JPH06206583A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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JPH06206583A
JPH06206583A JP26172293A JP26172293A JPH06206583A JP H06206583 A JPH06206583 A JP H06206583A JP 26172293 A JP26172293 A JP 26172293A JP 26172293 A JP26172293 A JP 26172293A JP H06206583 A JPH06206583 A JP H06206583A
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賢助 築地
Hideki Yamaguchi
英輝 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、キャリヤに着脱自在に付設されて
自動二輪車の盗難を防止する装置付き自動二輪車の改良
に関するものである。 【構成】 キャリヤ22のベースプレート24には開口25が
設けられ、ベースプレート24の下面にU字状係止部材支
持突片28, 29、円筒状係止部材支持突片30, 31が突設さ
れ、これらU字状係止部材支持突片28, 29、円筒状係止
部材支持突片30,31にはそれぞれコ字状グロメット、リ
ング状グロメットが嵌装され、円筒状係止部材支持突片
31に隣接してストッパ34が突設され、盗難防止装置40
は、一方の係止部材たるU字状係止部材41と、他方の係
止部材たる円筒状係止部材46と、該円筒状係止部材46に
U字状係止部材41の両端を係合し両者を一体に結合する
施錠手段49とよりなり、施錠手段49にキーを挿入してキ
ーを回すと、施錠手段49は施錠または解錠されるように
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、係止部材の端部を相互
に係脱自在に結合して車体被繋留部と地上設置繋留部に
架渡した後、施錠を行って分離不能に結合することによ
り、盗難を防止する車両用盗難防止装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】二輪車等の盗難防止装置として、実公昭56
− 18547号公報に記載されたものがある。該公報に記載
されたものは、U字状に弯曲した一方の係止部材と、該
一方の係止部材の両端部を抜差自在に挿通する棒状の他
方の係止部材と、該両係止部材を係脱自在に結合して施
錠を行なう施錠手段とよりなり、盗難防止装置として利
用しない場合には、車体のメインフレーム上面に設けら
れた左右起立片に棒状係止部材を嵌挿するとともに、該
棒状係止部材に両端部が挿通されたU字状係止部材を前
記メインフレームと一体の支持片に係合支持させるよう
になっており、該メインフレームに前記U字状係止部材
および棒状係止部材を装着した状態では、これら両係止
部材は物品載置用のキャリヤの役を果すようになってい
た。
【0003】
【解決しようとする課題】前記キャリヤ兼用盗難防止装
置では、U字状係止部材と棒状係止部材とでキャリヤを
構成しているため、物品を安定して支持することが困難
であり、またキャリヤが、運転者の両足の間に位置して
いるメインフレーム上に側方に向い突出した状態で設け
られているため、運転者の足がキャリヤやその上の物品
に触れ易く、邪魔となって乗心地が良くなかった。
【0004】さらに盗難防止装置として利用しようとし
てU字状係止部材を地上設置繋留部と車体被繋留部とに
架渡してU字状係止部材と棒状係止部材とを相互に結合
して施錠を行なう際に、車体被繋留部として車輪リム
や、フレームに係止部材を係合させると、係止部材を結
合した状態で誤って車両を動かした場合に、係止部材で
車輪リムやフレームの表面が強く摩擦され、渡金や塗装
が剥がれ、外観が著しく損なわれる惧れがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用効果】本第1の
発明は、このような難点を克服した車両用盗難防止装置
の改良に係り係止部材の端部を相互に係脱自在に結合し
て車体被繋留部と地上設置繋留部とに架渡し、施錠を行
って分離不能に結合し盗難を防止する車両用盗難防止装
置において、前記係止部材の端部に錠止手段を設け、前
記係止部材端部を相互に結合錠止することにより前記係
止部材を車体外面機能部品の内方に係脱可能に装着した
