JP2566068Y2 - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP2566068Y2
JP2566068Y2 JP1992048675U JP4867592U JP2566068Y2 JP 2566068 Y2 JP2566068 Y2 JP 2566068Y2 JP 1992048675 U JP1992048675 U JP 1992048675U JP 4867592 U JP4867592 U JP 4867592U JP 2566068 Y2 JP2566068 Y2 JP 2566068Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クランプ対象物を盤面
に押圧固定する形式のクランプ装置に関し、特に射出成
形機の金型等をクランプするのに好適のクランプ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、射出成形機の金型を盤面に固
定するのに、例えば、図10、図11に示すように、通
称「松葉」と称するクランプアーム100であって、先
端部から延びる切欠き状のスリット101を有するクラ
ンプアーム100の途中部を盤面に螺合固定したクラン
プ駆動力を入力する為の支点ボルト102で支持し、ク
ランプアーム100の先端部でクランプ対象物である金
型103を押さえ、クランプアーム100の基端部をス
ペーサ104で支持する構造のクランプ装置が広く実用
に供されている。このクランプ装置では、盤面に所定の
配列ピッチで形成された複数のタップ穴を有効活用し
て、クランプ対象物をクランプでき、且つ構造が簡単で
軽量で安価であるため、今日も広く使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記クランプ装置で
は、支点ボルトを緩めることで、クランプアームの位置
を適宜調節可能であるが、非クランプ状態ではクランプ
アームと支点ボルトとスペーサとが何ら連結されていな
いことから、それらがバラバラになりやすく、その取扱
が面倒である。 即ち、横型射出成形機の鉛直な盤面に
金型を固定するような場合、スペーサとクランプアーム
を手で押さえつつ支点ボルトを締結する必要があるし、
またクランプ解除する場合にも、前記同様にクランプア
ームとスペーサとを手で押さえつつ支点ボルトを緩める
必要があり、クランプ及びクランプ解除の作業性が悪
く、且つクランプアームやスペーサが落下しやすく作業
の安全性の面でも問題がある。また、不使用時、クラン
プ装置を盤面に保持しておくことが出来ず、取り外し
て、別途保管場所に保管しておかないと、部品が紛失す
る虞がある。更に、金型クランプの都度、支点ボルトを
盤面のタップ穴に螺合させるため、盤面のタップ穴が摩
耗したりして使用不能になることも少なくない。本考案
の目的は、簡単な構成であって複数の部品がバラバラに
ならないようなクランプ装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1のクランプ装置
は、クランプ対象物を盤面に押圧固定するクランプ装置
において、前記クランプ本体の前端部の上部に出力部を
形成し、この出力部にクランプ対象物を盤面の方へ押圧
固定するクランプ手段を設け、前記クランプ本体に前後
方向に細長い断面T字状のガイド孔を形成し、前記ガイ
ド孔に挿通させて脚部盤面のボルト穴に螺合固定され
る前後1対の反力支持兼案内用のボルト部材を設け、前
記クランプ本体に作用するクランプ反力をボルト部材に
支持させる反力支持機構であって、前記ガイド孔内にお
いて前後1対のボルト部材に夫々外嵌されて盤面に固定
される鍔付きブッシュと、これら鍔付きブッシュの上端
部の鍔部で係止されるガイド孔の段部とを備えた反力支
持機構を設け、前記ボルト部材と鍔付きブッシュとガイ
ド孔とを含み、非クランプ状態においてクランプ本体を
前後方向に移動可能に案内する案内機構を設けたもので
ある。
【0005】請求項2のクランプ装置は、クランプ対象
物を盤面に押圧固定するクランプ装置において、前記ク
ランプ本体の前端部の上部に出力部を形成し、この出力
部にクランプ対象物を盤面の方へ押圧固定するクランプ
手段を設け、前記クランプ本体に前後方向に細長い断面
T字状のガイド孔を形成し、前記ガイド孔に挿通させて
脚部が盤面のボルト穴に螺合固定される少なくとも1本
の反力支持兼案内用のボルト部材を設け、前記クランプ
本体に作用するクランプ反力をボルト部材に支持させる
反力支持機構であって、前記ガイド孔内において前記ボ
ルト部材で盤面に固定される1つの鍔付きブッシュと、
この鍔付きブッシュの上端部の鍔部で係止されるガイド
孔の段部とを備えた反力支持機構を設け、前記ボルト部
材と鍔付きブッシュとガイド孔とを含み、非クランプ状
態においてクランプ本体を前後方向に移動可能に案内す
る案内機構を設けたものである。
【0006】請求項3のクランプ装置は、クランプ対象
物を盤面に押圧固定するクランプ装置において、前記ク
ランプ本体の前端部の上部に出力部を形成し、この出力
部にクランプ対象物を盤面の方へ押圧固定するクランプ
手段を設け、前記クランプ本体に前後方向に細長いガイ
ド孔を形成し、前記ガイド孔に挿通させて脚部が盤面の
ボルト穴に螺合固定される前後1対の反力支持兼案内用
のボルト部材を設け、前記クランプ本体に作用するクラ
ンプ反力をボルト部材に支持させる反力支持機構であっ
て、1対のボルト部材のボルト頭部と、これらボルト頭
部で係止されるガイド孔の上端外縁部とを備えた反力支
持機構を設け、前記ボルト部材とガイド孔とを含み、非
クランプ状態においてクランプ本体を前後方向に移動可
能に案内する案内機構を設けたものである。請求項
クランプ装置は、請求項1〜3の何れか1項のクランプ
装置において、前記クランプ手段を、クランプ本体の出
力部に盤面と直交状に形成されたボルト用螺孔と、この
ボルト用螺孔に螺着されたクランプボルトとで構成した
ものである。請求項のクランプ装置は、請求項1〜3
の何れか1項のクランプ装置において、前記クランプ手
段を、クランプ本体の出力部に盤面と直交方向向きに装
着され出力ロッドを盤面に進出駆動可能にした油圧シリ
ンダで構成したものである。
【0007】
【作用】請求項1のクランプ装置においては、クランプ
本体の前端部の上部のクランプ手段を作動させてクラン
プするときには、反力支持機構がクランプ反力をボルト
部材に支持させる。クランプ解除した状態では、反力支
持機構とボルト部材を介して、クランプ本体の盤面から
の脱落が防止されて、クランプ本体は盤面に保持され、
また、案内機構により、クランプ本体が前後方向に移動
自在に案内されるので、クランプ対象物からクランプ本
体を離隔させることが出来る。クランプ対象物をクラン
プする際には、クランプ本体をクランプ対象物の方へ移
動させ、クランプ手段によりクランプ対象物を盤面に押
圧固定することが出来る。
【0008】しかも、反力支持機構を、断面T字状のガ
イド孔内において前後1対のボルト部材に夫々外嵌され
て盤面に固定される鍔付きブッシュと、これら鍔付きブ
ッシュの上端部の鍔部で係止されるガイド孔の段部とで
構成したので、鍔付きブッシュとボルト部材の高さを小
さく出来る。そして、前記案内機構が、前後1対の鍔付
きブッシュを含むので、1対の鍔付きブッシュを反力支
持機構と案内機構とに有効活用できる。請求項のクラ
ンプ装置においては、基本的に請求項1と同様の作用を
奏するが、反力支持機構を、断面T字状のガイド孔内に
おいて少なくとも1本のボルト部材で盤面に固定される
1つの鍔付きブッシュ部材と、この鍔付きブッシュ部材
の上端部の鍔部で係止されるガイド孔の段部とで構成し
たので、鍔付きブッシュとボルト部材の高さを小さく
し、且つ鍔付きブッシュ部材の部品数を少なくできる。
【0009】請求項のクランプ装置においては、基本
的に請求項1と同様の作用を奏するが、反力支持機構
を、前後1対のボルト部材のボルト頭部と、これらボル
ト頭部で係止されるガイド孔の上端外縁部とで構成した
ので、部品数を少なくできる。請求項のクランプ装置
においては、クランプ手段を、クランプ本体の出力部に
盤面と直交状に形成されたボルト用螺孔と、このボルト
用螺孔に螺着されたクランプボルトとで構成したので、
クランプ手段の構成が簡単化する。請求項のクランプ
装置においては、クランプ手段を、クランプ本体の出力
部に盤面と直交方向向きに装着され出力ロッドを盤面に
進出駆動可能にした油圧シリンダで構成したので、大き
なクランプカを発生させることが出来る。
【0010】
【考案の効果】請求項1のクランプ装置によれば、クラ
ンプ本体に形成したガイド孔と、ボルト部材と、反力支
持機構と、案内機構とを設けたことにより、非クランプ
状態においても、クランプ本体とボルト部材とがバラバ
ラにならないため、クランプ装置を盤面に保持できるこ
と、クランプ装置の保管・管理が簡単化すること、非ク
ランプ状態においてクランプ本体をクランプ対象物から
離隔できること、クランプ本体をクランプ対象物のサイ
ズに応じた位置に移動させてクランプできること、ボル
ト部材の着脱回数を大幅に低減できるため盤面のボルト
穴の摩耗を防止できること、クランプ及びクランプ解除
