JPH06205919A - フィルタユニット - Google Patents

フィルタユニット

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JPH06205919A
JPH06205919A JP309693A JP309693A JPH06205919A JP H06205919 A JPH06205919 A JP H06205919A JP 309693 A JP309693 A JP 309693A JP 309693 A JP309693 A JP 309693A JP H06205919 A JPH06205919 A JP H06205919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
partition frame
work
filter unit
pressure chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP309693A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Kuramitsu
英次 倉光
Yoshio Sugawara
善男 菅原
Osamu Kawasaki
修 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP309693A priority Critical patent/JPH06205919A/ja
Publication of JPH06205919A publication Critical patent/JPH06205919A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Ventilation (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】主に精密機械・電子工業・医薬品工業及び食品
工業分野で使用され、クリーンルームに清浄空気を供給
するフィルタユニットにおいて、製品自体を安価にする
と共に、現地での据付作業性を向上し、経済性と安全性
を向上させる。 【構成】仕切枠2にフィルタ3をスタッドボルト5及び
押え金具6で直結し一体化する。現地で本体ユニット1
を吊りボルト18で吊り込み、空調ダクト8の接続工事
及びルーム天井10の貼付工事及び全ての清掃工事が終
了した段階でフィルタ付仕切枠2を本体ユニット1に取
り付ける。取り付けの際、仕切枠2のスリットを本体ユ
ニットのフランジ4に設けた引掛けピン13に引掛け、
同時に穴位置合わせができる。 【効果】部品点数の削除と一方向組立作業の実現により
製品コストを下げると共に現地据付性の向上により、安
全で経済性を有したフィルタユニットを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子・精密工業,医薬
品工業,食品工業等で所定の空間に清浄空気を供給し無
じん無菌化するための空気清浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術は、本体ケースを開口を有する
仕切板にて加圧チャンバとフィルタケースに仕切り、H
EPAフィルタは、この仕切板に取り付けたスタッドボ
ルトを介して仕切板に密着するように押さえ金具で固定
する構造としていた。
【0003】一般にフィルタユニットをクリーンルーム
天井に吊り下げる場合、持ち上げる重量を軽くするた
め、およびHEPAフィルタの保護のため、フィルタユ
ニットからHEPAフィルタを一旦外して本体ケースの
吊り下げを先に行い、空調ダクト接続工事完了後にHE
PAフィルタを装着することが多く行われている。クリ
ーンルームの天井高さは通常3m程度あるため、HEP
Aフィルタを装着する場合、脚立等を使った高所作業と
なると共に、HEPAフィルタ装着後、仕切枠を同じ手
順で取り付けることとなり2度手間であった。
【0004】又、従来のフィルタユニットは本体ケース
を仕切板にて加圧チャンバとフィルタケースに仕切る構
造であった。そのため、加圧チャンバ内の塗装作業と、
仕切板と本体ケースの間のシール作業を行うために加圧
チャンバ天井部に開口部を設け、この開口部に取り外し
可能なカバーを設ける必要があり、部品点数が多くなる
と共に、組立作業が2方向組立もしくは反転作業を伴う
ため、フィルタユニット自体も高価なものとなってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般にクリーンルーム
にはフィルタユニットが少なくとも10台以上、多い場
合には40〜50台設置される。従って、上記従来技術
は、製品コストが高くなると共に、現地の据付組立作業
に多くの人手と時間を要した。又、高所作業が多くなる
等、従来技術は経済性,組立性,現地据付性,安全性に
ついて配慮がなされておらず、問題があった。
【0006】本発明は、これらの問題を解決するため
に、製品自体の組立性を改善し、更に、現地据付工事の
少人化,短納期化を図ることを目的としており、更に、
経済性,安全性を向上させたフィルユニットを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は略方形の箱状に形成されてその第1の面に
開口部を有する圧力室と、この圧力室の第1の面とは異
なる第2の面に配置された空気供給口と、開口部を塞ぐ
よう第1の面に装着されその略中央部に吹き出し口が形
