JPH06204929A - 衛星通信受信装置の速度変換回路 - Google Patents

衛星通信受信装置の速度変換回路

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Publication number
JPH06204929A
JPH06204929A JP4349069A JP34906992A JPH06204929A JP H06204929 A JPH06204929 A JP H06204929A JP 4349069 A JP4349069 A JP 4349069A JP 34906992 A JP34906992 A JP 34906992A JP H06204929 A JPH06204929 A JP H06204929A
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JP
Japan
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signal
read
timing signal
timing
speed conversion
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Withdrawn
Application number
JP4349069A
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English (en)
Inventor
Naoto Tanabe
直人 田部
Katsuhiko Tanahashi
勝彦 棚橋
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイス・アクチベーションを実施する衛星通
信受信装置の速度変換回路に関し、ボイス・アクチべー
ションを実施しても、高能率符号化復号器の復号化動作
が不安定にならず、また、高能率符号化復号器からクリ
ック雑音が発生しないようにすることを目的とする。 【構成】 読出タイミング信号発生手段3が、読み出し
タイミング信号を、所定の周期により発生させ、速度変
換手段1へ供給する。また、読出面切替え信号作成手段
4が、書込タイミング信号発生手段2からの書き込みタ
イミング信号を読出タイミング信号発生手段3からの読
み出しタイミング信号でリタイミングし、こうして得ら
れた読み出し側の面切替え信号を速度変換手段1へ供給
する。速度変換手段1では、読出面切替え信号作成手段
4からの読み出し側の面切替え信号により、2面メモリ
のうちの読み出すべきメモリ面を指定し、その指定され
たメモリ面を、読出タイミング信号発生手段3からの読
み出しタイミング信号により読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高能率符号化された音
声信号等を伝送し、また、音声信号の有無に応じて電波
の送出を制御するボイス・アクチベーションを実施する
衛星通信受信装置の速度変換回路に関する。
【0002】一般に、衛星通信においては、多量の情報
伝送量を確保するために送信信号の高能率符号化が行わ
れ、また、衛星電力の消耗をできるだけ抑えたり、イン
タモジュレーションを抑制するためにボイス・アクチベ
ーションが実施される。
【0003】送信側で音声が検出された場合のみ搬送波
を送出するボイス・アクチベーションの実施により、衛
星回線の信号はバースト状になる。一方、受信側の音声
出力は連続的であるため、これらの間の整合性を確保す
ることが必要となる。
【0004】
【従来の技術】図4は衛星通信システムの受信装置の主
要部を示すブロック図である。すなわち、衛星から受信
された電波が中間周波数に変換されて復調器101に入
力される。復調器101の出力は、FEC(Forward Er
ror Correction) 復号器102と受信同期制御回路10
8とに入力され、FEC復号器102の出力は、デスク
ランブラ103および多重分離器104を経て受信速度
変換回路105に入力される。受信同期制御回路108
からは、多重分離器104に、音声信号位置を知らせる
タイミング信号が供給され、また、受信速度変換回路1
05に、後述の信号DET,RSYNC、およびRCL
