JPH01115172A - 入射位置検出用半導体装置 - Google Patents
入射位置検出用半導体装置Info
- Publication number
- JPH01115172A JPH01115172A JP62273676A JP27367687A JPH01115172A JP H01115172 A JPH01115172 A JP H01115172A JP 62273676 A JP62273676 A JP 62273676A JP 27367687 A JP27367687 A JP 27367687A JP H01115172 A JPH01115172 A JP H01115172A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive layer
- semiconductor substrate
- incident
- incidence
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims abstract description 53
- 238000001514 detection method Methods 0.000 title description 14
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 42
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 4
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims description 97
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 14
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 claims description 7
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 abstract description 9
- 239000010408 film Substances 0.000 description 28
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 6
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 5
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 4
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910021420 polycrystalline silicon Inorganic materials 0.000 description 2
- 229920005591 polysilicon Polymers 0.000 description 2
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 2
- XOLBLPGZBRYERU-UHFFFAOYSA-N tin dioxide Chemical compound O=[Sn]=O XOLBLPGZBRYERU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 241000283986 Lepus Species 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Light Receiving Elements (AREA)
- Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は光や粒子線の入射位置についての情報を、電流
等として出力できる入射位置検出用半導体装置に関する
。
等として出力できる入射位置検出用半導体装置に関する
。
従来、このような分野の技術としては、例えば特開昭5
9−17288号公報に示されるものがあった。この従
来例では、まずn型の矩形の半導体基板の両端部に一対
の位置信号電極が設けられる。そして、これらの間の入
射面の中央には、均一な断面積で均一な不純物濃度のp
型の基幹導電層が形成され、この基幹導電層から入射面
に延びるように、複数のp型の分枝導電層が形成されて
いる。
