JPH0620702B2 - パレット姿勢変換装置 - Google Patents

パレット姿勢変換装置

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JPH0620702B2
JPH0620702B2 JP63115704A JP11570488A JPH0620702B2 JP H0620702 B2 JPH0620702 B2 JP H0620702B2 JP 63115704 A JP63115704 A JP 63115704A JP 11570488 A JP11570488 A JP 11570488A JP H0620702 B2 JPH0620702 B2 JP H0620702B2
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裕 伊藤
國昭 大熊
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、工作機械で加工すべきワークを取付けるため
のパレットを、ワークを取付けるための姿勢である水平
姿勢と工作機械での加工姿勢に対応する鉛直姿勢との間
で姿勢変換するためのパレット姿勢変換装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、ワークを取付けるためのパレットの姿勢を水平姿
勢と鉛直姿勢との間で変換するものとして、たとえば特
開昭50−26177号公報で開示されたものがある。
(3) 発明が解決しようとする課題 上記従来のものは、工作機械にワークを搬送するコンベ
アの途中に、ローディング装置を介設し、該ローディン
グ装置によりパレットを鉛直姿勢から水平姿勢へと変換
するものである。ところが、かかるものでは、姿勢変換
後に工作機械での加工高さに対応する高さまでパレット
を上昇させる必要がある。したがって、パレットをその
姿勢を変換しながら工作機械に供給するには、姿勢変換
のための装置と高さ位置を変化させるための装置との少
なくとも2つの装置が必要となり、その分だけ加工時間
に寄与しない不稼働時間が増加するとともにコストが高
くなる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、パ
レットの姿勢変換および高さ位置の変化を1モーション
の作動により達成し得るようにして、不稼働時間の短縮
およびコスト低減を図ったパレット姿勢変換装置を提供
することを目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 本発明装置は、パレットに対するワークの取付けおよび
取外しを行なうための取付け・取外し位置と該取付け・
取外し位置から水平方向に一定距離だけ離間して設定さ
れるとともに工作機械でのワーク加工位置に対応する高
さを有する姿勢変換位置との間で円弧状に形成されて固
定配置される左右一対の姿勢変換用ガイドレールと、パ
レットをその背部から支持可能であって前記両姿勢変換
用ガイドレールに沿って移動可能な支持台と、前記両姿
勢変換用ガイドレール間で水平に敷設される走行用ガイ
ドレールと、該走行用ガイドレールに沿って走行可能な
走行ブロックと、走行ブロックの走行に伴って前記支持
台を両姿勢変換用ガイドレールに沿って移動させるべく
走行ブロックおよび支持台間を連結する連結アームとを
備える。
(2) 作用 上記本発明装置によれば、走行ブロックを走行用ガイド
レールに沿って走行させることにより支持台が円弧状の
姿勢変換用ガイドレールに沿って移動し、支持台に支持
されているパレットを取付け・取外し位置から姿勢変換
位置まで移動させるのに伴って該パレットの姿勢を水平
姿勢から鉛直姿勢へと変換するので、1モーションで姿
勢変換をすることができるとともに工作機械での加工位
置に対応する高さまでパレットの位置を変化させること
ができる。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する
と、先ず第1図および第2図において、複数たとえば3
つの第1、第2および第3工作機械M,M,M
が、仮想中心線Cの周囲に間隔をあけて配設されてお
り、それらの工作機械M,M,Mで順次加工する
ためのワークWたとえばエンジンにおけるシリンダブロ
ックは、各工作機械M,M,Mにワーク搬送装置
1により順次搬送され、ワーク搬送装置1に対するワー
クWの搬出・搬入はパレット姿勢変換装置2を介して行
なわれる。
前記各工作機械M,M,M、ワーク搬送装置1お
よびパレット姿勢変換装置2は固定基台3a,3b,3
c上にそれぞれ配設されるものである。固定基台3b上
において設定された仮想中心線Cの周囲には、ワークW
を加工すべく各工作機械M,M,Mに個別に対応
する第1、第2および第3加工ステーションSM1,S
M2,SM3が設定されており、それらの加工ステーシ
ョンSM1,SM2,SM3および仮想中心線Cを結ぶ
直接上に位置する第1、第2および第3着脱ステーショ
ンSR1,SR2,SR3と、搬出・搬入ステーション
とが前記仮想中心線Cを中心とする仮想円上に周方
向等間隔に設定される。
第3図および第4図を併せて参照して、ワーク搬送装置
1は、仮想中心線Cを軸線として固定基台3b上に立設
される支柱4と、第1、第2および第3着脱ステーショ
ンSR1,SR2,SR3および搬出・搬入ステーショ
ンSを通る仮想円に沿う環状に形成される上下一対の
環状ガイドレール5,6と、両環状ガイドレール5,6
上にあるパレット7に係合可能にして支柱4に角変位可
能に支承されるインデックスアーム8と、該インデック
スアーム8を角変位駆動すべく支柱4の上端部に設けら
れるインデックス駆動モータ9と、第1、第2および第
3着脱ステーションSR1,SR2,SR3ならびに第
1、第2および第3加工ステーションSM1,SM2
M3間でパレット7をそれぞれ搬送可能な3つのスラ
イドユニット10とを備える。
両環状ガイドレール5,6は、上下に間隔をあけて配設
されるものであり、搬出・搬入ステーションSならび
に各着脱ステーションSR1,SR2,SR3を除く部
分で前記仮想円に沿う円弧状に形成されて固定基台3b
に立設された支持枠11に固定される複数の固定ガイド
レール12と、各固定ガイドレール12に連なるべく搬
出・搬入ステーションSならびに各着脱ステーション
R1,SR2,SR3に対応する部分で円弧状に形成
される複数の可動ガイドレール13とから構成される。
しかも両環状ガイドレール5,6は、その横断面形状が
上方に開放した略U字状となるように形成されている。
第1、第2および第3着脱ステーションSR1
R2,SR3ならびに第1、第2および第3加工ステ
ーションSM1,SM2,SM3間にわたっては、固定
基台3b上に固設された矩形の支持枠15に一対のガイ
ドロッド14,14が相互に平行にかつ水平にして固定
される。スライドユニット10の下部にはそれらのガイ
ドロッド14,14が摺動自在に嵌装されており、スラ
イドユニット10は両ガイドロッド14,14により案
内されて第1、第2および第3着脱ステーション
R1,SR2,SR3ならびに第1、第2および第3
加工ステーションSM1,SM2,SM3間を往復移動
可能である。またスライドユニット10の上部には、前
記ガイドロッド14,14と平行な回動駆動軸16が回
動自在に支承される。この回動駆動軸16の、各加工ス
テーションSM1,SM2,SM3側端部には、パレッ
ト支持板17が固設されており、このパレット支持板1
7の上下両端部には可動ガイドレール13,13が固設
される。したがってパレット支持板17は、スライドユ
ニット10とともに往復走行可能であるとともに回動駆
動軸16の回動動作に応じて回動する。この回動駆動軸
16は、スライドユニット10の上部に固定配置される
回動駆動モータ24に同軸に連結される。しかも回動駆
動軸16およびスライドユニット10には、回動駆動軸
16の設定された回動量たとえば180度の回動を規制
すべく相互に当接可能なストッパ16a,10aが設け
られる。
パレット7は、ワークWを支承した状態で環状ガイドレ
ール5,6に沿って移動し得るものであり、このパレッ
ト7の上部には、上方の環状ガイドレール5内を転動す
べく鉛直方向の軸線を有する一対のガイドローラ18,
18と環状ガイドレール5上を転動すべく水平な軸線を
有する一対のガイドローラ19,19とが環状ガイドレ
ール5の周方向に間隔をあけて軸支され、パレット7の
下部には下方の環状ガイドレール6内を転動すべく水平
な軸線を有する一対のガイドローラ20,20が環状ガ
イドレール6の周方向に間隔をあけて軸支される。
パレット7には、可動ガイドレール13,13を環状ガ
イドレール5,6の一部として着脱ステーション
R1,SR2,SR3にあるパレット支持板17に支
持されている状態で上下に間隔をあけた2個所に位置決
め孔21,21が穿設されており、パレット支持板17
にはそれらの位置決め孔21,21に挿脱可能に嵌合す
べく位置決めピン22,22が配設される。これらの位
置決めピン22,22は、回動駆動軸16と平行な軸線
を有してパレット支持板17に固定、支持された一対の
シリンダ23,23におけるピストンロッド23a,2
3aに同軸に連設される。
なおパレット7に関連する詳細構造については、パレッ
ト姿勢変換装置2について説明するために示す後述の第
10図および第11図において詳述する。
第5図において、回動駆動軸16は中空の円筒状に形成
されており、この回動駆動軸16の基端は回動駆動モー
タ24の出力軸24aにスプライン結合され、該回動駆
動軸16の先端は、短円筒状の接続部材26を嵌合して
閉塞される。一方、前記出力軸24aを同軸に貫通する
流体圧供給管25が回動駆動軸16内に同軸に配置され
ており、この流体圧供給管25の一端は接続部材26に
同軸に接続され、回動駆動モータ24を貫通した流体圧