ことを特徴とするものである。
【0006】本第1の発明は、前記したように構成され
ているので、駐車した場合には、前記車体外面機能部品
に装着された係止部材の錠止手段を解錠して、該係止部
材の端部を相互に分離し、該係止材を前記車体外面機能
部品から外してから、車体被繋留部と地上設置繋留部と
に跨って該係止部材架け渡し、旋錠を実行して、該係止
部材端部を分離不能に結合すれば、車両の盗難を未然に
防止することができる。
【0007】また第1の本発明では、盗難を防止した駐
車状態から車両を走行させようとする場合には、前記旋
錠手段を解錠して前記係止部材の端部を相互に分離し、
車体被繋留部と地上設置繋留部との結合を解いた後、前
記車体外面機能部品の表面の内方に位置して該車体外面
機能部品に前記係止部材を結合した状態で、前記係止部
材の端部を相互に結合するとともに前記旋錠手段に旋錠
を実行すれば、該係止部材を前記車体外面機能部品の外
面より外方へ突出させることなく、前記係止部材を車体
内方へ収納することができるため、特別な係止部材設置
スペースを必要としないのみならず、運転者や同乗者の
邪魔とならずに、前記盗難防止装置を携行することがで
きる。
【0008】さらに本第2の発明では、係止部材の端部
を相互に係脱自在に結合して車体被繋留部と地上設置繋
留部とに架渡し、旋錠を施して分離不能に結合し盗難を
防止する車両用盗難防止装置において、前記係止部材を
挿通することができる挿通孔を有し前記地上設置繋留部
に前記係止部材を介して繋留される車体側被繋留部材
を、自動二輪車または自動三輪車の車体外部に露出して
車体フレームに固着したため、前記車体側被繋留部材の
挿通孔と地上設置繋留部とに前記係止部材を挿通し、該
係止部材の端部を相互に結合し、旋錠を行なって分離不
能に結合した場合に、誤って車体を動かそうとして、前
記係止部材と車体側被繋留部材とに摩擦力が働いても、
車体には何等の傷が発生することがなく、外観を良好に
保持することができる。
【0009】
【実 施 例】以下、図1ないし図9に図示された本発
明の一実施例について説明する。自動二輪車1の車体2
は、図1に示されるように、ヘッドパイプ3の上部から
後方へ延びるメインフレーム4と、ヘッドパイプ3の下
部から斜後下方へ延びるダウンパイプ5と、該メインフ
レーム4の後端から斜後下方へ延びるセンタパイプ6
と、該ダウンパイプ5およびセンタパイプ6を相互に結
合するアンダパイプ7と、前記メインフレーム4の後端
から後方へ延びるシートレール8と、センタパイプ6お
よびシートレール8を相互に結合するバックステー9と
よりなっている。
【0010】また前記車体2のメインフレーム4、ダウ
ンパイプ5、センタパイプ6およびアンダパイプ7で囲
まれた空間内で、アンダパイプ7上にエンジン10が設置
され、エンジン10の出力軸(図示されず)の近傍にリヤ
フォーク11の前端が枢着され、リヤフォーク11の後端に
枢支された後車輪35にチェン12を介してエンジン10の動
力が伝達されるようになっている。
【0011】さらにメインフレーム4の上方に燃料タン
ク13が跨って設けられ、その後方にシート14が配設さ
れ、該シート14の両側下縁からサイドカバー15が垂設さ
れている。
【0012】さらにまた図5に図示されるように、左右
シートレール8にブラケット16, 17がそれぞれ一体に固
着され、該ブラケット16, 17にシート14が着脱自在に装
着されるようになっている。
【0013】またシートレール8の後方延長方向にリヤ
カウル支持パイプ18が一体に固定され、該リヤカウル支
持パイプ18にブラケット19が一体に固着され、これらブ
ラケット16, 17, 19にリヤカウル20と左右一対のキャリ
ヤステー21とが一体に取付けられている。さらに薄鋼板
をプレス成形で形成した車体外面機能部品たるキャリヤ
22は、左右一対のキャリヤステー21にネジ23により着脱
自在に装着されるようになっている。
【0014】さらにまたキャリヤ22のベースプレート24
には開口25が形成されるとともに、キャリヤ22の周壁26
の後部には切欠き27が形成され、ベースプレート24の下
面にU字状係止部材支持突片28, 29および円筒状係止部
材支持突片30, 31が突設され、U字状係止部材支持突片
28の外側部は欠除され、これらU字状係止部材支持突片
28、29および円筒状係止部材支持突片30, 31にはそれぞ
れコ字状グロメット32、リング状グロメット33、リング
状グロメット33、リング状グロメット33がそれぞれ嵌装
され、円筒状係止部材支持突片30に隣接してストッパ34
が突設されている。
