JP5090141B2 - 容器および内容物入り容器 - Google Patents

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Description

本発明は扁平な容器本体を有する容器および内容物入り容器に関するものである。
この種の容器として、従来から例えば下記特許文献1に示されるような、開閉蓋の開閉を繰り返して内容物を少しずつ取り出せるようにした構成が知られている。
特開2006−256692号公報
しかしながら、前記従来の容器では、内容物を所望の量だけ取り出すことが困難であるという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、内容物を所望の量だけ取り出すことができる容器および内容物入り容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の容器は、側面部に第1開口部が形成された扁平な容器本体と、前記第1開口部に嵌合された蓋本体と、が備えられ、前記蓋本体には、前記容器本体内に連通する第2開口部が形成されるとともに、この第2開口部を開閉する開閉蓋と、この開閉蓋を、前記容器本体の平面視における外周縁に沿って延在する回動軸線回りに回動可能に支持するヒンジ部と、が備えられ、前記開閉蓋の内面には第2開口部内に向けて計量筒部が突設されるとともに、前記蓋本体の内部に、内容物を前記計量筒部内に誘導する誘導部が設けられ、前記計量筒部の先端縁においてこの容器の厚さ方向に沿ってヒンジ部側に位置する部分には、前記容器本体内に向けて鍔部が突設され、前記容器本体または蓋本体には、前記第2開口部を開口したときに前記鍔部によりこの第2開口部の少なくとも一部を覆わせて、前記容器本体内の内容物の前記第2開口部を通した脱落を防止するように、前記開閉蓋の回動量を規制する規制部が設けられていることを特徴とする。
この発明では、蓋本体の内部に内容物を計量筒部内に誘導する誘導部が設けられているので、この容器を蓋本体が鉛直方向下側に向くように傾けたときに、内容物を誘導部により計量筒部内に誘導させてこの計量筒部内に進入させ易くすることが可能になる。
その後、開閉蓋を前記回動軸線回りに回動させて前記第2開口部を開口したときに、計量筒部内に進入した内容物が露呈する。この際、前記規制部が設けられるとともに、計量筒部の先端縁に前記鍔部が設けられているので、開閉蓋は、鍔部が前記第2開口部を通過してその全体がこの第2開口部の外側に位置する前、つまり第2開口部を完全に開口させる前に、前記規制部によって前記回動軸線回りの回動が規制される。これにより、計量筒部内に進入した内容物を取り出す際に、第2開口部の少なくとも一部は鍔部で覆っておくことが可能になり、容器本体内の内容物が不意に第2開口部から脱落するのを防ぐことができる。
以上より、内容物を所望の量だけ取り出すことができる。
ここで、前記誘導部は、計量筒部内において前記回動軸線が延在する延在方向の端部に設けられ、かつ該延在方向に沿って計量筒部の外側から内側に向かうに従い漸次、前記開閉蓋の内面側に向けて延びる誘導面を備えてもよい。
この場合、誘導部が前記誘導面を備えているので、容器を蓋本体が鉛直方向下側に向くように傾けて、内容物を計量筒部の開口周縁部に到達させたときに、この内容物を前記誘導面上を滑らせて引っ掛かりなくスムーズに計量筒部内に進入させることが可能になる。
また、前記誘導部は、蓋本体の内面において前記第2開口部よりも前記回動軸線が延在する延在方向の外側に位置する部分に、前記容器本体の内側に向けて突設された誘導突起を備え、この誘導突起は、前記延在方向に間隔をあけて複数設けられるとともに、これらの誘導突起の容器本体の内側に向けた各突出長さは、前記第2開口部に近づくに従い漸次短くなってもよい。
この場合、誘導部が複数の前記誘導突起を備えているので、容器を蓋本体が鉛直方向下側に向くように傾けて、内容物を蓋本体内において計量筒部よりも前記延在方向の外側に位置する部分に到達させたときに、この内容物を前記誘導突起の先端縁上を滑らせて引っ掛かりなくスムーズに計量筒部に近づけることができる。
さらに、前記容器本体を構成する一方の表面部および他方の表面部それぞれの内面には、前記回動軸線が延在する延在方向に直交する方向に延びるリブが、前記延在方向に間隔をあけて複数突設されてもよい。
