JP2018126776A - 切り起こし用下部金型及び切り起こし用金型セット - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークWの内側に形成した切り起こし片に相当する部分Wf’の幅寸法が短い場合であっても、プレスブレーキによる切り起こし加工によってワークWの内側に切り起こし片Wfを曲げ成形すること。【解決手段】下部金型ベース24の凹部26に、半円柱状の曲げロール40が回転可能に設けられ、曲げロール40の上部における金型厚み方向の一方側にロール当接爪部42が金型幅方向に沿って形成され、曲げロール40の上部における金型厚み方向の他方側であって金型幅方向の一部の領域にのみ、曲げ爪部(押上げ爪部)44が形成されている。曲げロール40は、金型幅方向に沿って分割した複数の曲げロールセグメント40sにより構成されている。【選択図】 図3

Description

本発明は、板状のワーク(板金)の内側(外周縁部の内側)に形成した切り起こし片に相当する部分に対して、プレスブレーキによって切り起こし加工を行う際に用いられる切り起こし用下部金型等に関する。
板状のワークの外周縁部の一部に対してプレスブレーキによって切り起こし加工を行う際には、プレスブレーキにおける下部テーブルの上端部に装着される切り起こし用下部金型が用いられる。そして、従来の切り起こし用下部金型の構成は、次の通りである(特許文献1等参照)。
切り起こし用下部金型は、プレスブレーキにおける下部テーブルの上端部に着脱可能な下部金型ベースを具備しており、下部金型ベースの上部には、半円柱状の凹部が金型幅方向に沿って形成されている。また、下部金型ベースの上部における凹部の金型幅方向(切り起こし用下部金型の幅方向)の一方側には、ワークを支持するワークサポートが上下方向へ移動可能に設けられている。ワークサポートは、プレスブレーキにおける上部テーブルの下端部に装着した切り起こし用上部金型と協働してワークを挟持するようになっており、ワークサポートには、金型幅方向の他方側へ突出したサポート舌部が金型幅方向に沿って形成されている。
下部金型ベースの凹部には、半円柱状の曲げロール(曲げロータ)が金型幅方向に平行な回転軸心周りに正逆回転方向に回転可能に設けられている。また、曲げロールの上部(上面)における金型厚み方向の一方側には、ワークサポートのサポート舌部の下部(下面)に当接するロール当接部が金型幅方向の全域(曲げロールの長手方向の全域)に亘って形成されている。曲げロールの上部(上面)における金型厚み方向の他方側には、ワークの外周縁部の一部を曲げる曲げ爪部が金型幅方向の全域に亘って形成されている。更に、曲げロールは、ワークサポートの上下方向の移動に連動して正逆回転方向に回転するように構成されている。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1の他に、特許文献2及び特許文献3に示すものがある。
実開平7−33413号公報 特開平1−143722号公報 実開昭56−165516号のマイクロフィルム
ところで、前述のように、ロール当接部だけでなく、曲げ爪部が曲げロールの上部に金型幅方向の全域に亘って形成されており、曲げ爪部の幅寸法(金型幅方向の長さ)がロール当接部の幅寸法、換言すれば、曲げロールの幅寸法と同じ寸法に設定されている。また、曲げロールの回転安定性を維持しつつ、下部金型ベースに過大な圧力が働かないようにするためには、曲げロールの幅寸法を十分に確保する必要があり、その結果、曲げ爪部の幅寸法が長くなっている。そのため、図1(a)(b)に示すように、ワークWの内側(外周縁部の内側)に形成した切り起こし片に相当する部分Wf’の幅寸法が短い場合には、プレスブレーキによる切り起こし加工によってワークWの内側に切り起こし片Wfを曲げ成形することはできないという問題がある。
なお、図1(a)は、ワークの内側に形成した切り起こし片に相当する部分に対して切り起こし加工を行う前の状態を示す斜視図であり、図1(b)は、ワークにおける切り起こし片に相当する部分に対して切り起こし加工を行った後の状態を示す斜視図である。