JPH06206045A - 缶胴溶接シームにコーティングを施す方法と装置 - Google Patents

缶胴溶接シームにコーティングを施す方法と装置

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JPH06206045A
JPH06206045A JP5114531A JP11453193A JPH06206045A JP H06206045 A JPH06206045 A JP H06206045A JP 5114531 A JP5114531 A JP 5114531A JP 11453193 A JP11453193 A JP 11453193A JP H06206045 A JPH06206045 A JP H06206045A
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coating
coating material
unit
seam
welded
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JP5114531A
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Inventor
Aniello Alfonso D
ダニエル アルフォンス
Matthias Frei
フライ マティアス
Gideon Levy
レヴィ ギデオン
Hans-Juerg Nussbaumer
ヌスバウマー ハンス−ユルク
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Elpatronic AG
Original Assignee
Elpatronic AG
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D7/00Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials
    • B05D7/22Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials to internal surfaces, e.g. of tubes
    • B05D7/222Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials to internal surfaces, e.g. of tubes of pipes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C7/00Apparatus specially designed for applying liquid or other fluent material to the inside of hollow work

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 缶胴溶接シームにコーティング処理を施す方
法と装置を改良して、コーティング操作後の後処理工程
を少なくとも大幅に削減できるようにし、或いは後処理
区を最小限の数メートルに短縮できるようにする。 【構成】 単一成分又は多成分から成るコーティング材
料を、完全にコーティングした後に短時間で少なくとも
固相化させて、その他の処理なしに完全硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーティング処理中に
流動するコーティング材料を使用して、缶胴、金属パネ
ル、燃料タンク及びその他の板金部品又は金属部品の溶
接シームをコーティングする方法と該方法を実施するた
めのコーティング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属パネルは、異なった合金の単個部品
及び/又は異なった肉厚の単個部品から、種々異なった
材料特性の区分を有する1つの新たなパネルを形成する
ために互いに溶接される。このように複合されて成る新
たな金属パネルに、次いで深絞り加工が施されると、寸
法全体にわたって(種々異なった材料特性に基づいて)
変化する所定の特性を有する立体構造が生じる。このよ
うにして自動車産業界では例えば、衝突事故時に所定の
特性を示すような支持体が製造され、従って該支持体
は、クラッシュゾーンを所望のように構成するための基
礎となる。
【0003】自動車用の燃料タンクは、例えば深絞りさ
れて互いに上下に重ね合わされた半部を縁部域に沿って
溶接することによって形成される。容易に予測できたこ
とであるが今日の技術趨勢は、溶接シームを同一平面内
では延在させず、むしろ、組込み時に空間事情を完全に
活用できるようにするために三次元で延在させる方向を
取りつつある。
【0004】従来技術おいて周知の理由から、新たな要
求を満たすために異なった金属部品が互いに溶接され
る。
【0005】これらすべての例に共通のことは、特にロ
ーラシーム溶接による溶接工程ののち溶接シームは、場
合によってはスラグによって幾分防護されることがある
が、さもなければ全く防護されない場合があり、従って
腐食発生率が高い。独自のコーティングが施されない場
合には大抵は、スラグを除去するために、製作されたば
かりの溶接シームにブラシ掛けを施して油を塗り込むだ
けで済ますことになっている。
【0006】そこで当該技術分野において提起されてい
る一般的な課題は、代替可能な経費で溶接シームにコー
ティングを施して該溶接シームを防護できるようなコー
ティング法とその実施装置を提供することである。
【0007】例えば金属缶又は缶詰用の缶のような金属
容器として加工するために使用される板金は、容器内室
を形成するために規定された方の側に先ずコーティング
塗被又はラッカー塗装を施される。次いで金属容器を成
形するために、該板金には例えば丸め成形加工また折り