この場合、前記一方の表面部および他方の表面部それぞれの内面に、前記リブが突設されているので、これらの両表面部の強度を高めることが可能になるとともに、例えば落下時等に作用した衝撃力を前記リブが撓むことで吸収することもできる。
また例えば、内容物が板状の錠剤とされて、前記一方の表面部および他方の表面部それぞれの内面に形成された各リブ同士の、容器本体の厚さ方向における間隔が、板状に形成された内容物の厚さよりもわずかに大きくなっている場合には、容器本体内で、内容物がその厚さ方向に積み重なったり、あるいは外周面が前記一方の表面部および他方の表面部それぞれの内面側で挟まれて引っ掛かったりするのを抑えることが可能になり、内容物を取り出すために容器を蓋本体が鉛直方向下側に向くように傾けたときに、この内容物を容器本体内でつまらせることなく、前記第2開口部側に向けて移動させることができる。
さらにこの場合、内容物を取り出すために容器を蓋本体が鉛直方向下側に向くように傾けて内容物を前記第2開口部側に向けて移動させる際に、この内容物の、前記一方の表面部および他方の表面部それぞれの内面側との接触面積を低減することが可能になり、この内容物に作用する摩擦力を抑えることも可能になる。
さらにこの場合において、例えば内容物の表裏面が厚さ方向の外側に向けて膨出した凸曲面状に形成されるとともに、前記延在方向で隣り合う各リブ同士の間隔が、内容物の外径よりも小さくなっている場合には、この内容物の表裏面における各中央部を、前記延在方向で隣り合うリブ同士でガイドすることが可能になる。したがって、内容物を取り出すために容器を蓋本体が鉛直方向下側に向くように傾けたときに、内容物を前記第2開口部側に向けて前記延在方向に直交する方向にほぼ真直ぐ整列させた状態で移動させることが可能になり、容器本体内で内容物がつまるのをより一層確実に防ぐことができる。
さらにまた、前記計量筒部内には、この計量筒部内を前記回動軸線が延在する延在方向に沿って複数に仕切る仕切り板が設けられてもよい。
この場合、計量筒部内に仕切り板が設けられているので、計量された複数個の内容物を取り出すことが可能になり、この容器の取り扱い性を向上させることができる。
また、本発明の内容物入り容器は、容器の内部に内容物が収納された内容物入り容器であって、前記内容物は錠剤とされるとともに、前記容器は、本発明の容器であることを特徴とする。
なお、前記錠剤としては、例えば医薬品、食品あるいは医薬部外品等が挙げられ、その適用分野は特に限定されるものではない。
さらに、本発明の内容物入り容器は、前記内容物は錠剤とされ、前記容器は請求項4記載の容器とされるとともに、前記錠剤の外径は前記リブの幅よりも大きくなっていることを特徴とする。
この場合、錠剤を容器内でスムーズに移動させることが可能になる。
この発明に係る容器および内容物入り容器によれば、内容物を所望の量だけ取り出すことができる。
以下、図1から図5を参照し、この発明の一実施形態について説明する。本実施形態に係る容器10には、側面部に第1開口部12が形成された扁平な容器本体11と、第1開口部12に嵌合された蓋本体20と、が備えられている。
この容器10は扁平な直方体状に形成されて平面視長方形状となっている。ここで、容器本体11も扁平な直方体状に形成されて平面視長方形状となっており、この長方形状をなす長辺および短辺それぞれの延在方向は、容器10における前記長方形状をなす長辺および短辺それぞれの延在方向と一致している。以下、これらの長辺の延在方向を長手方向Aといい、短辺の延在方向を短手方向Bという。
そして、第1開口部12は、容器本体11の側面部において前記長方形状をなす2つの短辺のうちの1つが位置する部分、つまり前記長手方向Aにおける一方の端面の全域に形成されている。これにより、蓋本体20は、容器10における前記長手方向Aの一方の端部を構成している。なお、容器10の前記長手方向Aにおける両端面の各平面視形状は、前記短手方向Bに長い長方形状に形成されるとともに、前記短手方向Bの両端縁はこの方向Bの外側に向けて凸の曲線状となっている。
また、蓋本体20には、内外面が前記長手方向Aを向く第1天壁部21と、この第1天壁部21の外周縁に前記長手方向Aに沿って容器本体11の内側に向けて延設された第1周壁部22と、が備えられ、この第1周壁部22が、容器本体11の第1開口部12内に嵌合されている。さらに、第1天壁部21には、容器本体11内に連通する第2開口部23が形成されている。
ここで、図示の例では、第1天壁部21において前記短手方向Bにおける一方側の部分は、前記長手方向Aに沿って容器本体11の内側に向けて凹む凹部21aとなっており、この凹部21aに第2開口部23が形成されている。また、第1天壁部21において前記短手方向Bにおける他方側の部分21bは、容器10における前記長手方向Aの一方の端面の一部を構成している。さらに図示の例では、第2開口部23の開口周縁部に、その全周にわたって前記長手方向Aに沿って容器本体11の外側に向けて延びる嵌合筒部24が設けられている。
さらに、この蓋本体20には、第2開口部23を開閉する開閉蓋25と、この開閉蓋25を、前記短手方向B(容器本体11の平面視における外周縁)に沿って延在する回動軸線L回りに回動可能に支持するヒンジ部26と、が備えられている。
開閉蓋25は、第2開口部23を閉塞した状態で容器10における前記長手方向Aの一方の端面の一部を構成する第2天壁部25aと、第2天壁部25aの外周縁にその全周にわたって前記長手方向Aに沿って容器本体11の内側に向けて延設されて前記嵌合筒部24に離脱可能に嵌合される第2周壁部25bと、を備えている。これらの第2天壁部25aおよび第2周壁部25bの平面視形状は、前記短手方向Bに長い長方形状に形成されるとともに、前記短手方向Bの両端縁はこの方向Bの外側に向けて凸の曲線状となっている。
ヒンジ部26は、開閉蓋25における第2周壁部25bの開放端側の外面と、これに前記長手方向Aで近接する蓋本体20の第1周壁部22の外面と、を連結している。なお、図示の例では、ヒンジ部26は、前記短手方向Bに間隔をあけて一対設けられている。
さらに、開閉蓋25の第2天壁部25aにおいて第2周壁部25bの内側には、前記長手方向Aに沿って容器本体11の内側に向けて延びる計量筒部27が設けられている。なお、計量筒部27および第2周壁部25bは互いに同軸的に配置されている。すなわち、計量筒部27の平面視形状は、第2天壁部25aおよび第2周壁部25bと同様に、前記短手方向Bに長い長方形状に形成されるとともに、前記短手方向Bの両端縁はこの方向Bの外側に向けて凸の曲線状となっている。また、図示の例では、計量筒部27の先端縁27aは、第2周壁部25bの開放端縁25cよりも容器本体11の内方に位置している。さらに、計量筒部27は、開閉蓋25が第2開口部23を閉塞した状態で、第2開口部23の内側に位置している。
そして、本実施形態では、計量筒部27の先端縁27aにおいて容器10の厚さ方向に沿ってヒンジ部26側に位置する部分には、前記長手方向Aに沿って容器本体11の内側に向けて延びる鍔部28が設けられている。図示の例では、鍔部28は、計量筒部27の先端縁27aのうちヒンジ部26側の半周部分に設けられている。また、鍔部28は、ヒンジ部26を介して開閉蓋25を回動軸線L回りに回動させたときに、蓋本体20に形成された第2開口部23を通過可能な長さに形成されている。
ここで、本実施形態では、蓋本体20には、第2開口部23を開口したときに鍔部28によりこの第2開口部23の少なくとも一部を覆わせるように、開閉蓋25の回動量を規制する規制部29が設けられている。規制部29は、蓋本体20の第1周壁部22の外面において一対のヒンジ部26同士の間に位置する部分に連結された突起体とされ、その前記長手方向Aにおける一方側の端部が、第2開口部23を閉塞した状態にある開閉蓋25における第2周壁部25bの開放端側の外面に、この容器10の厚さ方向外側から重なっている。
図示の例では、この規制部29は、図5(a)に示されるように、第2開口部23を閉塞した状態にある開閉蓋25の前記開放端縁25cが位置する載置面29aと、この載置面29aにおいて容器10の厚さ方向における外方端に連なり、この厚さ方向に沿って容器10の外側に向かうに従い漸次、前記長手方向Aに沿って容器本体11の外側に向けて延びる傾斜面29bと、を備えている。そして、傾斜面29bが、第2開口部23を閉塞した状態にある開閉蓋25における第2周壁部25bの開放端側の外面に、この容器10の厚さ方向外側から重なっている。
そして、開閉蓋25を回動軸線L回りに回動させて第2開口部23を開口する過程で、図5(b)に示されるように、開閉蓋25における第2周壁部25bの開放端側の外面が傾斜面29bに当接することによって、開閉蓋25の回動が規制される。図示の例では、開閉蓋25における第2周壁部25bの開放端側の外面が傾斜面29bに当接したときに、鍔部28の先端縁28aが、第2開口部23の開口面内において容器10の厚さ方向における中央部に位置するようになっている。
また、本実施形態では、計量筒部27内には、この計量筒部27内を前記短手方向B(回動軸線Lが延在する延在方向)に沿って複数に仕切る仕切り板30が設けられている。図示の例では、仕切り板30は、前記短手方向Bにほぼ等間隔をあけて複数配置されている。また、これらのうち、前記短手方向Bの両端に配置された各仕切り板30は、計量筒部27の内周面における前記短手方向Bの両端部よりも前記短手方向Bの内方に離れて位置している。
さらに、蓋本体20の内部には内容物Wを計量筒部27内に誘導する誘導部が設けられている。
この誘導部は、開閉蓋25における第2天壁部25aの内面に前記長手方向Aに沿って容器本体11の内側に向けて延設された傾斜壁部32と、蓋本体20における第1天壁部21の内面に前記長手方向Aに沿って容器本体11の内側に向けて延設された誘導突起33と、を備えている。
傾斜壁部32は、第2天壁部25aの内面における計量筒部27の内側において、前記短手方向Bの両端部に設けられ、その先端縁(誘導面)32aは、前記短手方向Bに沿って計量筒部27の外側から内側に向かうに従い漸次、前記長手方向Aに沿って容器本体11の外側に向けて延びている。図示の例では、傾斜壁部32は、複数の仕切り板30のうち前記短手方向Bの両端に配置された各仕切り板30と、計量筒部27の内周面における前記短手方向Bの両端部とを連結している。そして、この傾斜壁部32の先端縁32aにおける前記短手方向Bの両端はそれぞれ、計量筒部27の先端縁27a上、および複数の仕切り板30のうち前記短手方向Bの両端に配置された各仕切り板30の先端縁上に位置している。
誘導突起33は、蓋本体20における第1天壁部21の前記他方側の部分21bの内面に、前記短手方向Bに間隔をあけて複数突設されている。また、これらの誘導突起33の前記長手方向Aに沿った容器本体11の内側に向けた各突出長さは、第2開口部23に近づくに従い漸次短くなっている。なお、複数の誘導突起33のうち、最も第2開口部23の近くに配置された最短の誘導突起33の先端は、第1天壁部21の凹部21aよりも、前記長手方向Aに沿って容器本体11の内側に位置している。また、複数の誘導突起33のうち、最も第2開口部23から離れて配置された最長の誘導突起33の突出長さは、蓋本体20における第1周壁部22の長さよりも短くなっている。また、前記短手方向Bで隣り合う各誘導突起33同士の間隔は、収納される内容物Wの外径より小さくなっている。
さらに、本実施形態では、容器本体11を構成する一方の表面部13および他方の表面部14それぞれの内面には、前記長手方向A(回動軸線Lが延在する延在方向に直交する方向)に延びるリブ15が、前記短手方向Bに間隔をあけて複数突設されている。なお、リブ15と、蓋本体20における第1周壁部22の開放端との間には、わずかに前記長手方向Aの隙間が設けられている。なお、前記短手方向Bで隣り合う各リブ15同士の間隔は、前記短手方向Bで隣り合う各誘導突起33同士の間隔よりも小さくなっている。また、各リブ15の幅は、内容物Wの外径よりも小さくなっている。これにより、内容物Wが容器10内でスムーズに移動できるようになっている。
さらに、一方の表面部13および他方の表面部14それぞれの内面に形成された各リブ15は、互いに同形同大に形成されるとともに、この容器10に厚さ方向で互いに対向しており、この対向方向における間隔は、収納される内容物Wの厚さよりもわずかに大きくなっている。
なお、図示の例では、内容物Wは板状の錠剤とされ、その表裏面が厚さ方向の外側に向けて膨出した凸曲面状に形成されている。また、錠剤としては、例えば医薬品、食品あるいは医薬部外品等が挙げられ、その適用分野は特に限定されるものではない。
以上説明したように本実施形態に係る容器10によれば、蓋本体20の内部に内容物Wを計量筒部27内に誘導する傾斜壁部32および誘導突起33が設けられているので、この容器10を蓋本体20が鉛直方向下側に向くように傾けたときに、内容物Wを計量筒部27内に誘導させてこの計量筒部27内に進入させ易くすることが可能になる。
