JP3526473B2 - 盗難防止装置を備える自動二輪車 - Google Patents
盗難防止装置を備える自動二輪車Info
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- JP3526473B2 JP3526473B2 JP15155094A JP15155094A JP3526473B2 JP 3526473 B2 JP3526473 B2 JP 3526473B2 JP 15155094 A JP15155094 A JP 15155094A JP 15155094 A JP15155094 A JP 15155094A JP 3526473 B2 JP3526473 B2 JP 3526473B2
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- Japan
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- motorcycle
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62H—CYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
- B62H5/00—Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles
- B62H2005/008—Arrangements or adaptations for supporting U-locks on cycles
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、盗難防止装置を備え
る自動二輪車に関するものである。
る自動二輪車に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動二輪車には、例えばロック本体とキ
ー部材とからなる盗難防止装置を備えたものがある。運
転者は、停車時に自動二輪車が盗まれないように、盗難
防止装置のロック本体により車輪や車体フレーム等の車
体の一部を、柱等の固定物に連結し、このロック本体を
キー部材によりロックして固定することがある。
ー部材とからなる盗難防止装置を備えたものがある。運
転者は、停車時に自動二輪車が盗まれないように、盗難
防止装置のロック本体により車輪や車体フレーム等の車
体の一部を、柱等の固定物に連結し、このロック本体を
キー部材によりロックして固定することがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、盗難防止装
置はいつでも使用できるように、自動二輪車に収納して
置くと都合が良い。このため、自動二輪車に備えられる
既存の収納部、例えばタンデムシートに設けられる収納
部等に収納することが考えられるが、ロック本体が、例
えば鋼材をＵ字状に曲げて形成され、この両端部をロッ
ク部材により連結してロックするようなものでは、折り
畳むことができないため、小物入れ等の収納スペースが
制限される。
置はいつでも使用できるように、自動二輪車に収納して
置くと都合が良い。このため、自動二輪車に備えられる
既存の収納部、例えばタンデムシートに設けられる収納
部等に収納することが考えられるが、ロック本体が、例
えば鋼材をＵ字状に曲げて形成され、この両端部をロッ
ク部材により連結してロックするようなものでは、折り
畳むことができないため、小物入れ等の収納スペースが
制限される。
【０００４】この発明はかかる実状に鑑みなされたもの
で、既存の収納部や部品等の配置スペースを確保しなが
ら盗難防止装置を着脱可能に収納することができる盗難
防止装置を備える自動二輪車を提供することを目的とし
ている。
で、既存の収納部や部品等の配置スペースを確保しなが
ら盗難防止装置を着脱可能に収納することができる盗難
防止装置を備える自動二輪車を提供することを目的とし
ている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明は、以下のように構成した。請求項１記載
の発明は、左右一対のシートレールに固定され、その間
を掛け渡す取付ブラケットと、前記取付ブラケットに形
成された、前記ロック本体の左右の足部を挿通する取付
孔と、前記マットガードに形成され、前記ロック本体の