曲げ成形加工が施される。このように丸め成形又は折り
曲げ成形された板金の各終端縁は互いに合わされて例え
ば缶溶接装置によって密接合されるが、その際、すでに
加工されていたコーティングは溶接時に溶融によって破
壊されて除去されるので、溶接シームもやはり被覆され
ず露出したままになる。これによって溶接シームの腐食
発生率が大になるので、該溶接操作に続いて適当な被膜
手段によって当該溶接シームには被覆加工又はコーティ
ング加工が施されねばならない。
【0008】例えば溶接装置の溶接アームに後置され
た、缶胴溶接シーム用の連続的なコーティング装置は公
知である。この場合、加工方向で見て溶接ヘッドの後方
で同一の加工アームに沿ってコーティング装置が配置さ
れており、該コーティング装置によって例えば湿式ラッ
カーの塗被によって又は粉末被覆によって缶胴シームに
はコーティング処理が施される。
【0009】この公知のコーティング装置は、溶接され
たばかりの缶胴を、毎分当り50mの平均速度と毎分当
り100mの高速度で移送し得るように設計されていな
ければならない。極く近い将来では毎分当り130mの
高速度範囲の実用化が予期され、更に高い速度もすでに
具体的な設計段階にある。このことは取りも直さず、缶
胴シームのコーティングのための処理時間毎秒当りコー
ティング装置が1〜2m以上の長さを有していなければ
ならないことを意味している。
【0010】例えば湿式ラッカーの使用は公知である。
下部領域においてラッカー浴内で走行するローラが、缶
胴の上部領域で溶接シーム部位に沿って移動するので、
下方でローラによって受取れられて連行されるラッカー
は上方で缶胴溶接シーム上に付着される。このコーティ
ング法の場合に生じる問題点は、装置に或る程度コスト
をかけてしか解決できないことである。ラッカー塗被の
ために要する所要スペースは比較的僅かではあるにして
も、これに対して、後続の乾燥区間は、いずれにしても
著しく大きな空間を必要とする。それというのは、塗被
されたばかりの湿式ラッカーは加熱区を通走する際に乾
燥されねばならないからである。約15秒以内に湿式ラ
ッカーを充分に乾燥させることが可能であるが、しかし
ながら、このためには15〜30mの長さの後処理区が
必要である。更にまた、環境汚染を惹起するほど多量の
溶剤を使用せねばならないので、これに関する特別の公
害防止対策が講じられねばならない。
【0011】コーティング材料として粉末を使用する場
合にも類似の条件が生じる。粉末は帯電されてコーティ
ング部位で缶胴溶接シームに静電塗装される。この場合
も、湿式コーティング加工の場合と同様に、装置に可成
りの経費をかけることを避けることはできない。粉末を
団塊化させないために静電塗装前及び静電塗装中に該粉
末は冷却した状態に維持されねばならない。更にまた粉
末は、缶胴溶接シーム上に粉末を正しく分布させるよう
に帯電されねばならない。全工程は、粉末の特殊な特性
に基づいて湿った雰囲気を必要とする。またこの場合も
優に20〜30mに及ぶ後処理区が必要である。それと
いうのは冷間状態で塗装された粉末は後処理区におい
て、該粉末が流展できるようにするために粉末の融点以
上に加熱されねばならないからである。粉末膜コーティ
ング法の別の欠点は、該粉末膜が比較的厚肉に成層され
ることであり、この欠点は、缶胴の生産個数が著しく大
量である場合は決定的なものとなる。2交替制で操業さ
れ毎分当り500個の缶胴を生産する製缶ラインは1日
当り500,000個以上を生産する。
【0012】全体的に見て、今日公知になっている缶胴
溶接シーム用コーティング装置に内在している欠点は、
該コーティング装置が特に塗被部位において構造が複雑
でコスト高でありかつ生産ラインにおいて所望されない
著しく長い後処理区を必要とすることである。そればか
りか著しく多量の有害な溶剤が使用され、或いは特に粉
末の場合には多量の原料が消費される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、缶胴溶接シームにコーティング処理を施す方法と装
置を改良して、コーティング操作後の後処理工程を少な
くとも大幅に削減できるようにし、或いは後処理区を数
メートルの最小限に短縮できるようにすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の方法上の手段は、単一成分又は多成分から成るコー
ティング材料を、完全にコーティングした後に短時間で
少なくとも固相化させて、その他の処理なしに完全硬化
させる点にある。
【0015】また前記課題を解決する本発明の装置上の
手段は、架台と駆動装置と制御装置と、金属パネル、燃
料タンク及び缶胴のような溶接すべき部品用の搬送装置
と、コーティング材料用の塗被ユニットとを備えた、缶
胴溶接シームのコーティング法を実施する装置におい
て、基本形状を有する半製品として構成されたコーティ
ング材料及び/又は固相又は非固相の成分から成るコー
ティング材料用の搬送装置並びに、前記コーティング材
料をコーティング処理に適した状態に調製・準備するた
めの調製ユニットが設けられており、該調製ユニット
が、缶胴溶接シームに到達する前記コーティング材料の
塗被部位の直ぐ手前に配置されている点にある。
【0016】更にまた、本発明の装置上の構成手段は請
求項15、請求項18又は請求項20に記載した通りで
ある。
【0017】なお念の為に付記しておくが、缶胴コーテ
ィング装置又は缶胴の溶接シームのコーティング処理に
ついてだけ以下に説明しているにすぎないが、これは記
述を簡略にするために他ならない。本発明が缶胴溶接シ
ームのコーティング処理に対する適用にのみ限定される
ものでないのは勿論のことである。
【0018】
【作用】本発明では、缶胴溶接シームに完全にコーティ
ング処理を施した後に短時間で少なくとも固相化するコ
ーティング材料を使用することによって、従来技術にお
いて必要とした後処理装置が省かれ、これによって、缶
