JP2004050265A - 金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は数種類のダイを用意しなくても、、厚さの異なる板材を曲げ加工することができるとともに、板材を曲げ加工してもスリキズが付くのを確実に防止することができる金型を得るにある。
【解決手段】パンチとダイによって板材を曲げ加工する金型において、ダイをダイ本体と、このダイ本体の上面ほぼ中央部に形成された型材収納凹部と、この型材収納凹部内に収納される該型材収納凹部の幅寸法よりも小さな幅寸法で中央上部にV溝を有するほぼ中央部より2分割された2分割型材と、この2分割型材の密着が可能でかつ該2分割型材を常時外方へ押し圧することができるように取付けられた複数個の付勢スプリングと、型材収納凹部と2分割型材との間に選択的に着脱可能に収納される厚さ寸法の異なる複数対のスペ−サ−と、型材収納凹部内に収納された2分割型材を付勢スプリングの付勢力に抗して中央部方向に押し圧するダイ本体の該型材収納凹部と対応する部位に形成された複数個のねじ孔にそれぞれ螺合される押し圧ねじとで金型を構成している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアルミ板、ステンレス板、普通鋼板、表面処理鋼板等の金属の板を曲げ加工する金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、板材を曲げ加工する場合には、加工する板材の厚さによってV溝の開口端部の幅寸法が異なる複数種のダイとパンチを用いた金型が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の板材を曲げ加工する金型は曲げ加工する板材の厚さによってV溝の開口端部の幅寸法が異なるダイを用いるため、数種類のダイが必要となり、設備費がかかるという欠点があるとともに、曲げ加工時にダイのV溝の端部によって板材にスリキズが付いてしまうという欠点があった。
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、数種類のダイを用意しなくても、V溝の開口端部の幅寸法を調整して、厚さの異なる板材を曲げ加工することができる金型を提供することを目的としている。
【0005】
また、本発明は厚さの異なる板材を1個のダイで曲げ加工できるとともに、板材を曲げ加工してもスリキズが付くのを確実に防止することができる金型を提供することを目的としている。
【0006】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明はパンチとダイによって板材を曲げ加工する金型において、前記ダイをダイ本体と、このダイ本体の上面ほぼ中央部に形成された型材収納凹部と、この型材収納凹部内に収納される、該型材収納凹部の幅寸法よりも小さな幅寸法で中央上部にV溝を有するほぼ中央部より2分割された2分割型材と、この2分割型材の密着が可能で、かつ該2分割型材を常時外方へ押し圧することができるように取付けられた複数個の付勢スプリングと、前記型材収納凹部と前記2分割型材との間に選択的に着脱可能に収納される、厚さ寸法の異なる複数対のスペ−サ−と、前記型材収納凹部内に収納された2分割型材を前記付勢スプリングの付勢力に抗して中央部方向に押し圧する前記ダイ本体の、該型材収納凹部と対応する部位に形成された複数個のねじ孔にそれぞれ螺合される押し圧ねじとで金型を構成している。
【0008】
また、本発明はパンチとダイによって板材を曲げ加工する金型において、前記ダイをダイ本体と、このダイ本体の上面ほぼ中央部に形成された型材収納凹部と、この型材収納凹部内に収納される、該型材収納凹部の幅寸法よりも小さな幅寸法で中央上部にV溝を有するほぼ中央部より2分割された2分割型材と、この2分割型材間に選択的に収納される厚さの異なる複数個のスペ−サ−と、前記2分割型材間にスペ−サ−を介装したり、介装しない状態で着脱可能に固定する2分割型材固定手段と、前記型材収納凹部内に収納された2分割型材を中央部に位置するように押し圧する、前記ダイ本体の該型材収納凹部と対応する部位に形成された複数個のねじ孔にそれぞれ螺合される押し圧ねじとで金型を構成している。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0010】
図1ないし図8に示す本発明の第1の実施の形態において、1は曲げ加工機械2に取付けられて使用される、パンチ3とダイ4とからなる本発明の金型で、この金型1のパンチ3は前記曲げ加工機械2のパンチ支持具5に複数個の取付け金具6を用いて着脱可能に固定されている。
【0011】