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成からなる切り起こし用下部金型等を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、板状のワーク(板金)の内側(外周縁部の内側)に形成した切り起こし片に相当する部分に対して、プレスブレーキによって切り起こし加工を行う際に用いられる切り起こし用下部金型において、前記プレスブレーキにおける下部テーブルの上端部に着脱可能であって、上部に半円柱状の凹部が金型幅方向に沿って形成された下部金型ベースと、前記下部金型ベースにおける前記凹部の金型厚み方向の一方側に上下方向へ移動可能に設けられ、金型厚み方向の他方側へ突出したサポート舌部(サポート突出部)が金型幅方向に沿って形成され、前記プレスブレーキにおける上部テーブルの下端部に装着した切り起こし用上部金型と協働してワークを挟持するワークサポートと、前記下部金型ベースの前記凹部に回転可能に設けられ、上部(上面)における金型厚み方向の一方側に前記ワークサポートの前記サポート舌部の下部(下面)に当接するロール当接部が金型幅方向に沿って形成され、上部における金型厚み方向の他方側であって金型幅方向の一部の領域にのみワークにおける切り起こし片に相当する部分を曲げる曲げ爪部が形成され、前記ワークサポートの上下方向の移動に連動して正逆回転方向に回転するように構成された半円柱状の曲げロール(曲げロータ)と、を具備したことである。
本発明の第1の態様によると、前述のように、前記曲げ爪部が前記曲げロールの上部における金型幅方向の一部の領域にのみ形成されている。そのため、前記曲げロールの幅寸法(金型幅方向の長さ)を十分に確保しつつ、ワークの内側に形成した切り起こし片に相当する部分の幅寸法が短い場合であっても、前記曲げ爪部の幅寸法をワークにおける切り起こし片に相当する部分に応じた幅寸法に設定することができる。
本発明の第2の態様は、板状のワーク(板金)の内側に形成した切り起こし片に相当する部分に対して、プレスブレーキによって切り起こし加工を行う際に用いられる切り起こし用金型セットにおいて、前記プレスブレーキにおける上部テーブルの下端部に着脱可能であって、先端側にワークを上方向から押さえる押さえ部(押さえ面)が金型幅方向に沿って形成された切り起こし用上部金型と、前記プレスブレーキにおける下部テーブルの上端部に着脱可能であって、本発明の第1の態様により構成された切り起こし用下部金型と、からなることである。
本発明の第2の態様によると、本発明の第1の態様と同様の作用を奏する。
本発明によれば、ワークの内側に形成した切り起こし片に相当する部分の幅寸法が短い場合であっても、前記プレスブレーキによる切り起こし加工によってワークの内側に切り起こし片を曲げ成形することができる。
図1(a)は、ワークの内側に形成した切り起こし片に相当する部分に対して切り起こし加工を行う前の状態を示す斜視図であり、図1(b)は、ワークにおける切り起こし片に相当する部分に対して切り起こし加工を行った後の状態を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る起こし用上部金型セットを示す側面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る切り起こし用金型セットを示す拡大側断面図である。 図4(a)は、1つの曲げ爪部を有した曲げロールの斜視図であり、図4(b)は、複数(例えば2つ)の曲げ爪部を有した曲げロールの斜視図であり、図4(c)は、2つの曲げロールセグメントの斜視図である。 図5(a)(b)は、本発明の実施形態に係る切り起こし用金型セットの動作を説明する図である。 図6(a)(b)は、本発明の実施形態に係る切り起こし用金型セットの動作を説明する図である。 図7は、本発明の実施形態に係る切り起こし用金型セットを用いて1つの切り起こし片を曲げ成形した様子を示す斜視図である。図7において、プレスブレーキにおける上部テーブル及び下部テーブルの図示を省略している。 図8は、本発明の実施形態に係る切り起こし用金型セットを用いて複数(例えば2つ)の切り起こし片を同時に曲げ成形した様子を示す斜視図である。図8において、プレスブレーキにおける上部テーブル及び下部テーブルの図示を省略している。
本発明の実施形態について図1(a)(b)から図8を参照して説明する。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられる」とは、直接的に設けられることの他に、別部材を介して間接的に設けられることを含む意である。「装着される」とは、直接的に装着されることの他に、別部材を介して間接的に装着されることを含む意である。また、「金型幅方向」とは、切り起こし加工用上部金型又は切り起こし加工用下部金型の幅方向のことをいう。「金型厚み方向」とは、切り起こし加工用上部金型又は切り起こし加工用下部金型の厚み方向のことをいう。図面中、「CA」は、金型厚み方向、「CAs」は、金型厚み方向の一方側、「CAo」は、金型厚み方向の他方側、「CB」は、金型幅方向、「CBs」は、金型幅方向の一方側、「CBo」は、金型幅方向の他方側、「U」は、上方向、「D」は、下方向をそれぞれ指している。