Kが供給される。多重分離器104から受信速度変換回
路105には、後述の受信信号が供給される。
【0005】受信速度変換回路105は、衛星回線の伝
送速度から、高能率符号化された音声信号の速度への速
度変換を行い、その出力を高能率符号化復号器106へ
渡す。高能率符号化復号器106では、高能率符号化に
より圧縮されていた音声信号(32kbps)を、64
kbpsの元のPCM音声信号に変換して、PCMデコ
ーダ107に出力し、PCMデコーダ107はPCM音
声信号をアナログ音声信号に変換して出力する。
【0006】図5は、上記の受信速度変換回路105
の、従来の内部構成を示す回路図であり、図6は、この
回路の各部に生じる信号のタイミングチャートである。
以下、図5に沿って受信速度変換回路を説明し、随時、
図6を参照する。
【0007】図4の多重分離器104からの受信信号
は、2つのエラスティック・ストア111a,111b
のデータ書き込み端子WD1,WD2へ入力される。エ
ラスティック・ストア111a,111bは、2つが共
働して速度変換バッファとして働き、衛星フレーム・タ
イミング毎に交互に衛星フレーム上のデータ部が書き込
まれ、また、この書き込みとは独立して、音声フレーム
・タイミングに従い、読み出しがなされる。
【0008】受信信号は、図6の最上部に示すように、
1フレームが例えば20msから成る衛星フレーム信号
で構成され、同期フラグF、制御信号C、音声信号D、
終結フラグE等から成っている。ボイス・アクチベーシ
ョンにより、音声信号が無いときには、衛星フレーム信
号は送られず、音声信号が検出されると直ちに、衛星フ
レーム信号が送られ、音声信号の検出が継続する間は2
0ms単位で衛星フレーム信号が送られる。
【0009】図4の受信同期制御回路108からの信号
RSYNCは、D−FF(フリップ・フロップ)112
のD端子に入力される。信号RSYNCは、受信信号に
対し受信装置が同期したか否かのステータスを示す受信
同期信号であり、図6のRSYNCに示すように、例え
ば、同期フラグFの直後に立ち上がり、終結フラグEの
直後に立ち下がる信号である。
【0010】図4の受信同期制御回路108からの信号
RCLKは、位相同期発振器113を経て、分周器11
4および分周器115へ入力される。位相同期発振器1
13は、受信信号から抽出されたクロック信号RCLK
に同期した書き込みクロックWCKおよび読み出しクロ
ックRCKの最小公倍数の周波数を発生し、分周器11
4および分周器115が分周処理して、書き込みクロッ
クWCK1,WCK2および読み出しクロックRCK
1,RCK2を、エラスティック・ストア111a,1
11bにそれぞれ出力する。
【0011】図4の受信同期制御回路108からの信号
DETは、OR回路116を経て受信フレーム・カウン
タ117のロードL端子に入力され、受信フレーム・カ
ウンタ117のキャリC端子の出力は、OR回路116
に入力されるとともに、D−FF112のクロックCK
端子に入力される。信号DETは、図6のDETに示す
ように、同期フラグFの直後および終結フラグEの直後
に発生するタイミング信号である。D−FF112のク
ロックCK端子に入力される信号FTは、図6のFTに
示されるように、信号DETの発生から1フレーム分の
20ms後に発生される。
【0012】受信フレーム・カウンタ117のクロック
CK端子には分周器114の出力が入力され、受信フレ
ーム・カウンタ117の出力がタイミング生成器118
へ供給される。受信フレーム・カウンタ117は、信号
DETと自身のキャリ出力とにより衛星フレーム・タイ
ミングを生成する。そして、それを基に、タイミング生
成器118が、衛星フレームに同期する面切替え信号B
ANK、書き込み許可信号WE、および書き込みアドレ
ス初期化信号WRを発生する。これらの面切替え信号B
ANK、書き込み許可信号WE、および書き込みアドレ
ス初期化信号WRは、図6のBANK、WE、およびW
Rに示すようような信号であり、面切替え信号BANK
は、2面構成のエラスティック・ストア111a,11
1bへの受信信号の書き込み面を指定する信号であり、
書き込み許可信号WEは、エラスティック・ストア11
1a,111bへの書き込み指令をする信号であり、ま
た、書き込みアドレス初期化信号WRは、エラスティッ
