JP6910716B2 - 錠剤容器 - Google Patents

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Description

本発明は、計量機能付きキャップが装着された錠剤容器に関し、とくに、定量の錠剤を取り出すことができる計量機能付きキャップが装着された錠剤容器に関するものである。
錠剤容器において、図8に示すように、容器本体Aaの口部1に螺合されたねじキャップCを開蓋し、容器本体Aa内の錠剤を所定の個数だけ取り出すには、容器本体Aaを傾けながら収納された錠剤を少しずつ振り出す必要があり、面倒であった。
このため、スライド部材を装着したケース本体と、取出口を設けた蓋体によって構成し、ケース本体に、複数の錠剤を保持する保持部と、スライド部材のガイド部材を設け、スライド部材と蓋板と、挿入開口を設けた側壁と遮蔽板を設けることにより、スライド部材が、所定位置で、蓋板で取出口を閉じるとともに、収納室から挿入開口を通って保持部で複数の錠剤を保持させ、スライド部材を移動させることによって、移動に応じて取出口を開き、取出口を下方に向けることによって所定の個数の錠剤を取り出すことができる錠剤ケースが従来から知られている(特許文献1参照)。
特開2008−213865号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の錠剤ケースは、ケースが扁平で携帯するのに便利であるが、図8に示す従来の錠剤容器のように多量の錠剤を収納できないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、従来の錠剤容器に計量機能付きキャップを装着することにより、定量(所定の個数)の錠剤を取り出すことができる錠剤容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、錠剤容器として、扁平な粒状物である錠剤を収納する容器本体と、容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体の天面を覆う蓋体とを備える錠剤容器であって、キャップ本体は、連通孔が開口された底壁と、底壁の周縁から立設された側周壁とを備え、底壁は、錠剤の待機エリアを形成するリング状底部と、リング状底部から径方向外方に突出して錠剤の計量エリアを形成する突出底部とを備え、側周壁は、リング状底部の周縁から立設された円弧壁と、突出底部の周縁から立設された突出壁とを備え、蓋体は、キャップ本体の側周壁の外周縁と同形の蓋板と、蓋板から垂設され、キャップ本体の側周壁の円弧壁内面に摺接する中足壁とを備えることを特徴とする構成を採用する。
錠剤容器の実施形態として、リング状底部は、突出底部側に形成された待機凹部を備えることを特徴とする構成を採用し、また、リング状底部は、突出底部と反対側から突出底部側に向けて下り勾配の傾斜面であることを特徴とする構成を採用し、さらに、側周壁の円弧壁は、内面に設けられた係止溝を有し、蓋体の中足壁は、係止溝に嵌合する係止凸条を有することを特徴とする構成を採用する。
錠剤容器の具体的実施形態として、蓋体の蓋板は、待機エリアに対応する円形板部と、計量エリアに対応する突出板部とを有し、蓋体の中足壁は、側周壁の円弧壁内面に摺接して回動する際に、待機エリアと計量エリアとの流通路を遮断することを特徴とする構成を採用し、また、蓋体は、突出板部の周縁から破断可能な弱化片を介して接続された封印部材を備えることを特徴とする構成を採用する。
本発明の錠剤容器は、キャップ本体が、連通孔が開口された底壁と、底壁の周縁から立設された側周壁とを備え、底壁が、錠剤の待機エリアを形成するリング状底部と、リング状底部から径方向外方に突出して錠剤の計量エリアを形成する突出底部とを備え、側周壁は、リング状底部の周縁から立設された円弧壁と、突出底部の周縁から立設された突出壁とを備え、蓋体が、キャップ本体の側周壁の外周縁と同形の蓋板と、蓋板から垂設され、キャップ本体の側周壁の円弧壁内面に摺接する中足壁とを備えることによって、容器本体内の錠剤に直接触れることなしに、容器本体を転倒して戻すだけで定量の錠剤を取り出すことができる。
