JP2003022095A - デジタル音声信号処理装置 - Google Patents

デジタル音声信号処理装置

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JP2003022095A
JP2003022095A JP2001207272A JP2001207272A JP2003022095A JP 2003022095 A JP2003022095 A JP 2003022095A JP 2001207272 A JP2001207272 A JP 2001207272A JP 2001207272 A JP2001207272 A JP 2001207272A JP 2003022095 A JP2003022095 A JP 2003022095A
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雄久 平野
Katsuhiro Nakai
勝博 中井
Tomoaki Tezuka
智明 手塚
Takeshi Nanba
剛 難波
Takakimi Shibauchi
孝公 芝内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DSPのソフトウェアはクロックをオンする
タイミングを変えることができず、処理終了や処理開始
タイミングが異なる動作をする新しいソフトウェアを同
一ハードウェアに実装する場合、十分な消費電力削減が
できない。 【解決手段】 DSPが値をセットする起動アドレスレ
ジスタと、この起動アドレスレジスタとデジタル音声デ
ータを出力する出力アドレスを比較する比較回路を備
え、これらの値が一致したときにDSPのクロックをオ
ンすることで、これまでと異なる音声圧縮方式や機器に
対応する場合でも、簡単な回路で最適なクロック制御に
よる消費電力の削減が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル音声信号処
理装置に関し、特にプログラミング可能な演算器を備え
た音声圧縮伸張装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、新しい音声圧縮方式が次々に開発
され、それらの技術を用いたさまざまな携帯型の民生機
器が開発されようとしている。このため、ソフトウェア
を変更することで複数の圧縮方式や民生機器に使用でき
る、低消費電力で安価なハードウェアが必要である。ま
た、携帯機器の長時間再生のためには、DSPの低消費
電力化が重要であり、一般に、処理終了時にはソフトウ
ェア制御によりDSPのクロックを停止し、圧縮方式や
システムに応じた専用ハードウェアでクロックをオンす
るという、消費電力削減技術が用いられている。
【0003】一方、オーディオ圧縮においては複数の方
式があり、それぞれのオーディオ圧縮方式ごとに処理量
やメモリー量が異なっている。また、機器に応じて、D
SPと外部通信のタイミングが異なっている。
【0004】音声圧縮技術には多くの方式がある。ま
た、音声データは各方式によって定められた音声サンプ
ル数(以下、フレームとする)単位で圧縮されている。
以下、1フレームが1024サンプルの場合を例に説明
する。
【0005】従来、デジタル音声信号をデコードする装
置として、図6に示す構成のものが知られている。図6
に示す装置の各ブロックについて、以下、その構成を説
明する。
【0006】図6において、100は、圧縮符号化され
た音声データをデコードしデジタル音声を出力する従来
の音声デコード装置であり、実際にはLSIなどによっ
て実現されている。この従来の音声デコード装置100
は、音声データの曲番号などの情報を音声デコード装置
100外部のCPUへ出力するバスを有する。このバス
によってデコード対象となる音声信号も入力される。こ
の構成では、メモリーの作業領域を使用するデコード処
理とデコード済みのデータをメモリーから出力する処理
とがパイプライン処理によって実行されている。101
0は、内部に組みこまれたソフトウェアにしたがってデ
コード演算するクロック同期式のDSP(デジタル・シ
グナル・プロセッサ)である。1020はアドレス発生
回路であり、音声デコード装置100外部から入力され
るPCMタイミング信号にしたがって、0から2047
の値を巡回するPCM出力アドレスS1020を出力す
る。1030は、バンクの切り変わりを検出する判定回
路であり、PCM出力アドレスS1020の値が102
3から1024に変化、または、2047から0に変化
したときに、HALTクリア信号S1030を出力す
る。
【0007】また、1040は、HALTステータスレ
ジスタであり、上記DSP1010によりセットされ、
上記HALTクリア信号S1030によりクリアされ
る。1050は、クロック生成回路であり、上記HAL
Tステータスレジスタ1040がセットされているとき
上記DSP1010へのクロックを停止する。1060
は、上記DSP1010がデコード演算に使用する20
48ワードのメモリーである。デコード後の音声データ
もこのメモリー1060内に蓄えられ、PCM出力アド
レスS1020にしたがってデータが外部へ出力され
る。このメモリー1060内部を、1024ワード毎に
バンク1とバンク2と区別する。
【0008】次に以上のように構成されたデジタル音声
信号処理装置について、図6を用いてその動作を説明す
る。PCM出力アドレスS1020の値がアドレス0か
ら2047を循環することで、1フレームごとにバンク
1とバンク2から交互にデータが外部出力されることに
