JPH01166888A

JPH01166888A - 板材のシームクラッド加工法

Info

Publication number: JPH01166888A
Application number: JP32381087A
Authority: JP
Inventors: Akira Takayasu; 彰高安
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1987-12-23
Filing date: 1987-12-23
Publication date: 1989-06-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、板材のシームクラッド加工法に関し、とく
にシーム溶接法を利用することにより板材への耐食性金
属薄板の迅速かつ簡便な被覆を可能ならしめようとする
ものである。

（従来の技術）従来、耐食性の向上に目指したクラッド板材の製作には
、母材、たとえばＳＳ鋼板上に載置したチタン板の如き
耐食性金属薄板を爆着してクラッド板とする爆着クラッ
ド法あるいは圧延ロールを作用させて圧着するロール加
工法などが適用されていた。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上記の技術に従うクラッド板の製作では
、何れの場合においても大がかりな設備を必要とするこ
との他、加工における危険度が非常に高いという問題が
あった。また耐食性に優れた高級クラッド板の製作にお
いては安定した品質の確保が難しく製造コストの著しい
上昇を余儀な（された。

上述した従来の問題を解消し、操業における危険を伴う
ことがなく、しかもコスト低減を達成するのに有利な板
材のクラッド加工法を与えることがこの発明の目的であ
る。

（問題点を解決するための手段）この発明は、耐食性金属薄板の被覆を備えるクラッド板
を製造するに当り、鋼又は非鉄金属よりなる母板材の少
なくとも片面に、耐食性金属薄板を配置して仮止めした
のち、この仮止め板材を、その両側面から一対のシーム
溶接用電極にて挟み込み、次いで該電極又は仮止め板材
の何れか一方を連続的又は断続的に移動させることによ
り、該板材の合わせ面に溶接部を形成することを特徴と
する板材のシームクラッド加工法である。

（作　用）以下この発明の具体的な加工要領について説明する。第
１図に、この発明の実施に用いて好適な竪形自動シーム
溶接機の模式を示し、図中１はシーム溶接機本体、２ａ
、　２ｂは共にシーム溶接機の電極であり、この電極２
ａ及び２ｂは第２図に示す要領にてスポット溶接を施し
た仮止め板材３を、その両側面より挟み込むようになっ
ている。また４は溶接機本体１を電極２ａ、　２ｂとと
もに上下動させる昇降機、５は駆動軸、６は昇降駆動部
であり、７は昇降機４及び溶接連動用の制御装置、そし
て８は仮止め板材３の固定用バイス８ａを備え、レール
８ｂに沿って往復移動可能な台車（台車の制御装置は図
示せず）である。

さて、上記構成になるシーム溶接機にて、仮止め後の板
材３をシームクラッド溶接するには、まず、板材３を台
車８上のバイス８ａにおいて締付は固定し、その両側面
を電極２ａ及び２ｂにて挟む。そして、台車８に、レー
ル８ｂに沿う連続的又は断続的な往復運動を付与すると
ともに、昇降駆動部６を駆動させ、該電極２ａ、　２ｂ
を仮止め板材３に対し上昇又は下降移動させる。かくし
て仮止め板材３の合わせ面には、その上端から下端に至
るまで所望の間隔になる溶接部が自動的に形成されるこ
ととなる。

な右、上掲第１図には、シーム溶接に際して台車８に固
定した板材３を台車８とともに往復移動させる場合につ
いて示したが、シーム溶接機そのものを往復移動させる
仕組にしてもよい。

この発明では、仮止め板材３を上述した要領にて自動シ
ームクラッド溶接するので、操業上の危険を伴うことが
ない、簡便な施工が可能となる。

（実施例）幅：　１０００　ｍｍ　、長さ：　２０００　ｍｍ　、
厚さ：ｌＱｍｍになる母板材（ＳＳ鋼板）の片面に、厚
さ：　１．Ｑｒｎｍになるチタン板をスポット溶接にて
仮止めしたのち、第１図に示した溶接機の台車８上に該
仮止め板材を配置固定して、下記の条件の下に連続的な
自動シームクラッド溶接を行った。

溶接条件加　　圧　　力　　　　　　４００ｋｇ溶接速度　　１
．６００ｍｍ／ｍｉｎ溶接電流　　１６．００ＯＡこの発明に従う自動シームクラッド加工法では円滑なシ
ーム溶接施工が実施可能であるとともに従来の加工法（
手動法）に比較して、加圧力・溶接電流は比較的小さく
てよく、また処理時間（溶接速度）は約１．６倍程度に
向上させることが可能であり、しかも得られたクラッド
板材は、品質面においても非常に良好であることが確か
められた。

（発明の効果）この発明によれば、耐食性金属薄板を鋼又は非鉄金属板
の如き母板材に危険性を伴うことなしに迅速かつ簡便に
被覆することが可能で、生産性の大幅な向上を図ること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の実施に用いて好適な自動シーム溶
接機の構成図、第２図は、母板材と、クラッド用板材の仮止め要領図で
ある。１・・・シーム溶接機本体２ａ、　２ｂ・・・電極　　　　　３・・・仮止め材４
・・・昇降機　　　　　　５・・・駆動軸６・・・昇降
駆動部　　　　７・・・制御装置訃・・台車、　　　　
　　　３ａ・・・バイス８ｂ・・・レール第

Claims

【特許請求の範囲】１、耐食性金属薄板の被覆を備えるクラッド板を製造す
るに当り、鋼又は非鉄金属よりなる母板材の少なくとも片面に、耐食性金属薄板を配置して仮止めしたのち、
この仮止め板材を、その両側面から一対のシーム溶接用
電極にて挟み込み、次いで該電極又は仮止め板材の何れ
か一方を連続的又は断続的に移動させることにより、該
板材の合わせ面に溶接部を形成することを特徴とする板
材のシームクラッド加工法。