JP2003208236A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JP2003208236A
JP2003208236A JP2002101094A JP2002101094A JP2003208236A JP 2003208236 A JP2003208236 A JP 2003208236A JP 2002101094 A JP2002101094 A JP 2002101094A JP 2002101094 A JP2002101094 A JP 2002101094A JP 2003208236 A JP2003208236 A JP 2003208236A
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time
clock
buffer
unit
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JP2002101094A
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Yoshiaki Sawada
慶昭 澤田
Shuji Miyasaka
修二 宮阪
Tomokazu Ishikawa
智一 石川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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  • Information Transfer Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム単位で符号化した音楽ビットストリ
ームに対して、クロック同期式の演算部を用いて符号化
データを復号する再生装置において、省メモリ化と低消
費電力化を図ること。 【解決手段】 クロック同期式の演算部12と、そのク
ロックを発生するクロック生成部11と、出力バッファ
13とを有する再生装置に対して、クロック生成制御部
10を設ける。クロック生成制御部10は演算部12で
行う復号化処理が終了した時刻に基づいて、クロック生
成部11に対するクロックの制御方法(起動及び停止)
を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮された信号を
再生する再生装置に係わり、特にクロック同期式の演算
部を備えた再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体を記録媒体とした携帯型オ
ーディオプレーヤの開発が行なわれている。このオーデ
ィオプレーヤは、音楽信号などのデータをフレーム単位
で符号化した信号を再生する再生装置を備えている。オ
ーディオプレーヤを含む携帯型機器は、電池の持続時間
を長くすることが命題となっている。電池の持続時間を
長くするためには、符号化された信号の復号化を行なう
演算部の低消費電力化が重要である。演算部による低消
費電力化の一つの手段として、演算部が演算を行なって
いないときに、演算部のクロックを停止するという方法
がある。この方法は、一般的に各フレームの復号化処理
が終了した後、演算部のクロックを停止し、予め決めら
れた固定位置からクロックを起動するというものであ
る。
【0003】次に民生機器、特に携帯型機器において
は、コストを削減することが命題となっている。コスト
削減のためには、再生装置内のROMやRAMを削減す
ることが重要である。
【0004】一方、符号化された信号の復号化を行なう
場合、出力制御単位が1フレーム時間分のデータである
ため、一般的に出力バッファが2つ必要となる。一つは
現在出力しているフレームのデータを格納するための領
域、もう一つは次のフレームのデータを準備するための
領域である。
【0005】また符号化された信号の復号化処理を行な
う場合、入力バッファと作業用バッファを設ける方法が
ある。この場合、入力バッファのサイズは、1フレーム
時間内に消費するビットストリームの最大サイズ以上で
ある必要があった。
【0006】これに対して、符号化された信号の復号化
処理を行なう場合、入力バッファと作業用バッファを兼
用する方法がある。この場合は同一のバッファを用いて
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、各フ
レームの復号化処理が終了した後、演算部のクロックを
停止し、予め決められた固定位置からクロックを起動す
るという方法では、クロックを起動するタイミングを自
由に変更することができなかった。
【0008】また出力制御単位が1フレーム時間分のデ
ータの場合、出力バッファは2つ必要となるが、この方