胴溶接ラインを構想する場合の顕著な進歩性が得られ、
かつ、缶胴溶接シームに対して必要なコーティング装置
も著しく単純化される。コーティング層がひとたび固相
化すると、その最終的な完全硬化は、次の缶胴加工ステ
ーションへの途上で行なわれる。
【0019】請求項2又は3に実施態様として記載した
ようにコーティングのためにホットメルト又は熱溶融接
着剤を使用する場合には、設定した課題を解決するばか
りでなく、後処理区の必要が完全に無くなるという効果
が得られる。このようなホットメルト物質は、高熱溶融
剤又は熱溶融接着剤という名称でも公知であり、特に、
2つの部材を接着又は接合するために使用する接着技術
に基づいて公知である。特に自動車産業並びに繊維産業
及び包装産業では、このようなホットメルト材料は、多
種多様の適用材を接着するために使用される。
【0020】缶胴溶接シームに塗被されたホットメルト
材料は、急冷によって固相化される。それというのは、
金属製缶胴は溶接シーム区域から数秒以内に放熱するか
らである。冷却操作は無用であり、後処理の必要もなく
なる。
【0021】例えば塗被されたコーティング層の重合の
ために、差し当たって給熱又は徐冷を特示している場合
には、加熱区は最大限でも数メートルで充分であり、従
って該加熱区に要する経費は、従来技術の構造費とは比
較できないほど僅かである。
【0022】請求項3に記載した実施態様によって、塗
被部位における構造は著しく単純化される。それという
のは、コーティング材料が塗被部位の直前までは、加熱
されない初期のままの形で供給されるからである。多成
分コーテイグ材料の特にホットメルト材料又は個々の材
料は基本形状のまま問題なく搬送可能、ストック可能か
つ操作可能である。
【0023】この場合、設定された課題の解決ばかりで
なく、調製ユニットと塗被部位との間でラッカーの部分
的な硬化や泡立ち或いは粉末の団塊化を防止するために
構造上の手段を講じる必要がないという利点が得られ
る。例えばホットメルト材料を使用する場合、加熱され
たホースを経由して塗被部位へ当該材料を供給する必要
も同様になくなり、これによって、供給される材料中で
固相化が始まる危険も除かれる。従来は缶胴溶接シーム
用コーティング装置や缶胴溶接機における保守作業の場
合には特に、団塊化の危険及び硬化の危険が存在してい
た。それというのは調製ユニットと塗被部位との間に数
メートルの間隔が当然予測されねばならないからであ
る。
【0024】
【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説す
る。
【0025】なお図示の実施例は、缶胴溶接シームにコ
ーティングを施す装置である。しかし該装置を、金属パ
ネル又は自動車燃料タンクの溶接シームをコーティング
するために使用できるようにするためには、コーティン
グのための機構自体は全く又は僅かしか変更する必要が
ない。この場合の主たる変更点は、コーティングすべき
加工材のための搬送装置に関係しているにすぎない。こ
のような搬送装置は従来技術に基づいて公知である。ま
た、シーム溶接機に後置された後処理装置において、溶
接シームにブラシがけを施すことが公知であるが、該ブ
ラシがけステーションに代えて、本発明のコーティング
ステーションを採用することも可能である。
【0026】図1では、溶接機械1と、該溶接機械に結
合された缶胴コーティング装置2が概略的に図示されて
いる。
【0027】溶接機械1は溶接架台3、該溶接架台に配
置された丸め成形器4、溶接アーム5並びに溶接ローラ
電極6,7を有している。図面から判るように上部の溶
接ローラ電極6は垂直に可動の懸架機構に配置されてい
る。また符号8は溶接アーム5の懸架機構であり、符号
9は溶接すべき缶胴の両縦縁をガイドするためのZ形ガ
イドレールである。丁度丸め成形されたばかりの未だ両
縦縁を開いている缶胴10が前記丸め成形器4内に位置
している。溶接直前状態の缶胴11はZ形ガイドレール
9に沿って走行している。符号12は溶接操作中の缶胴
である。
【0028】缶胴コーティング装置2は、足部20上に
座着しているコーティング架台21を有し、該コーティ
ング架台は一方の端部22で前記溶接アーム5と固定的
に結合されている。コーティング架台21には、溶接済
み缶胴用の搬送装置23が配置されている。
【0029】前記搬送装置23は、溶接済み缶胴を移送
するためのコンベヤベルト24,25及び26を有して
いる。各コンベヤベルト24,25,26は、互いに平
行に配置されたツインコンベヤベルトとして構成されて
いるので、例えば溶接済み缶胴の頂点母線上に位置して
いる溶接シーム54は、各コンベヤベルト24,25,
26の、溶接シームの両側で夫々係合するベルトの中間
に位置している。
【0030】コンベヤベルト24,26では溶接済み缶
胴はただベルト上に載って移送されるだけであるが、コ
ンベヤベルト25では該溶接済み缶胴は、平行に循環す
る両ベルトに例えば磁力によって懸吊・保持した状態で
移送される。
【0031】またコーティング架台21には加熱装置2
8並びに加熱装置29が設けられており、後者の加熱装
置29は付加ヒータとして構成されている。両加熱装置
28,29は特に缶胴の溶接シーム54に対して作用す
る。
【0032】缶胴コーティング装置2の諸機構のための
駆動装置並びに制御装置は、図面を見易くするために省
かれている。該駆動装置及び制御装置は慣用の形式で構
成されており、かつコーティング架台21内に配置され
ている。
【0033】半製品として構成された線材状のコーティ
ング材料30はスプール31に巻上げられている。コー
ティング材料用の搬送装置35は線材状のコーティング
材料30のための遊転ガイドローラ36を有している。
更にまた該搬送装置35は、コーティング材料30用の
駆動ローラ37として構成された供給機構を有し、該供
給機構は搬送方向で見てコーティング材料の塗被ユニッ
ト40の手前に配置されている。塗被ユニット40内に
