JP2018041823A - テープ貼着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエーハにテープを貼り付ける場合に、ウエーハに貼り付けたテープが後々ウエーハから浮き上がってきてしまうことが無い様にする。【解決手段】ウエーハWにテープT2を貼り付けるテープ貼着方法であって、ウエーハWのテープT2が貼着される面Wbに紫外線を照射して有機物を除去する紫外線照射ステップと、紫外線照射ステップ実施後にウエーハWにテープT2を貼着するテープ貼着ステップとを備えるテープ貼着方法である。【選択図】図3

Description

本発明は、ウエーハにテープを貼り付けるテープ貼着方法に関する。
半導体ウエーハは、例えば、その表面に、デバイス領域と、デバイス領域を囲む外周余剰領域とが設けられており、デバイス領域は、格子状に配列された分割予定ラインで複数の領域に区画されており、この格子状の各領域にはIC等のデバイスがそれぞれ形成されている。このような半導体ウエーハを個々のチップに分割する加工方法として、回転する切削ブレードでウエーハを切削する切削方法や、ウエーハにレーザー光を照射してウエーハの内部に改質層を形成した後に改質層に外力を加える方法又はレーザー照射によりウエーハをアブレーション加工して切断する方法等がある。また、ウエーハを一定の厚みまで薄化する加工方法として、回転する研削砥石をウエーハに当接させて研削を行う研削方法がある。これらの加工方法においては、通常、ウエーハを保護したり分割後のチップがバラバラに飛び散ってしまうことを防いだりする役割を果たすテープをウエーハに対して貼着し、このテープを介して保持テーブル等で保持された状態のウエーハに対して各種加工を施していく。
例えば、近年、デバイスの軽量化、小型化を達成するために、ウエーハの厚さをより薄く、例えば50μm程度にすることが、ウエーハの研削方法においては要求されている。しかし、このように薄く形成されたウエーハは腰がなくなり取り扱いが困難になり、ウエーハ搬送時等において破損する恐れがある。そこで、ウエーハを極薄に研削しつつハンドリング性を向上させるための研削方法として、ウエーハの裏面中のウエーハのデバイス領域に対応する領域を研削し円形状の凹部を形成し、デバイス領域を囲繞する外周余剰領域に対応するウエーハの裏面の領域に補強用の環状の凸部を形成する研削方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−019461号公報
研削により環状の凸部が形成されたウエーハの裏面にテープを貼り付ける場合には、円形凹部と環状凸部との段差部分にテープが完全に張り付かず、テープがウエーハの裏面から浮くことでテープとウエーハとの間に隙間が生じる。そして、テープがウエーハに貼り付けられてから次に実施されるべきウエーハの加工までの間が空くと、この隙間部分が徐々に広がり、それまでテープがウエーハに貼着されていた部分まで浮き上がってくるという現象が発生する。テープの浮き上がりがより広がった状態で、ウエーハに対して例えば切削加工を施すと、テープの浮き上がりによりテープが貼着されていない状態となってしまったチップが回転する切削ブレードによって飛ばされてしまい、得られるチップの個数が減ってしまったり、飛ばされたチップが他のチップに衝突して他のチップが損傷してしまったりするという問題がある。このような問題を引き起こすテープのウエーハからの浮き上がり及び浮き上がりの広がりは、外周部に環状の凸部が形成されるように研削が施されたウエーハにおいて顕著に発生するが、ウエーハの裏面全面を平坦に研削する通常の研削が施されたウエーハにおいても、ウエーハの平坦な裏面にテープを貼着した後、時間の経過とともに発生する場合がある。
