JPH06203219A - 媒体自動処理システム - Google Patents

媒体自動処理システム

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Publication number
JPH06203219A
JPH06203219A JP4348470A JP34847092A JPH06203219A JP H06203219 A JPH06203219 A JP H06203219A JP 4348470 A JP4348470 A JP 4348470A JP 34847092 A JP34847092 A JP 34847092A JP H06203219 A JPH06203219 A JP H06203219A
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JP
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card
processing
medium
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automatic
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Application number
JP4348470A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Aisaka
宏 逢坂
Emi Hayata
早田恵美
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 媒体の供給、識別、データ書込み等の処理を
行う装置の特定等をすべて自動化し、正確かつ高速に媒
体処理を行う。 【構成】 媒体を搬送する自動搬送装置と、自動搬送装
置内に直列に設置された媒体から識別情報を読み取る1
種または数種の識別装置と、識別装置で読み取った媒体
の識別情報を基に媒体に対して処理を行う複数の処理装
置と、各装置を制御するホストコンピュータとを備えた
自動処理システムにおいて、ホストコンピュータは識別
装置から送信される媒体のデータに基づいて処理媒体数
をカウントして記憶するとともに、媒体ごとに処理装置
を特定するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は媒体、例えばICカー
ド、光カード等に識別情報に対応する個人データを書き
込む等の処理を行う媒体自動処理システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、銀行で顧客ごとのデータをIC
カードに入れて発行したり、会社で社員データを書き込
んだICカードを発行することが考えられ、従来、図1
1に示すようなシステムが提案されている。例えば、銀
行で顧客ごとのデータを入れたICカードを発行する場
合、前もって顧客データを磁気テープ又はフロッピディ
スク等に記憶しておき、このデータをICカードに書き
込めるような形式にパーソナルコンピュータ1でデータ
変換し、発行装置3によりICカードを作成発行する。
発行装置3はリーダー/ライターからなり、図12に示
すようなICカード4の磁気ストライプ5にあらかじめ
照合情報が書き込まれており、この照合情報と合致する
データをICカードファイルから検索し、ICカードデ
ータをICチップ7に書き込む処理を行う。こうして多
数の顧客データが順次ICカードに書き込まれて発行さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大量のIC
カード、光カード等のカード、或いは個人データを書き
込む必要のある証券類、郵送物品等の媒体を高速処理す
るためには、媒体の識別、媒体へのデータ書込み処理等
をすべて自動化する必要があるが、今までのところこの
ようなシステムは提案されていない。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、媒体の供給、識別、データ書込み等の処理を行う装
置の特定等をすべて自動化し、正確かつ高速に処理する
ことができる媒体自動処理システムを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の媒体自動
処理システムの構成を示す図、図2は処理工程を説明す
る図である。自動搬送装置51はコンベア等により順次
媒体を搬送する機構を有しており、ホストコンピュータ
11に制御されて自動搬送装置の搬送路内に直列に設置
された複数の識別装置31、また並列動作可能なデータ
書き込み等の処理を行う複数の処理装置53に対して媒