屈曲部が上方から係合する保持部と、前記保持部に係合
されたロック本体を、前記保持部の両側に跨るように保
持するバンドとを有し、前記ロック本体の左右の足部を
前記取付孔に挿通し、前記屈曲部を保持部に係合し、前
記バンドにより保持し、前記ロック本体を、前記マッド
ガードとシートとの間に着脱可能に収納することを特徴
としている。
に、この発明は、以下のように構成した。請求項１記載
の発明は、左右一対のシートレールに固定され、その間
を掛け渡す取付ブラケットと、前記取付ブラケットに形
成された、前記ロック本体の左右の足部を挿通する取付
孔と、前記マットガードに形成され、前記ロック本体の
屈曲部が上方から係合する保持部と、前記保持部に係合
されたロック本体を、前記保持部の両側に跨るように保
持するバンドとを有し、前記ロック本体の左右の足部を
前記取付孔に挿通し、前記屈曲部を保持部に係合し、前
記バンドにより保持し、前記ロック本体を、前記マッド
ガードとシートとの間に着脱可能に収納することを特徴
としている。
【０００６】請求項２記載の発明は、メインフレーム、
ダウンチーブ及びリヤフレームで囲まれる空間に搭載さ
れたエンジンと、前記ダウンチューブに沿うように前傾
した前記エンジンの気筒と、前記気筒の後方の、前記メ
インフレームの下側に固定され、車体幅方向にロック本
体を挿入する筒体とを有し、前記ロック本体を前記筒体
に挿入し、他方側から前記筒体より突出するロック本体
の足部を前記キー部材でロックし、前記盗難防止装置
を、エンジンとヘッドパイプから後方に伸びるメインフ
レームとの間に着脱可能に収納することを特徴としてい
る。
ダウンチーブ及びリヤフレームで囲まれる空間に搭載さ
れたエンジンと、前記ダウンチューブに沿うように前傾
した前記エンジンの気筒と、前記気筒の後方の、前記メ
インフレームの下側に固定され、車体幅方向にロック本
体を挿入する筒体とを有し、前記ロック本体を前記筒体
に挿入し、他方側から前記筒体より突出するロック本体
の足部を前記キー部材でロックし、前記盗難防止装置
を、エンジンとヘッドパイプから後方に伸びるメインフ
レームとの間に着脱可能に収納することを特徴としてい
る。
【０００７】請求項３記載の発明は、左右一対のシート
レールから下方に向けて配設したロック本体を保持する
ホルダと、サイドカバーの左右両側に前記ホルダに対応
する位置に形成された凹部と、前記凹部に形成された孔
部とを有し、前記ロック本体の足部を、前記サイドカバ
ーの一方に形成された前記孔部を通して前記ホルダに挿
着し、前記サイドカバーの他方に形成された前記孔部か
ら突出させ、前記ロック本体の屈曲部を前記サイドカバ
ーの一方に形成された前記凹部に位置させ、前記ロック
本体を、シート下方を覆う前記サイドカバーの一方側か
らシートとマッドガードとの間に挿着し、前記サイドカ
バーの他方側から前記ロック本体を前記キー部材により
ロックして着脱可能に収納することを特徴としている。
レールから下方に向けて配設したロック本体を保持する
ホルダと、サイドカバーの左右両側に前記ホルダに対応
する位置に形成された凹部と、前記凹部に形成された孔
部とを有し、前記ロック本体の足部を、前記サイドカバ
ーの一方に形成された前記孔部を通して前記ホルダに挿
着し、前記サイドカバーの他方に形成された前記孔部か
ら突出させ、前記ロック本体の屈曲部を前記サイドカバ
ーの一方に形成された前記凹部に位置させ、前記ロック
本体を、シート下方を覆う前記サイドカバーの一方側か
らシートとマッドガードとの間に挿着し、前記サイドカ
バーの他方側から前記ロック本体を前記キー部材により
ロックして着脱可能に収納することを特徴としている。
【０００８】
【作用】請求項１記載の発明では、盗難防止装置がマッ
ドガードとシートとの間の空間を利用して収納され、既
存の小物入れ等の収納部のスペースを確保しながら、盗
難防止装置を着脱可能に収納している。
ドガードとシートとの間の空間を利用して収納され、既
存の小物入れ等の収納部のスペースを確保しながら、盗
難防止装置を着脱可能に収納している。
【０００９】請求項２記載の発明では、盗難防止装置が
エンジンとメインフレームとの間の空間を利用して収納
され、吸気系等のエンジン部品の配置スペースを確保し
ながら、盗難防止装置を着脱可能に収納している。ま
た、シートやカバー等を外さずに、外部から盗難防止装
置を簡単に着脱することができ、取扱が容易である。
エンジンとメインフレームとの間の空間を利用して収納