の作業能率が向上すること、クランプ装置の部品の脱落
がないため、安全性が向上すること、鍔付きブッシュと
ボルト部材の高さを小さく出来ること、1対の鍔付きブ
ッシュを反力支持機構と案内機構とに有効活用できるこ
と、等の効果が得られる。
【0011】請求項のクランプ装置によれば、請求項
1とほぼ同様の効果が得られるうえ、鍔付きブッシュと
ボルト部材の高さを小さくし、且つ鍔付きブッシュ部材
の部品数を少なくできる。請求項のクランプ装置によ
れば、請求項1とほぼ同様の効果が得られるうえ、1対
のボルト部材のボルト頭部でクランプ本体を係止して反
力を支持するため、部品数を少なく出来る。請求項
クランプ装置によれば、クランプ手段の構成を簡単化で
きる。請求項のクランプ装置によれば、大きなクラン
プ力を発生出来る。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例のクランプ装置は、横型又は立型の
射出成形機の金型を金型固定盤の盤面に固定する為のク
ランプ装置に本考案を適用した場合の一例である。図1
〜図3に示すように、クランプ装置Cは、クランプ本体
10と、2本のボルト部材11と、鍔付きブッシュ12
と、クランプボルト13等で構成されている。
【0013】前記クランプ本体10は前後方向に細長い
略直方体状をなし、その前端部の上部には、前方へ突出
する出力部14が形成され、クランプ本体10には、そ
の全高に亙り且つ前後方向に延びる立向きのガイド孔1
5(その長さは、例えば、130〜150mm程度であ
る)が形成され、クランプ本体10の底面は金型固定盤
2の盤面3に当接する平面状に形成され、クランプ本体
10の上端面も、底面と平行な平面状に形成されてい
る。前記ガイド孔15は、正面視にて断面T字状で、下
半部の狭幅孔16と、上半部の広幅孔17とからなり、
狭幅孔16と広幅孔17との境界部には、上向きの段部
18が形成されている。
【0014】前記出力部14には、盤面3に直交状のボ
ルト用螺孔14aが形成され、このボルト用螺孔14a
にクランプボルト13が挿通状に螺合されている。前記
鍔付きブッシュ12の上端部には、広幅孔17に僅かの
隙間をもって嵌まる鍔部20が形成され、また、鍔付き
ブッシュ12の筒部21は狭幅孔16に僅かの隙間をも
って嵌まるように構成され、筒部21の高さは、狭幅孔
16の高さよりも僅かに大きく設定してある。
【0015】盤面3のボルト穴4は、盤面3に例えば前
後方向50mmピッチで形成されたボルト穴であり、前
記ガイド孔15に2本の鍔付きブッシュ12を挿入して
鍔部20を段部18に接近させ、且つ2本の鍔付きブッ
シュ12を前後1対のボルト穴4に対応させた状態にお
いて、各鍔付きブッシュ12に、反力支持兼案内用のボ
ルト部材11を挿通させてそのボルト部材11の脚部を
ボルト穴4に螺合させ且つボルト部材11のボルト頭部
11aを鍔部20に当接させることにより、2本の鍔付
きブッシュ12が盤面3に固定されるが、この状態にお
いて、クランプ本体10は、2本の鍔付きブッシュ12
と、ガイド孔15との案内作用で前後方向に移動可能に
案内され、且つ2本の鍔付きブッシュ12の鍔部20で
左右両側の段部18を係止することにより、クランプ本
体10は、盤面3から離隔しないように支持されてい
る。
【0016】前記出力部14のクランプボルト用螺孔1
4aとクランプボルト13とがクランプ手段に相当し、
また、ガイド孔15の左右両側の段部18と、2つの鍔
付きブッシュ12がクランプ反力を2本のボルト部材1
1に支持させる反力支持機構に相当し、2本のボルト部
材11とガイド孔15と2つの鍔付きブッシュ12と
が、非クランプ状態においてクランプ本体10を前後方
向に移動自在に案内する案内機構に相当する。
【0017】次に、クランプ装置Cの作用について説明
する。クランプボルト13を緩めた非クランプ状態で
は、図1に示すように、クランプ本体10を後方へ移動
させてクランプ対象物である金型1から離隔した位置に
保持でき、また金型1をクランプする際には、鎖線で示
すように、クランプ本体10を前進させてクランプ本体
10の前端下部の位置規制面22を金型1に当接させた
状態においてクランプボルト13を螺締することによ
り、クランプボルト13の先端部で金型1を盤面3に押
圧固定することが出来る。このクランプ状態におけるク
ランプ反力は、左右両側の段部18から2つの鍔部20
を介して2本のボルト部材11のボルト頭部11aに伝
達され、2本のボルト部材11で支持されることにな
る。
【0018】尚、図4に示すように、工作機械で加工す
るワーク30等をワーク固定盤31に固定するのにも、
前記クランプ装置Cを活用出来るし、その他種々のクラ
ンプ対象物を固定するのにも前記クランプ装置Cを適用
できる。ここで、前記クランプ手段としては、図5に示
すように、クランプ本体10の出力部14に盤面3と直
交状に油圧シリンダ40を設け、そのピストン41の上
側の作動油室42を外部の油圧供給源に接続し、作動油
室42に供給した油圧で出力ロッド43を下方へ進出駆
動可能に構成してもよい。
【0019】前記実施例の一部を変更した別実施例につ
いて説明する。但し、前記実施例と同様の構成要素に同
一符号を付して説明を省略する。図6、図7に示すよう
に、前記鍔付きブッシュ12Aを一体的に形成し、その
一体化された鍔付きブッシュ12Aを前後1対のボルト
部材11で盤面3に固定する。但し、その一体的に形成
された鍔付きブッシュ12Aを1本のボルト部材で盤面
3に固定してもよい。
【0020】図8、図9に示すように、クランプ本体1
0にその全高に亙り且つ全高に亙って等幅で且つ前後方
向に細長いガイド孔15Aを形成し、このガイド孔15
Aに僅かの隙間をもって挿通させた2本のボルト部材1
1Aを前後に離隔したボルト穴4に螺合し、2本のボル
ト部材11Aのボルト頭部11bでガイド孔15Aの上
端外縁部23(これは、クランプ本体10Aの上端面の
うちの一部である)を僅かの隙間をもって係止するよう
に構成し、非クランプ状態では、クランプ本体10を前
後方向へ移動可能に案内するとともに、クランプ状態で
は、2本のボルト部材11Aのボルト頭部11bでガイ
ド孔15Aの上端外縁部23を係止することでクランプ
反力を支持させる。
【0021】この構造の場合 、ガイド孔15Aの上端
外縁部23と、ボルト頭部11bとが、反力支持機構に
相当し、ガイド孔15Aと2本のボルト部材11Aと
が、案内機構に相当する。尚、この構造の場合、ボルト
部材11Aを1本だけ設け、ガイド孔15A内にあるボ
ルト部材11Aの部分にガイド孔15Aと等幅の且つ前
方及び/又は後方へ所定小長さ延びる案内部材を固着す
れば、クランプ本体10Aがボルト部材11Aの周りに
回動しなくなるため、ボルト部材11Aとそれに固着し
た案内部材とでクランプ本体10Aを前後方向に移動可
能に案内することができる。
【0022】前記実施例のクランプ装置Cによれば、非
クランプ状態のとき、クランプ装置Cを構成する諸部品
がバラバラになることはなく、クランプ本体10,10
Aの方向性も維持されるため、クランプ及びクランプ解
除の作業能率を向上でき、非クランプ状態においてクラ
ンプ本体10,10Aを前後方向に移動可能なので、ク
ランプ対象物の大きさに応じた位置へクランプ本体1
0,10Aを移動させてクランプでき、盤面3のボルト
穴4を有効活用してボルト部材11,11Aを盤面3に
螺合でき、ボルト部材11,11Aを螺合したまま種々
の大きさのクランプ対象物をクランプできるためボルト
穴4の摩耗や損傷を防止できる。特に、盤面3が鉛直向
きの場合でも、非クランプ状態においてもクランプ本体
10,10Aもその他の部品も脱落しないため、安全性
においても優れている。
【0023】尚、前記実施例では、ガイド孔15,15
Aの上端をオープン状態としたが、ガイド孔15,15
Aの上端を着脱自在に閉じる薄板部材を設ければ、ガイ
ド孔15,15Aへのゴミ等が入るのを防止できる。
尚、前記実施例では、ガイド孔15,15Aをクランプ
本体10,10Aの全高に亙るものに構成したが、ガイ
ド孔としてクランプ本体の後端部又は前端部に開口する
前後方向に細長い断面T字状のT溝を形成し、盤面に螺
合固定した前後1対のボルト部材の上半部分をT溝内に
収容し、これらボルト部材のボルト頭部をT溝の上半部
の広幅溝内に位置させてもよい。但し、必要に応じて、
前記T溝の開口端部をピンやボルトや回動式又はスライ
ド式の小片やプラグ部材やその他種々の部材で全面的又
は部分的に開閉自在に閉じるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るクランプ装置の縦断面図である。
【図2】前記クランプ装置の平面図である。
【図3】前記クランプ装置の背面図である。
【図4】前記クランプの別の使用例を示す斜視図であ
る。
【図5】クランプ手段としての油圧シリンダの縦断面図
である。
【図6】別実施例に係るクランプ装置の図1相当図であ
る。
【図7】図6のクランプ装置の平面図である。
【図8】別実施例に係るクランプ装置の図1相当図であ
る。
【図9】図8のクランプ装置の平面図である。
【図10】従来技術に係るクランプ装置の側面図であ
る。
【図11】図10のクランプ装置の平面図である。
【符号の説明】
C クランプ装置 10,10A クランプ本体 11,11A ボルト部材 11a,11b ボルト頭部 12 鍔付きブッシュ 13 クランプボルト 14 出力部 15,15A ガイド孔 18 段部 20 鍔部 40 油圧シリンダ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B30B 15/02 B30B 15/02 C

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ対象物を盤面に押圧固定するク
    ランプ装置において、前記クランプ本体の前端部の上部
    に出力部を形成し、この出力部にクランプ対象物を盤面
    の方へ押圧固定するクランプ手段を設け、 前記クランプ本体に前後方向に細長い断面T字状のガイ
    ド孔を形成し、 前記ガイド孔に挿通させて脚部盤面のボルト穴に螺合
    固定される前後1対の反力支持兼案内用のボルト部材を
    設け、 前記クランプ本体に作用するクランプ反力をボルト部材
    に支持させる反力支持機構であって、前記ガイド孔内に
    おいて前後1対のボルト部材に夫々外嵌されて盤面に固
    定される鍔付きブッシュと、これら鍔付きブッシュの上
    端部の鍔部で係止されるガイド孔の段部とを備えた反力
    支持機構を設け、 前記ボルト部材と鍔付きブッシュとガイド孔とを含み、
    非クランプ状態においてクランプ本体を前後方向に移動
    可能に案内する案内機構を設けた、 ことを特徴とするクランプ装置。
  2. 【請求項2】 クランプ対象物を盤面に押圧固定するク
    ランプ装置において、前記クランプ本体の前端部の上部
    に出力部を形成し、この出力部にクランプ対象物を盤面
    の方へ押圧固定するクランプ手段を設け、 前記クランプ本体に前後方向に細長い断面T字状のガイ
    ド孔を形成し、 前記ガイド孔に挿通させて脚部が盤面のボルト穴に螺合
    固定される少なくとも1本の反力支持兼案内用のボルト
    部材を設け、 前記クランプ本体に作用するクランプ反力をボルト部材
    に支持させる反力支持機構であって、前記ガイド孔内に
    おいて前記ボルト部材で盤面に固定される1つの鍔付き
    ブッシュと、この鍔付きブッシュの上端部の鍔部で係止
    されるガイド孔の段部とを備えた反力支持機構を設け、 前記ボルト部材と鍔付きブッシュとガイド孔とを含み、
    非クランプ状態においてクランプ本体を前後方向に移動
    可能に案内する案内機構を設けた、 ことを特徴とするクランプ装置。
  3. 【請求項3】 クランプ対象物を盤面に押圧固定するク
    ランプ装置において、前記クランプ本体の前端部の上部
    に出力部を形成し、この出力部にクランプ対 象物を盤面
    の方へ押圧固定するクランプ手段を設け、 前記クランプ本体に前後方向に細長いガイド孔を形成
    し、 前記ガイド孔に挿通させて脚部が盤面のボルト穴に螺合
    固定される前後1対のの反力支持兼案内用のボルト部材
    を設け、 前記クランプ本体に作用するクランプ反力をボルト部材
    に支持させる反力支持機構であって、1対のボルト部材
    のボルト頭部と、これらボルト頭部で係止されるガイド
    孔の上端外縁部とを備えた反力支持機構を設け、 前記ボルト部材とガイド孔とを含み、非クランプ状態に
    おいてクランプ本体を前後方向に移動可能に案内する案
    内機構を設けた、 ことを特徴とするクランプ装置。
  4. 【請求項4】 前記クランプ手段を、クランプ本体の出
    力部に盤面と直交状に形成されたボルト用螺孔と、この
    ボルト用螺孔に螺着されたクランプボルトとで構成した
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のク
    ランプ装置。
  5. 【請求項5】 前記クランプ手段を、クランプ本体の出
    力部に盤面と直交方向向きに装着され出力ロッドを盤面
    向けて進出駆動可能にした油圧シリンダで構成したこ
    とを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のクラ
    ンプ装置。
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JPH063534U (ja) 1994-01-18

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