したがって、ウエーハにテープを貼り付ける場合おいては、ウエーハに貼り付けたテープが時間の経過と共にウエーハからより浮き上がってしまうこと防ぐという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、ウエーハにテープを貼り付けるテープ貼着方法であって、ウエーハのテープが貼着される面に紫外線を照射して有機物を除去する紫外線照射ステップと、該紫外線照射ステップ実施後にウエーハにテープを貼着するテープ貼着ステップとを備えるテープ貼着方法である。
本発明に係るテープ貼着方法によってテープが貼着されるウエーハは、例えば、複数のデバイスが表面に形成されたデバイス領域の周囲に、該デバイス領域よりも厚く裏面側に突出する環状凸部を有する外周余剰領域が形成されているウエーハであり、紫外線照射ステップにおけるウエーハのテープが貼着される面は該裏面となる。
本発明に係るテープ貼着方法においては、前記紫外線照射ステップにおいて、ウエーハの裏面中の前記外周余剰領域に対応する領域のみに紫外線を照射すると好ましい。
ウエーハに貼着されたテープが時間の経過と共にウエーハから浮き上がってしまう要因の1つとして、テープとウエーハとの間に微少な有機物が介在した状態でテープをウエーハに貼着してしまうことで、テープとウエーハとの密着性が弱まってしまうことを本願の発明者は発見した。そこで、本発明に係るウエーハにテープを貼り付けるテープ貼着方法では、ウエーハのテープが貼着される面に紫外線を照射して有機物を除去する紫外線照射ステップを実施してテープとウエーハとの密着性を高め、その後ウエーハにテープを貼着するテープ貼着ステップを実施することで、ウエーハに貼り付けたテープが時間の経過と共にウエーハから浮き上がってしまうこと抑止できるようにした。
また、本発明に係るテープの貼着方法においては、紫外線照射ステップにおいて、ウエーハのテープが貼着される面である裏面全面に紫外線を照射するよりも、外周余剰領域のみに紫外線を照射すると以下の効果を得ることができるため、より好ましい。すなわち、裏面全面に紫外線を照射すると、テープとウエーハとの密着性の向上と共に、ウエーハ裏面全面の親水性も高まる。そして、回転する切削ブレードを備える切削装置によってウエーハをチップへと分割する際に、分割後のチップの大きさが非常に小さくなる場合等において、親水性の向上によりチップの裏面とテープとの間に切削水が入り込みやすくなり、チップがテープから浮き上がりチップ飛びが発生してしまう場合がある。さらに、親水性の高まりによって、切削加工中にチップ裏面に切削屑等のコンタミを含む切削水が回りこむことで、分割後のチップの裏面に汚れが付着してしまうこともある。よって、紫外線照射ステップにおいて、裏面全面に紫外線を照射するのではなく、ウエーハ裏面中の外周余剰領域に対応する領域のみに紫外線を照射することで、ウエーハに貼り付けたテープが時間の経過と共にウエーハから浮き上がってしまうことを抑止できるとともに、ウエーハの裏面中のデバイス領域に対応する領域の親水性が高まることで起こり得る切削加工時におけるチップ飛びの発生及び分割後のチップの裏面への汚れの付着を防ぐことが可能となる。
ウエーハを研削する研削装置の一部及びウエーハの一例を示す斜視図である。 研削後のウエーハの構造の一例を示す断面図である。 ウエーハの裏面に紫外線を照射している状態を示す断面図である。 ウエーハにテープを貼着している状態を示す断面図である。 ウエーハとテープとの間の隙間の時間経過による広がり具合を示すグラフである。 ウエーハの裏面中の外周余剰領域に対応する領域にのみ紫外線を照射している状態を示す断面図である。
