JPH1169015A - 音声録音再生方法及び装置 - Google Patents

音声録音再生方法及び装置

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JPH1169015A
JPH1169015A JP9216690A JP21669097A JPH1169015A JP H1169015 A JPH1169015 A JP H1169015A JP 9216690 A JP9216690 A JP 9216690A JP 21669097 A JP21669097 A JP 21669097A JP H1169015 A JPH1169015 A JP H1169015A
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JP
Japan
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audio
signal
data
unit
digital audio
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JP9216690A
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Inventor
Atsushi Watanabe
淳 渡邊
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路面積の減少、ならびにコストの削減、及
び消費電力の低減をはかる。 【解決手段】 音声録音要求があると、CPU11は音
声符号化部3あるいはベースバンド信号処理部12から
の圧縮デジタル音声信号がデータ蓄積部16に入力され
るよう信号切替器13aを切り替え、割り込み信号発生
部18から割り込み信号が発生するとデータ蓄積部16
からデータを読み出しメモリ9あるいは10に書き込
む。音声再生要求があると、記憶してある圧縮デジタル
音声信号がデータ蓄積部16から音声復号化部5あるい
はベースバンド信号処理部12に伝達できるよう信号切
替器13aを切り替え、割り込み信号発生部18から割
り込み信号が発生するとメモリから記憶されているデー
タを読み出しデータ蓄積部16にそれを書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ音声を圧
縮されたデジタル音声で録音し、または録音された圧縮
デジタルデータを再生してアナログ音声に変換すること
を可能とする音声録音再生方法及び装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の音声録音再生装置の構成
を示す。図において、音声入力部1から音声データを録
音する場合、音声を音声入力部1でアナログ音声信号に
変換し、アナログ音声信号をA/D変換器2でデジタル
音声信号に変換し、定められた音声符号化方式に従って
音声符号化部3で圧縮デジタル音声信号に変換する。通
常、音声符号化部3から出力される圧縮デジタル音声信
号22は、ベースバンド信号処理部12から出力される
制御信号に同期して1ビット毎にシリアルに出力され
る。音声符号化部3から出力される圧縮デジタル音声信
号22はシリアルフォーマットであるため、入力部8か
ら録音開始の信号があると、これをCPU11が判断し
て、信号切替器13で音声符号化部3からシリアルメモ
リ14への信号の経路(信号22→信号26)を確保す
ることによりシリアルメモリ14に音声の録音がなされ
る。
【0003】同様にベースバンド信号処理部12から出
力されてくる圧縮デジタル音声信号25を録音する場合
は、音声データを含んだ通信フォーマットの信号21が
ベースバンド信号処理部12に入力され、その信号から
圧縮デジタル音声信号25のみを出力するので、入力部
8から録音開始の信号があるとCPU11がこれを判断
して、信号切替器13でベースバンド信号処理部12か
らシリアルメモリ14の経路(信号25→信号26)を
確保することにより、音声の録音がなされる。次にシリ
アルメモリ14に録音された音声データを再生する場
合、音声を再生する経路としては、音声出力部7で再
生する場合と、ベースバンド信号処理部12に入力
し、遠隔地(例えば携帯電話の相手通話者)で再生する
場合の2通りが考えられる。
【0004】まず、の音声出力部7で再生する場合に
ついて説明する。この場合、入力部8から再生開始の信