され、吸気系等のエンジン部品の配置スペースを確保し
ながら、盗難防止装置を着脱可能に収納している。ま
た、シートやカバー等を外さずに、外部から盗難防止装
置を簡単に着脱することができ、取扱が容易である。
【００１０】請求項３記載の発明では、盗難防止装置の
ロック本体を、シート下方を覆うサイドカバーの一方側
からシートとマッドガードとの間の空間を利用して挿着
し、サイドカバーの他方側からロック本体をキー部材に
よりロックし、バッテリ等の部品の配置スペースを確保
しながら、盗難防止装置を着脱可能に収納している。ま
た、シートやカバー等を外さずに、外部から盗難防止装
置を簡単に着脱することができ、取扱が容易である。
ロック本体を、シート下方を覆うサイドカバーの一方側
からシートとマッドガードとの間の空間を利用して挿着
し、サイドカバーの他方側からロック本体をキー部材に
よりロックし、バッテリ等の部品の配置スペースを確保
しながら、盗難防止装置を着脱可能に収納している。ま
た、シートやカバー等を外さずに、外部から盗難防止装
置を簡単に着脱することができ、取扱が容易である。
【００１１】
【実施例】以下、この発明の盗難防止装置を備える自動
二輪車を図面に基づいて詳細に説明する。
二輪車を図面に基づいて詳細に説明する。
【００１２】図１乃至図３は盗難防止装置を備える自動
二輪車の第１実施例を示し、図１は自動二輪車の側面
図、図２は要部の側面図、図３は要部の平面図である。
二輪車の第１実施例を示し、図１は自動二輪車の側面
図、図２は要部の側面図、図３は要部の平面図である。
【００１３】自動二輪車の車体フレーム１を構成するハ
ッドパイプ２には、フロントフォーク３が設けられ、こ
のフロントフィーク３の下部に前輪４が支持され、上部
にはハンドル５が取り付けられている。ヘッドパイプ２
の上部から後方に左右一対のメインフレーム６が伸び、
また下部から下後方に左右一対のダウンチューブ７が伸
びており、このメインフレーム６とダウンチューブ７は
リヤフレーム８を介して連結されている。
ッドパイプ２には、フロントフォーク３が設けられ、こ
のフロントフィーク３の下部に前輪４が支持され、上部
にはハンドル５が取り付けられている。ヘッドパイプ２
の上部から後方に左右一対のメインフレーム６が伸び、
また下部から下後方に左右一対のダウンチューブ７が伸
びており、このメインフレーム６とダウンチューブ７は
リヤフレーム８を介して連結されている。
【００１４】左右一対のメインフレーム６の後方には、
それぞれシートレール９が接続され、このシートレール
９はリヤフレーム８に接続されたバックステー１０で支
持されている。リヤフレーム８にはピボット軸１１を介
してリヤアーム１２が上下に揺動可能に支持され、この
リヤアーム１２には後輪１３が設けられている。リヤア
ーム１２はリンク機構１４を介してリヤフレーム８に支
持され、このリンク機構１４と、支持ブラケット１５と
の間にはリヤクッション１６が設けられている。支持ブ
ラケット１５はメインフレーム６とバックステー１０と
の間に連結されている。
それぞれシートレール９が接続され、このシートレール
９はリヤフレーム８に接続されたバックステー１０で支
持されている。リヤフレーム８にはピボット軸１１を介
してリヤアーム１２が上下に揺動可能に支持され、この
リヤアーム１２には後輪１３が設けられている。リヤア
ーム１２はリンク機構１４を介してリヤフレーム８に支
持され、このリンク機構１４と、支持ブラケット１５と
の間にはリヤクッション１６が設けられている。支持ブ
ラケット１５はメインフレーム６とバックステー１０と
の間に連結されている。
【００１５】車体フレーム１を構成するハッドパイプ
２、メインフレーム６、ダウンチューブ７及びリヤフレ
ーム８で囲まれる空間にエンジン１７が搭載されてい
る。エンジン１７の気筒１８はダウンチューブ７に沿う
ように前傾しており、気筒１８の前側から排気管１９が
ダウンチューブ７に沿って後方に伸び、排気管１９に接
続したマフラ２０が後輪１３の両側に位置している。
２、メインフレーム６、ダウンチューブ７及びリヤフレ
ーム８で囲まれる空間にエンジン１７が搭載されてい
る。エンジン１７の気筒１８はダウンチューブ７に沿う
ように前傾しており、気筒１８の前側から排気管１９が
ダウンチューブ７に沿って後方に伸び、排気管１９に接
続したマフラ２０が後輪１３の両側に位置している。
【００１６】エンジン１７の気筒１８の後側に吸気管２