本発明の第1実施例である錠剤容器の使用前状態を示す図であり、(a)は(b)のX−X矢視断面図、(b)は側面断面図である。 本発明の第1実施例である錠剤容器の計量機能付きキャップを示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面断面図である。 本発明の第1実施例である錠剤容器の計量機能付きキャップのキャップ本体を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面断面図である。 本発明の第1実施例である錠剤容器の計量機能付きキャップの蓋体を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面断面図、(c)は下面図である。 本発明の第1実施例である錠剤容器の計量機能付きキャップの蓋体を示す図であり、(a)は図4(a)の要部拡大図、(b)は図4(b)の要部拡大図である。 本発明の第1実施例である計量機能付きキャップを装着した錠剤容器の使用時の状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面断面図である。 本発明の第2実施例である錠剤容器の計量機能付きキャップを示す図であり、(a)は(b)のY−Y矢視断面図、(b)は側面断面図である。 錠剤容器の流通時を示す側面半断面図である。
つぎに、本発明の計量機能付きキャップを装着した錠剤容器について、実施例をあげ、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器本体、Bは容器本体Aに装着される計量機能付きキャップである。
なお、以下の説明において、図1(b)でみて、左方向を「正面」とし、右方向を「背面」とし、上方向を「上」とし、下方向を「下」とする。
図1に示すように、容器本体Aは、円筒状の口部1と、口部1の下端に連設される有底の胴部2とを備えており、口部1の外周には、係合突条3が形成されている。
容器本体Aには、錠剤Tが収納されるが、錠剤Tとして、薬剤の他に、栄養剤、キャンデー等の扁平な粒状物を収納することができる。
図1および図2に示すように、計量機能付きキャップBは、容器本体Aの口部1に装着されるキャップ本体B1と、キャップ本体B1の天面を覆う蓋体B2と、蓋体B2の回動を阻止する封印部材B3とから構成されている。
図1〜3に示すように、キャップ本体B1は、容器本体Aの口部1に装着される装着部5と、装着部5の上部に形成された平板状の底壁6と、底壁6に貫通された円形状の連通孔7と、底壁6の周縁から立設された側周壁8とを備えている。
底壁6と側周壁8とによって形成された領域は、錠剤Tが一時的に貯留されるリング状の待機エリアaと、待機エリアaから径方向外方に突出した計量エリアbとから構成されている。
本実施例では、計量エリアbの周方向長さは、錠剤Tが3個並ぶように設定されているが、所望する個数に応じて計量エリアbの周方向長さを設定することができる。
装着部5は、装着時に口部1の上端面と当接される環状の基壁9と、基壁9の外周縁から垂設された外筒10と、基壁9の内周縁から垂設された内筒11とから構成されている。
外筒10の内周には、口部1の係合突条3と係合する係合部12が形成されている。
底壁6は、外筒10の周縁に沿って待機エリアaを形成するリング状底部6aと、リング状底部6aから径方向外方に突出して計量エリアbを形成する正面側が円弧状の突出底部6bとから構成され、連通孔7は、リング状底部6aの中央に形成されている。
なお、本実施例では、円形状の連通孔7は、リング状底部6aの中央に形成されているが、リング状底部6aは、突出底部6b側(正面側)に錠剤Tを貯留する場所を確保できればよいので、連通孔7は、リング状底部6aの背面側に偏って形成されていても構わない。また、連通孔7の形状も円形に限らず、楕円や多角形であっても構わない。
側周壁8は、待機エリアaを形成するリング状底部6aの周縁から立設された円弧壁8aと、計量エリアbを形成する突出底部6bの周縁から立設された突出壁8bとから構成され、円弧壁8aと突出壁8bは、滑らかに接続されている。