号があるとCPU11がこれを判断して、シリアルメモ
リ14から音声復号化部5という信号の経路を信号切替
器13により確保(信号27→信号23)した後、シリ
アルメモリ14から音声復号化部5に対して、録音され
た圧縮デジタル信号を出力し、音声復号化部5で伸張し
たデジタル音声信号に変換し、D/A変換器6でアナロ
グ音声信号に変換して、音声出力部7で再生するという
流れで音声を聞くことができる。
【0005】一方、ベースバンド信号処理部12に入
力し、遠隔地(例えば携帯電話の相手通話者)で再生す
る場合には、入力部8から再生開始の信号があるとCP
U11がこれを判断して、シリアルメモリ14からベー
スバンド信号処理部12への経路(信号27→信号2
4)を信号処理部13により確保した後、シリアルメモ
リ14から圧縮デジタル音声信号を出力し、ベースバン
ド信号処理部12でこの音声データを含んだ通信フォー
マットの信号20に変換して、それを遠隔地に伝送して
相手側で通信フォーマットの信号から音声データを抜き
出して、再生するという流れになる。
【0006】図10は、従来の他の音声録音再生装置の
構成を示す。音声入力部1からの音声データを録音する
場合、音声入力部1から入力される音声は、声入力部1
でアナログ音声信号に変換され、アナログ音声信号をA
/D変換器2でデジタル音声信号に変換し、定められた
音声符号化方式に従って音声符号化部3で圧縮デジタル
音声データに変換される。音声符号化部3から圧縮デジ
タル音声信号22がシリアルフォーマットで出力され、
ベースバンド信号処理部12に入力される。
【0007】入力部8から、音声入力部1の音声の録音
開始選択があるとCPU11はそれを判断し、CPU1
1は音声符号化部3からの音声の録音を開始する様にベ
ースバンド信号処理部12を制御する。
【0008】音声録音時に記憶領域を有効に使用するた
めには、ベースバンド信号処理部12で、更に低ビット
レートの音声符号化方式で圧縮(例えばu−law−A
DPCM)をかけ、処理が終了して、ベースバンド信号
処理部12から録音すべきデータの出力が出来るという
ことを、割り込み信号で出力し、割り込み信号を受けた
割り込みコントローラ15は、CPU11に対して、ベ
ースバンド信号処理部12から、割り込みのあったこと
を知らせる信号を出力する。それに伴いCPU11はベ
ースバンド信号処理部12から録音データを読みだし、
揮発性メモリ9、あるいは不揮発性メモリ10に書き込
むことで、音声の録音がなされる。
【0009】同様に遠隔地の音声を録音する場合は、音
声データを含んだ信号フォーマットの信号21がベース
バンド信号処理部12に入力され、ベースバンド信号処
理部12で圧縮デジタル音声のみを取り出し、それが音
声復号化部5に入力されている。そこで入力部8から、
遠隔地の音声の録音開始選択がありCPU11がそれを
判断すると、CPU11は遠隔地からの音声の録音を開
始する様にベースバンド信号処理部12を制御する。
【0010】ベースバンド信号処理部12では、録音す
べきデータの出力が出来るということを、割り込み信号
で出力し、割り込み信号を受けた割り込みコントローラ
15は、ベースバンド信号処理部12から、割り込みの
あったことを知らせる信号を出力する。それに伴いCP
U11はベースバンド信号処理部12から録音データを
読みだし、揮発性メモリ9、あるいは不揮発性メモリ1
0に書き込むことで、音声の録音がなされる。
【0011】次にメモリに録音された音声データを再生
する場合は、音声を再生する経路としては、音声出力
部7で再生する場合と、ベースバンド信号処理部12
に入力し、遠隔地(例えば携帯電話の相手通話者)で再
生する場合の2通りが考えられる。
【0012】入力部8から音声出力部7あるいは遠隔地
での音声の再生要求があったと、CPU11が判断した
ら、CPU11から音声の再生処理ならびにどの経路に
対して出力すべきかの選択を、ベースバンド信号処理部
12に対して制御を行なう。
【0013】ベースバンド信号処理部12は、録音デジ
タル音声データが受け取れる準備が出来たという、割り
込み信号を出力し、割り込み信号を受けた割り込みコン
トローラ15は、CPU11に対して、ベースバンド信
号処理部12から、割り込みのあったことを知らせる信
号を出力する。それに伴いCPU11は揮発性メモリ
9、あるいは不揮発性メモリ10に書き込まれている録
音デジタル音声データを読みだし、ベースバンド信号処