なる。またDSP1010もフレームごとにバンクを切
り替え、現在出力バッファとして使用されていない側の
バンクをその作業領域として、圧縮データのデコード演
算処理を行う。
【0009】各フレーム毎にDSP1010は、処理終
了後HALTステータスレジスタ1040をセットし、
次のフレームの開始までクロックを停止する。判定回路
1030は1024サンプル毎、すなわち1フレームご
とにHALTステータスレジスタ1040をクリアし、
DSP1010のクロックをオンする。以上のようにす
ることで、従来は出力データのバンクが切り替わるとき
にDSP1010を起動していた。
【0010】以上のような動作を行うDSP1010の
ソフトウェアを、以下ソフトウェアAとする。ところ
が、この従来の音声デコード装置100を用いる機器の
中には、再生している音声データの曲番号などの情報を
CPUに知らせるなど、ある特定の時刻にDSP101
0と外部CPU間で通信することが必要な場合がある。
以下、図7、図9を用いて、その動作を説明する。
【0011】図7は、図6の構成を用いて時刻3/4T
に曲番号をCPUに連絡する従来の音声デコード装置1
00の動作を示すタイミング図である。図7において、
Tは1フレーム時間である。時刻0は、DSP1010
が第1フレーム目のデコードを開始する時刻であり、メ
モリー1060内のアドレス0番地に格納されたデータ
が出力される。時刻Tは、メモリー1060内のアドレ
ス1024番地に格納されたデータが出力される時刻、
時刻2Tは、メモリー1060内のアドレス0番地に格
納されたデータが再び出力される時刻をそれぞれ示す。
【0012】また、時刻2/4T、時刻3/4Tは、そ
れぞれ、時刻0から時刻Tの間の、2/4、3/4に相
当する時刻であり、時刻2/4Tは、DSP1010が
第1フレームのデコードを終了した時刻、時刻3/4T
は、DSP1010が外部CPUと通信を開始する時刻
である。
【0013】時刻Taは、DSP1010と外部CPU
との通信が終了し、クロックを停止した時刻である。ま
た、時刻0から2/4Tの期間は、DSP1010が第
1フレーム目をデコードしている期間である。時刻2/
4Tから3/4Tの期間は、DSP1010が無処理の
期間である。さらに、時刻3/4TからTaの期間は、
DSP1010が外部と通信している期間、時刻Taか
らTの期間は、DSP1010のクロックが停止してい
る期間、時刻Tから2Tの期間は、DSP1010が第
2フレーム目をデコードする期間である。また、Tcは
2フレーム目が終了した時刻を示す。
【0014】図8(a)は、図6の時刻0からTにおけ
るメモリー1060の状態を、図8(b)は時刻Tから
2Tにおけるメモリー1060の状態を示している。上
述したように、メモリー1060は2048ワードのサ
イズで、この内部を1024ワード毎にバンク1とバン
ク2としている。PCM出力アドレスS1020が0か
ら2048アドレスを循環することで、1フレームごと
にバンク1とバンク2から交互にデータが出力される。
また、DSP1010もフレームごとにバンクを切り替
え、PCM出力アドレスS1020が指していないバン
クをその作業領域として、圧縮データのデコード演算処
理を行う。
【0015】すなわち、時刻0からTの1フレーム目で
は、バンク1を、復号音声データを出力するPCM出力
バッファとして用いる。また、バンク2を、第2フレー
ム目で出力すべきデータをデコードするための作業領域
とし、デコード処理が完了したとき第2フレーム目で出
力する復号音声データが格納された領域となっている。
時刻Tから2Tの2フレーム目では、バンク2をPCM
出力バッファとし、バンク1を作業領域として用いる。
【0016】DSP1010は、時刻2/4Tにおい
て、第1のフレームのデコード処理を完了する。そし
て、DSP1010は、時刻3/4Tに外部CPUに対
して、音声データの曲番号などの情報をCPUに知ら
せ、時刻TaにおいてCPUとの通信が完了した時点
で、HALTステータスレジスタ1040をセットし、
クロックを停止する。
【0017】時刻Tでは、判定回路1030がHALT
ステータスクリア信号を出力し、DSP1010のクロ
ックが再開される。このとき、バンク1にあったデータ
はすべて出力され、1024ワードの空き領域となって
いるため、再起動されたDSP1010はバンク1をそ
の作業領域として第2フレームのデコード処理を開始す
る。
【0018】図6に示す従来の音声デコード装置100
においては、出力データのバンクが切り替わるタイミン
グである時刻Tまたは2TでしかDSP1010を再起
動できないため、時刻2/4Tにデコード処理が終了し
たときクロックを停止すると、DSP1010は時刻3
/4TにCPUと通信できないことになってしまう。し
たがってDSP1010は、時刻2/4Tにデコード処
理が完了しても、時刻3/4Tで曲番号をCPUに連絡
し終えるまで、クロックを停止することができない。こ
のため、処理終了時刻2/4Tから3/4Tまでの期
間、DSP1010は何も処理していないにもかかわら
ず、クロックを停止し消費電力を抑えるという処理を行
うことができなかった。
【0019】次に図6の構成を用いて、ソフトウェアを
変更して別の圧縮方式で記録されたデータをデコードす
る場合の音声デコード装置100の動作を説明する。こ
れまでの圧縮方式をデコードするためのソフトウェアを
ソフトウェアAとし、新たな圧縮方式をデコードするた
めのソフトウェアをソフトウェアBとする。上記ソフト
ウェアAは、メモリー1060上に1024ワードの作
