JPH06202704A - 産業機械における作業量制御装置 - Google Patents

産業機械における作業量制御装置

Info

Publication number
JPH06202704A
JPH06202704A JP34910292A JP34910292A JPH06202704A JP H06202704 A JPH06202704 A JP H06202704A JP 34910292 A JP34910292 A JP 34910292A JP 34910292 A JP34910292 A JP 34910292A JP H06202704 A JPH06202704 A JP H06202704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
amount
concrete
discharge
engine speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34910292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Horie
浩之 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIWA KIKO
Daiwa Kiko KK
Original Assignee
DAIWA KIKO
Daiwa Kiko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DAIWA KIKO, Daiwa Kiko KK filed Critical DAIWA KIKO
Priority to JP34910292A priority Critical patent/JPH06202704A/ja
Publication of JPH06202704A publication Critical patent/JPH06202704A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Machines (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 互いに関連する複数の制御量のうち一つの制
御量を変更すると、それに応じて他方の制御量の適正量
が演算され、一つの作業量を正確に制御する。 【構成】 コンクリート移送機構K1の吐出量増減スイ
ッチ47,48にアップダウン制御回路66を接続す
る。この制御回路66には適正量演算処理回路67を接
続する。前記制御回路66及び処理回路67には無線送
信部61を接続する。受信用操作ユニット65側には移
送機構の吐出量調節用のモータ28に動作信号を出力す
るコントロールアンプ27を接続する。同様にエンジン
1の回転数を調節するモータ32にコントロールアンプ
31を接続し、前記吐出量増減スイッチ47,48の動
作信号に基づいて、演算処理回路67により適正エンジ
ン回転数を演算し、この演算データに基づいてエンジン
回転数をコンクリート移送機構K1の吐出量にあった適
正回転数に自動的に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばコンクリートポ
ンプ車、クレーン車あるいはパワーショベル車等の産業
機械における作業量制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリートポンプ車は車体フ
レーム上に生コンクリートを収容するホッパーからコン
クリートを吸い込んで吐出するコンクリート移送機構を
備え、該移送機構から吐出された生コンクリートが移送
チューブ内を通って作業現場に供給されるようになって
いる。又、前記コンクリート移送機構はエンジンによっ
て駆動される可変容量油圧ポンプと、該油圧ポンプの圧
油により駆動される油圧シリンダと、該油圧シリンダに
より動作されて生コンクリートをホッパーから移送チュ
ーブへと圧送する圧送シリンダとにより構成されてい
る。そして、コンクリート移送機構から吐出されるコン
クリートの吐出量は、前記可変容量油圧ポンプの斜板の
傾転角を変更する制御機構によって調整されるようにな
っている。さらに、エンジンの回転数をスロットルバル
ブと連動する制御機構により前記可変容量油圧ポンプの
回転数を調整することにより、コンクリート移送機構か
らの吐出量を調整するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコンクリー
トポンプ車では、操作ボックスに設けた操作スイッチを