成された仕切枠と、この仕切枠の圧力室に面する側に装
着されたフィルタを有することを特徴とするものであ
る。
【0008】また、仕切枠を圧力室に仮留めするための
係合手段を有することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】フィルタユニットの本体ケース内の仕切板を廃
止したことにより、本体ケースが単純な箱形形状にで
き、塗装作業時あるいはシール作業時に容易に手が入る
ため、加圧チャンバ天井部にカバーを設ける必要がな
く、製品の部品点数を削除した。
【0010】又、仕切枠にフィルタを装着する場合は、
現地の床上作業で行うことができるので、1人作業で行
うことができ(従来は2人作業)、更に、低所作業のた
め高所作業に比べて断然作業効率が向上すると共に、作
業者の安全性も向上する。
【0011】又、フィルタ付仕切枠を本体ユニットに取
り付ける際、引掛け手段や挿入時の案内ガイドにより容
易に保持でき、合わせて位置決めできるため作業効率と
安全性が向上できる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図6により説明す
る。
【0013】本発明の第1実施例を図1〜図3にて説明
する。
【0014】図1は、本実施例の側断面図を示したもの
である。本実施例のフィルタユニットは、略方形の箱状
に形成されてその下面に開口部1aを有する本体ケース
1と、この開口部1aを塞ぐよう本体ケース1の下面に
装着されその略中央部に吹き出し口2aが形成された仕
切枠2と、この仕切枠2の本体ケース1に面する側で吹
き出し口2aに連通するように装着されたフィルタ3を
有するものである。
【0015】本体ケース1の側面の一つには空気供給口
1bが配置され、この空気供給口1bにはファン7の空
気吹き出し口が接続される。そのため、本体ケース1は
ファン7により加圧された空気が供給されて圧力室とし
て機能する。仕切枠2の本体ケース1に面する側にはフ
ィルタ3が吹き出し口2aに連通するように装着され、
吹き出し口2aには、気流を整流し拡散する拡散板2b
が設けられる。
【0016】本実施例では拡散板2bは仕切枠2の吹き
出し口2a部分を多孔板状に打ち抜いて形成され、仕切
枠2と一体に形成されている。本実施例ではフィルタ3
はHEPAフィルタまたはULPAフィルタであり、仕
切枠2に設けられたスタッドボルト5とこのスタッドボ
ルト5にナットで締着された押さえ金具6で直接仕切枠
に装着される。
【0017】本体ケース1のフランジ部4にはナットが
溶接され、仕切枠2がフィルタ3を装着したままこのナ
ットに固定ねじ11により固定される。さらに仕切枠2
のフランジ部4に対向する部分にはシール材9が開口部
1aの全周を囲むように配置されて、固定ねじ11が締
め付けられたときフランジ部4と仕切枠2との間からの
フィルタ未通過空気の流出を防止する。
【0018】本実施例では、さらに高所作業時の作業者
の安全性を配慮して、図2(a)、(b)に示すよう
に、係合手段として本体ケース1のフランジ部4に仕切
枠引掛け用ピン13を、仕切枠2にはピン13が引掛か
るためのスリット2cをそれぞれ設け、仕切枠2を容易
に仮留めできるようにしている。
【0019】また、図3に示すように、本体ユニット1
に仕切枠2を固定ねじ11で固定する場合の穴の位置決
めを容易にするために案内部材14が設けられる。
【0020】図2,図3に示す構成はいずれも高所作業
時における作業の効率アップと作業者の安全性を向上す
るための構成であり、これらの構成を適用することによ
り、現地据付作業の効率向上による工期の短縮と工事費
の削減が可能となる。
【0021】また、本体ケース1は吊りボルト18によ
り建築躯体の天井(図示せず)から吊り下げられ、本体
ケース1の下側周囲に形成されたフランジ部4がクリー
ンルーム天井10に密着するよう設置される。ファン7
は本体ケース1の空気供給口1bの側に設けられたファ
ンケース12内に格納され、ファンケース12には空調
ダクト8が接続される。
【0022】ファン7の運転と共に空調ダクト8から供
給された空調エアが本体ケース1に送り込まれ、加圧さ
れてフィルタ3に供給される。この空気はフィルタ3に
よってろ過され、清浄空気として仕切枠2の吹き出し口
2aで整流拡散されてクリーンルームに供給される。
【0023】本実施例は、現地据付工事の作業手順とし
ては、ルーム天井10が貼られる前に本体ユニット1を
吊りボルト18を利用して吊り込み、空調ダクト8の接
続工事及びルーム天井10の貼付工事が完了し、清掃作
業が完了した後でフィルタ3及び仕切枠拡散板2の取付
作業が行われる。
【0024】ルーム天井8は一般に約3m程度の高さの
ため、フィルタ(重量約8kg)や仕切枠(約4kg)
を取り付ける際、脚立等を利用した高所作業となる。そ
のため、特にフィルタ装着時は安全上必ず2〜3人作業
となっていると共に、作業効率も悪いのが実情である。
【0025】通常フィルタユニットはクリーンルームに
少なくとも10台以上設置され、多い場合には、40〜
50台の設置となり、更に、フィルタの取り付けと仕切
枠取り付けの2回の高所作業を余儀なくされるため膨大
な作業工数となり、工事期間と工事費を多く要してい
る。
【0026】本実施例の場合、フィルタ3は床上作業で
予め仕切枠2に装着できるため、フィルタ取付作業は1
人作業で済み、しかも容易で安全に行うことができる。
現地での高所作業は、フィルタ付の仕切枠2を本体ケー
ス1に取り付ける1回だけで済み作業工数が半減でき