は、流動可能、つまり流展可能な状態にあるコーティン
グ材料のためのリザーバ42を有する調製ユニット41
が設けられている。噴射ヘッド43として構成された塗
被手段は、ポンプ(図示せず)を介してリザーバ42と
接続されている。
【0034】圧力センサ38として構成された圧力可変
室39が壁区分65を介してリザーバ42の容積並びに
コーティング装置2の制御装置と作用接続されており、
これによってリザーバ42内の圧力を所望の圧力範囲に
保つことが可能である。制御装置自体は操業に応じて噴
射ヘッド43の弁66と協働する。
【0035】図2には、図1に等しい構成の缶胴溶接シ
ーム用コーティング装置2が示されているが、この場合
の調製ユニット41は図1とは異なった構成を有してい
る。
【0036】該調整ユニット41は調製室44を有し、
該調製室内へ線材状のコーティング材料30が駆動ロー
ラ37によって直接送り込まれる。該調製室44内にお
いて、電気ヒータ、マイクロ波放熱器などとして構成さ
れた加熱装置45がコーティング材料に作用する。概略
的に図示したスクリュコンベヤ46は、コーティング材
料を所要圧で噴射ヘッド43内へ移送できるように構成
されている。
【0037】要するに前記スクリュコンベヤ46は、コ
ーティング材料を吐出するためのポンプして働く訳であ
る。多成分コーティング材料のための混合動作又は熱可
塑性プラスチックを含有したコーティング材料のための
溶融動作は調製室44内で行なわれる。従って混合動作
又は溶融動作の進捗度に応じて、或いは圧力上昇度に応
じてスクリュコンベヤのスクリュ直径及び/又は軸心体
自体の直径或いはスクリュのリードを変化させることが
可能である。
【0038】図3には、図1に示した缶胴コーティング
装置2が図示されているが、この場合もやはり調製ユニ
ット41は図1とは異なった構成を有している。
【0039】該調製ユニット41は、2本の塗被ローラ
50,51に巻掛けられて循環するエンドレスベルト5
2を有し、該エンドレスベルトは、溶接シームにコーテ
ィング材料を接触させる圧着装置60を形成している。
この場合前記塗被ローラ50は、駆動ローラとしてのロ
ーラ53と協働し、該ローラ53は線材状のコーティン
グ材料30を該ローラと塗被ローラ50との間を通して
エンドレスベルト52上へガイドする。前記ローラ53
と塗被ローラ50とによって線材状コーティング材料3
0に予備成形を同時に施すことが可能である。塗被ロー
ラ51は、搬送されていく溶接済み缶胴55に対してコ
ーティング材料30を圧着し、その際に缶胴自体は、塗
被ローラ51の圧力に対してバックアップローラ56に
よって支えられている。これによって線材状コーティン
グ材料30には断面成形が施される(図4)。
【0040】図4の横断面図では、共通の接触点部位に
おいて横断面されたバックアップローラ56と塗被ロー
ラ51が図示されている。また図4には溶接シーム5
7、成形された線材状のコーティング材料30及びエン
ドレスベルト52が示されている。
【0041】溶接された缶胴の両縦縁がオーバーラップ
しているために段部58が生じ、該段部はコーティング
材料30の堆積によって被覆されねばならない。それと
いうのは、材料流れ動作時に物理的な理由に基づいてコ
ーティング材料が段部58のエッジ59から側方へ流れ
去り、該段部を剥き出しにするからである。
【0042】次に本発明のコーティング装置の機能態様
を説明する。
【0043】溶接機械1の稼働時、缶胴10として丸め
成形すべき板金断裁片が丸め成形器4へ到来し、そこで
缶胴10として丸め成形される。その際、丸め成形され
たばかりの缶胴10は、遊転ガイドローラ36に沿って
走行する線材状コーティング材料30を取り囲む。図面
で図示を省いた缶胴搬送装置は、丸め成形されたばかり
の缶胴10を移送し、その際、図1において缶胴11と
して図示した缶胴の両縦縁がZ形ガイドレール9に沿っ
てガイドされつつ走行する。該缶胴11は溶接アーム5
の懸架機構8を通過し、かつ、溶接ローラ電極6,7に
よって溶接されて缶胴12を形成するまで、前記溶接ア
ーム5上を走行する。缶胴12は依然として前記コーテ
ィング材料30並びに溶接アーム5を内包しているが、
いまや溶接によって缶外周壁を形成する。
【0044】新たに溶接された缶胴12は溶接機械1か
ら押出され、かつ缶胴コーティング装置2のコンベヤベ
ルト24によって受取られる。缶胴12の両縦縁はシー
ム溶接によってすでに閉鎖されているので、缶壁に対し
て、つまり缶溶接シームに対しても内側から作用するす
べての機構はコーティング架台21の領域内に位置して
いなければならない。該コーティング架台の端部22は
溶接アーム5と固定的に結合されている。缶胴12がコ
ンベヤベルト25を介して走行する間、該缶胴は加熱装
置28によって保熱される。このことは実質的に、溶接
工程から冷却していく溶接シームを昇温状態に保つこと
を意味している。次いで缶胴12はコンベヤベルト26
によって受取られ、該コンベヤベルト26は塗被ユニッ
ト40に沿って缶胴を通過・移送する。調製ユニット4
1において今やコーティング材料は、缶胴溶接シームを
コーティングするために次のように準備・調製される。
すなわち:コーティング材料30は原形のままの半製品
として、リール31から繰り出されて搬送装置35の遊
転ガイドローラ36及び駆動ローラ37を介して調製ユ
ニット41へ少なくとも部分的に引き出される。この原
形のままの状態にあるコーティング材料30の、この搬
送操作はきわめて簡単であり、装置構成上の余剰経費を
必要とすることはない。保守作業のために缶胴溶接シー
ム用コーティング装置2を溶接アーム5から分離せねば
ならないような場合、線材状のコーティング材料は簡単
に切断することができる。缶胴コーティング装置2の操
業再開時には、該コーティング材料の分離した両端部は
例えばはんだ鏝を用いて互いに簡単に接合される。搬送
装置35の搬送路の面倒な掃除や特殊な処理の必要が完