操作して前記コンクリート吐出量調整用の制御機構を動
作し、可変容量油圧ポンプの吐出油量に比例するコンク
リート移送機構のコンクリート吐出量を調整している。
このコンクリート吐出量調整操作はエンジンの回転数制
御と無関係に行われるため、エンジンの回転数の変動に
より実際のコンクリート吐出量が変動する。このため、
作業者が実際のコンクリート吐出量を目視して多い場合
には吐出量を減少し、少ない場合には増大するように調
整していた。この作業は作業者の感に頼って行われるた
めコンクリート吐出量を正確に把握できず、コンクリー
トの供給量が不正確になるという問題があった。
【0004】又、従来のコンクリートポンプ車において
は、エンジンの回転数を増減するためのスロットルバル
ブ(アクセル)増又は減のスイッチも設けられている。
コンクリート移送機構の吐出量及びエンジンの回転数の
両方を適正に制御することによりコンクリート移送機構
の実際の吐出量が決まる。このため、エンジン回転数を
単独制御しても、又、コンクリート移送機構の吐出量制
御とエンジンの回転数制御をそれぞれ独立して作業者が
行うようにしてもコンクリート移送機構の容量調整作業
が困難となる。すなわち、時にはエンジンが過負荷でス
トップしたり、反対に吐出量の割にエンジンが過回転で
経済性が低下したりするという問題がある。
【0005】このように、コンクリート移送機構の吐出
量を作業者が感覚的にコントロールしていたので、作業
者が熟練を必要とし、コンクリートの供給作業を正確か
つ迅速に行なうことができないという問題があった。
【0006】この発明の目的は上記従来技術に存する問
題点を解消して例えばコンクリートポンプ車のようにコ
ンクリート移送機構の吐出量制御機構と、コンクリート
移送機構を駆動するエンジンの回転数制御機構のように
互いに関連する複数の制御機構のうち一つの制御機構の
制御量を変更すると、それに応じて他方の制御機構の制
御量が適正量に演算され、実際の作業量を正確に設定す
ることができる産業機械における作業量制御装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するため、例えばコンクリート移送機構
の吐出量を制御する制御機構と、前記移送機構を駆動す
るエンジンの回転数を制御する制御機構のように、一つ
の作業量に互いに関連する複数の制御機構の制御量を個
別に増減調整する複数の制御機構操作手段を備えたコン
クリートポンプ車、クレーン車あるいはパワーショベル
車等の産業機械において、前記一つの制御機構の操作手
段から出力された制御量の変更指示データに基づいて他
の制御機構の適正制御量を予め記憶装置に記憶したデー
タに基づいて演算する適正制御量演算手段を備え、その
適正制御量演算手段により演算されたデータにより他の
制御機構を駆動するように構成している。
【0008】又、請求項2記載の発明は、請求項1にお
いて、複数の制御機構のそれぞれの制御量を表示する表
示手段を備えている。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明は、一つの制御機構操作手
段により一つの制御機構の制御量が変更されると、その
変更指示データに基づいて他方の制御機構の適正制御量
が予め記憶装置に記憶されたデータに基づいて適正制御
量演算手段により演算される。このため、その演算デー
タにより他の制御機構を駆動することにより、例えばコ
ンクリート移送機構の吐出量等の一つの作業内容が適正
量に制御される。
【0010】又、請求項2記載の発明は、複数の制御機
構のそれぞれの制御量が表示手段により表示されるの
で、作業者の制御作業が迅速に行われる。
【0011】
【実施例】以下、この発明をコンクリートポンプ車にお
ける作業量制御装置として具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。
【0012】図2に示すようにコンクリートポンプ車の
車体フレーム上には可変容量型のコンクリート移送機構
K1が設置されている。このコンクリート移送機構K1
を図3に基づいて説明すると、エンジン1の出力軸には
回転駆動軸を介して可変容量油圧ポンプ3が連結されて
いる。この油圧ポンプ3の吸入側には油タンク4が接続
され、吐出側にはアンロード弁2と切換弁5を介してコ
ンクリート圧送用油圧シリンダ6,7が接続されてい
る。又、前記両シリンダ6,7にはコンクリートを移送
するシリンダ8,9が連結され、両シリンダ8,9には
コンクリート吸入・吐出切換機構10が連結されてい
る。この切換機構10には生コンクリートを収容するホ
ッパー11が接続されている。又、前記コンクリート吸