【0015】しかして盗難防止装置40の係止部材は、U
字状係止部材41と円筒状係止部材46とよりなり、該円筒
状係止部材46の先端側孔47、基端側孔48に、U字状係止
部材41の一側片42、他側片43を結合し、円筒状係止部材
46に設けられた施錠手段49にキー50を挿入してキー50を
回すことにより、施錠手段49は施錠または解錠されるよ
うになっている。
【0016】またセンタパイプ6とバックステー9で狭
まる空間内に車体側被繋留部材51の挿通孔52が位置した
状態で、車体側被繋留部材51の両側弯曲基片53でもって
バックステー9を挟み、両側弯曲基片53を貫通したボル
ト54の先端にナット55を螺合緊締することにより、車体
側被繋留部材51をバックステー9に固着する。なお挿通
孔52にグロメット56が嵌着されている。
【0017】図1ないし図9に図示の実施例は前記した
ように構成されているので、盗難防止装置40をキャリヤ
22に取付けるには、U字状係止部材41の一側片42および
他側片43をU字状係止部材支持突片28のコ字状グロメッ
ト32およびU字状係止部材支持突片29のリング状グロメ
ット33にそれぞれ挿通し、円筒状係止部材46を円筒状係
止部材支持突片30,31のリング状グロメット33に貫通し
た後、U字状係止部材41の一側片42をやや内方へ曲げて
その先端折曲部44を円筒状係止部材46の先端側孔47に係
合してから、U字状係止部材41の他側片43の基端くびれ
部45を円筒状係止部材46の基端側孔48に係合し、施錠手
段49にキー50を挿入して、キー50を一方へ回すと、施錠
手段49は旋錠されて、U字状係止部材41と円筒状係止部
材46とは分離不能に結合される。またキャリヤ22に取付
けられた盗難防止装置40を外すには、前記した順序と逆
の順序の作業を実行すればよい。
【0018】次に自動二輪車1の盗難を防止するには、
図4に図示するように、キャリヤ22より盗難防止装置40
を取外した後、U字状係止部材41の一側片42を自動二輪
車1の車体側被繋留部材51の挿通孔52を通すとともにバ
ックステー9を跨らせ、地面57から上方へ突出した地上
設置繋留部58をU字状係止部材41の一側片42と他側片43
とで挟み、U字状係止部材41の先端折曲部44と基端くび
れ部45とを円筒状係止部材46の先端側孔47と基端側孔48
とにそれぞれ係合し、施錠手段49にキー50を挿入し、キ
ー50を回して施錠手段49を旋錠すればよい。
【0019】このように本実施例においては、盗難防止
装置40を利用しない場合には、盗難防止装置40はキャリ
ヤ22の下方空間内に収納されるので、キャリヤキャリヤ
22に物品を載置するのに邪魔にならないのみならず、利
用者の運転にも邪魔にならない。
【0020】また盗難防止装置40を利用して地上設置繋
留部58に自動二輪車1を繋留した状態では、たとえ自動
二輪車1が倒れ、または誤って自動二輪車1を移動させ
ようとしても、盗難防止装置40のU字状係止部材41は自
動二輪車1の車体2の表面に直接触れることなく、車体
側被繋留部材51の挿通孔52に係合し、大きな摩擦力が車
体側被繋留部材51と挿通孔52の両側弯曲基片53とに働い
て、自動二輪車1の車体2の表面に働かないで、自動二
輪車1の車体2の表面が損傷することがなく、外観と耐
久性が損なわれることを未然に防止することができる。
【0021】図1ないし図9に図示された実施例では、
キャリヤ22はパネル状であったが、図10ないし図11に図
示するように、フレーム状のフレーム状キャリヤ60にも
本発明を適用することができる。
【0022】図10ないし図11に図示の実施例では、フレ
ーム状キャリヤ60の左側立上り部片61, 62の内側にU字
状係止部材支持突片64, 65を突設するとともにフレーム
状キャリヤ60の右側前部立上り部片63に円筒状係止部材
支持突片66を突設しており、U字状係止部材支持突片6
4, 65に盗難防止装置40のU字状係止部材41の他側片43
を嵌挿するとともに、円筒状係止部材支持突片66に円筒
状係止部材46の先端部を嵌挿し、U字状係止部材41の先
端折曲部44および基端くびれ部45を円筒状係止部材46の
先端側孔47および基端側孔48にそれぞれ係合し、施錠手
段49にキー50を挿入し、キー50を回して施錠手段49を旋
錠するようになっている。
【0023】図10ないし図11に図示の実施例でも、盗難
防止装置40はフレーム状キャリヤ60の支持面の下方に取
付けられているので、フレーム状キャリヤ60への荷物の
載置に邪魔とならず、しかも盗難防止装置40をフレーム
状キャリヤ60から脱落させないように保持することがで