9−17288号公報に示されるものがあった。この従
来例では、まずn型の矩形の半導体基板の両端部に一対
の位置信号電極が設けられる。そして、これらの間の入
射面の中央には、均一な断面積で均一な不純物濃度のp
型の基幹導電層が形成され、この基幹導電層から入射面
に延びるように、複数のp型の分枝導電層が形成されて
いる。
この従来例によれば、光や粒子線の入射によって入射面
で土盛された電荷は、分枝導電層で集められて基幹導電
層で抵抗分割される。ここで、基幹導電層は細く形成さ
れているので、その抵抗値は十分に高く、精度よく設定
することができ、従って検出感度を向上させることがで
きる。
で土盛された電荷は、分枝導電層で集められて基幹導電
層で抵抗分割される。ここで、基幹導電層は細く形成さ
れているので、その抵抗値は十分に高く、精度よく設定
することができ、従って検出感度を向上させることがで
きる。
しかしながら、この従来例を例えばカメラの自動焦点用
に実雨化するときには、入射面の一部分のみを有効な入
射領域とし、他の無効入射領域には光または粒子線を入
射しないことがある。このようなときに、従来装置のよ
うに無効入射領域にも分枝導電層を設けておくと、ここ
で熱励起により発生した正孔も基幹導電層に流れこみ、
雑音となってしまう。また、分枝導電層によるpn接合
容量が無効入射領域においても現れるため、高速応答に
なじまなくなる。さらに、無効入射領域であってもレン
ズ(入射面の前方に設けられる)の反射などによって光
電流が発生し、検出感度を低下させる。
に実雨化するときには、入射面の一部分のみを有効な入
射領域とし、他の無効入射領域には光または粒子線を入
射しないことがある。このようなときに、従来装置のよ
うに無効入射領域にも分枝導電層を設けておくと、ここ
で熱励起により発生した正孔も基幹導電層に流れこみ、
雑音となってしまう。また、分枝導電層によるpn接合
容量が無効入射領域においても現れるため、高速応答に
なじまなくなる。さらに、無効入射領域であってもレン
ズ(入射面の前方に設けられる)の反射などによって光
電流が発生し、検出感度を低下させる。
そこで本発明は、無効入射領域が検出信号の雑音をもた
らしたり、検出感度を低下させたりすることのない入射
位置検出用半導体装置を提供することを目的とする。
らしたり、検出感度を低下させたりすることのない入射
位置検出用半導体装置を提供することを目的とする。
本出願の第1の発明に係る入射位置検出用半導体装置は
、有効入射領域および無効入射領域を含む入射面が設定
される一導電型の半導体基板と、この半導体基板の入射
面の両端に設けられた一対の位置信号電極と、この一対
の位置信号電極を高い抵抗で接続するように半導体基板
に形成された基幹導電層と、この基幹導電層から入射面
の有効入射領域に延びるように形成された反対導電型の
不純物を含む複数の分枝導電層とを備えることを特徴と
する。
、有効入射領域および無効入射領域を含む入射面が設定
される一導電型の半導体基板と、この半導体基板の入射
面の両端に設けられた一対の位置信号電極と、この一対
の位置信号電極を高い抵抗で接続するように半導体基板
に形成された基幹導電層と、この基幹導電層から入射面
の有効入射領域に延びるように形成された反対導電型の
不純物を含む複数の分枝導電層とを備えることを特徴と
する。
本出願の第2の発明に係る入射位置検出用半導体装置は
、上記第1の発明のものに加えて、入射面の無効入射領
域に形成された反対導電型の不純物を含むキャリア捕獲
層を備えることを特徴とする。そして、望ましくは、こ
のキャリア捕獲層は半導体基板と電気的に短絡される。
、上記第1の発明のものに加えて、入射面の無効入射領
域に形成された反対導電型の不純物を含むキャリア捕獲
層を備えることを特徴とする。そして、望ましくは、こ
のキャリア捕獲層は半導体基板と電気的に短絡される。
本出願の第3の発明に係る入射位置検出用半導体装置は
、上記第1の発明のものに加えて、入射面の無効入射領
域を覆うように形成された遮光膜を備えることを特徴と
する。
、上記第1の発明のものに加えて、入射面の無効入射領
域を覆うように形成された遮光膜を備えることを特徴と
する。
第1の発明によれば、無効入射領域には分枝導電層が存
在しないので、ここで電子/正孔対が発生しても基幹導
電層に流れこむ確率は低い。ま−た、pn接合容量も分
枝導電層の設けられていない分だけ少なくなる。
在しないので、ここで電子/正孔対が発生しても基幹導
電層に流れこむ確率は低い。ま−た、pn接合容量も分
枝導電層の設けられていない分だけ少なくなる。
第2の発明によれば、無効入射領域には基板と反対導電
型のキャリア捕獲層が設けられているので、熱励起やレ
ンズからの反射光により電子/正孔対が発生しても、こ
れらキャリアは捕獲されて基幹導電層に流入することは
ない。
型のキャリア捕獲層が設けられているので、熱励起やレ
ンズからの反射光により電子/正孔対が発生しても、こ
れらキャリアは捕獲されて基幹導電層に流入することは
ない。
第3の発明によれば、無効入射領域には遮光膜が設けら
れるので、レンズからの反射光があったとしても、無効
領域で光電流が生じることはない。
れるので、レンズからの反射光があったとしても、無効
領域で光電流が生じることはない。
以下、添付図面の第1図ないし第5図を参照して、本発
明の詳細な説明する。なお、図面の説明において同一要
素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
明の詳細な説明する。なお、図面の説明において同一要
素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
第1図は第1実施例に係る入射位置検出用半導体装置の
平面図である。図示の通り、半導体基板1の表面側であ
る入射面の短辺側両端部には一対の位置信号電極2a、
2bが設けられ、これらの間の入射面の中央部には基幹
導電層3が形成されている。基幹導電層3からは入射面
方向に延びるように分枝導電層4が有効入射領域Bのみ
に形成されているが、これは互いに等間隔で複数本とな
っている。そして、右半分の無効入射領域Cには分枝導
電層が形成されていない。
平面図である。図示の通り、半導体基板1の表面側であ
る入射面の短辺側両端部には一対の位置信号電極2a、
2bが設けられ、これらの間の入射面の中央部には基幹
導電層3が形成されている。基幹導電層3からは入射面
方向に延びるように分枝導電層4が有効入射領域Bのみ
に形成されているが、これは互いに等間隔で複数本とな
っている。そして、右半分の無効入射領域Cには分枝導
電層が形成されていない。
上記実施例の装置の詳細な構成を、第2図の平面図およ
びA−A線断面図により説明する。
びA−A線断面図により説明する。
例えば、各辺が1〜50龍のn型のシリコンからなる半
導体基板1の表面側には、1×1013〜1014■−
2程度にp型不純物を注入した基幹導電層3が0.5〜
1.0μm程度の深さで形成されると共に、無効入射領
域Cを除く有効入射領域Bには、分枝導電層4が基幹導
電層3と同様の不純物を含んで5μm程度のピッチで0
,5〜1μm程度の深さに形成される。入射面の両端に
は1×1018〜1019cII+−2程度にp型不細
物ヲ注入シタオーミックコンタクト領域6a、6bが形
成され、これらは上記の基幹導電層3と接続されている
。
導体基板1の表面側には、1×1013〜1014■−
2程度にp型不純物を注入した基幹導電層3が0.5〜
1.0μm程度の深さで形成されると共に、無効入射領
域Cを除く有効入射領域Bには、分枝導電層4が基幹導
電層3と同様の不純物を含んで5μm程度のピッチで0
,5〜1μm程度の深さに形成される。入射面の両端に
は1×1018〜1019cII+−2程度にp型不細
物ヲ注入シタオーミックコンタクト領域6a、6bが形
成され、これらは上記の基幹導電層3と接続されている
。
これらの上には、例えば熱酸化5102からなる絶縁膜
7が形成され、オーミックコンタクト領域6a、6b上
の絶縁膜7の開口を介して、例えばアルミニウムからな
る位置信号電極2a、 2bとのオーミック接触がと
られている。そして、これらの上には例えばエポキシ樹
脂からなる表面保護層8が塗布形成され、その開口(図
示せず)を介してワイヤ9a、9bが位置信号電極2a
、2bにボンディングされている。半導体基板1の裏面
側には、例えばlX10〜1020cI11−2程度の
n型不純物を含むオーミックコンタクト層10が形成さ
れ、この表面には裏面電極11がオーミック接触して設
けられる。
7が形成され、オーミックコンタクト領域6a、6b上
の絶縁膜7の開口を介して、例えばアルミニウムからな
る位置信号電極2a、 2bとのオーミック接触がと
られている。そして、これらの上には例えばエポキシ樹
脂からなる表面保護層8が塗布形成され、その開口(図
示せず)を介してワイヤ9a、9bが位置信号電極2a
、2bにボンディングされている。半導体基板1の裏面
側には、例えばlX10〜1020cI11−2程度の
n型不純物を含むオーミックコンタクト層10が形成さ
れ、この表面には裏面電極11がオーミック接触して設
けられる。
次に、上記の第1実施例の装置の作用を説明する。
例えば、赤外線スポットが表面側から有効入射領域Bに
入射されると、これは表面保護層8および絶縁膜7を透
過して半導体基板1の入射面に達する。これにより半導
体基板1で電子/正孔対が発生すると、電子はオーミッ
クコンタクト層10および裏面電極11側へ流れ、正孔
はp型の分枝導電層4に流れ込む。そして、この正孔に
よる光電流は分枝導電層4を通って基幹導電層3に流れ
、この流入点から位置信号電極2a、2bまでの距離の
比に応じた抵抗比により分割される。
入射されると、これは表面保護層8および絶縁膜7を透
過して半導体基板1の入射面に達する。これにより半導
体基板1で電子/正孔対が発生すると、電子はオーミッ
クコンタクト層10および裏面電極11側へ流れ、正孔
はp型の分枝導電層4に流れ込む。そして、この正孔に
よる光電流は分枝導電層4を通って基幹導電層3に流れ
、この流入点から位置信号電極2a、2bまでの距離の
比に応じた抵抗比により分割される。
ここで、無効入射領域Cにはp型の分枝導電層が設けら
れていないので、ここで熱励起により電子/正孔対が発
生したり、レンズの反射等により電子/正孔対が発生し
ても、これらは無効入射領域Cの中で再結合してしまう
。このため、検出信号に雑音が含まれて検出感度が低下
するようなことはなくなる。
れていないので、ここで熱励起により電子/正孔対が発
生したり、レンズの反射等により電子/正孔対が発生し
ても、これらは無効入射領域Cの中で再結合してしまう
。このため、検出信号に雑音が含まれて検出感度が低下
するようなことはなくなる。
また、半導体基板1と基幹導電層3および分枝導電層4
によるpn接合の総面積を、無効入射領域Cの分だけ少
なくできるので、リーク電流を抑えて感度を向上できる
。さらに、pn接合容量もその分たけ少なくなるので、
高速、高周波の検出に適している。
によるpn接合の総面積を、無効入射領域Cの分だけ少
なくできるので、リーク電流を抑えて感度を向上できる
。さらに、pn接合容量もその分たけ少なくなるので、
高速、高周波の検出に適している。
次に、第3図を参照して、第2実施例を説明する。
第3図はその平面図であり、第1図のものと比べて異な
る点は、無効入射領域にキャリア捕獲層20が形成され
ていることである。このキャリア捕獲層20は例えば基
幹導電層3および分枝導電層4の形成時に、マスクの開
口を介してp型不純物を注入することにより形成できる
。そして、このキャリア捕獲層20は半導体基板1ある
いは図示しない外部のアース端子に短絡しておく。
る点は、無効入射領域にキャリア捕獲層20が形成され
ていることである。このキャリア捕獲層20は例えば基
幹導電層3および分枝導電層4の形成時に、マスクの開
口を介してp型不純物を注入することにより形成できる
。そして、このキャリア捕獲層20は半導体基板1ある
いは図示しない外部のアース端子に短絡しておく。
このようにすれば、熱励起やレンズの反射などにより発
生した電子/正孔対は、それぞれ半導体基板1とキャリ
ア捕獲層20に流れこむ。ここで、半導体基板1とキャ
リア捕獲層2oが上記のように短絡されていると、これ
ら電子と正孔は再結合し、従ってこれが検出信号の雑音
成分となることはない。
生した電子/正孔対は、それぞれ半導体基板1とキャリ
ア捕獲層20に流れこむ。ここで、半導体基板1とキャ
リア捕獲層2oが上記のように短絡されていると、これ
ら電子と正孔は再結合し、従ってこれが検出信号の雑音
成分となることはない。
次に、第4図を参照して、第3実施例を説明する。
第4図はその平面図であり、第1実施例と異なる点は、
無効入射領域に遮光膜21が設けられていることである
。この遮光膜21は検出すべき光や粒子線を透過しない
材料で形成され、例えばアルミニウムを用いたときには
半導体基板1との間に絶縁膜が介在させられる二なお、
遮光膜21の下側に第3図のようなキャリア捕獲層20
を設けてもよい。
無効入射領域に遮光膜21が設けられていることである
。この遮光膜21は検出すべき光や粒子線を透過しない
材料で形成され、例えばアルミニウムを用いたときには
半導体基板1との間に絶縁膜が介在させられる二なお、
遮光膜21の下側に第3図のようなキャリア捕獲層20
を設けてもよい。
このようにすれば、無効入射領域への光や粒子線の入射
は完全に防止される。例えば、入射面の前面にレンズが
配設されて用いられたときに、有効入射領域で反射され
た光が上記レンズで再び反射され、無効入射領域に戻っ