入・吐出切換機構10には切換シリンダ12,13が連
結され、前記両シリンダ12,13の切り換え動作によ
りホッパー11内のコンクリートを移送チューブ14先
端の供給ノズルから作業現場の例えばコンクリート型枠
内に供給可能となっている。
【0013】前記エンジン1には定容量油圧ポンプ15
が連結され、その吐出側には切換弁16を介して前記切
換シリンダ12,13に作動圧油を供給可能である。
又、前記切換弁5,16の両吐出管路間にはコンクリー
ト圧送用油圧シリンダ6,7と切換シリンダ12,13
との作動タイミングを合わせるため、油圧回路が工夫さ
れている。
【0014】すなわち、油圧シリンダ6が伸長動作され
ると、切換シリンダ12によってコンクリート吸入・吐
出切換機構10は、コンクリート移送シリンダ8と移送
チューブ14とを接続し、ホッパー11とは遮断され
る。このためコンクリートはコンクリート移送シリンダ
8によって移送チューブ14へ吐出される。又、油圧シ
リンダ7が収縮動作をする場合、切換シリンダ13によ
ってコンクリート吸入・吐出切換機構10は、コンクリ
ート移送シリンダ9と、ホッパー11を接続し、移送チ
ューブ14とは遮断される。このためコンクリートは移
送シリンダ9によってホッパー11より吸入される。こ
れらの動作を反復することによってコンクリートの吸入
・吐出が自動的に行われる。
【0015】さらに、前記エンジン1には定容量油圧ポ
ンプ18が連結され、該ポンプ18の吐出側には切換弁
19を介して前記移送チューブ14を装着する伸縮ブー
ムBを駆動するブーム伸縮シリンダ20〜23及びブー
ム旋回機構(図示略)を駆動する油圧モータ24に圧油
を供給可能である。
【0016】図4に示すように前記可変容量油圧ポンプ
3にはその吐出油量を変更する斜板3aの傾転角αを調
整してポンプ吐出油量を調節するフィードバック制御機
構K2が設けられている。この制御機構K2は前記ポン
プ3の吐出管路に設けた吐出油量センサ25と、該セン
サ25の信号を入力するセンサアンプ26と、該アンプ
26に接続されたコントロールアンプ27と、該コント
ロールアンプ27に接続され、かつ前記斜板3aの傾転
角αを調整するモータ28又は電磁比例弁とにより構成
されている。
【0017】従って、前記吐出油量センサ25により検
出された吐出油量データをセンサアンプ26により増幅
した後、コントロールアンプ27に入力し、後述する送
信用操作ユニット35側から該コントロールアンプ27
に入力された吐出量の変更データと検出された前記吐出
油量データとによりモータ28又は電磁比例弁の必要制
御(回転)量を演算し、この演算データをコントロール
アンプ27から前記モータ28に出力して該モータ28
を回転制御し、斜板3aの傾転角αを変更する。そし
て、油圧ポンプ3の吐出油量、つまりコンクリート移送
機構K1の吐出量δを調整するようにしている。
【0018】又、前記エンジン1にはそのエンジン回転
数Nを変更するスロットルバルブ33の開度を調整して
該回転数Nを調節するフィードバック制御機構K3が設
けられている。この制御機構K3は前記エンジン1の出
力軸に設けた回転数センサ29と、該センサ29の信号
を入力するセンサアンプ30と、該アンプ30に接続さ
れたコントロールアンプ31と、該コントロールアンプ
31に接続され、かつ前記スロットルバルブ33の開度
を調整するモータ32とにより構成されている。
【0019】従って、前記回転数センサ29により検出
された回転数データをセンサアンプ30により増幅した
後、コントロールアンプ31に入力し、後述する送信用
操作ユニット35側から該コントロールアンプ31に入
力された回転数の変更データと検出された前記回転数デ
ータとによりモータ32の必要制御(回転)量を演算
し、この演算データをコントロールアンプ31から前記
モータ32に出力して該モータ32を回転制御し、スロ
ットルバルブ33の開度を調整して、エンジン回転数N
を変更するようにしている。このエンジン回転数Nの変
更により、油圧ポンプ3の回転数が変更されてその吐出
油量、つまりコンクリート移送機構K1の吐出量δが調
整される。
【0020】次に、前記のように構成したコンクリート
ポンプ車の可変容量油圧ポンプ3から吐出される油量に
比例する生コンクリートの吐出量δを調整するための吐
出量制御装置について説明する。
【0021】図5及び図6に示すように送信用操作ユニ
ット35の操作ボックス36の前面には電源入りスイッ
チ37及び電源切りスイッチ38が設けられている。
又、高速スイッチ39及び予備スイッチ40も設けられ
ている。さらに、前記ブームBを旋回するブーム右旋回
スイッチ41及び左旋回スイッチ42が設けられるとと