法はメモリのコスト削減、消費電力の低減の障害となっ
ていた。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、請求項1〜3の発明は、クロック生成制御部に
よりクロック起動のタイミングを自由に設定でき、出力
制御単位を1/2フレーム時間分のデータとすることに
より、省メモリ化のために出力バッファを1つにすると
共に、出力バッファが1つとなっても最適なクロックマ
ネージメントを行うことにより低消費電力化された再生
装置を実現するものである。
【0010】また請求項4〜5の発明は、入力バッファ
と作業用バッファを別け、一旦、入力バッファに格納さ
れたビットストリームにおいて要・不良の判断を行な
い、復号化処理に必要な情報のみを作業用バッファに転
送することにより、従来よりも少ないメモリ量で再生装
置を実現するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、所定の時間間隔Tごとにフレーム化された各フレー
ム信号を更に符号化したものを符号化データとすると
き、前記符号化データのビットストリームを入力してP
CMデータに復号化する再生装置であって、外部クロッ
クに同期して前記符号化データの復号処理を行う演算部
と、前記演算部を駆動するためのクロックを発生するク
ロック生成部と、前記クロック生成部のクロック発生の
起動及び停止の制御を行なうクロック生成制御部と、前
記演算部によって復号化されたPCMデータを格納する
出力バッファと、を具備し、前記クロック生成制御部
は、前記演算部の所定単位での復号化処理が終了した時
刻により、異なったクロックの制御を行なうことを特徴
とするものである。
【0012】本願の請求項2の発明は、請求項1の再生
装置において、前記演算部で1フレーム分のビットスト
リームの復号化処理が終了した時刻T1が、復号化処理
の開始時刻から見て1フレーム時間Tの半分未満の時刻
である場合、前記クロック生成制御部は時刻T1〜時刻
T/2の期間に前記クロック生成部に対して停止の指示
を出し、前記演算部はクロック再起動後の時間T/2以
降では復号化されたPCMデータの前半部分を前記出力
バッファの前半部分に記録し、その後前記クロック生成
制御部は時刻Tまでの期間に前記クロック生成部に対し
て停止の指示を出し、前記演算部で1フレーム分のビッ
トストリームの復号化処理が終了した時刻が、復号化処
理の開始時刻から見て1フレーム時間Tの半分以上の時
刻である場合、前記演算部は復号化された出力データの
前半部分を前記出力バッファの前半部分に記録し、その
後前記クロック生成制御部はT時刻までの期間に前記ク
ロック生成部に対して停止の指示を出すことを特徴とす
るものである。
【0013】本願の請求項3の発明は、請求項1又は2
の再生装置において、前記出力バッファは、1フレーム
時間に相当するPCMデータを格納する領域が1つであ
ることを特徴とするものである。
【0014】本願の請求項4の発明は、所定の時間間隔
Tごとにフレーム化された各フレーム信号を符号化した
ものを符号化データとするとき、前記符号化データのビ
ットストリームを入力してPCMデータに復号化する再
生装置であって、前記符号化データのビットストリーム
を最初に格納する入力バッファと、前記符号化データの
ビットストリームを前記入力バッファから受け取り格納
する作業用バッファと、前記符号化データのビットスト
リームを前記入力バッファから前記作業用バッファに転
送する際の制御を行なう入力データ転送制御部と、前記
作業用バッファに格納されている前記符号化データに対
して復号処理を行なう演算部と、を具備し、前記入力デ
ータ転送制御部は、前記符号化データが復号化に必要か
否かに応じて、前記ビットストリームの転送制御方法を
変化させることを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項5の発明は、請求項4の再生
装置において、前記入力データ転送制御部は、1フレー
ム時間における前記入力バッファへの転送サイズをMと
するとき、前記転送サイズMに依存しない判定処理サイ
ズN(N>M)で、前記入力バッファに格納されている
前記符号化データのビットストリームの解析を行ない、
前記判定処理サイズNの前記符号化データのビットスト
リームが復号化処理に必要であると判断した場合、前記
判定処理サイズNの前記符号化データのビットストリー
ムを、前記転送サイズM単位で順次に前記入力バッファ
から前記作業用バッファへ転送し、前記判定処理サイズ
Nの前記符号化データのビットストリームが復号化処理
に必要でないと判断した場合、前記判定処理サイズNの
前記符号化データのビットストリームを前記転送サイズ
M単位で抽出し、抽出データが復号化処理に必要なデー