全になくなる。
【0045】駆動ローラ37によってコーティング材料
30は調製ユニット41内へ押込められ、ここでコーテ
ィング処理のために適した流動可能・流展可能な状態に
される。
【0046】コーティング材料が多成分の場合には、こ
の流動可能な状態は例えば調製ユニット41の調製室4
4内において諸成分の混合によって得られる。コーティ
ング材料が少なくともホットメルトを含有している場合
には、該ホットメルトは加熱装置45によって流動可能
な状態にされる。次いでポンプ(図示せず)が、コーテ
ィング処理のために準備されたコーティング材料をリザ
ーバ42から塗被手段の噴射ヘッド43へ圧送する。
【0047】噴射ヘッド43の作動弁47,66が開か
れている限り、ポンプによって圧送される流動可能なコ
ーティング材料が噴射ヘッド43から、コンベヤベル2
6によってガイドされて通過する缶胴12に塗被され
る。缶胴コーティング装置2の、図面を判り易くするた
めに図示を省いた駆動装置並びに制御装置は、缶胴12
の通過に応じた噴射ヘッド43の噴射動作並びに調製室
44内で作用するポンプの圧送動作及び駆動ローラ37
を介して行なわれる搬送装置35の作用を互いにコーデ
ィネートさせる。
【0048】大体においてコーティング材料は、コーテ
ィング処理に適した流動可能な状態にコーティング部位
の直前で調製されて即座に缶胴溶接シーム上に塗被され
る。その際、加熱装置29によって保熱された缶胴溶接
シームは、塗被されたばかりのコーティング材料が噴射
ヘッド43によって不規則に塗被された場合、或いはエ
ンドレスベルト52によって固相状態で缶胴壁に接触さ
れた場合には、該コーティング材料の流動化を容易にし
又は可能にする。
【0049】殊に有利には噴射ヘッド43も加熱されて
いるので、操業中断時にもホットメルト材料が硬化する
ことはない。
【0050】コーティング処理の施されたばかりの缶胴
はコンベヤベルト26によって受取られて加熱装置29
に沿って通過させられる。この後加熱用の加熱装置29
は絶対に必要という訳ではない。しかしながら缶胴壁が
金属製であるために溶接シームから熱が急速に放出され
るので、塗被されたホットメルト材料は著しく急速に硬
化する。そこで視覚的な見栄えを良くするという理由か
ら、後加熱によって溶接シームの表面を平滑にすること
が可能である。
【0051】ホットメルト材料を重合化させねばならな
いような場合には後加熱処理を施すことも考えられる。
一般に重合工程時間は、溶接シームの自己冷却時間より
も幾分長い。
【0052】コーティング工程は、コーティング材料が
缶胴溶接シーム面に塗被されると即座に始まり、かつ溶
接シーム全体にコーティング材料の流展分布が生じると
直ちに終了する。流展分配されたコーティング材料はコ
ンベヤベルト26の領域で硬化する。可能な完全硬化
は、いかなる後処理もなしに、缶胴の次の加工ステーシ
ョンへの途上で行なわれる。
【0053】図示の本発明の缶胴コーティング装置を採
用すれば、コーティング装置そのものが慣用長の僅か1
/3又は1/4の長さになるという顕著な利点が得られ
る。これは、全生産ラインの企画時に決定的な利点とし
て評価され得ることである。そればかりでなく缶胴溶接
シーム用コーティング装置自体の構造が著しく単純化さ
れる。それというのは缶胴コーティング材料30が基本
形状のままで例えば半製品としてストックされ、かつ塗
被部位の直前までそのままの形で使用することができる
からである。例えばリール31から繰り出されたコーテ
ィング材料を、加熱ホースを通して溶融した状態で、丸
め成形器4から溶接アーム5を経由して調製ユニット4
1まで供給するための経費の嵩む複雑な装置を設ける必
要がなくなり、また前記の搬送経路の途中で部分的に硬
化したり団塊化したりする粉末又はラッカーのようなコ
ーティング材料に伴う問題点も解消する。
【0054】更にまた前記の構成に基づいて、縮径され
た缶胴直径においてもコーティングを実施することが可
能である。
【0055】図3及び図4に示した実施態様の場合にも
前記の諸利点が得られる。
【0056】供給される線材状のコーティング材料30
(これは帯材状又はその他の横断面形状を有することも
可能である)は駆動ローラ50,53によって調製ユニ
ット41へ向かって引き出され、ここでコーティング材
料はエンドレスベルト52上に到達しかつ塗被ローラ5
1と缶胴55との間で押し潰され、要するに成形され
る。該缶胴55は加熱装置28の作用によって加熱され
ているので、ホットメルトを少なくとも含有しているコ
ーティング材料30は即座に流動し始める。補助加熱装
置61によってコーティング材料30の溶融を開始する
ことも可能であるので、これによって該コーティング材
料30は缶胴55に直ちに申し分なく付着することがで
きる。また塗被ローラ51の後方に適当な手段を設ける
ことによって、接触したコーティング材料を缶胴55の
内側から流動させることも可能である。
【0057】このようにコーティング材料を成形するこ
との利点は、溶接シーム全体にわたるコーティング材料
の最適な分配が、比較的多額の技術経費をかけることな
く得られる点にある。図4から判るように、缶胴溶接シ
ームにおける板金断裁片のオーバーラップした両縦縁の
段部58のエッジ59の上には材料堆積部が形成される
ので、損傷を受け易いエッジ59は流動動作時にいかな
る場合にも申し分なく被覆されている。
【0058】本実施態様の別の利点は、コーティング処
理のために適した流動可能な状態にして流展させるため
の加熱装置とポンプの必要がなく、従って当然また噴射
ヘッド43の必要もないことである。
【0059】本実施態様は、申し分のないコーティング
処理を可能にすると共に缶胴溶接シーム用コーティング
装置2の技術費を最小限度に抑えることができる。
【0060】バックアップローラ56は缶胴55の位置
決め以外に別の機能も果たす。簡単な制御によって、コ