もにブームBを伸長又は縮小する前記シリンダ20〜2
3を動作する複数の伸長スイッチ43及び縮小スイッチ
44が設けられている。
【0022】又、操作ボックス36の前面には可変容量
油圧ポンプ3より吐出される圧油を切換弁5、油圧シリ
ンダ6,7へ流すためのアンロード弁2を作動するため
の吐出入りスイッチ45及び可変容量油圧ポンプ3の圧
油を停止するための吐出切スイッチ46が設けられると
ともに、吐出量増加スイッチ47及び吐出量減少スイッ
チ48が設けられている。前記スイッチ47,48と近
接してモータ32によるスロットルバルブ33の回動
量、つまり前記エンジン回転数Nを増加するスイッチ4
9及び同じく減少するスイッチ50が設けられている。
さらに、操作ボックス36の前面には警報スイッチ5
1、コンクリート移送機構K1の逆転スイッチ52及び
表示部53が設けられている。この表示部53の液晶表
示パネル54には吐出量表示エリア55と回転数表示エ
リア56が設けられており、その左側には状態情報表示
エリア57が設けられ、このエリア57には例えば節
電、電源、高速、吐出、高圧、待機、電池、無線、異常
等の文字が表示されるようになっている。
【0023】図1に示すように前記送信用操作ユニット
35の内部には送信用制御回路60が設けられている。
該送信用制御回路60は無線送信部61と接続され、送
信部61には内蔵アンテナ62が設けられている。
【0024】一方、前記アンテナ62を介して伝達され
た各種制御情報を含む電波信号は無線受信部63のアン
テナ64で受信され、受信用操作ユニット65からの出
力情報に基づいて前記センサアンプ26,30、コント
ロールアンプ27,31等からなる前記制御機構K2,
K3がそれぞれ制御動作されるようになっている。
【0025】次に、前記送信用制御回路60について説
明すると、前記吐出量増加スイッチ47及び減少スイッ
チ48の制御信号は、第1アップダウン制御回路66に
入力されるようにしている。そして、第1アップダウン
制御回路66によって吐出増減のカウントアップ、カウ
ントダウン制御が行われる。つまり、操作スイッチ4
7,48が操作される毎に該当する値を増加又は減少
し、例えば1秒以上オンされているときは0.5秒毎に
1つずつ増減される。
【0026】又、前記第1アップダウン制御回路66に
は前記吐出量増減スイッチ47,48により変更された
吐出量データに基づいてエンジン回転数Nの適正回転数
Nsを演算するためのマイクロコンピュータを具備する
演算処理回路67が接続されている。この演算処理回路
67には第2アップダウン制御回路68が接続され、該
制御回路68には前記エンジン回転数Nを増加する前記
スイッチ49及び同じく減少するスイッチ50が接続さ
れている。そして、第2アップダウン制御回路68によ
ってエンジン回転数N増減のカウントアップ、カウント
ダウン制御が行われる。つまり、操作スイッチ49,5
0が操作される毎に該当する値を増加又は減少し、例え
ば1秒以上オンされているときは0.5秒毎に1つずつ
増減される。又、エンジン回転数Nの単独制御データを
入力したり、前記適正回転数Nsを調整したりすること
も可能である。
【0027】前記演算処理回路67には各種の制御用デ
ータを記憶するための記憶装置としての読み出し専用メ
モリーROM69が接続されている。又、前記演算処理
回路67には各種のデータを一時的に記憶するためのメ
モリーRAM70が接続されている。前記ROM69に
は表1に示すような例えばエンジン回転数N、斜板3a
の傾転角α及びコンクリート移送機構K1の吐出量δの
各下限と上限、エンジン適正回転数Nsの演算に必要な
係数k1 ,k2 等の各種のデータが予め記憶されてい
る。
【0028】
【表1】
【0029】表1に示すように、カウント数は0〜63
最大(6ビット)で、カウント値は機種により異なる。
又、可変容量油圧ポンプ3の斜板3aの傾転角αは、実
際に操作される吐出増減のデータであって、吐出量δ=
傾転角α×(エンジン回転数N÷係数k1 )として演算
される。なお、エンジン回転数Nはスロットルバルブ3
3の開度と同じ意味である。
【0030】そして、前記吐出量増減スイッチ47,4
8により設定された吐出量δに応じて、演算処理回路6
7によりエンジンの適正回転数Nsを演算する処理が以
下のようにして行われる。
【0031】まず、斜板3aの傾転角αからコンクリー
ト移送機構K1の吐出量δを求める処理は、次のように
なる。
【0032】
【数1】α=δ/(N÷k1 )…(1) 従って、吐出量δは、次式となる。
【0033】
【数2】δ=α×(N÷k1 )…(2) 係数k1 はROM69のデータから読みこまれる。
