JPH0620160B2 - 半導体位置検出器 - Google Patents

半導体位置検出器

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JPH0620160B2
JPH0620160B2 JP9490688A JP9490688A JPH0620160B2 JP H0620160 B2 JPH0620160 B2 JP H0620160B2 JP 9490688 A JP9490688 A JP 9490688A JP 9490688 A JP9490688 A JP 9490688A JP H0620160 B2 JPH0620160 B2 JP H0620160B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、位置検出用受光セルを備えた半導体位置検
出器に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は、従来の半導体位置検出器を示すものである
(特開昭62−123784)。同図(a)は、光も入
射方向からみた平面図であり、同図(b)は、その位置
演算出力特性を示すものである。この半導体位置検出器
は、第1受光部1及び第2受光部2が分離層3によりく
さび形に分離されている。第1受光部1には電極4がオ
ーミック接合されており、第2受光部2には電極5がオ
ーミック接合されている。また、Cは有効位置検出距離
を示すものである。これらの受光部に幅の十分狭い縦長
のスリット光を照射すると、電極4、5からは照射光の
強度に応じて受光部1、2上での照射面積の比率に比例
した光電流I、Iが得られる。これらの光電流
、Iにおいて、スリット光を電極5から電極4の
位置へ移動させると、位置演算出力(=(I−I
/(I+I)…(1))はスリット光の移動量に対
して線形的に変化する(第4図(b))。従って、位置
演算出力値を算出することにより、有効位置検出距離C
の範囲でスリット光の位置を検出することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の半導体位置検出器によると、例え
ば全方向移動台車の定点停止位置検知装置(特開昭60
−81610)のように、移動距離があり高い定点停止
精度が要求される場合には、広い範囲を検出できる位置
検出器と、狭い範囲を高分解能で検出できる位置検出器
とが必要になり、複数の光学系や信号処理回路等の部品
点数が多くなることから装置が大型化、複雑化するとい
う欠点があった。
そこでこの発明は、広い範囲を検出できると共に、その
中の所望の狭い範囲を高分解能で検出できる位置検出器
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を達成するため、この発明は位置検出用の受光
セルを備えた半導体位置検出器において、受光セルが分
離層を介して隣接する第1受光部及び第2受光部を含ん
で構成されており、分離層が位置検出の方向に対して急
傾斜の領域と緩傾斜の領域を含むように配設されている
ことを特徴とする。
この場合、受光セルの形状を位置検出の方向へ互いに入
り組ませた櫛形構造に構成してもよい。
〔作用〕
この発明は、以上のように構成されているので、非線形
的に配設された分離層により、位置検出の方向と直交す
る方向において、第1受光部と第2受光部とが占める比
率は全体的に非線形的に変化する。
例えば、縦長のスリット光を受光セルに照射すると、照
射光強度に応じて受光セル上での照射面積の比率に比例
した光電流が流れるので、位置演算出力特性は非線形的
になり急傾斜領域と緩傾斜領域が存在する。
その為、所定の範囲を高分解能で検出できると共に、従
来技術より広い範囲を検出することができる。
〔実施例〕
以下、この発明に係る半導体位置検出器の一実施例を添
付図面に基づき説明する。なお、説明において同一要素
には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
第1図は、この発明に係る半導体位置検出器の一実施例
を示すものである。第1受光部6及び第2受光部7は、
電極8、9間に位置する矩形内に形成されており、分離
層10により分割されている。分離層10は、位置検出
の方向へ移動するにつれて傾斜が緩やかな領域A、急な
領域B、緩やかな領域Aにより構成されているので、第
1受光部6及び第2受光部7は、それぞれ90度を1角
とする5角形になるように、分割層10により分割され
ている。第1受光部6及び第2受光部7は、それぞれ電
極8、9とオーミック接合されており、その外側にはア
ルミ蒸着等による遮光膜11が形成されている。
幅の狭いスリット光が上記受光セル上に照射され、光電
変換により得られる光電流をI、電極8、9から得ら
れる光電流をI、Iとすれば、I、Iはスリッ
ト光照射部12の面積比に対応する。すなわち、スリッ
ト光照射部12の幅をΔW、第1受光部6及び第2受光
部7のスリット光照射部12の幅をそれぞれW、W
とすれば、 I=(ΔW×W×I)/(ΔW×W) =(W×I)/(W+W+W)…(2) となる。
ところで、分離層10の幅WはW、Wに対し極め
て小さいので、上式は以下のように近似することができ
る。
=(W×I)/(W+W)…(3) 同様に、 I=(W×I)/(W+W)…(4) となり、従って、位置演算出力は以下のようになる。
(I−I)/(I+I) =(W−W)/(W+W)…(5) このように、(5)式から入射光強度に対応する光電流
の項がなくなるので、スリット光の位置演算出力は
入射光強度に依存されることのない位置情報を得ること
ができる。
この実施例においては、受光セル中心領域Cでスリッ
ト光の移動に対するW及びWの変化率が大きくなっ
ており、この範囲における位置検出感度が高くなってい
る。また、受光セル中心位置からスリット光までの距離
をxとすれば、スリット光が(−C/2)から(−C
/2)、または(+C/2)から(+C/2)の範囲
にある時、スリット光の移動に対するW及びWの変
化率が小さくなっており、この範囲における位置検出感
度が低くなっている。
従来技術の半導体位置検出器であれば、位置検出感度を
高くすると全体の長さはC′になり、位置検出範囲が非
常に狭くなってしまう。これに対して、この実施例では
(−C/2)から(−C/2)までの領域と、(+C