ク・ストア111a,111bのアドレスをリセットす
る信号であり、書き込み側(WR1,WR2)だけでな
く、読み出し側(RR1,RR2)にも供給される(図
6のRR参照)。
【0013】信号BANK,WEをインバータ119、
AND回路120、およびAND回路121を介すこと
により、エラスティック・ストア111aのWE1端子
には、信号BANKおよび信号WEが同時に「1」にな
っているときに「1」信号が入力し、これにより、エラ
スティック・ストア111aが受信信号中の音声信号D
の書き込みをする。すなわち、図6のWDに示すwd
1,wd3,wd5がそれらに相当する(但し、wd3
は受信信号がないので、何も読み込まれない)。一方、
エラスティック・ストア111bのWE2端子には、信
号BANKが「0」になり、信号WEが「1」になって
いるときに「1」信号が入力し、これにより、エラステ
ィック・ストア111bが受信信号中の音声信号Dの書
き込みをする。すなわち、図6のWDに示すwd2,w
d4,wd6がそれらに相当する(但し、wd4は受信
信号がないので、何も読み込まれない)。
【0014】つぎに、D−FF112のQ端子出力およ
び分周器115の出力(パルス幅125μsのパルス信
号)がAND回路122に加えられ、AND回路122
から、図6のREに示すような信号REが出力される。
【0015】この信号REと信号BANKの反転信号と
がAND回路123を介してエラスティック・ストア1
11aの読み出し許可信号RE1端子に入力し、また、
信号REと信号BANKとがAND回路124を介して
エラスティック・ストア111bの読み出し許可信号R
E2端子に入力する。したがって、エラスティック・ス
トア111aのデータ読み出し端子RD1には、図6の
RDに示す、wd1,wd5にそれぞれ相当するrd
1,rd5が読み出され、エラスティック・ストア11
1bのデータ読み出し端子RD2には、図6のRDに示
す、wd2,wd6にそれぞれ相当するrd2,rd6
が読み出される。
【0016】これらの端子RD1,RD2に読み出され
た信号は、信号BANKの反転信号および正転信号がそ
れぞれ供給されたAND回路125,126、並びにO
R回路127を介すことにより、図6のRDに示す信号
RDとなり、高能率符号化復号器106のRD端子に入
力される。高能率符号化復号器106のSYNC端子に
は、圧縮された音声信号の先頭位置を示す信号SYNC
として、信号REが供給される。また、高能率符号化復
号器106のクロックCK端子には、分周器115から
のクロック信号が供給される。高能率符号化復号器10
6では、予測符号化によって圧縮された音声信号の復号
化が行われ、図6のDOに示すような元のPCM音声信
号DOが再現される。
【0017】一般に、ボイス・アクチべーションを実施
しない衛星通信の受信速度変換回路では、衛星回線の衛
星フレーム単位で速度変換バッファ(エラスティック・
ストア)の2面メモリの面切替えを行うとともに、衛星
回線速度で速度変換バッファへの書き込みを行い、ま
た、音声信号速度で連続的に読み出しを行うことにより
衛星回線速度から音声速度信号への変換を行なってい
る。
【0018】しかし、この衛星通信においてボイス・ア
クチべーションを実施すると、衛星回線のフレームが音
声信号の検出の度に出力されるので、前回受信フレーム
の発生タイミングと今回受信フレームの発生タイミング
との間に何ら同期関係はなく、したがって、読み出され
て高能率符号化復号器へ出力される音声信号に不連続が
生じる。
【0019】そこで、上記の従来の受信速度変換回路で
は、速度変換バッファ(エラスティック・ストア)の書
き込みタイミングおよび読み出しタイミングを衛星回線
フレームに同期させ、また、前回受信フレームの読み出
しタイミングと今回受信フレームの読み出しタイミング
との間には同期関係を持たせないバースト的な処理が行
われてきた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高能率符号化
復号器では、当初は前回受信フレームのフレーム・タイ
ミングで作動しているので、タイミングの異なる今回受
信フレーム・タイミングに従って読み出された音声信号
が入力すると、復号化動作が不安定になり、また、アラ
ームが発生するという問題があった。
