JP3045580B2 - 帯状金属板による連続成形品のメッキ装置 - Google Patents
帯状金属板による連続成形品のメッキ装置Info
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- JP3045580B2 JP3045580B2 JP3266174A JP26617491A JP3045580B2 JP 3045580 B2 JP3045580 B2 JP 3045580B2 JP 3266174 A JP3266174 A JP 3266174A JP 26617491 A JP26617491 A JP 26617491A JP 3045580 B2 JP3045580 B2 JP 3045580B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帯状金属板による連続成
形品のメッキ装置に関するものである。
形品のメッキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、帯板成形装置で連続成形された帯
状金属板による連続成形品をメッキ溶融釜のメッキ溶融
金属が送給されるマニホールド内に通して連続的にメッ
キする特開昭49−47222公報に開示された帯状金
属板による連続成形品のメッキ装置が知られている。
状金属板による連続成形品をメッキ溶融釜のメッキ溶融
金属が送給されるマニホールド内に通して連続的にメッ
キする特開昭49−47222公報に開示された帯状金
属板による連続成形品のメッキ装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のメッキ装置
は、成形メッキラインの中に1個のメッキ溶融釜を配設
固定し、このメッキ溶融釜のメッキ溶融金属が送給され
るマニホールド内に帯板成形装置で連続成形された連続
成形品(例えば連続成形溶接の鋼管)を通して連続的に
メッキするようになっているので、品種変更等で異種金
属のメッキを行う場合には、変更前の残存溶融金属を排
出してメッキ溶融釜を空にした後、このメッキ溶融釜に
新たな金属を投入し加熱溶融しなければならならず、こ
のメッキ金属の交換と溶融に相当長時間を要し、且つそ
の間、成形作業及びメッキ作業を中断しなければならな
いという問題があった。
は、成形メッキラインの中に1個のメッキ溶融釜を配設
固定し、このメッキ溶融釜のメッキ溶融金属が送給され
るマニホールド内に帯板成形装置で連続成形された連続
成形品(例えば連続成形溶接の鋼管)を通して連続的に
メッキするようになっているので、品種変更等で異種金
属のメッキを行う場合には、変更前の残存溶融金属を排
出してメッキ溶融釜を空にした後、このメッキ溶融釜に
新たな金属を投入し加熱溶融しなければならならず、こ
のメッキ金属の交換と溶融に相当長時間を要し、且つそ
の間、成形作業及びメッキ作業を中断しなければならな
いという問題があった。
【0004】本発明は前記従来の問題を解消するために
なされたもので、その目的は異種金属メッキの変更を短
時間で行うことができ、成形作業及びメッキ作業の中断
時間を短縮し得る連続成形品のメッキ装置を提供するこ
とにある。
なされたもので、その目的は異種金属メッキの変更を短
時間で行うことができ、成形作業及びメッキ作業の中断
時間を短縮し得る連続成形品のメッキ装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに本発明(第1の発明)のメッキ装置は、メッキ溶融
釜を2個以上備え、この複数個のメッキ溶融釜7,8を
成形メッキラインLの方向に並べて直列状に配設し、異
種金属メッキの変更時に前記メッキ溶融釜7,8を選択
的に切替えて使用するようにした。
めに本発明(第1の発明)のメッキ装置は、メッキ溶融
釜を2個以上備え、この複数個のメッキ溶融釜7,8を
成形メッキラインLの方向に並べて直列状に配設し、異
種金属メッキの変更時に前記メッキ溶融釜7,8を選択
的に切替えて使用するようにした。
【0006】第2の発明によるメッキ装置は、前記メッ
キ溶融釜を2個以上備え、この複数個のメッキ溶融釜
