JP2509715Y2 - 定量注出栓 - Google Patents

定量注出栓

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JP2509715Y2
JP2509715Y2 JP1988086945U JP8694588U JP2509715Y2 JP 2509715 Y2 JP2509715 Y2 JP 2509715Y2 JP 1988086945 U JP1988086945 U JP 1988086945U JP 8694588 U JP8694588 U JP 8694588U JP 2509715 Y2 JP2509715 Y2 JP 2509715Y2
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勝 清水
勲 吉屋
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器の定量注出栓に関する。
〔従来の技術〕
従来、実公昭60-13803号公報に記載された封緘式定量
栓がある。前記封緘式定量栓は、第6図に示すように、
容器口部61に嵌着した筒62の下端部の一部に、一部底壁
63を設け、この一部底壁63の内端部より斜状区画壁64を
立設し、この斜状区画壁64の内側となる前記筒62の内面
に一対の縦突条70を設けている。
そして、前記筒62に封緘キャップ68を被着し、この封
緘キャップ68の頂壁73に設けた窓孔74に、肉薄破断片76
を介して中子66を連設して設け、この中子66を前記斜状
区画壁64の上方の、筒62と縦突条70との間に嵌入し、中
子66の垂下区画壁67で液溜室19と計量室15を仕切ったも
のである。
また、実願昭53-131473号(実開昭55-47973号)のマ
イクロフィルムに記載された計量栓がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来の封緘式定量栓は、液溜室19と計量室15を仕
切る垂下区画壁67を中子66に設け、この中子66を封緘キ
ャップ68と肉薄破断片76を介して一体に形成しているの
で、この封緘式定量栓の計量機構を構成する部品数は2
個である。
しかしながら、前記封緘式定量栓は、封緘機能を備え
させるために、中子66を封緘キャップ68と一体に形成し
たため構成はきわめて複雑となり、その成形用の金型も
複雑なものとなり、封緘式定量栓もコストの高いものと
なる。
そこで、前記封緘式定量栓から封緘機構を除き、封緘
キャップ68と中子66を別個に形成して、成形用の金型を
簡単なものにすることが考えられる。
しかし、そのようにしても、前記定量栓は、筒62と、
筒62に設けた縦突条70の間に中子66を、液密に嵌入止着
するものに形成しなければならず、金型に精密で複雑な
構造のものとなる。
また、前記実開昭53-131473号(実開昭55-47973号)
のマイクロフィルムに記載された計量栓は、合成樹脂材
で一体成形するに際して金型構造が簡単となるものであ
る、と記載されている。しかし、当該計量栓自体の構造
がなお複雑で金型も複雑とならざるをえない。
本考案は前記事項に鑑みなされたものであり、液溜室
と計量室を仕切壁で仕切る定量注出栓の仕切壁と筒壁を
一体化して、一層簡単な構造の金型で形成できるように
して、コストの易い定量注出栓を得られるようにするこ
とを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は容器1の口筒部2に嵌入止着される本体5を
設け、本体5の円筒状の筒壁6と一体に、筒壁6の下端
部の一部を閉塞する底板13を形成し、底板13の内方の端
部から斜め上方に向けて液溜室19に達する計量室外壁14
を、計量室外壁14の下端部を底板13と一体に接続させる
と共に、計量室外壁14の両側部を筒壁6と接続させて一
体に立設し、計量室外壁14の外側と筒壁6間は、液溜室
19と容器1内を連通させる液通路20に形成し、筒壁6内
の上部には、計量室15内に達する縦方向の仕切壁21を設
け、仕切壁21は、計量室15に連通する注出路24と液溜室
19とを仕切ると共に、仕切室21の両側部を筒壁6と一体
に接続して形成し、そして、仕切壁21の下端面は全面が
上方の液溜室19に向かって傾斜する傾斜面23に形成し、
さらに、本体5の上部には、前記注出路24に連通する注
出口31を形成した頂板30を設けて定量注出栓とした。
〔作用〕
本考案は本体5と頂板30とを第1図に示すようにして
容器1の口筒部2に装着し、蓋50を外し、容器1を倒立
させると、容器1の内容液は液通路20から液溜室19に流
入する。
次に、液通路20が上側になるようして容器1を回転さ
せ、容器1を正立させると液溜室19内の液は計量室15内
に流入し、余分の液は計量室外壁14の上部から容器1内
に戻る。
次に、注出口31が下側となるようにして容器1を回転
させ、容器1を倒立させると計量室15内の液は注出路24
を通り注出口31から外部に注出される。
そして、仕切壁21は筒壁6と一体に形成されているの
で変形することがなく、筒壁6と仕切壁21間に間隙はな
く、計量も正確となる。
また、本考案は本体5の仕切壁21が筒壁6と一体に形
成されているので、本体5成形用の金型は、仕切壁21の
液溜室19側に挿入される中型が、仕切壁21の下側の突出
条22の部分まで、横方向に突出する部分を有するもので
ある。
したがって、金型内で本体5を射出成形後、仕切壁21
の下側に横方向に突出する部分を有する中型を、上方に
抜き出すものであるが、仕切壁21の下端面が上方に向か