図1に示すウエーハWは、例えば、外形が円形板状の半導体ウエーハであり、その表面Waには、デバイス領域Wa1と、デバイス領域Wa1を囲む外周余剰領域Wa2とが設けられている。外周余剰領域Wa2は、図1において、ウエーハWの表面Wa中の仮想線L1よりも外側の領域である。デバイス領域Wa1は、格子状に配列された分割予定ラインSで複数の矩形状の領域に区画されており、各矩形状の領域にはIC等のデバイスDがそれぞれ形成されている。ウエーハWの裏面Wbは、研削加工が施される被研削面なる。ウエーハWに研削加工が施されるにあたって、ウエーハWの表面Waは、保護テープT1が貼着されて保護された状態となる。
ウエーハWを研削する研削装置1は、例えば図1に示すように、ウエーハWを保持する保持テーブル30と、保持テーブル30に保持されたウエーハWを粗研削する粗研削ユニット2Aと、保持テーブル30に保持されたウエーハWを仕上げ研削する仕上げ研削ユニット2Bとを少なくとも備えている。
研削装置1はターンテーブル17を備えており、ターンテーブル17の上面には、例えば複数(図示の例においては2つ)の保持テーブル30が周方向に等間隔を空けて配設されている。ターンテーブル17の中心には、ターンテーブル17を自転させるための図示しない回転軸が配設されており、回転軸を中心としてターンテーブル17を自転させることができる。ターンテーブル17が自転することで、各保持テーブル30を公転させ、粗研削ユニット2Aの下方及び仕上げ研削ユニット2Bの下方へ順次移動させることができる。
ターンテーブル17上に配設された各保持テーブル30は、例えば、その外形が円形状であり、ポーラス部材等からなりウエーハWを吸引保持する保持部300と、保持部300を支持する枠体301とを備える。保持部300は図示しない吸引源に連通しており、吸引源が吸引することで生み出された吸引力が保持面300aに伝達されることで、保持テーブル30は保持面300a上でウエーハWを吸引保持する。また、保持テーブル30は、ターンテーブル17上で、鉛直方向の軸心回りに自転可能となっている。
粗研削ユニット2Aは、Z軸方向に上下動可能となっており、ウエーハWを仕上げ厚み程度まで粗研削する役割を果たす。粗研削ユニット2Aは、軸方向が鉛直方向(Z軸方向)であるスピンドル200と、スピンドル200を回転可能に支持するハウジング201と、ハウジング201内に収容されスピンドル200を回転駆動するモータ202と、スピンドル200の下端に接続された円形状のマウント203と、マウント203の下面に着脱可能に接続された研削ホイール204とを備える。そして、研削ホイール204は、ホイール基台204aと、ホイール基台204aの底面の外縁部に環状に配設された略直方体形状の複数の粗研削砥石204bとを備える。粗研削砥石204bは、例えば、レジンボンドやメタルボンド等でダイヤモンド砥粒等が固着されて成形されている。なお、粗研削砥石204bの形状は、環状に一体に形成されているものでもよい。粗研削砥石204bは、例えば、粗研削に用いられる砥石であり、砥石中に含まれる砥粒が比較的大きな砥石である。環状に配列された粗研削砥石204bは、例えば、その最外周の直径がウエーハWのデバイス領域Wa1の半径より大きくデバイス領域Wa1の直径より小さくなるように、かつ、その最内周の直径がデバイス領域Wa1の半径より小さくなるように形成されている。
スピンドル200の内部には、研削水の通り道となる図示しない流路がスピンドル200の軸方向(Z軸方向)に貫通して形成されている。この流路はマウント203を通り、ホイール基台204aの底面において研削砥石204bに向かって研削水を噴出できるように開口している。
粗研削ユニット2AとX軸方向に並べて配設されている仕上げ研削ユニット2Bは、Z軸方向に上下動可能となっており、粗研削によって仕上げ厚み程度まで薄化されたウエーハWに対して、ウエーハWの裏面Wb中の被研削面の平坦性を高める仕上げ研削を行うことができる。すなわち、仕上げ研削ユニット2Bは、回転可能に装着した仕上げ研削砥石204cで、粗研削ユニット2Aが研削したウエーハWをさらに研削する。仕上げ研削砥石204c中に含まれる砥粒は、粗研削ユニット2Aの粗研削砥石204bに含まれる砥粒よりも粒径の小さい砥粒である。仕上げ研削ユニット2Bの仕上げ研削砥石204c以外の構成については、粗研削ユニット2Aの構成と同様となっている。