7,8を成形メッキラインLと直交する方向に切替え移
動できるように装備し、異種金属メッキの変更時にライ
ン外の待機位置にあるメッキ溶融釜8をライン内の使用
位置にあるメッキ溶融釜7と入替えて使用するようにし
た。
キ溶融釜を2個以上備え、この複数個のメッキ溶融釜
7,8を成形メッキラインLと直交する方向に切替え移
動できるように装備し、異種金属メッキの変更時にライ
ン外の待機位置にあるメッキ溶融釜8をライン内の使用
位置にあるメッキ溶融釜7と入替えて使用するようにし
た。
【0007】なお、前記第2発明のメッキ装置におい
て、複数個のメッキ溶融釜7,8を成形メッキラインL
と直交する方向に移動切替えさせる手段として、成形メ
ッキラインLのライン外に成形メッキラインLの方向に
沿って平行移動可能な移動台車23を装備し、この移動
台車23の上にライン内の使用位置にあるメッキ溶融釜
7をライン直交方向に移動させる横行固定レール24と
切替え接続可能な複数本の切替接続レール25,26を
敷設した構成を適用すれば、この台車レール26上に待
機するメッキ溶融釜8とライン内の使用位置にあるメッ
キ溶融釜7とを前記台車23の移動停止によるレール切
替え接続によって交互に入替えることができる。
て、複数個のメッキ溶融釜7,8を成形メッキラインL
と直交する方向に移動切替えさせる手段として、成形メ
ッキラインLのライン外に成形メッキラインLの方向に
沿って平行移動可能な移動台車23を装備し、この移動
台車23の上にライン内の使用位置にあるメッキ溶融釜
7をライン直交方向に移動させる横行固定レール24と
切替え接続可能な複数本の切替接続レール25,26を
敷設した構成を適用すれば、この台車レール26上に待
機するメッキ溶融釜8とライン内の使用位置にあるメッ
キ溶融釜7とを前記台車23の移動停止によるレール切
替え接続によって交互に入替えることができる。
【0008】
【作用】前記第1発明によるメッキ装置の場合(メッキ
溶融釜7,8が直列配置で2個備えられている場合)に
は、メッキの種類により、いずれか一方のメッキ溶融釜
を使用し、他方のメッキ溶融釜は使用しないようにす
る。この場合、不使用のメッキ溶融釜8はマニホールド
8a内のメッキ溶融金属をメッキ溶融釜8の方に排出し
て空にしておき、使用側のメッキ溶融釜7はマニホール
ド7a内を通過する連続成形品11をメッキできるよう
にメッキ溶融釜7の中の溶融金属をマニホールド7a内
に送給しておく。
溶融釜7,8が直列配置で2個備えられている場合)に
は、メッキの種類により、いずれか一方のメッキ溶融釜
を使用し、他方のメッキ溶融釜は使用しないようにす
る。この場合、不使用のメッキ溶融釜8はマニホールド
8a内のメッキ溶融金属をメッキ溶融釜8の方に排出し
て空にしておき、使用側のメッキ溶融釜7はマニホール
ド7a内を通過する連続成形品11をメッキできるよう
にメッキ溶融釜7の中の溶融金属をマニホールド7a内
に送給しておく。
【0009】前記第2発明及び第3発明によるメッキ装
置の場合には、異種金属メッキの変更時に複数個のメッ
キ溶融釜7,8を成形メッキラインLと直交する方向に
移動させ、ライン外の待機位置にあるメッキ溶融釜8を
ライン内の使用位置にあるメッキ溶融釜7と入替えて使
用する。
置の場合には、異種金属メッキの変更時に複数個のメッ
キ溶融釜7,8を成形メッキラインLと直交する方向に
移動させ、ライン外の待機位置にあるメッキ溶融釜8を
ライン内の使用位置にあるメッキ溶融釜7と入替えて使
用する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1,図2に
従い説明する。
従い説明する。
【0011】図1においてアンコイラー1から繰り出さ
れる帯状の金属板10は、一連の前処理工程を経て帯板
成形装置2により管状に成形された後、この成形管の接
合部が自動溶接機3で溶接されて鋼管となる。
れる帯状の金属板10は、一連の前処理工程を経て帯板
成形装置2により管状に成形された後、この成形管の接
合部が自動溶接機3で溶接されて鋼管となる。
【0012】この成形溶接された鋼管(以下、連続成形
品11という)は、後続の酸洗・水洗装置4,5及び予