【0021】さらに、高能率符号化復号器では、予測符
号化によって圧縮された音声信号の復号化が行われるた
め、ボイス・アクチべーションが実施された今回受信フ
レームの音声信号の復号化には、前回受信フレームの音
声信号の最後尾が参照される。しかし、前回受信フレー
ムの音声信号は、今回受信フレームの音声信号とは時間
的にかけ離れており、それにも拘らず、前回受信フレー
ムの音声信号の最後尾を参照すると、復号化された今回
受信フレームの音声信号の先頭部分が本来の信号とは異
なってしまい、これが原因になってクリック雑音が発生
するという問題があった。
【0022】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ボイス・アクチべーションを実施しても、高
能率符号化復号器の復号化動作が不安定にならず、ま
た、高能率符号化復号器からクリック雑音が発生しない
ようにした衛星通信受信装置の速度変換回路を提供する
ことを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、図1に示すように、書き込みと読み出し
とを互いに独立して行う2面メモリ構成の速度変換手段
1と、速度変換手段1へ供給する書き込みタイミング信
号を、衛星フレーム・タイミングに基づき発生させる書
込タイミング信号発生手段2と、速度変換手段1へ供給
する読み出しタイミング信号を、所定の周期により発生
させる読出タイミング信号発生手段3と、読み出し側の
面切替え信号を、書込タイミング信号発生手段2からの
書き込みタイミング信号を読出タイミング信号発生手段
3からの読み出しタイミング信号でリタイミングするこ
とによって作成する読出面切替え信号作成手段4とを備
える。
【0024】
【作用】以上の構成により、図1において、書込タイミ
ング信号発生手段2が、受信した衛星フレームのフレー
ム・タイミングに基づき書き込みタイミング信号を発生
させ、速度変換手段1へ供給する。速度変換手段1で
は、この書き込みタイミング信号に従い、衛星フレーム
で順次送られる音声信号を、2面メモリに交互に格納す
る。
【0025】一方、読出タイミング信号発生手段3が、
読み出しタイミング信号を、所定の周期により発生さ
せ、速度変換手段1へ供給する。また、読出面切替え信
号作成手段4が、書込タイミング信号発生手段2からの
書き込みタイミング信号を読出タイミング信号発生手段
3からの読み出しタイミング信号でリタイミングし、こ
うして得られた読み出し側の面切替え信号を速度変換手
段1へ供給する。速度変換手段1では、読出面切替え信
号作成手段4からの読み出し側の面切替え信号により、
2面メモリのうちの読み出すべきメモリ面を指定し、そ
の指定されたメモリ面を、読出タイミング信号発生手段
3からの読み出しタイミング信号により読み出す。
【0026】このように、読出タイミング信号発生手段
3からの読み出しタイミング信号が、衛星フレームのフ
レーム・タイミングに対して独立して発生し、かつ、読
出面切替え信号作成手段4からの読み出し側の面切替え
信号が、書込タイミング信号発生手段2からの書き込み
タイミング信号を、読出タイミング信号発生手段3から
の読み出しタイミング信号でリタイミングしたものであ
るので、高能率符号化復号器に、常時、一定したタイミ
ングで正確に音声信号が入力し、高能率符号化復号器の
復号化動作が不安定になることはない。
【0027】しかも、読出タイミング信号発生手段3か
らの読み出しタイミング信号は、衛星フレームの入力の
有無に拘らず、常時発生しているので、高能率符号化復
号器には、音声信号がないときでも「0」信号が読み出
され、この「0」信号を基に、予測符号化によって圧縮
された音声信号の復号化が行われる。したがって、復号
化された今回受信フレームの音声信号の先頭部分が本来
の信号と同じになり、クリック雑音の発生は防止され
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。本発明に係る衛星通信受信装置は図4に示す構
成と同一であるが、受信速度変換回路105が、本発明
の実施例では、図2に示すような内部構成となってい
る。
【0029】図2は、本発明の受信速度変換回路の内部
構成を示す回路図であり、図3は、この回路の各部に生
じる信号のタイミングチャートである。以下、図2に沿