前記金型1のダイ4は前記曲げ加工機械2の油圧シリンダ−を用いた上下移動機構(図示せず)によって上下移動するダイ支持台7に支持あるいは複数本のボルト8によって着脱可能に取付けられるもので、その形状は図2ないし図4に示すように前記ダイ支持台7に位置決め溝9に挿入される位置決め片10が底面に形成されたダイ本体11と、このダイ本体11の上面ほぼ中央部に形成された型材収納凹部12と、この型材収納凹部12内に収納される該型材収納凹部12の幅寸法よりも小さな幅寸法で、中央部にV溝13を有するほぼ中央部より一方の分割型材14aと他方の分割型材14bとなるように2分割された2分割型材14と、この2分割型材14の一方の分割型材14aと他方の型材14bとが密着が可能で、かつ該分割型材14a、14bを常時外方へ押し圧することができるように、対向面が開口する付勢スプリング収納凹部15、15に収納状態で取付けられた複数個の付勢スプリング16と、前記型材収納凹部12と前記分割型材14a、14bとの間に選択的に着脱可能に収納される、厚さ寸法が異なる、例えば0.5mm、1.0mm、1.5mm等の複数対の押し圧ねじ挿入凹部17a、17aを有するスペ−サ−17、17と、前記型材収納凹部12内に収納された分割型材14a、14bを前記付勢スプリング16の付勢力に抗して中央部方向に押し圧する、前記ダイ本体11の該型材収納凹部12と対応する部位に形成された複数個のねじ孔18、18にそれぞれ螺合される押し圧ねじ19、19と、前記分割型材14a、14bのV溝13の上部に位置する部位に傾斜状態でほぼU字状の凹部20、20を形成して、該凹部20、20に溶着剤等で収納固定されたV溝13の角度αよりもわずかに小さい角度βの傾斜面21、21を有するデルリン、FRB等の硬質の合成樹脂材製の緩衝材22、22と、前記型材収納凹部12内から前記分割型材14a、14bの脱出するのを阻止する、該型材収納凹部12の開口端部側が順次小幅寸法となるように形成された傾斜面の側壁12a、12aと、この側壁12a、12aと分割型材14a、14bが当接状態で平行状態となる傾斜面の外壁面14c、14cとで分割型材脱出阻止手段23とで構成されている。
【0012】
上記構成の金型1のダイ4は、曲げ加工する板材の厚さに最適な状態となるようにV溝13の開口部の幅寸法を複数本の押し圧ねじ19、19を螺締方向に回転させて、型材収納凹部12と分割型材14a、14bとの間に所定厚さのスペ−サ−17、17を挿入して、複数本の押し圧ねじ19、19を緩める方向に回転させ、分割型材14a、14bを複数個の付勢スプリング16、16の付勢力によってスペ−サ−17、17を介して型材収納凹部12の側壁12a、12aに押し圧した状態で固定した状態にする。
また、曲げ加工機械2のパンチ支持具5に複数個の取付け金具6によってパンチ3を固定するとともに、ダイ支持台7に複数本のボルト8によってダイ本体11を固定する。
【0013】
この状態で、曲げ加工する金属の板材24をダイ4に支持させ、上下移動機構(図示せず)を作動させてダイ4を上昇させることにより、図7および図8に示すように、パンチ3の先端部が板材24を曲げながらダイ4のV溝13内へ押し込み、ほぼ直角に板材24を曲げるが、この板材24を曲げる時には、板材24は緩衝材22、22の傾斜面21、21に押し圧された状態で曲げられるため、従来のようにV溝の端部によってスリキズが発生するのを確実に阻止することができる。
なお、型材収納凹部12と2分割型材14との間に挿入するスペ−サ−17、17の厚さを変えることにより、分割型材14a、14b間の寸法、すなわちV溝13の開口端部の幅寸法を変えることができる。
【0014】
【発明の異なる実施の形態】
次に、図9ないし図18に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0015】
図9および図10に示す本発明の第2の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、一方の分割型材14aの両端部に左右方向のスライド凹部25、25を形成して、端部にねじ孔26、26を形成するとともに、他方の分割型材14bの両端部に前記スライド凹部25、25にスライド移動する係止片27、27を形成し、該部にねじ挿入孔28、28を形成して前記ねじ孔26、26と螺合するねじ29、29を取付けた2分割型材14Aを用いた点で、このように構成した2分割型材14Aはダイ本体11の型材収納凹部12内に収納した後、両端部のねじ29、29を外すことにより、一方の分割型材14aと他方の分割型材14bとを複数個の付勢スプリング16によって外方へ付勢することができ、型材収納凹部12内への2分割型材14Aの取付け作業が容易で、かつ前方の押し圧ねじ19、19の操作だけでスペ−サ−17、17の交換作業が可能なダイ4Aを用いた金型1Aにできる。
なお、本発明の実施の形態では一方の分割型材14aと他方の分割型材14bの両端部より係止片27、27やねじ29、29が突出しないように設けることにより、複数本接続した状態での使用が可能にできる。
【0016】