熱装置6等を経て、メッキ溶融釜7,8(この2個のメ
ッキ溶融釜7,8は成形メッキラインLの方向に間隔を
おいて直列状に配設されている)のマニホールド7a,
8a内を通過し、その一方のマニホールド7aまたは8
a内に送給されるメッキ溶融金属によって所定厚さのメ
ッキが連続的に施される。そして、メッキ後の連続成形
品11は冷却装置9、整形装置12等を経て切断機13
で所定長さに切断されて製品となる。
品11という)は、後続の酸洗・水洗装置4,5及び予
熱装置6等を経て、メッキ溶融釜7,8(この2個のメ
ッキ溶融釜7,8は成形メッキラインLの方向に間隔を
おいて直列状に配設されている)のマニホールド7a,
8a内を通過し、その一方のマニホールド7aまたは8
a内に送給されるメッキ溶融金属によって所定厚さのメ
ッキが連続的に施される。そして、メッキ後の連続成形
品11は冷却装置9、整形装置12等を経て切断機13
で所定長さに切断されて製品となる。
【0013】図2は前記メッキ溶融釜7,8の構造を示
す。この各メッキ溶融釜7,8はメッキ用金属を加熱溶
融させるガスバーナー等の加熱装置17,18と、前記
釜内のメッキ溶融金属を吸上げてマニホールド7a,8
a内に送給するポンプPと、前記マニホールド7a,8
a内のメッキ溶融金属を前記釜7,8内に排出させる排
出口(図示せず)等を備え、被メッキ材である連続成形
品11が前記マニホールド7a,8a内を通過して連続
的にメッキされるようになっているが、この際メッキ材
表面に酸化物が形成されるのを防止するため、ガスシー
ル装置19,20にガス投入口19a,20aより窒素
ガス等の被酸化性ガス(不活性ガス)を投入するように
している。
す。この各メッキ溶融釜7,8はメッキ用金属を加熱溶
融させるガスバーナー等の加熱装置17,18と、前記
釜内のメッキ溶融金属を吸上げてマニホールド7a,8
a内に送給するポンプPと、前記マニホールド7a,8
a内のメッキ溶融金属を前記釜7,8内に排出させる排
出口(図示せず)等を備え、被メッキ材である連続成形
品11が前記マニホールド7a,8a内を通過して連続
的にメッキされるようになっているが、この際メッキ材
表面に酸化物が形成されるのを防止するため、ガスシー
ル装置19,20にガス投入口19a,20aより窒素
ガス等の被酸化性ガス(不活性ガス)を投入するように
している。
【0014】前記第1実施例のメッキ装置は、2個のメ
ッキ溶融釜7,8を成形メッキラインLの方向に間隔を
おいて図1,図2の如く直列状に配設したもので、メッ
キの種類によりいずれか一方のメッキ溶融釜(例えば図
2左側のメッキ溶融釜7)を使用し、他方のメッキ溶融
釜(例えば図2右側のメッキ溶融釜8)は使用しないよ
うにする。この場合、不使用のメッキ溶融釜8はポンプ
Pの運転を停止し、メッキ溶融釜8上のマニホールド8
a内のメッキ溶融金属をメッキ溶融釜8の方に排出して
空にしておき、使用側のメッキ溶融釜7はマニホールド
7a内を通過する連続成形品11をメッキできるように
前記メッキ溶融釜7の中のメッキ溶融金属をポンプアッ
プしてマニホールド7a内に送給する。
ッキ溶融釜7,8を成形メッキラインLの方向に間隔を
おいて図1,図2の如く直列状に配設したもので、メッ
キの種類によりいずれか一方のメッキ溶融釜(例えば図
2左側のメッキ溶融釜7)を使用し、他方のメッキ溶融
釜(例えば図2右側のメッキ溶融釜8)は使用しないよ
うにする。この場合、不使用のメッキ溶融釜8はポンプ
Pの運転を停止し、メッキ溶融釜8上のマニホールド8
a内のメッキ溶融金属をメッキ溶融釜8の方に排出して
空にしておき、使用側のメッキ溶融釜7はマニホールド
7a内を通過する連続成形品11をメッキできるように
前記メッキ溶融釜7の中のメッキ溶融金属をポンプアッ
プしてマニホールド7a内に送給する。
【0015】次にメッキ溶融釜8を使用する場合には、
当然のことであるが、ガスシール装置20はマニホール
ド7a,8a間を完全にシール可能な装置にしておく必
要がある。図3は2個のメッキ溶融釜7,8を成形メッ
キラインLと直交する方向(ライン直角方向)に移動可
能な構造とした本発明の第2の実施例を示す。