って受信速度変換回路を説明し、随時、図3を参照す
る。なお、図5に示した構成部分と同じ図3の構成部分
については、要約した説明をするにとどめる。
【0030】図4の多重分離器104からの受信信号お
よび受信同期制御回路108からの信号RSYNCは、
AND回路11を経て、2つのエラスティック・ストア
12a,12bのデータ書き込み端子WD1,WD2へ
入力される。エラスティック・ストア12a,12b
は、2つの構成により速度変換バッファとして働く。
【0031】受信信号は、図3の最上部に示すように構
成され、ボイス・アクチベーションにより、音声信号が
無いときには、衛星フレーム信号は送られない。信号R
SYNCは、図3のRSYNCに示すような信号であ
り、受信信号に対し受信装置が同期したことを示す受信
同期信号であるため、AND回路11を経ることによっ
て、同期がとれたときだけ、受信信号がエラスティック
・ストア12a,12bに送られるようになっている。
【0032】図4の受信同期制御回路108からの信号
RCLKは、位相同期発振器13を経て、分周器14お
よび分周器15へ入力される。位相同期発振器13が、
受信信号から抽出されたクロック信号RCLKに同期し
たクロックを発生し、分周器114および分周器115
が分周処理して、書き込みクロックWCK1,WCK2
および読み出しクロックRCK1,RCK2をエラステ
ィック・ストア12a,12bにそれぞれ出力する。
【0033】図4の受信同期制御回路108からの信号
DETは、OR回路16を経て受信フレーム・カウンタ
17のロードL端子に入力され、受信フレーム・カウン
タ17のキャリC端子の出力は、OR回路16に入力さ
れる。信号DETは、図3のDETに示すように、同期
フラグFの直後および終結フラグEの直後に発生するタ
イミング信号である。
【0034】受信フレーム・カウンタ17のクロックC
K端子には分周器14の出力が入力され、受信フレーム
・カウンタ17の出力がタイミング生成器18へ供給さ
れる。受信フレーム・カウンタ17は、信号DETと自
身のキャリ出力とにより衛星フレーム・タイミングを生
成する。そして、それを基に、タイミング生成器18
が、衛星フレームに同期する書き込み側の面切替え信号
WBANK、書き込み許可信号WE、および書き込みア
ドレス初期化信号WRを発生する。これらの面切替え信
号WBANK、書き込み許可信号WE、および書き込み
アドレス初期化信号WRは、図3のWBANK、WE、
およびWRに示すようような信号であり、面切替え信号
WBANKは、2面構成のエラスティック・ストア12
a,12bへの受信信号の書き込み面を指定する信号で
あり、書き込み許可信号WEは、エラスティック・スト
ア12a,12bへの書き込み指令をする信号であり、
また、書き込みアドレス初期化信号WRは、エラスティ
ック・ストア12a,12bの書き込み側のアドレスを
リセットする信号であり、書き込み側のWR1,WR2
端子に供給される。
【0035】信号WBANK,WEをインバータ19、
AND回路20、およびAND回路21を介すことによ
り、エラスティック・ストア12aのWE1端子には、
信号BANKおよび信号WEが同時に「1」になってい
るときに「1」信号が入力し、これにより、エラスティ
ック・ストア12aが受信信号中の音声信号Dの書き込
みをする。すなわち、図3のWDに示すwd1,wd
3,wd5がそれらに相当する(但し、wd3は受信信
号がないので、「0」が読み込まれる)。一方、エラス
ティック・ストア12bのWE2端子には、信号BAN
Kが「0」になり、信号WEが「1」になっているとき
に「1」信号が入力し、これにより、エラスティック・
ストア12bが受信信号中の音声信号Dの書き込みをす
る。すなわち、図3のWDに示すwd2,wd4,wd
6がそれらに相当する(但し、wd4は受信信号がない
ので、「0」が読み込まれる)。
【0036】つぎに、読み出し側においては、音声フレ
ーム・カウンタ22のクロックCK端子に分周器15の
出力が接続され、キャリC端子がロードL端子に接続さ
れて、音声フレーム・カウンタ22は125μs周期の
音声フレーム・タイミングを発生する。これを基に、タ
イミング生成器23は、図3のREに示すような、音声
フレームに同期した読み出し許可信号REを発生する。