円弧壁8aの内面の中段には、円弧全周にわたって延びる係止溝13が設けられている。
図1、図2、図4および図5に示すように、蓋体B2は、キャップ本体B1の側周壁8の外周縁と同形の蓋板20を備えており、蓋板20は、待機エリアaに対応する円形板部20aと、計量エリアbに対応する突出板部20bとから構成されている。
円形板部20aの下面には、突出板部20bと接続する部分を除いて、キャップ本体B1の円弧壁8aの内面に摺接する円弧状の中足壁21が垂設されており、中足壁21の外面には、キャップ本体B1の円弧壁8aの係止溝13に嵌合する係止凸条22が突設されている。
図4および図5に示すように、蓋体B2は、突出板部20bの周縁から破断可能な弱化片23を介して垂設された封印部材B3と接続されている。
本実施例では、弱化片23は、蓋体B2と封印部材B3との間に、5箇所設けられているが、弱化片23は、必要に応じて任意の箇所に設けることができる。
封印部材B3は、計量機能付きキャップBの未使用時に、キャップ本体B1の突出壁8bの外側を包囲する包囲壁25と、包囲壁25の両側端に形成された摘み部26とから構成されている。
つぎに、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
計量機能付きキャップBの組立にあたって、封印部材B3がキャップ本体B1の突出壁8bの外側を包囲するように、蓋体B2を、蓋板20の外周縁がキャップ本体B1の側周壁8の外周縁に合致するようにして押込む。
このとき、図1(a)に示すように、蓋体B2の中足壁21の外面は、円弧壁8aの内面と摺接し、中足壁21の周方向端部は、円弧壁8aの周方向端部と一致するため、待機エリアaと計量エリアbの間には、流通路が形成され、錠剤Tが流通可能な状態となっている。
さらに、中足壁21の外面に形成された係止凸条22は、円弧壁8aの内面に形成された係止溝13に嵌合し、キャップ本体B1に対して蓋体B2が上下方向に動くのを阻止している。
つぎに、組立終わった計量機能付きキャップBは、図1に示す状態で、錠剤Tが充填された容器本体Aの口部1に打栓して装着される。
打栓工程は、キャップ本体B1の基壁9と外筒10と内筒11との間に形成される環状溝部に容器本体Aの口部1を当てがい、蓋体B2の上から押圧力が加えられると、外筒10の係合部12は、口部1の係合突条3を乗り越え、口部1は、内筒11の外周と外筒10の内周、および基壁9と係合部12とによって挟持され、計量機能付きキャップBが容器本体Aに装着される。
つぎに、錠剤Tの計量、取出しについて説明する。
本実施例の計量機能付きキャップBが装着された錠剤容器を初めて使用する際には、封印部材B3の包囲壁25の両側端に形成された摘み部26の何れか一方を手指で摘んでひきちぎることにより、弱化片23を破断し、封印部材B3を蓋体B2から取り除く。
計量機能付きキャップBは、封印部材B3を取り除くことによって、蓋体B2をキャップ本体B1に対して周方向に回動させることができる。
なお、封印部材B3は、必要に応じて設けることができ、省略しても構わない。
錠剤Tを定量(本実施例では3個)取り出すには、容器本体Aを計量機能付きキャップBが下になるように転倒させることにより、容器本体A内の錠剤Tを連通孔7を通して計量機能付きキャップBの待機エリアa内に移動させる。
このとき、待機エリアaの上下方向の高さは、錠剤Tの厚さよりも少しだけ高く設定されているので、錠剤Tは、横に整列された状態で連通孔7から待機エリアa内に入ることになる。
その後、計量機能付きキャップBの計量エリアb(突出壁8b)が下を向くように、静かに容器本体Aを元の姿勢に戻すと、底壁6上に載らなかった錠剤Tは、連通孔7から容器本体A内に戻り、底壁6には、突出底部6b上に保持された3個の錠剤Tだけではなく、リング状底部6a上にも整列された錠剤Tが保持される。
つぎに、蓋体B2を周方向の何れか一方向に回動させると、突出壁8bによって形成された計量エリアbの天面が開口されるので、開口された天面を下側して錠剤Tを手のひらに受けて、3個の錠剤Tを取出すことができる。