当然のことであるが、ガスシール装置20はマニホール
ド7a,8a間を完全にシール可能な装置にしておく必
要がある。図3は2個のメッキ溶融釜7,8を成形メッ
キラインLと直交する方向(ライン直角方向)に移動可
能な構造とした本発明の第2の実施例を示す。
【0016】この第2実施例の場合には、前記メッキ溶
融釜7,8をライン直交方向にガイドする案内レール2
1と、前記メッキ溶融釜7,8をライン直交方向に同期
移動または個別移動させるモータ,シリンダー等を用い
た駆動機構(図示せず)を具備し、異種金属メッキの変
更時において、図3(A)に示すようにライン外の待機
位置にあるメッキ溶融釜8をライン内の使用位置にある
メッキ溶融釜7と図3(B)の如く入替えて使用するよ
うに構成している。図4は不使用のメッキ溶融釜8の待
機位置を成形メッキラインLの進行方向に対して一方向
のみの配置とした本発明の第3の実施例を示す。
融釜7,8をライン直交方向にガイドする案内レール2
1と、前記メッキ溶融釜7,8をライン直交方向に同期
移動または個別移動させるモータ,シリンダー等を用い
た駆動機構(図示せず)を具備し、異種金属メッキの変
更時において、図3(A)に示すようにライン外の待機
位置にあるメッキ溶融釜8をライン内の使用位置にある
メッキ溶融釜7と図3(B)の如く入替えて使用するよ
うに構成している。図4は不使用のメッキ溶融釜8の待
機位置を成形メッキラインLの進行方向に対して一方向
のみの配置とした本発明の第3の実施例を示す。
【0017】この第3実施例のメッキ装置は、前記メッ
キ溶融釜7,8をライン直交方向に移動切替えさせるこ
とは図3に示す第2実施例と同じであるが、成形メッキ
ラインLのライン外(ライン進行方向に対する一側部)
に前記成形メッキラインLと平行な案内レール22と、
この案内レール22上をライン方向に移動可能な移動台
車23とを装備し、この移動台車23の上にライン内の
使用位置にあるメッキ溶融釜7をライン直交方向に移動
させる横行固定レール24と切替え接続可能な複数本の
切替接続レール25,26を敷設して、この台車レール
26上に図4の如く待機するメッキ溶融釜8とライン内
の使用位置にあるメッキ溶融釜7とを前記台車23の移
動停止による図5に示すようなレール切替え接続によっ
て入替えられるようにした点が相違している。
キ溶融釜7,8をライン直交方向に移動切替えさせるこ
とは図3に示す第2実施例と同じであるが、成形メッキ
ラインLのライン外(ライン進行方向に対する一側部)
に前記成形メッキラインLと平行な案内レール22と、
この案内レール22上をライン方向に移動可能な移動台
車23とを装備し、この移動台車23の上にライン内の
使用位置にあるメッキ溶融釜7をライン直交方向に移動
させる横行固定レール24と切替え接続可能な複数本の
切替接続レール25,26を敷設して、この台車レール
26上に図4の如く待機するメッキ溶融釜8とライン内
の使用位置にあるメッキ溶融釜7とを前記台車23の移
動停止による図5に示すようなレール切替え接続によっ
て入替えられるようにした点が相違している。
【0018】即ち、一方のメッキ溶融釜8が移動台車2
3のレール26上に待機し、該移動台車23の別のレー
ル25が横行固定レール24と接続された図4の状態
で、ライン内の使用位置にある他方のメッキ溶融釜7を
ライン直交方向に移動させて前記台車23のレール25
上に移載し、次に前記メッキ溶融釜7,8を載せた移動
台車23をライン方向に移動させ、前記レール24,2
6が合致接続される位置で停止した後、前記台車23上
のメッキ溶融釜8をライン内に図5の如く移動させて固
定するという動作によって、前記メッキ溶融釜7と8の
入替えを行うようにしている。この場合の前記メッキ溶
融釜7,8及び移動台車23の移動は、モータ,シリン
ダ等を用いた駆動機構(図示せず)によって行う。
3のレール26上に待機し、該移動台車23の別のレー
ル25が横行固定レール24と接続された図4の状態
で、ライン内の使用位置にある他方のメッキ溶融釜7を
ライン直交方向に移動させて前記台車23のレール25
上に移載し、次に前記メッキ溶融釜7,8を載せた移動