次に、研削装置1を用いたウエーハWの裏面Wbに対する研削について説明する。まず、保護テープT1が表面Waに貼着されたウエーハWが、保持テーブル30の中心とウエーハWの中心とが略合致し裏面Wbが上側を向くようにして、保持テーブル30の保持面300a上に載置される。そして、図示しない吸引源により生み出される吸引力が、保持面300aに伝達されることにより、保持テーブル30が保持面300a上でウエーハWを吸引保持する。
次いで、例えば図1に示すように、+Z方向から見て時計回り方向にターンテーブル17が自転することで、ウエーハWを保持した保持テーブル30が公転し、粗研削ユニット2Aの下まで移動して、粗研削ユニット2Aの粗研削砥石204bと保持テーブル30に保持されたウエーハWとの位置合わせがなされる。この位置合わせは、例えば、ウエーハWの外周余剰領域Wa2の内周縁、すなわち裏面Wbにおいて仮想線L1と粗研削砥石204bの回転軌道の最外周の一部とが重なり、かつ、粗研削砥石204bの回転軌道がウエーハWの回転中心を通るように行われる。
粗研削砥石204bとウエーハWとの位置合わせが行われた後、モータ202がスピンドル200を例えば+Z方向側から見て反時計回り方向に回転駆動するのに伴って粗研削砥石204bが回転する。また、粗研削ユニット2Aが−Z方向へと送られ、図1に示すように回転する粗研削砥石204bがウエーハWの裏面Wbに当接することで裏面Wbの研削が行われる。研削加工中は、研削水をスピンドル200中の流路を通して粗研削砥石204bとウエーハWとの接触部位に対して供給して、粗研削砥石204bとウエーハWの裏面Wbとの接触部位を冷却・洗浄する。また、研削加工中は、保持テーブル30が+Z方向側から見て反時計回り方向に自転するのに伴って、保持テーブル30上に保持されたウエーハWも回転する。
研削加工中は、例えば、ウエーハWの回転中心が、常に粗研削砥石204bの回転軌道の最外周よりも内側でかつ回転軌道の内周より外側に位置するようにして、粗研削砥石204bが回転する。更に、その研削砥石204bの回転軌道の最外周が、ウエーハWの外周余剰領域Wa2に対応する裏面Wbの外周領域に接触しないように、すなわち、仮想線L1よりも大きく外側にはみ出さないように加工制御がなされる。そのため、粗研削砥石204bがウエーハWのデバイス領域Wa1に対応する裏面Wbの中央領域を研削していき、デバイス領域Wa1に対応する裏面Wbの中央領域が円形の凹状に研削加工されていくことで、円形凹部Wb1が形成される。また、ウエーハWの裏面Wbに、外周余剰領域Wa2に対応し円形凹部Wb1を囲繞する環状凸部Wb2が+Z方向に向かって突出するように形成される。
ウエーハWを所定の研削量だけ粗研削した後、図1に示すターンテーブル17が+Z方向から見て時計回り方向に自転することで、粗研削後のウエーハWを保持する保持テーブル30が公転し、保持テーブル30が仕上げ研削ユニット2Bの下方まで移動して、仕上げ研削ユニット2Bの仕上げ研削砥石204cと保持テーブル30に保持されたウエーハWとの位置合わせがなされる。位置合わせは、例えば、ウエーハWの環状凸部Wb2の内壁よりもわずかに内側に仕上げ研削砥石204cの回転軌道の最外周が位置し、かつ、仕上げ研削砥石204cの回転軌道がウエーハWの回転中心を通るように行われる。このように仕上げ研削砥石204cをウエーハWに対して位置付ける理由は、粗研削で研削した部分と全く同じ領域、すなわち、円形凹部Wb1の全面を研削しようとすると、環状凸部Wb2の内壁に仕上げ研削砥石204cの外周面を常に接触させた状態で仕上げ研削砥石204cを下降させて研削していくため、仕上げ研削砥石204cが不均一に磨耗する偏摩耗が生じてしまい、後に複数のウエーハWに対して均一な研削を施すことが難しくなってしまうためである。
