JPH06204335A - 紫外線照射装置 - Google Patents

紫外線照射装置

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JPH06204335A
JPH06204335A JP1702093A JP1702093A JPH06204335A JP H06204335 A JPH06204335 A JP H06204335A JP 1702093 A JP1702093 A JP 1702093A JP 1702093 A JP1702093 A JP 1702093A JP H06204335 A JPH06204335 A JP H06204335A
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JP
Japan
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work
ultraviolet
irradiated
adhesive tape
ultraviolet rays
Prior art date
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Pending
Application number
JP1702093A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Miyatake
宏 宮武
Matsuro Kanehara
松郎 金原
Toshiyuki Sekido
俊之 関戸
Shigehisa Kuroda
繁寿 黒田
Hideo Ito
英雄 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紫外線照射されたことを示す確認マークをワ
ークに容易に付けることができる紫外線照射装置を提供
する。 【構成】 ワークWに紫外線を照射するにあたり、紫外
線感応型の粘着テープ2の粘着面の所定位置に部材30
を当接される。この状態で紫外線を照射すると、部材3
0が当接していた領域の粘着テープ2の粘着剤が白濁す
るので、これを紫外線照射の有無確認用のマークとして
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハの裏面に
貼着された紫外線感応型の粘着テープを介して、前記半
導体ウエハを保持しているリング状フレーム(ワーク)
に対して、紫外線を照射する紫外線照射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、半導体製造工程中には、
半導体ウエハをチップ状に切断するダイシング工程があ
る。このダイシング工程において、半導体ウエハを支持
する手法として、半導体ウエハの裏面に、半導体ウエハ
よりも大きな粘着テープを貼着し、この粘着テープの周
辺部をリング状フレームに貼着させることによって、半
導体ウエハを支持するものがある。このようなウエハ支
持構造体(以下、ワークともいう)を固定して、カッタ
ーにて前記粘着テープを残して半導体ウエハを切断して
いる。この方法では、チップの欠けや飛散などが防止で
きるという利点があるが、切断時の衝撃力などに耐える
ために粘着テープの粘着力は大きくなければならない。
しかし、反面において、ダイシング工程後のダイボンデ
ィング工程では、切断されたチップが粘着テープから容
易に剥離されなければならないが、粘着テープの大きな
粘着力がチップ剥離の妨げとなってしまうという問題が
生じる。
【0003】そこで、最近は、紫外線を照射することに
より粘着力が低下する性質を有する紫外線感応型の粘着
テープが用いられており、このような粘着テープで半導
体ウエハを貼着支持してチップ状に切断した後、ワーク
に紫外線を照射すれば、前記の問題点が解消される。
【0004】このような用途の紫外線照射装置は、ワー
クをカバーで覆い、その内部に不活性ガスを供給し、紫
外線ランプとワークとの間に介在するシャッターを開閉
することにより、所定量の紫外線をワークを照射してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た紫外線照射装置には次のような問題点がある。すなわ
ち、紫外線照射を受けたワークと、紫外線照射を受けて
いないワークとの外観を比較した場合、両ワークには殆
ど差が認められないので、紫外線照射すべきワークが誤
って紫外線照射されることなく次工程(ダイボンディン
グ工程)に送られても、次工程では紫外線照射の有無を
判別することができない。そのため、紫外線照射を受け
ていないワークを使用したために、チップの剥離ミスが
生じ、ダイボンディング工程でトラブルが発生すること
もあった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、紫外線照射されたことを示す確認マー
クをワークに容易に付けることができる紫外線照射装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、本発明は、半導体ウエハの裏面に貼着された紫外線
感応型の粘着テープを介して、前記半導体ウエハを保持
しているリング状フレーム(ワーク)に対して、紫外線
を照射する紫外線照射装置において、前記ワークへの紫
外線照射時に、前記粘着テープの粘着面の所定位置に当
接する部材を備えたものである。
【0008】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。ワークへの
紫外線照射時に、粘着テープの粘着面に部材を当接させ
ると、前記部材が当接している領域の粘着剤が白濁する
ので、この局部的な白濁(照射マーク)の有無によって
紫外線が照射されたワークであるかどうかを確認するこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明に係る紫外線照射装置の一実施
例の機構部概略構成を示した図であり、図2は処理対象
であるワークの外観斜視図である。ワークWは、半導体
ウエハ1の裏面に、半導体ウエハ1よりも大きな紫外線
感応型の粘着テープ2を貼着し、この粘着テープ2の外
周部をリング状フレーム3に貼着したものである。
【0010】このようなワークWに紫外線を照射する紫
外線照射装置は、図示しない上手側のダイシング装置か
らワークWを搬入するワーク受け入れ部Aと、紫外線照
射処理部Bと、処理ずみワークW 'を図示しない下手側
の処理装置(例えば、処理ずみワークW 'を所要のカセ
ットに収納するストッカー装置、あるいはダイボンディ
ング装置)に向けて搬出するワーク払い出し部Cとから
構成されている。
【0011】ワーク受け入れ部Aには、ラインに沿う受
け入れベルト4と、ワークWを載置してエアーシリンダ
5で昇降されるワーク載置台6とが設けられている。ワ
ーク払い出し部Cには、ラインに沿う払い出しベルト7
と、エアーシリンダ8で昇降されるワーク載置台9とが
設けられている。
【0012】また、紫外線照射処理部Bは、ワークWの
フレーム部分を受け止めるリング状のワーク支持台1
0、これを収容した筒状ハウジング11、その下方に配
置されワークWの下面に向けて紫外線を照射する紫外線
ランプ12、紫外線束筒13、シャッター14、および
シャッター駆動用モータ15などから構成されている。
そして、ワーク受け入れ部Aから紫外線照射処理部B
へ、また、紫外線照射処理部Bからワーク払い出し部C
へワークWを吸着搬送するトラバース機構16が設けら
れている。
【0013】このトラバース機構16は、エアーシリン
ダ17,18で昇降される2組のワーク吸着機構19,
20を両端に備えた可動フレーム21を、エアーシリン
ダ22によって、ライン方向に配置したガイドレール2
3に沿って正逆移動させるように構成したものであり、
一方の吸着機構19でワーク受け入れ部AのワークWを
紫外線照射処理部Bへ供給すると同時に、他方の吸着機
構20で紫外線照射処理部Bの処理ずみワークW 'をワ
ーク払い出し部Cへ送り出すようになっている。
【0014】以上のように構成の他に、本実施例に係る
紫外線照射装置は、図3に示すような特徴的な構成を備
えている。図3は紫外線照射処理部Bの一部と、ワーク
吸着機構19とを拡大して示した断面図である。ワーク
吸着機構19は、ワークWを吸着保持する複数個(例え
ば、4個)の吸着パッド24を備え、これらの吸着パッ
ド24の上方に、紫外線照射時にワークWが載置された
処理室25を窒素ガスで置換する際に、処理室25を閉
塞するための遮蔽板26が配備されている。この遮蔽板
26の下面側に、照射マーク用部材30が取り付けられ
ている。照射マーク用部材30は、吸着パッド24でワ
ークWが吸着保持されたときに、粘着テープ2の紫外線
入射面と反対側の面(粘着面)に当接するように、長さ
設定されている。本実施例において、照射マーク用部材
30は円柱状部材を用いてる。照射マーク用部材30の
材質は特に限定しないが、粘着テープ2の粘着面に当接
する関係上、弗化樹脂などの剥離性の良い材料で形成す
るか、あるいは剥離性の良い材料でコーティングされる
のが好ましい。なお、図3中の符号27は、紫外線を透
過し、赤外線を遮断するコールドフィルタである。
【0015】図4に示すように、上述の照射マーク用部
材30を粘着テープ2に当接させた状態で、ワークWに
紫外線を照射すると、照射マーク用部材30に当接して
いる領域の粘着テープ2(具体的には、粘着テープ2の
基材2aに被着された粘着剤2b)が白濁する。これ
は、紫外線照射によって、粘着剤2bが化学反応するた
めと考えられる。なお、半導体ウエハ1の下面およびリ
ング状フレーム3の下面にある粘着テープ2の粘着剤も
白濁するのであるが、半導体ウエハ1やフレーム3に貼
着している状態では、前記白濁の有無は確認しがたい。
【0016】紫外線照射を受けたワークWは、照射マー
ク用部材30の当接していた部分が、図2のように白濁
していることが容易に確認できる。したがって、これを
紫外線照射の有無の確認用マークMとして用いれば、マ
ークMの有無によって、紫外線照射を受けたワークWで
あるか否かを容易に確認することができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ワークに紫外線を照射する際に、粘着テープ
の粘着面の所定位置に部材を当接させることにより、紫
外線照射の有無の確認用マークMを簡単に付けることが
できるので、紫外線照射を受けていないワークを誤って
次工程に送るという事態を未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置の機構部の概略構成を示した図であ
る。
【図2】ワークの外観斜視図である。
【図3】実施例装置の要部の断面図である。
【図4】粘着テープの粘着剤が白濁する様子を示した断
面図である。
【符号の説明】
W…ワーク 1…半導体ウエハ 2…紫外線感応型粘着テープ 3…リング状フレーム 12…紫外線ランプ12 30…照射マーク用部材 M…紫外線照射の有無確認用マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 繁寿 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 伊藤 英雄 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハの裏面に貼着された紫外線
    感応型の粘着テープを介して、前記半導体ウエハを保持
    しているリング状フレーム(以下、ワークと言う)に対
    して、紫外線を照射する紫外線照射装置において、 前記ワークへの紫外線照射時に、前記粘着テープの粘着
    面の所定位置に当接する部材を備えたことを特徴とする
    紫外線照射装置。
JP1702093A 1993-01-06 1993-01-06 紫外線照射装置 Pending JPH06204335A (ja)

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JP1702093A JPH06204335A (ja) 1993-01-06 1993-01-06 紫外線照射装置

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