台車23をライン方向に移動させ、前記レール24,2
6が合致接続される位置で停止した後、前記台車23上
のメッキ溶融釜8をライン内に図5の如く移動させて固
定するという動作によって、前記メッキ溶融釜7と8の
入替えを行うようにしている。この場合の前記メッキ溶
融釜7,8及び移動台車23の移動は、モータ,シリン
ダ等を用いた駆動機構(図示せず)によって行う。
【0019】以上、3つの実施例について説明したが、
いずれの場合においてもメッキ溶融釜7,8の切替え前
に、待機中のメッキ溶融釜8をメッキ金属が溶融状態に
なっているように加熱(予熱)しておく必要があり、ま
た加熱装置17,18や非酸化性ガス投入装置などの付
帯装置は、メッキ溶融釜7,8の切替え時に容易にセッ
ト替えできるようにしておくが望ましい。
いずれの場合においてもメッキ溶融釜7,8の切替え前
に、待機中のメッキ溶融釜8をメッキ金属が溶融状態に
なっているように加熱(予熱)しておく必要があり、ま
た加熱装置17,18や非酸化性ガス投入装置などの付
帯装置は、メッキ溶融釜7,8の切替え時に容易にセッ
ト替えできるようにしておくが望ましい。
【0020】なお、前記実施例はメッキ溶融釜を2個備
えた場合について説明したが、設置スペースが許せば、
前記メッキ溶融釜を3個以上備えることも可能であり、
またメッキすべき成形品についても、実施例で述べた連
続成形溶接の鋼管に限らず、連続成形された型鋼等の成
形品でも適用可能である。
えた場合について説明したが、設置スペースが許せば、
前記メッキ溶融釜を3個以上備えることも可能であり、
またメッキすべき成形品についても、実施例で述べた連
続成形溶接の鋼管に限らず、連続成形された型鋼等の成
形品でも適用可能である。
【0021】メッキ金属における異種金属としては、亜
鉛,アルミニウム,スズ,ガルバリューム(亜鉛/アル
ミニウム合金)などを挙げることができるが、溶融メッ
キとして通常に使用される金属であればいずれでもかま
わない。
鉛,アルミニウム,スズ,ガルバリューム(亜鉛/アル
ミニウム合金)などを挙げることができるが、溶融メッ
キとして通常に使用される金属であればいずれでもかま
わない。
【0022】
【発明の効果】本発明の帯状金属板による連続成形品の
メッキ装置は、前記のようなメッキ溶融釜を2個以上備
え、この複数個のメッキ溶融釜を選択的に切替えて、或
いはライン外の待機位置にあるメッキ溶融釜をライン内
の使用位置にあるメッキ溶融釜と入替えて使用するよう
にしたものであるから、1個のメッキ溶融釜を使用する
従来のメッキ装置に比べて、異種金属メッキの変更を短
時間で行うことができ、成形作業及びメッキ作業の中断
時間を大幅に短縮し得るという優れた実用上の効果を奏
する。
メッキ装置は、前記のようなメッキ溶融釜を2個以上備
え、この複数個のメッキ溶融釜を選択的に切替えて、或
いはライン外の待機位置にあるメッキ溶融釜をライン内
の使用位置にあるメッキ溶融釜と入替えて使用するよう
にしたものであるから、1個のメッキ溶融釜を使用する
従来のメッキ装置に比べて、異種金属メッキの変更を短
時間で行うことができ、成形作業及びメッキ作業の中断
時間を大幅に短縮し得るという優れた実用上の効果を奏
する。
【図1】本発明の第1実施例に係るメッキ装置を備えた
鋼管製造設備の概略説明図。
鋼管製造設備の概略説明図。
【図2】同実施例におけるメッキ装置のシリーズ配置の
メッキ溶融釜を示す斜視図。
メッキ溶融釜を示す斜視図。
【図3】本発明の第2実施例に係るメッキ装置を示す説
明図であって、同図(A)はライン直交配置のメッキ溶
融釜を切替え前の状態で示した平面図、同図(B)は同
メッキ溶融釜を入替え後の状態で示した平面図。
明図であって、同図(A)はライン直交配置のメッキ溶
融釜を切替え前の状態で示した平面図、同図(B)は同
メッキ溶融釜を入替え後の状態で示した平面図。
【図4】本発明の第3実施例に係るメッキ装置をメッキ
溶融釜切替え前の状態で示した平面図。
溶融釜切替え前の状態で示した平面図。
【図5】前記第3実施例におけるメッキ装置をメッキ溶
融釜入替え後の状態で示した平面図。
融釜入替え後の状態で示した平面図。