図11ないし図13に示す本発明の第3の実施の形態において、前記本発明の第2の実施の形態と主に異なる点は、ダイ本体11の型材収納凹部12が位置する部位の両端部に係止溝30、30を形成し、該係止溝30、30に挿入され複数本のビス31、31によって固定されたガイドバ−32、32と、このガイドバ−32、32に左右方向にスライド移動可能に係止するように、分割型材14a、14bの両端部に形成したスライド溝33、33、33、33とからなる分割型材脱出阻止手段23Aを用いるとともに、ダイ本体11の溝13の上部に位置する部位に垂直方向のチャンネル状の凹部20A、20Aを形成し、該凹部20A、20Aに緩衝材22A、22Aを固定した点で、このように構成したダイ4Bを用いた金型1Bにしても、前記本発明の第2の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0017】
図14および図15に示す本発明の第4の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、一方の分割型材14aに複数個のボルト挿入孔34を形成するとともに、他方の分割型材14bに前記ボルト挿入孔34と対応するねじ孔35を形成し、前記ボルト挿入孔34にそれぞれ挿入されたボルト36をねじ孔35に螺合させ、一方の分割型材14aと他方の分割型材14bとの間にスペ−サ−17を介装できるようにしたダイ4Cを用いた点で、このように構成したダイ4Cを用いて構成した金型1Cにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られるとともに、ダイ4Cの取付け作業を容易に行なうことができる。
【0018】
図16ないし図18に示す本発明の第5の実施の形態において、前記本発明の第4の実施の形態と主に異なる点は、押し圧ねじ19が当接する部位の一方の分割型材14aと他方の分割型材14bに押し圧ねじ挿入凹部37、37、37、37の先端部が収納されるように形成した分割型材脱出阻止手段23Bを用いたダイ4Dを使用した点で、このように形成されたダイ4Dを用いて構成した金型1Dにしても、前記本発明の第4の実施形態と同様な作用効果が得られる。
【0019】
前記本発明の各実施の形態では、V溝13部に緩衝材22、22を配置するものについて説明したが、本発明はこれに限らず、緩衝材を用いないものを使用してもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0021】
(1)パンチとダイによって板材を曲げ加工する金型において、前記ダイをダイ本体と、このダイ本体の上面ほぼ中央部に形成された型材収納凹部と、この型材収納凹部内に収納される、該型材収納凹部の幅寸法よりも小さな幅寸法で中央上部にV溝を有するほぼ中央部より2分割された2分割型材と、この2分割型材の密着が可能で、かつ該2分割型材を常時外方へ押し圧することができるように取付けられた複数個の付勢スプリングと、前記型材収納凹部と前記2分割型材との間に選択的に着脱可能に収納される、厚さ寸法の異なる複数対のスペ−サ−と、前記型材収納凹部内に収納された2分割型材を前記付勢スプリングの付勢力に抗して中央部方向に押し圧する前記ダイ本体の、該型材収納凹部と対応する部位に形成された複数個のねじ孔にそれぞれ螺合される押し圧ねじとで構成されているので、V溝の開口端部の幅寸法を任意に調整して使用することができる。
したがって、加工する板材の厚さに最適な状態にして使用することができる。
【0022】
(2)前記(1)によって、従来のようにV溝の開口端部の幅寸法の異なるものを複数個用意しなくてもよいので、経済的に使用することができる。
【0023】
(3)前記(1)によって、小ロットの厚さの異なる板材の曲げ加工に最適に使用することができる。
【0024】
(4)請求項2は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、曲げ加工時にV溝の緩衝材によって、スリキズが付くのを効率よく阻止することができる。
【0025】
(5)請求項3は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、2分割型材の取付け、取り外しが容易にできる。
【0026】
(6)請求項4も前記(1)〜(5)と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の使用状態の説明図。
【図2】本発明の第1の実施の形態のダイの斜視図。
【図3】図2の3−3線に沿う拡大断面図。
【図4】図3の要部拡大断面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態のダイ本体の説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の2分割型材の説明図。
【図7】本発明の第1の実施の形態のスペ−サ−の説明図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の板材を曲げた状態の説明図。
【図9】本発明の第2の実施の形態の使用状態の説明図。
【図10】本発明の第2の実施の形態のダイの要部説明図。
【図11】本発明の第3の実施の形態の使用状態の説明図。
【図12】本発明の第3の実施の形態のダイの説明図。
【図13】本発明の第3の実施の形態のダイの要部説明図。
【図14】本発明の第4の実施の形態の使用状態の説明図。