てくるときでも、その影響を完全になくすことができる
。従って、極めて精度よく入射位置を検出することが可
能になる。遮光膜21によって基幹導電層3の抵抗値が
影響を受けると、検出精度そのものを低下させるので、
例えば基幹導電層3の不純物濃度は1×1013cm−
2程度以上であることが望ましい。
は完全に防止される。例えば、入射面の前面にレンズが
配設されて用いられたときに、有効入射領域で反射され
た光が上記レンズで再び反射され、無効入射領域に戻っ
てくるときでも、その影響を完全になくすことができる
。従って、極めて精度よく入射位置を検出することが可
能になる。遮光膜21によって基幹導電層3の抵抗値が
影響を受けると、検出精度そのものを低下させるので、
例えば基幹導電層3の不純物濃度は1×1013cm−
2程度以上であることが望ましい。
次に、第5図を参照して、第2および第3実施例を応用
した装置の一例を説明する。
した装置の一例を説明する。
第5図(a)は平面図であり、同図(b)はそのA−A
線断面図である。図示の通り、p型の基幹導電層3は入
射面の下側端部に配設され、この基幹導電層3から有効
入射領域Bにのみ分枝導電層4が平行に延びている。無
効入射領域Cの半導体基板1には、基幹導電層3、分枝
導電層4と同一の工程で形成されたp型のキャリア捕獲
層20が設けられ、その上には絶縁膜7を介してアルミ
ニウムからなる遮光膜21が形成されている。そして、
キャリア捕獲層20の端部には絶縁膜7の開口を介して
コンタクト電極23が設けられ、半導体基板1およびキ
ャリア捕獲層20のそれぞれにオーミック接触すること
で互いに短絡されている。一方、位置信号電極2a、2
bは絶縁膜7を介して基幹導電層3上に延び、一対のシ
ールド膜22a、22bとなっている。
線断面図である。図示の通り、p型の基幹導電層3は入
射面の下側端部に配設され、この基幹導電層3から有効
入射領域Bにのみ分枝導電層4が平行に延びている。無
効入射領域Cの半導体基板1には、基幹導電層3、分枝
導電層4と同一の工程で形成されたp型のキャリア捕獲
層20が設けられ、その上には絶縁膜7を介してアルミ
ニウムからなる遮光膜21が形成されている。そして、
キャリア捕獲層20の端部には絶縁膜7の開口を介して
コンタクト電極23が設けられ、半導体基板1およびキ
ャリア捕獲層20のそれぞれにオーミック接触すること
で互いに短絡されている。一方、位置信号電極2a、2
bは絶縁膜7を介して基幹導電層3上に延び、一対のシ
ールド膜22a、22bとなっている。
次に、第5図に示す装置の作用を説明する。
有効入射領域Bに例えば赤外線スポットが入射されると
、半導体基板1中で電子/正孔対が発生し、正孔のみが
分枝導電層4に流れ込んで光電流となる。この光電流は
基幹導電層3で抵抗分割され、従って赤外線スポットの
入射位置が検出されることになる。
、半導体基板1中で電子/正孔対が発生し、正孔のみが
分枝導電層4に流れ込んで光電流となる。この光電流は
基幹導電層3で抵抗分割され、従って赤外線スポットの
入射位置が検出されることになる。
このとき、入射された赤外線スポットの一部は有効入射
領域の半導体基板1で反射され、前方の対物レンズなど
で再び反射されて無効入射領域Cに戻ってくる。ところ
が、この戻ってきた光は遮光膜21で遮られ、従って電
子/正孔対を発生させることはない。なお、遮光膜21
の上に反射防止膜(図示せず)を設けておけば、遮光膜
21の反射光が対物レンズを介して再び有効入射領域B
に戻ることはなくなる。
領域の半導体基板1で反射され、前方の対物レンズなど
で再び反射されて無効入射領域Cに戻ってくる。ところ
が、この戻ってきた光は遮光膜21で遮られ、従って電
子/正孔対を発生させることはない。なお、遮光膜21
の上に反射防止膜(図示せず)を設けておけば、遮光膜
21の反射光が対物レンズを介して再び有効入射領域B
に戻ることはなくなる。
また、半導体基板1の無効入射領域Cでは熱励起により
電子/正孔対が発生する。しかし、この正孔はキャリア
捕獲層20に流れ込んでコンタクト電極23を介して半
導体基板1中の電子と再結合するので、熱雑音を著しく
低減できる。なお、キャリア捕獲層20は基幹導電層3
および分枝導電層4とは接続されていないので、pn接
合容量を増大させることもない。
電子/正孔対が発生する。しかし、この正孔はキャリア
捕獲層20に流れ込んでコンタクト電極23を介して半
導体基板1中の電子と再結合するので、熱雑音を著しく
低減できる。なお、キャリア捕獲層20は基幹導電層3