って傾斜する傾斜面23となっていると共に、計量室外壁
14が底板13の内方の端部から斜め上方向に向けて立設し
たものであるので、この仕切壁21の下端面の傾斜面23
と、計量室外壁14の上面側を成形する金型の中型は、上
面側と下面側が上方に向かって傾斜する面に形成されて
おり、中型は仕切壁21を撓めて変形させながら上方に抜
き出されるので、本体5は簡単な金型で成形できる。
〔実施例〕
第1図乃至第5図は本考案の一実施例の定量注出栓を
示すものであり、容器1の口筒部2に嵌入止着される本
体5は、円筒状の筒壁6と一体に、筒壁6の下端部の一
部を閉鎖する三日月型の底板13を形成し、底板13の内方
の端部から斜め上方に向けて液溜室19に達する計量室外
壁14を一体に立設し、計量室外壁14の外側と筒壁6間
は、液溜室19と容器1内を連通させる液通路20に形成し
てある。
筒壁6内の上部には、計量室15内に達する縦方向の仕
切壁21を設け、この仕切壁21は計量室15に連通する注出
路24と液溜室19とを仕切ると共に、筒壁6と一体に形成
してある。
そして、仕切壁21の下端面は全面が上方の液溜室19に
向かって弧状に傾斜する傾斜面23に形成してあり、ま
た、筒壁6と仕切壁21の注出路24側の接合部には、肉付
けして突出条22が形成され、この突出条22は仕切壁21の
下端部からは、筒壁6側に約2度傾斜して底板13まで延
長して形成してある。そして、筒壁6の上部にはフラン
ジ7が設けてあり、筒壁6の上部の上端筒部8には、フ
ランジ7に達するスリット9、9が仕切壁21と直交する
方向に設けてあり、このスリット9により上端筒部8に
弾力性を持たせてある。
さらに、本体5の上部には、前記注出路24に連通する
注出口31を形成した頂板30を設け、この頂板30は、頂板
30下面から垂下して設けた環状筒32を本体5の上端筒部
8に外嵌して止着するように形成してある。
そして、本体5は容器1の口筒部2の上面との間にO
リング37を介して嵌着され、さらに、口筒部2には螺筒
41が外嵌して螺合され、螺筒41上部の圧接部42が、頂板
30の環状筒32を外側より押圧して、環状筒32の抜け出し
を防止しており、螺筒41の外側には外筒46が外嵌して止
着してある。
また、頂板30には、蓋50を被嵌し、蓋50はパッキング
51で頂板30の注出口31を密閉し、蓋50下部内側に設けた
突部52を、頂板30の外周に設けた突部33に係合して止着
するように形成してある。
〔考案の効果〕
本考案は、本体5の液溜室19と計量室15を仕切る縦方
向の仕切壁21の下端面全面を、上方の液溜室19に向かっ
て傾斜する傾斜面23に形成したものでり、また、計量室
外壁14は、底板13の内方の端部から斜め上方に向けて立
設したものである。
そして、本考案は、前記構成により、本体5の射出成
形用金型の中型を、成形される計量室外壁14の上側面
と、仕切壁21の下端面の傾斜面23の間に、横方向に突出
する部分を有する中型に形成しても、前記中型を開くと
き、中型は成形された仕切壁21の傾斜面23を押圧して仕
切壁21を撓めて変形させながら、前記計量室外壁14の上
側面と傾斜面23に沿って上方に抜き出すことができるも
のである。
したがって、本考案は、縦方向の中途まで延びる仕切
壁21の下方に、底板13と計量室外壁14のある本体5を、
構造の簡単な金型で一体に形成でき、金型をコストの安
いものとすると共に、本体5を組立作業のないものと
し、定量注出栓を安価なものとすることができるもので
ある。
そして、本考案の定量注出栓は、従来例のように構造
が複雑でないので、金型も複雑なものとならず、簡単な
ものとなるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を容器に装着した状態を示す
拡大半断面図、第2図はその本体の断面図で第4図のII
-II線の断面図、第3図は第4図のIII-III線の半裁断面
図、第4図はその平面図、第5図は第2図のV−V線の
断面図、第6図は従来例の断面図である。 1……容器、2……口筒部、5……本体、6……筒壁、
13……底板、14……計量室外壁、15……計量室、19……
液溜室、20……液通路、21……仕切壁、23……傾斜面、
24……注出路、30……頂板、31……注出口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器1の口筒部2に嵌入止着される本体5
    を設け、本体5の円筒状の筒壁6と一体に、筒壁6の下
    端部の一部を閉鎖する底板13を形成し、底板13の内方の
    端部から斜め上方に向けて液溜室19に達する計量室外壁
    14を、計量室外壁14の下端部を底板13と一体に接続させ
    ると共に、計量室外壁14の両側部を筒壁6と接続させて
    一体に立設し、計量室外壁14の外側と筒壁6間は、液溜
    室19と容器1内を連通させる液通路20に形成し、筒壁6
    内の上部には、計量室15内に達する縦方向の仕切壁21を
    設け、仕切壁21は、計量室15に連通する注出路24と液溜
    室19とを仕切ると共に、仕切壁21の両側部を筒壁6と一
    体に接続して形成し、そして、仕切壁21の下端面は全面
    が上方の液溜室19に向かって傾斜する傾斜面23に形成
    し、さらに、本体5の上部には、前記注出路24に連通す
    る注出口31を形成した頂板30を設けた定量注出栓。
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