業領域と、1024サンプル時間の処理が必要なソフト
ウェアである。また、上記ソフトウェアBは、作業メモ
リーの量がソフトウェアAの1/2、すなわち512ワ
ードでよいが、ときどきソフトウェアAの1.5倍の、
1536サンプル時間の処理が必要な圧縮方式のデコー
ド処理を行うものである。以下、図9を用いて、ソフト
ウェアBを用いた場合の動作を説明する。
【0020】図9は、ソフトウェアBによる従来の音声
デコード装置100の動作を示すタイミング図である。
図9において、Tは1フレーム時間である。時刻0は、
DSP1010が第1フレーム目のデコードを開始する
時刻であり、メモリー1060内のアドレス0番地に格
納されたデータが出力される。時刻Tは、メモリー10
60内のアドレス1024番地に格納されたデータが出
力される時刻、時刻2Tは、再びメモリー1060内の
アドレス0番地に格納されたデータが出力される時刻を
それぞれ示す。
【0021】また、時刻1/4Tは、時刻0から時刻T
の間の1/4に相当する時刻であり、DSP1010が
第1フレームのデコードを終了し、クロックを停止する
時刻である。また、時刻0から1/4Tの期間は、DS
P1010が第1フレーム目をデコードしている期間
で、DSP1010はバンク2を作業領域として使用す
る。
【0022】時刻1/4Tから時刻Tの期間は、DSP
1010のクロックが停止している期間である。DSP
1010は、時刻1/4Tにおいて、第1のフレームの
デコード処理を完了し、HALTステータスレジスタ1
040をセットすることで、出力データのバンクが切り
替わる時刻Tまで、クロックを停止する。
【0023】時刻Tで、判定回路1030がHALTス
テータスクリア信号を出力し、DSP1010のクロッ
クが再開される。このとき、バンク1にあったデータは
すべて出力され1024ワードの空き領域となっている
ため、DSP1010はこのバンク1をデコードするた
めの作業領域として、第2フレームのデコードを開始す
る。
【0024】第2フレームのデコードが完了したとき、
PCM出力アドレスS1020の値が2047を過ぎて
いなければ、DSP1010は再び、HALTステータ
スレジスタ1040をセットし、クロックを停止する。
ところが、この第2フレームのデコードを完了するまで
に許容される時間は、PCM出力アドレスS1020が
1024から2047を指している期間、すなわち、1
024サンプル時間である。
【0025】このため、図9のように、1024サンプ
ル時間以上の長い処理時間が必要なフレームの場合、デ
コード完了時刻は時刻2Tを過ぎているため、PCM出
力バッファがアンダーフローし、正しくデコードができ
ないことになる。このようなケースを想定して、上記ク
ロック生成回路1050は1フレーム目をデコード後、
その動作を停止しないように設定する必要があり、結
局、電力の低減を達成することができなくなる原因とな
っていた。
【0026】また、図10は、クロック停止命令を発行
するのにソフトウェアの処理遅延があるため、PCM出
力アドレスが1024となる直前にデコード処理が完了
した場合の動作を説明するためのタイミング図である。
【0027】図において、Tは1フレーム時間を示し、
時刻0にはDSP1010が第1フレーム目のデコード
を開始する時刻であり、メモリー1060内のアドレス
0番地に格納されたデータが出力される。
【0028】時刻Tはメモリー1060内のアドレス1
024番地に格納されたデータが出力される時刻であ
り、時刻T2は再びメモリー1060内のアドレス0番
地に格納されたデータが出力される時刻である。また、
図10(d)〜(g)は同図(a)〜(c)における信
号をクロック単位で時間軸に拡大した図である。
【0029】DSP1010は時刻0において、第1の
フレームのデコード処理を開始し、時刻Tにおいて第1
のフレームのデコード処理を完了し、HALTステータ
スレジスタ1040をセットし、クロックを停止してス
リープ状態となる。
【0030】この時刻Tの前後の詳細な動きについて以
下、説明する。なお、Txは時刻Tの1クロック直前で
の時刻を示し、Tyは時刻Tの1クロック直後での時刻
である。
【0031】時刻TxでDSP1010は第1フレーム
目のデコード処理終了ステップと行う。次いで、時刻T
でDSP1010はクロックを停止するためのTALT
命令を発行する。
【0032】また、判定回路1030では時刻TでHA
LTステータスクリア命令を出力する。時刻Tyで、時
刻Tで発行されたHALT命令によりステータスレジス
タ1040がセットされる。
【0033】従って、時刻Tyでセットされたステータ
スレジスタ1040は、これをクリアするためのHAL
Tステータス信号が時刻Tで既に出力を終えているた
め、次のバンク切り替えタイミングである時刻2Tまで
クリアされない。このため、DSP1010は、時刻T
から時刻2Tの期間クロックが停止され続けることとな
り第2フレーム目のデコードができなくなる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】従来のデジタル音声信
号処理装置は以上のように構成されており、クロック停
止したDSPでは自らのクロックをオンすることができ
ないため、あらかじめ決められたDSP処理開始のタイ
ミングでハードウェアがDSPのクロックをオンしてい
た。このため、DSPのソフトウェアはクロックをオン
するタイミングを変えることがでず、同一ハードウェア
上で異なる圧縮方式や異なる制御を行う場合、十分な消
費電力削減ができないという問題点があった。
【0035】また、DSP処理ではクロック停止命令を
発行するのにソフトウェアの処理遅延があるため、PC
M出力アドレスが1024となる直前にデコード処理が
完了したような場合、DSPからのクロック停止命令の
発行が1024サンプル目の出力開始より後になり、時
刻T以降、DSPクロックが停止されつづけることとな
り、デコード処理が破綻するという問題点があった。
【0036】本発明は、以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、ハードウェアを変更せずソフト
ウェアのみの変更で、異なる圧縮方式や機器において
も、消費電力を効果的に低減することができるととも
に、デコード処理が破綻することなく最適で確実なクロ
ックマネジメントを実現することができるデジタル音声
信号処理装置を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1にか
かるデジタル音声信号処理装置は、デジタル音声データ
をエンコード・デコードするとともに、所定のタイミン
グにて外部装置に付随情報を出力するデジタル音声信号
処理装置において、プログラミング可能なクロック同期
式の演算器と、上記演算器を駆動するクロックを発生す
るクロック生成回路と、上記演算器によって値がセット
される起動アドレスレジスタと、上記起動アドレスレジ
スタにセットされた値と、基準クロックに基づく計数値
とを比較する比較回路と、上記比較回路において、上記
起動アドレスレジスタの値と基準クロックによって計数
された計数値とが一致したときに、上記クロック生成回
路の動作を開始させる制御信号を発生するクロック生成
回路起動手段とを備えたものである。
【0038】また、この発明の請求項2にかかるデジタ
ル音声信号処理装置は、請求項1記載の音声信号処理装
置において、上記比較回路は、現在入力しているデジタ
ル音声データを格納するPCM入力アドレスを上記基準
クロックとし、該PCM入力アドレスと上記起動アドレ
スレジスタに設定された値とを比較するものである。
【0039】また、この発明の請求項3にかかるデジタ
ル音声信号処理装置は、請求項1または2記載の音声信
号処理装置において、上記クロック生成回路起動手段
は、上記制御信号を所定の期間、継続的に出力するもの
である。
【0040】また、この発明の請求項4にかかるデジタ
ル音声信号処理装置は、請求項3記載の音声信号処理装
置において、上記所定の期間を、1音声サンプル期間と
したものである。
【0041】また、この発明の請求項5にかかるデジタ
ル音声信号処理装置は、請求項1記載の音声信号処理装
置において、上記制御信号は、上記起動アドレスレジス
タの値と上記基準クロックとなる音声データの出力アド
レスの値とが一致している期間、上記クロック生成回路
を作動させ続けるものである。
【0042】また、この発明の請求項6にかかるデジタ
ル音声信号処理装置は、請求項1記載の音声信号処理装
置において、上記演算器が外部装置と通信する時刻に相
当する音声データの出力アドレスの値を上記起動アドレ
スレジスタにセットし、外部装置と通信する時刻まで上
記クロック生成回路を停止するものである。
【0043】また、この発明の請求項7にかかるデジタ
ル音声信号処理装置は、請求項1記載の音声信号処理装
置において、上記演算器が次の処理を開始できるメモリ
ーの空き容量が生じる時刻に相当する、音声データの出
力アドレスの値を、上記起動アドレスレジスタにセット
することで、次の処理を開始できるメモリーの空き容量
が生じるまで上記クロック生成回路を停止するものであ
る。
【0044】
【発明の実施の形態】まず、本発明の基本原理について
説明する。本発明では、例えば、デコードされた音声デ
ータは、常に48kHz等の一定周期でメモリーから外
部へ出力されることに着目して、PCM出力バッファの
アドレスポインタをDSPが起動するためのタイマーと
して使用するようにしている。これにより、これまでと
異なる圧縮方式や民生機器に対応するため新しいソフト
ウェアを既存のハードウェアに実装する場合でも、割り
込み回路などを使用せず、簡単な回路で最適なクロック
マネジメントによる消費電力の削減を可能とするもので
ある。
【0045】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係わるデジタル音声信号処理装置の構成を示す
ブロック図であり、図において、図6と同一符号は同
一、または相当部分を示し、200は、圧縮符号化され
た音声データをデコードしデジタル音声を出力する音声
デコード装置である。また、音声デコード装置200
は、音声データの曲番号などの情報をバスを介して音声
デコード装置外部のCPUへ出力するように構成されて
いる。
【0046】2010は、起動アドレスレジスタであ
り、DSP1010がその値をセットするように構成さ
れている。2030は比較回路であり、上記起動アドレ
スレジスタ2010の値とPCM出力アドレスS102
0の値とが一致しているとき、HALTクリア信号S2
030を出力する。
【0047】図1に示す本発明の音声デコード装置20
0は、固定タイミングでHALTステータスレジスタ1
040をクリアするのではなく、DSP1010のソフ
トウェアがセットした起動アドレスレジスタ2010の
値とPCM出力アドレスS1020の値とが一致してい
る間、HALTステータスレジスタ(クロック生成回路
起動手段)1040をクリアしつづける、比較回路20
30を備えたという点で、既述した図6の従来の音声信
号処理装置と構造上異なっている。
【0048】以下、以上のように構成されたデジタル音
声信号処理装置について、その動作を説明する。図2
は、図1の構成の音声デコード装置200を用いた、任
意の時刻にDSP1010が外部と通信する動作を示す
タイミング図である。図2において、Tは1フレーム時
間である。時刻0は、DSP1010が第1フレーム目
のデコードを開始する時刻であり、メモリー1060内
のアドレス0番地に格納されたデータが出力される。ま
た、時刻Tは、メモリー1060内のアドレス1024
番地に格納されたデータが出力される時刻であり、時刻
2Tは、メモリー1060内のアドレス0番地に格納さ
れたデータが再び出力される時刻を示す。
【0049】また、時刻2/4Tは、時刻0からTの間
の2/4に相当する時刻であり、DSP1010が第1
フレームのデコードを終了した時刻である。時刻3/4
Tは、時刻0からTの間の3/4に相当する時刻であ
り、DSP1010が外部CPUと通信を開始する時刻
である。
【0050】時刻Taは、DSP1010と外部CPU
の通信が終了する時刻、時刻Tbは、PCM出力アドレ
スS1020が1024から1025に変わる時刻、時
刻Tcは、DSP1010が第2フレームのデコードを
終了した時刻である。
【0051】また、時刻0から2/4Tの期間は、DS
P1010が第1フレーム目をデコードしている期間で
ある。このとき、DSP1010はバンク2を作業領域
として使用する。時刻2/4Tから3/4Tの期間は、
DSP1010のクロックが停止している期間、時刻3
/4TからTaの期間は、DSP1010が外部CPU
と通信している期間、時刻TaからTの期間は、DSP
1010のクロックが停止している期間、時刻TからT
bは、起動アドレスレジスタ2010の値と、PCM出
力アドレスS1020の値が一致している期間、時刻T
からTcの期間は、DSP1010が第2フレーム目を
デコードしている期間である。
【0052】なお、音声出力のタイミングは常に一定で
あるため、PCM出力アドレスS1020が値768を
示す時が、時刻3/4Tと計算することができる(3/
4×1024=768)。したがって、時刻3/4Tで
は、メモリー1060内のアドレス768番地に格納さ
れたデータが出力される。
【0053】本発明では、DSP1010が時刻2/4
Tにデコード処理が完了した場合、DSP1010は起
動アドレスレジスタ2010に値768をセットしたの
ち、HALTステータスレジスタ1040をセットしク
ロックを停止する。
【0054】そして、時刻3/4Tになると、起動アド
レスレジスタ2010とPCM出力アドレスS1020
の値(上記セットした768)とが一致し、HALTス
テータスレジスタ1040がクリアされ、DSP101
0が再起動される。再起動したDSP1010は、曲番
号などの付随情報を外部CPUに連絡し、時刻Taで外
部CPUとの通信を終了する。
【0055】時刻TaにおいてDSP1010は、起動
アドレスレジスタ2010に値1024をセットしたの
ち、HALTステータスレジスタ1040をセットし、
バンク1に格納された出力データがすべて出力され終わ
る時刻Tまで、再度クロックを停止する。
【0056】時刻Tにおいて、起動アドレスレジスタ2
010とPCM出力アドレスS1020の値(上記セッ
トした1024)とが一致し、DSP1010は第2フ
レーム目のデコード処理を行うために再起動される。こ
のときDSP1010はバンク1をその作業領域とし
て、第2フレーム目のデコードを開始する。このような
動作により、時刻3/4Tに曲番号などの付随情報をC
PUに連絡することができるとともに効率的なクロック
停止を両立することができる。
【0057】さらに、DSP処理では、上述したよう
に、クロック停止命令を発行、すなわち、HALTステ
ータスレジスタ1040をセットするのにソフトウェア
の処理遅延が発生する。このため、1024サンプル目
が出力される直前にデコード処理が完了した場合、DS
P1010のHALTステータスレジスタ1040をセ
ットするタイミングが1024サンプル目の出力開始よ
り後になる。このような場合でも、本構成では1024
サンプル目を出力している時刻TからTbの期間、HA
LTステータスレジスタ1040をクリアしつづけるこ
とで、DSP1010を確実に動かすことが可能であ
る。
【0058】以下、図5のタイミングチャートを参照し
つつ詳述する。DSP1010は時刻0において、第1
のフレームのデコード処理を開始し、時刻Tにおいて第
1のフレームのデコード処理を完了し、クロックを停止
するためにHALTステータスレジスタ1040をセッ
トするという、HALT命令を発行する。図において、
Txは時刻Tの1クロック前の時刻であり、Tyは時刻
Tの1クロック直後での時刻、Tzはメモリー1060
内のアドレス1025番地に格納されたデータが出力さ
れる時刻である。
【0059】時刻Txにおいて、DSP1010は第1
フレーム目のデコード処理最終ステップを行う。時刻T
でDSP1010はバンク1に格納された出力データが
全て出力し終わる時刻Tまでクロックを停止するため
に、起動アドレスレジスタ2010に値1024をセッ
トし、HALTステータスレジスタ1040をセットす
るようなHALT命令を発行する。
【0060】ところが、時刻TからTzの期間、起動ア
ドレスレジスタ2010とPCM出力アドレスS102
0との値が一致しており、比較回路2030はHALT
クリア信号S2030を出力し続けている。このため、
時刻Tで発行されたHANT命令によって、時刻Tyに
