JPH0620525Y2 - 錠剤容器の中蓋 - Google Patents
錠剤容器の中蓋Info
- Publication number
- JPH0620525Y2 JPH0620525Y2 JP1989152179U JP15217989U JPH0620525Y2 JP H0620525 Y2 JPH0620525 Y2 JP H0620525Y2 JP 1989152179 U JP1989152179 U JP 1989152179U JP 15217989 U JP15217989 U JP 15217989U JP H0620525 Y2 JPH0620525 Y2 JP H0620525Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- inner lid
- tablet
- tablets
- outlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、所定量の錠剤を円滑に取り出すことができ
る錠剤容器の中蓋に関する。
る錠剤容器の中蓋に関する。
従来技術 錠剤容器から錠剤を取り出すに際し、錠剤を1個ずつ取
り出すことができる錠剤取出栓が提案されている(実開
昭63−65444号公報)。
り出すことができる錠剤取出栓が提案されている(実開
昭63−65444号公報)。
このものは、周縁部に振出口を有する中蓋であって、振
出口の奥部には、一方がばね材によって仕切られる錠剤
通路が形成されている。そこで、容器内の錠剤は、錠剤
通路を介して振出口から取り出すとき、ばね材によって
容器の口壁に押し付けられ、一時的に停止させられるか
ら、その後、容器全体を振動させ、後続の錠剤によって
押し出すことにより、1錠のみを取り出すことができ
る。
出口の奥部には、一方がばね材によって仕切られる錠剤
通路が形成されている。そこで、容器内の錠剤は、錠剤
通路を介して振出口から取り出すとき、ばね材によって
容器の口壁に押し付けられ、一時的に停止させられるか
ら、その後、容器全体を振動させ、後続の錠剤によって
押し出すことにより、1錠のみを取り出すことができ
る。
考案が解決しようとする課題 かかる従来技術によるときは、錠剤は、錠剤通路を通過
するに際し、ばね材によって機械的に停止させられ、そ
の後、容器全体を振動させることにより、後続の錠剤に
よって押し出されるから、ばね材による押圧力が不適当
であると、多数個の錠剤が一度に放出されたり、錠剤が
全く取り出せなくなったりすることがあり、ばね材の特
性のばらつきや取付精度を極めて高度に管理しなければ
ならず、製造コストが高くなりがちであるとう問題があ
った。また、錠剤を押し出す力は、後続の錠剤、すなわ
ち容器内に残留している錠剤に依存するから、容器内の
錠剤が残り少なくなると、その取出しができなくなって
しまい、極めて不都合であるという問題もあった。
するに際し、ばね材によって機械的に停止させられ、そ
の後、容器全体を振動させることにより、後続の錠剤に
よって押し出されるから、ばね材による押圧力が不適当
であると、多数個の錠剤が一度に放出されたり、錠剤が
全く取り出せなくなったりすることがあり、ばね材の特
性のばらつきや取付精度を極めて高度に管理しなければ
ならず、製造コストが高くなりがちであるとう問題があ
った。また、錠剤を押し出す力は、後続の錠剤、すなわ
ち容器内に残留している錠剤に依存するから、容器内の
錠剤が残り少なくなると、その取出しができなくなって
しまい、極めて不都合であるという問題もあった。
そこで、この発明の目的は、中蓋本体の振出口の周囲に
有底半円筒状の規制突部を形成することによって、全体
の製造コストが極めて安く、容器内のすべての錠剤を正
しく所定量ずつ取り出すことができる錠剤容器の中蓋を
提供することにある。
有底半円筒状の規制突部を形成することによって、全体
の製造コストが極めて安く、容器内のすべての錠剤を正
しく所定量ずつ取り出すことができる錠剤容器の中蓋を
提供することにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの考案の構成は、容器の
口部に装着し、偏心位置に振出口を有する中蓋本体と、
中蓋本体に対し、振出口の周囲に垂設する有底半円筒状
の規制突部とからなり、規制突部は、側面開放部が容器
の側壁に対向することをその要旨とする。
口部に装着し、偏心位置に振出口を有する中蓋本体と、
中蓋本体に対し、振出口の周囲に垂設する有底半円筒状
の規制突部とからなり、規制突部は、側面開放部が容器
の側壁に対向することをその要旨とする。
作用 かかる考案の構成によるときは、中蓋本体は、規制突部
を伴う振出口を有するから、振出口を下方にして容器全
体を傾けると、容器内の錠剤は、規制突部の側面開放部
を介し、規制突部の内部に入り込む。そこで、容器を正
立させれば、規制突部内には、規制突部の底部の面積に
よって決まる所定量の錠剤が残留するから、その後、振
出口を上方にして容器全体を再び傾けることにより、振
出口を介し、所定量の錠剤を取り出すことができる。
を伴う振出口を有するから、振出口を下方にして容器全
体を傾けると、容器内の錠剤は、規制突部の側面開放部
を介し、規制突部の内部に入り込む。そこで、容器を正
立させれば、規制突部内には、規制突部の底部の面積に
よって決まる所定量の錠剤が残留するから、その後、振
出口を上方にして容器全体を再び傾けることにより、振
出口を介し、所定量の錠剤を取り出すことができる。
すなわち、規制突部は、容器内の錠剤を所定量だけすく
い取る計量スプーンとして作用し、その後、容器を再び
傾けることにより、所定量だけの錠剤を取り出すことが
可能である。
い取る計量スプーンとして作用し、その後、容器を再び
傾けることにより、所定量だけの錠剤を取り出すことが
可能である。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
錠剤容器の中蓋は、中蓋本体1と、中蓋本体1に垂設す
る規制突部2とからなる(第1図)。ただし、規制突部
2は、中蓋本体1に対し、一体に成形されている。
る規制突部2とからなる(第1図)。ただし、規制突部
2は、中蓋本体1に対し、一体に成形されている。
中蓋本体1は、容器Bの口部Baに装着されている。中
蓋本体1は、外周に沿って2重のリング状のスカート1
a、1bを形成し、スカート1a、1bの間に口部Ba
の上端部を嵌入させることにより、口部Baに装着する
ものとする。
蓋本体1は、外周に沿って2重のリング状のスカート1
a、1bを形成し、スカート1a、1bの間に口部Ba
の上端部を嵌入させることにより、口部Baに装着する
ものとする。
中蓋本体1には、振出口1cが形成されている(第1
図、第2図)。振出口1cは、中蓋本体1の上面におい
て、中蓋本体1に対して偏心位置に形成されている。
図、第2図)。振出口1cは、中蓋本体1の上面におい
て、中蓋本体1に対して偏心位置に形成されている。
規制突部2は、底部2aと側部2bとを有する有底半円
筒状に形成されており、側部2bを介し、振出口1cの
周囲に垂設されている。また、規制突部2の側面開放部
2cは、容器Bの側壁Bcに対向している。
筒状に形成されており、側部2bを介し、振出口1cの
周囲に垂設されている。また、規制突部2の側面開放部
2cは、容器Bの側壁Bcに対向している。
容器Bには、パッキンCaを介して、ねじ付きのキャッ
プCを着脱自在に装着することができる。ただし、中蓋
本体1は、上面を凹状に形成し(第3図)、キャップC
は、乾燥剤Kを保持する保持蓋Cbを内面に組み付ける
ことができる。なお、保持蓋Cbには、通気孔Cb1、Cb1
が開口されている。
プCを着脱自在に装着することができる。ただし、中蓋
本体1は、上面を凹状に形成し(第3図)、キャップC
は、乾燥剤Kを保持する保持蓋Cbを内面に組み付ける
ことができる。なお、保持蓋Cbには、通気孔Cb1、Cb1
が開口されている。
かかる錠剤容器の中蓋は、次のようにして作動する。
まず、振出口1cが下方に来るようにして容器B全体を
傾けると(第4図)、容器B内の錠剤T、T…は、中蓋
本体1の下面において、規制突部2の周囲に集合する。
また、錠剤T、T…の一部は、容器Bの側壁Bcと規制
突部2との間に入り込み、さらに、規制突部2の側面開
放部2cを介し、規制突部2cの内部にまで入り込むこ
とができる。
傾けると(第4図)、容器B内の錠剤T、T…は、中蓋
本体1の下面において、規制突部2の周囲に集合する。
また、錠剤T、T…の一部は、容器Bの側壁Bcと規制
突部2との間に入り込み、さらに、規制突部2の側面開
放部2cを介し、規制突部2cの内部にまで入り込むこ
とができる。
つづいて、容器B全体を正立状態に戻すと(第5図)、
錠剤T、T…は、規制突部2に入り込んだ1錠を除き、
すべてが容器Bの下部に落下してしまう。ただし、ここ
で、規制突部2の底部2aは、1錠の錠剤Tを保持する
に必要最小限の面積になっているものとする。
錠剤T、T…は、規制突部2に入り込んだ1錠を除き、
すべてが容器Bの下部に落下してしまう。ただし、ここ
で、規制突部2の底部2aは、1錠の錠剤Tを保持する
に必要最小限の面積になっているものとする。
次いで、振出口1cが上方になるように容器Bを傾ける
と(第6図)、規制突部2は、内部の錠剤Tをそのまま
保持することができ、したがって、つづいて、容器Bを
反転して倒立させれば(第7図)、振出口1cを介し、
規制突部2内に保持されていた錠剤Tのみを外部に取り
出すことができる。このとき、容器B内の他の錠剤T、
T…は、規制突部2の側部2bにより、規制突部2内に
入り込むことができないからである。
と(第6図)、規制突部2は、内部の錠剤Tをそのまま
保持することができ、したがって、つづいて、容器Bを
反転して倒立させれば(第7図)、振出口1cを介し、
規制突部2内に保持されていた錠剤Tのみを外部に取り
出すことができる。このとき、容器B内の他の錠剤T、
T…は、規制突部2の側部2bにより、規制突部2内に
入り込むことができないからである。
以上の説明において、規制突部2の底部2aは、2錠以
上の錠剤T、T…を保持し得る面積としてもよい。錠剤
T、T…は、底部2aの面積に応じ、底部2aに保持し
得る所定量を一度に取り出すことが可能である。
上の錠剤T、T…を保持し得る面積としてもよい。錠剤
T、T…は、底部2aの面積に応じ、底部2aに保持し
得る所定量を一度に取り出すことが可能である。
また、この発明は、錠剤T、T…に限らず、顆粒状また
は粉状の収容物を一定量ずつ取り出す用途にも広く適用
することができる。
は粉状の収容物を一定量ずつ取り出す用途にも広く適用
することができる。
考案の効果 以上説明したように、この考案によれば、中蓋本体の振
出口の周囲に有底半円筒状の規制突部を形成することに
よって、規制突部は、その底部に、底部の面積に応じて
所定量の錠剤を保持し、振出口を介して外部に取り出さ
せることができる上、中蓋本体と規制突部とは、一体に
成形することができるから、全体としての製造コストが
極めて低廉で済み、しかも、錠剤の取出しは、容器内に
残留する錠剤に依存しないから、すべての錠剤を最後ま
で正しく、簡単に取り出すことができるという優れた効
果がある。
出口の周囲に有底半円筒状の規制突部を形成することに
よって、規制突部は、その底部に、底部の面積に応じて
所定量の錠剤を保持し、振出口を介して外部に取り出さ
せることができる上、中蓋本体と規制突部とは、一体に
成形することができるから、全体としての製造コストが
極めて低廉で済み、しかも、錠剤の取出しは、容器内に
残留する錠剤に依存しないから、すべての錠剤を最後ま
で正しく、簡単に取り出すことができるという優れた効
果がある。
第1図ないし第7図は実施例を示し、第1図は要部縦断
面図、第2図は一部平面図、第3図は他の実施例を示す
第1図相当図、第4図ないし第7図は動作説明図であ
る。 B……容器 Ba……口部 Bc……側壁 1……中蓋本体 1c……振出口 2……規制突部 2c……側面開放部
面図、第2図は一部平面図、第3図は他の実施例を示す
第1図相当図、第4図ないし第7図は動作説明図であ
る。 B……容器 Ba……口部 Bc……側壁 1……中蓋本体 1c……振出口 2……規制突部 2c……側面開放部
Claims (1)
- 【請求項1】容器の口部に装着し、偏心位置に振出口を
有する中蓋本体と、該中蓋本体に対し、前記振出口の周
囲に垂設する有底半円筒状の規制突部とからなり、該規
制突部は、側面開放部が容器の側壁に対向することを特
徴とする錠剤容器の中蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989152179U JPH0620525Y2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 錠剤容器の中蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989152179U JPH0620525Y2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 錠剤容器の中蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0391349U JPH0391349U (ja) | 1991-09-18 |
JPH0620525Y2 true JPH0620525Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31698454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989152179U Expired - Lifetime JPH0620525Y2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 錠剤容器の中蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620525Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4629600B2 (ja) * | 2005-10-19 | 2011-02-09 | 節子 安島 | 枕 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS618572B2 (ja) * | 1980-05-15 | 1986-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | |
JPS6365444B2 (ja) * | 1984-08-29 | 1988-12-15 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS618572U (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-18 | 東京ライト工業株式会社 | 錠剤等用容器 |
JPH0319385Y2 (ja) * | 1986-10-17 | 1991-04-24 |
-
1989
- 1989-12-29 JP JP1989152179U patent/JPH0620525Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS618572B2 (ja) * | 1980-05-15 | 1986-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | |
JPS6365444B2 (ja) * | 1984-08-29 | 1988-12-15 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0391349U (ja) | 1991-09-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |