JPH0619916U - 折曲げ機の金型クランプ装置 - Google Patents
折曲げ機の金型クランプ装置Info
- Publication number
- JPH0619916U JPH0619916U JP4032092U JP4032092U JPH0619916U JP H0619916 U JPH0619916 U JP H0619916U JP 4032092 U JP4032092 U JP 4032092U JP 4032092 U JP4032092 U JP 4032092U JP H0619916 U JPH0619916 U JP H0619916U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ram
- clamp
- clamp plate
- upper mold
- plate
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- Pending
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金型の交換が安全かつ容易に行えるようにす
る。 【構成】 上下動自在なラム1に取付けられた上型2と
上記ラム1の下方に固定された下型の間で板状のワーク
を折曲げ加工する折曲げ機において、上記ラム1の下部
に付勢手段によりアンクランプ方向へ付勢され、かつラ
ムの幅方向に設けられたクランプホース12によりクラ
ンプ方向へ回動されるクランプ板4を設けて、このクラ
ンプ板4とラム1の下部の間で上型2をクランプすると
共に、上記クランプ板4の下部に、上型2の係止溝2a
に係脱自在に係合する保持手段を設けたもので、アンク
ランプしても上型2が落下しないので、上型2の交換が
安全かつ容易に行える。
る。 【構成】 上下動自在なラム1に取付けられた上型2と
上記ラム1の下方に固定された下型の間で板状のワーク
を折曲げ加工する折曲げ機において、上記ラム1の下部
に付勢手段によりアンクランプ方向へ付勢され、かつラ
ムの幅方向に設けられたクランプホース12によりクラ
ンプ方向へ回動されるクランプ板4を設けて、このクラ
ンプ板4とラム1の下部の間で上型2をクランプすると
共に、上記クランプ板4の下部に、上型2の係止溝2a
に係脱自在に係合する保持手段を設けたもので、アンク
ランプしても上型2が落下しないので、上型2の交換が
安全かつ容易に行える。
Description
【0001】
この考案は板状のワークを折曲げ加工する折曲げ機の金型クランプ装置に関す る。
【0002】
従来プレスブレーキのような折曲げ機には上下動自在なラムに取付けられた上 型と、テーブルに固定された下型とよりなる金型を備えていて、これら上型と下 型の間で板状のワークを折曲げ加工するように構成されている。 また上記金型はワークの寸法や曲げ形状などによって交換する必要があること から、従来では図1に示すようなクランプ装置aをラムbに設けて、上型cが簡 単に交換できるようになっている。 すなわち従来のクランプ装置aは、クランプ用皿ばねdによりクランプ方向へ 付勢されたピストンeを有していて、このピストンeより突設されたピストン杆 fの先端にクランプgが取付けられており、このクランプgと押え板hの間で上 型cをクランプするようになっている。 またピストンeは油圧シリンダi内に収容されていて、油圧ポンプjより電磁 弁kを介してシリンダi内へ油圧を供給することにより、上型cをアンクランプ できるように構成されている。
【0003】
しかし上記従来のクランプ装置aでは、ラムbの幅方向に複数の油圧シリンダ iが設けられているため、装置全体が大掛りで、かつ高価であると共に、油圧シ リンダiへ油圧を供給して上型cをアンクランプすると、上型cの自重で上型c が落下して危険なため、上型cを手で支えるか、ラムbを下降させた状態で上型 cをアンクランプしなければならず、上型cの脱着作業が煩雑であるなどの不具 合があった。 この考案は上記不具合を改善するためになされたもので、上型の交換が容易な 折曲げ機のクランプ装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
この考案は上記目的を達成するために、上下動自在なラムに取付けられた上型 と上記ラムの下方に固定された下型の間で板状のワークを折曲げ加工する折曲げ 機において、上記ラムの下部に付勢手段によりアンクランプ方向へ付勢され、か つラムの幅方向に設けられたクランプホースによりクランプ方向へ回動されるク ランプ板を設けて、このクランプ板とラムの下部の間で上型をクランプすると共 に、上記クランプ板の下部に、上型の係止溝に係脱自在に係合する保持手段を設 けたものである。
【0005】
上記構成によりラムに複数の油圧シリンダを設ける必要がないことから、クラ ンプ装置の小型軽量化が図れると共に、アンクランプしても自重により上型が落 下することがないため、金型の交換が安全かつ容易に行えるようになる。
【0006】
この考案の一実施例を図2以下に示す図面を参照して詳述する。 これら図において1はプレスブレーキのような折曲げ機のラムで、図示しない 駆動機構により上下動自在となっていると共に、下部に段部1aが形成されてい て、この段部1aに上型2の上端部が下方より挿入されている。 3は上記ラム1の下部との間で上型2の上端部をクランプするクランプ装置で 、ラム1の幅方向に複数分割されたクランプ板4を有しており、これらクランプ 板4の下部とラム1の下部との間で上型2をクランプするようになっている。
【0007】 上記各クランプ板4のほぼ中央にはピン孔4aが穿設されていて、これらピン 孔4aに遊嵌されたピン5により上記ラム1に揺動自在に取付けられていると共 に、各ピン5上方のクランプ板4には、支持ピン6の植設されていて、これら支 持ピン6の一端にクランプ板4とほぼ同じ大きさのロッカ板7が揺動自在に係合 されている。 また上記ピン5の両側には、ラム1とクランプ板4の間に圧縮ばね8が介在さ れていて、これら圧縮ばね8によりクランプ板4がアンクランプ方向へ付勢され ている。
【0008】 一方上記クランプ板4の上部にはロックピン10の一端が植設されていると共 に、ロックピン10と反対のラム1側面には、押板11を介してクランプホース 12が当接されている。 上記クランプホース12はラム1内に幅方向に形成された溝1b内に収容され ていて、油圧を供給すると膨張して押板11を介してクランプ板4の上部をクラ ンプ方向へ押圧すると共に、各ロックピン10の他端側には、ロッカ7の上部に 設けられたボールプランジャよりなる係止手段14に係合する係止溝10aが形 成されている。
【0009】 また上記クランプ板4の下部には圧縮ばね16により上型2方向へ付勢された 保持ピン17が設けられていて、保持ピン17の一端は上型2の上部に形成され た係止溝2aに保持ブロック17aを介して係合されており、保持ピン17の他 端はロッカ7の下部に係合されている。
【0010】 次に作用を説明すると、折曲げ機の稼働時には、クランプホース12へ供給さ れた油圧により押板11を介して各クランプ板4の上部がクランプ方向へ付勢さ れ、各クランプ板4の下部とラム1の下部の間で図3に示すように上型2がクラ ンプされている。 次に上型2を交換するため、上型2をアンクランプする場合は、クランプホー ス12内の油圧を抜出する。 これによってクランプホース12が収縮するため、圧縮ばね8の作用で各クラ ンプ板4がピン5を中心にアンクランプ方向へ回動されるが、各クランプ板4の 下部に設けられた保持ピン17の先端に設けられた保持ブロック17aが上型2 の係止溝2a内に嵌入されているため、上型2が自重により落下することがない 。
【0011】 この状態から上型2を外すには、図4に示すようにロッカ7の上部を押すと、 ロッカ7の上部に設けられた係止手段14がロックピン10の係止溝10aに係 合して、ロッカ7がクランプ板4とほぼ平行に保持されると共に、保持ピン17 先端の保持ブロック17aが上型2の係止溝2aより抜け出すので、上型2を手 で保持しながら上記操作を行うことにより、上型2をラム1より取外すことがで きるようになる。 また上型2を取外したら、ロッカ7の下部を押して保持ピン17先端の保持ブ ロック17aが突出した状態にする。
【0012】 一方ラム1にて上型2を取付ける場合は、ラム1の下部とクランプ板4の間に 上型2の上端を挿入する。 これによって上型2の上部が保持ピン17先端の保持ブロック17aに設けら れた傾斜面17bに当接するので、さらに上型2を押し上げると、圧縮ばね16 に抗して保持ピン17が没入すると共に、上型2が所定位置になると保持ピン1 7先端の保持ブロック17aが係止溝2a内に嵌入してその位置に上型2を保持 する。 次にこの状態でクランプホース12へ油圧を供給すると、クランプ板4がクラ ンプ方向へ回動されるため、上型2をクランプすることができる。 またこの状態でラム1を下降させて図示しない下型に当接させることにより、 上型2の取付け状態に傾きや段差があっても水平に修正することができる。
【0013】
この考案は以上詳述したように、ラムの幅方向に設けたクランプホースへ油圧 を供給することにより、ラムの下部とクランプ板との間で上型がクランプできる ため、従来のラムの幅方向に複数の油圧シリンダを設けたものに比べて構成が簡 単で、かつ小型軽量化できることから安価に提供できると共に、クランプ装置の 軽量化によりラムの駆動部に加わる負荷も少なくなるため、駆動部の能力も小さ くできる。 また上型をアンクランプしても自重により落下することがないため、金型の交 換作業が安全かつ容易に行えると共に、分割型を使用している場合、保持ブロッ クの係合を外すことにより任意な上型のみを交換できるため、全上型を支える必 要がなく、金型の交換がさらに容易に行える。
【図1】従来の金型クランプ装置を示す説明図である。
【図2】この考案の一実施例になる金型クランプ装置の
正面図である。
正面図である。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】この考案の一実施例になる金型クランプ装置の
作用説明図である。
作用説明図である。
1…ラム、2…上型、2a…係止溝、4…クランプ板、
7…ロッカ、12…クランプホース。
7…ロッカ、12…クランプホース。
Claims (3)
- 【請求項1】 上下動自在なラム1に取付けられた上型
2と上記ラム1の下方に固定された下型の間で板状のワ
ークを折曲げ加工する折曲げ機において、上記ラム1の
下部に付勢手段によりアンクランプ方向へ付勢され、か
つラムの幅方向に設けられたクランプホース12により
クランプ方向へ回動されるクランプ板4を設けて、この
クランプ板4とラム1の下部の間で上型2をクランプす
ると共に、上記クランプ板4の下部に、上型2の係止溝
2aに係脱自在に係合する保持手段を設けてなる折曲げ
機の金型クランプ装置。 - 【請求項2】 クランプ板4をラム1の幅方向に複数分
割して、各クランプ板4毎に保持手段を設けてなる請求
項1記載の金型クランプ装置。 - 【請求項3】 保持手段の係脱操作をクランプ板4に揺
動自在に取付けられたロッカ7により行うようにしてな
る請求項1記載の金型クランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4032092U JPH0619916U (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 折曲げ機の金型クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4032092U JPH0619916U (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 折曲げ機の金型クランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0619916U true JPH0619916U (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=12577324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4032092U Pending JPH0619916U (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 折曲げ機の金型クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619916U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012053388A1 (ja) * | 2010-10-19 | 2012-04-26 | 株式会社 アマダ | プレスブレーキの上型ホルダ装置 |
WO2019230909A1 (ja) * | 2018-06-01 | 2019-12-05 | 株式会社アマダホールディングス | 中間板装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6254524A (ja) * | 1985-09-04 | 1987-03-10 | Hitachi Ltd | 金型自動クランプ装置 |
JPS6434691A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-06 | Yokohama Rubber Co Ltd | Wall surface walking machine |
JPH0244884U (ja) * | 1988-09-16 | 1990-03-28 |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP4032092U patent/JPH0619916U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6254524A (ja) * | 1985-09-04 | 1987-03-10 | Hitachi Ltd | 金型自動クランプ装置 |
JPS6434691A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-06 | Yokohama Rubber Co Ltd | Wall surface walking machine |
JPH0244884U (ja) * | 1988-09-16 | 1990-03-28 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012053388A1 (ja) * | 2010-10-19 | 2012-04-26 | 株式会社 アマダ | プレスブレーキの上型ホルダ装置 |
JP2012086239A (ja) * | 2010-10-19 | 2012-05-10 | Amada Co Ltd | 上型ホルダ装置 |
WO2019230909A1 (ja) * | 2018-06-01 | 2019-12-05 | 株式会社アマダホールディングス | 中間板装置 |
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