JPH06202479A - マグネットロール - Google Patents

マグネットロール

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JPH06202479A
JPH06202479A JP1674193A JP1674193A JPH06202479A JP H06202479 A JPH06202479 A JP H06202479A JP 1674193 A JP1674193 A JP 1674193A JP 1674193 A JP1674193 A JP 1674193A JP H06202479 A JPH06202479 A JP H06202479A
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JP
Japan
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sleeve
flange
adhesive
magnet
projected
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JP1674193A
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Keitaro Yamashita
恵太郎 山下
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業性を低下させないで、溝付きスリーブを
フランジに固着する際に使われる接着剤がマグネットロ
ールの機能を阻害することを防止する。 【構成】 フランジ3の鍔部31の外径(D1)をスリ
ーブ5の外径(D2)より小さくし、あるいは、鍔部3
1の外径(D1)をスリーブ5に形成された溝の溝底径
より小さくして、鍔部31とスリーブ5の端部51との
間に形成される段差部Bを接着剤の溜部とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性現像剤を搬送する
ために使用されるマグネットロールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真装置や静電記録装置など
においては、磁性現像剤の搬送手段、例えば、現像ロー
ルやクリーニングロールとして、非磁性スリーブの内部
に、複数個の磁極を有する永久磁石部材を配置し、両者
を相対的に回転させるように構成したマグネットロール
が多用されている。このマグネットロールは、図4に示
すような構造のものが多い。図4において、10は、表
面に軸方向に延びる複数個の磁極を有するマグネット1
をシャフト2の周囲に固着したマグネット部材である。
マグネット1は、例えば、焼結フェライト磁石で成形し
たり、あるいは強磁性粉末と樹脂との混合物を射出成形
あるいは押出成形等の手法により一体成形することによ
り作られ、直径は15〜60mm、長さは200〜35
0mmとする場合が多い。シャフト2の両端部には、フ
ランジ42を軸受45を介して装着し、このフランジ4
2には、円筒状のスリーブ41が固着される。このスリ
ーブ41の表面には、磁性現像剤の搬送性を向上させる
ために、軸方向に複数の溝が形成されている場合が多
い。この円筒状のスリーブ41のフランジ42への固着
は、フランジ42に接着剤を塗布(フランジ42の接着
剤溜用円周溝43に接着剤を注入)した後、スリーブ4
1をフランジ42に挿入し、その後、加熱処理などによ
り接着剤を硬化させることにより行なわれていた。関連
する従来技術としては、例えば、特公昭61−3027
1号、特開平2−50182号などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、フ
ランジ42に設けられた接着剤溜用円周溝43は小さい
ので(例えば、巾1〜2mm、深さ0.5〜1mm程
度)、塗布した接着剤がスリーブ41の表面にはみ出し
て、スリーブ表面に付着してしまう。このようにしてス
リーブ41の表面に付着した接着剤44が原因となっ
て、マグネットロールの機能が阻害されてしまうことが
ある(はみ出した接着剤に現像剤が付着してしまい画質
が低下する)。よって、このはみ出した接着剤44を除
去しなければならず、従来では、この接着剤44の除去
は、溶剤を使ったふき取り作業により行われており、そ
の除去作業に手間がかかり作業性が悪かった。
【0004】そこで、本発明は、前記従来技術の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、作
業性を低下させずに、溝付きスリーブをフランジに固着