【符号の説明】 1…アンコイラー、2…帯板成形装置、3…自動溶接
機、4,5…酸洗・水洗装置、6…予熱装置、7,8…
メッキ溶融釜、7a,8a…メッキ溶融釜のマニホール
ド、P…ポンプ、9…冷却装置、10…帯状金属板、1
1…帯状金属板による連続成形品(連続成形溶接の鋼
管)、L…成形メッキライン、12…整形装置、13…
切断機、17,18…加熱装置、21…メッキ溶融釜移
動用の案内レール、22…台車移動用の案内レール、2
3…移動台車、24…メッキ溶融釜移動用の横行固定レ
ール、25,26…台車敷設の切替接続レール。
機、4,5…酸洗・水洗装置、6…予熱装置、7,8…
メッキ溶融釜、7a,8a…メッキ溶融釜のマニホール
ド、P…ポンプ、9…冷却装置、10…帯状金属板、1
1…帯状金属板による連続成形品(連続成形溶接の鋼
管)、L…成形メッキライン、12…整形装置、13…
切断機、17,18…加熱装置、21…メッキ溶融釜移
動用の案内レール、22…台車移動用の案内レール、2
3…移動台車、24…メッキ溶融釜移動用の横行固定レ
ール、25,26…台車敷設の切替接続レール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楢崎 満生 神奈川県川崎市川崎区港町12番1号 東 芝鋼管株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 2/00 - 2/40
Claims (3)
- 【請求項1】 帯板成形装置で連続成形された帯状金属
板による連続成形品をメッキ溶融釜のメッキ溶融金属が
送給されるマニホールド内に通して連続的にメッキする
装置において、前記メッキ溶融釜を2個以上備え、この
複数個のメッキ溶融釜を成形メッキラインの方向に並べ
て直列状に配設し、異種金属メッキの変更時に前記メッ
キ溶融釜を選択的に切替えて使用するようにしたことを
特徴とする帯状金属板による連続成形品のメッキ装置。 - 【請求項2】 帯板成形装置で連続成形された帯状金属
板による連続成形品をメッキ溶融釜のメッキ溶融金属が
送給されるマニホールド内に通して連続的にメッキする
装置において、前記メッキ溶融釜を2個以上備え、この
複数個のメッキ溶融釜を成形メッキラインと直交する方
向に切替え移動できるように装備し、異種金属メッキの
変更時にライン外の待機位置にあるメッキ溶融釜をライ
ン内の使用位置にあるメッキ溶融釜と入替えて使用する
ようにしたことを特徴とする帯状金属板による連続成形
品のメッキ装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載のメッキ装置において、
成形メッキラインのライン外に前記成形メッキラインの
方向に沿って平行移動可能な移動台車を装備し、この移
動台車の上にライン内の使用位置にあるメッキ溶融釜を
ライン直交方向に移動させる横行固定レールと切替え接
続可能な複数本の切替接続レールを敷設して、この台車
レール上に待機するメッキ溶融釜とライン内の使用位置
にあるメッキ溶融釜との入替えを前記台車の移動停止に
よるレール切替え接続によって可能としたことを特徴と
する帯状金属板による連続成形品のメッキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3266174A JP3045580B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 帯状金属板による連続成形品のメッキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3266174A JP3045580B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 帯状金属板による連続成形品のメッキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05117836A JPH05117836A (ja) | 1993-05-14 |
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