その際、図6(a)に示すように、蓋体B2の突出板部20bを所定の位置まで右方向に回動させると、計量エリアbの天面が開口されるとともに、中足壁21が、計量エリアbと待機エリアaとの流通路を遮断し、待機エリアaから新しい錠剤Tが計量エリアbに入ることを阻止する。
3個の錠剤Tを取り出した後、蓋体B2を逆方向に回動して計量エリアbの天面を閉じると、中足壁21は、再び計量エリアbと待機エリアaとの流通路を開放し、待機エリアaから新しい錠剤Tを計量エリアbに移動させることができる。
本実施例の計量機能付きキャップBが装着された錠剤容器は、容器本体A内の錠剤Tに直接手を触れることなく、定量の錠剤Tを計量エリアbの開口部から取り出すことができるので、衛生的である。
図6に示す実施例では、蓋体B2を上面視で右方向に回動させたが、左方向に回動させてもよいし、また、一方向のみに回動させるようにしてもよい。
さらに、蓋体B2をキャップ本体B1に対して必要以上に回動しないように、ストッパーを設けてもよい。
つぎに、流通時は、錠剤容器を通常のねじキャップで密封し、使用時には、別添の計量機能付きキャップに付け替える第2実施例について、図を参照して説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、変更部分に新たな符号を付し、相違点を中心に説明する。
図7および図8において、Aaは容器本体、Baは容器本体Aaに装着される計量機能付きキャップである。
図8に示すように、容器本体Aaは、口部1と、口部1の下端に連設される有底の胴部2とを備えており、口部1の外周には、外周ねじ部4が形成されている。
図7に示すように、計量機能付きキャップBaは、容器本体Aaの口部1に装着され、天面が開放されたキャップ本体B1aと、キャップ本体B1aの天面を覆う蓋体B2と、蓋体B2の回動を阻止する封印部材B3とから構成されている。
キャップ本体B1aは、容器本体Aaの口部1に装着される装着部5と、装着部5の上部に形成された平板状の底壁16と、底壁16に貫通された円形状の連通孔7と、底壁16の周縁から立設された側周壁8とを備えている。
装着部5は、装着時に口部1の上端面と当接される環状の基壁9と、基壁9の外周縁から垂設された外筒10と、基壁9の内周縁から垂設された内筒11とから構成されており、さらに、基壁9の下面には、コンタクトリング15が形成されている。
外筒10の内周には、容器本体Aaの口部1の外周ねじ部4と螺合する内周ねじ部14が形成されている。
底壁16は、外筒10の周縁に沿って待機エリアaを形成するリング状底部16aと、リング状底部16aから径方向外方に突出して計量エリアbを形成する正面側が円弧状の突出底部16bとから構成され、連通孔7は、リング状底部16aの中央に形成されている。
リング状底部16aは、突出底部16bと反対側(背面側)から突出底部16b側(正面側)に向けて、全体が下り勾配の傾斜面に形成されるとともに、突出底部16bの近傍には、計量エリアbに移動させる錠剤Tを待機させるために、3個の待機凹部17が形成されている。
さらに、リング状底部16aは、連通孔7の周縁に沿って堰き止め部18が形成され、堰き止め部18の縦断面形状は、連通孔7からエッジのない滑らかな円弧を描きながら頂点に達し、頂点から径方向外方に緩やかに傾斜しており、連通孔7から待機エリアaに錠剤Tが入り易くするとともに、一旦、リング状底部16aに載った錠剤Tが待機凹部17に移動し易くしている。
なお、本実施例の底壁16の構成は、第1実施例にも適用できることは、いうまでもない。
図8に示すように、流通用ねじキャップCは、通常に容器本体Aaの密封に使用されるもので、円板状の頂壁30と、頂壁30の周縁から垂設された外周壁31と、外周壁31の内周に形成され、口部1の外周ねじ部4と螺合する内周ねじ部32とから構成されている。
つぎに、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
計量機能付きキャップBaの組立は、第1実施例と同様の手順で行われる。
本実施例の錠剤容器は、容器本体Aaに錠剤Tを充填した後、図8に示すように、流通用ねじキャップCを口部1に螺合して密封し、計量機能付きキャップBaを別個に添付して流通に供する。
錠剤容器の使用時には、流通用ねじキャップCを容器本体Aaの口部1から外して開封し、図7に示す別添の計量機能付きキャップBaを口部1に螺合することにより付け替える。
計量機能付きキャップBaを装着した錠剤容器による錠剤Tの取り出しは、第1実施例と同様に行うことができるが、底壁16のリング状底部16aに、待機凹部17を形成したことにより、計量エリアbに移動させる前の錠剤Tを所定位置に待機させることができ、錠剤Tの定量取り出しをより確実にできる。
また、リング状底部16aは、背面側から正面側に向けて、全体を下り勾配の傾斜面とするとともに、連通孔7の周縁に沿って堰き止め部18を形成したことにより、リング状底部16aに載った錠剤Tを連通孔7から落下させることなく、背面側から待機凹部17に向けて移動させ易くすることができる。
本実施例の錠剤容器は、流通時に、通常の流通用ねじキャップCにより密封されているので、流通用ねじキャップCよりも嵩張る計量機能付きキャップBaが装着された錠剤容器よりもコンパクトな状態で流通させることができる。
本発明の錠剤容器は、錠剤が収納された容器本体に装着することにより、容器本体内の錠剤に直接触れることなしに、定量の錠剤を取出すことができ、薬剤だけでなく、キャンデー等の扁平な粒状の食料品の容器として、広く利用することができる。
A、Aa 容器本体
B、Ba 計量機能付きキャップ
B1、B1a キャップ本体
B2 蓋体
B3 封印部材
C 流通用ねじキャップ
a 待機エリア
b 計量エリア
T 錠剤
1 口部
2 胴部
3 係合突条
4 外周ねじ部
5 装着部
6、16 底壁
6a、16a リング状底部
6b、16b 突出底部
7 連通孔
8 側周壁
8a 円弧壁
8b 突出壁
9 基壁
10 外筒
11 内筒
12 係合部
13 係止溝
14、32 内周ねじ部
15 コンタクトリング
17 待機凹部
18 堰き止め部
20 蓋板
20a 円形板部
20b 突出板部
21 中足壁
22 係止凸条
23 弱化片
25 包囲壁
26 摘み部
30 頂壁
31 外周壁

Claims (6)

  1. 扁平な粒状物である錠剤を収納する容器本体と、容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体の天面を覆う蓋体とを備える錠剤容器であって、
    キャップ本体は、連通孔が開口された底壁と、底壁の周縁から立設された側周壁とを備え、
    底壁は、錠剤の待機エリアを形成するリング状底部と、リング状底部から径方向外方に突出して錠剤の計量エリアを形成する突出底部とを備え、
    側周壁は、リング状底部の周縁から立設された円弧壁と、突出底部の周縁から立設された突出壁とを備え、
    蓋体は、キャップ本体の側周壁の外周縁と同形の蓋板と、蓋板から垂設され、キャップ本体の側周壁の円弧壁内面に摺接する中足壁とを備えることを特徴とする錠剤容器。
  2. リング状底部は、突出底部側に形成された待機凹部を備えることを特徴とする請求項1に記載の錠剤容器。
  3. リング状底部は、突出底部と反対側から突出底部側に向けて下り勾配の傾斜面であることを特徴とする請求項1または2に記載の錠剤容器。
  4. 側周壁の円弧壁は、内面に設けられた係止溝を有し、
    蓋体の中足壁は、係止溝に嵌合する係止凸条を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の錠剤容器。
  5. 蓋体の蓋板は、待機エリアに対応する円形板部と、計量エリアに対応する突出板部とを有し、
    蓋体の中足壁は、側周壁の円弧壁内面に摺接して回動する際に、待機エリアと計量エリアとの流通路を遮断することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の錠剤容器。
  6. 蓋体は、突出板部の周縁から破断可能な弱化片を介して接続された封印部材を備えることを特徴とする請求項5に記載の錠剤容器。
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