【0034】次に、前記吐出量δからエンジンの適正回
転数Nsは、最低回転数をNoとすると、次の(3)式
に基づいて演算処理回路67により求められる。
【0035】
【数3】 Ns=(No×10+δ×k2 )÷10…(3) なお、計算された適正のエンジン回転数Nsを調整した
い場合には、スロットルバルブ33の増減スイッチ4
9,50により調節できる。増減量は表1に示すピッチ
となる。
【0036】従って、前記送信用操作ユニット35から
無線送信されたコンクリート移送機構K1の吐出量δを
決める一つの要素である該ポンプ3の斜板傾転角αの出
力信号は、受信アンテナ64、無線受信部63により受
信されてコントロールアンプ27に入力される。又、油
圧ポンプ3の吐出油量はセンサ25により検出されてセ
ンサアンプ26で増幅されて、コントロールアンプ27
に出力され、該コントロールアンプ27により前記吐出
量検出データと変更指示データからモータ28の制御量
が演算され、この演算データによりモータ28のフィー
ドバック制御が行われ、斜板3aの傾転角αが変更デー
タに応じた設定角度に調整される。
【0037】一方、送信用操作ユニット35から無線送
信されたエンジン適正回転数Nsデータは、受信アンテ
ナ64、無線受信部63により受信されてコントロール
アンプ31に入力される。又、エンジン回転数センサ2
9により検出されたエンジン回転数Nデータはセンサア
ンプ30で増幅されて、コントロールアンプ31に出力
され、該コントロールアンプ31により前記検出回転数
データと変更指示データからモータ32の制御量が演算
され、この演算データによりモータ32のフィードバッ
ク制御が行われ、エンジン回転数Nが適正回転数Nsに
制御される。
【0038】従って、コンクリート移送機構K1の吐出
量δは、吐出量増減スイッチ47,48を操作するのみ
で、容易に適正なエンジン回転数Nsを演算して自動的
にエンジン1の回転数Nを調整することができ、コンク
リート移送機構K1からのコンクリートの吐出量δを正
確に制御することができる。
【0039】又、前記各センサアンプ26,30からの
出力信号は、コンクリート移送機構K1の吐出量δ及び
エンジン回転数Nとして無線送信により送信用操作ユニ
ット35側に送られ、該ユニットに設けた吐出量表示エ
リア55、回転数表示エリア56にそれぞれ表示され
る。
【0040】次に、前記のように構成した作業量制御装
置について、吐出量δの変更動作の概略を図7のフロー
チャートを中心に説明する。図7のステップS1におい
て、アンロード弁2の起動スイッチ45がオンされる
と、ステップS2で油圧シリンダ6,7が起動される。
【0041】次に、ステップS3で吐出量増加スイッチ
47がオンされたか否かが、演算処理回路67により判
断され、YESの場合にはステップS4で演算処理回路
67により前記吐出量δの増加分に応じてエンジン1の
適正回転数Nsが演算され、次に前記演算データに基づ
いてモータ32が駆動されてスロットルバルブ33が回
動され、エンジン1の回転数が適正回転数Nsに調整さ
れる。
【0042】又、ステップS5でモータ28又は電磁比
例弁により油圧ポンプ3の斜板3aの傾転角αが変更さ
れる。なお、この発明は前記実施例に限定されるもので
はなく、次のように具体化することもできる。
【0043】(1)前記実施例では無線送受信方式をと
っているが、これを有線方式に適用すること。 (2)前記実施例では吐出油量センサ25、回転数セン
サ29から出力されたポンプ吐出油量に比例するコンク
リートの吐出量δ及びエンジン回転数Nの両データをそ
れぞれ液晶表示エリア55,56により表示するように
したが、これを吐出量増減スイッチ47,48及びエン
ジン回転数増減スイッチ49,50の信号に基づいて表
示するようにすること。
【0044】(3)エンジン回転数の適正回転数の演算
を行わない通常の作業量制御と、前記実施例の作業量制
御とを選択切換可能に構成すること。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明は例えばコンクリートポンプ車のようにコンクリート
移送機構の吐出量と、コンクリート移送機構を駆動する
エンジンの回転数のように互いに関連する複数の制御量
のうち一つの制御量を変更すると、それに応じて他方の
制御量の適正量が調整され、一つの作業量を正確に制御
することができる。又、適正なエンジン回転数を得るこ
とによって省エネルギー、低騒音の効果がある。
【0046】又、請求項2記載の発明は、複数の制御機
構のそれぞれの制御量が表示手段により表示されるの