きる。
【0024】また図12ないし図14に図示するように、キ
ャリヤ70とリヤカウル71の頂面72との間の空間に後部か
ら前方に向って盗難防止装置40に装入し、シート73の後
端下面より突出した係止突片74をU字状係止部材41に係
合させるようにしてもよく、図12ないし図14に図示の実
施例でも、シート73を車体75に固定し、または車体75よ
り外すことによって、盗難防止装置40を取付け、取外す
ことができる。
【0025】さらにまた図15ないし図18に図示するよう
に、パネル状キャリヤ80において、U字状凹部81の一側
部のみ連結部85を残してプレス成形によりパネル状キャ
リヤ80を形成し、U字状凹部81の直線部分82における連
結部85に近い一端83の深さを深くすれば、盗難防止装置
40のU字状係止部材41の他側片43をU字状凹部81の左側
部分84と連結部85との間に挿入し、U字状係止部材41と
円筒状係止部材46とを相互に係合した後、図18に図示す
るように、円筒状係止部材46の右端部を上げた状態で、
施錠手段49にキー50を挿入し、キー50を回して旋錠して
もよく、同実施例においても、パネル状キャリヤ80の上
面に盗難防止装置40が突出していないので、前記実施例
と同様な効果を奏することができる。
【0026】しかも図19ないし図20に図示するように、
エンジンカバー91を車体外面機能部品としたオフロード
自動二輪車90にも、本発明を適用することができる。
【0027】図19ないし図20に図示の実施例では、エン
ジンカバー91の上方に位置してダウンチューブ92の前面
にブラケット93を一体に装着するとともに、エンジンカ
バー91の内面に支持突片94を一体に装着し、ブラケット
93に円筒状係止部材46を貫通させるとともに、支持突片
94にU字状係止部材41を係合させ、かつU字状係止部材
41と円筒状係止部材46とを相互に一体に結合錠止させる
ようにしてもよい。
【0028】図1ないし図20に図示の実施例では、盗難
防止装置40の円筒状係止部材46を車体巾方向に指向させ
て、キャリヤ22, 60, 70, 80およびエンジンカバー91等
の車体外面機能部品に盗難防止装置40を装着したが、図
21ないし図24に図示するように、盗難防止装置40の円筒
状係止部材46を車体前後方向に向けて盗難防止装置40を
キャリヤ100 に装着してもよい。
【0029】フェンダーサポート101 は図示されない自
動二輪車車体2のシートレール8の後端に一体に取付け
られるとともに、キャリヤ100 を支持するキャリヤブラ
ケット102 もシートレール8の後端に一体に取付けら
れ、キャリヤブラケット102 の取付部102aを上方から下
方へ貫通したボルト103 の外周にラバーブッシュ104 が
嵌合されるとともに、該ラバーブッシュ104 はリヤフェ
ンダー105 の水平部分105aの孔に嵌装され、該キャリヤ
ブラケット102 の取付部102a、ラバーブッシュ104 、リ
ヤフェンダーサポート支持部101aを貫通したボルト103
の下端にナット106 が螺着されている。
【0030】またキャリヤブラケット102 上にキャリヤ
100 が載置され、6本のボルトナット107 でもってキャ
リヤ100 はキャリヤブラケット102 に一体に固着されて
いる。
【0031】さらにキャリヤ100 の両側壁108 の前部と
後部とに孔109 と筒状間隙部110 とが形成されるととも
に、左右の孔109 を結ぶ線上でグロメット嵌装部111 が
形成され、該グロメット嵌装部111 にグロメット112 が
嵌合されている。
【0032】さらにキャリヤ100 の左側壁108 におい
て、筒状間隙部110 より前方に位置して、ガタ付き防止
バンド113 の基部114 が取付けられ、その下方にキャリ
ヤブラケット102 より突起116 が突設され、後記するよ
うに、キャリヤ100 に嵌着された盗難防止装置40の円筒
状係止部材46をガタ付き防止バンド113 が巻回保持して
円筒状係止部材46のガタ付きを防止するようになってい
る。
【0033】図21ないし図24に図示の実施例は前記した
ように構成されているので、盗難防止装置40をキャリヤ
100 に装着するには下記に説明するような作業を行えば
よい。
【0034】盗難防止装置40の円筒状係止部材46に設け
られている施錠手段49が前方に位置した状態で、円筒状
係止部材46をキャリヤ100 の左側壁108 に添接し、U字
状係止部材41の他側片43を右側からキャリヤ100 の孔10
9 およびグロメット112 に挿入するとともに、U字状係