理部12に出力することで、音声の再生が行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように音声デー
タの流れについて説明してきたが、図9の構成のシリア
ルメモリ14を使用する場合には、録音あるいは再生の
いづれにおいても、まず最初にCPU11からスタート
アドレス、ストップアドレスおよび録音・再生のモード
に対応するデータの設定を音声処理制御部4に対して行
ない、音声処理制御部4からこれらのデータを、音声符
号化部3を通して、信号22の経路を用いて、シリアル
メモリ14に転送し、シリアルメモリ14の初期化を行
った後に、シリアルメモリ14にデータを入力したり、
データの読み出しを行なう。
【0015】また、シリアルメモリ14は、圧縮デジタ
ル音声データを物理的な特性は一致するが、CPU11
のソフト格納あるいはデータ格納用に用いられるEEP
ROMの様な不揮発性メモリ10、ならびにデータ格納
のための揮発性メモリ(RAM)9以外に、音声録音再
生専用にこのシリアルメモリ14が必要となるので、実
装面積の増加、コストアップにつながる。また、シリア
ルメモリ14の制御用に回路を特別に付加する必要があ
り、LSI等では、この分でも回路規模の増加になる。
【0016】図10の構成の場合は、揮発性メモリ9、
不揮発性メモリ10の他の録音再生専用メモリを必要と
しないが、遠隔地との通信を必要としない場合、すなわ
ち音声入力部1からの音声を録音したり、録音した音声
を音声出力部7から出力して再生する場合にでも、ベー
スバンド信号処理部12でデジタル音声データのやり取
りを行わねばならず、本来、不必要である場合でも、音
声録音再生のために、ベースバンド信号処理部12を動
作させなければならないので、消費電力を抑える妨げに
なっている。
【0017】本発明の目的は、前記従来装置で使用され
たデジタル録音専用のメモリを削除することで、回路面
積の減少、ならびにそれに掛かるコストを削減すること
と、及び従来の構成において本来、回路動作が不必要時
に音声録音再生のために動作させなければならない回路
の動作の停止を行って消費電力の低減をはかることにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、圧縮デジ
タル音声信号を一時保存するデータ蓄積部を設け、音声
録音要求時、音声符号化部から出力される圧縮デジタル
音声信号あるいはベースバンド信号処理部から出力され
る圧縮デジタル音声信号が上記データ蓄積部に入力され
るよう経路を切り替え、割り込み信号の発生に同期して
データ蓄積部からデータを読み出してメモリに書き込
み、音声再生要求時、メモリに記憶した圧縮デジタル音
声信号が上記データ蓄積部から音声復号化部あるいはベ
ースバンド信号処理部に入力されるよう経路を切り替
え、割り込み信号の発生に同期してメモリからデータを
読み出してデータ蓄積部に書き込む手段によって達成さ
れる。また、上記の目的は、圧縮デジタル音声信号を一
時的に保存するデータ蓄積部と、CPUに外部から割り
込みがあったことを知らせると共にCPUを制御する割
り込みコントローラと、割り込み信号を発生する割り込
み信号発生部とを設けたことによって達成される。
【0019】さらに、上記の目的は、圧縮デジタル音声
信号の録音再生制御をCPUに替わって行なうダイレク
ト・メモリ・アクセス・コントローラ(DMAC)を設
けたことによって達成される。
【0020】上記の手段よると、入力部から音声録音要
求があると、CPUはこれを判断して信号切替器を制御
して音声符号化部あるいはベースバンド信号処理部とデ
ータ蓄積部間の経路を確立し、内蔵のレジスタ等を初期
化し、音声録音の割り込みの許可を行なう。次に割り込
み信号発生部から割り込み信号が出力すると、CPUは
これを認識し割り込みプログラムを実行する。CPUは
データ蓄積部からデータを読み出しメモリへの書き込み
をし、一データ毎にカウントアップし設定時間(データ
長)の録音をする。
【0021】入力部から音声再生要求があると、CPU
はこれを判断して記憶した圧縮デジタル音声信号がデー
タ蓄積部から音声復号化部あるいはベースバンド信号処
理部へ伝達されるよう経路切替を行ない、音声再生割り
込み許可を行なう。割り込み信号発生部から割り込み信
号が発生すると、CPUはそれを認識し、割り込みプロ
グラムを実行し、メモリに記憶されているデータを読み
出し、データ蓄積部に書き込む。データ蓄積部から音声