仕上げ研削砥石204cとウエーハWとの位置合わせが行われた後、仕上げ研削砥石204cが回転し、また、仕上げ研削ユニット2Bが−Z方向へと送られ、回転する仕上げ研削砥石204cがウエーハWの裏面Wbの円形凹部Wb1に当接することで、円形凹部Wb1の仕上げ研削が行われる。仕上げ研削加工中は、研削水を仕上げ研削砥石204cとウエーハWの裏面Wbとの接触部位に供給して、接触部位の冷却・洗浄する。また、仕上げ研削加工中は、保持テーブル30が+Z方向側から見て反時計回り方向に自転するのに伴って、保持テーブル30上に保持されたウエーハWも回転する。
仕上げ研削によりウエーハWの裏面Wbの円形凹部Wb1の平坦性を高めた後、仕上げ研削ユニット2Bを+Z方向へと移動させてウエーハWから離間させる。図2に示す仕上げ研削加工後のウエーハWは、例えば、環状凸部Wb2の幅は2〜3mm程度であり、また、円形凹部Wb1の厚さは約30〜40μm程度となっている。そして、円形凹部Wb1の外周領域には、環状の段差が1段形成された状態になっている。
次いで、仕上げ研削加工後のウエーハWは、例えばクランプ等から構成されるテープ剥離手段により、保護テープT1が表面Waから剥離された状態となる。そして、例えば、回転可能な切削ブレードを備えた切削装置によってウエーハWの表面Waの分割予定ラインSに沿ってウエーハWを切削し個々のデバイスDに分割できるようにするために、ウエーハWの裏面Wbにはテープ(例えば、ダイシングテープ)が貼着される。ここで、本発明に係るテープ貼着方法を実施することで、ウエーハWに貼り付けたダイシングテープが時間経過と共にウエーハWから浮き上がってきてしまうといった事態が生じることを防止する。
(1)紫外線照射ステップ
研削加工が施されたウエーハWは、例えば、テープをウエーハWに貼着する図示しないテープマウンタに搬送される。先に実施した研削中において、ウエーハWの裏面Wbは洗浄水で洗浄されているが、洗浄しきれなかった研削屑は有機物としてウエーハWの裏面Wbに付着した状態となっている。また、テープマウンタに搬送されるウエーハWには、研削屑由来の有機物がウエーハWの裏面Wbに付着している以外にも、各研削ユニットの研削水の流路中に残存していた有機物が研削加工中にウエーハWの裏面Wbに付着していたり、ウエーハWを取り扱うオペレーターの皮脂等の有機物がウエーハWの裏面Wbに付着していたりする場合がある。
そこで、本発明に係るテープ貼着方法では、例えば、図3に示すようにウエーハWが、被研削面である裏面Wbが下側になるようにして、図3に示す保持パッド4の保持面4a上に吸引保持される。ウエーハWを吸引保持した保持パッド4は、例えば、紫外線を照射する複数の光源50(例えば、波長185nm付近及び波長254nm付近の紫外線を発生させることが可能な低圧水銀UVランプ等)を備える紫外線照射装置5の上方にウエーハWを搬送する。すなわち、紫外線を+Z方向に向かって照射する光源50上にウエーハWの裏面Wbが対向するように保持パッド4によってウエーハWが位置付けられ、光源50から放射された所定波長(例えば、185nm)の紫外線が、ウエーハWのテープが貼着される裏面Wb、すなわち、円形凹部Wb1及び環状凸部Wb2の全面に照射される。波長185nmの紫外線をウエーハWの裏面Wbに一定時間照射した後、光源50から照射する紫外線を波長254nmの紫外線へと切り替えて、波長254nmの紫外線を一定時間ウエーハWの裏面Wbに照射する。この波長の異なる紫外線の照射は、例えば、複数回実施される。なお、紫外線照射装置5は、テープマウンタに配設されていてもよく、独立して保持パッド4の移動経路上に設置されていてもよい。