ンベヤベルト24,25,26から最小限の定間隔をと
って缶胴を移送することが可能である。このことは取り
も直さず、コーティング作業を連続操業式に行なう場合
には、バックアップローラ56と塗被ローラ51との間
に缶胴55が介在していなければ、前記バックアップロ
ーラ56が常にコーティングされることを意味してい
る。バックアップローラがコーティングされた場合には
コーティング材料は、図3に示したドクター67によっ
て簡単に掻き取られる。
【0061】図示は省いたが、コーティング材料30が
1つの成分ではなくて、多成分から成っている場合に
は、該多成分は調製ユニット41において加工されるの
で、種々異なった成分コーティング材料を使用すること
が可能である。
【0062】コーティング材料30が、適性横断面を有
していない半製品としてリール31に巻取られている場
合には、予備成形を例えばローラ50,53によって行
なうことが可能である。
【0063】またエンドレスベルト52を塗被部位48
の手前のベルト区域においてコーティング材料を準備・
調製するための別のエレメントに沿って通過させること
も可能である。前記のエレメントとは例えば、コーティ
ング材料の表面を軟化させるための加熱装置、コーティ
ング材料の別成分を付与するための送出ユニット又は軟
化剤添加ユニットである。
【0064】図面に図示した構成要素(搬送装置35、
調製ユニット41、塗被ユニット40)の配置順序とは
異なって、噴射ヘッド43が溶接ローラ電極6,7の直
ぐ傍に位置するようにすることも可能である。このよう
に配置・構成した場合には、例えば加熱装置28を省く
ことが可能である。この場合コーティング材料は例え
ば、先ず前記の構成要素に沿って通過され、缶胴の搬送
方向で見て最後位の変向ガイドローラを介して前記搬送
方向とは逆方向に戻されて調製ユニット40へ供給され
る。
【0065】コーティング装置の図示の実施例が缶胴溶
接シームのコーティング処理を示しているにも拘らず、
すでに述べたように本発明は缶胴溶接シームのコーティ
ング処理に限定されるものではない。
【0066】本発明の方法は特にまた、金属パネル、例
えば深絞り可能な金属パネルにコーティング処理を施す
ためにも適宜適用することができる。この場合の設定課
題及び解決手段は実質的に同じである。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗被ユニットが流動可能な状態にあるコーティ
ング材料のためのリザーバを有する本発明のコーティン
グ装置の第1実施例の概略図である。
【図2】塗被ユニットが塗被すべきコーティング材料を
リザーバに貯えずに即座にコーティング処理するコーテ
ィング装置の第2実施例の概略図である。
【図3】缶胴溶接シーム上で始めて流動可能・流展可能
な状態になるコーティング材料を用いて塗被ユニットが
缶胴溶接シームに塗被するコーティング装置の第3実施
例の概略図である。
【図4】図3のA−A線に沿った横断面図である。
【符号の説明】
1 溶接機械、 2 缶胴溶接シーム用コーティン
グ装置、 3 溶接架台、 4 丸め成形器、 5
溶接アーム、 6,7 溶接ローラ電極、 8
懸架機構、 9 Z形ガイドレール、 10 丸
め成形されたばかりの缶胴、 11 溶接直前状態の
缶胴、 12 溶接中の缶胴、 20足部、 21
コーティング架台、 22 一方の端部、 23
搬送装置、 24,25,26 コンベヤベルト、
28,29 加熱装置、30 コーティング材
料、 31 スプール、 35 搬送装置、 36
遊転ガイドローラ、 37 駆動ローラ、 38
圧力センサ、 39 圧力可変室、 40 塗
被ユニット、 41 調製ユニット、 42リザー
バ、 43 噴射ヘッド、 44 調製室、 45
加熱装置、 46 スクリュコンベヤ、 47
作動弁、 48 塗被部位、 50,51 塗被
ローラ、 52 エンドレスベルト、53 ロー
ラ、 54 溶接シーム、 55 溶接済み缶胴、
56 バックアップローラ、57 溶接シーム、
58 段部、 59 エッジ、 61 補助加熱
装置、 65 壁区分、 66 作動弁、 67
ドクター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 3/00 B 8720−4D 3/02 A 8720−4D 7/24 301 A 8720−4D (72)発明者 マティアス フライ スイス国 デッティンゲン バートシュト ラーセ 19ベー (72)発明者 ギデオン レヴィ スイス国 オルセリーナ ヴィア ヴィニ ョール 33 (72)発明者 ハンス−ユルク ヌスバウマー スイス国 ヴァーゲン クルムベルクシュ トラーセ106

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーティング処理中に流動するコーティ
    ング材料を使用して、缶胴、金属パネル、燃料タンク及
    びその他の板金部品又は金属部品の溶接シームをコーテ
    ィングする方法において、単一成分又は多成分から成る
    コーティング材料を、完全にコーティングした後に、短
    時間で少なくとも固相化させて、その他の処理なしに完
    全硬化させることを特徴とする、缶胴溶接シームのコー
    ティング法。
  2. 【請求項2】 コーティング材料が、ホットメルト材
    料、加熱溶融物質又は溶融接着剤のような熱可塑性プラ
    スチックを少なくとも含有している、請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 コーティング材料をその基本状態に対し
    て、塗被直前又は塗被時にコーティング処理に適した流
    動可能な状態にし、その際に、少なくとも含有されてい
    る熱可塑性成分を溶融する、請求項1又は2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 この流動可能な状態のままでコーティン
    グ材料をリザーバ(42)内に貯え、かつ必要に応じて
    前記塗被ユニット(40)によって溶接シーム上に塗被
    し、しかも、前記リザーバ(42)内の貯蔵容量を常に
    最小限には維持できるように、コーティング材料の塗被
    分に相当する量を直ちに制御・調量によってリザーバ
    (42)内に補填する、請求項1から3までのいずれか
    1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 コーティング材料(30)を、溶接シー
    ムコーティング装置(2)の塗被ユニット(40)の直
    ぐ前までコーティング材料の基本状態を実質的に変えず
    に搬送し、前記塗被ユニットにおいて、熱可塑性成分を
    溶融しかつ/又はその他の成分を互いに混和することに
    よって前記コーティング材料を、コーティング処理に適
    した流動可能な状態にし、かつ、コーティング材料成分
    の溶融段階と混和段階と流動可能な材料の圧送段階とを
    少なくとも部分的に唯一の処理段階でオーバーラップさ
    せ、しかも、缶胴間の間隙を架橋する部材(52)を介
    して前記コーティング材料を缶胴溶接シーム面に塗被す
    る間、前記唯一の処理段階を続行させる、請求項3記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 基本形状のままで塗被部位(48)へ向か
    って搬送され該塗被部位の手前で予備成形されるコーテ
    ィング材料(30)を、前記塗被部位(48)において所
    定の横断面に変形させ、該横断面の一方の側を、溶接シ
    ーム部位における缶胴形状に対応させ、また前記横断面
    の肉厚を、溶接シーム(54)上に分配すべきコーティ
    ング材料にほぼ等しくする、請求項1又は2記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 棒状、線材状又は帯材状のコーティング
    材料を缶胴や金属パネルなどの溶接シーム(54)に被
    せ、該溶接シームに接触させた状態で熱作用によって流
    動可能な状態にする、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 熱作用を少なくとも部分的には、保熱状
    態にある溶接済み缶胴(12)によって生ぜしめる、請
    求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 溶接済み缶胴に接触するコーティング材
    料の少なくとも表面を、缶胴壁への粘着を良好にするた
    めに塗被部位(48)の手前で熱作用によって、かつ/又
    は別成分の添加によって軟化させる、請求項7又は8記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 溶接済み缶胴(12)を、塗被部位
    (48)の手前又は該塗被部位で保熱させる、請求項4
    から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 コーティング材料(30)の少なくと
    も1つの成分を、引出し可能に構成された線材状の半製
    品の形で、コーティング装置(2)内に設けられた調製
    ユニット(41)へ供給し、しかも前記半製品を少なく
    とも部分的に、前記調製ユニット(41)の手前に配置
    された搬送装置(35)によって該調製ユニットへ引込
    む、請求項3から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 塗被すべきホットメルトが粉末状、棒
    状、線材状又は帯材状に構成されており、かつ/又は前
    記ホットメルトが、実質的に熱可塑性重合体、ポリエス
    テル又は共ポリエステルであり、かつ/又は前記ホット
    メルトがポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリアミド又
    は共ポリアミドであり、かつ/又は使用される熱可塑性
    重合体が少なくとも部分的に網状結合可能であり、かつ
    /又は前記ホットメルトが、金属表面における粘着性を
    改善するための接着媒剤及び/又は缶胴溶接シームに沿
    ったホットメルトの流動性を改善するための流展剤のよ
    うな少なくとも1つの添加剤を含有している、請求項2
    又は3記載の方法。
  13. 【請求項13】 請求項1から12までのいずれか1項
    記載の缶胴溶接シームのコーティング法を実施する装
    置。
  14. 【請求項14】 架台(21)と駆動装置と制御装置
    と、金属パネル、燃料タンク及び缶胴のような溶接すべ
    き部品用の搬送装置(24,25,26)と、コーティ
    ング材料用の塗被ユニット(40)とを備えた、缶胴溶
    接シームのコーティング法を実施する装置において、基
    本形状を有する半製品として構成されたコーティング材
    料(30)及び/又は固相又は非固相の成分から成るコ
    ーティング材料(30)用の搬送装置(35)並びに、
    前記コーティング材料をコーティング処理に適した状態
    に調製・準備するための調製ユニット(41)が設けら
    れており、該調製ユニット(41)が、缶胴溶接シーム
    (54)に到達する前記コーティング材料の塗被部位
    (48)の直ぐ手前に配置されていることを特徴とす
    る、缶胴溶接シームのコーティング装置。
  15. 【請求項15】 架台(21)と駆動装置と制御装置
    と、金属パネル、燃料タンク及び缶胴のような溶接すべ
    き部品用の搬送装置(24,25,26)と、コーティ
    ング材料用の搬送装置(35)と、コーティング材料用
    の塗被ユニット(40)とを備えた、缶胴溶接シームの
    コーティング法を実施する装置において、塗被ユニット
    (40)の直前に、流動可能なコーティング材料(3
    0)のためのリザーバ(42)が配置されており、該リ
    ザーバ(42)が、熱可塑性材料を溶融するための加熱
    装置(45)及び/又はコーティング材料の成分を混和
    するための混合装置と、操業に応じて協働することを特
    徴とする、缶胴溶接シームのコーティング装置。
  16. 【請求項16】 リザーバ(42)が閉鎖構成されてお
    りかつ該リザーバの充填レベルが、圧力センサ(38)
    として構成された検出器を介して検出される、請求項1
    5記載のコーティング装置。
  17. 【請求項17】 圧力センサ(38)が、リザーバ(4
    2)の収容量と協働する圧力可変容量式の室(39)と
    して構成されており、かつ前記リザーバ内の圧力が前記
    室(39)の容量を介して検出される、請求項16記載
    のコーティング装置。
  18. 【請求項18】 架台(21)と駆動装置と制御装置
    と、金属パネル、燃料タンク及び缶胴のような溶接すべ
    き部品用の搬送装置(24,25,26)と、コーティ
    ング材料用の搬送装置(35)と、コーティング材料用
    の塗被ユニット(40)とを備えた、缶胴溶接シームの
    コーティング法を実施する装置において、塗被ユニット
    (40)の直前に、流動可能なコーティング材料を調製
    ・準備するための調製ユニット(41)が配置されてお
    り、該調製ユニット(41)が、調製ユニット(41)
    の同一の室(44)内へ作用する加熱装置(45)並び
    に加熱式の圧送装置(46)を有していることを特徴と
    する、缶胴溶接シームのコーティング装置。
  19. 【請求項19】 圧送装置が、圧送方向に増大する直径
    及び/又はリードを有する単螺条式又は多螺条式のスク
    リューコンベヤとして構成されており、かつ該圧送装置
    自体が加熱可能に構成されている、請求項18記載のコ
    ーティング装置。
  20. 【請求項20】 架台(21)と駆動装置と制御装置
    と、金属パネル、燃料タンク及び缶胴のような溶接すべ
    き部品用の搬送装置(24,25,26)と、コーティ
    ング材料用の搬送装置(35)と、コーティング材料用
    の塗被ユニット(40)とを備えた、缶胴溶接シームの
    コーティング法を実施する装置において、塗被ユニット
    (40)が、基本形状のままで供給されてきたコーティ
    ング材料(30)を缶胴(12)の溶接シーム(54)
    の部位に接触させる圧着装置(60)を有し、該圧着装
    置は、前記コーティング材料が流動可能な状態になるま
    で該コーティング材料を前記溶接シーム部位に位置決め
    して保持する手段を備えていることを特徴とする、缶胴
    溶接シームのコーティング装置。
  21. 【請求項21】 缶胴の搬送方向で見てコーティング材
    料の塗被部位(48)よりも少なくとも手前に、缶胴溶
    接シームに対して作用してコーティング材料(30)を
    溶融するための加熱装置(61)が設けられている、請
    求項20記載のコーティング装置。
  22. 【請求項22】 塗被ユニットが、缶胴壁に位置決めさ
    れたコーティング材料に対して作用するように、かつ/
    又は塗被部位の手前では、缶胴に面した方のコーティン
    グ材料側に対して作用するように構成された加熱装置を
    有している、請求項20又は21記載のコーティング装
    置。
  23. 【請求項23】 塗被ユニット(40)の手前でコーテ
    ィング材料(30)に予備成形を施すための手段(5
    0,53)が設けられており、かつ塗被ユニット(4
    0)が、溶接シーム(54)の部位で接触するコーティ
    ング材料を所定の横断面(62)に成形するための成形
    手段(52)を有している、請求項20から22までの
    いずれか1項記載のコーティング装置。
  24. 【請求項24】 所定の横断面(62)に成形する成形
    手段(52)が、各缶胴にコーティング材料を接触させ
    るために該缶胴と協働するように設けられた孔型ローラ
    を有している、請求項23記載のコーティング装置。
  25. 【請求項25】 所定の横断面(62)に成形する成形
    手段(52)が、各缶胴にコーティング材料を接触させ
    るために該缶胴と協働するように設けられた、ガイドロ
    ーラをめぐって循環する成形用の型エンドレスベルト
    (52)を有し、該成形用の型エンドレスベルト(5
    2)が、コンベヤベルト上に位置しているコーティング
    材料に前処理を施す手段に隣接した区域に配置されてい
    る、請求項24記載のコーティング装置。
  26. 【請求項26】 請求項1から12までのいずれか1項
    記載の缶胴溶接シームのコーティング法を実施するため
    に使用されるコーティング材料。
  27. 【請求項27】 請求項13から25までのいずれか1
    項記載の缶胴溶接シームのコーティング装置に使用され
    るコーティング材料。
  28. 【請求項28】 コイル状に巻成された帯材状又は線材
    状の半製品として構成した、請求項26又は27記載の
    コーティング材料。
  29. 【請求項29】 コーティング材料が多成分から成り、
    かつ個々の成分がコーティング材料の基本形状内で別々
    に設けられている、請求項26又は27記載のコーティ
    ング材料。
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