復号化部あるいはベースバンド信号処理部にデータが入
力されることで音声の再生が可能になる。再生用カウン
トレジスタ値をカウントアップし、所定の設定時間(デ
ータ長)だけ再生が行なわれる。
【0022】また、DMACによりCPUに替わって、
音声録音再生時のデータ蓄積部と、音声符号化部、音声
復号化部、あるいはベースバンド信号処理部との経路切
替、データのやり取りを実行することができ、DMAC
を設けることでデータ転送時にCPUを停止させること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施形態の回路構成図
を示すものである。
【0025】アナログ音声を電気信号に変換する音声入
力部1と、アナログ音声信号をデジタル音声信号に変換
するA/D変換器2と、デジタル音声を圧縮する音声符
号化部3と、圧縮されたデジタル音声信号を伸張する音
声復号化部5と、伸張されたデジタル音声信号をアナロ
グ音声信号に変換するD/A変換器6と、D/A変換器
6より出力されたアナログ音声信号をアナログ音声に変
換する音声出力部7と、上記のA/D変換器2、音声符
号化部3、音声復号化部5、D/A変換器6を電気的に
制御する音声処理制御部4と、上記A/D変換2、D/
A変換6、ならびに音声符号・復号を行う基準クロック
を発生するクロック発生部17と、圧縮されたデジタル
音声信号を一時的に保存するデータ蓄積部16と、回路
全体をソフトウェアにより制御するCPU11と、CP
Uを制御するためのソフトウェアあるいはデータを(デ
ジタル音声データ含む)を記憶・保持しておく不揮発性
メモリ10と、電源投入時のみデータ(デジタル音声デ
ータ含む)を記憶・保持することが出来る揮発性メモリ
9と、圧縮デジタル音声信号の信号経路の切り替えを行
う信号切替器13aと、CPUに外部からの割り込みが
あったことを知らせ、かつCPUを制御する割り込みコ
ントローラ15と、クロック発生部17から出力される
信号をもとに割り込みコントローラ部に入力する割り込
み信号を生成する割り込み信号発生部18と、デジタル
音声データを入力して通信フォーマットに対応するデー
タに変換したり、通信フォーマットのデータから音声デ
ジタル信号のみを出力するベースバンド信号処理部12
と、により構成され、圧縮デジタル音声信号を記憶(録
音)あるいは読みだし(再生)出来るようにしたもので
ある。
【0026】本実施形態では、従来のシリアルメモリに
代えてデータ蓄積部16を設け、1データ毎(例えばu
−lawなら8bit)単位で割り込み信号を発生し、
それに同期して、圧縮デジタル音声データの格納を行な
うものである。
【0027】図2、図3に圧縮デジタル音声録音時の本
実施形態の制御フローを示し、図4に、その場合のタイ
ミングチャートを示す。なお図における記号は下記の通
りである。
【0028】BCLK :クロック発生部から出力され
るシリアル音声データシフトクロック SYNC :クロック発生部から出力されるシリアル音
声データ同期クロック PCMSO:音声符号化部あるいはベースバンド信号処
理部から出力されるシリアル音声データ DOUT :データ蓄積部に蓄積されるデジタル音声信
号 R INT:割り込み信号発生部から出力される音声録
音要求割り込み信号 入力部8からの音声録音要求があると、これを判断した
CPU11は、音声入力部1から取り込まれたアナログ
音声が、A/D変換器2でデジタル信号に変換され、音
声符号化部3から圧縮されて出力される、あるいはベー
スバンド信号処理部12から出力される圧縮デジタル音
声データ(22or25a)がデータ蓄積部16に入力
されるように、信号切替器13aの制御を行ない(10
0)、信号の経路を確立した後、揮発性メモリ9、不揮
発性メモリ10領域、あるいはCPU11に内蔵されて
いるレジスタ等(CNT)を音声録音データをカウント
して、判断処理するために初期化しておき(101)、
割り込みコントローラ15で音声録音割り込みの許可
(102)を行ない、音声録音要求割り込みを待つ。音
声録音要求は、割り込みで来るため、音声録音処理のみ
をする必要は無いので、その間、他の処理を行ったり、
他の処理を必要としない場合、例えばベースバンド信号
処理部12が必要としない場合には、CPU11ならび
にベースバンド信号処理部12をスリープさせておき、
割り込み要求でCPU11のみ起こすようにすれば、消
費電流の低減も期待出来る。
【0029】シリアルで出力される圧縮デジタル音声デ