ウエーハWの裏面Wbに向かって波長185nmの紫外線が照射されることで、ウエーハWと光源50との間に存在する空気中の酸素分子が紫外線を吸収し、基底状態の酸素原子を生成する。生成された酸素原子は周囲の酸素分子と結合してオゾンを生成する。また、波長185nmの紫外線は、ウエーハWの裏面Wbに付着した有機物の原子間結合(例えば、炭素と炭素間の結合及び、炭素と水素間の結合)を切断して励起状態にすることで、有機物を分解する。さらに、発生したオゾンが波長254nmの紫外線を吸収することで、励起状態の活性酸素が生成される。生成された活性酸素やオゾンは高い酸化力を有するため、分解された有機物の炭素や水素等と結合して、二酸化炭素や水等の揮発性物質となり、この揮発性物質はウエーハWの裏面Wbから揮発し除去される。活性酸素やオゾンの生成量がウエーハWの裏面Wbに付着している有機物の量と比べて非常に大きいため、ウエーハWの裏面Wb上に付着していた有機物の揮発性物質形成反応は、ウエーハWの裏面Wb上に有機物がほとんど残こらない程度まで不可逆的に進行する。このようにしてウエーハWの裏面Wbに付着した有機物が分解・除去されることで、ウエーハWの裏面Wbは図4に示すテープT2と密着性が高まった状態になる。
(2)テープ貼着ステップ
紫外線照射がなされたウエーハWは、保持パッド4によって搬送され、テープマウンタにセットされている図4に示すテープT2上に位置付けられる。テープT2は、例えば、ウエーハWの直径よりも大径の外径を有する円形状のテープであり、高分子樹脂からなる基材面T2aと、粘着糊層からなる粘着面T2bとを備え、テープT2は、ウエーハWの裏面Wbに貼着される粘着面T2b側が上側を向いた状態でセットされている。テープT2の具体例としては、例えば、リンテック社製の型式名D−184テープや、古川電工社製の型式名UC−334EP−85テープである。ウエーハWの中心とテープT2の中心とが略合致するようにウエーハWがテープT2上に位置付けられた後、保持パッド4が下降して、テープT2の粘着面T2bに対してウエーハWの裏面Wbを上側から押し付けて、ウエーハWの裏面WbにテープT2を貼着する。さらに、図4に示すプレスローラー6を、テープT2が貼着されたウエーハWの裏面Wb上で往復移動させることで、より強くテープT2をウエーハWの裏面Wbに押し付けるものとしてもよい。なお、ウエーハWの裏面Wbに対するテープT2の貼着は、例えば、テープマウンタ内の貼り付けテーブル上へ保持パッド4によりウエーハWを搬送し、貼り付けテーブル上でプレスローラー等によりウエーハの裏面WbにテープT2が押し付けられることでなされるものとしてもよい。
図4に示すように、ウエーハWの円形凹部Wb1の外周領域の環状の段差が1段形成された部分には、テープT2が密着して貼着されず、所定の隙間Vが形成される場合があり、この隙間Vには、空気が入り込んだ状態になっている。ここで、従来のテープの貼着方法では、ウエーハWの裏面Wbに微少な有機物が残存した状態、すなわち、テープとウエーハの裏面との間の密着性が低い状態で、テープをウエーハの裏面に貼着してしまうことによって、テープの貼着後から時間が経過するにつれて、隙間を起点としてテープが円形凹部及び環状凸部から徐々に剥がれていき、隙間が広がっていくことで、テープがウエーハの裏面から浮き上がってしまうという問題があった。
一方、本発明に係るテープ貼着方法では、紫外線照射ステップを実施してウエーハWの裏面Wbから有機物を除去してテープT2とウエーハWの裏面Wbとの密着性を高め、その後ウエーハWの裏面WbにテープT2を貼着するテープ貼着ステップを実施することで、テープT2の貼着後から時間が経過しても、隙間Vを起点としてテープT2が円形凹部Wb1及び環状凸部Wb2から徐々に剥がれていき隙間Vが広がってしまうことを抑止して、テープT2がウエーハWの裏面Wbから浮き上がってくることを防止できるようにしている。
