により駆動されるようになっている。
【0024】そして、上記エンジン本体より外部に突出
したクランク軸8の端部には、上記コンプレッサ4やオ
ルタネータ5等の補機を駆動する補機駆動用の第1クラ
ンクプーリ9と、上記過給機3を駆動するための第2ク
ランクプーリ10とが設けられていると共に、上記第1
クランクプーリ9と空調用コンプレッサ4のプーリ4a
とオルタネータ5のプーリ5aとパワーステアリング用
オイルポンプ6のプーリ6aとウォータポンプ7のプー
リ7aとに伝動ベルト12が巻き掛けられており、上記
クランク軸8により伝動ベルト12を介して各補機が駆
動されるようになっている。
【0025】なお、上記第1クランクプーリ9と空調用
コンプレッサ4のプーリ4aとの間には、伝動ベルト1
2の張力を自動的に調整するオートテンショナ13が配
設されていると共に、上記コンプレッサ4のプーリ4a
とオルタネータ5のプーリ5aとの間には、アイドラ1
4a,14bが配設されている。
【0026】また、上記第2クランクプーリ10と、エ
ンジン本体内に設けられたオイルポンプ(図示せず)を
駆動する駆動軸15の先端部に設けられたプーリ16
と、過給機3の入力軸3aに固定されたプーリ3bとに
渡って伝動ベルト17が巻き掛けられており、該伝動ベ
ルト17を介してクランク軸8の回転が過給機3の入力
軸3aに伝達されて該過給機3が駆動されるようになっ
ている。
【0027】なお、上記第2クランクプーリ10とプー
リ3bとの間には、伝動ベルト17の張力を自動的に調
整するオートテンショナ18とアイドラ19とが配置さ
れている。
【0028】一方、図2ないし図4に拡大して示すよう
に、上記過給機3の上方における両バンク2,2間に渡
って吸気マニホールド20が架設されている。この吸気
マニホールド20は、両バンク2,2の全気筒の燃焼室
にそれぞれ通じる複数本(この実施例では1気筒につき
2本で合計12本)の吸気管20a……20aを一体的
に形成した構成とされていると共に、上流側の端部に設
けられたフランジ20b,20bが各バンク2,2の上
方に位置する左右のサージタンク20c,20cに多数
のボルト20d…20dによって結合されており、ま
た、下流側の端部に設けられたフランジ20e,20e
が両バンクのシリンダヘッド2a,2aに多数のボルト
20f…20fを用いて結合されている。
【0029】そして、この吸気マニホールド20に上記
過給機3の本体3cが吊り下げられて支持されている。
即ち、過給機3の本体3cの側部には、4箇所の取付ブ
ラケット21…21が一体的に形成されていると共に、
上記複数の吸気管20a…20aのうち所定の吸気管2
0aに渡って4個の取付部材22…22が固設されてい
る。そして、上記過給機3側の取付ブラケット21と吸
気管20a側の取付部材22とを固定ボルト23により
固定することにより、該過給機3の全体が吸気マニホー
ルド20に対して吊り下げられて支持されている。
【0030】更に、上記過給機3の本体3cの下面3d
に吐出口3eが形成されており、該吐出口3eが、上記
両バンク2,2のシリンダブロック2b,2bにおける
互いに対向する内壁面2b′,2b′と上記過給機3の
下面3dとに囲まれた空間に形成された凹部2c内に臨
ませられていると共に、該吐出口3eが、上記凹部2c
の上部における位置決め用係合部2dに係合して過給機
3の本体3cを各バンク2,2間のシリンダブロック2
b,2bの所定位置に位置決めするための位置決め部と
されている。
【0031】そして、上記吐出口3eに凹部2c内をク
ランク軸方向に延びる過給通路3fが接続されていると
共に、該吐出口3eおよび過給通路3fの周辺のシリン
ダブロック2bにウォータジャケット2eが形成されて
いる。
【0032】なお、図2および図3に示すように、上記
過給機3から吐出された吸気は、吐出口3eおよび過給
通路3fから分岐管24を介して2個のインタークーラ
25,25に導かれると共に、該インタークーラ25,
25から接続管26,26および集合管27を介して上
記左右のサージタンク20c,20cに供給され、この
吸気が各吸気管20a…20aを介して各バンク2,2
の気筒に形成された燃焼室(図示せず)内に供給される
ようになっている。また、過給機3の上流側の吸気通路
28にはスロットルバルブ29が設けられている。
【0033】上記の構成によれば、V型エンジン1の両
バンク2,2間に架設された吸気マニホールド20に過
給機3が吊り下げられており、該過給機3がエンジン1
に対して直接固定されていない構造のため、エンジン1