および分枝導電層4とは接続されていないので、pn接
合容量を増大させることもない。
また、アルミニウムからなる位置信号電極2a。
2bは基幹導電層3の上に絶縁膜7を介して延設され、
シールド膜22a、22bとなっているので、検出感度
を高めることができる。すなわち、表面保護層8にイオ
ンが含まれているときでも、この電荷の影響はシールド
膜22a、22bによって遮断され、基幹導電層3に及
ぶことがない。
シールド膜22a、22bとなっているので、検出感度
を高めることができる。すなわち、表面保護層8にイオ
ンが含まれているときでも、この電荷の影響はシールド
膜22a、22bによって遮断され、基幹導電層3に及
ぶことがない。
従って、基幹導電層3の抵抗を高くするために不純物濃
度を低くしても、基幹導電層3の有効断面積は変動せず
、分解能を高くすることができる。
度を低くしても、基幹導電層3の有効断面積は変動せず
、分解能を高くすることができる。
本発明は上記実施例および変形例に限定されず、種々の
態様が可能である。
態様が可能である。
例えば、シールド膜22a、22bは位置信号電極2a
、 2bに接続せずに、半導体基板1に接続したり、
別途の電極を介して外部のアースに接続してもよい。ま
た、半導体基板1などの材料や基幹導電層3、分枝導電
層4の不純物濃度も、例示のものに限られない。−さら
に、分枝導電層4の間隔を入射面における位置によって
異ならせてもよく、このようにすれば、入射位置によっ
て要求される分解能が異なる場合などに用いることがで
きる。さらに、基幹導電層3は半導体基板1の表面にポ
リシリコンを被着形成したり、SnO2等の金属薄膜を
形成したりすることによっても実現できる。そして、こ
のポリシリコン膜や金属薄膜による基幹導電層3に分枝
導電層4を接続すれば、光電流は実施例と同様に抵抗分
割されることになる。
、 2bに接続せずに、半導体基板1に接続したり、
別途の電極を介して外部のアースに接続してもよい。ま
た、半導体基板1などの材料や基幹導電層3、分枝導電
層4の不純物濃度も、例示のものに限られない。−さら
に、分枝導電層4の間隔を入射面における位置によって
異ならせてもよく、このようにすれば、入射位置によっ
て要求される分解能が異なる場合などに用いることがで
きる。さらに、基幹導電層3は半導体基板1の表面にポ
リシリコンを被着形成したり、SnO2等の金属薄膜を
形成したりすることによっても実現できる。そして、こ
のポリシリコン膜や金属薄膜による基幹導電層3に分枝
導電層4を接続すれば、光電流は実施例と同様に抵抗分
割されることになる。
以上、詳細に説明した通り第1の発明では、無効入射領
域には分枝導電層が存在しないので、ここで電子/正孔
対が発生しても基幹導電層に流れこむ確率は低い。また
、pn接合容量も分枝導電層の設けられていない分だけ
少なくなる。従って、無効入射領域が検出信号の雑音を
もたらしたり、検出感度を低下させたりすることがない
。
域には分枝導電層が存在しないので、ここで電子/正孔
対が発生しても基幹導電層に流れこむ確率は低い。また
、pn接合容量も分枝導電層の設けられていない分だけ
少なくなる。従って、無効入射領域が検出信号の雑音を
もたらしたり、検出感度を低下させたりすることがない
。
また、第2の発明では、無効入射領域には基板と反対導
電型のキャリア捕獲層が設けられているので、熱励起や
レンズからの反射光により電子/正孔対が発生しても、
これらキャリアは捕獲されて基幹導電層に流入すること
がない。従って、いわゆる熱雑音を著しく低減できる。
電型のキャリア捕獲層が設けられているので、熱励起や
レンズからの反射光により電子/正孔対が発生しても、
これらキャリアは捕獲されて基幹導電層に流入すること
がない。従って、いわゆる熱雑音を著しく低減できる。
さらに、第3の発明では、無効入射領域には遮光膜が設
けられるので、レンズからの反射光があったとしても、
無効領域で光電流が生じることがない。このため、検出
信号に含まれる雑音成分が減少し、またレンズの反射率
などにも特に留意する必要がなくなる。
けられるので、レンズからの反射光があったとしても、
無効領域で光電流が生じることがない。このため、検出
信号に含まれる雑音成分が減少し、またレンズの反射率
などにも特に留意する必要がなくなる。
第1図は本発明の第1実施例に係る入射位置検出用半導
体装置の平面図、第2図は第1図の拡大図および断面図
、第3図および第4図は第2および第3実施例の平面図
、第5図は第2および第3実施例を応用した装置の構成
図である。 1・・・半導体基板、2a、2b・・・位置信号電極、