する際に使われる接着剤がマグネットロールの機能を阻
害するのを防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明では、表面に所定間隔をおいて軸方向に
溝が形成された円筒状のスリーブと、このスリーブの内
部に設けられ、表面に複数個の磁極を有するマグネット
部材と、端部外周面に鍔部を有しかつスリーブの端部が
鍔部に当接した状態で接着剤によりスリーブに固着され
るフランジとを有し、スリーブとマグネット部材とが相
対的に回転するマグネットロールにおいて、上記フラン
ジの鍔部の外径を上記スリーブの外径より小さくし、こ
の鍔部と前記スリーブの端部との間に形成される段差部
を接着剤の溜部とした。また、第2の発明では、表面に
所定間隔をおいて軸方向に溝が形成された円筒状のスリ
ーブと、このスリーブの内部に設けられ、表面に複数個
の磁極を有するマグネット部材と、端部外周面に鍔部を
有しかつスリーブの端部がこの鍔部に当接した状態で接
着剤によりスリーブに固着されるフランジとを有し、ス
リーブとマグネット部材とが相対的に回転するマグネッ
トロールにおいて、上記フランジの鍔部の外径を上記ス
リーブに形成された溝の溝底径より小さくし、この鍔部
と前記スリーブの端部との間に形成される段差部を接着
剤の溜部とした。
【0006】
【作用】上記本発明によれば、フランジの鍔部とスリー
ブの端部との間に段差部が形成され、この段差部を接着
剤がはみ出して溜る溜部として利用できる。このように
すれば、接着剤がスリーブの外周面より外側にはみ出さ
ないため、固着のために使った接着剤がマグネットロー
ルの機能を阻害するようなことはない。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図により説明する。本発明
に係るマグネットロールの構成を図1により説明する。
図1(a)はマグネットロールの縦断面図であり、図1
(b)は、図1(a)のA−A断面図である。マグネッ
トロール100は、円筒状のスリーブ5の内部に、表面
に複数個の磁極を有するマグネット1をシャフト2の周
囲に固着して形成したマグネット部材10を配置して形
成される。スリーブ5は、アルミニウム合金やステンレ
ス鋼などの非磁性金属材料で形成されている。
【0008】スリーブ5の両端には、スリーブ駆動用の
フランジ3aと、スリーブ同心保持用のフランジ3bと
が装着されている。このフランジ3a,3bは、例え
ば、アルミニウム合金等の非磁性金属材料で形成されて
いる。そして、スリーブ5の両端部は、フランジ3a及
び3bにそれぞれ挿入され接着剤にて固着される。ここ
でフランジ3aは、外部駆動源(図示せず)からの駆動
力をスリーブ5に伝達するための軸35を有している。
フランジ3a,3bの内部には、軸受4がそれぞれ嵌装
されており、これら軸受4によりシャフト2が支持され
る。このような構成を有することにより、スリーブ5と
マグネット部材10とが相対的に回転できるようになっ
ている。
【0009】上記円筒状のスリーブ5と平行に感光ドラ
ム(図示せず)が設けられており、スリーブ5の外周に
保持されたトナーが感光ドラムの現像部分の静電潜像上
に搬送されて、静電潜像に付着するようになっている。
スリーブ5の表面には、図2(a)に示すように、所定
間隔をおいて軸方向に複数の溝50が形成されている。
このように溝50が設けられているのは、磁性現像剤の
搬送性を向上させるためである。図2(b)は、図2
(a)のC−C部分の横断面図である。
【0010】この溝部50は、特に、磁性キャリアとト
ナーからなる2成分現像剤の搬送性を向上させる場合に
有効である。ここで、トナーを潜像上に搬送させるため
に使用される磁性現像剤としては、1成分系の磁性トナ
ーあるいは磁性キャリアとトナーからなる2成分現像剤
などがある。この際、搬送性を向上させるために、スリ
ーブの表面に粗面を形成するのだが、現像剤として1成
分系の磁性トナーを使用する場合には、球形粒子又は不
定形粒子を用いてブラスト処理することなどによって表
面粗し処理が行われる場合が多い。しかし、2成分現像
剤の場合には、キャリアのサイズが大きい(キャリアの
平均粒径:50〜100μm程度,トナーの平均粒径:
5〜10μm程度)ので、ブラスト処理では現像剤の搬
送性がそれほど向上しない。従って、2成分現像剤の場
合には、上述のように、スリーブ5の表面に溝50を形
成するのが好ましい。ただし、このことは、本発明が2
成分現像剤以外の現像剤に適用されないことを意味する
ものではない。
【0011】鍔部31とスリーブ5の端部51との間に
は段差部Bが形成される。この段差部Bは、フランジ3