１が接続され、吸気管２１に接続した気化器２２はメン
フレーム６の間に位置している。気化器２２に接続され
たエアクリーナ２３は燃料タンク２４の下方位置に配置
され、この燃料タンク２４はメインフレーム６上に配置
されている。
１が接続され、吸気管２１に接続した気化器２２はメン
フレーム６の間に位置している。気化器２２に接続され
たエアクリーナ２３は燃料タンク２４の下方位置に配置
され、この燃料タンク２４はメインフレーム６上に配置
されている。
【００１７】燃料タンク２４の後方にはシート２５が配
置され、このシート２５はシートレール９に着脱可能に
設けられている。メインフレーム６の後方には、シート
レール９及びバックステー１０との間に側面視で三角形
の空間が形成されている。このシートレール９及びバッ
クステー１０には、後輪１３の上部を覆うマッドガード
２６が取り付けられている。また、シート２５の下方周
囲にはサイドカバー２７がマッドガード２６を覆うよう
に取り付けられている。
置され、このシート２５はシートレール９に着脱可能に
設けられている。メインフレーム６の後方には、シート
レール９及びバックステー１０との間に側面視で三角形
の空間が形成されている。このシートレール９及びバッ
クステー１０には、後輪１３の上部を覆うマッドガード
２６が取り付けられている。また、シート２５の下方周
囲にはサイドカバー２７がマッドガード２６を覆うよう
に取り付けられている。
【００１８】シート２５とマッドガード２６の間には、
盗難防止装置Ａが収納されている。この盗難防止装置Ａ
は、ロック本体２８とキー部材２９とからなり、それぞ
れシート２５とマッドガード２６との間に着脱可能に収
納されている。ロック本体２８は鋼材をＵ字状に屈曲し
て形成され、このロック本体２８により車体の一部を固
定物に連結し、ロック本体２８の左右の足部２８ａにキ
ー部材２９を装着してロックして固定し、自動二輪車の
盗難を防止する。
盗難防止装置Ａが収納されている。この盗難防止装置Ａ
は、ロック本体２８とキー部材２９とからなり、それぞ
れシート２５とマッドガード２６との間に着脱可能に収
納されている。ロック本体２８は鋼材をＵ字状に屈曲し
て形成され、このロック本体２８により車体の一部を固
定物に連結し、ロック本体２８の左右の足部２８ａにキ
ー部材２９を装着してロックして固定し、自動二輪車の
盗難を防止する。
【００１９】ロック本体２８は、その左右の足部２８ａ
を、左右一対のシートレール９にボルト３０で締付固定
された取付ブラケット３１の取付孔３１ａに挿通する。
この取付ブラケット３１は左右一対のシートレール９間
に掛け渡されており、シートレール９の剛性を向上させ
ている。
を、左右一対のシートレール９にボルト３０で締付固定
された取付ブラケット３１の取付孔３１ａに挿通する。
この取付ブラケット３１は左右一対のシートレール９間
に掛け渡されており、シートレール９の剛性を向上させ
ている。
【００２０】一方、ロック本体２８の屈曲部２８ｂは、
マッドガード２６に一体形成された保持部３２に上方か
ら係合し、さらに屈曲部２８ｂのマッドガード２６に一
体形成された保持部３３に同様に上方から係合する。保
持部３３に係合されたロック本体２８は、保持部３３の
両側に跨がるように設けたバンド３４によって保持さ
れ、バンド３４によって簡単に着脱可能になっている。
このように、ロック本体２８をバンド３４によって固定
して動くことがないようにしており、走行時に踊った
り、ガタついたりすることが防止される。
マッドガード２６に一体形成された保持部３２に上方か
ら係合し、さらに屈曲部２８ｂのマッドガード２６に一
体形成された保持部３３に同様に上方から係合する。保
持部３３に係合されたロック本体２８は、保持部３３の
両側に跨がるように設けたバンド３４によって保持さ
れ、バンド３４によって簡単に着脱可能になっている。
このように、ロック本体２８をバンド３４によって固定
して動くことがないようにしており、走行時に踊った
り、ガタついたりすることが防止される。
【００２１】ロック本体２８の前側には、マッドガード
２６にバッテリ３５が配置され、このバッテリ３５がメ
インフレーム６の後方に近接してバックステー１０とシ
ートレール９の間の空間を利用して配置されている。
２６にバッテリ３５が配置され、このバッテリ３５がメ
インフレーム６の後方に近接してバックステー１０とシ
ートレール９の間の空間を利用して配置されている。