ータは、SYNC=1の状態を音声データの始まりとし
て、BCLKの立ち上がりに同期して、音声符号化部3
ならびにベースバンド信号処理部12から出力されるの
で、BCLKの立ち下がりで、データ蓄積部16へのシ
リアルの圧縮デジタル音声データを取り込んでおき、割
り込み信号発生部18では、SYNC=1を音声の有効
ビット数分BCLKで遅延させて出力することにより、
1音声データが取り込まれた後に、録音要求割り込み信
号として使用することが出来る。
【0030】割り込み信号発生部18から割り込み信号
INTが発生され、CPU11が音声録音割り込み
があったと認識すると、割り込みプログラムが実行さ
れ、まず録音用カウントレジスタ値(CNT)が0であ
るかどうかの判断(103)をし、CNT=0であった
ら、すなわち設定直後は圧縮デジタル音声が正しく取り
込まれていないので、直ちに割り込み処理から抜け,C
NT=0で無かったら、CPU11でデータ蓄積部16
からデータを読み出し(104)、データ蓄積部16か
らCPU11に取り込まれたデータを揮発性メモリ9、
あるいは不揮発性メモリ10に書込む(105)こと
で、圧縮デジタル音声の録音がなされる。
【0031】その後、録音用カウントレジスタ値(CN
T)をカウントアップ(106)し、録音終了カウント
値まで到達したかどうかの判断を行ない(107)、到
達した場合は、音声録音割り込みを禁止(108)に
し、そうでない場合は、そのまま割り込み処理を抜ける
という処理を行なうことで、設定時間(データ長)だけ
の音声の録音が出来る事になる。
【0032】次に圧縮デジタル再生時について説明す
る。図5及び図6に本実施形態の音声再生時の制御フロ
ーを示し、図7に、その場合のタイミングチャートを示
す。なお図における記号は下記の通りである。
【0033】BCLK :クロック発生部から出力され
るシリアル音声データシフトクロック SYNC :クロック発生部から出力されるシリアル音
声データ同期クロック PCMSI:音声復号化部あるいはベースバンド信号処
理部へ入力されるシリアルデジタル音声信号 REG IN:データ蓄積部から転送される再生用音声
信号(パラレル) CPU IN:CPUからデータ蓄積部に書込まれる再
生用音声信号(パラレル) P INT:割り込み信号発生部から出力される音声再
生要求割り込み信号 入力部からの音声再生要求があったと判断したCPU1
1は、記憶しておいた圧縮デジタル音声信号が、データ
蓄積部16から音声復号化部5あるいはベースバンド信
号処理部12へ伝達出来るように、信号切替器13aの
制御を行ない(109)、信号の経路を確立した後、揮
発性メモリ9、不揮発性メモリ10領域、あるいはCP
U11に内蔵されているレジスタ等(CNT)を、音声
再生データをカウントして、判断処理するために初期化
しておき(110)、割り込みコントローラ15で音声
再生割り込みの許可(111)を行ない、音声再生要求
割り込みを待つ。音声録音時と同様に、音声再生要求
は、割り込みで来るため、音声再生処理のみをする必要
は無いので、その間、他の処理を行ったり、他の処理を
必要としない場合、例えばベースバンド信号処理部12
を必要としない場合には、CPU11ならびにベースバ
ンド信号処理部12をスリープさせておき、割り込み要
求でCPU11だけ起こすようにすれば、消費電流の低
減も期待出来る。
【0034】シリアルでデータ蓄積部16から出力され
る圧縮デジタル音声データは、SYNC=1の状態を音
声データの始まりとして、BCLKの立ち上がりに同期
して、音声復号化部5ならびにベースバンド信号処理部
12へ入力する必要がある。そのためには、図7で示さ
れるように、SYNCの立ち上がりで、データ蓄積部1
6から転送されるデータが更新される必要があるので、
データ蓄積部16にデータ転送レジスタ16aとデータ
バッファ部16bを設けて、CPU11からデータバッ
ファ部16bに書込まれたデータが、SYNCの立ち上
がりでデータ転送レジスタ部16aに書き込まれるよう
な回路構成にすれば、この条件は満足出来る。
【0035】また、データバッファ部16bからデータ
転送レジスタ部16aにデータが転送される前に、デー
タバッファ部16bにCPU11から書込む音声データ
を更新する必要があるので、割り込み信号発生部18で
は、SYNC=1を数BCLK分遅延させて出力(P
INT)して、割り込み処理で再生データを更新するこ
とにより、正しい再生データ転送ならびに、再生が行わ