にスリーブ5を固着させるために塗布した接着剤のはみ
出し部分6が溜るための溜部として使われる。つまり、
フランジ3へのスリーブ5の固着は、フランジ3に設け
られた接着剤溜用円周溝33に接着剤を注入した後、ス
リーブ5をフランジ3に挿入することにより行われる。
その際、この接着剤溜用円周溝33から接着剤が漏れて
フランジ3の外側にはみ出してしまう。このはみ出した
接着剤6が段差部Bに溜るのである。
【0012】この段差部Bに溜った接着剤のはみ出し部
分6が、スリーブ5の外周面より外側にはみ出さないよ
うに、フランジ3及びスリーブ5の形状が決められる。
というのは、接着剤のはみ出し部分6がスリーブ5の外
周面より外側に出てしまうと、はみ出した接着剤がマグ
ネットロールの機能を阻害してしまうからである(はみ
出した接着剤に現像剤が付着してしまい画質が低下す
る)。
【0013】次に、フランジ3とスリーブ5との形状の
関係を図3(a),(b)により説明する。フランジ3
bには、スリーブ5の端部51を支持する鍔部31が設
けられている。この鍔部31の外径(D1)は、スリー
ブ5の外径(D2)よりも小さい。さらに、この鍔部3
1の外径(D1)を、スリーブ5に形成された溝50の
溝底径(D3)よりも小さくするのが好ましい。このよ
うにして、鍔部31とスリーブ5の端部51との間には
段差部Bが形成され、この段差部Bに、フランジ3にス
リーブ5を固着させるために塗布した接着剤のはみ出し
部分6が溜る。図1では、スリーブ同心保持用のフラン
ジ3bを例にとって説明したが、スリーブ駆動用のフラ
ンジ3aについても同様である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、接着剤がスリーブの外
周面より外側にはみ出さないため、固着のために使った
接着剤がマグネットロールの機能を阻害することを防止
でき、これにより作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマグネットロールの構成を示す図
である。
【図2】溝付きのスリーブの形状を示す図である。
【図3】フランジとスリーブとの形状の関係を示す図で
ある。
【図4】従来のマグネットロールの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 マグネット 2 シャフト 3 フランジ 4 軸受 5 スリーブ 6 接着剤のはみ出し部分 B 段差部 10 マグネット部材 50 溝 100 マグネットロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に所定間隔をおいて軸方向に溝が形
    成された円筒状のスリーブと、このスリーブの内部に設
    けられ、表面に複数個の磁極を有するマグネット部材
    と、端部外周面に鍔部を有しかつスリーブの端部が鍔部
    に当接した状態で接着剤によりスリーブに固着されるフ
    ランジとを有し、スリーブとマグネット部材とが相対的
    に回転するマグネットロールにおいて、上記フランジの
    鍔部の外径を上記スリーブの外径より小さくし、この鍔
    部と前記スリーブの端部との間に形成される段差部を接
    着剤の溜部としたことを特徴とするマグネットロール。
  2. 【請求項2】 表面に所定間隔をおいて軸方向に溝が形
    成された円筒状のスリーブと、このスリーブの内部に設
    けられ、表面に複数個の磁極を有するマグネット部材
    と、端部外周面に鍔部を有しかつスリーブの端部がこの
    鍔部に当接した状態で接着剤によりスリーブに固着され
    るフランジとを有し、スリーブとマグネット部材とが相
    対的に回転するマグネットロールにおいて、上記フラン
    ジの鍔部の外径を上記スリーブに形成された溝の溝底径
    より小さくし、この鍔部と前記スリーブの端部との間に
    形成される段差部を接着剤の溜部としたことを特徴とす
    るマグネットロール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110963253A (zh) * 2018-09-28 2020-04-07 日立金属株式会社 旋转体装置的制造方法、制造装置和旋转体装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110963253A (zh) * 2018-09-28 2020-04-07 日立金属株式会社 旋转体装置的制造方法、制造装置和旋转体装置
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