【００２２】一方、キー部材２９は、マッドガード２６
の後部に一体に形成された保持部３６に係合され、この
キー部材２９は幅方向に一体に形成された一対のリブ６
０によって位置決めされている。保持部３６に係合され
たキー部材２９は、保持部３６に設けたバンド３７によ
って保持され、バンド３７によって簡単に着脱可能にな
っている。キー部材２９も同様にバンド３７によって固
定して動くことがないようにしており、走行時に踊った
り、ガタついたりすることが防止される。
の後部に一体に形成された保持部３６に係合され、この
キー部材２９は幅方向に一体に形成された一対のリブ６
０によって位置決めされている。保持部３６に係合され
たキー部材２９は、保持部３６に設けたバンド３７によ
って保持され、バンド３７によって簡単に着脱可能にな
っている。キー部材２９も同様にバンド３７によって固
定して動くことがないようにしており、走行時に踊った
り、ガタついたりすることが防止される。
【００２３】このように、盗難防止装置Ａのロック本体
２８は、側面視においてシートレール９に重なるように
沿わせて、しかも前下がり状態で収納されているため、
シート２５を高くしたり、マッドガード２６を低くした
りすることなく配置することができる。また、ロック本
体２８が前下がり状態で収納されているため、特にライ
ダーが座る位置でのシートクッションの厚さの確保が容
易である。
２８は、側面視においてシートレール９に重なるように
沿わせて、しかも前下がり状態で収納されているため、
シート２５を高くしたり、マッドガード２６を低くした
りすることなく配置することができる。また、ロック本
体２８が前下がり状態で収納されているため、特にライ
ダーが座る位置でのシートクッションの厚さの確保が容
易である。
【００２４】また、マッドガード２６の後部は、下方に
向けて低くなっており、この後部にキー部材２９が収納
されているために、キー部材２９の収納によってシート
２５を高くすることなく収納することができる。このよ
うに、盗難防止装置Ａのロック本体２８及びキー部材２
９はマッドガード２６とシート２５との間の空間を利用
して収納され、マッドガード２６やシート２５と干渉す
ることなく、しかも既存の小物入れ等の収納部のスペー
スを確保しながら、盗難防止装置Ａを着脱可能に収納す
ることができる。
向けて低くなっており、この後部にキー部材２９が収納
されているために、キー部材２９の収納によってシート
２５を高くすることなく収納することができる。このよ
うに、盗難防止装置Ａのロック本体２８及びキー部材２
９はマッドガード２６とシート２５との間の空間を利用
して収納され、マッドガード２６やシート２５と干渉す
ることなく、しかも既存の小物入れ等の収納部のスペー
スを確保しながら、盗難防止装置Ａを着脱可能に収納す
ることができる。
【００２５】さらに、上方からはシート２５、下方から
はマッドガード２６により覆われているため、盗難防止
装置Ａが雨水、路上からはね上がる泥により汚されるこ
とがない。また、盗難防止装置Ａのロック本体２８は車
体中心よりに配置されており、このロック本体２８の配
置によってマスの集中化が可能になる。
はマッドガード２６により覆われているため、盗難防止
装置Ａが雨水、路上からはね上がる泥により汚されるこ
とがない。また、盗難防止装置Ａのロック本体２８は車
体中心よりに配置されており、このロック本体２８の配
置によってマスの集中化が可能になる。
【００２６】次に、 図４及び図５は盗難防止装置を備
える自動二輪車の第２実施例を示し、図４は要部の側面
図、図５は要部の平面図である。この実施例では、図１
乃至図３と同じ符号を付した部材は同様に構成されるか
ら説明を省略する。
える自動二輪車の第２実施例を示し、図４は要部の側面
図、図５は要部の平面図である。この実施例では、図１
乃至図３と同じ符号を付した部材は同様に構成されるか
ら説明を省略する。
【００２７】エンジン１７と、メインフレーム６との間
には空間が形成されており、この空間の位置には、左右
のメインフレーム６の下側にそれぞれブラケット４０が
溶接して設けられ、このブラケット４０に筒体４１が車
体幅方向に取り付けられている。車体の一方側から盗難
防止装置Ａのロック本体２８は、その足部２８ａから筒
体４１に挿着し、他方側から筒体４１より突出するロッ
ク本体２８の足部２８ａをキー部材２９でロックして着
脱可能に収納される。
には空間が形成されており、この空間の位置には、左右
のメインフレーム６の下側にそれぞれブラケット４０が
溶接して設けられ、このブラケット４０に筒体４１が車
体幅方向に取り付けられている。車体の一方側から盗難
防止装置Ａのロック本体２８は、その足部２８ａから筒
体４１に挿着し、他方側から筒体４１より突出するロッ
ク本体２８の足部２８ａをキー部材２９でロックして着
脱可能に収納される。
【００２８】このように、盗難防止装置Ａがエンジン１
７とメインフレーム６との間の空間を利用して収納して
おり、吸気系等のエンジン部品の配置スペースを確保し
ながら、盗難防止装置Ａを着脱可能に収納する。また、
シートやカバー等を外さずに、外部から盗難防止装置Ａ
を簡単に着脱することができ、取扱が容易である。
７とメインフレーム６との間の空間を利用して収納して
おり、吸気系等のエンジン部品の配置スペースを確保し
ながら、盗難防止装置Ａを着脱可能に収納する。また、
シートやカバー等を外さずに、外部から盗難防止装置Ａ
を簡単に着脱することができ、取扱が容易である。
【００２９】次に、図６乃至図８は盗難防止装置を備え
る自動二輪車の第３実施例を示し、図６は自動二輪車の
側面図、図７は自動二輪車の平面図、図８は図６のVIII
−VIII線に沿う断面図である。この実施例でも、図１乃
至図３と同じ符号を付した部材は同様に構成されるから
説明を省略する。
る自動二輪車の第３実施例を示し、図６は自動二輪車の
側面図、図７は自動二輪車の平面図、図８は図６のVIII
−VIII線に沿う断面図である。この実施例でも、図１乃
至図３と同じ符号を付した部材は同様に構成されるから
説明を省略する。
【００３０】シート２５と、マッドガード２６との間に
は空間が形成されており、この空間の位置に左右一対の
シートレール９からホルダ５０が下方に向けて設けられ
ている。このホルダ５０に対応してサイドカバー２７に
凹部２７ａが形成され、この凹部２７ａに孔部２７ｂが
形成されている。
は空間が形成されており、この空間の位置に左右一対の
シートレール９からホルダ５０が下方に向けて設けられ
ている。このホルダ５０に対応してサイドカバー２７に
凹部２７ａが形成され、この凹部２７ａに孔部２７ｂが
形成されている。
【００３１】車体の一方側から盗難防止装置Ａのロック
本体２８が、その足部２８ａ側からサイドカバー２７の
凹部２７ａの孔部２７ｂを通してホルダ５０に挿着し、
他方側のサイドカバー２７の凹部２７ａの孔部２７ｂか
ら突出するロック本体２８の足部２８ａをキー部材２９
でロックして着脱可能に収納している。
本体２８が、その足部２８ａ側からサイドカバー２７の
凹部２７ａの孔部２７ｂを通してホルダ５０に挿着し、
他方側のサイドカバー２７の凹部２７ａの孔部２７ｂか
ら突出するロック本体２８の足部２８ａをキー部材２９
でロックして着脱可能に収納している。
【００３２】このように、盗難防止装置Ａがエンジン１
７とメインフレーム６との間の空間を利用して収納さ
れ、吸気系等のエンジン部品の配置スペースを確保しな
がら、盗難防止装置Ａを収納することができる。また、
シートやカバー等を外さずに、外部から盗難防止装置Ａ
を簡単に着脱することができ、取扱が容易である。
７とメインフレーム６との間の空間を利用して収納さ
れ、吸気系等のエンジン部品の配置スペースを確保しな
がら、盗難防止装置Ａを収納することができる。また、
シートやカバー等を外さずに、外部から盗難防止装置Ａ
を簡単に着脱することができ、取扱が容易である。
【００３３】さらに、ロック本体２８の屈曲部２８ｂが
サイドカバー２７の凹部２７ａに位置しており、この屈
曲部２８ｂを運転者が持ってスタンドを立てることがで
き、ロック本体２８がハンドルスタンディングとしても
用いることができる。
サイドカバー２７の凹部２７ａに位置しており、この屈
曲部２８ｂを運転者が持ってスタンドを立てることがで
き、ロック本体２８がハンドルスタンディングとしても
用いることができる。
【００３４】
【発明の効果】前記のように、請求項１記載の発明は、
盗難防止装置をマッドガードとシートとの間の空間を利
用して収納したから、既存の小物入れ等の収納部のスペ
ースを確保しながら、盗難防止装置を着脱可能に収納し
ている。
盗難防止装置をマッドガードとシートとの間の空間を利
用して収納したから、既存の小物入れ等の収納部のスペ
ースを確保しながら、盗難防止装置を着脱可能に収納し
ている。
【００３５】請求項２記載の発明は、盗難防止装置をエ