れる。
【0036】割り込み信号発生部18から、割り込み信
号P INTが発生され、CPU11が音声再生割り込
みがあったと認識すると、割り込みプログラムが実行さ
れ、揮発性メモリ9あるいは不揮発性メモリ10に、記
憶されている音声データをCPU11で読み出し(11
2)、そのデータをデータ蓄積部16に書込む(11
3)。
【0037】そのデータが音声復号部5あるいはベース
バンド信号処理部12に入力されることで、記憶した音
声の再生が可能となる。
【0038】その後、再生用カウントレジスタ値(CN
T)をカウントアップ(114)し、再生終了カウント
値まで到達したかどうかの判断を行ない(115)、到
達した場合は、音声再生割り込みを禁止(116)に
し、そうでない場合は、そのまま割り込み処理を続ける
という処理を行なうことで、設定時間(データ長)だけ
の音声の再生が行われる。
【0039】前記では、音声録音割り込み信号と音声再
生割り込み信号と別な表現を取っていたが、これをハー
ドウェア上1つの信号とし、ソフトウェア上で録音と再
生を判断して、切替えを行なうことも可能である。
【0040】図8は、本発明の他の実施形態の回路構成
図で、前記図1の構成にDMAC(ダイレクト・メモリ
・アクセス・コントローラ)19を追加して構成し、音
声録音再生時のデータ蓄積部16と音声符号化部3、音
声復号化部5、あるいはベースバンド信号処理部12と
のデータのやり取りを、CPU11の替わりにDMAC
19で行なうことで、データ転送時にCPU11を停止
させることが出来るので、消費電流の低減も期待出来る
ようにしたものである。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば音声データ一時格納用のデータ蓄積部を設け、音声
転送同期用クロックを用いて、割り込み信号を作成した
り、音声のデータ転送の制御を行なうことで、従来音声
録音再生専用に必要であったメモリを省き、実装面積,
コスト減少が実現でき、また同時に必要としない回路動
作を止めることが出来るので、消費電流の低減をもたら
すことが出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の音声録音再生装置の構成
図。
【図2】本発明のデジタル音声録音制御フローチャー
ト。
【図3】本発明のデジタル音声録音制御フローチャー
ト。
【図4】本発明のデジタル音声録音の場合のタイミング
チャート。
【図5】本発明のデジタル音声再生制御フローチャー
ト。
【図6】本発明のデジタル音声再生制御フローチャー
ト。
【図7】本発明のデジタル音声再生の場合のタイミング
チャート。
【図8】本発明の他の実施形態の音声録音再生装置の構
成図。
【図9】従来の音声録音再生装置の構成図。
【図10】従来の音声録音再生装置の構成図。
【符号の説明】
1…音声入力部、2…A/D変換器、3…音声符号化
部、4…音声処理制御部、5…音声復号部、6…D/A
変換器、7…音声出力部、8…入力部、9…揮発性メモ
リ、10…不揮発性メモリ、11…CPU(中央演算装
置)、12…ベースバンド信号処理部、13,13a…
信号切替器、14…シリアルメモリ、15…割り込みコ
ントローラ、16…データ蓄積部、16a…データ転送
レジスタ部、16b…データバッファ部、17…クロッ
ク発生部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声符号化部から出力される圧縮デジタ
    ル音声信号あるいはベースバンド信号処理部から出力さ
    れる圧縮デジタル音声信号をメモリに記憶し、メモリに
    記憶した圧縮デジタル音声信号を読み出し音声復号化部
    あるいはベースバンド信号処理部に入力する音声録音再
    生方法において、圧縮デジタル音声信号を一時保存する
    データ蓄積部を設け、音声録音要求時、音声符号化部か
    ら出力される圧縮デジタル音声信号あるいはベースバン
    ド信号処理部から出力される圧縮デジタル音声信号が上
    記データ蓄積部に入力されるよう経路を切り替え、割り
    込み信号の発生に同期してデータ蓄積部からデータを読
    み出してメモリに書き込み、音声再生要求時、メモリに
    記憶した圧縮デジタル音声信号が上記データ蓄積部から
    音声復号化部あるいはベースバンド信号処理部に入力さ
    れるよう経路を切り替え、割り込み信号の発生に同期し
    てメモリからデータを読み出してデータ蓄積部に書き込
    むようにしたことを特徴とする音声録音再生方法。
  2. 【請求項2】 アナログ音声を電気信号に変換する音声
    入力部と、アナログ音声をデジタル音声に変換するA/
    D変換器と、デジタル音声を圧縮する音声符号化部と、
    圧縮されたデジタル音声信号を伸張する音声復号化部
    と、伸張されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に
    変換するD/A変換器と、D/A変換器より出力された
    アナログ音声信号をアナログ音声に変換する音声出力部
    と、上記のA/D変換器、音声符号化部、音声復号化
    部、D/A変換器を電気的に制御する音声処理制御部
    と、デジタル音声データを入力して通信フォーマットに
    対応するデータに変換し及び通信フォーマットのデータ
    から音声デジタル信号のみを出力するベースバンド信号
    処理部と、圧縮デジタル音声信号の経路切り替えを行な
    う信号切替器と、回路全体をソフトウェアにより制御す
    るCPUと、CPUを制御するためのソフトウェアある
    いはデータを記憶・保持しておくための不揮発性メモリ
    と、電源投入時のみデータを記憶・保持することが出来
    る揮発性メモリと、音声録音要求及び音声再生要求を入
    力する入力部とを備え、圧縮デジタル音声信号を録音及
    び再生する音声録音再生装置において、圧縮デジタル音
    声信号を一時的に保存するデータ蓄積部と、CPUに外
    部から割り込みがあったことを知らせると共にCPUを
    制御する割り込みコントローラと、割り込み信号を発生
    する割り込み信号発生部とを設けたことを特徴とする音
    声録音再生装置。
  3. 【請求項3】 アナログ音声を電気信号に変換する音声
    入力部と、アナログ音声をデジタル音声に変換するA/
    D変換器と、デジタル音声を圧縮する音声符号化部と、
    圧縮されたデジタル音声信号を伸張する音声復号化部
    と、伸張されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に
    変換するD/A変換器と、D/A変換器より出力された
    アナログ音声信号をアナログ音声に変換する音声出力部
    と、上記のA/D変換器、音声符号化部、音声復号化
    部、D/A変換器を電気的に制御する音声処理制御部
    と、デジタル音声データを入力して通信フォーマットに
    対応するデータに変換し及び通信フォーマットのデータ
    から音声デジタル信号のみを出力するベースバンド信号
    処理部と、圧縮デジタル音声信号の経路切り替えを行な
    う信号切替器と、回路全体をソフトウェアにより制御す
    るCPUと、CPUを制御するためのソフトウェアある
    いはデータを記憶・保持しておくための不揮発性メモリ
    と、電源投入時のみデータを記憶・保持することが出来
    る揮発性メモリと、音声録音要求及び音声再生要求を入
    力する入力部とを備え、圧縮デジタル音声信号を録音及
    び再生する音声録音再生装置において、圧縮デジタル音
    声信号を一時的に保存するデータ蓄積部と、CPUに外
    部から割り込みがあったことを知らせると共にCPUを
    制御する割り込みコントローラと、割り込み信号を発生
    する割り込み信号発生部と、圧縮デジタル音声信号の録
    音再生制御を上記CPUに替わって行なうダイレクト・
    メモリ・アクセス・コントローラとを設けたことを特徴
    とする音声録音再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105389156A (zh) * 2015-11-24 2016-03-09 珠海全志科技股份有限公司 一种基于dma技术降低声音输入至输出延迟的方法和系统

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CN105389156A (zh) * 2015-11-24 2016-03-09 珠海全志科技股份有限公司 一种基于dma技术降低声音输入至输出延迟的方法和系统

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