JP4870012B2 - 錠剤ケース - Google Patents
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Description
錠剤の取出しにあたっては、容器の取出し口を下方にし、スライド板を取出し口より所定量露出させることによって、所望数の錠剤を手のひらで受けるようにしている。
また、スライド部材を操作して計量部を露出した場合に、錠剤を手のひらで受けないと取りこぼすという問題があった。
図1〜3において、Aは本発明の錠剤ケースで、ケース本体A1と、蓋体A2とからなっており、錠剤ケースAは、錠剤Tが収納される円形状の収納部aと、収納部aより突出した計量部bとを具備している。
錠剤として、薬剤の他に、栄養剤、キャンデー等の粒状物を収納することができる。
突出部1bには、複数個の計量室3a、3b、3cが設けられている。
実施例では、3個の計量室が設けられているが、所望する錠剤数に応じて設定することができる。
各計量室3a、3b、3cには、錠剤Tの収容孔4と、各計量室3a、3b、3c間を仕切る区画板5が立設されている。
円弧壁2aには、円弧壁2cの中心線に対応する位置で、中心線を挟んで両側にほぼ円弧壁2cに等しい角度範囲にわたって切下げ段部6が刻設されている。
中央から両側に、計量室3a、3b、3cに対応する角度毎に、一対の係止突起8a、8b、8cが設けられている。
円弧壁2aの内周面には、切下げ段部6のやや下方に、円弧全周にわたって延びる係止溝9が設けられている。
突出板部10bは、錠剤ケースAの計量部bに対応するとともに、計量室3a、3b、3cを順次開閉するようになっており、その上面には、開口方向を指示する表示11が付されている。
遮蔽板12上部の中心部には、蓋板10の下面から垂下するリブ14が設けられて、図4に示すように、リブ14と、係止突起8a、8b、8c等によって開蓋時の位置決め機構が形成されている。
錠剤Tの収納にあたって、ケース本体A1に錠剤Tを入れ、蓋体A2を、その外周縁をケース本体A1の外周縁に合わせるようにして押込む。
その際、蓋体A2の遮蔽板12は、円弧壁2aと当接し、その端部は、円弧壁2aと一致し、収納部aと計量部bは、連通した状態となっている。
そして、遮蔽板12の係止突条13は、円弧壁2aの係止溝9に係止し、蓋体A2が上昇して開蓋されるのを阻止している。
また、リブ14は、係止突起7によって挟持され、左右への廻動が阻止されている。
錠剤Tの計量は、錠剤ケースAを計量部bを下になるように傾けると、収納部a内の錠剤Tは、計量部bに移動し、一個ずつ収容孔4内に保持される。
次いで、蓋体A2を左右の何れかの方向に所定の位置まで廻動させると、所定数の計量室3が開口され、開口を下側にして錠剤Tを手のひらに受けて、所望する個数の錠剤Tを取出すことができる。
また、2個の錠剤Tを取出したいときには、蓋体A2を、リブ14が係止突起8bと係合するまで廻動させると、計量室3a、3bを開口させ、同時に、遮蔽板12が、二つの計量室3a、3bと収納部aとの流通路を遮断する。
そして、開口を下側にして、錠剤Tを手のひらに受けて、3個の錠剤Tを取出すことができる。
したがって、本発明の錠剤ケースAでは、所望する数個の錠剤Tを取出すことができる。
また、実施例では、計量室を3個としたが、それ以上の個数とし、位置決め機構を形成した係止突起を必要数設けてもよい。
また、リブをケース本体の側に、係止突起を蓋板の側に設けるようにしてもよい。
この場合、切下げ段部を設ける必要はなく、構成を簡単にすることができる。
また、突部を側周壁上面に、複数の凹溝を蓋体周縁下面に設けるようにしてもよい。
A1 ケース本体
A2 蓋体
a 収納部
b 計量部
T 錠剤
1 底壁
1a 円形板部
1b 突出部
2 側周壁
2a 円弧壁
2b 両側壁
2c 円弧壁
3a,b,c 計量室
4 収容孔
5 区画板
6 切下げ段部
7 係止突起
8a,b,c 係止突起
9 係止溝
10 蓋板
10a 円形板部
10b 突出板部
11 表示
12 遮蔽板
13 係止突条
14 リブ
Claims (4)
- ケース本体と蓋体とからなり、錠剤の収納部と計量部とを具えた錠剤ケースであって、
ケース本体は、底壁と、側周壁とからなり、
底壁は、収納部を形成する円形板部と、計量部を形成する突出部とを具え、
突出部には、収容孔と区画板とを具えた複数個の計量室が形成されており、
側周壁は、底壁の周縁に沿って立設されており、
蓋体は、ケース本体の側周壁の外径と同形の蓋板と、該蓋板から垂設され、ケース本体の側周壁内面に摺接する遮蔽板とからなり、
ケース本体と蓋体との間に、蓋体の位置決め機構が設けられていることを特徴とする錠剤ケース。 - ケース本体の側周壁が、収納部を形成する円弧壁を具え、
円弧壁内面に係止溝を設け、遮蔽板の外周に前記係止溝に係合する係止突条が設けられていることを特徴とする請求項1記載の錠剤ケース。 - 蓋体の位置決め機構は、蓋体の周縁、またはケース本体の側周壁上面に設けられたリブと、ケース本体の側周壁上面、または蓋体の周縁に沿って設けられ、前記リブを挟む一対の係止突起とから形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の錠剤ケース。
- 蓋体の位置決め機構が、蓋板、またはケース本体の周縁に沿って設けられた突部と、ケース本体の側周壁上面、または蓋板の周縁の所定位置に設けられた複数個の凹溝であることを特徴とする請求項1または2記載の錠剤ケース。
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2007
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