ンジンとメインフレームとの間の空間を利用して収納し
たから、吸気系等のエンジン部品の配置スペースを確保
しながら、盗難防止装置を着脱可能に収納している。ま
た、シートやカバー等を外さずに、外部から盗難防止装
置を簡単に着脱することができ、取扱が容易である。
ンジンとメインフレームとの間の空間を利用して収納し
たから、吸気系等のエンジン部品の配置スペースを確保
しながら、盗難防止装置を着脱可能に収納している。ま
た、シートやカバー等を外さずに、外部から盗難防止装
置を簡単に着脱することができ、取扱が容易である。
【００３６】請求項３記載の発明は、盗難防止装置のロ
ック本体を、シート下方を覆うサイドカバーの一方側か
らシートとマッドガードとの間の空間を利用して挿着
し、サイドカバーの他方側からロック本体をキー部材に
よりロックするから、バッテリ等の部品の配置スペース
を確保しながら、盗難防止装置を着脱可能に収納してい
る。また、シートやカバー等を外さずに、外部から盗難
防止装置を簡単に着脱することができ、取扱が容易であ
る。
ック本体を、シート下方を覆うサイドカバーの一方側か
らシートとマッドガードとの間の空間を利用して挿着
し、サイドカバーの他方側からロック本体をキー部材に
よりロックするから、バッテリ等の部品の配置スペース
を確保しながら、盗難防止装置を着脱可能に収納してい
る。また、シートやカバー等を外さずに、外部から盗難
防止装置を簡単に着脱することができ、取扱が容易であ
る。
【図１】自動二輪車の側面図である。
【図２】要部の側面図である。
【図３】要部の平面図である。
【図４】要部の側面図である。
【図５】要部の平面図である。
【図６】自動二輪車の側面図である。
【図７】自動二輪車の平面図である。
【図８】図６のVIII−VIII線に沿う断面図である。
２５ シート
２６ マッドガード
２８ ロック本体
２９ キー部材
Ａ 盗難防止装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平７−89472（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−115473（ＪＰ，Ａ)
特開 昭56−154372（ＪＰ，Ａ)
特開 昭56−120464（ＪＰ，Ａ)
特開 昭56−8771（ＪＰ，Ａ)
実開 平７−23691（ＪＰ，Ｕ)
実開 平５−86780（ＪＰ，Ｕ)
実開 平３−63481（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭61−16871（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭55−176884（ＪＰ，Ｕ)
実開 平３−63482（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭59−31578（ＪＰ，Ｕ)
欧州特許出願公開492742（ＥＰ，Ａ
１)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B62J 11/00
B62H 5/16
B62J 9/00
E05B 71/00
Claims (3)
- 【請求項１】ロック本体とキー部材とからなり、前記ロ
ック本体により車体の一部を固定物に連結し、前記ロッ
ク本体を前記キー部材によりロックして固定する盗難防
止装置を備える自動二輪車において、左右一対のシートレールに固定され、その間を掛け渡す
取付ブラケットと、 前記取付ブラケットに形成された、前記ロック本体の左
右の足部を挿通する取付孔と、 前記マットガードに形成され、前記ロック本体の屈曲部
が上方から係合する保持部と、 前記保持部に係合されたロック本体を、前記保持部の両
側に跨るように保持するバンドとを有し、 前記ロック本体の左右の足部を前記取付孔に挿通し、前
記屈曲部を保持部に係合し、前記バンドにより保持し、 前記ロック本体 を、前記マッドガードとシートとの間に
着脱可能に収納することを特徴とする盗難防止装置を備
える自動二輪車。 - 【請求項２】ロック本体とキー部材とからなり、前記ロ
ック本体により車体の一部を固定物に連結し、前記ロッ
ク本体を前記キー部材によりロックして固定する盗難防
止装置を備える自動二輪車において、メインフレーム、ダウンチーブ及びリヤフレームで囲ま
れる空間に搭載されたエンジンと、 前記ダウンチューブに沿うように前傾した前記エンジン