の熱膨張に伴って余分な荷重が過給機3に作用すること
がなく該過給機3への悪影響が防止されることになる。
また、過給機3の下面3dに設けられた位置決め部とし
ての吐出口3eにより、該過給機3が両バンク2,2間
のシリンダブロック2b,2bの所定位置に対して確実
に位置決めされて吊り下げられることになる。
【0034】特に、本実施例においては、過給機3の吐
出口3eが位置決め部とされているので、該過給機3を
両バンク2,2間のシリンダブロック2b,2bの所定
位置に位置決めするための位置決め部を新たに設ける必
要がなく、該過給機3の全体をより簡素に構成すること
ができる。
【0035】また、両バンク2,2間のシリンダブロッ
ク2b,2bにおける互いに対向する内壁面2b′,2
b′と過給機3の下面3dとに囲まれた空間に形成され
た凹部2c内に該過給機3の吐出口3eが臨ませられて
いる共に、該吐出口3eに凹部2c内をクランク軸方向
に延びる過給通路3fが接続されているので、吐出口3
eおよび過給通路3fの全体が、上記両バンク2,2に
おける互いに対向するシリンダブロック2b,2bの内
壁面2b′,2b′と過給機3の下面3dとで囲まれる
ことになって、該過給機3の吐出騒音の周囲への放射が
効果的に抑制されて騒音が低減されることになる。
【0036】更に、過給機3の吐出口3eおよび過給通
路3fの周辺にウォータジャケット2eが形成されてい
るので、該ウォータジャケット2e内の冷却水により過
給機3の吐出騒音の周囲への放射がより効果的に抑制さ
れて騒音を一段と低減させることができる。
【0037】そして、上記吸気マニホールド20は、複
数の吸気管20a…20aを一体化した構成であるから
剛性が高く、従って、この吸気マニホールド20に吊り
下げられた過給機3の支持剛性も高くなると共に、該吸
気マニホールド20は両バンク2,2の上方に配置され
たサージタンク20c,20cに対しては別体として形
成されているので、上記のような過給機3に対する高い
支持剛性を確保しながら、良好な組付け性が得られるこ
とになる。
【0038】尚、以上の実施例においては、両バンク
2,2間のシリンダブロック2b,2bにおける互いに
対向する内壁面2b′,2b′と過給機3の下面3dと
に囲まれた空間に形成された凹部2c内に、該過給機3
の吐出口3eに接続されてクランク軸方向に延びる過給
通路3fが配置されているが、図5に示すように、シリ
ンダブロック52bにおける両バンク52,52の互い
に対向する内壁面52b′,52b′と過給機53の下
面53dとに囲まれた空間において、該シリンダブロッ
ク52b自体に過給通路52b″を一体的に形成し、こ
の過給通路52b″に過給機53の吐出口53eを接続
するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、第1ないし第7発明のい
ずれにおいても、過給機が、V型エンジンの両バンク間
に架設された吸気マニホールドに吊り下げられてエンジ
ンに対して直接固定されていない構造のため、エンジン
側の熱膨張に伴って余分な荷重が過給機に作用すること
がなく、該過給機への悪影響が防止されることになる。
【0040】そして、第2発明によれば、過給機の下部
に設けられた位置決め部により、該過給機を両バンク間
のシリンダブロックの所定位置に対して確実に位置決め
された状態で吊り下げることが可能となる。
【0041】また、第3発明によれば、両バンクのシリ
ンダブロックにおける互いに対向する内壁面と上記過給
機の下面とに囲まれた空間に、該過給機の吐出口からク
ランク軸方向に延びる過給通路が設けられることになる
ので、両バンク間の空間が有効利用されると共に、該過
給機の吐出騒音の周囲への放射が効果的に抑制されて騒
音が低減されることになる。
【0042】また、第4発明によれば、吸気マニホール
ドが、2つのバンクの全気筒分を一体化した構成とされ
て、高い剛性を有しているので、この吸気マニホールド
に過給機を吊り下げた場合におけるその支持が強固とな
り、更に第5発明によれば、吸気系に上記吸気マニホー
ルドに加えてサージタンクが備えられる場合に、この吸
気マニホールドとサージタンクとは別体として構成され
ているので、上記第4発明の作用を実現しながら、吸気
系の良好な組付け性が確保されることになる。
【0043】そして、第6発明によれば、上記第2発明
における位置決め部によって過給機から燃焼室に通じる
過給通路が形成されるので、位置決め部と過給通路とを
別個に設ける場合より構造が簡素化されることになり、