図1(a)(b)及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る切り起こし用金型セット10は、板状のワーク(板金)Wの内側(外周縁部の内側)に形成した切り起こし片に相当する部分Wf’に対して、プレスブレーキ(一部のみ図示)によって切り起こし加工を行う際に用いられる金型セットである。また、切り起こし用金型セット10は、プレスブレーキにおける上部テーブル12(側面から見た一部の図示)の下端部に上部金型ホルダ(図示省略)を介して着脱可能な切り起こし用上部金型14と、プレスブレーキにおける下部テーブル16(側面から見た一部の図示)の上端部に下部金型ホルダ(図示省略)を介して着脱可能な切り起こし用下部金型18とからなる。なお、切り起こし片に相当する部分Wf’は、ワークWの内側に形成したスリットWs等によって区画されている。
まず、本発明の実施形態に係る切り起こし用上部金型14の構成について簡単に説明する。
図2に示すように、切り起こし用上部金型14は、金型幅方向へ延びており、切り起こし用上部金型14の幅寸法(金型幅方向の長さ)は、切り起こし用下部金型18の幅寸法以上に設定されている。また、切り起こし用上部金型14の基端部(上端部)には、切り起こし用上部金型14を上部テーブル12の下端部に装着するためのシャンク部20が金型幅方向に沿って形成されている。また、切り起こし用上部金型14の先端部(下端部)には、ワークWにおける切り起こし片に相当する部分Wf’の近傍を上方向から押さえる押さえ部22が金型幅方向に沿って形成されており、押さえ部22の先端面(下端面)は、平坦に形成されている。
続いて、本発明の実施形態に係る切り起こし用下部金型18の具体的な構成について説明する。
図2及び図3に示すように、切り起こし用下部金型18は、下部テーブル16の上端部に複数の下部金型ホルダを介して着脱可能な下部金型ベース24を具備しており、下部金型ベース24は、金型幅方向へ延びている。また、下部金型ベース24の上部(上面)には、半円柱状の凹部26が金型幅方向に沿って形成されており、凹部26の金型幅方向の両側は、それぞれ開口されている。
下部金型ベース24の上部における凹部26の金型厚み方向の一方側には、段部(段差部)28が金型幅方向に沿って形成されており、段部28には、複数(1つのみ図示)のガイド穴30が金型幅方向に間隔を置いて形成されている。また、下部金型ベース24の正面(金型厚み方向の他側面)には、複数(1つのみ図示)の取付穴32が金型幅方向に間隔を置いて形成されている。各取付穴32の入口側(下端側)には、雌ねじ部32aが形成されていおり、各取付穴32の出口側(上端側)は、凹部26の底面側に連通している。
下部金型ベース24の各ガイド穴30には、ガイドロッド34が上下方向へ移動可能に設けられている。複数のガイドロッド34の上端部には、ワークWにおける切り起こし片に相当する部分Wf’の近傍を支持するワークサポート36が一体的に連結されている。換言すれば、下部金型ベース24の上部における凹部26の金型厚み方向の一方側には、ワークサポート36が複数のガイドロッド34を介して上下方向へ移動可能に設けられている。
ワークサポート36は、切り起こし用上部金型14の押さえ部22と協働してワークWにおける切り起こし片に相当する部分Wf’の近傍を挟持するようになっている。また、ワークサポート36は、金型幅方向へ延びており、本発明の実施形態にあっては、ワークサポート36の幅寸法(金型幅方向の長さ)は、下部金型ベース24の幅寸法と同じ寸法に設定されている。更に、ワークサポート36の上部には、金型厚み方向の他方側へ突出したサポート舌部(サポート突出部)38が金型幅方向に沿って形成されている。
下部金型ベース24の凹部26には、半円柱状の曲げロール(曲げロータ)40が金型幅方向に平行な回転軸心周りに正逆回転方向(図2及び図3において時計回り方向・反時計回り方向)に回転可能に設けられている。また、曲げロール40は、金型幅方向へ延びており、本発明の実施形態にあっては、曲げロール40の幅寸法は、下部金型ベース24の幅寸法以下に設定されている。曲げロール40は、下部金型ベース24の凹部26に対して金型幅方向の一方側から着脱可能になっている