その後、開閉蓋25を前記回動軸線L回りに回動させて第2開口部23を開口したときに、計量筒部27内に進入した内容物Wが露呈する。この際、規制部29が設けられるとともに、計量筒部27の先端縁27aに鍔部28が設けられているので、開閉蓋25は、鍔部28が第2開口部23を通過してその全体がこの第2開口部23の外側に位置する前、つまり第2開口部23を完全に開口させる前に、規制部29によって前記回動軸線L回りの回動が規制される。これにより、計量筒部27内に進入した内容物Wを取り出す際に、第2開口部23の少なくとも一部は鍔部28で覆っておくことが可能になり、容器本体11内の内容物Wが不意に第2開口部23から脱落するのを防ぐことができる。
以上より、内容物Wを所望の量だけ取り出すことができる。
また、本実施形態では、傾斜壁部32の先端縁32aが、前記短手方向Bに沿って計量筒部27の外側から内側に向かうに従い漸次、前記長手方向Aに沿って容器本体11の外側に向けて延びているので、容器10を蓋本体20が鉛直方向下側に向くように傾けて、内容物Wを計量筒部27の開口周縁部に到達させたときに、この内容物Wを前記先端縁23a上を滑らせて引っ掛かりなくスムーズに計量筒部27内に進入させることが可能になる。
さらに、本実施形態では、誘導突起33が前記短手方向Bに間隔をあけて複数設けられ、これらの誘導突起33の容器本体11の内側に向けた各突出長さが、第2開口部23に近づくに従い漸次短くなっているので、容器10を蓋本体20が鉛直方向下側に向くように傾けて、内容物Wを蓋本体20内において計量筒部27よりも前記短手方向Bの外側に位置する部分に到達させたときに、この内容物Wを誘導突起33の先端縁上を滑らせて引っ掛かりなくスムーズに計量筒部27に近付けることができる。
また、容器本体11を構成する一方の表面部13および他方の表面部14それぞれの内面に、リブ15が突設されているので、これらの両表面部13、14の強度を高めることが可能になるとともに、例えば落下時等に作用した衝撃力をリブ15が撓むことで吸収することもできる。
さらに、本実施形態では、内容物Wが板状の錠剤とされて、一方の表面部13および他方の表面部14それぞれの内面に形成された各リブ15同士の、容器本体11の厚さ方向における間隔が、板状に形成された内容物Wの厚さよりもわずかに大きくなっているので、容器本体11内で、内容物Wがその厚さ方向に積み重なったり、あるいは外周面が一方の表面部13および他方の表面部14それぞれの内面側で挟まれて引っ掛かったりするのを抑えることが可能になり、内容物Wを取り出すために容器10を蓋本体20が鉛直方向下側に向くように傾けたときに、この内容物Wを容器本体11内でつまらせることなく、第2開口部23側に向けて移動させることができる。
さらにまた、内容物Wを取り出すために容器10を蓋本体20が鉛直方向下側に向くように傾けて内容物Wを第2開口部23側に向けて移動させる際に、この内容物Wの、一方の表面部13および他方の表面部14それぞれの内面側との接触面積を低減することが可能になり、この内容物Wに作用する摩擦力を抑えることも可能になる。
また、内容物Wの表裏面が厚さ方向の外側に向けて膨出した凸曲面状に形成されるとともに、前記短手方向Bで隣り合う各リブ15同士の間隔が、内容物Wの外径よりも小さくなっているので、この内容物Wの表裏面における各中央部を、前記短手方向Bで隣り合うリブ15同士でガイドすることが可能になる。したがって、内容物Wを取り出すために容器10を蓋本体20が鉛直方向下側に向くように傾けたときに、内容物Wを第2開口部23側に向けて前記長手方向Aにほぼ真直ぐ整列させた状態で移動させることが可能になり、容器本体11内で内容物Wがつまるのをより一層確実に防ぐことができる。
さらにまた、計量筒部27内に仕切り板30が設けられているので、計量された複数個の内容物Wを取り出すことが可能になり、この容器10の取り扱い性を向上させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、容器本体11を構成する一方の表面部13および他方の表面部14それぞれの内面にリブ15を設けたが、このリブ15は設けなくてもよいし、一方の表面部13または他方の表面部14のみに設けてもよい。
また、計量筒部27内に複数の仕切り板30を設けたが、1つだけ設けてもよいし、全く設けなくてもよい。
さらに、回動軸線Lが延在する方向を前記短手方向Bに一致させたが、例えば前記長手方向Aに一致させてもよい。
さらにまた、容器10の平面視形状を長方形状としたが、これに限らず適宜変更してもよい。
また、ヒンジ部26を一対設けたが、一つだけ設けてもよい。
