JPH06206580A - 車両のフロア構造及びフロア幅変更方法 - Google Patents

車両のフロア構造及びフロア幅変更方法

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JPH06206580A
JPH06206580A JP1964493A JP1964493A JPH06206580A JP H06206580 A JPH06206580 A JP H06206580A JP 1964493 A JP1964493 A JP 1964493A JP 1964493 A JP1964493 A JP 1964493A JP H06206580 A JPH06206580 A JP H06206580A
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JP
Japan
Prior art keywords
floor
vehicle
members
width
longitudinal frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP1964493A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Masuda
年男 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH06206580A publication Critical patent/JPH06206580A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロアの幅を、車幅の狭い車両にも車幅の広
い車両にも適応するよう容易に変更設定できるようにす
ることで、効率の良い部品共用をはかると共に、助手席
側のみフロア幅を広げて助手席2名乗車の6名乗車車両
へのアレンジも可能とする。 【構成】 フロア1を、トンネル部材2と左右のフロア
部材3,4と左右の縦通フレーム部材5とで構成し、ト
ンネル部材2の左右の裾部に沿って固着される左右の縦
通フレーム部材5の断面内にて、縦通フレーム部材5に
対するフロア部材3,4の内側縁部のラップ代を変化さ
せることにより、サイドシル6や縦通フレーム部材5の
断面形状を変えることなく、左右のフロア幅をそれぞれ
Lの範囲で変更設定できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のフロアの幅を車種
によって広げたり狭めたりできる構造及びその方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、従来の車両のフロア
aは中央部にセンタトンネル部bを有する形状に一体に
構成されるのが普通であり(例えば実開昭61−186
686号公報参照)、その左右両側端縁を左右のサイド
シルcに接合固着され、センタトンネル部bの両側の平
面部下面には縦通フレームdが接合固着された構造とな
っているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、車格,クラスや
サイズ,排気量,スペックなど従来のスケールにとらわ
れないコンセプトの車が現れ、一般に認知されるように
なってきており、これに対応する上で柔軟に共通パーツ
を活かしながら開発を進めていくことが必要な状況とな
っている。このような状況下において、上記のような従
来の一体型のフロアでは、このフロアを車幅の異なる車
のフロアとして共用することは極めて困難であり、新た
に幅の異なるフロアを製作するか、又はサイドシルの断
面形状を変えることにより対応するといった方策を採ら
ざるを得ないという課題を有している。
【0004】本発明は上記のような従来の課題に対処す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、フロアを、ト
ンネル部材と左右のフロア部材と左右の縦通フレーム部
材とで構成し、トンネル部材の左右の裾部に沿って上記
左右の縦通フレーム部材を接合固着し、上記縦通フレー
ム部材に対するフロア部材内側縁部のラップ代を該縦通
フレーム部材の断面内で変化させ、左右のフロア部材の
トンネル部材との固着部を変化させることにより、フロ
ア幅を変更設定できるようにしたことを特徴とするもの
である。
【0006】
【作用】上記により、サイドシル等の周辺構造に影響を
与えることなくフロア幅を変えることができ、車幅の小
さい車両にも車幅の大きい車両にも容易に適応でき、又
例えば助手席側のフロアのみ幅を広げて助手席2名乗車
の6名乗車車両にアレンジすることも可能となり、効率
の良いボディベースの共用化をはかることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図1,2を参照して説
明する。
【0008】図1において、1は車両のフロアで、該フ
ロア1は、ほぼ山形断面形状をなすトンネル部材2と、
左側(助手席側)フロア部材3と、右側(運転席側)フ
ロア部材4と、左右の縦通フレーム部材5,5とにより
構成される。6は左右のサイドシルである。
【0009】上記左右のフロア部材3,4は、その外側
端縁部にサイドシル6の内側面に接合固着される外側フ
ランジ部31,41を有し、中央側端縁部には下向きの
折曲部32,42と該折曲部32,42先端の内側フラ
ンジ部33,43とをもった構造に形成される。
【0010】縦通フレーム部材5は、外側端縁部に外側
フランジ51を有し該外側フランジ51から下方へ垂下
しその下端からフロア部材3,4のフロア面部と平行な
水平面部52へとつながり該水平面部52の内側端縁か
ら上向きにせり上がりその上端に内側フランジ53を有
する断面形状に構成される。
【0011】そして、左右の縦通フレーム部材5の水平
面部52上に内側フランジ部33,43がそれぞれ接合
するように左右のフロア部材3,4を左右の縦通フレー
ム部材5の外側フランジ51上に載せ、上記水平面部5
2とそれに接合している内側フランジ部33,43とを
スポット溶接にて固着し、外側フランジ51とフロア部
材3,4との接合部の上にトンネル部材2の左右の端縁
部を重ねて、これらをスポット溶接にて固着し、左右の
縦通フレーム部材5の内側フランジ53をトンネル部材
2の左右の縦壁部の裏面に接合してこれをスポット溶接
にて固着することにより、中央部にセンタトンネル部を
もち該センタトンネル部の左右の裾部に沿う閉断面の縦
通フレームをもったフロア1が形成されるものである。
【0012】上記において、図1(B)に示すように、
縦通フレーム部材5の水平面部52の車幅方向長さは、
左右のフロア部材3,4の内側フランジ部33,43の
車幅方向長さより充分長く設定されており、内側フラン
ジ部33,43を縦通フレーム部材5の水平面部52の
最も中央側に接合固着した場合と最も外側に寄せて接合