図2、図3、及び図4(a)(b)に示すように、曲げロール40の上部(上面)における金型厚み方向の一方側には、サポート舌部38の下部(下面)に当接するロール当接部としてのロール当接爪部42が金型幅方向に沿って形成されている。また、ロール当接爪部42の先端面(当接面)は、平坦に形成されている。更に、曲げロール40の上部における金型厚み方向の他方側であって金型幅方向の一部の領域にのみ、ワークWにおける切り起こし片に相当する部分Wf’を押し上げて曲げる曲げ爪部(押上げ爪部)44が形成されている。ここで、金型幅方向の一部の領域とは、金型幅方向の1箇所の領域だけでなく、金型幅方向の複数箇所の領域を含む意である。なお、図4(a)は、金型幅方向の1箇所の領域に曲げ爪部44が形成された様子を示しており、図4(b)は、金型幅方向の複数箇所(例えば2箇所)の領域に曲げ爪部44が形成された様子を示している。
図4(a)(b)(c)に示すように、曲げロール40は、金型幅方向(曲げロール40の長手方向)に沿って分割した複数の曲げロールセグメント(回転ロールセグメント)40sにより構成されている。また、金型幅方向に隣接する各一対の曲げロールセグメント40sのうち、一方の曲げロールセグメント40sの隣接側の側面には、複数の嵌合穴46が形成されている。金型幅方向に隣接する各一対の曲げロールセグメント40sのうち、他方の曲げロールセグメント40sの隣接側の側面には、一方の曲げロールセグメント40sの対応(整合)する嵌合穴46に嵌合可能な複数の嵌合凸部としての複数の嵌合ピン48が形成されている。
図3に示すように、複数の曲げロールセグメント40sのうち各取付穴32に整合する曲げロールセグメント40s(以下、所定の曲げロールセグメント40sという)の下部には、切欠50が形成されている。また、各取付穴32の出口側には、所定の曲げロールセグメント40sの切欠50に係合可能な係合ピン52が設けられている。各取付穴32の雌ねじ部32a(入口側)には、六角穴付きの止めネジ54が螺合して設けられている。更に、各取付穴32における係合ピン52と止めネジ54との間には、ロール当接爪部42とサポート舌部38との接触状態を保つように、曲げロール40を逆回転方向(図3において反時計回り方向)へ付勢する付勢部材としてのスプリング56が設けられている。換言すれば、曲げロール40は、複数のスプリング56の付勢力によってワークサポートの上下方向の移動に連動して正逆回転方向に回転するように構成されている。なお、各スプリング56の付勢力は、止めネジ54の締め付けによって調整可能である。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
図2及び図5(a)に示すように、ワークWにおける切り起こし片に相当する部分Wfが曲げ爪部44の上側に位置するように、ワークWを切り起こし用下部金型18に対して位置決めする。次に、図2及び図5(b)に示すように、上部テーブル12の下降動作(下方向の移動動作)によって切り起こし用上部金型14を下方向へ移動させて、押さえ部22とワークサポート36の協働によりワークWにおける切り起こし片に相当する部分Wfの近傍を挟持する。
図6(a)に示すように、切り起こし用上部金型14を更に下方向へ移動させると、サポート舌部38の下部とロール当接爪部42との当接状態を保ちながら、ワークサポート36が切り起こし用上部金型14と一体的に下方向へ移動する。すると、押さえ部22とワークサポート36との協働によりワークWにおける切り起こし片に相当する部分Wfの近傍を挟持した状態で、曲げロール40が複数のスプリング56の付勢力に抗して正回転方向(図6において時計回り方向)に回転して、曲げ爪部44がワークWにおける切り起こし片に相当する部分Wf’を押し上げて曲げる。これにより、図6(b)及び図7に示すように、ワークWにおける切り起こし片に相当する部分Wfに対して切り起こし加工を行って、ワークWの内側に切り起こし片Wfを曲げ成形することができる。
ワークWの内側に切り起こし片Wfを曲げ成形した後に、上部テーブル12の上昇動作(上方向の移動動作)によって切り起こし用上部金型14を上方向へ移動させる。すると、サポート舌部38の下部とロール当接爪部42との当接状態を保ちながら、曲げロール40が複数のスプリング56の付勢力によって逆回転方向に回転すると共に、ワークサポート36が上方向へ移動する。これにより、切り起こし用下部金型18を元の状態に復帰させることができる。
そして、本発明の実施形態においては、前述のように、曲げ爪部44が曲げロール40の上部における金型幅方向の一部の領域にのみ形成されている。そのため、曲げロール40の幅寸法を十分に確保しつつ、ワークWの内側に形成した切り起こし片に相当する部分Wf’の幅寸法が短い場合であっても、曲げ爪部44の幅寸法をワークWにおける切り起こし片に相当する部分Wf’に応じた幅寸法に設定することができる。よって、本発明の実施形態によれば、前述の場合であっても、プレスブレーキによる切り起こし加工によってワークWの内側に切り起こし片Wfを曲げ成形することができる。
