JPH06200560A - プレキャストコンクリート柱と複合梁の接合構造 - Google Patents
プレキャストコンクリート柱と複合梁の接合構造Info
- Publication number
- JPH06200560A JPH06200560A JP167693A JP167693A JPH06200560A JP H06200560 A JPH06200560 A JP H06200560A JP 167693 A JP167693 A JP 167693A JP 167693 A JP167693 A JP 167693A JP H06200560 A JPH06200560 A JP H06200560A
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- Japan
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- column
- precast concrete
- steel
- composite beam
- concrete column
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 施工性が改善され、構造上合理的なプレキャ
ストコンクリート柱と複合梁の接合構造を提供する。 【構成】 プレキャストコンクリート柱Ａの側面に、鉄
骨梁２の両端に鉄筋コンクリート端部梁３が設けられた
複合梁Ｂにおける前記端部梁３を突合わせて配設し、前
記端部梁３及びプレキャストコンクリート柱Ａに亘っ
て、同柱Ａを横断するＰＣ鋼線４又は鋼棒を貫通し、同
鋼棒４又は鋼線の端部にナット５を螺着、緊締した。
ストコンクリート柱と複合梁の接合構造を提供する。 【構成】 プレキャストコンクリート柱Ａの側面に、鉄
骨梁２の両端に鉄筋コンクリート端部梁３が設けられた
複合梁Ｂにおける前記端部梁３を突合わせて配設し、前
記端部梁３及びプレキャストコンクリート柱Ａに亘っ
て、同柱Ａを横断するＰＣ鋼線４又は鋼棒を貫通し、同
鋼棒４又は鋼線の端部にナット５を螺着、緊締した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はプレキャストコンクリー
ト柱と、鉄骨梁の端部に鉄筋コンクリート造の端部梁が
形成された複合梁の接合構造に係るものである。
ト柱と、鉄骨梁の端部に鉄筋コンクリート造の端部梁が
形成された複合梁の接合構造に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接
合構造としては、例えば特公昭５８−２９３９１号公報
に示されたように、鉄筋コンクリート構造の柱側面に鉄
骨梁を突合せ状に配置して、前記柱を横断して端部が同
柱側面から突設されたボルトを、前記鉄骨梁端部に設け
たエンドプレートに挿通し、ナットを螺着緊締した構造
が提案されている。
合構造としては、例えば特公昭５８−２９３９１号公報
に示されたように、鉄筋コンクリート構造の柱側面に鉄
骨梁を突合せ状に配置して、前記柱を横断して端部が同
柱側面から突設されたボルトを、前記鉄骨梁端部に設け
たエンドプレートに挿通し、ナットを螺着緊締した構造
が提案されている。
【０００３】また図２、図３に示す如く、合隣るプレキ
ャストコンクリート柱ａのブラケットｂ間にプレキャス
トコンクリート梁ｃを跨架し、前記柱・梁間にＰＣケー
ブルｄを挿貫、緊張するとともに、柱及びブラケット並
に梁端部についてボルト等で挿貫、緊締する柱・梁接合
構造も提案されている。
ャストコンクリート柱ａのブラケットｂ間にプレキャス
トコンクリート梁ｃを跨架し、前記柱・梁間にＰＣケー
ブルｄを挿貫、緊張するとともに、柱及びブラケット並
に梁端部についてボルト等で挿貫、緊締する柱・梁接合
構造も提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前者の場合、梁端部が
エンドプレートを配設して、同プレートと柱をボルトを
挿貫緊締するとともに、両者間の間隙に高強度グラウト
材を充填しなければならず、施工が複雑で、鉄筋コンク
リート造柱と鉄骨梁との異種の構造接合となるため、架
構の剛性に難がある。
エンドプレートを配設して、同プレートと柱をボルトを
挿貫緊締するとともに、両者間の間隙に高強度グラウト
材を充填しなければならず、施工が複雑で、鉄筋コンク
リート造柱と鉄骨梁との異種の構造接合となるため、架
構の剛性に難がある。
【０００５】後者の場合、梁全長がコンクリートより構
成されているため重量が増大し、また梁、柱の緊締作業
に多大の労力と時間を要する。本発明は前記従来技術の
有する問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とす
る処は、施工性が改善され、構造上合理的なＰＣ柱と接
合梁の接合構造を提供する点にある。
成されているため重量が増大し、また梁、柱の緊締作業
に多大の労力と時間を要する。本発明は前記従来技術の
有する問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とす
る処は、施工性が改善され、構造上合理的なＰＣ柱と接
合梁の接合構造を提供する点にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係るプレキャストコンクリート柱と複合梁
の接合構造は、プレキャストコンクリート柱の側面に、
端部が鉄筋コンクリート造で、中央部が鉄骨造の複合梁
における前記鉄筋コンクリート造端部梁を突合せて配置
し、同端部梁の端面から前記柱を横断して、前記端部梁
及び柱間に亘って同柱を横断する鋼棒又は鋼線を貫通
し、同鋼棒又は鋼線の端部にナットを螺着、緊締して構
成されている。
め、本発明に係るプレキャストコンクリート柱と複合梁
の接合構造は、プレキャストコンクリート柱の側面に、
端部が鉄筋コンクリート造で、中央部が鉄骨造の複合梁
における前記鉄筋コンクリート造端部梁を突合せて配置
し、同端部梁の端面から前記柱を横断して、前記端部梁
及び柱間に亘って同柱を横断する鋼棒又は鋼線を貫通
し、同鋼棒又は鋼線の端部にナットを螺着、緊締して構
成されている。
【０００７】
【作用】本発明によれば前記したように、プレキャスト
コンクリート柱に接合される梁が、鉄骨梁の端部が鉄筋
コンクリート造とされた複合梁より構成され、同端部が
プレキャストコンクリート柱に、同柱及び複合梁端部を
貫通する鋼棒又は鋼線で接合されるように構成されてい
るので、接合作業が簡単で、架構としてみた場合、梁端
部の剛度が向上し、架構の剛性バランスがよく、また端
部の加工が単純化され、工費が低減される。
コンクリート柱に接合される梁が、鉄骨梁の端部が鉄筋
コンクリート造とされた複合梁より構成され、同端部が
プレキャストコンクリート柱に、同柱及び複合梁端部を
貫通する鋼棒又は鋼線で接合されるように構成されてい
るので、接合作業が簡単で、架構としてみた場合、梁端
部の剛度が向上し、架構の剛性バランスがよく、また端
部の加工が単純化され、工費が低減される。
【０００８】また本発明によれば、プレキャストコンク
リート柱に接合される梁の中央部が鉄骨造であるため、
梁全体がプレキャストコンクリート構造の従来例に比し
て重量が軽減され、大スパン架構に最適である。また梁
の端部のみを柱に緊締するので、施工が簡略化され、工
費が低減され、工期が短縮される。
リート柱に接合される梁の中央部が鉄骨造であるため、
梁全体がプレキャストコンクリート構造の従来例に比し
て重量が軽減され、大スパン架構に最適である。また梁
の端部のみを柱に緊締するので、施工が簡略化され、工
費が低減され、工期が短縮される。
【０００９】
【実施例】以下本発明を図１に示す実施例について説明
する。Ａはプレキャストコンクリート柱、１は同柱のブ
ラケットである。Ｂは複合梁で、鉄骨梁２の両端部に鉄
筋コンクリート造の端部梁３が一体に構成されている。
する。Ａはプレキャストコンクリート柱、１は同柱のブ
ラケットである。Ｂは複合梁で、鉄骨梁２の両端部に鉄
筋コンクリート造の端部梁３が一体に構成されている。
【００１０】而して前記柱Ａの側面に、複合梁Ｂの鉄筋
コンクリート造の端部梁３を突合わせ、同端部梁３と前
記プレキャストコンクリート柱Ａとの間隙にグラウト６
を注入、充填したのちＰＣ鋼線又はＰＣ鋼棒４を貫通
し、同ＰＣ鋼線４またはＰＣ鋼棒の端部にナット５を螺
着緊締し、前記プレキャストコンクリート柱Ａ及び複合
梁Ｂを接合する。
コンクリート造の端部梁３を突合わせ、同端部梁３と前
記プレキャストコンクリート柱Ａとの間隙にグラウト６
を注入、充填したのちＰＣ鋼線又はＰＣ鋼棒４を貫通
し、同ＰＣ鋼線４またはＰＣ鋼棒の端部にナット５を螺
着緊締し、前記プレキャストコンクリート柱Ａ及び複合
梁Ｂを接合する。
【００１１】図示の実施例によれば複合梁Ｂの中央部が
鉄骨より構成されているので軽量化され、またパネルゾ
ーンのコンクリートの現場打ちが無くなる。
鉄骨より構成されているので軽量化され、またパネルゾ
ーンのコンクリートの現場打ちが無くなる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば前記したようにプレキャ
ストコンクリート柱に接合される梁として端部が鉄筋コ
ンクリート造で、中央部が鉄骨造の複合梁を使用したこ
とによって軽量化が図られ、大スパンの架構が可能とな
る。また同複合梁の鉄筋コンクリート造の梁端部を柱側
面に突合わせて、同梁端部と柱との間に亘って同柱を横
断する鋼棒又は鋼線を貫通して端部にナットを螺着、緊
締したことによって、前記柱、梁の接合作業が容易にな
り、更にまたパネルゾーンの現場打ちコンクリートが不
要となり、施工が簡略化され、工期が短縮される。
ストコンクリート柱に接合される梁として端部が鉄筋コ
ンクリート造で、中央部が鉄骨造の複合梁を使用したこ
とによって軽量化が図られ、大スパンの架構が可能とな
る。また同複合梁の鉄筋コンクリート造の梁端部を柱側
面に突合わせて、同梁端部と柱との間に亘って同柱を横
断する鋼棒又は鋼線を貫通して端部にナットを螺着、緊
締したことによって、前記柱、梁の接合作業が容易にな
り、更にまたパネルゾーンの現場打ちコンクリートが不
要となり、施工が簡略化され、工期が短縮される。
【図１】本発明に係るプレキャストコンクリート柱と複
合梁の接合構造の一実施例を示す立面図である。
合梁の接合構造の一実施例を示す立面図である。
【図２】従来構造の一例を示す平面図である。
【図３】図２の縦断面図である。
Ａ プレキャストコンクリート柱 Ｂ 複合梁 １ ブラケット ２ 鉄骨梁 ３ 鉄筋コンクリート造の端部梁 ４ ＰＣ鋼線またはＰＣ鋼棒 ５ ナット ６ グラウト
Claims (1)
- 【請求項１】 プレキャストコンクリート柱の側面に、
端部が鉄筋コンクリート造で、中央部が鉄骨造の複合梁
における前記鉄筋コンクリート造端部梁を突合せて配置
し、同端部梁の端面から前記柱を横断して、前記端部梁
及び柱間に亘って同柱を横断する鋼棒又は鋼線を貫通
し、同鋼棒又は鋼線の端部にナットを螺着、緊締してな
ることを特徴とするプレキャストコンクリート柱と複合
梁の接合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP167693A JPH06200560A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | プレキャストコンクリート柱と複合梁の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP167693A JPH06200560A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | プレキャストコンクリート柱と複合梁の接合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06200560A true JPH06200560A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=11508120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP167693A Pending JPH06200560A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | プレキャストコンクリート柱と複合梁の接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06200560A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013170367A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Taisei Corp | 複合梁および複合梁を有する架構 |
-
1993
- 1993-01-08 JP JP167693A patent/JPH06200560A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013170367A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Taisei Corp | 複合梁および複合梁を有する架構 |
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