3・・・基幹導電層、4・・・分枝導電層、6a、6b
・・・オーミックコンタクト領域、7・・・絶縁膜、8
・・・表面保護層、9a、9b・・・ワイヤ、10・・
・オーミックコンタクト層、11・・・裏面電極、20
・・・キャリア捕獲層、21・・・遮光膜、22a、2
2b・・・シールド膜、23・・・コンタクト電極。 特許出願人 浜松ホトニクス株式会社代理人弁理士
長谷用 芳 樹B
( 43,1゜ 第2実施例の平面構成 第3実施例の平面構成 第4図
体装置の平面図、第2図は第1図の拡大図および断面図
、第3図および第4図は第2および第3実施例の平面図
、第5図は第2および第3実施例を応用した装置の構成
図である。 1・・・半導体基板、2a、2b・・・位置信号電極、
3・・・基幹導電層、4・・・分枝導電層、6a、6b
・・・オーミックコンタクト領域、7・・・絶縁膜、8
・・・表面保護層、9a、9b・・・ワイヤ、10・・
・オーミックコンタクト層、11・・・裏面電極、20
・・・キャリア捕獲層、21・・・遮光膜、22a、2
2b・・・シールド膜、23・・・コンタクト電極。 特許出願人 浜松ホトニクス株式会社代理人弁理士
長谷用 芳 樹B
( 43,1゜ 第2実施例の平面構成 第3実施例の平面構成 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、有効入射領域および無効入射領域を含む入射面が設
定される一導電型の半導体基板と、この半導体基板の入
射面の両端に設けられた一対の位置信号電極と、この一
対の位置信号電極を高い抵抗で接続するように前記半導
体基板に形成された基幹導電層と、この基幹導電層から
前記入射面の有効入射領域に延びるように形成された反
対導電型の不純物を含む複数の分枝導電層とを備えるこ
とを特徴とする入射位置検出用半導体装置。 2、表面保護層の電荷の影響から前記基幹導電層をシー
ルドする導電性のシールド膜が、絶縁膜を介して前記基
幹導電層を覆うように形成されている特許請求の範囲第
1項記載の入射位置検出用半導体装置。 3、有効入射領域および無効入射領域を含む入射面が設
定される一導電型の半導体基板と、この半導体基板の入
射面の両端に設けられた一対の位置信号電極と、この一
対の位置信号電極を高い抵抗で接続するように前記半導
体基板に形成された基幹導電層と、この基幹導電層から
前記入射面の有効入射領域に延びるように形成された反
対導電型の不純物を含む複数の分枝導電層と、前記入射
面の無効入射領域に形成された反対導電型の不純物を含
むキャリア捕獲層とを備えることを特徴とする入射位置
検出用半導体装置。 4、前記キャリア捕獲層は前記半導体基板と電気的に短
絡されている特許請求の範囲第3項記載の入射位置検出
用半導体装置。 5、有効入射領域および無効入射領域を含む入射面が設
定される一導電型の半導体基板と、この半導体基板の入
射面の両端に設けられた一対の位置信号電極と、この一
対の位置信号電極を高い抵抗で接続するように前記半導
体基板に形成された基幹導電層と、この基幹導電層から
前記入射面の有効入射領域に延びるように形成された反
対導電型の不純物を含む複数の分枝導電層と、前記入射
面の無効入射領域を覆うように形成された遮光膜とを備
えることを特徴とする入射位置検出用半導体装置。 6、表面保護層の電荷の影響から前記基幹導電層をシー
ルドする導電性のシールド膜が、絶縁膜を介して前記基
幹導電層を覆うように形成されている特許請求の範囲第
5項記載の入射位置検出用半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27367687A JPH0644641B2 (ja) | 1987-10-29 | 1987-10-29 | 入射位置検出用半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27367687A JPH0644641B2 (ja) | 1987-10-29 | 1987-10-29 | 入射位置検出用半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01115172A true JPH01115172A (ja) | 1989-05-08 |
