JPH07261869A - ディジタル・シグナル・プロセッサの低消費電力化方式 - Google Patents

ディジタル・シグナル・プロセッサの低消費電力化方式

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JPH07261869A
JPH07261869A JP6049603A JP4960394A JPH07261869A JP H07261869 A JPH07261869 A JP H07261869A JP 6049603 A JP6049603 A JP 6049603A JP 4960394 A JP4960394 A JP 4960394A JP H07261869 A JPH07261869 A JP H07261869A
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JP
Japan
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digital signal
dsp
power consumption
signal processor
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Application number
JP6049603A
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Hideaki Kurihara
秀明 栗原
Hiroshi Obara
洋 小原
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はディジタル・シグナル・プロセッサ
(DSP)の低消費電力化方式に関し、DSPによる電
力消費の一層の軽減が図れる低消費電力化方式の提供を
目的とする。 【構成】 プログラム制御の下でアナログ信号をリアル
タイムにディジタル信号処理するDSPの低消費電力化
方式において、フレーム信号FPに同期してディジタル
信号処理を開始し、内部のプログラム制御によりクロッ
ク停止モードになるDSP6と、DSP6のデータ入出
力インタフェース部に接続したバッファメモリ7であっ
て、DSP6のクロック停止モード中に外部で発生する
データアクセスの要求をその外部アクセスのタイミング
信号によりDSP6とは無関係に処理可能なものとを備
える。好ましくは、バッファメモリ7は少なくとも1フ
レーム分の外部データの記憶容量を備える。又は、バッ
ファメモリ7は1フレーム分未満の外部データの記憶容
量を備え、DSP6のクロック停止モード中に外部から
入力又は外部に出力されるデータのみを記憶するように
制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル・シグナル・
プロセッサの低消費電力化方式に関し、更に詳しくはプ
ログラム制御の下でアナログ信号をリアルタイムにディ
ジタル信号処理するディジタル・シグナル・プロセッサ
の低消費電力化方式に関する。近年、高度情報化時代の
到来に伴い、携帯電話、自動車電話、コードレス電話等
のパーソナル端末機の需要が高まっている。この種の端
末機では、音声品質、周波数利用効率等の理由からディ
ジタル無線方式を採用しており、音声信号と通信データ
間の符号変換はディジタル・シグナル・プロセッサ(以
下、DSPと言う)を使用したコーデック(CODE
C)により行うのが一般である。
【0002】しかし、DSPは極めて高速のクロック信
号(数十MHZ )により動作するので、かなりの電力を
消費し、携帯して長時間使用する端末機としてはこの電
力消費を無視できない。そこで、DSPによる電力消費
の一層の軽減が図れる低消費電力化方式の提供が望まれ
る。
【0003】
【従来の技術】図5は従来の低消費電力化方式の構成を
示す図で、該図はTDMA方式による携帯電話のブロッ
ク構成を示している。図において、1はアンテナ、2は
送受分波スイッチ(SW)、3は送信部、4は受信部、
5はTDMA同期制御部、6はDSPで構成したコーデ
ック(CODEC)、61はDSPのプログラム制御
部、62はI/O制御部、63はクロック生成部(C
G)、64はフリップフロップ(FF)、65はデータ
メモリ、66は演算部、67はプログラム制御バス(P
B)、68はデータバス(DB)、69は入出力制御バ
ス(CB)、8はベースバンド処理部、9はマイク
(M)、10はレシーバ(R)である。
【0004】DSP6において、プログラム制御部61
は不図示のプログラムメモリ、プログラムアドレスカウ
ンタ、命令デコーダ等を備えており、プログラム制御の
下で音声データの符号化圧縮/復号化伸長等の処理をリ
アルタイムに行う。データメモリ65は処理対象のデー
タを一時的に記憶しており、演算部66はプログラム制
御部61の制御下でデータメモリ65のデータに対する
各種算術論理演算処理を高速で行う。I/O制御部62
は同じくプログラム制御部61の制御下でTDMA同期
制御部5及びベースバンド処理部8とデータメモリ65
との間のデータのやり取りをインタフェースする。そし
て、クロック生成部63は外部供給のマスタークロック
信号MCK(例えば20MHZ )に基づき内部動作に必
要なマスタークロック信号MCK(同20MHZ )及び
φ(例えば1.33MHZ )等を生成し、フリップフロ
ップ64はクロック生成部63のクロック生成機能を付
勢/消勢する。
【0005】また、ベースバンド処理部8はマイク9の
アナログ音声信号を8KHZ でサンプリングしてマイク
音声データMIC(例えば8ビット)を生成すると共
に、その都度該データの書込要求信号REQ2 を発生
し、DSP6にマイク音声データMICの書込を要求す
る。更に、ベースバンド処理部8は上記8KHZ のサン
プリング周期に同期してDSP6にレシーバ音声データ
RCV(例えば8ビット)の読出要求信号REQ2 を発
生すると共に、該DSP6から読み出されたレシーバ音
声データRCVをアナログ音声信号に変換してレシーバ
10に加える。
【0006】一方、TDMA同期制御部5は、電波の有
効利用を図るべく帯域圧縮された音声データTxD,R
xDのバースト送/受信を行っており、該データの送/
受信の度にDSP6に対して必要なデータのバースト的
なアクセスを要求する。DSP6はこれらの音声データ
MIC,RCV,TxD,RxDを見かけ上リアルタイ
ムに処理するが、DSP内部ではディジタル信号処理効
率を上げるためにフレーム毎の音声データをまとめて符
号化圧縮/復号化伸長を行うところの所謂フレーム処理
方式を採用している。
【0007】従って、1フレーム周期Tの終了前に1フ
レームデータの信号処理を終了する場合があり、従来
は、この空き時間にDSP6をクロック停止モードにし
て該DSP6の低消費電力化を図っていた。以下、この
動作を詳細に説明する。図6は従来の低消費電力化方式
の動作タイミングチャートである。フレーム信号FPが
発生すると、I/O制御部62を介してプログラム制御
部61にFPによる割込信号IRQが発生する。このF
Pによる割込信号IRQはフリップフロップ64をリセ
ットしてクロック生成部63に内部動作に必要なクロッ
ク信号MCK,φ等を生成させる。一方、プログラム制
御部61はクロック信号MCKの生成により動作開始
し、更にこのフレーム信号FPによる割込信号IRQを
受け付けることで以下に述べる一連のディジタル信号処
理を開始する。
【0008】最初は、前フレーム期間にデータメモリ6
5に蓄積されたマイク音声データMIC(A)に基づい
て必要な符号化圧縮処理(A)を行う。そして、その処
理済の各ブロックデータはTDMA同期制御部5からの
データ読出要求REQ1 に従って夫々送信データTxD
(a1 ),(a2 )として適宜にバースト的に読み出さ
れる。
【0009】同時に、このフレーム区間では、引き続き
マイク音声データMIC(B)が8KHZ 周期で発生し
ており、該データはその都度MICによる割込信号IR
Qを発生させる。プログラム制御部61はこれを受けて
ベースバンド処理部8からマイク音声データMIC
(B)を読み取り(R2 =1,STB2 =1)、これを
データメモリ65の別の記憶エリアに蓄積する。
【0010】また同時に、このフレーム区間では、TD
MA同期制御部5は受信データRxD(e1 ),
(e2 )を受信しており、これらの受信データRxD
(e1 ),(e2 )はTDMA同期制御部5からの書込
要求REQ1 に従ってデータメモリ65の別の記憶エリ
アにバースト的に書き込まれる。更にまた、このフレー
ム区間では、ベースバンド処理部8から前フレーム期間
に復号化伸長処理されたレシーバ音声データRCV
(D)の読出要求REQ2 が8KHZ 周期で発生してお
り、該要求はその都度RCVによる割込信号IRQを発
生させる。プログラム制御部61はこれを受けてデータ
メモリ65から対応するレシーバ音声データRCV
(D)を読み出し、これをベースバンド処理部8に転送
(W2 =1,STB2 =1)する。
【0011】やがて、プログラム制御部61はマイク音
声データMICの符号化圧縮処理(A)を終了すると、
引き続き受信データRxD(e1 ),(e2 )の復号化
伸長処理(E)を実行する。こうしてDSP6の処理が
進むが、この例では、プログラム制御部61は、最初の
フレーム期間ではその符号化圧縮処理(A)に70%の
時間を費やし、引き続き復号化伸長処理(E)に30%
の時間を費やしたので、合計100%の稼働率となり、
休む時間は無い。しかし、次のフレーム周期ではその符
号化圧縮処理(B)に60%の時間を費やし、引き続き
復号化伸長処理(E)に30%の時間を費やしたので、
合計90%の稼働率となり、プログラム制御部61は残
りの10%の時間だけ休むことができる。
【0012】そこで、プログラム制御部61は復号化伸
長処理(F)の終了後、プログラム制御によりアイドル
信号IDLを発生し、これによりクロック信号MCK,
φを停止させ、DSP6における消費電力の節約を図
る。しかし、上記従来方式によると、この残りの10%
の時間中にベースバンド処理部8より8KHZ 周期でマ
イク音声データMIC(C)によるデータ書込要求及び
レシーバ音声データRCV(E)によるデータ読出要求
が何度も発生するので、DSP6はその都度クロック停
止モードCKDを解除され、これらのデータ割込処理を
逐次実行しなくてはならなかった。このため、従来は、
DSP6の十分な低消費電力化を図れなかった。
【0013】なお、I/O制御部62にDMA機能を持
たせる方法も考えられるが、この場合でもI/O制御部
62に内部クロック信号MCK、φ等を供給しなくては
ならないから、これによりDSP6内でかなりの電力が
消費されてしまう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のD
SPの低消費電力化方式では、データメモリ65に対す
る外部接続装置からのデータアクセス要求に応じてDS
P6はリアルタイムにデータ入出力処理を行う方式であ
るので、DSP6の十分な低消費電力化が図れないとい
う欠点があった。
【0015】本発明の目的は、DSPによる電力消費の
一層の軽減が図れるDSPの低消費電力化方式を提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の構成
により解決される。即ち、本発明のディジタル・シグナ
ル・プロセッサの低消費電力化方式は、プログラム制御
の下でアナログ信号をリアルタイムにディジタル信号処
理するディジタル・シグナル・プロセッサの低消費電力
化方式において、フレーム信号FPに同期してディジタ
ル信号処理を開始し、内部のプログラム制御によりクロ
ック停止モードになるディジタル・シグナル・プロセッ
サ6と、ディジタル・シグナル・プロセッサ6のデータ
入出力インタフェース部に接続したバッファメモリ7で
あって、ディジタル・シグナル・プロセッサ6のクロッ
ク停止モード中に外部で発生するデータアクセスの要求
をその外部アクセスのタイミング信号によりディジタル
・シグナル・プロセッサ6とは無関係に処理可能なもの
とを備えるものである。
【0017】
【作用】本発明では、DSP6のクロック停止モード中
に外部で発生するデータアクセスの要求をDSP6とは
無関係に処理すべく該DSP6のデータ入出力インタフ
ェース部にバッファメモリ7を備える。このバッファメ
モリ7はDSP6のクロック停止モード中に外部で発生
したデータをその外部の書込タイミング信号により独自
にバッファメモリ7に書込可能である。そして、必要な
らこの書込タイミング信号によりバッファメモリ7の書
込アドレスを独自に更新する。及び又は、このバッファ
メモリ7はDSP6のクロック停止モード中に外部から
要求されたデータをその外部の読出タイミング信号によ
り独自にバッファメモリ7より読出可能である。この場
合も、必要ならこの読出タイミング信号によりバッファ
メモリ7の読出アドレスを独自に更新する。従って、D
SP6は自己のクロック停止モードをそのまま維持でき
る。
【0018】一般に、外部アクセスのタイミング信号の
周波数はDSP6のクロック信号MCKの周波数(例え
ば数十MHZ )に比較して大幅に小さいから、外部アク
セスをバッファメモリ7で独自に処理する際の消費電力
はDSP6を動作させる場合に比べて大幅に小さい。従
って、従来よりもDSP6の電力消費の一層の軽減が図
れる。
【0019】なお、DSP6はその稼働中にバッファメ
モリ7との間で必要なデータの書込(W=1,STB=
1)及び又は読出(R=1,STB=1)を行えば良
い。好ましくは、バッファメモリ7は少なくとも1フレ
ーム分の外部データの記憶容量を備える。こうすれば、
DSP6との間で1フレーム分の外部データを一括転送
でき、もってDSP6の稼働中の処理負担が軽減する。
【0020】また好ましくは、バッファメモリ7は1フ
レーム分未満の外部データの記憶容量を備え、ディジタ
ル・シグナル・プロセッサ6のクロック停止モード中に
外部から入力又は外部に出力されるデータのみを記憶す
るように制御される。こうすれば、バッファメモリ7を
小型に構成でき、電力消費の一層の軽減が図れる。また
好ましくは、外部アクセスのタイミング信号はディジタ
ル・シグナル・プロセッサ6に供給するクロック信号M
CKをアナログ信号のサンプリング周期に分周したクロ
ック信号である。
【0021】また好ましくは、外部アクセスのタイミン
グ信号はディジタル・シグナル・プロセッサ6に対して
データアクセスの要求を行う外部のクロック信号中最も
高速なクロック信号に基づいて形成されている。
【0022】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は実施例の低消費
電力化方式の構成を示す図で、該図はTDMA方式によ
る携帯電話のブロック構成を示している。
【0023】図において、1はアンテナ、2は送受分波
スイッチ(SW)、3は送信部、4は受信部、5はTD
MA同期制御部、6はDSPで構成したコーデック(C
ODEC)、61はDSP6のプログラム制御部、62
はI/O制御部、63はクロック生成部(CG)、64
はフリップフロップ(FF)、65はデータメモリ、6
6は演算部、67はプログラム制御バス(PB)、68
はデータバス(DB)、69は入出力制御バス(C
B)、71 ,72 はバッファメモリ(BUFM)、71
はそのアドレスカウンタ(AC)、72は例えばRAM
から成るメモリ(MEM)、8はベースバンド処理部、
9はマイク(M)、10はレシーバ(R)である。
【0024】なお、DSP6内部の構成、動作等につい
ては図5で説明したものと同等であるので説明を省略す
る。TDMA同期制御部5及びベースバンド処理部8に
供給するクロック信号φ1,φ2 は、例えばDSP6に
供給するマスタークロック信号MCK(20MHZ)を
分周して形成する。このクロック信号φ1 ,φ2 がビッ
トシリアルの各データビットに対応するクロック信号で
ある場合は、更にこれをデータビット数(例えば8)で
分周してビットパラレルの各データに対応する外部アク
セスの各タイミング信号REQ1 ,REQ2 ,WP,R
Pを形成する。
【0025】あるいは、クロック信号φ1 ,φ2 が受信
部4の内部で再生された再生クロック信号に同期してい
る必要がある場合も考えられる。この場合の外部アクセ
スの各タイミング信号REQ1 ,REQ2 ,WP,RP
はこれらのクロック信号REQ1 ,REQ2 ,WP,R
P中最も高速なクロック信号に基づいて形成してもよ
い。
【0026】図3は実施例の低消費電力化方式の動作タ
イミングチャートである。フレーム信号FPが発生する
と、I/O制御部62を介してプログラム制御部61に
FPによる割込信号IRQが発生する。この割込信号I
RQはフリップフロップ64をリセットしてクロック生
成部63に内部動作に必要なクロック信号MCK(20
MHZ )及びφ(1.33MHZ )等を生成させる。プ
ログラム制御部61はクロック信号MCKの生成により
動作開始し、引き続きこのフレーム信号FPによる割込
信号IRQを受け付けることで以下に述べる一連のディ
ジタル信号処理を開始する。
【0027】この例では、周期T=20mSで発生する
各フレーム信号FPの間には8kH Z 周期(125μ
S)のマイク音声データMIC(各8ビット)及びレシ
ーバ音声データRCV(各8ビット)が夫々160サン
プルづつ存在している。DSP6は、最初は、前フレー
ム期間にバッファメモリ71 に蓄積されたマイク音声デ
ータMIC(A)をデータメモリ65に高速でブロック
転送する。
【0028】この場合に、例えばバッファメモリ71
記憶容量を160バイトにしておけば、ベースバンド処
理部8のデータ書込パルスWPが160個発生すること
でアドレスカウンタ71のカウント値は0〜159に至
り、0に復帰する。一方、プログラム制御部61も同様
にして160個分のデータ読出信号(R2 =1,STB
2 =1)を発生することでアドレスカウンタ71のカウ
ント値は0〜159に至り、0に復帰する。このように
バッファメモリ71 は簡単なアドレス制御で実現でき
る。
【0029】しかる後、DSP6は前フレーム期間で復
号化伸長処理されたレシーバ音声データRCV(D)を
データメモリ65からバッファメモリ72 に高速でブロ
ック転送する。この場合も、例えばバッファメモリ72
の記憶容量を160バイトにしておけばそのアドレスカ
ウンタ71のカウント動作は上記と同様になる。また、
上記2つのブロック転送は8KHZ 周期(125μS)
以内に終了するので、音声データの重複、欠落等は生じ
ない。なお、I/O制御部62にDMA機能を持たせて
も良い。
【0030】しかる後、DSP6はデータメモリ65の
マイク音声データMIC(A)に基づいて必要な符号化
圧縮処理(A)を行う。そして、その処理済の各ブロッ
クデータはTDMA同期制御部5からのデータ読出要求
REQ1 に従って夫々送信データTxD(a1 ),(a
2 )として適宜にバースト的に読み出される。同時に、
このフレーム区間では、引き続きマイク音声データMI
C(B)が8KHZ 周期で発生しているが、該データは
ベースバンド処理部8のデータ書込パルスWPによりD
SP6とは無関係にバッファメモリ71 に順次蓄積され
る。
【0031】また同時に、このフレーム区間では、TD
MA同期制御部5は受信データRxD(e1 ),
(e2 )を受信しており、これらの受信データRxD
(e1 ),(e2 )はTDMA同期制御部5からの書込
要求REQ1 に従ってデータメモリ65の別の記憶エリ
アにバースト的に書き込まれる。更にまた、このフレー
ム区間では、ベースバンド処理部8から前フレーム期間
に復号化伸長処理されたレシーバ音声データRCV
(D)の読出要求REQ2 が8KHZ 周期で発生してい
るが、該データはベースバンド処理部8のデータ読出パ
ルスRPによりDSP6とは無関係にバッファメモリ7
2 から順次読み出される。
【0032】やがて、プログラム制御部61はマイク音
声データMICの符号化圧縮処理(A)を終了すると、
引き続き受信データRxD(e1 ),(e2 )の復号化
伸長処理(E)を行う。こうしてDSP6の処理が進
み、この例では、プログラム制御部61は、最初のフレ
ーム期間ではその符号化圧縮処理(A)に70%の時間
を費やし、引き続き復号化伸長処理(E)に30%の時
間を費やしたの、合計100%の稼働率となり、休む時
間は無い。しかし、次のフレーム周期ではその符号化圧
縮処理(B)に60%の時間を費やし、引き続き復号化
伸長処理(E)に30%の時間を費やしたので、合計9
0%の稼働となり、DSP6は残りの10%の時間だけ
休むことができる。
【0033】そこで、プログラム制御部61は復号化伸
長処理(F)の終了後、内部のプログラム制御によりア
イドル信号IDLを発生し、これによりクロック信号M
CK,φを停止させ、DSP6における消費電力の節約
を図る。本実施例によれば、この残りの10%の時間中
にベースバンド処理部8が発生するするマイク音声デー
タMIC(C)の各書込要求及びレシーバ音声データR
CV(E)の各読出要求は上記の如くDSP6とは無関
係に夫々バッファメモリ71 ,72 において独自に処理
される。従って、DSP6は自己のクロック停止モード
をそのまま維持でき、もってDSP6における電力消費
の一層の軽減が図れる。
【0034】図4は他の実施例の低消費電力化方式の構
成を示す図である。この例のバッファメモリ71 ,72
は夫々1フレーム分(160個)未満の外部データの記
憶容量を備えており、DSP6のクロック停止モード中
に外部から入力又は外部に出力されるデータのみを記憶
するように制御される。DSP6からベースバンド処理
部8に対してクロック停止モード信号CKDが入力して
おり、これにより、ベースバンド処理部8はDSP6が
クロック停止モードで無い時(CKDがLOWレベルの
時)は従来と同様にしてデータアクセス要求信号REQ
2 を出力し、DSP6はこれをデータアクセスによる割
込モードで処理するが、DSP6がクロック停止モード
の時(CKDがHIGHレベルの時)はベースバンド処
理部8はデータ書込パルスWP又はデータ読出パルスR
Pを出力し、これによりDSP6とは無関係にこれらの
データアクセス要求をバッファメモリ71 ,72 で夫々
独自に処理する。
【0035】以下、前記の図3の動作タイミングチャー
トを参照して、図4の構成による動作を説明する。DS
P6は、最初は、前フレーム期間にDSP6がデータメ
モリ65に蓄積し残した分のマイク音声データMIC
(A)をバッファメモリ71 からデータメモリ65に高
速でブロック転送する。
【0036】この場合に、バッファメモリ71 のアドレ
スカウンタ71は前フレームの終わりのクロック停止モ
ードの期間にベースバンド処理部8が発生したデータ書
込パルスWPによりカウントアップしており、しかる
後、次フレーム期間のブロック転送の際に発生するDS
P6からのデータ読出信号(R2 ´=1,STB2 ´=
1)によりカウントダウンするように構成されている。
【0037】こうすることにより、例えばクロック停止
モードの期間にデータ書込パルスWPが3つ発生した場
合はバッファメモリ71 の0番地から2番地までに各デ
ータがi,j,kと順に書き込まれ、アドレスカウンタ
71は3番地を指すことになる。一方、DSP6は
{(160)−(割込モードによる記憶データ数)}の
演算により前フレーム期間に蓄積し残した分のマイク音
声データMIC(A)の数が3つであることを容易に算
出できる。そこで、DSP6はブロック転送の際に3つ
のデータ読出信号を出力し、これによりバッファメモリ
1 からは各蓄積データがk,j,iの順序(但し、デ
ータ読出信号の送出後にデータを読み出す)で読み出さ
れる。DSP6はこれらをデータメモリ65に逆順に記
憶する。そして、この時点でアドレスカウンタ71は0
番地を指している。
【0038】しかる後、DSP6はデータメモリ65の
マイク音声データMIC(A)に基づいて必要な符号化
圧縮処理(A)を行う。そして、その各処理済のブロッ
クデータはTDMA同期制御部5からのデータ読出要求
REQ1 に従って夫々送信データTxD(a1 ),(a
2 )として適宜にバースト的に読み出される。同時に、
このフレーム区間では、引き続きマイク音声データMI
C(B)が8KHZ 周期で発生しているが、クロック停
止モード信号CKDがLOWレベルであるので、ベース
バンド処理部8はデータ書込要求信号REQ2 を出力
し、DSP6はそのデータ書込要求の割込を受け付ける
ことにより各マイク音声データMIC(B)をリアルタ
イムでデータメモリ65に書き込む。
【0039】またこのフレーム区間では、TDMA同期
制御部5は受信データRxD(e1),(e2 )を受信
しており、これらの受信データRxD(e1 ),
(e2 )はTDMA同期制御部5からの書込要求REQ
1 に従ってデータメモリ65の別の記憶エリアにバース
ト的に書き込まれる。更にまた、このフレーム区間で
は、ベースバンド処理部8から前フレーム期間に復号化
伸長処理されたレシーバ音声データRCV(D)の読出
要求REQ2 が8KHZ 周期で発生しており、該データ
は上記同様にしてDSP6の割込処理によりリアルタイ
ムにデータメモリ65から順次読み出される。
【0040】やがて、プログラム制御部61はマイク音
声データMICの符号化圧縮処理(A)を終了すると、
引き続き受信データRxD(e1 ),(e2 )の復号化
伸長処理(E)を行う。そして、この復号化伸長処理
(E)が終わった時点で、もしレシーバ音声データRC
V(D)が全て読み出されていなかった場合には、DS
P6はその残りの分のレシーバ音声データRCV(D)
をその復号化伸長処理が終了した時点にデータメモリ6
5からバッファメモリ72 に高速でブロック転送する。
【0041】この場合に、バッファメモリ72 のアドレ
スカウンタ71はDSP6からのデータ書込信号(W2
´=1,STB2 ´=1)によりカウントアップし、か
つベースバンド処理部8からのデータ読出パルスRPに
よりカウントダウンするように構成されている。こうす
れば、例えばDSP6のデータ書込信号により0番地か
ら2番地までにk,j,iの逆順に書き込まれた3つの
データはベースバンド処理部8からの3つのデータ読出
パルス信号RP(但し、RP送出後に読み出す)により
i,j,Kの正規の順序で読み出され、しかもこの読出
を終了した時点でアドレスカウンタ71は0番地を指し
ている。
【0042】こうしてDSPの処理が進み、この例で
は、プログラム制御部61は、最初のフレーム期間では
100%の稼働率となるので休む時間は無い。従って、
バッファメモリ71 ,72 が使用されることも無い。し
かし、次のフレーム周期では90%の稼働率となり、D
SP6は残りの10%の時間だけ休むことができる。そ
こで、プログラム制御部61は復号化伸長処理(F)の
終了後、プログラム制御によりアイドル信号IDLを発
生し、これによりクロック信号MCK,φを停止させ、
DSP6における消費電力の節約を図る。
【0043】本実施例によれば、この休止区間中にベー
スバンド処理部8で発生したマイク音声データMIC
(C)はバッファメモリ71 に蓄積され、またこの休止
区間中にベースバンド処理部8から読出要求のあったレ
シーバ音声データRCV(E)は既に図3のQのタイミ
ングに当該データの転送を終了しているバッファメモリ
2 から順次読み出される。従って、この場合もDSP
6はクロック停止モードを連続して維持でき、消費電力
の一層の節約が図れる。
【0044】しかも、この実施例の場合の転送データ数
は図2の場合よりも大幅に少ないのでDSP6の高速転
送負担及びバッファメモリ71 、72 の記憶容量が大幅
に軽減される。なお、上記実施例ではバッファメモリ7
1 、72 のメモリ71にRAMを使用したがこれに限ら
ない。他にデュアルポートRAM、シフトレジスタ、F
IFO、LIFO等を用いて構成しても良い。
【0045】また、上記のようなバッファメモリ71
2 をTDMA制御部5との間に設けても良いことは明
らかである。
【0046】
【発明の効果】以上述べた如く本発明のディジタル・シ
グナル・プロセッサの低消費電力化方式は、上記構成で
あるので、ディジタル・シグナル・プロセッサによる電
力消費の一層の軽減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は実施例の低消費電力化方式の構成を示す
図である。
【図3】図3は実施例の低消費電力化方式の動作タイミ
ングチャートである。
【図4】図4は他の実施例の低消費電力化方式の構成を
示す図である。
【図5】図5は従来の低消費電力化方式の構成を示す図
である。
【図6】図6は従来の低消費電力化方式の動作タイミン
グチャートである。
【符号の説明】
6 ディジタル・シグナル・プロセッサ 7 バッファメモリ MCK マスタークロック信号 FP フレーム信号 R/W 読/書制御信号 STB ストローブ信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム制御の下でアナログ信号をリ
    アルタイムにディジタル信号処理するディジタル・シグ
    ナル・プロセッサの低消費電力化方式において、 フレーム信号(FP)に同期してディジタル信号処理を
    開始し、内部のプログラム制御によりクロック停止モー
    ドになるディジタル・シグナル・プロセッサ(6)と、 ディジタル・シグナル・プロセッサ(6)のデータ入出
    力インタフェース部に接続したバッファメモリ(7)で
    あって、ディジタル・シグナル・プロセッサ(6)のク
    ロック停止モード中に外部で発生するデータアクセスの
    要求をその外部アクセスのタイミング信号によりディジ
    タル・シグナル・プロセッサ(6)とは無関係に処理可
    能なものとを備えることを特徴とするディジタル・シグ
    ナル・プロセッサの低消費電力化方式。
  2. 【請求項2】 バッファメモリ(7)は少なくとも1フ
    レーム分の外部データの記憶容量を備えることを特徴と
    する請求項1のディジタル・シグナル・プロセッサの低
    消費電力化方式。
  3. 【請求項3】 バッファメモリ(7)は1フレーム分未
    満の外部データの記憶容量を備え、ディジタル・シグナ
    ル・プロセッサ(6)のクロック停止モード中に外部か
    ら入力又は外部に出力されるデータのみを記憶するよう
    に制御されることを特徴とする請求項1のディジタル・
    シグナル・プロセッサの低消費電力化方式。
  4. 【請求項4】 外部アクセスのタイミング信号はディジ
    タル・シグナル・プロセッサ(6)に供給するクロック
    信号(MCK)をアナログ信号のサンプリング周期に分
    周したクロック信号であることを特徴とする請求項1の
    ディジタル・シグナル・プロセッサの低消費電力化方
    式。
  5. 【請求項5】 外部アクセスのタイミング信号はディジ
    タル・シグナル・プロセッサ(6)に対してデータアク
    セスの要求を行う外部のクロック信号中最も高速なクロ
    ック信号に基づいて形成されていることを特徴とする請
    求項1のディジタル・シグナル・プロセッサの低消費電
    力化方式。
JP6049603A 1994-03-18 1994-03-18 ディジタル・シグナル・プロセッサの低消費電力化方式 Withdrawn JPH07261869A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100437425B1 (ko) * 2002-03-08 2004-06-25 주식회사 레인콤 구동 전류를 감소시키기 위한 데이터 처리 장치 및 방법
US8499111B2 (en) 2009-12-09 2013-07-30 Fujitsu Limited Information processing apparatus and clock signal controlling method controlling whether clock signal provided to interrupt signal controlling device

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