この信号REは、音声信号の有無に関係なく常時発生さ
れるものである。
【0037】一方、D−FF(フリップ・フロップ)2
4は、クロックCK端子に、音声フレーム・カウンタ2
2からの125μs周期の音声フレーム・タイミングを
受け、D端子に、書き込み側の面切替え信号WBANK
を受ける。したがって、D−FF24は、衛星フレーム
周期で反転する書き込み側の面切替え信号WBANKを
音声フレームによりリタイミングすることになる。すな
わち、D−FF24は、信号WBANKの反転直後の1
25μs周期の音声フレーム・タイミング・パルスの立
ち上がりをラッチするフリップ・フロップである。この
D−FF24のQ端子出力を、さらに、各クロックCK
端子に分周器15の出力が接続されたD−FF25およ
びD−FF26に順に加える。これにより、D−FF2
5のQ端子から、図3のRBANKに示すような、読み
出し側の面切替え信号RBANKが得られ、また、反転
Q(Qバー)端子から、信号RBANKの反転信号が得
られる。さらに、D−FF26のQ端子出力と信号RB
ANKとを、AND回路27を通すことにより、図3の
RRに示すような読み出しアドレス初期化信号RRが得
られる。D−FF26は、D端子入力を音声系クロック
幅のタイミング信号に整形するものである。
【0038】読み出しアドレス初期化信号RRは、エラ
スティック・ストア12a,12bの読み出し側のアド
レスをリセットする信号であり、読み出し側のRR1,
RR2端子に供給される。
【0039】D−FF25の反転Q端子からの信号RB
ANKの反転信号と、タイミング生成器23からの読み
出し許可信号REとが、AND回路28を経て、エラス
ティック・ストア12aの読み出し側の読み出し許可信
号RE1端子に供給される。すなわち、RE1端子に供
給される信号は、信号RBANKが「0」で、信号RE
が「1」のときに「1」となり、これにより、エラステ
ィック・ストア12aのデータ読み出し端子RD1に
は、図3のRDに示す、wd1,wd3,wd5にそれ
ぞれ相当するrd1,rd3,rd5が読み出される。
同様に、D−FF25のQ端子からの信号RBANK
と、タイミング生成器23からの読み出し許可信号RE
とが、AND回路29を経て、エラスティック・ストア
12bの読み出し側の読み出し許可信号RE2端子に供
給される。すなわち、RE2端子に供給される信号は、
信号RBANKおよび信号REが共に「1」のときに
「1」となり、これにより、エラスティック・ストア1
2bのデータ読み出し端子RD2には、図3のRDに示
す、wd2,wd4,wd6にそれぞれ相当するrd
2,rd4,rd6が読み出される。ここでは、音声信
号が無い部分も「0」として読み出される。
【0040】これらの端子RD1,RD2に読み出され
た信号は、信号RBANKの反転信号および正転信号が
それぞれ供給されたAND回路30,31、並びにOR
回路32を介すことにより、図3のRDに示す信号RD
となり、高能率符号化復号器106のRD端子に入力さ
れる。高能率符号化復号器106のSYNC端子には、
圧縮された音声信号の先頭位置を示す信号SYNCとし
て、タイミング生成器23から信号REが供給される。
また、高能率符号化復号器106のクロックCK端子に
は、分周器15からのクロック信号が供給される。高能
率符号化復号器106では、予測符号化によって圧縮さ
れた音声信号の復号化が行われ、図3のDOに示すよう
な元のPCM音声信号DOが再現される。
【0041】以上のように、タイミング生成器23から
の読み出し許可信号REが、衛星フレームのフレーム・
タイミングに対して独立して発生し、かつ、読み出し側
の面切替え信号RBANKが、書き込み側の面切替え信
号WBANKを125μs周期の音声フレーム・タイミ
ング信号でリタイミングしたものであるので、高能率符
号化復号器106に、常時、一定したタイミングで正確
に音声信号が入力し、高能率符号化復号器106の復号
化動作が不安定になることはない。
【0042】しかも、タイミング生成器23からの読み
出し許可信号REは、衛星フレームの入力の有無に拘ら
ず、常時発生しているので、高能率符号化復号器106
には、音声信号がないときでも「0」信号が読み出さ
れ、この「0」信号を基に、予測符号化によって圧縮さ