止部材41の一側片42をキャリヤ100 の筒状間隙部110に
挿入し、他側片43の基端くびれ部45を円筒状係止部材46
の基端側孔48に係合するとともに、一側片42の先端折曲
部44を円筒状係止部材46の先端側孔47に係合し、施錠手
段49にキー50を挿入してキー50を回せばよい。そしてガ
タ付き防止バンド113 を上方から盗難防止装置40の円筒
状係止部材46に巻付けてから先端孔部115 をキャリヤ10
0 の突起116 に係合させればよい。
【0035】このように、盗難防止装置40のU字状係止
部材41では、他側片43がキャリヤ100 に設けられたグロ
メット嵌装部111 のグロメット112 に嵌合保持されると
ともに、一側片42がキャリヤ100 の筒状間隙部110 に嵌
合され、かつ円筒状係止部材46がガタ付き防止バンド11
3 で巻付け保持されるため、盗難防止装置40はガタなく
確実に装着される。
【0036】また前記したと逆の作業を実行すれば、盗
難防止装置40をキャリヤ100 から取外すことができ、図
1ないし図9に図示の実施例と同様な作業で、地上設置
繋留部58に自動二輪車1を取外し不能に繋留することが
できる。
【0037】さらに図1ないし図24に図示の実施例で
は、盗難防止装置40はU字状係止部材41と円筒状係止部
材46とよりなっているが、図示されないチェンの外周を
軟質合成樹脂筒で被覆し、該チェンの両端部を係脱自在
に結合するとともに錠止する錠止手段を設けたものを用
いてもよい。
【0038】
【発明の効果】このように本第1の発明によれば、車体
被繋留部と地上設置繋留部とに架渡されて盗難を防止す
る係止部材を、走行時には、車体外面機能部品の内方に
装着したため、該係止部材を自由に携行できるのみなら
ず、該係止部材が外方へ突出を抑えることができ、車体
外面機能部品の機能を損なうことなく、また物品載置と
か走行等に対し邪魔とならず、さらに外観が良好に保持
される。
【0039】また、第2の発明によれば前記車体側被繋
留部材の挿通孔と地上設置繋留部とに前記係止部材を挿
通し、該係止部材の端部を相互に結合し、旋錠を行なっ
て分離不能に結合した場合に、誤って車体を動かそうと
して、前記係止部材と車体側被繋留部材とに摩擦力が働
いても、車体には何等の傷が発生することがなく、外観
を良好に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用盗難防止装置を備えた自動二輪
車の側面図である。
【図2】図1の要部拡大側面図である。
【図3】図2のIII −III 線にそって截断した横断面図
である。
【図4】図1の自動二輪車を地上設置繋留部に繋留した
状態を示す要部拡大側面図である。
【図5】図1の車両用盗難防止装置の一実施例を図示し
た要部側面図である。
【図6】図5の要部拡大平面図である。
【図7】図5のVII −VII 線に沿って截断した縦断平面
図である。
【図8】図6のVIII−VIII線に沿って截断した縦断側面
図である。
【図9】図6のIX−IX線に沿って截断した横断背面図で
ある。
【図10】本発明の他の実施例の要部側面図である。
【図11】図10の要部拡大斜視図である。
【図12】本発明のさらに他の実施例の要部縦断側面図
である。
【図13】図12のXIII−XIII線に沿って截断した横断背
面図である。
【図14】図12のXIV −XIV 線に沿って截断した縦断平
面図である。
【図15】さらに他の実施例の要部側面図である。
【図16】図15の平面図である。
【図17】図16のXVII−XVII線に沿って截断した横断背
面図である。
【図18】図16のXVIII −XVIII 線に沿って截断した横
断背面図である。
【図19】本発明のさらに他の実施例の側面図である。
【図20】図19の要部拡大斜視図である。
【図21】本発明のさらに別個実施例の要部側面図であ
る。
【図22】図21の平面図である。
【図23】図22においてキャリヤを取外した状態の平面
図である。
【図24】図22のY−Y断面図である。
【符号の説明】
1…自動二輪車、2…車体、3…ヘッドパイプ、4…メ
インフレーム、5…ダウンパイプ、6…センタパイプ、
7…アンダパイプ、8…シートレール、9…バックステ
ー、10…エンジン、11…リヤフォーク、12…チェン、13
…燃料タンク、14…シート、15…サイドカバー、16, 17
…ブラケット、18…リヤカウル支持パイプ、19…ブラケ
ット、20…リヤカウル、21…キャリヤステー、22…キャ
リヤ、23…ネジ、24…ベースプレート、25…開口、26…
周壁、27…切欠き、28, 29…U字状係止部材支持突片、