供給管25の他端には図示しないロータリジョイントを
介して接続管27が接続され、該接続管27は油圧供給
源28に接続される。またスライドユニット10から突
出した回動駆動軸16の先端部にはその半径方向に延び
る油路29が設けられ、接続部材26には油路29に常
時連通する環状溝30が外面に設けられるとともに流体
圧供給管25および環状溝30間を連通する連通路31
が穿設される。さらに油路29の外端には接続管32の
一端が接続されており、この接続管32の他端は各シリ
ンダ23,23の油圧室33に接続される。したがって
回動駆動軸16とともに回動し得る各シリンダ23,2
3にも容易に油圧が供給されることになる。
しかも両シリンダ23,23は、ピストンロッド23
a,23aを突出する方向にばね34で付勢されるもの
であり、油圧室33に油圧を供給したときにピストンロ
ッド23a,23aを収縮作動して、位置決めピン2
2,22を位置決め孔21,21から引き抜く。このよ
うに各シリンダ23,23に油圧を供給せずに位置決め
ピン22,22を位置決め孔21,21に嵌合した状態
では、上下の可動ガイドレール13,13にガイドロー
ラ18,19,20を介して乗っている状態にあるパレ
ット7が、回動駆動軸16の回動動作によるパレット支
持板17の回動によってもがたつくことはない。また各
シリンダ23,23の油圧室33に油圧を供給して位置
決めピン22,22を位置決め孔21,21から引き抜
いたときには、パレット7が環状ガイドレール5,6に
沿って移動可能となる。
第3図に特に注目して、スライドユニット10は、固定
基台3bに固定配置されるシフトシリンダ35と、支持
枠15に固設されたブラケット38に中間部を揺動自在
に支承されるとともに一端にはシフトシリンダ35のピ
ストンロッド35aが連結されるリンク36と、該リン
ク36の他端に連結されるとともにピストンロッド37
aがスライドユニット10に連結されるユニット送りシ
リンダ37とにより、進退駆動される。シフトシリンダ
35は、両ガイドロッド14,14と平行な軸線を有し
て支持枠15に固定、支持されており、このシフトシリ
ンダ35のピストンロッド35aは、支柱4側に向けて
支持枠15から突出する。またリンク36は、両ガイド
ロッド14,14の軸線と直交して水平な支軸39を介
してブラケット38により揺動自在に支承され、このリ
ンク36の一端すなわち下端部にピストンロッド35a
が連結される。さらにユニット送りシリンダ37は、前
記シフトシリンダ35の上方でガイドロッド14,14
とほぼ平行に配置されるものであり、このユニット送り
シリンダ37は、リンク36の他端部にトラニオン軸4
0を介して連結される。
シフトシリンダ35の伸縮量はユニット送りシリンダ3
7の伸縮量に比べて小さく設定されており、両シリンダ
35,37が収縮している状態では、スライドユニット
10は可動ガイドレール13,13を環状ガイドレール
5,6の一部とした着脱ステーションSR1,SR2
R3にあり、シフトシリンダ35を最大限伸張作動す
るのに応じてスライドユニット10は可動ガイドレール
13,13を固定ガイドレール12から離脱させて各加
工ステーションSM1,SM2,SM3側に一定距離だ
け進む。次いでユニット送りシリンダ37を伸張作動せ
しめることによりスライドユニット10は各加工ステー
ションSM1,SM2,SM3まで進行することにな
る。
インデックスアーム8は、第1図で明示するように支柱
4に基部を回動自在に支承されて放射状に延びる複数た
とえば4本の腕部8aの先端を環状の連結部8bで連結
して成り、連結部8bにはパレット7に係脱自在に係合
するための半経方向外方側に開いた略U字状の係止部4
1(第3図参照)が、周方向等間隔をあけたたとえば4
個所に固設される。一方、パレット7には該係止部41
に係合し得る係合ピン42が、パレット支持板17に支
承されている状態の上端部中央に突設される。したがっ
て係合ピン42を係止部41に係合しているときに、イ
ンデックスアーム8を回動駆動することにより各パレッ
ト7は、環状ガイドレール5,6に沿って支柱4のまわ
りに角変位する。
各工作機械M,M,Mは、たとえば中ぐり加工装
置であり、第2図で示すように、加工ステーションS
M1,SM2,SM3に対応する位置で昇降可能な駆動
機構44と、該駆動機構44の下部に選択的に切換えて
着脱自在に固定される複数のツールヘッド45と、上端
が各ツールヘッド45に着脱自在に連結されて下方に延
びるボーリングバー46と、加工ステーションSM1
M2,SM3に対応する位置で選択的に切換えて固定
される複数の支持治具47とを備え、加工ステーション
M1,SM2,SM3にもたらされて対応する支持治
具47で支持されるワークWが、そのワークWに対応し
て選択されたボーリングバー46により中ぐり加工され
る。
ワーク搬送装置1には、その搬出・搬入ステーションS