る。
【0027】又、更に工事期間を短縮する必要のある場
合には、工場出荷時に予めフィルタを仕切枠2に装着し
て現地へ送り込むことも可能である。
【0028】更に、フィルタユニット自体においても、
図7に示す従来技術の本体ケース1内に設けた仕切板1
6及びカバー17を廃止することができ、部品点数の削
減と一方向組立化が可能となり、安価な製品を提供でき
る。このように、本発明は経済性,据付性,安全性を向
上した最適なフィルタユニットを提供することができ
る。
【0029】本発明の第2実施例を図4により説明す
る。本実施例は、仕切枠2の吹き出し口2aを開口部の
みとして多孔板状の拡散板2b部分をなくしたものであ
る。他の部分は第1実施例と同様である。本実施例によ
ればより安価な製品を提供できる。
【0030】本発明の第3実施例を図5により説明す
る。本実施例は、フィルタ3と仕切枠2の間のスペース
を設けるために金具15を設けたものである。他の部分
は第1実施例と同様である。本実施例によれば、フィル
タ3の吹き出し面と拡散板2bとの間の空間を大きくと
ることができて整流効果を向上させることができる。
【0031】本発明の第4実施例を図6により説明す
る。本実施例はファン無しフィルタユニットの場合を示
し、本体ケース1の側面の一つに配置された空気供給口
1bに空調ダクト8が直接接続され、空調ダクト8の空
気圧により空調空気がフィルタ3を通過して清浄空気と
して吹き出し口2aからクリーンルーム内に吹き出され
るよう構成されたものである。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、組立性のよい安価なフ
ィルタユニットが実現できると共に、現地据付時の大幅
な作業効率アップとなり、工事期間,工事費を削減で
き、経済性,据付性、更に、作業者の安全性を備えたフ
ィルタユニットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のフィルタユニットを示す
縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施例のフィルタユニットの仕切
枠の引掛け手段を示す図で、同図(a)は縦断面図、同
図(b)は側面図である。
【図3】本発明の第1実施例のフィルタユニットの仕切
枠の案内ガイドの構成を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施例のフィルタユニットを示す
縦断面図である。
【図5】本発明の第3実施例のフィルタユニットを示す
縦断面図である。
【図6】本発明の第4実施例のフィルタユニットを示す
縦断面図である。
【図7】従来のフィルタユニットを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1:本体ケース,2:仕切枠,3:フィルタ,4:フラ
ンジ部,5:スタッドボルト,6:押え金具,7:ファ
ン,8:空調ダクト,9:シール材,10:ルーム天
井,11:固定ねじ,12:ファンケース,13:引掛
けピン,14:案内部材,15:金具,16:仕切板,
17:カバー,18:吊りボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略方形の箱状に形成されてその第1の面に
    開口部を有する圧力室と、この圧力室の上記第1の面と
    は異なる第2の面に配置された空気供給口と、上記開口
    部を塞ぐよう上記第1の面に装着されその略中央部に吹
    き出し口が形成された仕切枠と、この仕切枠の上記圧力
    室に面する側で上記吹き出し口に連通するように装着さ
    れたフィルタを有することを特徴とするフィルタユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】上記仕切枠を上記圧力室に仮留めするため
    の係合手段を有することを特徴とする請求項1記載のフ
    ィルタユニット。
JP309693A 1993-01-12 1993-01-12 フィルタユニット Pending JPH06205919A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP309693A JPH06205919A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 フィルタユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP309693A JPH06205919A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 フィルタユニット

Publications (1)

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JPH06205919A true JPH06205919A (ja) 1994-07-26

Family

ID=11547817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP309693A Pending JPH06205919A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 フィルタユニット

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