30, 31…円筒状係止部材支持突片、32…コ字状グロメッ
ト、33…リング状グロメット、34…ストッパ、35…後車
輪、40…盗難防止装置、41…U字状係止部材、42…一側
片、43…他側片、44…先端折曲部、45…基端くびれ部、
46…円筒状係止部材、47…先端側孔、48…基端側孔、49
…施錠手段、50…キー、51…車体側被繋留部材、52…挿
通孔、53…両側弯曲基片、54…ボルト、55…ナット、56
…グロメット、57…地面、58…地上設置繋留部、60…フ
レーム状キャリヤ、61, 62…左側立上り部片、63…右側
前部立上り部片、64, 65…U字状係止部材支持突片、66
…円筒状係止部材支持突片、70…キャリヤ、71…リヤカ
ウル、72…頂面、73…シート、74…係止突片、75…車
体、80…パネル状キャリヤ、81…U字状凹部、82…直線
部分、83…一端、84…左側部分、85…連結部、90…オフ
ロード自動二輪車、91…エンジンカバー、92…ダウンチ
ューブ、93…ブラケット、94…支持突片、100 …キャリ
ヤ、101 …フェンダーサポート、102 …キャリヤブラケ
ット、103 …ボルト、104 …ラバーブッシュ、105 …リ
ヤフェンダー、106 …ナット、107a…ボルト、107b…ナ
ット、108 …側壁、109 …孔、110 …筒状間隙部、111
…グロメット嵌装部、112 …グロメット、113 …ガタ付
き防止バンド、114 …基部、115 …先端孔部、116 …突
起。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係止部材の端部を相互に係脱自在に結合
    して車体被繋留部と地上設置繋留部とに架渡し、施錠を
    行って分離不能に結合し盗難を防止する車両用盗難防止
    装置において、前記係止部材の端部に錠止手段を設け、
    前記係止部材端部を相互に結合錠止することにより前記
    係止部材を車体外面機能部品の内方に係脱保持可能に装
    着したことを特徴とする車両用盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車体外面機能部品は、車
    体に固着された荷物載置用キャリヤ部材であることを特
    徴とする車両用盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車体外面機能部品は、自
    動二輪車のエンジンの前方を覆うエンジンカバーである
    ことを特徴とする車両用盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車体外面機能部品は、車
    両のシートであることを特徴とする車両用盗難防止装
    置。
  5. 【請求項5】請求項2記載のキャリヤ部材は、キャリヤ
    本体と、該キャリヤ本体の上面に載置され、上面に荷物
    載置面を有するベースプレートとからなり、該ベースプ
    レートに前記係止部材を係脱可能に装着したことを特徴
    とする車両用盗難防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のベースプレートは、キャ
    リヤ部体と別体にかつ着脱可能に構成されたことを特徴
    とする車両用盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の錠止部材を車体の前後方
    向に向けて請求項2記載の係止部材を請求項2記載の荷
    物載置用キャリヤ部材に装着し、車両は自動二輪車であ
    ることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  8. 【請求項8】 係止部材の端部を相互に係脱自在に結合
    して車体被繋留部と地上設置繋留部とに架渡し、旋錠を
    施して分離不能に結合し盗難を防止する車両用盗難防止
    装置において、前記係止部材を挿通することができる挿
    通孔を有し前記地上設置繋留部に前記係止部材を介して
    繋留される車体側被繋留部材を、自動二輪車または自動
    三輪車の車体外部に露出して車体フレームに固着したこ
    とを特徴とする車両用盗難防止車体側被繋留部材。
  9. 【請求項9】 前記請求項8記載の車体側被繋留部材の
    挿通孔を、前記車体フレームの車体中心寄空間に配置し
    たことを特徴とする車両用盗難防止車体側被繋留部材。
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