JPH0752041Y2 - 容器の封止用キャップ - Google Patents

容器の封止用キャップ

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JPH0752041Y2
JPH0752041Y2 JP1989145759U JP14575989U JPH0752041Y2 JP H0752041 Y2 JPH0752041 Y2 JP H0752041Y2 JP 1989145759 U JP1989145759 U JP 1989145759U JP 14575989 U JP14575989 U JP 14575989U JP H0752041 Y2 JPH0752041 Y2 JP H0752041Y2
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JP
Japan
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container
lid plate
plate portion
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lid
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JP1989145759U
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JPH0384758U (ja
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晃宏 金治
光人 押谷
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Toppan Inc
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Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、容器内に充填された調味料等を振り出す振
出口を有する、容器の掛止用キャップに関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、粉粒物を収容保存する容器として、第4図に示す
ような振出容器が知られている(実開平1-103549号参
照)。
この振出容器1の容器本体1a口部には、大径の振出孔2
を有するキャップ本体3が取り付けられており、キャッ
プ本体3上部には、振出孔2上面を塞ぐ第1蓋板部4が
挿着孔3aに嵌着させた支持板5上縁の第1ヒンジ部6を
介して装着されている。また、第1蓋板部4上部には、
第1蓋板部4に設けられた振出孔2と連通する振出小孔
7の上面を塞ぐ第2蓋板部8が、第2ヒンジ部9を介し
て装着される。この振出小孔7は、第2蓋板部8を閉じ
て振出小孔7に第2蓋板部8裏面の突起8aを嵌入させる
ことにより塞がれる。
このため、第1蓋板部3を開けて振出孔2から被収容物
を振り出すか、或は第2蓋板部8を開けて振出小孔6か
ら被収容物を振り出すかを選択することにより、一度に
振り出される被収容物の量を異ならせることができる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来の振出容器にあっては、二種類の振
出口(振出孔2、振出小孔7)とそれを塞ぐ二種類の蓋
部材(第1蓋板部4、第2蓋板部7)のいずれもが上下
二段に重ねられており、いずれの蓋部材も各操作部4a,8
bを下から上へと押し上げて開くことから、以下のよう
な問題点を有していた。
各蓋部材(第1蓋板部4、第2蓋板部7)の各操作
部4a,8bは、それぞれの位置が区別しにくく(上下にズ
レてはいるがそのズレは微妙である)、また、開ける方
向も同じ(いずれも下から上へと押し上げる)なので、
意図する振出口とは異なる振出口を開けてしまう場合が
ある。
一方の蓋部材(第1蓋板部4)の開口部(振出小孔
7)に他方の蓋部材(第2蓋板部8の突起8a)が嵌合し
ているので、上側の蓋部材(第2蓋板部8)を開ける場
合、下側の蓋部材(第1蓋板部4)も一緒に開いてしま
うことがある。
両蓋部材(第1蓋板部4、第2蓋板部7)を重ねた
分、キャップ本体3の厚みが増してしまう。
この考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、所望の振出口のみを確実に選
択し且つ開けることができ、同時に、厚みを薄くするこ
とができる、使用目的に応じて選択可能な複数の振出口
を有する容器の封止用キャップを提供することにある。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記の目的を達成させるため、容器の口部
に装着される筒状の本体の上部に,前記容器内の内容物
を振り出す振出口が複数箇所形成され,前記複数の振出
口の各々には,独立した回転中心線により開閉される蓋
板部がそれぞれ設けられ,複数の蓋板部の各回転中心線
は本体上部の片側に近接して配設され,前記一方の蓋板
部は,自己の回転中心線から離れた自由端部側に,上方
に引き上げて前記振出口を開ける作用部が設けられ,前
記他方の蓋体部は,自己の回転中心線近傍の基部側に,
下方に押し下げて前記振出口を開放する作用部が設けら
れていることを特徴とする。
[作用] この考案の容器の封止用キャップによれば,各蓋板部の
回転中心線が近接した位置に設けられ,一方の蓋板部は
自由端部側に作用部が設けられ,他方の蓋板部は基部側
に作用部が設けられ,一方の蓋板部は作用部を上に上げ
て振出口を開け,他方の蓋板部は作用部を下に下げて振
出口を開けるため,蓋板部により振出口を開閉する動作
が異なる。このため,眼で確認しなくても指の上下の動
作で開く振出口を選択でき,振出口の選択を誤るおそれ
が少ない。
[実施例] 以下、この考案に係る容器の封止用キャップを図面に基
づいて説明する。
第1図〜第3図は、容器の封止用キャップの一実施例を
示したものである。
第1図〜第3図に示す容器の封止用キャップ10は、本体
20と本体20上部を密着状態に被う蓋体30とを有してい
る。
容器11は、上端が円形開口とされた口部12を有し、例え
ば調味料等の粉粒体が充填されている。口部12外周に
は、雄ネジ部13が形成されており、開口を塞ぐように本
体20が装着されている(第3図(b)参照)。
本体20は、上面に、平坦な周辺部21と半球状に盛り上が
った中央部22とを有し、側部に、蓋体30が装着される凹
所23が形成されている。また、凹所23を除く周辺部21の
端縁は、一段近い段差部20aとされている。そして、周
壁20b内面に形成された雌ネジ部24が、雄ネジ部13に螺
着している。
周辺部21には、一段下がった段差部に開けられた5個の
孔からなる第1振出口25が設けられており、中央部22に
は、頂点に開けられた1個の孔からなる第2振出口29が
設けられている。
凹所23の外側には、壁部26,26を形成するように溝27,27
が設けられている。この壁部26,26の外側面には、凹部
(図示せず)を有する第1軸受部28aが形成されてお
り、内側面には、対向する二つの孔(他方図示せず)か
らなる第2軸受部(28b)が形成されている。
蓋体30は、上面中央部が半球状に盛り上がった円形の薄
いキャップ状に形成されており、周辺部を形成する第1
蓋板部31と中央部を形成する第2蓋板部32とに区分され
ている。
第1蓋板部31は、周縁に切欠き部31aを有する略U字状
とされており、切欠き部31aを形成する両開放端31b,31b
近傍の裏面には、下方に突出する支持部33,33が形成さ
れている。各支持部33の先端内側には、それぞれ係止突
起34(他方図示せず)が互いに対向する方向に突設さ
れ,一対の係止突起34は第1蓋板部31の回転中心線を構
成している。また、裏面の切欠き部31aと対向する位置
には、第1振出口25の各孔に嵌入する5個の突起35が形
成されており(第2図(b)参照)、その周縁には、外
側に突出する指掛け用のフランジ36が形成されている。
このフランジ36側の上面には、PULL-UPの文字が表示さ
れている。
第2蓋板部32は、第1蓋板部31の切欠き部31aを塞ぐ形
状とされており、中央部32bが半球状に盛り上がってい
る。端部32aの裏面両側部には、端部32aから若干離間し
た中央部よりに、下方に突出する支持部37(他方図示せ
ず)が形成されている。各支持部37の先端外側には、そ
れぞれ係止突起38(他方図示せず)が設けられ、一対の
係止突起38は第2蓋板部32の回転中心線を構成してい
る。また、裏面の中央部には、第2振出口26の孔に嵌合
する突起39が形成されており(第3図(b)参照)、端
部32a上面には、指掛け用の滑べり止め40が形成されて
いる。この滑べり止め40側の上面には、PUSHの文字が表
示されている。
そして、第1蓋板部31を第1軸受部28aの凹部に第2蓋
板部32を第2軸受部28bの孔に、回動自在に装着する。
従って、本体20に装着された蓋体30は、第1振出口25の
各孔に各突起35を嵌入させることにより第1蓋板部31が
周辺部21を被う状態に保持され、第2振出口29に突起39
を嵌入させることにより第2蓋板部32が中央部22を被う
状態に保持されることとなる。このとき、本体20の段差
部20aに第1蓋板部31の周縁下端が当接している。
次に、上記の構成による容器の封止用キャップの使用方
法の一例を説明する。
先ず、二箇所の振出口の内、第1振出口25から容器11内
の調味料等を振り出す場合、第1振出口25が位置する周
辺部21を被う第1蓋板部31のフランジ36の裏側に指を掛
けて下方から押し上げる(第3図(b)矢印B参照)。
押し上げることにより、各突起35が第1振出口25の各孔
から引き抜かれて第1蓋板部31が第1軸受部28aを支点
に上方へと回動する。
次に、第2振出口29から容器11内の調味料等を振り出す
場合、第2振出口29が位置する中央部22を被う第2蓋板
部32の滑べり止め40の表側に指を掛けて上方から押し下
げる(第3図(b)矢印A参照)。押し下げることによ
り、突起39が第2振出口29の孔から引き抜かれて第2蓋
板部32が第2軸受部28bを支点に上方へと回動する。
このとき、蓋体30を区分して設けられた第1蓋板部31と
第2蓋板部32とは、それぞれ個別に開閉することができ
ると共に、開閉する操作方向が押し上げ(PULL-UP)或
は押し下げ(PUSH)とそれぞれ異なっており、また、操
作部位が対向する位置に形成されている。
従って、操作部を間違える虞が殆どないばかりか、例
え、振出口に内容物が付着し嵌合状態が緊密になって
も、第1振出口25を使用する場合は第1蓋板部31のみ
を、第2振出口29を使用する場合は第2蓋板部32のみ
を、それぞれ確実に選択し且つ開けることができる。ま
た、第1蓋板部31と第2蓋板部32を共に開けることによ
り、第1振出口25と第2振出口29を同時に使用すること
ができ、一度に多量の振り出しができる。更に、第1蓋
板部31と第2蓋板部32は同一平面上に配置されているた
め、蓋体30の厚みを薄くすることができ、材料費も少な
くすることができる。
なお、容器への収容物としては、粉粒体に限ら流動性或
は半流動性(例えばマヨネーズ等)のものでもよい。
[効果] 以上説明してきたように、この考案の容器の封止用キャ
ップによれば,各蓋板部の回転中心線が近接した位置に
設けられ,一方の蓋板部は自由端部側に作用部が設けら
れ,他方の蓋板部は基部側に作用部が設けられ,一方の
蓋板部は作用部を上に上げて振出口を開け,他方の蓋板
部は作用部を下に下げて振出口を開けるため,蓋板部に
より振出口を開閉する動作が異なる。従って,眼で確認
しなくても指の上下の動作で開く振出口を選択でき,振
出口の選択を誤るおそれが少なく,また,封止用キャッ
プの肉厚を薄くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案にかかる容器の封止用キャッ
プを示している。第1図は分解斜視図、第2図は第1蓋
板部の開閉状態を示し、(a)は閉じた状態の斜視図、
(b)は開いた状態の斜視図、第3図は容器に装着した
状態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b
線に沿う断面図である。第4図は従来の例を示す斜視図
である。 10……容器の封止用キャップ 20……本体 25……第1振出口 29……第2振出口 30……蓋体 31……第1蓋板部 32……第2蓋板部 36……フランジ(作用部) 40……滑べり止め(作用部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の口部に装着される筒状の本体の上部
    に,前記容器内の内容物を振り出す振出口が複数箇所形
    成され, 前記複数の振出口の各々には,独立した回転中心線によ
    り開閉される蓋板部がそれぞれ設けられ,複数の蓋板部
    の回転中心線は本体上部の片側に近接して配設され, 前記一方の蓋板部は,自己の回転中心線から離れた自由
    端部側に,上方に引き上げて前記振出口を開ける作用部
    が設けられ, 前記他方の蓋板部は,自己の回転中心線近傍の基部側
    に,下方に押し下げて前記振出口を開放する作用部が設
    けられていることを特徴とする容器の封止用キャップ。
JP1989145759U 1989-12-18 1989-12-18 容器の封止用キャップ Expired - Lifetime JPH0752041Y2 (ja)

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JPH0384758U JPH0384758U (ja) 1991-08-28
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4630315B2 (ja) * 2007-08-08 2011-02-09 株式会社大洋プラスチックス工業所 蓋付きキャップ
US8695830B2 (en) * 2012-09-11 2014-04-15 Runway Blue, Llc Container lid having independently pivoting flip top and handle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6010944B2 (ja) * 1977-01-31 1985-03-22 東洋製缶株式会社 容器

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JPH0384758U (ja) 1991-08-28

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