で、作業者の制御作業を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明をコンクリートポンプ車の作業量制御
装置に具体化した一実施例を示すブロック回路図であ
る。
【図2】コンクリートポンプ車の略体正面図である。
【図3】コンクリートポンプ車の動作機構を示す油圧回
路図である。
【図4】作業量制御装置の回路図である。
【図5】作業量制御装置の概略斜視図である。
【図6】送信用操作ユニット側の操作ボックスの正面図
である。
【図7】作業量制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…エンジン、3…可変容量油圧ポンプ、3a…斜板、
25…吐出油量センサ、26,30…センサアンプ、2
7,31…コントロールアンプ、28…モータ又は電磁
比例弁、32…モータ、29…エンジン回転数センサ、
33…スロットルバルブ、35…送信用操作ユニット、
47…吐出量増加スイッチ、48…吐出量減少スイッ
チ、49…回転数増加スイッチ、50…回転数減少スイ
ッチ、55…表示手段としての吐出量表示エリア、56
…表示手段としての回転数表示エリア、60…送信用制
御回路、65…受信用操作ユニット、66,68…アッ
プダウン制御回路、67…演算処理回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04G 21/02 7228−2E F02D 29/04 H 9248−3G F04B 49/06 321 Z 7609−3H G05B 11/36 501 Q 7531−3H 507 H 7531−3H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 例えばコンクリート移送機構(K1)の
    吐出量を制御する制御機構(K2)と、前記移送機構
    (K1)を駆動するエンジン(1)の回転数を制御する
    制御機構(K3)のように、一つの作業量に互いに関連
    する複数の制御機構(K2,K3)の制御量を個別に増
    減調整する複数の制御機構操作手段(47,48,4
    9,50)を備えたコンクリートポンプ車、クレーン車
    あるいはパワーショベル車等の産業機械において、 前記一つの制御機構(K2)の操作手段(47,48)
    から出力された制御量の変更指示データに基づいて他の
    制御機構(K3)の適正制御量を予め記憶装置(69)
    に記憶したデータに基づいて演算する適正制御量演算手
    段(67)を備え、その適正制御量演算手段(67)に
    より演算されたデータにより他の制御機構(K3)を駆
    動するように構成したことを特徴とする産業機械におけ
    る作業量制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、複数の制御機構(K
    2,K3)のそれぞれの制御量を表示する表示手段(5
    5,56)を有している産業機械における作業量制御装
    置。
JP34910292A 1992-12-28 1992-12-28 産業機械における作業量制御装置 Pending JPH06202704A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34910292A JPH06202704A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 産業機械における作業量制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34910292A JPH06202704A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 産業機械における作業量制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06202704A true JPH06202704A (ja) 1994-07-22

Family

ID=18401508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34910292A Pending JPH06202704A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 産業機械における作業量制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06202704A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004018877A1 (ja) * 2002-08-26 2004-03-04 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. 建設機械の信号処理装置