【図15】本発明の第4の実施の形態のダイの説明図。
【図16】本発明の第5の実施の形態の使用状態の説明図。
【図17】本発明の第5の実施の形態のダイの説明図。
【図18】図17の18−18線に沿う断面図。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D:金型、
2:曲げ加工機械、   3:パンチ、
4、4A、4B、4C、4D:ダイ、
5:パンチ支持具、   6:取付け金具、
7:ダイ支持台、    8:ボルト、
9:位置決め溝、    10:位置決め片、
11:ダイ本体、    12:型材収納凹部、
13:V溝、      14a:一方の分割型材、
14b:他方の分割型材、14、14A:2分割型材、
15:付勢スプリング収納凹部、
16:付勢スプリング、 17:スペ−サ−、
18:ねじ孔、     19:押し圧ねじ、
20、20A:凹部、  21:傾斜面、
22、22A:緩衝材、
23、23A、23B:分割型材脱出阻止手段、
24:曲げ加工する板材、25:スライド凹部、
26:ねじ孔、     27:係止片、
28:ねじ挿入孔、   29:ねじ、
30:係止溝、     31:ビス、
32:ガイドバ−、   33:スライド溝、
34:ボルト挿入孔、  35:ねじ孔、
36:ボルト、     37:押し圧ねじ挿入凹部。

Claims (4)

  1. パンチとダイによって板材を曲げ加工する金型において、前記ダイをダイ本体と、このダイ本体の上面ほぼ中央部に形成された型材収納凹部と、この型材収納凹部内に収納される、該型材収納凹部の幅寸法よりも小さな幅寸法で中央上部にV溝を有するほぼ中央部より2分割された2分割型材と、この2分割型材の密着が可能で、かつ該2分割型材を常時外方へ押し圧することができるように取付けられた複数個の付勢スプリングと、前記型材収納凹部と前記2分割型材との間に選択的に着脱可能に収納される、厚さ寸法の異なる複数対のスペ−サ−と、前記型材収納凹部内に収納された2分割型材を前記付勢スプリングの付勢力に抗して中央部方向に押し圧する前記ダイ本体の、該型材収納凹部と対応する部位に形成された複数個のねじ孔にそれぞれ螺合される押し圧ねじとで構成したことを特徴とする金型。
  2. パンチとダイによって板材を曲げ加工する金型において、前記ダイをダイ本体と、このダイ本体の上面ほぼ中央部に形成された型材収納凹部と、この型材収納凹部内に収納される、該型材収納凹部の幅寸法よりも小さな幅寸法で中央上部にV溝を有するほぼ中央部より2分割された2分割型材と、この2分割型材の密着が可能で、かつ該2分割型材を常時外方へ押し圧することができるように取付けられた複数個の付勢スプリングと、前記2分割型材のV溝の上部に位置する部位に凹部を形成して、該凹部に収納固定されたV溝の角度よりもわずかに小さい角度の傾斜面を有する硬質の合成樹脂材製の緩衝材と、前記型材収納凹部と前記2分割型材との間に選択的に着脱可能に収納される、厚さ寸法の異なる複数対のスペ−サ−と、前記型材収納凹部内に収納された2分割型材を前記付勢スプリングの付勢力に抗して中央部方向に押し圧する前記ダイ本体の、該型材収納凹部と対応する部位に形成された複数個のねじ孔にそれぞれ螺合される押し圧ねじとで構成したことを特徴とする金型。
  3. パンチとダイによって板材を曲げ加工する金型において、前記ダイをダイ本体と、このダイ本体の上面ほぼ中央部に形成された型材収納凹部と、この型材収納凹部内に収納される、該型材収納凹部の幅寸法よりも小さな幅寸法で中央上部にV溝を有するほぼ中央部より2分割された2分割型材と、この2分割型材間に選択的に収納される厚さの異なる複数個のスペ−サ−と、前記2分割型材間にスペ−サ−を介装したり、介装しない状態で着脱可能に固定する2分割型材固定手段と、前記型材収納凹部内に収納された2分割型材を中央部に位置するように押し圧する、前記ダイ本体の該型材収納凹部と対応する部位に形成された複数個のねじ孔にそれぞれ螺合される押し圧ねじとで構成したことを特徴とする金型。
  4. パンチとダイによって板材を曲げ加工する金型において、前記ダイをダイ本体と、このダイ本体の上面ほぼ中央部に形成された型材収納凹部と、この型材収納凹部内に収納される、該型材収納凹部の幅寸法よりも小さな幅寸法で中央上部にV溝を有するほぼ中央部より2分割された2分割型材と、この2分割型材間に選択的に収納される厚さの異なる複数個のスペ−サ−と、前記2分割型材間にスペ−サ−を介装したり、介装しない状態で着脱可能に固定する2分割型材固定手段と、前記2分割型材のV溝の上部に位置する部位に凹部を形成して、該凹部に収納固定されたV溝の角度よりもわずかに小さい角度の傾斜面を有する硬質の合成樹脂材製の緩衝材と、前記型材収納凹部内に収納された2分割型材を中央部に位置するように押し圧する、前記ダイ本体の該型材収納凹部と対応する部位に形成された複数個のねじ孔にそれぞれ螺合される押し圧ねじとで構成したことを特徴とする金型。
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