タを含まないときには前記入力バッファから前記作業用
バッファへデータ転送を中断することを特徴とするもの
である。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1における再生装置について、図面を参照しながら
説明する。図1は実施の形態における再生装置の構成を
示すブロック図である。この再生装置は、クロック生成
制御部10、クロック生成部11、演算部12、出力バ
ッファ13を含んで構成される。
【0017】クロック生成制御部10は、演算部12の
復号化処理の終了時刻により、クロック生成部11の起
動および停止の制御を行う。クロック生成部11は、ク
ロック生成制御部10からの指示により演算部12へ供
給するクロックの起動及び停止を行う。演算部12は、
符号化されたデータの復号化を行ない、その出力結果を
出力バッファ13へ格納する。出力バッファ13に記録
されたデータ(PCMデータ)は、1サンプル単位で逐
次外部へ読み出されている。
【0018】図2にクロック制御処理の流れを示す。こ
こで1フレーム時間をTとし、デコード処理開始時刻を
0とする。ステップS1でデコード処理が開始される
と、クロック生成制御部10は、演算部12の復号化処
理の終了時刻がT/2より以前か否かをステップS2で
調べる。T/2より以前の場合はステップS3に進み、
クロック生成部11に対してクロック停止を指示する。
これによりクロック生成部11は演算部12に対するク
ロックの供給を停止する。ステップS2においてT/2
時刻以降になると、クロック生成制御部10がクロック
生成部11にクロック起動の指示を出し、クロック生成
部11はクロックを起動し、演算部12に供給する。演
算部12は、クロックの供給が再開されると、ステップ
S4において同一フレームで復号化した出力データの前
半部分を出力バッファ13の前半部分に記録(更新)す
る。その後ステップS5に進み、クロック生成制御部1
0は、クロック生成部11に対してクロック停止の指示
を出す。そしてクロック生成部11は演算部12に対す
るクロックの供給を停止する。
【0019】時刻T以降になると、クロック生成制御部
10はクロック生成部11にクロック起動の指示を出
す。そしてクロック生成部11は演算部12に供給する
クロックを起動する。ステップS6において、演算部1
2はクロックの供給が再開されると、出力データの後半
部分を出力バッファ13の後半部分に記録する。
【0020】演算部12の復号化処理の終了時刻がT/
2以降であった場合について説明する。ステップS2か
らステップS4に進み、演算部12は同一フレームで復
号化した出力データの前半部分を出力バッファ13の前
半部分に記録する。その後クロック生成制御部10は、
クロック生成部11に対してクロック停止の指示を出
す。そしてステップ5においてクロック生成部11は演
算部12に対するクロックの供給を停止する。時刻T以
降になると、クロック生成制御部10がクロック生成部
11にクロック起動の指示を出し、クロック生成部11
は演算部12に供給するクロックを起動する。ステップ
S6において演算部12は、クロックの供給が再開され
ると、出力データの後半部分を出力バッファ13の後半
部分に記録する。
【0021】以上の処理を出力バッファ13の推移とし
て、図3〜図5を参照しながらNフレーム目の処理につ
いて説明する。まず、Nフレーム目の復号化処理の終了
時刻がT/2より以前であった場合について説明する。
図3(a)に示すように、復号化処理が時刻T1(T1
<T/2)で終了した場合、出力バッファの前半部分に
は、N−1フレーム目の出力データの出力済み領域と未
出力領域とが存在する。時刻T/2には図3(b)に示
すように、出力バッファの前半部分は全て出力済み領域
となる。そこで、時刻T/2近傍まで演算部12のクロ
ックを停止することにより、クロック再開後、Nフレー
ム目の出力データの前半部分を、出力バッファの前半部
分に転送するための領域として確保できる。転送後の時
刻T2における出力バッファの状態を図3(c)に示
す。さらに時刻T近傍までクロックの停止を行なうこと
により、クロック再開後は図3(d)に示すように出力
バッファの後半部分がすべて出力済みとなる。その後、
Nフレーム目の出力データの後半部分を出力バッファの
後半部分に転送する。このときの時刻T3における出力
バッファの状態が図4(e)である。
【0022】次に、Nフレーム目の復号化処理の終了時
刻がT/2以降であった場合について説明する。図5
(a)に示すように、復号化処理が時刻T4(≧T/
2)で終了した場合、出力バッファの前半部分は、すべ
てN−1フレーム目の出力データの出力済み領域とな
る。そのため、Nフレーム目の出力データの前半部分を
出力バッファの前半部分に転送する。時刻T5における