おいてHALTステータスレジスタ1040はセットさ
れない。このためDSP1010はクロック停止するこ
となく、直ちに第2フレーム目のデコードが開始され
る。
【0061】このように本実施の形態1によれば、DS
P1010によってセットされる起動アドレスレジスタ
2010と、起動アドレスレジスタ2010の出力とP
CM出力アドレスS1020とを比較する比較回路20
30を設け、比較回路2030において起動アドレスレ
ジスタ2010にセットされた値が検出された場合に、
HALTクリア信号S2030を出力し、HALTステ
ータスレジスタ1040を起動して、クロック生成回路
1040を予め設定したタイミングで起動させるように
したことにより、1フレーム目のデコード処理が終わっ
て、所定のタイミングでCPUと通信する前後、クロッ
ク生成回路1050の動作を停止することができ、消費
電力を効果的に削減することができる。
【0062】また、1フレーム期間終了間際にデコード
処理が終了してクロック停止命令が発行されても、2フ
レーム目のデコードを開始する時点のアドレスになると
HALTクリア信号S2030が出力されることによっ
てクロック生成回路1050が起動されるため、ソフト
遅延があっても確実に2フレーム目をデコードすること
ができ、デコード処理に破綻をきたすことがない。
【0063】なお、上記説明では、ソフトによる遅延が
2クロック分の場合を例にあげて説明したが、時刻Tz
までのソフト処理遅延が生じても、時刻TzまでにはD
SP1010を再起動することができ、時刻Tから2T
までの間に第2フレーム目のデコード処理を行うことが
可能である。
【0064】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2にかかるデジタル音声信号処理装置について説明す
る。これまでの圧縮方式をデコードするためのソフトウ
ェアをソフトウェアAとし、新たな圧縮方式をデコード
するためのソフトウェアをソフトウェアBとする。
【0065】上記ソフトウェアAとソフトウェアBの処
理時間と、必要メモリー量は、既述した従来例と同じも
のとする。本実施の形態2では、上記実施の形態1で説
明したソフトウェアAを図1に示す同一装置で、ソフト
ウェアAと、必要メモリーが半分で、処理時間が最大
1.5倍かかるソフトウェアBとが破綻なく動作するこ
とを説明する。
【0066】ソフトウェアAの動作は実施の形態1と同
じであるので、以下、ソフトウェアBの動作を中心に、
図1、図3、図4を用いて説明する。本実施の形態2に
係る音声デコード装置の構成は、実施の形態1で示した
ものと同じである。図3は、ソフトウェアBによる本発
明の音声デコード装置200の動作を示すタイミング図
である。
【0067】図3において、Tは1フレーム時間であ
る。時刻0は、DSP1010が第1フレーム目のデコ
ードを開始する時刻であり、メモリー1060内のアド
レス0番地に格納されたデータが出力される。時刻T
は、メモリー1060内のアドレス1024番地に格納
されたデータが出力される時刻である。
【0068】時刻2Tは、再びメモリー1060内のア
ドレス0番地に格納されたデータが出力される時刻であ
る。
【0069】また、時刻1/4Tは、時刻0からTの間
の1/4に相当する時刻であり、DSP1010が第1
フレームのデコードを終了した時刻である。時刻2/4
Tは、時刻0からTの間の2/4に相当する時刻であ
り、DSP1010が第2フレームのデコードを開始で
きる時刻である。
【0070】上記実施の形態1と同様の計算により、時
刻1/4Tと時刻2/4Tは、それぞれ、時刻メモリー
1060内のアドレス256番地と512番地に格納さ
れたデータが出力される時刻である。
【0071】また、時刻0から1/4Tの期間は、DS
P1010が第1フレーム目をデコードしている期間、
時刻1/4Tから2/4Tの期間は、DSP1010の
クロックが停止している期間、時刻2/4Tから2Tの
期間は、DSP1010が第2フレーム目をデコード処
理に許容される期間である。
【0072】図4は、先に述べた2048ワードのメモ
リー1060の内部ブロック図であり、メモリー106
0内部を1024ワード毎にバンク1とバンク2とす
る。また、これらバンクの1/2の領域を、それぞれバ
ンク1A、1B、2A,2Bとする。
【0073】図7と同様に、出力アドレスが0から20
48アドレスを循環することで、バンク1とバンク2か
ら交互にデータが出力される。なお、図4(a)は図3
の時刻0におけるメモリー1060の状態を示し、図4
(b)は時刻1/4Tにおけるメモリー1060の状態
を示し、図4(c)は時刻T/2におけるメモリー10
60の状態を示している。
【0074】時刻0において、DSP1010はバンク
2Bの領域を使用して第1のフレームのデコード処理を
開始する。このときPCM出力アドレスS1020は、
値”0”であり、図4(a)の、A0の位置である。
【0075】時刻1/4Tにおいて、DSP1010は
第1のフレームのデコード処理を完了し、メモリー10
60のバンク1、2とも全て、時刻0から2Tの期間に
出力されるデコードされた音声データが格納されてい
る。このときのPCM出力アドレスS1020の値は2
56、A256の位置であり、0−256番地の音声デ
ータはすでに外部に出力され、メモリー1060上に
は、この256ワードの空き領域がある。しかし、DS
P1010は、第2フレームをデコードするための作業
領域として512ワードの空き領域が確保できないた
め、起動アドレスレジスタ2010に値512をセット
し、HALTステータスレジスタ1040をセットす
る。このことで、PCM出力アドレスS1020がB5
12の位置にくるまでクロックを停止する。
【0076】時刻2/4TにPCM出力アドレスS10
20は512の値となり、図4(c)のA512の位置
に来て、B512と一致する。同時にHALTクリア信
号が出力されクロックが再開される。このとき、第2フ
レームをデコードするために必要な512ワードの作業
領域が空いており、DSP1010はただちに、第2フ
レームのデコードを開始することができる。
【0077】この第2フレームのデコードを完了するま
でに許容される時間は、図4(c)記載のバンク1B、
バンク2に蓄えられたPCMデータがすべて出力される
までの期間、すなわち、PCM出力アドレスS1020
が512から2047を指している1536サンプル期
間である。したがって、ソフトウェアAに比べて1.5
倍の処理時間が必要なフレームであっても、バッファが
アンダーフローすることがなく、デコード処理を破綻す
ることなく実行することができる。
【0078】このように本実施の形態2によれば、起動
アドレスレジスタ2010に第1フレーム目のデコード
処理が終了した後、第2フレーム目のデコード開始可能
なアドレスを設定しておき、第1フレーム目のデコード
が1サンプル期間未満に処理が終了した場合には、第2
フレーム目のデコードを第1フレーム目のデコードのた
めに確保されている期間において開始するようにしたか
ら、本来1フレーム期間よりも長い処理時間が必要とさ
れる第2フレームを破綻なく処理することができる。
【0079】なお、以上の説明では、音声をデコード再
生する構成を例にとって説明したが、音声を圧縮エンコ
ードする場合には、PCM出力バッファをPCM入力バ
ッファとし、基準となるクロックにPCM入力アドレス
を用いることで、上記実施の形態同様にクロックを効率
的に停止して低消費電力効果を期待でき、また、符号化
処理をスムーズに行うことができる効果が得られる。
【0080】また、上記各実施の形態では、1フレーム
を1024サンプルとして説明したが、1フレームの単
位はこれに限られるものではない。さらに、本構成で
は、ソフトウェアでDSP1010を再起動する時刻を
PCM出力の単位で自由にセットできることで、DSP
1010のソフトウェア動作が確定する前にハードを先
行して開発できるという効果もある。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1にかか
るデジタル音声信号処理装置によれば、デジタル音声デ
ータをエンコード・デコードするとともに、所定のタイ
ミングにて外部装置に付随情報を出力するデジタル音声
信号処理装置において、プログラミング可能なクロック
同期式の演算器と、上記演算器を駆動するクロックを発
生するクロック生成回路と、上記演算器によって値がセ
ットされる起動アドレスレジスタと、上記起動アドレス
レジスタにセットされた値と、基準クロックに基づく計
数値とを比較する比較回路と、上記比較回路において、
上記起動アドレスレジスタの値と基準クロックによって
計数された計数値とが一致したときに、上記クロック生
成回路の動作を開始させる制御信号を発生するクロック
生成回路起動手段とを備えたものとしたので、これまで
と異なる圧縮方式や民生機器に対応するため処理終了や
処理開始タイミングが異なる動作をする新しいソフトウ
ェアを、同一ハードウェアに実装する場合でも、割り込
み回路などを使用せずに、簡単な回路で最適なクロック
マネジメントによる消費電力の削減が可能であり、さら
に、ソフトウェア(プログラム)により演算器を再起動
する時刻を自由にセットできることで、演算器のソフト
ウェアが確定する前に、ハードを先行して開発すること
ができるという効果が得られる。
【0082】また、この発明の請求項2にかかるデジタ
ル音声信号処理装置によれば、請求項1記載の音声信号
処理装置において、上記比較回路は、現在入力している
デジタル音声データを格納するPCM入力アドレスを上
記基準クロックとし、該PCM入力アドレスと上記起動
アドレスレジスタに設定された値とを比較するものとし
たので、音声を符号化する場合においても、クロックを
効率的に停止して低消費電力効果を期待でき、また、符
号化処理をスムーズに行うことができるという効果が得
られる。
【0083】また、この発明の請求項3ないし5にかか
るデジタル音声信号処理装置によれば、上記クロック生
成回路起動手段は、上記制御信号を所定の期間、継続的
に出力するものとしたので、当該期間において、確実に
上記クロック生成回路を作動させ続けることができると
いう効果が得られる。
【0084】また、この発明の請求項6にかかるデジタ
ル音声信号処理装置によれば、請求項1記載の音声信号
処理装置において、上記演算器が外部装置と通信する時
刻に相当する音声データの出力アドレスの値を上記起動
アドレスレジスタにセットし、外部装置と通信する時刻
まで上記クロック生成回路を停止するものとしたので、
外部装置と通信を行う前後において、効果的に消費電力
を低減することができるという効果が得られる。
【0085】また、この発明の請求項7にかかるデジタ
ル音声信号処理装置によれば、請求項1記載の音声信号
処理装置において、上記演算器が次の処理を開始できる
メモリーの空き容量が生じる時刻に相当する、音声デー
タの出力アドレスの値を、上記起動アドレスレジスタに
セットすることで、次の処理を開始できるメモリーの空
き容量が生じるまで上記クロック生成回路を停止するも