また、本発明の実施形態においては、前述のように、曲げロール40が金型幅方向に沿って分割した複数の曲げロールセグメント40sにより構成されている。そのため、複数の曲げロールセグメント40sの組み合わせを変えることにより、曲げ爪部44の幅寸法、曲げ爪部44の個数、及び複数の曲げ爪部44の配置等を適宜に変更することができる。よって、本発明の実施形態によれば、切り起こし片Wfの幅寸法を任意に変えたり、図8に示すように、複数(例えば2つ)の切り起こし片Wfを同時に曲げ成形したりすることができ、プレスブレーキによる起こし加工の汎用性及び作業性を高めることができる。特に、曲げロール40が下部金型ベース24の凹部26に対して金型幅方向の一方側から着脱可能になっているため、曲げロール40のみを交換するだけで、プレスブレーキによる起こし加工の汎用性及び作業性を高めることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、適宜の変更を行うことにより、その他、種々の態様で実施可能である。そして、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものである。
10 切り起こし用金型セット
12 上部テーブル
14 切り起こし用上部金型
16 下部テーブル
18 切り起こし用下部金型
22 押さえ部
24 下部金型ベース
26 凹部
28 段部(段差部)
30 ガイド穴
32 取付穴
34 ガイドロッド
36 ワークサポート
38 サポート舌部
40 曲げロール(曲げロータ)
40S 曲げロールセグメント
42 ロール当接爪部(ロール当接部)
44 曲げ爪部
46 嵌合穴
48 嵌合ピン(嵌合凸部)
W ワーク(板金)
Wf 切り起こし片
Wf’ ワークにおける切り起こし片に相当する部分
Ws スリット

Claims (5)

  1. 板状のワークの内側に形成した切り起こし片に相当する部分に対して、プレスブレーキによって切り起こし加工を行う際に用いられる切り起こし用下部金型において、
    前記プレスブレーキにおける下部テーブルの上端部に着脱可能であって、上部に半円柱状の凹部が金型幅方向に沿って形成された下部金型ベースと、
    前記下部金型ベースにおける前記凹部の金型厚み方向の一方側に上下方向へ移動可能に設けられ、金型厚み方向の他方側へ突出したサポート舌部が金型幅方向に沿って形成され、前記プレスブレーキにおける上部テーブルの下端部に装着した切り起こし用上部金型と協働してワークを挟持するワークサポートと、
    前記下部金型ベースの前記凹部に回転可能に設けられ、上部における金型厚み方向の一方側に前記サポート舌部の下部に当接するロール当接部が金型幅方向に沿って形成され、上部における金型厚み方向の他方側であって金型幅方向の一部の領域にのみワークにおける切り起こし片に相当する部分を曲げる曲げ爪部が形成され、前記ワークサポートの上下方向の移動に連動して正逆回転方向に回転するように構成された半円柱状の曲げロールと、を具備したことを特徴とする切り起こし用下部金型。
  2. 前記曲げロールは、金型幅方向に沿って分割した複数の曲げロールセグメントにより構成されている請求項1に記載の切り起こし用下部金型。
  3. 前記曲げロールセグメントが前記下部金型ベースの前記凹部に対して着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の切り起こし用下部金型。
  4. 金型幅方向に隣接する各一対の前記曲げロールセグメントのうち、一方の前記曲げロールセグメントの隣接側の側面に嵌合穴が形成され、他方の前記曲げロールセグメントの隣接側の側面に一方の前記曲げロールセグメントの前記嵌合穴に嵌合可能な嵌合凸部が形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の切り起こし用下部金型。
  5. 板状のワークの内側に形成した切り起こし片に相当する部分に対して、プレスブレーキによって切り起こし加工を行う際に用いられる切り起こし用金型セットにおいて、
    前記プレスブレーキにおける上部テーブルの下端部に着脱可能であって、先端側にワークを上方向から押さえる押さえ部が金型幅方向に沿って形成された切り起こし用上部金型と、
    前記プレスブレーキにおける下部テーブルの上端部に着脱可能であって、請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の切り起こし用下部金型と、からなることを特徴とする切り起こし用金型セット。
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