転送後の出力バッファの状態を図5(b)に示してい
る。ここから時刻T近傍までクロックの停止を行なうこ
とにより、クロック再開後、図5(c)に示すように出
力バッファの後半部分がすべて出力済みとなる。その
後、Nフレーム目の出力データの後半部分を出力バッフ
ァの後半部分に転送する。このときの時刻T6における
出力バッファの状態が図5(d)である。
【0023】このような処理を繰り返すことにより、出
力バッファを1つのみで実現でき、メモリの削減とクロ
ック制御を効率的に行なうことができる。
【0024】以上のように本実施の形態によれば、音楽
信号などのデータをフレーム単位で符号化した信号を復
号化する際に、1つの出力バッファを用いて、効率的に
クロック制御を行なうことができる。
【0025】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2における再生装置について説明する。図6は本実施の
形態における再生装置の要部構成を示すブロック図であ
る。この再生装置は入力バッファ20、入力データ転送
制御部21、作業用バッファ22、演算部23を含んで
構成される。
【0026】外部から入力されるビットストリームは、
まず入力バッファ20に格納される。入力データ転送制
御部21は、入力バッファ20に格納されているビット
ストリームの解析を行ない、復号化処理に必要なビット
ストリームを取り出し、作業用バッファ22に転送す
る。演算部23は、ビットストリームの形式で入力され
た符号化データの復号化処理を行ない、その出力結果を
外部へ出力する。
【0027】図7は、入力データ転送制御部21におけ
るビットストリームの転送制御の流れを示したものであ
る。ここで、1フレーム時間における外部から入力バッ
ファ20への転送サイズ(転送単位ともいう)をMとす
る。また、復号化に必要又は不必要と判断するためのデ
ータ処理サイズ(データ処理単位ともいう)をNとす
る。
【0028】ここで、図8に示すビットストリームを用
いた場合の動作について、入力バッファ20と作業用バ
ッファ22の推移として、図7及び図9を参照しながら
説明する。図8において右下り斜線部分が復号化処理に
必要なデータを示し、右上り斜線部分が復号化処理に必
要のないデータを示している。また図9(a)はデータ
入力前の入力バッファ20と作業用バッファ22の状態
を示している。
【0029】入力バッファ20にビットストリームの1
回目の転送が行なわれると、図7のステップT1におい
て、入力データ転送制御部21は、入力バッファ20に
格納されているデータが復号化処理に必要か否かの判断
を行なう。復号化処理に必要なデータの場合はステップ
T3に分岐し、捨フラグを0に設定する。復号化処理に
不必要なデータの場合はステップT2に分岐し、捨フラ
グを1に設定する。
【0030】図8に示したストリームにおいては、最初
の判定処理単位のデータは復号化処理に必要であるた
め、捨フラグを0と設定する。ステップT3からステッ
プT4に進むと、N残り量にNを設定し、更にステップ
T5に進み、M残り量にMを設定する。次のステップT
6に進むと、N残り量とM残り量の大きさを比較する。
N残り量>=M残り量である場合はステップT7以降の
処理に進み、N残り量<M残り量である場合はステップ
T8以降の処理に進む。
【0031】図8に示したビットストリームの最初の部
分ではN>Mとなるため、ステップT7以降の処理に進
む。そしてステップT7では捨フラグが1か否かの判定
を行ない、捨フラグが0である場合は、ステップT15
に進み、M残り量の大きさ分のデータを入力バッファ2
0から作業用バッファ22へ転送する。捨フラグが1で
ある場合は転送を行なわない。今回は、捨フラグが0で
あるため、M残り量の大きさ分のデータを入力バッファ
20から作業用バッファ22へ転送する。ステップT1
6において更にN残り量からM残り量を引いた値N−M
をN1とし、この値をN残り量として設定する。その
後、元のルーチン、即ちステップT5の処理に戻る。こ
のときのバッファの状態を示したのが図9(b)であ
る。
【0032】次に入力バッファ20にビットストリーム
の2回目の転送を行う。このとき、先ずM残り量にMを
設定する。更にN残り量とM残り量の大きさを比較す
る。ここではN残り量はN1、M残り量はMとなってい
る。N1は、図9(c)の入力バッファに示すようにM
より小さい。このような場合はステップT6からステッ
プT8に進む。このステップT8でも捨フラグが1か否
かの判定を行なう。ここでは、捨フラグが0であるため
ステップT9に進み、N1の大きさ分のデータを入力バ
ッファ20から作業用バッファ22に転送する。その後
ステップT10において、M残り量からN残り量を引い
た値M−N1をM残り量に設定する。更にステップT1
1に進み、二つ目の判定処理単位のデータの要・不要に
対する判断を行なう。
【0033】図8のストリームに示すように、二つ目の
判定処理単位のデータは復号化処理に必要のないデータ
であるため、ここではステップT12に分岐し、捨フラ
グを1に設定する。更に次のステップT14ではN残り
量にNを設定する。その後、元のルーチン、即ちステッ
プT6に戻る。ここでもう一度N残り量とM残り量の大
きさを比較する。ここではN残り量はN,M残り量はM
−N1となっている。そのためN残り量の方が大きい。
そこで今回は左のルーチン、即ちステップT7に進み、
捨フラグが1か否かの判定を行なう。ここでは捨フラグ
が1であるため、データの転送は行なわない。その後ス
テップT16に進み、N残り量からM残り量を引いた値
N−(M−N1)=N−M+(N−M)=2N−2Mを
N残り量に設定する。そして、上のルーチン、即ちステ
ップT5に戻る。このときのバッファの状態を示したの
が図9(c)である。
【0034】次に入力バッファ20にビットストリーム
の3回目の転送を行う。そしてM残り量にMを設定す
る。更にステップT6でN残り量とM残り量の大きさを
比較する。ここではN残り量は2N−2M、M残り量は
Mとなっている。2N−2Mは図8に示すようにMより
大きい。そこで今回は左のルーチン、即ちステップT7
に進み、捨フラグが1か否かの判定を行なう。ここでは
捨フラグが1であるため、データの転送は行なわない。
その後ステップT16に進み、N残り量からM残り量を
引いた値(2N−2M)−M=2N−3MをN残り量に
設定する。そしてステップT5に戻る。このときのバッ
ファの状態を示したのが図9(d)である。
【0035】このような処理を繰り返すことにより、作
業用バッファに対して復号化処理に不必要なデータが格
納されないようになる。このため、復号化処理に不必要
なデータが連続的に存在する場合でも、作業用バッファ
のサイズの削減は可能となり、メモリの削減を効率的に
行なうことができる。
【0036】以上のように実施の形態2によれば、復号
化処理に不必要なデータが連続的に存在する場合でも、
効率的にメモリの削減を行なうことができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1〜3の発明によれば、音楽信号
などのデータをフレーム単位で符号化した信号を、クロ
ック同期式の演算部を用いて復号化を行なう際に、1つ
の出力バッファを用いても効率よくクロック制御を行な
うことが可能となり、省メモリ化、低消費電力化を実現
することが可能となる。
【0038】また請求項4〜5の発明によれば、音楽信
号などのデータをフレーム単位で符号化した信号の復号
化処理を行なう場合、復号化処理に不必要なデータが連
続的に存在してもメモリの削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における再生装置の要部
構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1における演算部が行なう処理の流
れを示すフローチャートである。
【図3】実施の形態1における出力バッファの第1の推
移を示す図(その1)である。
【図4】実施の形態1における出力バッファの第1の推
移を示す図(その2)である。
【図5】実施の形態1における出力バッファの第2の推
移を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2における再生装置の要部
構成を示すブロック図である。
【図7】実施の形態2における入力データ転送制御部が
行なう処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】実施の形態2における入力された符号化データ
のビットストリームを示す説明図である。
【図9】実施の形態2における入力バッファと作業用バ
ッファの時間推移を示す説明図である。
【符号の説明】
10 クロック生成制御部 11 クロック生成部 12,23 演算部 13 出力バッファ 20 入力バッファ 21 入力データ転送制御部 22 作業用バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 9/18 J (72)発明者 石川 智一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B060 CC01 5B077 GG11 5B079 BA11 BB10 BC01 DD02 5D045 DA00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の時間間隔Tごとにフレーム化され