固着した場合とで、片側のフロア部材でLだけ車幅方向
の寸法を変えることができ、縦通フレーム部材に対する
左右のフロア部材のラップ代を変化させることで最高2
×Lの範囲にてフロア1の幅を任意に選択設定すること
ができる。
【0013】図2は、本発明におけるフロア幅の設定例
を示すもので、(A)は左右の縦通フレーム部材5に対
するフロア部材3,4のラップ代を最大としたものを示
しており、車幅の小なる一般車(例えば5ナンバーの車
種)に適用する場合を示している。(B)は左右の縦通
フレーム部材5に対するフロア部材3,4のラップ代を
最小としたもので、車幅の大なる車両(例えば3ナンバ
ーの車種)に適用する場合を示している。(C)は縦通
フレーム部材5に対する右側(運転席側)フロア部材4
のラップ代を最大とし縦通フレーム部材5に対する左側
(助手席側)フロア部材3のラップ代を最小とすること
により、運転席側のフロア幅に対し助手席側のフロア幅
を大きくすることで、結果的に車体中心線に対してセン
タトンネル部を運転席側にオフセットさせた形とし、こ
れにより助手席側に2名乗車が可能な6名乗車の車両に
アレンジした場合を示している。
【0014】上記のようにフロア幅を運転席側及び助手
席側共に又は別々に変更設定することができ、車幅の異
なる車種に容易に適応できるばかりか、必要に応じ車体
中心線に対しセンタトンネル部をオフセットさせること
も可能であり、極めて適応範囲の広い有用な部品共用を
可能とするものである。
【0015】更に、どのようなフロア幅変更を行なって
も、サイドシル6の断面形状及び縦通フレームの断面形
状は変わらず、これらの断面形状を衝突時(特に斜め衝
突や出合いがしらの衝突)の安全上有効な衝突エネルギ
吸収をはかり得るよう設定しておくことにより、車幅が
変わっても常に安全対策上最も好ましいフレームワーク
を維持することができるものである。
【0016】尚、上記実施例では左右のフロア部材共に
左右の縦通フレーム部材に対しラップ代を変更してフロ
ア幅を変更できるようにした例を示しているが、左右何
れか一方例えば運転席側のフロア部材4はフロア幅の変
更ができないようトンネル部材2と一体又は一体的に構
成し、他方即ち助手席側フロア部材3のみを上記実施例
と同様に左側の縦通フレーム部材5に対しラップ代を変
えることによりフロア幅を変更可能とする構造としても
良い。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、トンネル
部材,左右のフロア部材及び左右の縦通フレーム部材の
組合せにて、衝突エネルギ吸収フレームワークをベース
とした車幅変更或は車両コンセプトに合わせたスペース
レイアウトの自由な選択が可能となり、併せてサイドシ
ル等の周辺構造への影響が殆どなく、極めて信頼性の高
い車両構造を得ることができ、効率の良いボディベース
の共用化,それに伴うコストダウンをはかることができ
るもので、実用上多大の効果をもたらし得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、(A)はフロア
の断面斜視図、(B)は(A)の要部縦断正面図であ
る。
【図2】本発明による車幅変更例を示す縦断正面図で、
(A)は車幅の小さい車両に適用する場合、(B)は車
幅の大きい車両に適用する場合、(C)は運転席側のフ
ロア幅に対し助手席側のフロア幅を大きくして助手席側
を2名乗車とする車両に適用する場合をそれぞれ示して
いる。
【図3】従来の車両用フロアの一例を示す断面斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 フロア 2 トンネル部材 3 左側(助手席側)フロア部材 4 右側(運転席側)フロア部材 5 縦通フレーム部材 6 サイドシル 31 外側フランジ部 32 下向き折曲部 33 内側フランジ部 41 外側フランジ部 42 下向き折曲部 43 内側フランジ部 51 外側フランジ 52 水平面部 53 内側フランジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアを、ほぼ山形断面をなすトンネル
    部材と、内側縁部を該トンネル部材の左右側縁部にそれ
    ぞれ接合固着される左右のフロア部材と、該トンネル部
    材の左右の裾部に沿って接合固着される左右の縦通フレ
    ーム部材とから構成し、左右の縦通フレーム部材に対す
    る左右のフロア部材の内側縁部のラップ代を変化させる
    ことにより、左右のフロア幅を左右の縦通フレーム部材
    の断面内にて変更設定できるようにしたことを特徴とす
    る車両のフロア構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両のフロア構造にお
    いて、左右のフロア部材のうち運転席側のフロア部材は
    トンネル部材と一体又は一体的に構成されてフロア幅変
    更を不可とし、助手席側のフロア部材の内側縁部のみ縦
    通フレーム部材に対しその断面内でラップ代を変化させ
    てフロア幅を変更設定できるようにしたことを特徴とす
    る車両のフロア構造
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載したフロア構造を
    用いて、フロアの幅を変更設定することを特徴とする車
    両のフロア幅変更方法。
JP1964493A 1993-01-12 1993-01-12 車両のフロア構造及びフロア幅変更方法 Pending JPH06206580A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6908145B2 (en) * 2003-02-10 2005-06-21 Ford Global Technologies, Llc Vehicle passenger compartment components and manufacturing process for making the same
US9505439B2 (en) 2015-04-15 2016-11-29 Ford Global Technologies, Llc Variable width platform vehicle body structure and method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6908145B2 (en) * 2003-02-10 2005-06-21 Ford Global Technologies, Llc Vehicle passenger compartment components and manufacturing process for making the same
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