のとしたので、処理時間の長いデータを処理する場合に
おいても、処理時間の短かった前の処理のときに生じた
余裕時間を効果的に利用することで、処理時間の長いデ
ータを処理することによる処理の破綻を回避することが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1及び2に係る音声信号処
理装置の構成を示すブロック図
【図2】上記実施の形態1に係る音声信号処理装置の動
作を示すタイミング図
【図3】上記実施の形態2に係る音声信号処理装置の動
作を示すタイミング図
【図4】上記実施の形態2に係る音声信号処理装置を構
成するメモリーブロックの動作時の状態を説明するため
の図
【図5】本発明の実施の形態1にかかるソフト遅延時の
動作を示すタイミング図
【図6】従来の音声信号処理装置のブロック構成図
【図7】従来の音声信号処理装置の動作を示す弟1のタ
イミング図
【図8】従来の音声信号処理装置に用いられるメモリー
のブロック図
【図9】従来の音声信号処理装置の動作を示す弟2のタ
イミング図
【図10】従来の音声信号処理装置のソフト遅延時の動
作を示すタイミング図
【符号の説明】
1010 DSP(演算器) 1020 アドレス発生回路 1030 判定回路 1040 HALTステータスレジスタ 1050 クロック生成回路 1060 メモリー 200 音声デコード装置 2010 起動アドレスレジスタ 2030 比較回路 S1020 PCM出力アドレス S1010 HALTセット信号 S2030 HALTクリア信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手塚 智明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 難波 剛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 芝内 孝公 大阪府門真市大字門真1006番地 松下シス テムテクノ株式会社内 Fターム(参考) 5B011 EA10 LL06 LL13 5B079 AA10 BA06 BA12 BA15 BB01 BC01 5D045 DA11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル音声データをエンコード・デコ
    ードするとともに、所定のタイミングにて外部装置に付
    随情報を出力するデジタル音声信号処理装置において、 プログラミング可能なクロック同期式の演算器と、 上記演算器を駆動するクロックを発生するクロック生成
    回路と、 上記演算器によって値がセットされる起動アドレスレジ
    スタと、 上記起動アドレスレジスタにセットされた値と、基準ク
    ロックに基づく計数値とを比較する比較回路と、 上記比較回路において、上記起動アドレスレジスタの値
    と基準クロックによって計数された計数値とが一致した
    ときに、上記クロック生成回路の動作を開始させる制御
    信号を発生するクロック生成回路起動手段とを、 備えたことを特徴とする音声信号処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の音声信号処理装置におい
    て、 上記比較回路は、現在入力しているデジタル音声データ
    を格納するPCM入力アドレスを上記基準クロックと
    し、該PCM入力アドレスと上記起動アドレスレジスタ
    に設定された値とを比較するものであることを特徴とす
    る音声信号処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の音声信号処理装
    置において、 上記クロック生成回路起動手段は、上記制御信号を所定
    の期間、継続的に出力することを特徴とする音声信号処
    理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の音声信号処理装置におい
    て、 上記所定の期間を、1音声サンプル期間としたことを特
    徴とする音声信号処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の音声信号処理装置におい
    て、 上記制御信号は、上記起動アドレスレジスタの値と上記
    基準クロックとなる音声データの出力アドレスの値とが
    一致している期間、上記クロック生成回路を作動させ続
    けることを特徴とする音声信号処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の音声信号処理装置におい
    て、 上記演算器が外部装置と通信する時刻に相当する音声デ
    ータの出力アドレスの値を上記起動アドレスレジスタに
    セットし、外部装置と通信する時刻まで上記クロック生
    成回路を停止することを特徴とした音声信号処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の音声信号処理装置におい
    て、 上記演算器が次の処理を開始できるメモリーの空き容量
    が生じる時刻に相当する、音声データの出力アドレスの
    値を、上記起動アドレスレジスタにセットすることで、
    次の処理を開始できるメモリーの空き容量が生じるまで
    上記クロック生成回路を停止することを特徴とした音声
    信号処理装置。
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