体を順次搬送する。媒体検知センサ52は識別装置への
搬送路に設置されて、媒体が識別装置へ搬送されたこと
を検知するためのセンサであり、検知信号はホストコン
ピュータ11に取り込まれ、ホストコンピュータではこ
の検知信号を基に搬送あるいは識別処理した媒体数をカ
ウントすることができる。複数の識別装置31は、媒体
を特定するための識別情報を読み取るためのもので、読
み取り方法は、識別情報の形態に応じて磁気的、電気
的、光学的等の方法が適宜用いられる。各識別装置は媒
体に異なる複数の識別情報が付されている場合に、それ
ぞれの識別情報を読み取り、何れか1つの識別装置によ
り読み取りが正常に行われた場合には、他の識別装置で
の読み取りは省略することができる。ホストコンピュー
タ11では使用する識別装置を設定するとともに、読み
取る識別情報のデータフォーマットを識別装置に対して
初期設定できるようになっており、識別装置では読み取
った識別情報をデータフォーマットに従ってチェックを
行い、正常、異常を判別して、正常の場合は識別情報、
異常の場合はエラー情報を送信する。そして、読み取っ
た識別情報はホストコンピュータ11に送信され、ホス
トコンピュータでは受け取った識別情報あるいはエラー
情報、または媒体検知センサからの出力により処理した
媒体数をカウントする。処理装置53はホストコンピュ
ータ11から送信される個人ファイル等の書き込み処理
を行うためのもので、稼働させる処理装置の設定、媒体
ごとの処理装置の特定はホストコンピュータにより行わ
れ、複数の処理装置は並列動作する。
【0006】次に、図2により処理工程を説明する。自
動搬送装置51により識別装置に対して媒体搬送し、識
別処理が行われる。このとき媒体検知センサからの検知
信号または識別装置からの識別情報あるいはエラー情
報、または媒体検知センサからの出力により、ホストコ
ンピュータ11では処理媒体数を算出し、これと設定し
た処理装置とから当該媒体を処理する処理装置53を特
定する。ホストコンピュータは特定した処理装置情報を
自動搬送装置51に対して通知し、自動搬送装置51は
媒体ごとに使用する処理装置情報を受け取ると、その処
理装置の位置に媒体を搬送し、ホストコンピュータは当
該処理装置に媒体に書き込むべきファイルを送信して媒
体処理が行われる。したがって、処理装置における媒体
処理においては、媒体と書き込むべきファイルとのミス
マッチングを生じることなく、高速な媒体処理を自動的
に行うことができる。
【0007】
【作用】本発明は識別情報を有する媒体に識別情報に対
応する個人データを書き込む等の処理を行う媒体自動処
理システムにおいて、媒体自動搬送装置内に直列に媒体
識別装置、複数の処理装置を設置し、これらをそれぞれ
ホストコンピュータで制御することにより、自動的かつ
高速に媒体処理を行うようにしたものである。媒体自動
搬送装置は、媒体を順次所定位置に搬送し、識別装置に
より媒体の識別処理が行われる。識別情報はホストコン
ピュータに送信され、ホストコンピュータでは識別情
報、エラー情報、または媒体検知センサからの出力によ
り処理枚数を算出し、算出した処理枚数と、あらかじめ
使用することを設定した処理装置とにより、媒体毎に使
用する処理装置を特定し、特定した使用する処理装置情
報を自動搬送装置に知らせ、これを受け取った自動搬送
装置は特定された処理装置へ媒体を搬送し、データ書き
込み等の処理が行われる。ホストコンピュータでは媒体
毎に処理装置を特定し、特定した処理装置を自動搬送装
置に知らせるとともに、当該処理装置に対して媒体毎の
処理が行えるように書込みファイルを送信しているので
媒体とファイルの不一致が生ずることはなく、媒体への
処理が正確に行える。こうして、媒体の供給・搬送、媒
体の識別、媒体へのデータ書込み等の処理がすべて自動
化され、正確かつ高速な媒体処理を行うことが可能とな
る。
【0008】
【実施例】図3は本発明をICカード発行処理システム
に適用した場合の構成を示す図、図4はICカード発行
処理システムの制御系を示す図、図5は装置構成を示す
図で、図5(a)は平面図、図5(b)は側面図であ
る。図中、10はICカード自動発行処理装置、11は
ホストコンピュータ、12は自動搬送装置コントロー
ラ、13はカード識別装置コントローラ、14はICユ
ニットコントローラ、20はマガジン、21はマガジン
コンベア、22は入口出口コンベア、23は4連押し出
しプッシャ(プッシャ)、24はICカード、25は
4連供給プッシャ(プッシャ)、26はチェーンコン
ベア、27は識別装置供給プッシャ(プッシャ)、3
0はカード送り装置、31は識別装置(本実施例では磁
気データ識別装置)、32は識別装置排出プッシャ(プ
ッシャ)、33はIC供給コンベア、40はICカー
ド供給プッシャ(プッシャ)、41はICカード搬送
装置、42はICユニット、43は選別コンベア、44
はICカード排出プッシャ(プッシャ)、45は良品
ストッカ、46は不良品ストッカ、47はリテストスト
ッカ、51はICカード検知センサである。
【0009】本実施例はICカードの発行処理を高速で
行うようにしたものであり、ICカードには既に磁気デ
ータ(所有者の名前、生年月日、会員番号、口座番号
等)、バーコード、顔写真等の個人識別情報が書き込ま
れているものとする。
【0010】図4の制御系において、ICカード自動発
行処理装置10は、自動搬送装置コントローラ12、識
別装置コントローラ13、8個のICユニットコントロ
ーラ14を有しており、それぞれホストコンピュータ1
1と通信して制御されている。自動搬送装置コントロー
ラ12は、ホストコンピュータ11と交信しつつ、IC
カードを所定のシーケンスに従って搬送させるべく各搬
送手段を制御するためのものである。識別装置コントロ
ーラ13は搬送されてくるICカードを検知して個人識
別情報を読み取るためのものである。ICユニットコン
トローラ14は、個人識別情報を基にホストコンピュー
タで検索生成されたIC書き込みファイルをホストコン
ピュータから受け取り、対応するICカードにファイル
の書き込みを行うとともに、処理が終了したカードを正
常、異常、リテスト等に分類するためのものである。ま
た、自動搬送装置コントローラ12はホストコンピュー
タと通信するとともに、識別装置コントローラ13、I
Cユニットコントローラ14とも通信し、カード搬送を
行っている。
【0011】次に、ICカード自動発行処理装置のシス
テム構成を示す図3、装置構成を示す図5(a)(b)
を参照して説明する。ICカードを収納するマガジン2
0は4列構成になっていて、例えば各列に100枚づ
つ、合計400枚のICカードが収納できるようになっ
ている。このマガジン20は自動搬送装置のマガジンコ
ンベア21で上方へ搬送され、入口出口コンベア22に
渡されて所定位置に来たときに4連押し出しプッシャ2
3により4枚単位でICカード24が押し出されるよう
になっている。押し出されたICカード24は、4連供
給プッシャ25によりチェーンコンベア26に載せられ
て搬送される。チェーンコンベア26で搬送されたIC
カードは、所定位置で識別装置供給プッシャ27により
カード送り装置30に1枚づつ送り出される。ICカー
ドが送り出されたことはICカード検知センサ51によ
り検知される。
【0012】カード送り装置30によるカード搬送は、
自動搬送装置コントローラ12から識別装置コントロー
ラ13へスタート信号を送信して開始される。カード送
り装置30には1種または数種の識別装置31が設置さ
れており、それぞれ磁気データ(所有者の名前、生年月
日、会員番号、口座番号等)、バーコード、顔写真等の
個人識別情報を読み取れるようになっている。識別装置
31が、例えば磁気データ識別装置31a、バーコード
識別装置31b、顔写真識別装置31cの3種類からな
っている場合には、最初に識別装置31aで識別処理
し、識別できたときには他の2つの識別装置での識別処
理は省略する。また、識別装置31aで識別ができなか
った場合には、次の識別装置31bで識別処理し、識別
できた場合には識別装置31cでの識別処理は省略す
る。このように、各識別装置をシリアル動作させ、最初
に識別に成功した段階で識別処理を終了させて処理の高
速化を図るようにする。すべての識別装置によっても識
別できなかったときには、カード送り装置30を逆搬送
して再度識別処理をあらかじめ設定されている回数繰り
返す。なお、識別に際しては顔写真のデータ変換は時間
がかかるので、処理時間が短い順番に識別するように識
別装置を配列するのが望ましい。また、識別処理した結
果はホストコンピュータに送信され、例えば1つの識別
装置に連続的にエラーが発生したような場合には、以
後、該当する識別装置での識別は行わないようにホスト
コンピュータで制御する。これにより、動作途中に特定
の装置に異常が発生しても、未処理の媒体数を最小限に
おさえ、かつ処理操作全体の流れを止めずに連続操作の
継続が可能である。
【0013】個人情報を識別されたICカードは、さら
にカード送り装置30で搬送された後、識別装置排出プ
ッシャ32によりIC供給コンベア33に送り出され
る。IC供給コンベア33では順次ICカードを搬送
し、4枚単位でICカード供給プッシャ40によりIC
カード搬送装置41に送りだす。このとき自動搬送装置
コントローラに対してはホストコンピュータから、各カ
ードに対してデータ書き込みを行うICユニット番号が
知らされ、該当するICユニットにセットされるように
IC供給コンベア33が搬送制御される。
【0014】ICカード搬送装置41は、例えば4列構
成になっていて、1列にICカード4枚を載せることが
できるようになっている。まず、ICカード供給プッシ
ャ40により図の番号1´〜4´の位置に、次いで番号
5´〜8´の位置にそれぞれ4枚のカードがセットされ
ると、ICカード搬送装置41により8枚のカードが図
の右方へ1ステップ搬送される。1´〜8´の位置のカ
ードが1〜8の位置にセットされる。その結果、空いた
1列の番号1´〜4´の位置にICカード供給プッシャ
40により4枚のカードがセットされ、またIC供給コ
ンベア33の番号5´〜8´の位置に次の4枚のカード
がもたらされる。番号1〜8、1´〜8´の位置の16
枚のカードは番号1〜8の位置のカードがIC書込み処
理終了かつ1″〜8″の位置にカードがないことを確認
したのち、ICカード供給プッシャ40によりICカー
ド搬送装置41上に送り出されることになる。このよう
な順序でICカード搬送装置41にセットされたICカ
ードは、ICユニット42によりデータ書き込みが行わ
れる。ICユニット42は、本実施例では8個設けられ
ており、それぞれホストコンピュータから各カードに対
して書き込むを行う装置が指定されるとともに、指定さ
れたユニットに対して個人ファイルが転送されてファイ
ルの書き込みを行う。したがって、カードと個人ファイ
ルのミスマッチングが起こる恐れはない。処理が終了し
たICカードは、順次選別コンベア43に載せられ、I
Cカード排出プッシャ44により良品ストッカ45、不
良品ストッカ46、リテストストッカ47にそれぞれ選
別して排出される。選別処理はICユニット42で行わ
れ、良品か不良品かは、例えばICカードからの出力情
報がレスポンス情報と相違する等により判断し、ICピ
ンの接触不良の場合はリテストとなり、結果はホストコ
ンピュータに送られ、自動搬送装置コントローラ12は
IC書込み装置から情報を受け取り、排出処理が行われ
る。
【0015】次に、図6〜図10により自動搬送装置コ
ントローラで行われる処理フローについて説明する。 〔段階1〕図6において、電源ONし、ホストコンピュ
ータからイニシャライゼーションの命令を受信すると、
装置各所に配置されているセンサにより自動搬送装置内
部に残っているカードの有無をチェックし、またダミー
データを送って識別装置、ICユニットとの伝送チェッ
クを行う。イニシャライズの結果(OK、NG)はホス
トコンピュータへ転送され、NGであれば再度イニシャ
ライゼーション待ちとなり、OKであれば始動命令待ち
となる。ホストコンピュータから始動命令を受信する
と、コントローラ内部のカウンタ等をクリアする。コン
トローラ内部には、IC供給コンベアのカウンタc、I
Cユニットのカウンタn、ICユニットを1個のみ使用
する場合のカウンタqがあり、これらをリセットすると
ともに、前カードのICユニット番号In-1 =0とす
る。
【0016】〔段階2〕次に、カード送り装置30の入
口に対応したチェーンコンベア26が空いているか否か
(カードの有無)のチェックを行う。カードの有無
チェックの説明のために、図8によりカード供給部フロ
ーを説明する。自動搬送装置が始動すると、マガジンが
上昇し、プッシャ(4連押し出しプッシャ23)でカ
ードを押し出し、チェーンコンベア26へ載せる待ちス
テージにカードがあるか否か(カードの有無)をチェ
ックし、カードがなければ同様の処理を繰り返し、カ
ードがあればチェーンコンベア26にカードがあるか
否か(カードの有無)をチェックし、なければチェー
ンコンベアは空いているのでプッシャ(4連供給プッ
シャ25)でカードをチェーンコンベアにセットする。
そして、カード送り装置30の入口に対応したチェーン
コンベア26が空いているか否か(カードの有無)を
チェックし、カードがなければチェーンコンベアを1
ステップ駆動し、カードがあれば待ちの状態になる。
以後、同様の処理で順次、カードが供給されることにな
る。
【0017】図6に戻り、上記カード供給処理により供
給されるカードの有無をチェックし、なければカード
がくるまで待ち、あればプッシャ(マガジン供給プッ
シャ27)でカード送り装置30へ供給する。次いで、
識別装置コントローラからのレディ信号を受け取ると識
別装置コントローラに対してスタート信号を送り、カー
ド送り装置30によりカード搬送が行われる。識別装置
31ではカードのデータチェックを行い、識別装置コン
トローラよりリトライ信号を受信した場合には、自動搬
送装置コントローラはカード送り装置30によりカード
を逆搬送し、再度搬送をやり直す。データチェック結果
が正常であれば識別装置よりエンド信号を受信する。
【0018】エンド信号を受信し、ホストコンピュータ
よりカードをセットするICユニットの番号In を受け
取ると、ICユニットへのカードセット処理に移行す
る。なお、ノイズ等のためにICユニットの番号In
受信がうまくいかない場合には、ホストコンピュータに
対してリトライ信号を送信し、番号In の受信待ちとな
る。
【0019】〔段階3〕図7において、現在搬送してい
るカードをセットすべきICユニット番号Inと、IC
ユニットの番号を示すカウンタ値nとを比較し、一致し
ていない場合にはコンベアフロー処理を行って両者を一
致させる。コンベアフロー処理について図9により説明
する。図9において、カウンタ値nをn+1とし、n=
9であればIC供給コンベア33が1回転した状態であ
るのでn=1とし、次にIC供給コンベア33が何ステ
ップ動いたかを示すカウンタ値cがc=4であるか否か
チェックする。c=4であればIC供給コンベア33に
はカードが4枚セットされているのでプッシャ(IC
カード供給プッシャ40)によりICカード搬送装置4
1に送り出す。次に、c=8であるか否かチェックし、
c=8であればIC供給コンベア33が4ステップ動い
てカードが4枚セットされた状態である。そしてカード
(選別コンベア43への待ちステージのカード)の有
無をチェックし、あればICカード搬送装置41は動か
せないので待ちの状態となる。カードがない場合に
は、ICユニットからレディ信号を受け取り、ICユニ
ットにスタート信号を送ってIC搬送を行い、カウンタ
値cをリセットする。また、c=8でなければ、まだカ
ードは4枚セットされていないのでIC供給コンベア3
3を1ステップを動かしてcをc+1とする。
【0020】図7に戻り、上記コンベアフロー処理によ
りIC供給コンベア33を動かしてn=In とし、次い
でIn =In-1 が成立している否かチェックする。I
n-1 は前カードのICユニットの番号であるので通常は
n =In-1 とはならず、ICユニットIn に行くべき
カードがきているのでプッシャ(マガジン排出プッシ
ャ32)によりコンベア33にカードをセットする。ホ
ストコンピュータからは最後のカードを示すLAST命
令、次のカードがあることを示すCONTINUE命令
のいずれかが送信され、CONTINUE命令を受信し
たらIn-1 をInとして記憶し、同様の処理を繰り返
す。また、LAST命令を受信したらカードの発行処
理、排出処理に移行する。なお、ICユニットを1つだ
け使用する場合には、常にIn =In-1 であり、このと
きはIC供給コンベア33を1回転させる空送り処理を
行う。すなわち、In =In-1 のときは図9のコンベア
フローによりIC供給コンベアを1ステップ動かしてq
=q+1としてカウンタ値qを1カウントアップする処
理をq=8になるまで行い、q=8になったときコンベ
アは1回転するのでq=0とする。なお、実際にはコン
ベアを動かさずに内部のカウンタのみカウントアップし
てq=0とする処理を行っている。
【0021】〔段階4〕LAST命令を受信すると、再
度コンベアの空送り処理を行う。すなわち、q=q+1
として9−In と比較し、9−In に一致するまでコン
ベア処理フローでコンベアを1ステップづつ動かしてq
をカウントアップする。例えば、最後のカードに対する
ICユニットの番号In がIn =5であったとすると、
9−In=4である。一方、ここでの処理に到るまでに
qは必ず0であるので(段階3参照)、4と一致するま
でに4回コンベアを空送りすることになる。こうして所
定のコンベア位置にカードがセットされると、カード
がない(カード排出位置にカードがない)ことを条件と
し、さらにICユニットからパス/フェイル信号を受け
取ってICを搬送した後、カードを排出する。
【0022】カードの排出処理は、図10に示すよう
に、ICユニットからパス/フェイル信号を受け取り、
カードがないことを条件にカードの排出処理を行うも
のである。
【0023】なお、上記実施例ではICカード自動搬送
装置、ICカード識別装置、ICカード書込み装置をす
べてホストコンピュータで制御するようにしたが、本発
明はこれに限らずいろいろな変形が可能である。例え
ば、ICカード識別装置でICカード書込み装置を決定
してICカード自動搬送装置に知らせたり、ICカード
自動搬送装置にセンサを設置してカード検知し、この検
知情報に基づいてICカード書込み装置を決定し、決定
したICカード書込み装置をホストコンピュータに知ら
せるようにすれば、ホストコンピュータの負担を軽減す
ることができる。この他にも、例えば、ICカード自動
搬送装置でカード検知し、この検知情報に基づいてホス
トコンピュータでICカード書込み装置を決定し、決定
したICカード書込み装置をICカード自動搬送装置に
知らせる方式、ICカード識別装置で読み取った識別情
報に基づいてホストコンピュータでそのカードを搬送す
るIC書込み装置を決定してICカード自動搬送装置に
知らせる方式、ICカード識別装置でカードを搬送する
IC書込み装置を決定してホストコンピュータに知ら
せ、ホストコンピュータからカードを搬送するIC書込
み装置をICカード自動搬送装置に知らせる方式、IC
カード自動搬送装置のICカード識別装置への搬送終了
命令と同時にICカード自動搬送装置でそのカードを搬
送するICカード書込み装置を決定する方式等さまざま
な変形が可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、媒体の供
給、識別、データ書込み等の処理を行う装置の特定等を
すべて自動化し、正確かつ高速に処理することが可能と
なり、例えばICカード等のカード発行処理に適用する
ことにより自動搬送装置内に直列にカード識別装置、複
数のカード書き込み装置を設置し、これらをそれぞれホ
ストコンピュータで制御することにより、カードの供給
・搬送、カードのチェック、カードへのデータ書込み、
書き込み処理のチェック等すべて自動化され、これら特
定装置の故障が生じても、未処理の媒体数を最小限にお
さえ、連続処理が可能であり、また媒体毎に固有の処理
を行う際の処理内容は媒体とのマッチングが正確かつ高
速な発行処理を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシステム構成を示す図である。
【図2】 処理工程を示す図である。
【図3】 ICカード発行処理システム構成を示す図で
ある。
【図4】 ICカード発行処理システムの制御系を示す
図である。
【図5】 装置構成を示す図である。
【図6】 自動搬送装置の処理フローを示す図である。
【図7】 自動搬送装置の処理フローを示す図である。
【図8】 カード供給部の処理フローを示す図である。
【図9】 コンベアフロー処理を示す図である。
【図10】 カード排出処理フローを示す図である。
【図11】 従来のICカード発行処理を説明するため
の図である。
【図12】 ICカードを説明する図である。
【符号の説明】
11…ホストコンピュータ、31…識別装置、51…自
動搬送装置、52…媒体検知センサ、53…処理装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体を搬送する自動搬送装置と、自動搬
    送装置内に直列に設置された媒体から識別情報を読み取
    る1種または数種の識別装置と、読み取った媒体の識別
    情報を基に媒体に対して処理を行う複数の処理装置と、
    各装置を制御するホストコンピュータとを備えた媒体自
    動処理システムにおいて、ホストコンピュータは識別装
    置から送信される媒体のデータに基づいて処理媒体数を
    カウントして記憶することを特徴とする媒体自動処理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、識別
    装置から送信される媒体のデータは、自動搬送装置の識
    別装置搬送部に設置された媒体検知センサの検知データ
    であることを特徴とする媒体自動処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシステムにおいて、識別
    装置から送信される媒体のデータは、識別情報またはエ
    ラー情報であることを特徴とする媒体自動処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のシステムにおいて、ホス
    トコンピュータは、処理媒体数と、あらかじめ設定され
    た処理装置とから当該媒体のファイルを送信すべき処理
    装置の情報を算出することを特徴とする媒体自動処理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のシステムにおいて、ホス
    トコンピュータは、識別装置または処理装置からあらか
    じめ設定した回数連続してエラー情報を受信した場合、
    その識別装置または処理装置を使用しないように再設定
    して処理を続行し、使用する識別装置または処理装置が
    全てまたは設定個数使用不可となったときはシステムの
    処理を終了することを特徴とする媒体自動処理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のシステムにおいて、自動
    搬送装置は、媒体を所定位置に搬送したときホストコン
    ピュータから算出した処理装置情報が送信され、媒体を
    当該処理装置へ搬送することを特徴とする媒体自動処理
    システム。
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