更に第7発明によれば、両バンク間のシリンダブロック
における互いに対向する内壁面と過給機の下面とに囲ま
れた空間に該過給機の吐出口から延びる過給通路が設け
られる上記第3発明において、過給機の吐出口周辺に設
けられるウォータジャケット内の冷却水により、該過給
機の吐出騒音の周囲への放射がより効果的に抑制されて
騒音が一段と低減されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る過給機の支持構造の実施例を示
すV型エンジンの全体正面図である。
【図2】 同V型エンジンの平面図である。
【図3】 同V型エンジンのクランク軸方向に沿った要
部拡大断面図である。
【図4】 本実施例における過給機の支持構造の要部拡
大断面図である。
【図5】 本発明の他の実施例に係る図4と同様の要部
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 V型エンジン 2 バンク 2b,52b シリンダブロック 2b′,52b′ 内壁面 2e ウォータジャケット 3,53 機械式過給機 3c 本体 3d,53d 下面 3e,53e 吐出口 3f,52b″ 過給通路 20 吸気マニホールド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのバンクがV型に配置されたV型エ
    ンジンの両バンク間に設けられる過給機の支持構造であ
    って、上記両バンク間に架設された吸気マニホールドに
    過給機が吊り下げられていることを特徴とする過給機の
    支持構造。
  2. 【請求項2】 2つのバンクがV型に配置されたV型エ
    ンジンの両バンク間に設けられる過給機の支持構造であ
    って、上記両バンク間に架設された吸気マニホールドに
    過給機が吊り下げられていると共に、該過給機の下部
    に、各バンクのシリンダブロックにおけるバンク間の空
    間に面する部位に対する位置決め部が設けられているこ
    とを特徴とする過給機の支持構造。
  3. 【請求項3】 2つのバンクがV型に配置されたV型エ
    ンジンの両バンク間に設けられる過給機の支持構造であ
    って、上記両バンク間に架設された吸気マニホールドに
    過給機が吊り下げられており、且つ該過給機の下部に、
    各バンクのシリンダブロックにおけるバンク間の空間に
    面する部位に対する位置決め部が設けられていると共
    に、上記両バンクのシリンダブロックにおける互いに対
    向する内壁面と上記過給機の下面とに囲まれた空間に該
    過給機の吐出口が臨ませられており、且つ該吐出口にク
    ランク軸方向に延びる過給通路が接続されていることを
    特徴とする過給機の支持構造。
  4. 【請求項4】 吸気マニホールドは、2つのバンクの全
    気筒分が一体的に形成されていることを特徴とする請求
    項1から請求項3のいずれかに記載の過給機の支持構
    造。
  5. 【請求項5】 吸気マニホールドは、別体として形成さ
    れたサージタンクに接続されていることを特徴とする請
    求項4に記載の過給機の支持構造。
  6. 【請求項6】 位置決め部は、過給機から燃焼室に通じ
    る過給通路を形成するように構成されていることを特徴
    とする請求項2に記載の過給機の支持構造。
  7. 【請求項7】 吐出口周辺のシリンダブロックにウォー
    タジャケットが形成されていることを特徴とする請求項
    3に記載の過給機の支持構造。
JP25910693A 1992-09-24 1993-09-21 過給機の支持構造 Pending JPH06207524A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980087908A (ko) * 1997-10-10 1998-12-05 변상복 배기터어빈과급엔진
JP2016121653A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 三菱自動車工業株式会社 V型エンジン

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KR19980087908A (ko) * 1997-10-10 1998-12-05 변상복 배기터어빈과급엔진
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