さらに、前記実施形態では、内容物Wを計量筒部27内に誘導する誘導部として、傾斜壁部32および誘導突起33を示したが、これらのうちのいずれか一方のみを採用してもよいし、あるいは適宜変更してもよい。
また、前記実施形態では、規制部29を蓋本体20に設けたが、容器本体11に設けてもよい。
内容物を所望の量だけ取り出すことができる。
本発明に係る一実施形態として示した容器の断面図である。 図1に示す容器の平面図である。 図1および図2に示す蓋本体において、開閉蓋が規制部を乗り越えて第2開口部を完全に開口した状態を示す上面図である。 図3に示す蓋本体の側面図である。 図1および図2に示す容器において、(a)一部拡大断面図、および(b)計量筒部内に内容物を進入させた後に開閉蓋を開いて内容物を取り出す状態を示す一部拡大断面図である。
符号の説明
10 容器
11 容器本体
12 第1開口部
13 一方の表面部
14 他方の表面部
15 リブ
20 蓋本体
23 第2開口部
25 開閉蓋
26 ヒンジ部
27 計量筒部
27a 計量筒部の先端縁
28 鍔部
29 規制部
30 仕切り板
32 傾斜壁部(誘導部)
32a 傾斜壁部の先端縁(誘導面)
33 誘導突起(誘導部)
A 長手方向(延在方向に直交する方向)
B 短手方向(回動軸線が延在する延在方向)
L 回動軸線
W 内容物

Claims (7)

  1. 側面部に第1開口部が形成された扁平な容器本体と、前記第1開口部に嵌合された蓋本体と、が備えられ、
    前記蓋本体には、前記容器本体内に連通する第2開口部が形成されるとともに、この第2開口部を開閉する開閉蓋と、この開閉蓋を、前記容器本体の平面視における外周縁に沿って延在する回動軸線回りに回動可能に支持するヒンジ部と、が備えられ、
    前記開閉蓋の内面には第2開口部内に向けて計量筒部が突設されるとともに、前記蓋本体の内部に、内容物を前記計量筒部内に誘導する誘導部が設けられ、
    前記計量筒部の先端縁においてこの容器の厚さ方向に沿ってヒンジ部側に位置する部分には、前記容器本体内に向けて鍔部が突設され、
    前記容器本体または蓋本体には、前記第2開口部を開口したときに前記鍔部によりこの第2開口部の少なくとも一部を覆わせて、前記容器本体内の内容物の前記第2開口部を通した脱落を防止するように、前記開閉蓋の回動量を規制する規制部が設けられていることを特徴とする容器。
  2. 請求項1記載の容器であって、
    前記誘導部は、計量筒部内において前記回動軸線が延在する延在方向の端部に設けられ、かつ該延在方向に沿って計量筒部の外側から内側に向かうに従い漸次、前記開閉蓋の内面側に向けて延びる誘導面を備えていることを特徴とする容器。
  3. 請求項1または2に記載の容器であって、
    前記誘導部は、蓋本体の内面において前記第2開口部よりも前記回動軸線が延在する延在方向の外側に位置する部分に、前記容器本体の内側に向けて突設された誘導突起を備え、
    この誘導突起は、前記延在方向に間隔をあけて複数設けられるとともに、これらの誘導突起の容器本体の内側に向けた各突出長さは、前記第2開口部に近づくに従い漸次短くなっていることを特徴とする容器。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の容器であって、
    前記容器本体を構成する一方の表面部および他方の表面部それぞれの内面には、前記回動軸線が延在する延在方向に直交する方向に延びるリブが、前記延在方向に間隔をあけて複数突設されていることを特徴とする容器。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の容器であって、
    前記計量筒部内には、この計量筒部内を前記回動軸線が延在する延在方向に沿って複数に仕切る仕切り板が設けられていることを特徴とする容器。
  6. 容器の内部に内容物が収納された内容物入り容器であって、
    前記内容物は錠剤とされるとともに、前記容器は、請求項1から5のいずれか1項に記載の容器であることを特徴とする内容物入り容器。
  7. 容器の内部に内容物が収納された内容物入り容器であって、
    前記内容物は錠剤とされ、前記容器は請求項4記載の容器とされるとともに、前記錠剤の外径は前記リブの幅よりも大きくなっていることを特徴とする内容物入り容器。
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