の気筒と、 前記気筒の後方の、前記メインフレームの下側に固定さ
れ、車体幅方向にロック本体を挿入する筒体とを有し、 前記ロック本体を前記筒体に挿入し、他方側から前記筒
体より突出するロック本体の足部を前記キー部材でロッ
クし、 前記盗難防止装置を、エンジンとヘッドパイプから後方
に伸びるメインフレームとの間に着脱可能に収納するこ
とを特徴とする盗難防止装置を備える自動二輪車。 - 【請求項３】ロック本体とキー部材とからなり、前記ロ
ック本体により車体の一部を固定物に連結し、前記ロッ
ク本体を前記キー部材によりロックして固定する盗難防
止装置を備える自動二輪車において、左右一対のシートレールから下方に向けて配設したロッ
ク本体を保持するホルダと、 サイドカバーの左右両側に前記ホルダに対応する位置に
形成された凹部と、 前記凹部に形成された孔部とを有し、 前記ロック本体の足部を、前記サイドカバーの一方に形
成された前記孔部を通して前記ホルダに挿着し、前記サ
イドカバーの他方に形成された前記孔部から突出させ、 前記ロック本体の屈曲部を前記サイドカバーの一方に形
成された前記凹部に位置させ、 前記ロック本体 を、シート下方を覆う前記サイドカバー
の一方側からシートとマッドガードとの間に挿着し、前
記サイドカバーの他方側から前記ロック本体を前記キー
部材によりロックして着脱可能に収納することを特徴と
する盗難防止装置を備える自動二輪車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15155094A JP3526473B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 盗難防止装置を備える自動二輪車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15155094A JP3526473B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 盗難防止装置を備える自動二輪車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07329847A JPH07329847A (ja) | 1995-12-19 |
| JP3526473B2 true JP3526473B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=15520977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15155094A Expired - Fee Related JP3526473B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 盗難防止装置を備える自動二輪車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3526473B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4244303B2 (ja) | 2003-06-09 | 2009-03-25 | 本田技研工業株式会社 | 車両における盗難防止用ｕ字状ロック具の収納支持構造 |
| EP1640256B1 (en) | 2003-07-01 | 2010-10-27 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Motorcycle |
| CN104627293B (zh) * | 2013-11-15 | 2017-06-06 | 雅马哈发动机株式会社 | 电动摩托车 |
| JP6383622B2 (ja) * | 2014-09-25 | 2018-08-29 | 川崎重工業株式会社 | 鞍乗型車両のロック器具の収納構造 |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP15155094A patent/JP3526473B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07329847A (ja) | 1995-12-19 |
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