    た各フレーム信号を更に符号化したものを符号化データ
    とするとき、前記符号化データのビットストリームを入
    力してPCMデータに復号化する再生装置であって、 外部クロックに同期して前記符号化データの復号処理を
    行う演算部と、 前記演算部を駆動するためのクロックを発生するクロッ
    ク生成部と、 前記クロック生成部のクロック発生の起動及び停止の制
    御を行なうクロック生成制御部と、 前記演算部によって復号化されたPCMデータを格納す
    る出力バッファと、を具備し、 前記クロック生成制御部は、 前記演算部の所定単位での復号化処理が終了した時刻に
    より、異なったクロックの制御を行なうことを特徴とす
    る再生装置。
  2. 【請求項2】 前記演算部において1フレーム分のビッ
    トストリームの復号化処理が終了した時刻T1が、復号
    化処理の開始時刻から見て1フレーム時間Tの半分未満
    の時刻である場合、 前記クロック生成制御部は時刻T1〜時刻T/2の期間
    に前記クロック生成部に対して停止の指示を出し、前記
    演算部はクロック再起動後の時間T/2以降では復号化
    されたPCMデータの前半部分を前記出力バッファの前
    半部分に記録し、その後前記クロック生成制御部は時刻
    Tまでの期間に前記クロック生成部に対して停止の指示
    を出し、 前記演算部において1フレーム分のビットストリームの
    復号化処理が終了した時刻が、復号化処理の開始時刻か
    ら見て1フレーム時間Tの半分以上の時刻である場合、 前記演算部は復号化された出力データの前半部分を前記
    出力バッファの前半部分に記録し、その後前記クロック
    生成制御部はT時刻までの期間に前記クロック生成部に
    対して停止の指示を出すことを特徴とする請求項1記載
    の再生装置。
  3. 【請求項3】 前記出力バッファは、1フレーム時間に
    相当するPCMデータを格納する領域が1つであること
    を特徴とする請求項1又は2記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 所定の時間間隔Tごとにフレーム化され
    た各フレーム信号を符号化したものを符号化データとす
    るとき、前記符号化データのビットストリームを入力し
    てPCMデータに復号化する再生装置であって、 前記符号化データのビットストリームを最初に格納する
    入力バッファと、 前記符号化データのビットストリームを前記入力バッフ
    ァから受け取り格納する作業用バッファと、 前記符号化データのビットストリームを前記入力バッフ
    ァから前記作業用バッファに転送する際の制御を行なう
    入力データ転送制御部と、 前記作業用バッファに格納されている前記符号化データ
    に対して復号処理を行なう演算部と、を具備し、 前記入力データ転送制御部は、 前記符号化データが復号化に必要か否かに応じて、前記
    ビットストリームの転送制御方法を変化させることを特
    徴とする再生装置。
  5. 【請求項5】 前記入力データ転送制御部は、 1フレーム時間における前記入力バッファへの転送サイ
    ズをMとするとき、前記転送サイズMに依存しない判定
    処理サイズN(N>M)で、前記入力バッファに格納さ
    れている前記符号化データのビットストリームの解析を
    行ない、 前記判定処理サイズNの前記符号化データのビットスト
    リームが復号化処理に必要であると判断した場合、前記
    判定処理サイズNの前記符号化データのビットストリー
    ムを、前記転送サイズM単位で順次に前記入力バッファ
    から前記作業用バッファへ転送し、 前記判定処理サイズNの前記符号化データのビットスト
    リームが復号化処理に必要でないと判断した場合、前記
    判定処理サイズNの前記符号化データのビットストリー
    ムを前記転送サイズM単位で抽出し、抽出データが復号
    化処理に必要なデータを含まないときには前記入力バッ
    ファから前記作業用バッファへデータ転送を中断するこ
    とを特徴とする請求項4記載の再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009033147A2 (en) * 2007-09-07 2009-03-12 Qualcomm Incorporated Power efficient batch-frame audio decoding apparatus, system and method

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