/2)から(+C/2)までの領域におけるW及び
の変化率を小さくすることにより、全体の位置検出
領域の長さはCになり、位置検出範囲を拡大することが
できる。
さらに、受光セルの形状が複雑ではなく、分離層を形成
することが簡単なので、製造が容易になり製造コストの
低廉化が図れる。
第1図(b)は、上記半導体位置検出器の断面構造を示
すものである。第1受光部6及び第2受光部7は、それ
ぞれP層で形成されており、分離層10により分割され
て高抵抗シリコン基板13の上面に構成されている。第
1受光部6には電極8がオーミック接合されており、第
2受光部7には電極9がオーミック接合されている。そ
の上層には、絶縁性の表面保護層14が形成されてお
り、さらに、その上には透明の導電性シールド膜15が
形成されている。一方、第1受光部6及び第2受光部7
が形成されている高抵抗シリコン基板13の下面には、
高濃度のN層16が形成されており、これに共通電極1
7がオーミック接合されている。さらに、第1受光部6
及び2受光部7の外側には、A1蒸着等による遮光膜1
1が形成されており、不必要な光が受光セルに入射しな
いようになっている。
第2図は、この発明に係る半導体位置検出器の第2の実
施例を示すものである。上記実施例と異なるのは、同一
形状の受光セルを複数配列している点である。第1受光
部18、第2受光部19は、それぞれ互いに入り組んだ
櫛形形状に形成されており、個々の先端部は3段階で先
細になっている。従って、位置検出の方向へ照射光が移
動するにつれて、各位置における第1受光部18と第2
受光部19の面積比率は3段階に変化する。
なお、第1受光部18及び第2受光部19は、それぞれ
電極20、21とオーミック接合されており、分離層2
2の両端は電極23、24とオーミック接合されてい
る。これらの電極23、24は、接続回路(図示せず)
のグランドに接地されている。また、第1受光部18及
び第2受光部19の外側にはA1蒸着等により遮光膜2
5が形成されている。
共通電極に逆バイアス電圧を印加し、第1受光部18及
び第2受光部19にスリット光を入射する。電極20、
21から得られる光電流を接続回路に入力し増幅した
後、位置演算処理がなされる。
第2図(b)は、その位置演算出力特性を示すものであ
る。この実施例では、位置検出の方向をx軸とし中心を
原点としたとき、(−C/2)から(−C/2)まで
の領域と、(+C/2)から(+C/2)までの領域
においては低感度で(W及びWの変化率を小さく)
構成し、(−C/2)から(+C/2)までの領域
においては高感度で(W及びWの変化率を大きく)
構成しており、全体の位置検出領域の長さCに対して、
高分解能領域Cを1/3以下になるように構成されて
いる。このように、3段階で感度を設定することによ
り、位置検出範囲を従来技術より拡大することができ、
また、C領域の感度を著しく向上させることができ
る。
この実施例では、櫛形受光セルを使用しているので、照
射光はスリット形に限定されることなくあらゆる形状の
ものが使用できるという点でメリットがあり、特に位置
決め制御用として応用されるとき等に有用である。
第3図は、この発明に係る半導体位置検出器の第3の実
施例を示すものである。同図(a)は、その平面図、同
図(b)はその位置演算出力特性を示すものである。上
記実施例と異なるのは、高感度領域を両側に設けている
点であり、(−C/2)から(−C/2)までの領域
と、(+C/2)から(+C/2)までの領域におい
ては高感度で(W及びWの変化率を大きく)構成
し、(−C/2)から(+C/2)までの領域にお
いては低感度で(W及びWの変化率を小さく)構成
している点である。この様な位置検出感度特性をもった
半導体位置検出器は、機械又は人間の作業領域におい
て、安全動作領域(C)と危険動作領域(C−C
との判定装置として応用するとき等に有用である。な
お、他の構成は上記実施例と本質的に変わらないので説
明を省略する。
なお上記実施例では、高感度領域が1つ、低感度領域が
2つの半導体位置検出器で説明したが、受光セルにおけ
る高感度領域及び低感度領域の数、配置、長さはこれら
のものに限定されるものではない。重要なことは、位置
検出の方向において少なくとも高感度領域と低感度領域
が存在する点である。
〔発明の効果〕
この発明は、以上説明したように構成されているので、
一つの装置で広い範囲を検出できると共に、その中の所
望の狭い範囲を高分解能で検出することができる。この
為、複数の光学系、信号処理回路等が不要になり、装置
の小型化、製品コストの低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る半導体位置検出器の一実施例
を示す構造図、第2図は、この発明に係る半導体位置検
出器の第2の実施例を示す説明図、第3図は、この発明
に係る半導体位置検出器の第3の実施例を示す説明図、
第4図は、従来技術に係る半導体位置検出器を示す説明
図である。 1、6、18……第1受光部 2、7、19……第2受光部 3、10、22……分離層 4、5、8、9、20、21……電極 23、24……電極(分離層) 11、25……遮光膜 12……光照射部 13……高抵抗シリコン基板 14……表面保護層 15……導電性シールド膜 16……高濃度のN層 17……共通電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位置検出用の受光セルを備えた半導体位置
    検出器において、 前記受光セルが、分離層を介して隣接する第1受光部及
    び第2受光部を含んで構成されており、 前記分離層が、位置検出の方向に対して急傾斜の領域と
    緩傾斜の領域を含むように配設されていることを特徴と
    する半導体位置検出器。
  2. 【請求項2】前記第1受光部及び第2受光部が、前記位
    置検出の方向と直交する方向において、交互に複数存在
    する請求項1記載の半導体位置検出器。
  3. 【請求項3】前記第1受光部及び第2受光部が、保護膜
    で覆われ、当該保護膜が透明導電膜で覆われている請求
    項1記載の半導体位置検出器。
  4. 【請求項4】前記第1受光部及び第2受光部以外の表面
    が、遮光膜で覆われている請求項1記載の半導体位置検
    出器。
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