れた音声信号の復号化が行われる。したがって、復号化
された今回受信フレームの音声信号の先頭部分が本来の
信号と同じになり、クリック雑音の発生は防止される。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、読み出
しタイミング信号を、衛星フレームのフレーム・タイミ
ングに対して独立して発生させ、かつ、読み出し側の面
切替え信号を、書き込み側の面切替え信号を読み出しタ
イミング信号でリタイミングすることにより得ているの
で、高能率符号化復号器に、常時、一定したタイミング
で正確に音声信号が入力し、高能率符号化復号器の復号
化動作が不安定になることはない。
【0044】しかも、読み出しタイミング信号を、衛星
フレームの入力の有無に拘らず、常時発生させるように
しているので、高能率符号化復号器には、音声信号がな
いときでも「0」信号が読み出され、この「0」信号を
基に、予測符号化によって圧縮された音声信号の復号化
が行われる。したがって、復号化された今回受信フレー
ムの音声信号の先頭部分が本来の信号と同じになり、ク
リック雑音の発生は防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の受信速度変換回路の内部構成を示す回
路図である。
【図3】本発明の受信速度変換回路のタイミングチャー
トである。
【図4】衛星通信システムの受信装置の主要部を示すブ
ロック図である。
【図5】従来の受信速度変換回路の内部構成を示す回路
図である。
【図6】従来の受信速度変換回路のタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1 速度変換手段 2 書込タイミング信号発生手段 3 読出タイミング信号発生手段 4 読出面切替え信号作成手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイス・アクチベーションを実施する衛
    星通信受信装置の速度変換回路において、 書き込みと読み出しとを互いに独立して行う2面メモリ
    構成の速度変換手段(1)と、 前記速度変換手段(1)へ供給する書き込みタイミング
    信号を、衛星フレーム・タイミングに基づき発生させる
    書込タイミング信号発生手段(2)と、 前記速度変換手段(1)へ供給する読み出しタイミング
    信号を、所定の周期により発生させる読出タイミング信
    号発生手段(3)と、 読み出し側の面切替え信号を、前記書込タイミング信号
    発生手段(2)からの書き込みタイミング信号を前記読
    出タイミング信号発生手段(3)からの読み出しタイミ
    ング信号でリタイミングすることによって作成する読出
    面切替え信号作成手段(4)と、 を有することを特徴とする衛星通信受信装置の速度変換
    回路。
  2. 【請求項2】 前記書込タイミング信号発生手段(2)
    は、少なくとも書き込み側の面切替え信号を、衛星フレ
    ーム・タイミングに基づき発生させ、前記読出面切替え
    信号作成手段(4)は、読み出し側の面切替え信号を、
    前記書き込み側の面切替え信号を前記読出タイミング信
    号発生手段(3)からの読み出しタイミング信号でリタ
    イミングすることによって作成するように構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の衛星通信受信装置の速度変
    換回路。
  3. 【請求項3】 前記読出タイミング信号発生手段(3)
    は、前記速度変換手段(1)へ供給する読み出しタイミ
    ング信号を、音声フレーム・タイミングの周期により発
    生させるように構成したことを特徴とする請求項1記載
    の衛星通信受信装置の速度変換回路。
  4. 【請求項4】 前記速度変換手段(1)は、2つのエラ
    スティック・ストアから成ることを特徴とする請求項1
    記載の衛星通信受信装置の速度変換回路。
  5. 【請求項5】 前記読出面切替え信号作成手段(4)
    は、フリップ・フロップ回路から成ることを特徴とする
    請求項1記載の衛星通信受信装置の速度変換回路。
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