でパレット姿勢変換装置2が連結されており、パレッ
ト7に取付けられたワークWは、パレット姿勢変換装置
2からワーク搬送装置1の搬出・搬入ステーションS
に搬入され、各工作機械M,M,Mで加工された
後のワークWは、パレット7とともに搬出・搬入ステー
ションSからパレット姿勢変換装置2に搬出される。
第6図、第7図および第8図を併せて参照して、このパ
レット姿勢変換装置2は、水平姿勢(第1図および第2
図示の姿勢)にあるパレット7に対するワークWの取付
けおよび取外しを行なうための取付け・取外し位置P
と、パレット7のワーク搬送装置1に対する搬出および
搬入を行なうべくワークWを取付けたパレット7を鉛直
姿勢とするための姿勢変換位置Pとの間にわたって設
けられるものであり、姿勢変換位置Pはワーク搬送装
置1における搬出・搬入ステーションSに設定され、
取付け・取外し位置Pは、ワーク搬送装置1における
支柱4の半径方向に沿って姿勢変換位置Pから一定距
離だけ外方に離間して設定される。しかも姿勢変換位置
は、各工作機械M,M,Mでのワーク加工位
置に対応する高さにパレット7が位置するように設定さ
れるものであり、取付け・取外し位置Pは姿勢変換位
置Pよりも下方位置に設定される。
パレット姿勢変換装置2は、取付け・取外し位置P
よび姿勢変換位置P間で円弧状に形成されるとともに
固定基台3c上に固定配置される左右一対の姿勢変換用
ガイドレール51,51と、パレット7をその背部から
支持可能であって両姿勢変換用ガイドレール51,51
に沿って移動可能な支持台52と、両姿勢変換用ガイド
レール51,51間で固定基台3c上に平行に敷設され
る一対の走行用ガイドレール53,53と、両走行用ガ
イドレール53,53に沿って走行可能な走行ブロック
54と、走行ブロック54の走行に伴って支持台52を
姿勢変換用ガイドレール51,51に沿って移動させる
べく走行ブロック54および支持台52間を連結する連
結アーム55とを備える。
姿勢変換用ガイドレール51,51は、固定基台3c上
に相互に対向して立設された一対の側板56,56上に
固設されており、支持台52の左右には、第9図で示す
ように、姿勢変換用ガイドレール51を上下から挟むべ
く姿勢変換用ガイドレール51に直交する軸線を有する
一対のガイドローラ57,57と、姿勢変換用ガイドレ
ール51の外側面に摺接すべく前記ガイドローラ57と
は直交する軸線を有する単一のガイドローラ58とが、
それぞれ2組ずつ配設される。これらのガイドローラ5
7,57,58により、支持台52は取付け・取外し位
置Pおよび姿勢変換位置Pにわたって姿勢変換用ガ
イドレール51,51に沿って移動し、それによりパレ
ット7が水平姿勢と鉛直姿勢との間で姿勢変換する。
第7図で示すように、取付け・取外し位置Pに対応す
る側で側板56,56には支持台52に当接して移動を
規制する一対の水平ストッパ59,59が配設され、姿
勢変換位置Pに対応する側で側板56,56には支持
台52に当接して移動を規制する一対の鉛直ストッパ6
0,60が配設される。しかも水平ストッパ59,59
は、支持台52に当接した状態で該支持台52すなわち
パレット7を水平姿勢とすべく配設され、鉛直ストッパ
60,60は支持台52に当接した状態で該支持台52
すなわちパレット7を鉛直姿勢にすべくして配設され
る。また支持台52には、鉛直ストッパ60,60に当
接した鉛直姿勢で、ワーク搬送装置1における環状ガイ
ドレール5,6の一部を形成する可動ガイドレール1
3,13が固設されており、支持台52が鉛直姿勢にあ
るときに両可動ガイドレール13,13は、第6図およ
び第8図で示すように、ワーク搬送装置1における固定
ガイドレール12に連なる。
走行ブロック54は両走行用ガイドレール53,53間
に跨がって上方に開いた略U字状に形成されるものであ
り、この走行ブロック54には、両走行用ガイドレール
53,53に沿って転動する一対のガイドローラ61,
61が左右両側下部にそれぞれ軸支される。また固定基
台3c上で、取付け・取外し位置P側には駆動モータ
62が配設される。両走行用ガイドレール53,53間
で駆動モータ62には駆動スプロケット63が同軸に連
結され、姿勢変換位置P側で回転自在に配置された作
動スプロケット64と駆動スプロケット63とには、両
走行用ガイドレール53,53間に位置する無端状チェ
ーン65が巻掛けられ、該チェーン65が走行ブロック
54に係合される。したがって駆動モータ62を作動せ
しめてチェーン65を走行させることにより走行ブロッ
ク54が両走行用ガイドレール53,53に沿って移動
する。しかも作動スプロケット64は、チェーン65の
張り具合を調節するためのアジャスタ68を介して固定
基台3cに支承される。
連結アーム55の一端は、走行用ガイドレール53,5
3と直交する水平なパレット連結ピン66を介して走行
ブロック54に連結され、連結アーム55の他端は、前
記連結ピン66と平行な連結ピン67を介して支持台5
2に連結される。したがって走行ブロック54の水平移
動に応じて支持台52が姿勢変換用ガイドレール51,
51に沿って移動して姿勢が変換される。
第10図および第11図において、パレット7は基本的
に四角形状に形成されており、その表面にはワークWを
載置するための複数たとえば4つの支持突部70が位置
決め孔21を2つの間に挟むようにして仮想四辺形の各
隅角部に突設される。しかも各支持突部70のうちの2
つに隣接して、ワークWに嵌合して位置決めを果たすた
めの位置決め突起69がパレット7にそれぞれ突設され
る。またパレット7の表面には一対の支持筒71,71
が立設されており、これらの支持筒71,71には軸方
向移動および回動動作を可能としてクランプロッド72
がそれぞれ支承される。このクランプロッド72の支持
筒71から突出した一端には前記支持突部70上に載置
されているワークWに係合し得るクランプ爪73がそれ
ぞれ固設されており、クランプロッド72の軸方向移動
および回動動作によりワークWがパレット7に取付けら
れる状態と、そのパレット7から取外し可能な状態とが
切換えられる。さらにパレット7の表面には一対のガイ
ドポスト93,93が突設されており、これらのガイド
ポスト93,93は、ワーク搬送装置1でパレット7が
加工ステーションSM1,SM2,SM3に搬送された
ときに、各工作機械M,M,Mに設けた位置決め
ピン(図示せず)を嵌合して各工作機械SM1
M2,SM3に対する位置決め機能を果たすものであ
る。
支持筒71の上端には、第11図で明示するように、ク
ランプ爪73の基部に固設した係合ピン74を嵌合可能
な嵌合凹部75が設けられており、係合ピン74を嵌合
凹部75に嵌合した状態ではクランプ爪73はワークW
に係合しており、嵌合凹部75から係合ピン74に離脱
させるようにクランプロッド72を回動することによ
り、クランプ爪73のワークWに対する係合状態が解除
される。しかもクランプロッド72および支持筒71間
には、係合ピン74を嵌合凹部75に嵌合する方向のば
ね力を発揮するクランプばね76が介装される。
またクランプロッド72および支持筒71間には、クラ
ンプ爪73をワークWとの係合状態を離脱する方向に付
勢するアンクランプばね77が介装されており、このア
ンクランプばね77のばね力は、クランプロッド72が
クランプ位置にあるときに、係合ピン74を嵌合凹部7
5から離脱させてクランプ状態を解除せしめる程強くは
設定されない。
またパレット7の背部側に突出したクランプロッド72
の他端には、両側面を平行にした係合突起78が突設さ
れており、この係合突起78は、クランプロッド72が
ワークWをクランプした状態にあるときに、両姿勢変換
用ガイドレール51,51とは直交する方向に前記両側
面を沿わせるようにしてクランプロッド72に突設され
る。
第12図において、支持台52上には前記両クランプロ
ッド72,72に対応する位置に回動軸79,79が回
動自在に支承される。これらの回動軸79,79の先端
には、前記係合突起78を係合すべく両端を開放した係
合溝80が、回動軸79の一直径線に沿って穿設され
る。また両回動軸79,79には連結腕81,81が固
設されており、これらの連結腕81,81は、連結リン
ク82を介して連結され、したがって両回動軸79,7
9は同期回動する。
両回動軸79,79の一方には、支持台52が水平スト
ッパ59に当接して水平姿勢にあるときに、姿勢変換位
置Pとは反対側に支持台52から突出するシフトロッ
ド83が連結される。すなわちシフトロッド83は、回
動軸79の軸線とは直交する長手方向に移動可能にして
支持台52に支承されており、このシフトロッド83の
一端が、一方の回動軸79に固設された連結腕84にリ
ンク85を介して連結される。したがってシフトロッド
83をその長手方向に駆動することにより両回動軸7
9,79が回動駆動され、回動軸79,79の係合溝8
0に係合突起78を介して係合されているクランプロッ
ド72も回動駆動される。特に第11図に注目して、シ
フトロッド83の他端には、支持台52が水平ストッパ
59に当接して水平姿勢にあるときに、上方を向いて開
放する係止凹部86が設けられており、側板56,56
の取付け・取外し位置Pに対応する部分には、該シフ
トロッド83の係止凹部86に係合し得るシフト駆動源
87が配設される。このシフト駆動源87は、走行用ガ
イドレール53,53と平行な軸線を有して両側板5
6,56に固定支持されるシリンダ88と、該シリンダ
88におけるピストンロッド88aの先端に固着される
係合部材89とを備え、係合部材89の下部には前記係
止凹部86に係合し得る係止凹部90が設けられる。ま
た係合部材89には、シリンダ88の軸線と平行にして
固定配置される案内棒91が挿通されており、係合部材
89はシリンダ88の伸縮作動に応じて案内棒91で案
内されながらシフトロッド83の長手方向に移動する。
而して係止凹部86,90を係合した状態で、シリンダ
88を伸縮作動することにより、クランプロッド72,
72が同期して回動駆動されることになる。
支持台52には、第9図、第11図および第12図で明
示するように、パレット7に穿設されている位置決め孔
21,21に挿脱可能に嵌合する位置決めピン94,9
4が軸方向移動自在に支承されており、これらの位置決
めピン94,94にリンク機構95を介して連結される
作動ロッド96も軸方向移動可能にして支持台52に支
承される。各位置決めピン94,94は、位置決め孔2
1,21に嵌合する位置と、その嵌合状態を解除する位
置との間での軸方向移動を可能として支持台52に支承
されており、支持台52と各位置決めピン94,94と
の間にそれぞれ介装されたばね92により各位置決めピ
ン94,94は位置決め孔21,21に嵌合する方向に
弾発付勢される。
作動ロッド96は、両位置決めピン94,94間の中央
部で支持台52を貫通して軸方向移動可能に配置されて
おり、支持台52の背部側に突出した作動ロッド96の
端部にはカムフォロアとしてのローラ97が回転自在に
支承される。またリンク機構95は、支持台52の表面
側に突出した作動ロッド96の端部に一端を共通に連結
される一対のリンク98,98から成り、該リンク9
8,98の他端部は各位置決めピン94,94に連結さ
れ、各リンク98,98の中間部は、支持台52に固設
されたブラケット99,99により回動自在に支承され
る。したがって作動ロッド96を軸方向に駆動すること
により、両位置決めピン94,94が同期して軸方向に
移動することになる。
第13図において、姿勢変換位置P側で両側板56,
56には、前記ローラ97を嵌合して作動ロッド96を
軸方向に駆動するカム100が固設される。このカム1
00は、前記ローラ97を嵌合するカム溝100aを側
面に有するものであり、そのカム溝100aは、支持台
52が取付け・取外し位置Pから姿勢変換位置P
移動して来たときにローラ97を嵌合し、作動ロッド9
6を軸方向に押圧して位置決めピン94,94を位置決
め孔21,21から離脱せしめるように形成される。
次にこの実施例の作用について説明すると、ワークWを
各工作機械M,M,Mで順次加工するにあたって
は、パレット姿勢変換装置2の取付け・取外し位置P
で水平姿勢にあるパレット7上にワークWを取付ける。
すなわち取付け・取外し位置Pでは、支持台52が水
平姿勢にあり、その支持台52における両可動ガイドレ
ール13,13にガイドローラ18,19,20を嵌合
し、しかも位置決めピン94,94を位置決め孔21,
21に嵌合して支承されているパレット7も水平姿勢に
ある。このとき、シフトロッド83をシフト駆動源87
により牽引することにより、両クランプロッド72,7
2は係合ピン74を嵌合凹部75から支持筒71の上端
面に乗上げさせるようにして回動し、その後アンクラン
プばね77のばね力によりクランプ状態を解除する位置
に移動する。そこで、各支持突部70にワークWを載置
し、かつ位置決め突起69をワークWに嵌合するように
してワークWをパレット7上に位置決め載置する。次い
でシフトロッド83をシフト駆動源87で押圧駆動する
ことにより、両クランプロッド72,72は係合ピン7
4を嵌合凹部75に嵌合させるまで回動し、両クランプ
爪73,73がワークWに係合する。しかもこのクラン
プ状態は、クランプばね76のばね力により弾性的に保
持される。
このように取付け・取外し位置Pでは、シフト駆動源
87の作動により一対のクランプロッド72,72を同
期駆動して、ワークWのパレット7への取付けを極めて
容易に行なうことができる。
支持台52上のパレット7にワークWを取付けた後に
は、走行ブロック54を姿勢変換位置P側に向けて両
走行用ガイドレール53,53に沿って走行させる。こ
の走行ブロック54の走行により、連結アーム55を介
して支持台52が両姿勢変換用ガイドレール51,51
に沿って移動することになり、支持台52すなわちパレ
ット7およびワークWが、水平姿勢から鉛直姿勢へと姿
勢を変換していく。
このような支持台52の移動は、ガイドローラ57,5
8が姿勢変換用ガイドレール51に沿って転動していく
ことにより行なわれ、転がり抵抗が小さいので、姿勢変
換および移動に要する力は少なくてすむ。しかも各ガイ
ドローラ57,58の軸芯を調節するたけで支持台52
の位置調節を行なうことができ、組付け作業が容易であ
る。
支持台52が鉛直ストッパ60,60に当接して姿勢変
換位置Pに達したときには、支持台52すなわちパレ
ット7およびワークWは鉛直姿勢となっており、このと
き支持台52の両可動ガイドレール13,13は、ワー
ク搬送装置1における固定ガイドレール12に連なって
環状ガイドレール5,6を構成する。しかも作動ロッド
96のローラ97がカム100のカム溝100aに嵌合
して作動ロッド96が押圧され、リンク機構95を介し
て両位置決めピン94,94がパレット7の位置決め孔
21,21から離脱する。またパレット7における両ク
ランプロッド72,72における係合突起78が嵌合し
ている係合溝80は、その両端開放部を環状ガイドレー
ル5,6に沿わせる位置にあり、したがってパレット7
は環状ガイドレール5,6に沿って移動し得る状態とな
る。
さらに支持台52が姿勢変換位置Pに達したときに、
パレット7の係合ピン42は、ワーク搬送装置1におけ
るインデックスアーム8の係止部41に係合する。した
がってインデックスアーム8が回動するのに応じてパレ
ット7およびワークWが、パレット姿勢変換装置2から
ワーク搬送装置1に移るようにして環状ガイドレール
5,6に沿って移動する。
ワーク搬送装置1に移されたパレット7およびワークW
は、インデックスアーム8が一定角度たとえば90度ず
つ角変位するのに応じて各着脱ステーションSR1,S
R2,SR3に順次搬送される。各着脱ステーションS
R1,SR2,SR3では、シリンダ23,23の油圧
室33に油圧を供給することにより、位置決めピン2
2,22がパレット7の位置決め孔21,21に嵌合す
る。
そこでシフトシリンダ35の伸張作動およびそれに引き
続いてのユニット送りシリンダ37の伸張作動により、
スライドユニット10すなわちパレット7およびワーク
Wの着脱ステーションSR1,SR2,SR3から加工
ステーションSM1,SM2,SM3に移動させること
ができる。この際、ワークWの加工位置によってパレッ
ト7およびワークWの姿勢を反転させる必要がある場合
には、シフトシリンダ35を伸張作動させてパレット支
持板17の両可動ガイドレール13,13が固定ガイド
レール12から離脱したときに、回動駆動モータ24を
作動せしめることによりパレット7およびワークWを反
転させることができ、その後ユニット送りシリンダ37
の伸張作動により反転した状態のパレット7およびワー
クWを加工ステーションSM1,SM2,SM3にもた
らすことができる。
このように着脱ステーションSR1,SR2,SR3
よび加工ステーションSM1,SM2,SM3間のスラ
イドユニット10の移動を、シフトシリンダ35および
ユニット送りシリンダ37により2段階とすることによ
り、パレット7およびワークWを反転する等のためにス
ライドユニット10を途中で一旦停止させる必要がある
ときに、各シリンダ35,37を最大限作動させるだけ
で、一旦停止位置を精度よく定めることができる。これ
に対して1つのシリンダでスライドユニット10を送る
ようにした場合には、流体圧による慣性力により一旦停
止位置を精度よく定めることが困難である。
加工ステーションSM1,SM2,SM3で工作機械M
,M,Mによる加工が終了した後には、シフトシ
リンダ35およびユニット送りシリンダ37によりパレ
ット7およびワークWが元の着脱ステーションSR1
R2,SR3に戻り、インデックスアーム8により環
状ガイドレール5,6に沿う搬送が再開される。
このようにして各工作機械M,M,Mでの加工が
終了して、搬出・搬入ステーションSに戻ったとき
に、パレット7は、搬出・搬入ステーションSすなわ
ち姿勢変換位置Pで待機していた支持台52の両可動
ガイドレール13,13上に乗り、クランプロッド72
の係合突起78は支持台52における回動軸79の係合
溝80に嵌合する。
そこでパレット姿勢変換装置2における走行ブロック5
4を取付け・取外し位置P側に走行させると、支持台
52は両姿勢変換用ガイドレール51,51に沿って取
付け・取外し位置P側に向けて鉛直姿勢から水平姿勢
へと姿勢を変換しながら移動する。このときローラ97
がカム溝100aから離脱するのに応じて位置決めピン
94,94はばね92のばね力によりパレット7の位置
決め孔21,21に嵌合する。
水平ストッパ59に当接して支持台52が取付け・取外
し位置Pに達したときに、シフト駆動源87の係止凹
部90にシフトロッド83の係止凹部86が係合する。
そこで、シフト駆動源87を作動せしめることにより、
クランプ爪73,73を同期してクランプ解除側に回動
させることができ、加工が終了したワークWをパレット
7上から取外すことができ、加工すべきワークWがパレ
ット7上に新たに取付けられる。
以上の実施例では、ワーク搬送装置1においてパレット
7およびワークWを、90度ずつ角変位して着脱ステー
ションSR1,SR2,SR3に順次搬送するようにし
たが、そのパレット7に係合する係止部41をインデッ
クスアーム8の周方向に沿って45度ずつ間隔をあけた
位置に配設し、インデックスアーム8を45度および9
0度の角変位を切換えて駆動するようにしてもよく、そ
うすれば、2種類のワークWの加工を行なうことが可能
となる。
C.発明の効果 以上のように本発明装置は、パレットに対するワークの
取付けおよび取外しを行なうための取付け・取外し位置
と該取付け・取外し位置から水平方向に一定距離だけ離
間して設定されるとともに工作機械でのワーク加工位置
に対応する高さを有する姿勢変換位置との間で円弧状に
形成されて固定配置される左右一対の姿勢変換用ガイド
レールと、パレットをその背部から支持可能であって前
記両姿勢変換用ガイドレールに沿って移動可能な支持台
と、前記両姿勢変換用ガイドレール間で水平に敷設され
る走行用ガイドレールと、該走行用ガイドレールに沿っ
て走行可能な走行ブロックと、走行ブロックの走行に伴
って前記支持台を両姿勢変換用ガイドレールに沿って移
動させるべく走行ブロックおよび支持台間を連結する連
結アームとを備えるので、走行ブロックを倉庫用ガトレ
ールに沿って走行させることにより支持台を円弧状の姿
勢変換用ガイドレールに沿って移動させることができ、
その支持台の1モーションの移動により、支持台に支持
されているパレットを、水平姿勢と鉛直姿勢との間で姿
勢変換することができるとともに、工作機械での加工位
置に対応する高さまで高さ位置を変化させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は全体平
面図、第2図は第1図のII-II線断面図、第3図は第1
図のIII-III線拡大断面図、第4図は第3図のIV-IV線視
図、第5図は第3図の要部拡大縦断面図、第6図は第2
図のVI矢視拡大図、第7図は第6図のVII-VII線断面
図、第8図は第6図および第7図の右側から見た切欠側
面図、第9図は姿勢変換用ガイドレールの中間部を移動
中のパレットおよび支持台の側面図、第10図はパレッ
トの平面図、第11図は第10図のXI-XI線に沿うパレ
ットおよび支持台の縦断面図、第12図は支持台の平面
図、第13図は第7図のXIII-XIII線拡大断面図であ
る。 2……パレット姿勢変換装置、7……パレット、51…
…姿勢変換用ガイドレール、52……支持台、53……
走行用ガイドレール、54……走行ブロック、55……
連結アーム、59……水平ストッパ、60……鉛直スト
ッパ、62……駆動モータ、63……駆動スプロケッ
ト、64……従動スプロケット、65……チェーン、 M,M,M……工作機械、P……取付け・取外
し位置、P……姿勢変換装置、W……ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械(M,M,M)で加工すべ
    きワーク(W)を取付けるためのパレット(7)を、ワ
    ーク(W)を取付けるための姿勢である水平姿勢と工作
    機械(M,M,M)での加工姿勢に対応する鉛直
    姿勢との間で姿勢変換するためのパレット姿勢変換装置
    において、パレット(7)に対するワーク(W)の取付
    けおよび取外しを行なうための取付け・取外し位置(P
    )と該取付け・取外し位置(P)から水平方向に一
    定距離だけ離間して設定されるとともに工作機械
    (M,M,M)でのワーク加工位置に対応する高
    さを有する姿勢変換位置(P)との間で円弧状に形成
    されて固定配置される左右一対の姿勢変換用ガイドレー
    ル(51)と、パレット(7)をその背部から支持可能
    であって前記両姿勢変換用ガイドレール(51)に沿っ
    て移動可能な支持台(52)と、前記両姿勢変換用ガイ
    ドレール(51)間で水平に敷設される走行用ガイドレ
    ール(53)と、該走行用ガイドレール(53)に沿っ
    て走行可能な走行ブロック(54)と、走行ブロック
    (54)の走行に伴って前記支持台(52)を両姿勢変
    換用ガイドレール(51)に沿って移動させるべく走行
    ブロック(54)および支持台(52)間を連結する連
    結アーム(55)とを備えることを特徴とするパレット
    姿勢変換装置。
  2. 【請求項2】走行用ガイドレール(53)は左右一対か
    ら成り、両走行用ガイドレール(53)間には、駆動モ
    ータ(62)に連結される駆動スプロケット(63)と
    従動スプロケット(64)とに巻掛けられる無端状チェ
    ーン(65)が走行可能に配置され、該チェーン(6
    5)が走行ブロック(54)に係合されることを特徴と
    する第(1)項記載のパレット姿勢変換装置。
  3. 【請求項3】前記姿勢変換用ガイドレール(51)の姿
    勢変換位置(P)側の端部には、パレット(7)の鉛
    直姿勢ならびに工作機械(M,M,M)でのワー
    ク加工位置に対応する高さを規定すべく支持台(52)
    に当接可能な鉛直ストッパ(60)が配設され、姿勢変
    換用ガイドレール(51)の取付け・取外し位置
    (P)に対応する側の端部にはパレット(7)の水平
    姿勢を規定すべく支持台(52)に当接可能な水平スト
    ッパ(59)が配設されることを特徴とする第(1)項記
    載のパレット姿勢変換装置。
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