DE202006008543U1 (de) * 2006-05-26 2006-09-14 Weber Maschinentechnik Gmbh Vorrichtung zum Überwachen, Kontrollieren und/oder Steuern von Baumaschinen
JP2013194565A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd コンクリートポンプ
JP2016536208A (ja) * 2013-09-06 2016-11-24 プッツマイスター エンジニアリング ゲーエムベーハー 作業機械及び当該作業機械を操作する方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004018877A1 (ja) * 2002-08-26 2004-03-04 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. 建設機械の信号処理装置
US7020553B2 (en) 2002-08-26 2006-03-28 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Signal processing system for construction machine
CN100393949C (zh) * 2002-08-26 2008-06-11 日立建机株式会社 施工机械的信号处理装置
DE202006008543U1 (de) * 2006-05-26 2006-09-14 Weber Maschinentechnik Gmbh Vorrichtung zum Überwachen, Kontrollieren und/oder Steuern von Baumaschinen
JP2013194565A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd コンクリートポンプ
JP2016536208A (ja) * 2013-09-06 2016-11-24 プッツマイスター エンジニアリング ゲーエムベーハー 作業機械及び当該作業機械を操作する方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6349882B1 (en) Controlling device for hydraulically operated cooling fan
JP4218261B2 (ja) ポンプユニット
EP1512798B1 (en) Hydraulic Controller for Construction Machine
WO2005098148A1 (ja) 作業機械の油圧駆動装置
JPH10252092A (ja) 建設機械の制御方法および制御装置
JPH06202704A (ja) 産業機械における作業量制御装置
JP3847475B2 (ja) 旋回系油圧装置の制御方法及び制御装置
JPH09177679A (ja) ポンプトルク制御装置
JP2002349262A (ja) 冷却用ファンの駆動制御装置
JPH0151323B2 (ja)
JP4731033B2 (ja) 油圧駆動制御装置
JPH11303814A (ja) 圧油供給装置
JP2002129602A (ja) クレーン機能付建設機械
JP3491940B2 (ja) 可変容量型油圧ポンプの制御装置
JPH10169440A (ja) 建設機械の冷却装置
JPS62220703A (ja) 建設機械の油圧制御装置
KR100473238B1 (ko) 건설기계용유압시스템및그제어방법
KR0185429B1 (ko) 선회체의 구동제어장치
JP2871871B2 (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JP3490740B2 (ja) 可変容量型油圧モータの速度制御装置
JPH0418165B2 (ja)
JPH0560236A (ja) 油圧走行式作業機の走行駆動装置
JP2002128495A (ja) 作業車の電動パワーユニット制御装置
JP3323734B2 (ja) 作業機の旋回制御装置
JPH0743448Y2 (ja) ハイブリッド油圧ユニット