図5に示すグラフG1〜G4によって、本発明に係るテープ粘着方法の効果を確認できる。図5に示すグラフG1〜G4は、ウエーハWとテープT2との間の隙間Vの幅の時間経過による広がり具合、すなわち、図4に示す隙間VのX軸方向における広がり具合を示すグラフである。グラフG1及びグラフG2は、テープT2として、リンテック社製の型式名D−184テープを用いた場合のグラフであり、グラフG3〜G4は、テープT2として古川電工社製の型式名UC−334EP−85テープを用いた場合のグラフである。グラフG1及びグラフG3は、ウエーハWの裏面Wbに対して紫外線照射を行っていない場合の隙間VのX軸方向における広がり具合を黒点の推移で示している。グラフG2及びグラフG4は、ウエーハWの裏面Wbに対して紫外線照射を行った場合の隙間VのX軸方向における広がり具合をひし形点の推移で示している。そして、グラフG1〜G4から、D−184テープ及びUC−334EP−85テープのいずれのテープにおいても、ウエーハWに紫外線照射を行わなかった場合に比べて、紫外線照射を行った場合の方が日数の経過とよる隙間Vの広がり具合が少ないことが判断できる。
なお、本発明に係るテープ貼着方法は上記実施形態に限定されるものではなく、また、添付図面に図示されている研削装置1の各構成や形状等及びウエーハWの種類等についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。例えば、本実施形態において、テープT2が貼着されるウエーハWは、デバイス領域Wa1の裏面側に研削が施されその外周側に環状凸部Wb2が形成されたウエーハであるが、これに限定されず、ウエーハWは裏面Wb全面が研削されたウエーハであってもよい。
例えば、紫外線照射ステップにおいては、図6に示すようにウエーハWのテープT2が貼着される裏面Wb中の外周余剰領域Wa2に対応する領域Wb3のみに紫外線が照射されるようにしてもよい。ここで、裏面Wb中の外周余剰領域Wa2に対応する領域Wb3は、外周余剰領域Wa2の裏面側を指し、環状凸部Wb2に加えて環状凸部Wb2より内周側であってデバイス領域Wa1の裏側に到達しない部分までが含まれ、さらに、円形凹部Wb1の側面も含まれる。この場合には、紫外線照射装置5には、光源50から照射される紫外線の照射範囲を狭めることができるマスク用治具55が装着される。マスク用治具55は、例えば、紫外線照射装置5のガラス等の透明部材で形成されたケーシング52の上面52aにボルト等で固定される治具であり、ガラス等の透明部材で形成された紫外線透過板550と、ステンレス鋼やアルミで構成され紫外線透過板550が固定される板状の固定板551と、ステンレス鋼やアルミで構成され紫外線透過板550の中央領域に固定されるマスク板552とを備えている。
固定板551は、その中央領域が円形状に切り欠かれて形成された円形の開口551cを備えている。紫外線透過板550は、例えば、固定板551に備える図示しないネジクランプによって水平面方向の四方から把持されて、開口551cを塞ぐように固定板551に固定されている。紫外線透過板550の上面には、開口551cよりも小径の円形状に形成されたマスク板552がボンド剤等によって固定されており、マスク板552の中心と開口551cの中心とは略合致している。固定板551とマスク板552との間には、光源50から照射される紫外線が透過する環状透過部550aが形成された状態になっている。そして、環状透過部550aの幅Kは、ウエーハWの裏面Wb中の外周余剰領域Wa2に対応する領域Wb3の幅と同程度になっている。なお、例えば、固定板551の内側壁部分に径方向内側に向かってスライド移動可能な板部材を備えることで、環状透過部550aの幅Kを任意の幅に変更可能な構成としてもよい。
紫外線照射ステップにおいて、ウエーハWのテープT2が貼着される裏面Wb中の外周余剰領域Wa2に対応する領域Wb3のみに紫外線を照射する場合には、保持パッド4の保持面4a上に吸引保持されたウエーハWが、マスク用治具55の環状透過部550aとウエーハWの領域Wb3とがZ軸方向において対向するように、紫外線照射装置5上に位置付けられる。そして、光源50から+Z方向に向かって放射された所定波長の紫外線が、マスク用治具55の環状透過部550aのみを透過して領域Wb3のみに照射される。
次いで、領域Wb3のみに紫外線が照射されたウエーハWは、図4に示すように、テープ貼着ステップにおいて、ウエーハWの裏面WbにテープT2が貼着される。その後、例えば、回転する切削ブレードを備える切削装置によって、ウエーハWは、図1に示す分割予定ラインSに沿って分割されて、デバイスDを備える個々のチップに分割される。切削加工によるウエーハWの分割においては、チャックテーブルによってテープT2を介して裏面Wb側が吸引保持されたウエーハWに対して、切削ブレードがウエーハWの表面Wa側から切込んでいく。また、切削ブレードとウエーハWとの接触部位には、切削水が供給される。
ここで、紫外線照射ステップにおいて、ウエーハWのテープT2が貼着される裏面Wb中の外周余剰領域Wa2に対応する領域Wb3のみに紫外線を照射しているため、ウエーハWに貼り付けたテープT2が時間の経過と共にウエーハWから浮き上がってしまうこと抑止できると共に、ウエーハWの裏面Wb中のデバイス領域Wa1に対応する領域の親水性は高まっていないため、裏面Wb中のデバイス領域Wa1に対応する領域とテープT2との間に切削水がほとんど入り込まず、その結果、デバイスDを備えるチップとなるデバイス領域Wa1の切削加工時におけるチップ飛びの発生も防ぐことが可能となる。また、ウエーハWの裏面Wb中のデバイス領域Wa1に対応する領域、すなわち、分割後のチップの裏面となる領域の親水性は高まっていないため、切削屑を含む切削水がこの領域には回りこみにくく、分割後のチップの裏面の汚れの付着も防ぐことが可能となる。
W:ウエーハ Wa:ウエーハの表面 Wa1:デバイス領域 Wa2:外周余剰領域
S:分割予定ライン D:デバイス Wb:ウエーハの裏面 T1:保護テープ Wb1:円形凹部 Wb2:環状凸部
1:研削装置 17:ターンテーブル
2A:粗研削ユニット 200:スピンドル 201:ハウジング 202:モータ 203:マウント 204:研削ホイール 204a:ホイール基台 204b:粗研削砥石
2B:仕上げ研削ユニット 204c:仕上げ研削砥石
30:保持テーブル 300:保持部 300a:保持面 301:枠体
4:保持パッド 4a:保持パッドの保持面
5:紫外線照射装置 50:光源 52:ケーシング
55:マスク用治具 550:紫外線透過板 551:固定板 552:マスク板
T2:テープ 6:プレスローラー

Claims (3)

  1. ウエーハにテープを貼り付けるテープ貼着方法であって、
    ウエーハのテープが貼着される面に紫外線を照射して有機物を除去する紫外線照射ステップと、
    該紫外線照射ステップ実施後にウエーハにテープを貼着するテープ貼着ステップとを備えるテープ貼着方法。
  2. 前記ウエーハは、複数のデバイスが表面に形成されたデバイス領域の周囲に、該デバイス領域よりも厚く裏面側に突出する環状凸部を有する外周余剰領域が形成されているウエーハであり、
    前記紫外線照射ステップにおけるウエーハのテープが貼着される面は該裏面となる請求項1記載のテープ貼着方法。
  3. 前記紫外線照射ステップにおいて、ウエーハの裏面中の前記外周余剰領域に対応する領域のみに紫外線を照射することを特徴とする、請求項2に記載のテープ貼着方法。
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