JPH0644641B2 JPH0644641B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=17530996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27367687A Expired - Fee Related JPH0644641B2 (ja) | 1987-10-29 | 1987-10-29 | 入射位置検出用半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644641B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52124889A (en) * | 1976-04-12 | 1977-10-20 | Matsushita Electronics Corp | Semiconductor photoelectric transducer |
JPS5917288A (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-28 | Hamamatsu Tv Kk | 入射位置検出用半導体装置 |
-
1987
- 1987-10-29 JP JP27367687A patent/JPH0644641B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52124889A (en) * | 1976-04-12 | 1977-10-20 | Matsushita Electronics Corp | Semiconductor photoelectric transducer |
JPS5917288A (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-28 | Hamamatsu Tv Kk | 入射位置検出用半導体装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0644641B2 (ja) | 1994-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9577121B2 (en) | Tetra-lateral position sensing detector | |
JP3601761B2 (ja) | 受光素子およびその製造方法 | |
US4965212A (en) | Optical sensor | |
KR100530682B1 (ko) | 감광픽셀들의어레이 | |
JPS63204666A (ja) | 放射感知半導体デバイス | |
JPS61120466A (ja) | 半導体光検出素子 | |
GB2080026A (en) | Radiation sensitive semiconductor device | |
WO2001075977A1 (fr) | Detecteur d'energie a semi-conducteur | |
EP0307484A1 (en) | Color sensor | |
US5047622A (en) | Long wavelength infrared detector with heterojunction | |
US4629882A (en) | Image position detector | |
JPS60241277A (ja) | 半導体装置 | |
JPH01115172A (ja) | 入射位置検出用半導体装置 | |
CN100372131C (zh) | 半导体位置探测器 | |
US4717946A (en) | Thin line junction photodiode | |
JPH01115170A (ja) | 入射位置検出用半導体装置 | |
Martins et al. | Thin film position sensitive detectors: from 1D to 3D applications | |
JP2676814B2 (ja) | マルチ型受光素子 | |
JP2957834B2 (ja) | 回路内蔵受光素子 | |
JP2945698B2 (ja) | 光半導体装置 | |
JPH01115169A (ja) | 入射位置検出用半導体装置 | |
JP4197775B2 (ja) | 半導体位置検出器 | |
JPH06302851A (ja) | ビーム位置検出器 | |
JPS6249680A (ja) | 半導体位置検出器 | |
JPS62232958A (ja) | 半導体撮像素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |